キルギス入国

2012/8/21 火
始:8:35 ~ 終:18:25 走行:66km
~ 国境 ~ Karamyk ~ Karamykの先20km

日本での慣用名はキルギスタンではなくキルギスである。○○スタンという国名を持つ中央アジアの国々の中で、何故キルギスだけキルギスタンではないのか。素朴な疑問。

準備を終えて出発しようとしていると、昨日追い抜いた三人のフランス人が走ってきた。昨晩は手前にあったタジク人の家に泊めてもらったらしい。
マリーとジャンとジョーの三人組。これまた実に感じのいい三人である。
マリーとジャンは陶芸家。陶芸の勉強をしに日本に行ったことがあるというマリーは、信楽とか笠間とか焼物に関係した地名をよく知っていた。
三人は自分らの発つ二日ほど前にドゥシャンベの宿に来たのだけれど、実はドゥシャンベには自分らより早く入っていて、パミールが開くのを待っている間一週間ほどどこかの山へ走りに行っていたようである。
この先ビシュケクまでルートが同じだからまたどこかで会いそうだが、念のため別れ際にアドレス交換をしておいた。

タジキスタンに入る以前から、ずーっと天気が安定している。
基本的に乾燥しているのだが、朝は湿気のためなのか白っ茶けていて、たいてい山がよく見えない。日本の山とは逆なんだけど、午後になると空気が澄んできて、山が一番美しく見えるのは夕方の時間帯。
夜は快晴で、毎晩天の川がよく見えている。標高のわりに星がよく見えるのは空気がきれいなためなのか、それとも乾燥しているためなのか。

20kmほど走ったところでドーズのチェーンが切れた・・・。厳密には切れてないけど切れる寸前。
日陰を探したものの見当たらず、諦めて直射の注ぐ路上でチェーンのコマ交換。8Sのものも10Sのものもチェーンのコマはたくさん持っている。

25km弱走ったところに検問があった。
自転車はゲートの脇をすり抜けてしまえるのだけれど、一応小屋の中にいたポリスに声をかける。パスポートのチェックのみ。
性懲りもなくパミールのことを訊いてみる。まだ閉まっていていつ開くのかわからない、というようなことを言っていた。やっぱりね・・・。

35km地点にタジキスタン側のイミグレ。キルギス側からのトラックが列を成しているのが遠目にもわかる。
出発してからここまでマガジンが一軒もなく、行動食の買い出しができなかった。最後にタバコに換えようと思っていたのに、タジキスタンのお金も40ドル分くらい余ってしまった。

国境にいる人たちは全員使えない・・・どこで出国の手続きをするのか、訊く人訊く人全員言うことが違う。関係のない建屋の中で無駄に待たされたりした。最後の最後まで実にタジキスタンっぽい。
スタンプをもらうのはトラックの運ちゃんたちがたむろしていた建屋とは別の小屋だった。場所さえわかれば手続きはスムーズで、荷物検査もなくすんなり越境。

ここからキルギス側の国境までが遠い。緩衝地帯が11kmもあった。ほとんど一山越える勢いだ。
タジキスタン側のゲートを越えるとダートになる。路面は荒れていて、かなり悪い。6kmほどが上り。
キルギス側の国境手前から恐ろしくきれいなアスファルト舗装になる。すごいギャップだ。

キルギスは中央アジアの国々で唯一ビザが不要で(ヨーロッパの一部の国もちょっと前から要らなくなったらしい)、入国手続きもすぐに終わる。
手続きを終えたところへ、屋根に自転車を積んだ四駆がやって来た。乗っていたのはドゥシャンベの宿で一緒だったスイス人の女の子二人。
彼女たちは先週の水曜に、奇跡的にパーミットをもらえていた。が、結局道路は閉鎖中であり、パーミットを持っていても何の意味もなかった。
パミール待ちで既に三週間も使ってしまっていた彼女たち。仕方なく車でホールーグまで行こうとしていたのだがそれもダメになり、このまま車でサリタシまで行くと言う。
嘘か本当か、どこからの情報か、明日一日だけサリタシの国境が開いてムルガーブまで行ける、という話をしていた。これもまた怪しい情報だ・・・。
ムルガーブから先は相変らず閉鎖されているが、パミールへ行くラストチャンス!ということで、サリタシからムルガーブまで往復することにしたらしい。
仮に情報が正しいとしても、ムルガーブまでじゃまだほんの入口で、ハイライトのワハン渓谷は走れないから、自分らの感覚ではあまり意味のないことのように思える。しかも同じ道を往復しなきゃならないなんて・・・そこまでしてパミールハイウェイに拘るということは、この夏パミールを走るためだけにはるばる中央アジアまでやって来たのかもしれない。タジキスタンのビザはダブルエントリーにしたのだろうか?

キルギスに入って道が平坦になった。谷が広くなり、ところどころに平らな牧草地も見える。
タジキスタンに比べて人も明るくなる。黙ってジーーーッとこちらを凝視していることはなくなった。ホッとする。やっぱ気のせいじゃなくタジキスタンは暗かったよなぁ・・・。
カラムクの町中には入らなかったので、途中にあったGSでおっちゃんにタジキスタンのお金をキルギスのお金に両替えしてもらった。もちろんレートはよくないけれどしようがない。
ちなみにキルギスの通貨はソム(KGS)で、レートは$1=47KGSといったところ。

両替えはできたものの、30km以上先までマガジンはないらしい。今さらカラムクへ戻るのも面倒だし、買い出しは諦めてそのままサリタシ方面へ走ることにした。
テン場はよりどりみどり。水だけ心もとなかったので、途中の民家に頼んで分けてもらった。ウォッカでベロベロの爺ちゃんが快く水をくれた。泊まっていけとも言ってくれたのだけれど、遠慮してもうしばらく走り、道路脇に広がる牧草地の木陰に幕営。標高2,450mほど。

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今日もいい天気                           気持ちのいい道

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朝は白っ茶けていて山がキレイに見えない

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子供が乗ると様になる

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フランス人の三人:マリーとジャンとジョー            チェーンが切れた・・・

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日陰がまったくない                         コマ交換完了!

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ドーズ復活!                            タジキスタン国境に並ぶトラックの列

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11kmもある緩衝地帯                        ほとんど一山越える勢い

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この谷沿いに走ってきた                      やっぱ山っていいよな・・・

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キルギス側国境手前・・・ギャップがすごい           キルギス入国

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なんかすごくキレイだぞ・・・

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美しいところだ

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なんとも言えない不思議な地形をしている

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どこまでも続く道

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谷が開けた

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テン場もこんな素敵なところ                    テント張り放題

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近くで羊を放牧していた女の子

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 104_Kyrgyzstan 1 / キルギス 1] | 2013.12.07(Sat) PageTop
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遊牧民の土地 その1

2012/8/22 水
始:8:05 ~ 終:17:30 走行:83km
~ Deraut-Kurgan ~ Karakabak ~ Sary-Mogol ~ Sary-Tashの手前25kmほど

珍しく雲が多い。南(右手方向)にある高峰は雲の中で見えない。
昨日も書いたとおり、キルギスに入ってから人々が陽気でどこか人懐っこくなった。挨拶すらろくにできなかったタジクの人たちとはえらい違いだ。
挨拶のとき、ここでは他の旧ソ連邦の国々と同様、「アトゥクーダ?」と訊かれる。ロシア語で「どこから来た?」という意味であるが、こう訊くのが普通であると思う。初対面の外国人に対して、いきなり「ニーハオ」とか「チナ」とか言ってくる国はやはりどこかおかしい。
その国の印象というのは、ほぼ人で決まる。食とか景観以前の問題だ。その国の人間が外から来た人にどう接しているのか、そんなことでその国の印象が決まる。よって、国にとってその国の人間の素行(さらに広く捉えれば民度ということになる)というのは極めて重要なものである。

のどかなところだ。
右手には雪をかぶった高峰(4,000~5,000mと思われる)、左手には雪のついていない茶色の岩山。ともに山裾には草原が広がっている。草の淡い緑がまた何とも言えずいい感じだ。
広い谷の中をアスファルトの一本道がズドンと走っている。路面は驚くほどキレイで、これまたロードバイクのための道といったところ。
時どき吹く風がひんやりしていて心地いい。もうどこか秋といった様相だ。ありがたいことに、風は斜め後方からの追い風である。
ここは遊牧民の土地。タジキスタンやウズベキスタンと比べて遊牧民の色が濃い。
男は多くの人が独特のとんがり帽子をかぶっている。

キルギスに入って急に日本の車を見るようになった。しかも、メーカが(日本)国内専用に生産しているであろうミニバンが多く、右側通行にもかかわらずどれも右ハンドルである。
気になって車内をのぞかせてもらったら、コーションラベルの類は日本語のみ。まぎれもなく日本の中古車だ。ロシア経由で入ってくるのであろうか?
日本のどこかで誰かが乗っていた車が、今こうして遠いキルギスの地を走っているのかと思うと感慨深い。その昔自分の乗っていた車も、ひょっとしたら今ごろ世界のどこかで第二、第三の人生(とは言わないか)を歩んでいるのかもしれない。
話が飛ぶが、'98年にロシアの極東地域をオートバイで走ったとき、現地を走っている車の九割以上は日本の中古車だった。新潟の港にはロシアへ運ばれる中古車がごまんと集められていた。
右側通行の国なのに走っている車はほとんどが右ハンドル、という光景はちょっと異常だ。

朝から腹の調子が芳しくない。Deraut-Kurganのカフェで食事したとき飲んだコーラが古かったと見える。
まがい物じゃなくれっきとしたコカコーラだったのだが、味がおかしかった。コップに注いだそばから炭酸が全部抜けちゃうし・・・。
で、小さなGSの日陰を借りて休憩しているとき、突然便意を催した。その辺でしては悪かろうと、念のためトイレがあるか訊いてみた。
すると、その場に居合わせたおっちゃんらが口を揃えて、「トイレならほら、周りが全部トイレだよ」というようなことを言ってくれた。おおらかである。
心置きなく好きなところでキジを撃つ。その最中、馬に乗った人が少し離れたところを通りかかって目が合う。お互い笑顔で手を振る。実におおらかだ・・・。
野宿をすれば毎朝青空トイレなわけだけれど、ばったり人と出くわすなんてことはそうそうあるもんじゃない。

Karakabakの手前あたりまで来ると、右手にひときわ大きな白い山塊が見えてくる。上部は雲に覆われて見えないが、レーニン(7,134m)だと思う。デカイ・・・上部が見えない分よけい大きく見える。明日はベールを脱いで全貌を拝ませてくれるだろうか。

道路脇の岩陰で休憩しているとき、自転車が風に煽られてスタンドのほうへ倒れた。ゆっくり、スローモーションのように倒れ、スタンドがとんでもない方向にグニャリと曲がってしまった。ちょっとショック。でもむしろ、これまで重みに耐えてよくもってくれたものだと思う。
その先で、道路から外れたところで休憩中の女性二人組のバイカーを抜いた。よく見たら、昨日国境で会ったスイス人の女の子。車でサリタシまで行ったのではなかったのか。
今日も旅のオートバイや旅行者を乗せた車と何台か行き会った。やはりまだパミールは閉鎖されているらしい。マルティネたちやアキラさんも、諦めてもうドゥシャンベを発っただろうか。

16:00を過ぎた頃から急に天気が怪しくなってきた。迫り出してきた雲に日差しが遮られ、北風が強まる。寒い・・・。
Sary-Mogolのマガジンで食料の買い出し。水も5L分けてもらった。キルギスに入ってからパッタリ水場を見かけなくなった。
そこへスイス人の二人がやって来た。昨日、国境から40kmほどのところで車を降りたらしい。道がいいので自転車で走りたくなったと。
そりゃそうだろう。ここを走らずにどこを走る、というくらいキレイな道だから。
相変らずサリタシからムルガーブへ行くと言っているが、これまで行き会った人たちの話からしてたぶんダメだと思う。タジキスタン側の国境で追い返されるのがオチだろう。
こちらの持っている情報は伝えておいたが、あまり深くは突っ込まなかった。同じバイカー同士であるのだけれど、ところどころ車でサクッと飛ばしてしまう彼女らとはどうにも仲間意識が芽生えてこなかった。

一足先にマガジンを出てサリタシ方面へ。
しばらくすると雨が降ってきた。信じられん・・・雨なんていつ以来だろうか。
17:30に行動を打ち切る。道路脇に見つけた廃墟の中に幕営。一応、手前で工事していた人たちに断っておいた。
屋根はないが、風を避けられるだけでありがたい。標高2,980mほど。
昨日までフライも張らずに幕営していたというのに、いきなり雨の中の幕営。ここから先はこんな感じなのかもしれない。
そうそう、キルギスは60日以内の滞在であればレギが不要らしい。昨日国境で聞いて書くのを忘れてた。

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今日は雲が多い

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この雲の中にレーニンが・・・                   雲間に白い塊が聳えているのが見えるかな?

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屋根のない廃墟の中・・・夕方になって雨に降られた     アライ山脈方面の眺め

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遊牧民の土地 その2 タルドゥク峠(3,615m)越え

2012/8/23 木
始:9:20 ~ 終:17:45 走行:68km
~ Sary-Tash ~ Ak-Bosogo ~ Ak-Bosogoの先15km

今日もレーニンは雲の中。結局全貌を拝むことはできなかった。
昨日地道に補修したスタンドを取り付け直して出発。

今走っているところは、パミール高原とアライ山脈の間を流れるクズル・スー川沿いの広い谷。キルギスでチョン・アライと呼ばれている地域である。
景色が素晴らしい。ちょっとビックリするような景色が広がっている。なんだか心が洗われるようだ。
平坦なところからなだらかな山の斜面まで淡い緑で覆われていて、ところどころに牛や羊が放牧されている。だだっ広くて距離感が狂う。
キルギスに入ってから馬をよく見かけるようになった。ロバもたくさんいるが、馬がグッと増えた。やっぱ遊牧民は馬じゃなきゃいかんよな・・・ロバじゃまったく様にならない。と言っても、この辺りの人たちは遊牧をしているわけではなく定住していそうであるが・・・。

カラムクからサリタシへ至るこのルートは、キジルアルト峠の国境が開いていれば普通は通らないルートである。が、実に素晴らしい道だ。たまたまではあるが走れてよかったと心底思う。

キジルアルト峠に向かう道を右に見送ってサリタシに入った。標高3,100mほど。
サリタシで進路を北に変え、アライ山脈に突入する。ひとまず目指すのはタルドゥク峠(3,615m)。
サリタシでNuraへの道も分岐する。ここまで走ってきた東の方角へ70kmちょっと行けばNura。Nuraからイルケシュタムの国境まではすぐで、その先はウイグルだ。カシュガルからキルギスへ抜ける場合はこの道を通る。

峠越えの前に粗末なカフェ?で腹ごしらえ。近くで行動食を買い足し、水も補充。
準備万端。いざ、タルドゥク峠へ。
峠への上りは最大で8%ほどの勾配であるが、久しぶりに標高のあるところということで少々息が切れる。
自転車と同じくらいの速度でしか坂を上れないトラックがつかず離れずで走っていて鬱陶しい。

いったん下って上り返した先はダウンヒル。一気に2,700mほどまで下る。峠を越えた先は雲ひとつない快晴だった。
道路脇の草地に時どきヤクがいる。ヤクを見るのは久しぶりで、異様に大きく見える。ヤクってこんなに大きかったっけ?バッファローにしか見えず、とても近づける雰囲気ではない。
下りの途中で反対方向に上ってきたバイカーと会った。スロヴェニア人のバイカーだった。これからウイグル経由でパキスタンへ行くということであったが、ということは中国のビザもパキスタンのビザも持っているということか・・・羨ましい。

2,700mほどまで下ると風が強くなった。今度は向かい風。川の流れとは逆方向の風が吹いている。時間帯によるのだろうか?
毎日15:00頃になると風が強くなる。夜になるとピタッとやむ。
2,700mから下も緩い下りが続くのだが、風に阻まれて漕がなきゃ進まない。えらく損した気分になる。

Ak-Bosogoに入ると、冷たい水が豊富に出ていた。これまで水場があれば喜んで頭を洗ったりシャツを洗ったりしていたのだけれど、寒くてそんな気がおこらなくなった。
Ak-Bosogoから15kmほど、ちょっとした上り返しの先が格好のテン場になっていた。少々早いが心が折れる。こんな素敵な場所で幕営しない手はない。
峠越えでやや疲れていたし、今向かい風の中を漕ぐより明日風のない中を下ったほうが効率もよい。自分たちの中でそんな言い訳をして早めに幕営。のんびりした。標高2,550mほど。
プロトレックの電池がなくなりそう。最新のソーラーのやつが欲しい今日この頃。

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道路の右手がパミール高原、左に連なっているのはアライ山脈

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キルギスに入って馬がグッと増えた               もちろんロバもいる

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だだっ広くて距離感が狂う

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なんだか心が洗われるようだ・・・

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たまたまだけど走れてよかった                  サリタシで道が分岐する

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ここからアライ山脈に突入 ひとまず目指すはタルドゥク峠(3,615m)

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久々に標高のあるところってことで少々息が切れる

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いったん下る 山に吸い込まれそうだ・・・

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峠で何を思ふ                            ここからは下り

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一気に下る

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ヤクのいる風景                           ヤクってこんなにデカかったっけ?

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水場に集まってきた子どもたち

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絵に描いたような山襞                       峠のこちら側は快晴

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こんな素敵な場所で幕営しない手はない

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Chyyyrchyk峠(2,389m)越え・・・だんだん不快になってくるキルギス

2012/8/24 金
始:8:30 ~ 終:19:00 走行:95km
~ Chiy-Talaa ~ Sopu-Korgon ~ Kyzyl-Korgon ~ Gulcha ~ Tashkoroo ~ Chyyyrchyk峠(2,389m) ~ Taldyk

毎晩星がキレイだ。月が沈んだ後は怖いくらいの星が見える。夜中トイレに起きたときは降るような星空だった。月がなくとも星明かりでほのかに明るい。そこに流れ星が飛び交う。
一転、夜が明けると雲が多かった。日が出ないので寒い、寒い。
長袖を着込んで昨日の続きを下る。作戦成功。風さえなければグングン進む。
景色はパッとしなかった。曇り空のせいもあるかもしれない。禿山が谷沿いに延々と連なっている。

Gulchaの手前の小さな集落を通ったとき、クソガキに石を投げられた。
当たり所が悪くなく幸い大事には至らなかったが、もし怪我をしたり自転車が壊れたりしたらどうしてくれる。
こういうクソガキは叱ってやったほうがいい。それが本人のためでもある。捕まえてひっぱたいてやろうとすぐに自転車を止めて走って追いかけたのだが、恐ろしく逃げ足の速い小僧で、まんまと逃げられてしまった。
まったく。通行人に向かっていきなり石を投げるとはどういう教育をされてんだ。他の子はいい子たちなのに、何故このクソガキだけひねくれて育ってしまったのだろう。ここまでのキルギスのいいイメージにクソガキが泥を塗ってくれた。
いろんな国で石を投げられたという話は人から聞いていたし、身をもって体験してもいた。が、走っている自転車に向かって石を投げられたのはこの時が初めてだった。
気分が悪い。その後しばらくは、沿道で手を振ってくれる子たちに手を振り返す気がなくなってしまった。

Gulchaの標高は1,600mほど。時どき日も差すようになり、ここまで下るとさすがに暑い。
お金が乏しくなっていたので、ルートから外れて町の中で両替え。ついでにバザール近くのカフェで腹ごしらえ。すぐ先にあるChyyyrchyk峠(2,389m)に備える。
カフェに電源があり、カメラのバッテリーを充電できた。あらかた充電できるのを待ってカフェをあとにする。マガジンで行動食など買い足して、いざ峠へ。
雲行きが怪しい・・・カフェでのんびりしている間にすっかり曇ってしまった。

上りの途中のTashkoroo村で水を汲ませてもらう。顔や頭も洗う。その間に雨がパラパラ。
近くのバス停で雨宿りをするが、子供たちが群がってきてどうにも落ち着かない。石を投げられたクソガキのことがトラウマになっている。
雨がやんだ隙に出発。しばらく上ったところでまた雨に降られ、道路脇に見つけた貨車へ避難。ここで小一時間ほど雨宿り。
前方の雲行きがかなり怪しいが、今日のうちに峠を越えたいのでちょっと明るくなった隙に出発。

一日の最後に来ての峠越えはけっこうきつかった。
峠の先ですぐ幕営できるだろうと高を括っていたのだが、ユルタやら定住集落やらが点在していて途切れない。
ユルタというのは遊牧民の移動式住居。要するに革張りの巨大なテントのこと。呼び方は国によって様々で、キルギスではボズ・ユイと呼ぶのが本当なのかもしれない。
キルギスは子どもがたくさんいて、自転車が通っただけで大騒ぎになるから、こんなところにテントを張ったらえらいことになる。人家が途切れるまでもうしばらく下る。

1,900m弱まで下ってようやく静かになった。
川岸の草地に幕営。昨日と違ってあまり快適なテン場ではないがやむを得ない。

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風さえなければグングン進む

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日差しがなくて寒い

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こんな感じの道がしばらく続く

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晴れていればキレイなのかもしれない

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雨宿り中に集まってきた子どもたち               Chyyyrchyk峠への上り

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けっこうきつかった・・・                       1,900m弱まで下ってようやく幕営(翌朝撮影)

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ビシュケク~オシュ街道・・・人の多いところは不快なキルギス

2012/8/25 土
始:10:00 ~ 終:18:50 走行:102km
~ Langar ~ Karatay ~ Bash-Bulak ~ Osh ~ Otuz-Adyr ~ Jangy-Aryk ~ Staraya Pokrovka ~ Kurshab ~ Karool ~ Uzgen ~ Shoro-Bashat

快晴の空が戻ってきた。
チェーンルブを塗ってゴーと思っていたら、ドーズの後輪のスポークが二本も折れていた。ともにフリー側。
スポークを交換しようと思ったのだが・・・誤算が二つ。

その一。手持ちのシマノのソケットでドーズのカセットが外せない。
ドーズのハブはアリビオ・クラス。溝の形状は合いそうなのだが、中のナットに干渉してしまってソケットが嵌らない。以前グルジアでもそんなことがあったのだけれど、イランのラシュトでハブを新調していたからもはや問題なかろうと思い込んでいた。
うぅぅむ、シマノのソケットって何種類かあるのか?それとも単にイスタンブールで購入した手持ちのソケットが悪いだけなのか?
いずれにしても、やはりこれではフリー側のスポークは交換できない。

その二。予備として大量に持っているスポークがドーズのホイールに合わない。
ラシュトで新調したドーズのホイールはけっこうなディープ・リム。使われているスポークは手持ちのものより1cm近く短かった。
よく考えりゃ当たり前のことなのに、どうしてラシュトで予備のスポークを買わなかったのだろう(ラシュトで手に入った可能性は極めて低いが)。
そもそもソケット以前の問題だった・・・。

手の施しようがない。折れたスポークだけ抜いてタイヤを組む。
このままスポークが二本ない状態でとりあえずビシュケクまで走るしかない。
そんなことをあれこれやっていて今日も出発が遅れた。
道はキレイなものの、景色はすっかりつまらなくなった。時速30km以上で飛ばす。

オシュに近づくにつれ車が増えてくる。ルートに沿ってオシュの町中は迂回。ビシュケク~オシュ街道に入った。キルギスの大動脈である。
相変らず道路はキレイだが、車が多くてどうにもならない。
途中のGSでガソリンを購入。ようやくオクタン価95のガソリンが手に入った。これまでタジキスタンやキルギスの山の中で売っていたのは、オクタン価80とか76といった劣悪品だけだった。これだとMSRがよく詰まる。

Otuz-Adyrのカフェで昼食休憩中に、日本人と思しき二人組のバイカーが店の前を通った。すぐにマユミが声を出して手を振ったのだが、手を振り返されただけだった・・・たぶんキルギス人が沿道から手を振っていると思われたのだろう。
ここのカフェで食べたグダージィという料理は美味しかった。ビーフシチュー&ライスのようなものなのだけれど、それ以後は一切お目にかかれなかったから、一般的な料理ではないのかもしれない。中央アジアで美味しいと感じたのなんて、ウズベキスタンに入って早々に食べたラグマン以来のような気がする。

山と牧草地が消え失せて畑ばかりとなった。
道はキレイで高速巡航可能であるが、車が多くて不快だ。それも下手に高性能な日本車に乗っていたりするから、キチガイに刃物状態。無理な追越しばかりでとても危険。
ルート沿いは人家が途切れなくなった。テン場探しのハードルがグッと上がる。
人も増えてうざったくなる。キルギス系の人が減り、ウズベク系の人が増える。ウズベキスタン国境が間近に迫るこのあたりはウズベク人が多い。
最もうざったいのはガキどもだ。これまでは遠巻きに見ているだけだったが、ここへ来て遠慮がなくなった。自転車を止めるとあらゆるものをいじくりまくる。
カフェにいるとき、マガジンで買い物中、水場で水を汲んでいるとき、道端で休憩中、どこからともなくわらわらと現れて、やんややんやといじくりまくる。とにかくうざったくて、のんびり休憩もしていられない。
キルギスの一番いいところは既に走り終えてしまった気がする。

そう言えばどこからだったろう。カフカスあたりからだったろうか。これは子どもじゃなくて大人の話なんだけど、人前で自転車を止めると、いの一番にタイヤを触る。興味深そうにタイヤを指で押したりする。タイヤの空気圧でも気になるのだろうか???
最初は特に気にも留めなかったのだけれど、会う人会う人みんながタイヤを押したりつまんだりするから、そのうち不思議に思うようになった。何のためなんだか結局わからないままなんだけど、おもしろい習性だ。
旧ソ連邦の国で顕著なように思うが、イランでもそうだったような気がするし、ヨーロッパでも旧共産圏の国ではそうだったような記憶がある。

オズギョンの手前で先ほど見かけた二人のバイカーに追いついた。ちょっと先で自転車を止めて話をする。
一人は日本人のユーヘイ君、もう一人は韓国人のカンという青年だった。二人とも自分らと同様に東進しているものだと思っていたのだが、ともにウイグルからキルギスに入っていた。カシュガルで会い、それからしばらく一緒に走っているらしい。
ビシュケクまでのルートは一緒だし、ビシュケクでは「さくら」に行くと言っていたから、二人とはまたすぐ会えることだろう。二人とも感じのいい若者だった。さくらでのんびり話をするのが楽しみだ。

二人と別れ、オズギョンの町中で買い出し。このときもまたガキどもがわらわらと現れて大変だった。
ウズベキスタンを迂回するように、オズギョンからジャララバッド方面に向かう。
相変らず車が多く、人家も途切れない。テン場を得るのが困難である。そして時間切れ。テン場は今日もまた妥協の産物。道路からちょっと上がった丘の上に半ば強引に幕営した。ロケーションはいいのだが、地面が斜めっている。
標高1,050mほど。久々に蚊がいてこれまた不快。昨日までフライを張ったりシュラフを出したりしてたのに、またまたテントの入口をメッシュにせずにはいられない世界に。コンディションが目まぐるしく変わる。

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羊が道路占拠中                           先頭は牛

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畑ばかりになった・・・                       走行中に日本人バイカーと会ったのは初めてだ

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妥協の産物のテン場

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 104_Kyrgyzstan 1 / キルギス 1] | 2013.12.12(Thu) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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