ツーリングバイクへの道 その1

こんにちは。
今年は早くも梅雨に突入し、ここのところ不安定な天気が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
しかも今夏はどうやら冷夏のようですね・・・どうなることやら。
伊那谷の下伊那地域では先日けっこうな雹に見舞われ、一部でりんごやなしに大きな被害が出ています。

さて、ブログのほうは旅の話が一段落したところでいよいよ別のネタへ・・・。
旅の話からいったん外れ、しばらく自転車いじりのことを書きたいと思います。

我が家には、現在六台の自転車があります。
そのうち二台が26inのMTB。
サラリーマン時代には通勤の足として、一番活躍していたのがこの二台。それなりに愛着もあります。
が、旅の間はガレージで埃をかぶっていました・・・。

旅から帰り、一通り整備して乗っていたのですが、あちこち気になる点がありました。
その最たるものがフロントサス。
スペシャのほうはオイル漏れ。ジャイアントのほうは、コイツはその昔友人から安く買ったものなのですが、買ったときからサスが固着していてほぼ作動しない状態。

ともに通勤に使っていたときからの症状で、最近になってどうこうということではないのですが、ずっと気になってました。
乗っていて特に大きな問題があるわけではないのですが、ずーっと気になっておりました。
MTBですが山で乗らなくなって久しく、通勤の足と化してからは、「サスなんていらねぇんだけどな・・・」とずーーっと思っておりました。

で、この二台に手を加えることにしました。
フロントフォークをリジッドフォークに交換し、せっかくだからフェンダーなんかも装着してツーリングバイクとして蘇生させる!

三月頃からコツコツと部品を集め、思うように改造してきた自転車が最近完成。
その過程を数回に分けて記事にしようと思います。
自転車好きでもない人にとっては「何のことやら」というネタだと思いますが、あまりマニアックな話にならないようにしますのでお付き合いください。

初回、まずはツーリングバイクへのスタート地点。
写真というものがほとんどなかったのですが、辛うじて昨年六月、旅から帰って洗車したときの写真がありました。

こちら、スペシャのロックホッパーcomp。
IMGP0668tr_サイズ変更  IMGP0672_サイズ変更
'98だか'99のモデルで、自転車好きでない人にとってはまったく信じられない話だと思いますが、完成車販売で18万円くらいの一品です。
低くセッティングしたハンドルにはスコットのDHバーを装着し、かなりレーシーなポジションでガツガツ踏んでました。
シートポスト(サドルを支えるパイプ)はトムソン・エリートに換装。
これこそ信じられない話だと思いますが(今では自分でも信じられない)、シートポストだけで1万円くらいします。安いママチャリが買えてしまうではないか・・・。
ちなみに、イニシャルの状態では、ペダルもビンディングペダル(専用の靴に固定できるペダル)がついてました。

こちら、マユミが通勤に使っていたジャイアントのATX860。
IMGP0669tr_サイズ変更
友人から中古で買ったもので(こんなに部品はついてなかったですが・・・)、年式や販売形態は不明。
部品構成を見るに、もともとは友人が自分で組んだものではないかと思われます。ただし、写真の状態だと買った時の面影はほとんどありません。

つづく

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ツーリングバイクへの道 その2 旅の自転車に求められる部品とは・・・

自分、自転車にはロードレーサーから入ってます。
旅の道具ではなくレース機材としての自転車、それが原点。

ロードレーサーに求められる部品というのは・・・ズバリ「軽いこと」。
これこそがすべて。
軽さこそが正義、軽さこそが最優先、軽いやつが一番偉い。
ピンからキリまである部品、価格にそれこそ雲泥の差があるわけだけれど、果たして何がそんなに違うのか・・・ズバリ「軽さ」と言っていい。
もちろん必要な強度、耐久性を備えた上での話だし、操作性や質感(見てくれ)にも差はある。が、何に対してそんなにお金を払うのかと言えば、それは「軽さ」以外の何者でもない。
1g(軽くするのに)いくら・・・軽量化マニアならずともまさにそのようにして軽量化に励むわけです。
今も昔も、そしておそらくこの先もずっと変わることのない、ロードレーサーの不変の真理。

翻ってツーリングバイクに話を移すと、重量というのはたいした問題ではない。
グラム単位の軽量化になど意味がないし、極端な話、10kgくらい重さが変わったって走りにそれほど影響はない。どのみち荷物満載で走るのだから・・・。

最初に断っておくと、一般的な話をしております。普通の旅で使う自転車の話。
これが厳しいルートを狙っているとか、シビアで特別なエクストリーム系の旅ってことになると話はまったく変わってきます。
そこではそれこそグラム単位のシビアな軽量化が必要になる。
山と一緒です。登山道を登ったり縦走したりするのにそれほど軽量化に目くじらを立てる必要はないけれど、季節が厳しかったりルートが厳しかったりすれば自ずと真剣に軽量化する。

ツーリングバイクに求められるのは、何より「耐久性」と「汎用性」。「重量」なんてのは二の次。
まず壊れないこと。そして万一壊れても、いかなる国でも部品が手に入ること。そして手持ちの工具で自分で直せること。

そんなわけで、(ロードレーサーを例にとりますが)ロードレーサーにとって最良の部品が旅の自転車にとって最良であるとは限らない。というか、多くの場合むしろ最良ではない。
これはお金の面ではありがたく、ロードレーサーに比べりゃずいぶん安く必要な部品が手に入るということでもあります。
なぜならロードレーサー関係の部品では、(以前にチタンというのもありましたが)特にカーボンが多用されるようになってから価格のおかしさ加減が一気に加速したからです。
カーボン製のパーツ・・・旅の自転車に使うことはまずないでしょう。
話が大きく逸れてしまいそうなので、これについてはまた別の機会に改めて書きたいと思います。

耐久性ということで言えば、一番シビアなのがホイールとキャリアではないでしょうか。
ホイールのリム(輪っかの部分)は、700c(28in、ロードレーサーのサイズ)ならぜひとも36H(スポークが36本)が欲しいところですが、26inなら別段こだわらずとも32Hでいいのではないかという気がします。
むしろホイールの耐久性に影響があるのはブレーキでしょうね。

ブレーキには大別するとリムブレーキとディスクブレーキがあります。
単純で汎用性が高いのはリムブレーキ。リムにブレーキシューを当てて制動するタイプで、要するに普通に目にするブレーキ。
いわゆるカンチブレーキとVブレーキがあり、効くのは圧倒的にVですが、その分リムへの負荷も大きく、リムが削れていきます。
カンチはVに比べるとリムへの負荷がマイルドですが、荷物満載だと死ぬほど握っても止まりません・・・腕がパンプします。それでも止まりません。冬などまるで拷問のようです。

汎用性は低いですが、安定した制動力と、それからリムに負荷がかからないことを考えるとメリットが大きいのがディスクブレーキ。
そうそう壊れる部品でもなく(不安ならスペアを持てばいい)、パッドの持ちもピカイチ。
まぁそれでも旅の道具として油圧式はちょっとあり得ないですかね・・・。
自分は、次に海外を走るときは機械式ディスク(ワイヤで引くタイプ)を使いたいと思っています。

ホイールついでに・・・チューブは予備を十分持ち歩くことを前提にすれば、USでもフレンチでもいいのではないかと思います(バルブの方式)。
汎用性が高いのはUS(車やオートバイと一緒)。より高圧に適していそうなのがフレンチ(自転車はタイヤが細いので、車やオートバイに比べてめちゃくちゃ空気圧が高い)。
自分はこだわってフレンチを使ってます。
自転車のチューブには他にイングリッシュ(ママチャリのバルブ)がありますが、旅用としてイングリッシュはないかな・・・。普通はUSかフレンチになると思う。
正直言ってイングリッシュというのは、日本ではある意味最もポピュラーですが、他国でどの程度使われているものなのか知りません・・・。

荷物を積むためのキャリアには案外無頓着な人も多いですが、ぜひともこだわったほうがいい部分だと思います。
変なのを使うとかなりの確率で(海外を走るとまず間違いなく)折れます・・・。
折れると面倒ですし、一度折れると溶接してもまたすぐ折れたり、もしくは別の部位にガタがきたりします。
キャリアばかりは、自分の感覚ではチューブス以外あり得ないですね。
チューブスのキャリアは日本や西欧など、ごく限られた国でしか手に入りません。よって値は張りますが、こればかりは事前に準備したほうが後々いらぬ苦労をせずに済むと思います。

以上、前置きが長くなりました・・・。
これだけ大上段に構えておいて、今回必要なパーツを揃える上で最も重要だったのは、価格が安いこと(笑)。
機能がしっかりしていて安いこと、これです。

すっかり長くなってしまったので、本題に入るのは次回からということで・・・。
ふ~

つづく

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ツーリングバイクへの道 その3 フロントフォークはこれ

便利な時代になりました。
なんでもネットで買うことができる。
しかも実際に店舗で買うより遥かに安く、豊富な選択肢の中から商品を選ぶことができる上、自宅まで無料で届けてくれる。
都会に住む必要性をまったく感じない。
すごい時代になりました・・・。

さて、突然ですがGP(ギザ・プロダクツ)というメーカをご存知でしょうか?
自分も今回はじめて知ったのですが、サドルやフェンダー、スタンド、グリップなどなど・・・広範な部品を製造販売しているメーカです。
ネームバリューはまったくないですが、質の高い部品を安価で製造販売しております。詳しいことは知らないのですが、どうも日本のメーカっぽい。
今回そんなGPの製品をいくつか利用させていただきました。

主役のフロントフォークは、バズーカのクロモリフォークです。
理由はズバリ、安いから・・・。新品が4,990円でした。
このバズーカというのも安くて良質の部品を手掛けてますね。
それはそうと、実は今どき26inのリジッドフォークなんてほとんど売ってません・・・価格を考えるとバズーカ以外に選択肢がない状況(涙)。
すっかり下火の26in MTBです。
それでもまだ適当な部品があってよかった・・・。

フロントフォークの購入にあたっては、いくつか注意しなければならない点があります。挙げておきましょう。

(1)コラムの種類、径、長さ
フロントフォークのコラム(フレームのヘッドチューブとの接続部分)には種類があります。
大別するとスレッド(ねじ切り)とスレッドレス(ねじ切りなし)なのですが、ややこしいことに、それぞれコラム径にいくつか規格があります。
自分の自転車にどのコラムのフロントフォークが適合するのか・・・これはフレームとヘッドパーツによって決まります。

ヘッドパーツ・・・また新たな単語が登場しましたが、フロントフォークはヘッドパーツというものを介してフレームのヘッドチューブに接続されます。
で、このヘッドパーツには大別して四つの規格があります。もう規格だらけであります・・・。
参考までに・・・①ノーマル(スレッド)、②アヘッド、③ロープロファイル、④インテグラル、の四つです。
例えば最近のロードレーサーは、特にトップモデルはほとんど例外なくインテグラルヘッドではないかと思います。

肝心なのは、自分の自転車に適合するフロントフォークを買わないと組み付かない、ということです。
今回いじる二台は、ともにオーバーサイズのアヘッド。適合するフロントフォークはスレッドレス、コラム径28.6mm(1-1/8インチ)。
買ってみてつかなかった・・・ではシャレにならないので、念のため事前に物も確認しました。

コラムは後で好みの長さに切るのですが、中古を買う場合には注意が必要です。
買ってみたら長さが足りない・・・なんてこともあり得るので、事前に確認しましょう。

(2)肩下寸法
肩下寸法というのは、定義の仕方がいろいろありそうですが、コラム下端(下玉受けが嵌るところ)から車軸中心までの距離です。
通常、ロードレーサーのフロントフォークを交換するときなどは問題になりません。
が、サス付きのフォークをリジッドフォークに交換しようというときには重要な点です。これによって自転車のジオメトリーが、大袈裟に言うと乗り味が変わってきます。

早い話が、サス付きフォークというのは肩下寸法が大きいんです・・・。
同じ寸法のリジッドフォークというのは、一部の特殊なものを除くと存在しないでしょう。
サス付きフォークをリジッドフォークに換装すると、たいていの場合肩下寸法が小さくなります。
どういうことかと言うと、サス付きフォークのときより(後輪の車軸を中心に)ハンドルが下がります。
厳密に言うとハンドルの高さはスペーサーで調整が効きますが、フレームのヘッドやBB(ペダル軸の中心)が下がります。
後輪の軸を中心にお辞儀する形です。細かいことを言うとキャスターも立つことになります。

今回いじる二台の肩下寸法の実測値は、ジャイアントが410mm、スペシャが435mmほど。
これに対し、購入したクロモリフォークは415mm。
幸運にもジャイアントのほうはクロモリフォークに換装してもジオメトリーが変わらないっぽい。スペシャのほうがちょっと気になる・・・。

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(写真左):ジャイアントのROCK SHOX INDY vs バズーカクロモリ 肩下寸法はほぼ同じ(サスのほうに下玉受けが付いてます)
(写真右):スペシャのMANITOU Spyder R vs バズーカクロモリ 肩下寸法の差がおわかりいただけるだろうか(20mmほどの差)

少々マニアックな話になってしまいました。
次回から実作業編です(引っ張るなぁ・・・)。

つづく

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ツーリングバイクへの道 その4 実作業編【ジャイアントの場合】

フロントフォーク交換の前に、リアにキャリアやフェンダーをつけたり、いろいろ細かいところをいじくりました。
備忘録として一応記録しておきます。

【シフター交換】
もともとスラムのグリップシフトを使っていたのですが、グリップ部分がすっかり劣化してボロボロ(というかベトベト)に・・・。
替えのグリップだけ売っていそうにはなく、シフターごと交換です。グリップシフトが好きではないので、この際だからレバーシフトに交換。
グリップシフトの利点は構造が単純なことと、微妙な位置にディレイラー(変速機)を動かせることですかね。チェーンがカリカリ言うのを微妙に調整できる、ということで旅の自転車に好んで使う人もいますが、自分はカチッとしてないあのシフトフィールがどうにも嫌いです。

ジャイアントのギアは今どき7速!
でも、7速用のシフトレバーもシマノがきちんとラインナップしてました。さすが!
しかも安いです。左右とも千円ちょっと。ちなみに、シマノの「SL-M310」です。
ワイヤーつきの販売なので、ワイヤー含めて新品の状態になりました。しかも、アウターワイヤは別に準備していたのですが、アウターワイヤまで一本ずつ付属の上に、エンドキャップまでついているとは・・・ちょっとビックリ。

【ステム交換】
ハンドルとフロントフォークを接続する部品です。
もともとマユミが乗るにはハンドルが遠過ぎる感じだったので、アップライトなものに交換。友人から買ったとき、もともとついていたステムです(バズーカ製)。

【リアにキャリアとフェンダー取り付け】
キャリアはチューブスで、ドーズから移植したもの。つまりウィーンで買ったものです。
フェンダーはGPです。前後セットで3,300円ほど。

幸運にもジャイアントはツーリングバイクと化すのに最適な素材で、キャリアやフェンダー用のダボ穴が全部備わっている。
チェーンステーにはブリッジがあるし、シートステーにもダボ穴がある。エンドのダボ穴なんて左右に二つずつあるから、キャリアとフェンダーのステーをそれぞれ別のダボ穴に固定可能だ。

GPのフェンダーは出来がよく、しっかりした作りになってます。
ステーの鉄棒もずいぶん太い。ただ、この鉄棒がかなり長めにできていて、装着の際の調整代も少ないので、長さを合わせて金ノコで切断するのがけっこう大変。

そして仕上がった状態がこちら。
gP1190577_サイズ変更  IMGP0669tr_サイズ変更
だいぶ実用車っぽくなりました(笑)。スタート地点のものと比較すると明白ですね。
キャリアとフェンダー、特にフェンダーがつくと一気に実用車っぽくなります。軽快感が見事になくなるからすごい。

ちなみに、フェンダーというのは必ずしも必要(ちょっと変な表現か?)な装備ではありません。
それほど雨の降らない国では不要ですし、逆に悪路や雪上の走行がメインの場合も、むしろフェンダーは邪魔になります(雪や泥が詰まってタイヤが回らなくなる)。
思うに、気候的にちょうど西欧や日本を走るための装備ではないでしょうか。
絶対とは言いませんが、特に日本では重宝しますよね。フェンダーの有り無しで雨の日の不快さがずいぶん違います。

つづく

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ツーリングバイクへの道 その5 実作業編【ジャイアントの場合*続き】

ようやくフロントフォークの交換です。次のような手順になります(ヘッドパーツは使いまわし)。

①自転車からフロントフォークを外す
②フロントフォークから下玉押しを外す
③新しいフロントフォークに下玉押しを圧入
④フロントフォークをフレームに仮組みし、長さを決めてコラムをカット
⑤スターファングルナット圧入
⑥フレームに組み付け

①まずは自転車からフロントフォークを外す。
予め余計なものをフロントフォークから外しておく(タイヤ、ブレーキ、メータなど)。
ステムのトップキャップを外し、ステムのクランプボルトを緩める。
コラムからステムを抜く(ハンドルはステムについたままでOK)。
構造的にはこれでフレームからフロントフォークが抜けます。固着している場合はコラムの頭をプラハンマーで叩く。

②通常、コラムの根元はテーパ加工がされており、末広がりの形状になっています。ここに下玉受けが圧入されている。
外すための専用工具があるのですが、安いものではないし、通常個人では所有していないでしょう(もちろん自分も持っていない)。
ですが、下玉受けはそれほどやわな部品じゃないので、マイナスドライバーとプラハンマーでそれほど労せず外せます。
最初は細いドライバーで、徐々に太いものにしてコンコン叩いて抜いていく。隙間が狭すぎるときは、カッターの刃とかヘラを打ち込むのがいいかな・・・。

③下玉押しを圧入するのにも専用工具がありますが、やはり通常個人では所有していないでしょう。
ここも自己流でいきます。使用するのは、ホームセンターで売っている水道工事用の内径30mmのPVCパイプ。これをスライドハンマーのようにして使う、もしくはプラハンマーで叩く。
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オーバーサイズのコラム径は28.6mmなので、サイズ的にこれがちょうどいいんです。コラムより長ければ機能するので、長さは30~40cmもあれば十分。

その前に・・・通常コラムの根元はテーパ加工がされているものなのですが、今回購入したバズーカのクロモリフォークは値段相応というか、段つきのまま。
最初段つきのままで圧入を試みたのですが、どうがんばっても入りそうにありません。諦めてヤスリで処置しました。
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左:イニシャルの状態(段つき)、右:ヤスリで処置した状態 この程度処置すれば圧入できます。

おまじない代わりにコラムにグリスを塗って圧入します。
結局のところ・・・最後は整えるのにやはりドライバーとプラハンマーで叩きました(笑)。

④コラムの長さを決めます。この時点でハンドルの高さを決めきれない場合は、スペーサーを多めに入れておきましょう。
カットする位置はステムトップの面ではなく、面から2~3mm下です。
まっすぐカットしたいので、金ノコ+ガイドを使うのが常套手段です。が、楽をするためパイプカッターを使いました。
というか、ソーガイドってのが案外売ってないんですね。近所のホームセンターにはありませんでした。ネットを見るとコラムカット用に専用の治具があるんですが、もちろんそういうのは高価なわけです。
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コラムもクロモリですから、硬いです。切断するのがけっこう大変でした。
切断面にバリが出る(フレア状になる)ので、ヤスリできれいに整えましょう。

⑤スターファングルナットの圧入
これは専用工具を使いました。工具もピンキリなんですけど、GP製の一番安いやつなら千円ちょっと。このくらいなら買う気になりますよね・・・たぶん一生使えますし。
さすが専用工具!作業がものすごく楽、かつ正確。
「スタファンが斜めになってしまった・・・」とか「深く圧入しすぎてボルトが届かない・・・」といった心配がありません。
ちなみに、スタファンは使い捨て。圧入に失敗しても二度と取れません・・・。
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左:スターファングルナットとナットセッター、右:さすが専用工具!労せずスタファンのセット完了。

自作工具で圧入するなら、M6の300mmほどの長ネジとナット+ワッシャーで可能だと思います。一端にスタファンをセットし、他端からナットを締めこんでいけば圧入されるという寸法。
もう一つ代案として、スタファンの代わりにマルチプレッシャーアンカーというものを使うという手もあります。最近のロードレーサーのフロントフォークなど、コラムがカーボン製のものにはスタファンが使えないので、マルチプレシャーアンカーが使われてます。
これだと使い捨てではないので繰り返し使えますが、なにせ高い!一個2,000円くらいします。ちなみに、スタファンなら一個120円くらいです。

⑥いよいよフレームに組み付けです。
が、その前に、せっかくなのでベアリング類をいったんクリーニングして新たにグリスアップしましょう。こういう機会でもないとお目にかからないですし・・・。
P1190592_サイズ変更

組み付けは、簡単なようでいてけっこうコツがあるような気がします。
きちっと組み付いていないとガタが出るのですぐわかります。うまく組み付いたように見えても、少し試し乗りをするとガタが出たりするので確認しましょう。
組み付け時のコツは、ガタがないよう手で押さえた状態で最初にステムのトップキャップのボルトを締め込むことです。ここは普段あまりきつく締める必要のない部位ですが、フロントフォークの組み付けのときだけは少々きつく締めておきます。
それからステムのクランプボルトを締める。

これでフロントフォークが組み付きました。
参考までに、タイヤとの隙関係はこんな感じになります。
P1190593_サイズ変更
写真のタイヤサイズは1.95inです(懐かしのパナソニック MACH-SS)。
まだまだ太いタイヤがはけそうです。ツーリングバイクとしては十分じゃないでしょうか。安さの割りに優秀なフロントフォークだと思います。
ただ、重量は1.2kgほどとそれなりにあります。ROCK SHOXのフォークが1.6kgほどでしたから、僅か400gの差。手で持った感じはほとんど一緒です(笑)。

見ての通り上下方向の隙は大きいので、フロントフェンダーをつける際は適当なステーで吊り下げる必要があります。
ホームセンターで適当なのを買ってきて組み付けました。
ちなみに、このフォークにはインターナショナルディスク台座がついてます。フォークエンドにもダボ穴があるのですが、フェンダーのステーを取り付けようとするとディスク台座と干渉するので、左側のステーはディスクの取付穴に固定しました。

フェンダーも取り付け、最終的に仕上がった状態がこちら。
P1190610_サイズ変更
完全に実用車です。軽快感は微塵もなくなりました(笑)。

つづく

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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