自転車アプローチ登山5 陣馬形山(1,445m)

日付: 2014/5/31 土

村の北部、駒ヶ根との境に陣馬形山という山がある。山頂まで樹林に覆われたなだらかな山で、冬でも白くなることは滅多にない。
伊那谷のほぼ真ん中に位置し、山頂からの眺めは伊那谷随一と言われている(実際ちょっとビックリするような景色が見られる)。
山頂まで舗装路が整備されていて、西の伊那谷側からも東の折草峠側からも車やオートバイでも山頂まで行くことができる。
もちろん登山道もある。が、伊那谷側から登ると、途中で道路を横切ったりするのであまり楽しくはない。

うちにゲストが来たときも、よく山頂まで連れて行く。
そんなわけで、これまで伊那谷側からは車、自転車、歩きと様々な手段で登ったことのある山だ。
先日何気なく地図を見ていて、四徳(折草峠の南)からも登山道が整備されていることに気付いた。
東側(南アルプス側)から登ったことがなかったので、じゃあ行ってみるか・・・ということで行ってきました。

小渋湖に出るのに、いつものようにいったん渡場まで下るのではなく、自宅のすぐ脇の坂道を柳沢まで上ってみた。
柳沢は、うちより一段上ったところにある集落。ちょっと上っただけなのに、まったくの別世界に思える。
やはり開けていて明るく、中央アルプがきれいに見えるのだけれど、下部の伊那谷のほうは見えないから、世の中の喧騒からより遠ざかっている感じ。
世の喧騒とはまったく無縁の場所です(うちのあたりでも十分そうですけど・・・)。実にのどか。なんかこんなところにいたら引き篭もってしまいそうだ(この場合引き篭もりという表現が正しいのかどうかわかりませんが・・・)。

柳沢からいったん下って上り返し。
距離はこちらのほうが短そうだが、わざわざ苦労をしに行くようなアップダウンのキツイ道だった。

フロント用のパニールも修理したので、今日は試しにこれを後ろにつけて走っている。
位置が前過ぎて踵に当たる・・・家を出てすぐに気付いたのだけれど、面倒なので後ほど帰宅してから調整することにした。

四徳の登山口まで15kmほど。なんだかんだで二時間近くかかる。
少々奥の木に自転車を縛り付けて歩き始める。ザックに入っているのは水とおにぎり、念のための長袖シャツのみ。
特に面白味のあるルートではないけれど、伊那谷側から登るよりはいいかな・・・。
途中から見晴らしがよくなって南アルプス(荒川、赤石のあたり)がよく見えるし、車道を歩いたり横切ったりすることもない。
さらに登ると塩見や仙丈も見えてくる。
北部と南部で雪の量がぜんぜん違う。北部の仙丈や塩見はもう雪がほとんどないが、荒川、赤石、聖といった南部の山はまだ真っ白である。

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(左)お気に入りの四徳川沿いの道  (右)木に自転車を縛り付けて歩き始める

陣馬形山の山頂は明るく開けていて、無料のキャンプ場となっている。もともとは有料でしたが、何年か前から無料になりました!
で、その山頂に出てみて驚いた。
ここまで自転車に乗っているときも歩いているときもまったくと言っていいほど人を見かけなかったのだけれど、山頂にはけっこうな人がいた。車とオートバイがいっぱい。
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いつ来ても休みの日には何組か来ている陣馬形山だけれど、今日はすごかった・・・テントが二十張りくらい張ってある。
まぁ確かに、ここでキャンプしたら気持ちいいだろうな。
自分はキャンプしたことないのですが、ロケーションは最高です。これが無料というのだから太っ腹な気がする。
ちなみに、キャンプ場っぽく一応水道もありますが、天水のはずだからあまり期待しないほうがいいです。

今日はあいにく霞んでますが、山頂からの眺めは初めて見たらちょっとビックリするんじゃないかと思います。
特に伊那谷の眺めがすごい。中央アルプスをバックにスッキリ見渡せます(中央アルプは全山見渡せます)。
反対側の南アルプスも、鋸、甲斐駒(は陰になっていて見えなかったかな?)、仙丈から聖の先まで見渡すことができます。
一度見てみて損はないのではないかと太鼓判を押しておきます!特にスッキリ晴れた日はすごいです。

四徳から登り1時間15分、下り1時間弱といったところです。
来た道を引き返し、県道・西伊那線が一部不通のためいったん桑原へ上り返し、渡場のほうへ下って帰ってきました。

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陣馬形山からの眺め  (左)伊那谷側  (右)南アルプス側・・・正面が赤石、右奥に聖

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(左)仙丈  (右)塩見  南アルプス北部はもう雪がほとんどない

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旧道を歩く・・・権兵衛峠

こんにちは。
(日本は残念ですが)盛り上がってますね、ワールドカップ!
毎日寝不足の人も多いのではないでしょうか。
今大会は熱戦が多いように思いますね。あっ、アジアの代表国の試合を除きます(涙)。
やはりアジアの出場枠は見直すべきなんでしょうね、単純にサッカーを見て楽しむという意味では。
個人的には今のところのベストゲームはドイツvsガーナでした。
まさに死闘・・・あれだけの肉弾戦でありながらクリーンだったところが◎。
ここのグループは3チームくらい決勝トーナメントにいかせてあげたい・・・。

さて、それとはまったく関係ない記事ですけど・・・

日付: 2014/6/12 木
コース: 与地 ~ 権兵衛峠 ~ 南沢山 ~ 権兵衛峠 ~ 与地

久しぶりに歩きに行こうという話になった。
とりあえず近場で日帰りできるところ、ということでマユミが持ってきた案が・・・権兵衛峠。
渋すぎる・・・。

伊那谷と木曽谷は中央アルプスで隔てられている。
その中央アルプスには北から牛首峠、権兵衛峠、大平峠、清内路峠、神坂峠と五つの峠があり、古くから往来の要所となっている。
今ではどの峠も車で通行可能で、特に権兵衛峠の北に権兵衛トンネルが開通してからは(平成十八年に開通)、伊那谷と木曽谷の行き来がえらく楽になった。
そんなわけで現在ではすっかり通る人もいなくなった権兵衛峠ですが、(車道と別に)旧道が残っていて歩くことができます。
山歩きと考えると非常に渋いところですが、前からちょっと興味のあるところでもあり、話に乗って行ってみることにした。

十分自転車でアプローチできる場所なのだけれど、今回はトンネルの手前まで車でアプローチ。自宅から一時間ほど。
通行禁止の標識の手前に駐車して8:30に歩き始めた。サルがたくさんいて、こちらを警戒している。

道は沢沿いにつけられている。ずっと樹林の中で、どこか山頂に突き上げるわけでもない。
いくら昨今の山ブームとはいえ、こんなところを歩く人はほとんどいないと見え、途中の道は自然にかえりかけていた。
歩き出しと峠の手前、それぞれ1kmほどの区間は草が刈られキレイに整備されているが、その間は草が元気よく茂っている。
山仕事の作業道も錯綜していて何箇所か迷うところもある。一箇所など完全に道を外し、沢から外れたことに気付いて途中で引き返してきた。

途中、道の真ん中にヘビが丸まっていた。見るとジムグリだ(こいつはおとなしいヘビです)。
理由はわからないが、どうも動けないようだった。木の枝で触れてみてもほとんど無反応。帰りにまだいたので、道の脇に避けといてやった。

今日は朝から少々目の回る感じがあってどうにも体が重い・・・。
10:45に権兵衛峠着。歩いている間も峠に出ても展望はなし。
峠は分水嶺となっていて、石碑によると登ってきた伊那谷のほうへ流れ落ちるのが天竜川水系の北沢川、反対の木曽側へ流れ落ちるのが信濃川水系の奈良井川。
ちなみに、分水嶺である峠の水場は涸れてました・・・。

峠からさらにトレールを南下して南沢山まで行ってみる。
展望はほとんどないが巨木の茂る気持ちのいいところで、ブナやミズナラの巨木が茂っている。
途中にはジャンボカラマツと呼ばれているらしい樹齢250年と推定されるカラマツの巨木もあります。

11:50に南沢山の頂上と思しきところに着いた。権兵衛峠から一時間弱。
ここも森の中で展望はまったくない。
なだらかな尾根をこのままずーっと南に行けば木曽駒に登れるはずですが、南沢山から先はトレールがありません。それほど激しい藪ではないけれど、歩くとなるとけっこう大変そう。
少々藪こぎをして馬返しまで行けば登山道と合流するはず・・・です。

南沢山から来た道を引き返し、13:45に下りてきた。
権兵衛峠までは登り二時間、下り一時間といったところです。

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自然にかえりつつある                      分水嶺でもある権兵衛峠

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ジャンボカラマツ                  半地中生活者のジムグリ(かわいい顔してます)

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恵那山

日付: 2014/6/13 金
ルート: 園原 ~ 広河原登山口 ~ 山頂ピストン

恵那山は、中央アルプスの山塊からはちょっと外れているように見えますが、見方によって中央アルプス最南端とされる山です。
スッキリ晴れていれば、自宅から少し上ったところ(毎朝の散歩コース)からもきれいに見えます。
どっしりとして整った山容をしており、周りに高い山がないからけっこう目立ちます。

山容はともかく山頂まですっぽりと樹林に覆われているし、中津川のほうから登らねばならないとばかり思っていたので、これまであまりそそられることのなかった山なのですが、これまたあるとき地図を眺めていて阿智から登れることに気付きました。
見ると、中津川から歩くより短い距離で登れる。
阿智村の園原にスキー場があり(これも知らなかった)、そこをスルーして本谷川沿いにゲートの手前まで林道でアプローチできそうである。
中央道の恵那山トンネルの手前ならアプローチが楽チン。
阿智なら飯田の隣で、家から自転車でアプローチできる場所ではないか・・・。
なんだか急に身近な山に思えてきた。

そんなわけで権兵衛峠の翌日に行ってきました。
アプローチは今回も車です。

朝起きると伊那谷は晴れているものの、中央アルプス側も南アルプス側も山はすっぽり雲に覆われている。
たぶん雨だろうな、と思いつつ恵那山へ。
家を出たのは7:00過ぎ・・・のんびりしたもんです。通勤の時間帯でもあり、飯田の町中はやはり激しく混んでいた。
阿智村の園原のあたりまで来ると雨が降り始めた。8:30過ぎにゲート前着。家から50kmほど。
自転車でアプローチするなら、核心は飯田の町中だろうな。どこかいい道はないものだろうか・・・。
ちなみに園原から先の林道は、天気が悪いこともあり、本当に大丈夫なのか・・・という感じの狭くて暗い林道です。

雨は降ったりやんだり。車の中でしばらく様子を見る。
山頂まで樹林にすっぽり覆われているから、山に取り付いてしまえばそれほど雨が気になることもなかろう・・・そんな期待も込めて9:00過ぎに出発。
ゲートの少し手前のスペースに車をとめたのだが、ゲートのところにはきちんとした駐車場があり、車が5、6台とまっていた。地元のナンバーは一台もなく、場所柄から名古屋圏のナンバーがほとんど。
さすが百名山、恐るべし・・・。梅雨どきの平日のこんな天気の日にもそれなりに人がいる。

林道歩きが30分ほど。
山に取り付いてからはずーーーっと樹林の中。時折り開けたところから伊那谷が見える(飯田まで来ると谷からはほとんど出てしまっている感がありますが・・・)。
途中で二組ほど追い越し、山頂近くになると下りてくる人たちとすれ違う。出た時間が遅いですから。

11:45に登頂。登りは登山口から2時間15分ほどです。
山頂も展望はまったくなし。よせばいいのに展望台が設置されているのですが、晴れていればなにか見えるのでしょうか?
すぐ先に恵那山神社がある。神社は反対の中津川のほうを向いているから、こちらからだと背後からアプローチすることになり、ちょっと変な気分になる。
何はともあれ神社にお参りして、腹ごしらえ。
中津川のほうから登ってきた人がさぞいるであろう、そう思っていたのだけれど、少なくとも山頂には誰もいなかった。あとから登ってきたのもすべて阿智から登ってきた人。
最近は阿智から登る人が多いのかもしれない、より簡単に登れるから。
現金なものだ。自分がトンネルの向こうに住んでいたら、わざわざ阿智から登ったりしないけどな・・・。

山頂はガスの中であったが、下り始めると雲間から見える伊那谷は晴れていた。
13:45に登山口に下りてきた。下りは一時間半といったところ。

せっかくなので帰りは昼神温泉に浸かってゆく。はじめての昼神温泉。
マユミが調べたところでは、露天風呂つきのところで500円で日帰り入浴できるところが二ヶ所ある。
県道沿いにある一ヶ所のところ(湯ったり~な昼神)なら都合がよかったのであるが、残念ながら工事中のため休館。もう一つのところ(阿智の里ひるがみ)にのんびり浸かって帰ってきた。
伊那谷は今日も雨が降らなかったようである。中央アルプス側にも南アルプス側にも相変らずすごい雲がっかっているというのに・・・。
そろそろ恵みの雨がほしいところです。

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伊那谷は晴れているものの・・・                 さすが百名山!きちっと整備された登山道

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時折り開けたところから伊那谷が望める            山頂も樹林に覆われていて展望はない

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登山道にいたヒキガエル・・・捕まってもまったく焦った様子がない    林道から見上げた恵那山

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自転車アプローチ登山6 烏帽子岳(2,195m)

日付: 2014/6/30 月
ルート: 鳩打峠 ~ 小八郎岳 ~ 山頂ピストン

烏帽子岳とか烏帽子山というのはおそらく日本国中にいくつもある。
形が烏帽子に似ていれば、その山は烏帽子岳とか烏帽子山、もしくは烏帽子岩などと呼ばれることになる。

今回登った烏帽子岳はうちの近所の烏帽子岳。おそらくうちから一番近い2,000m峰で、玄関から真正面に見える。
中央アルプスの主脈のちょっと手前(東側)にあり、そのまま尾根を詰めて行けば、念丈岳を経由して奥念丈岳で主脈に至る。
実はエアリアマップをはじめ地図では烏帽子ヶ岳となっているのであるが、地元の呼称は烏帽子岳。現地の標示はすべて烏帽子岳となっている。

今回は久しぶりに自分の限界近くまでプッシュしてみることにした。旅から帰って以来そんな機会がなかったから、実に久しぶり。
時どきこうやって自分を追い込んでみるのはいいと思いますね、自分の限界を知るという意味でも。
時どき追い込んでみたくなります。どちらかというとMなんでしょうね(笑)。
山とか自転車とかマラソンとか、そんなことをやっている人は多少なりとその気があるのだと思いますね。

アプローチは、途中までは先日の片桐ダムと同じ。
途中から枝道に入り、ひたすら上る、上る。けっこう勾配がキツイ・・・場所によって20%くらいありそう。後先考えずひたすらプッシュ!
ちなみに、今朝のコスタリカvsギリシアがPKにまでもつれ込んだため出発が遅れました・・・。
おにぎりを作って家を出たのは8:35頃。

9:55に鳩打峠(1,118m)到着。
アプローチは1時間20分。うちから12km。
実は五年ほど前にもここから烏帽子岳に登ったことがある。が、まったく覚えていない・・・登山口だけでなく途中の道も山頂の様子も、見事なほど何の印象もない。

登山口の駐車場は広く、地元ナンバーの車が二台ほどとまっていた。
駐車場に自転車を縛りつけ、靴を替えてすぐに出発(10:10)。
山頂まではおそらく三時間ほど。1ピッチで行こう。水以外は口にするまい。

歩き始め、自分でもビックリするくらい足が出ない。
これだな、これ。この感覚。
自転車で上りをこなしてからすぐ歩き始めると、本当に驚くくらい足が前に出ない。自転車で使う筋肉と歩きで使う筋肉は違うんですよね。

登山道はとてもよく整備されていて歩きやすい。
途中で道が二俣に分かれる(後で合流する)。登りは小八郎岳の西側をトラバース。
天気はかなり怪しい。ひょっとすると帰りは降られるか、という感じ。

水だけで八合目ほどまで来ただろうか。
どうにもここで電池切れ。時間ばかりかかってしまいそうなので、(ということにして)おにぎりをほおばってしまった。
何だろう、この敗北感は・・・。

烏帽子岳という名の通り、山頂部は烏帽子のような形をしている。そして岩っぽい。
その岩っぽいところまで来ておぼろに思い出した。そう言えばこんな感じだったかも・・・。
12:30に登頂、烏帽子岳(2,195m)。登り2時間20分。

山頂のちょっと手前に烏帽子岩という岩がある。
山頂からも伊那谷がよく見えるのですが、烏帽子岩の上からの眺めは絶品です。
こんなに眺めがよかったっけ・・・いい山じゃないか、烏帽子岳!
今日はあいにく曇っていて見えないが、晴れていれば伊那谷の奥に南アルプスがくっきり見えるはずだ。位置的には真正面に間ノ岳や北岳、塩見があるはず。
同じように中央アルプスもすっぽり雲の中だが、晴れていれば南駒や空木がドーンと見えるはず。
双眼鏡があれば自宅も確認できそうだ。今度来るときは持ってこよう。

腹ごしらえをして下山に移る(13:00)。
下りは写真を撮りながらのんびり。
帰りは小八郎岳を経由した。小八郎の山頂からの眺めもなかなか。かつ、山頂は広くて快適なテン場になっている。
小八郎岳の標高は1,475m。ちょうど陣馬形山(1,445m)と同じくらいです。

小八郎からちょっと下ったところにも展望所があった。
ここからは、うちの近所にある南向発電所を肉眼で確認できた。双眼鏡があれば間違いなく自宅が見えそうだ。

15:00に鳩打峠に下りてきた。下りは2時間ほど。
帰りはずーーーっと下り。天竜川までひたすら下り。
毎度帰りは楽チンだ。

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登山口には広い駐車場がある                 登山道から望む烏帽子岳

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山頂部は岩っぽい                       変化に富んでいてなかなかいい山です

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烏帽子岳山頂                           中央アルプス主脈は雲の中

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山頂手前の烏帽子岩からの眺めは絶品! 晴れていれば南アルプスがくっきり見えるはず(右端にあるのが片桐ダム

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こちら小八郎岳山頂                        双眼鏡があれば自宅も確認できそう

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自転車アプローチ登山7 空木岳(2,864m)1day

こんにちは。今日は夕方激しい雨が降りました。
今朝はある意味歴史的な一戦を目撃してしまった気がします。
ブラジルのサポーター、最後のころはペナルティーエリアで転びまくる自国選手にブーイング。逆にドイツのシュールレの見事なシュートに拍手を送ってました。
こういう姿勢が好きです。

日付: 2014/7/8 火
ルート: 菅ノ台 ~ 空木平 ~ 山頂ピストン

本当は、7日と8日にマユミと二人、泊まりで赤石岳を計画してました。
自転車でアプローチして小渋川から登るというなかなか魅力的な計画だったのですが、下部が川の遡行となるため雨で増水すると不可能。
8日は天気がなんとかなりそうだったので、7日に日帰りの代案を検討し、空木岳に行ってきました。自転車アプローチの1dayです。
赤石のほうは梅雨が明けたら行ってみようと思います。

長丁場なので夜明けとともに行動開始!
3:00過ぎに起き、準備を整えて明るくなった4:30に出発。と言ってもどんより曇っていて、この時間になっても薄暗い。夏至を過ぎてだいぶ日の出が遅くなったなぁという気もする。
R153から、中央道に沿って走る伊那中部広域農道に出て駒ヶ根へ。車で走っているとわからないのだけれど、県道18号で行く場合に比べてだいぶ上らされた気がした。
交通量の多いR153も農道も、さすがにこの時間はまだ車が少ない。どちらも道路も狭いから、こんな時間でもないと自転車で走る気がしない。

思いのほか時間がかかり、駒ヶ池に近い菅ノ台に着いたときには6:00を回っていた。
ここからさらに林道終点を目指して上る。
別荘地を過ぎてしばらく行くとゲートがあり、その先はダートになる。厳密に言うと、以前に一度は舗装されたアスファルトが剥がれてしまった道で、旧ソ連邦の道路のようである。

林道は登山道を縫うようにうねうねと走っていて、途中でニ、三度登山道を横切る。よって、どこからでも歩き始めることができる。車の駐車スペースはないが、自転車ならどこでも置ける。
帰りのことを考えるとできるだけ上、できれば林道終点まで行っておきたい。

標高1,250mのところで登山道を横切ったのは何度目か。道は良くないし、たまたま脇に比較的広いスペース(駐車禁止と書かれている)もあった。
7:00を回ってちょっと焦っていたこともあり、ここから歩き始めることにした。7:10着。家から27km。
ちなみに、この場合の駐車禁止は自転車を対象にしていない、と勝手に解釈した。脇の木に縛り付けておくだけなら問題なかろう。
靴を替えてパッキングを済ませ、自転車を木に縛り付けてから落ち着いて腹ごしらえ。

7:30に歩き始めた。
林道横の尾根を15分ほど登ると林道終点に出た。東屋があり、広い駐車スペースもあるのだが、なぜか手前から通行止になっていた。なんでだろ???
林道終点から空木山頂までコースタイムは6時間以上。と言ってもエアリアマップのコースタイムだからさっぱり当てにならないけれど(かなり余裕をもったタイムになっているから)。
いずれにしてもあまり余裕はない。時間切れなんてゴメンだ。せっかくここまでアプローチしたのだからできれば登頂したい。

天気は曇り。出だしはハイキングコースと重複していることもあって緩~い登り。自転車でも上れそうではないか・・・。
じりじりとではあるが標高が上がるにつれ、周りはシラビソとダケカンバの森になってくる。
9:00頃になると晴れ間が見え出した。
一本とった水場のところから道がハイキングコースと登山道に分かれる(あとで合流する)。登りは登山道のほうを行く。

迷尾根と呼ばれているところまで来るとスッキリ晴れた。澄んだ青空!右手に千畳敷カールがくっきり見える。
”迷尾根”というほどのことはないのだけれど、このあたりは尾根が痩せている。時どき事故も起こっているようである。
が、それにしても日本の山はちょっと過保護すぎる。空木の登山道にもハシゴや階段がふんだんにある。迷尾根のところなんて単管で手すりまで設けてあった(ビックリ)。
こんなもの必要なのだろうか???いつも疑問に思う。自然のままにしておけばいいのではないだろうか。山なんて自己責任でいいと思うのだけれど・・・。
こういっちゃ何だけど、ハシゴや階段がなきゃ登れないような人はその場所に来てはいけない人なのだ。

樹林帯が続く。時どき木々の隙間から伊那谷や主稜線が望めるが、基本的に展望はない。
かと言って山深さはなく、伊那谷が必ず見えてしまうからどうにも隔絶間や緊張感といったものがない。
やはり中央アルプスは見て楽しむ山なのだと思う。

2,500mを越えたところで道が分岐する。ともに頂上へ抜けるが、一方は尾根道、一方は沢沿いのルートである。
空木平の避難小屋がどんなだか見ておきたかったので、沢沿いの道を選択。ちょっと行くと雪が現れた。予想以上に雪が残っている。
この頃になるとすっかりガスってしまった。風も強い。
空木平は沢の流れる感じのいい場所だった。小屋もキレイで快適そう。ちなみに、無人小屋ですが協力費1,000円ということです。

小屋から先は思わず雪渓に苦戦してしまった(苦笑)。
晴れていればおそらく稜線が見えているのであろうが、ガスっていて何も見えない。広い雪渓の中でコース取りがしにくい。
なるべく西側の尾根から離れないように、そしてもしものときハイマツが手がかりになるように、途中から雪渓の右端を詰める。
上部は斜度が出てくるので、ピッケルがあったほうがいいです・・・。早朝ならアイゼンも必要。

小屋からコースタイム45分のところ(エアリアマップの大盛りコースタイム)、一時間近くかかってようやく登頂!
12:20。登りは3ピッチ、4時間50分。
ガスで真っ白。せっかくだから木曽側を眺望したかったのだけれど、何も見えない。直下にある駒峰ヒュッテすら見えない。
ちなみに、けっこうヘロヘロになりました。年ですかね・・・。

風の避けられる岩陰で腹ごしらえをして即下山。
駒峰ヒュッテの脇を通って下りは尾根道で。
こちらの小屋は有人小屋なので興味がなくスルーしましたが、まったく人の気配がなく誰もいない様子でした。ひょっとするとトップシーズン以外は土日しか人がいないのかもしれません。
というのも、登山道はここ最近人が登っている形跡がありませんでした。たぶん、空木に直接登る人というのはそれほどいないでしょう。
百名山ハンターをはじめ多くの人は、木曽駒に登ってそこから縦走してくると思われます。そのほうが手っ取り早い。
そしてその場合、木曽駒山頂は幕営可能だから、そこをベースに空身で往復するのではないかと推測する。つまり、空木の小屋を利用する人などほとんどいないのではないかと思われる。あまりに中途半端だから。そこに人が常駐するのは無駄というものです。

話が飛びますが、中央アルプスや南アルプスの稜線上は基本的に指定場所以外幕営禁止です。
これが非常に嫌なところ。だから夏の一般道には近づきたくない。少なくとも泊まりで行くことを躊躇してしまう。
いや、理屈の上ではわかるんです。あれだけの人が押し寄せるから(特に昨今は山ガールなど山ブームですから)、自然保護のためそうせざるを得ない。
でも、そうとは知っていても、やはり窮屈なんですよね。わざわざ人がたくさんいるところにテントを張るのも嫌ですし、そもそも「なんでテントを張るだけのことにお金を払わにゃならんのだ」というのが頭にある。
やっぱ雪のある季節が気楽でいいですね・・・。

元に戻します。
尾根道はさすがに森林限界の上で、ハイマツしかないから見晴らしがいい(晴れていればですが・・・)。ところどころに花崗岩の巨石が転がっているところが屋久島の宮之浦岳を思わせる。
分岐のところで沢沿いの道と合流し、樹林帯に入ったところで雨が降り始めた。ナイスタイミング!その後は降ったりやんだり。
中央アルプスの森林限界は高く、2,500mを優に超えている。けっこう風が強いように思うのだけれど、寒いし雪もそれなりに降るように思うのだけれど・・・不思議だ。

時どき木の下で雨宿りしながら下る。
下の分岐は登りと別のハイキングコースをとったが、途中にあるダケカンバの森は見事だった。ここまで群生しているのははじめて見た。
中には巨木もある。樺の木もここまで大きくなるのか・・・。

情けないことに最後は足がかなりヤバイ状態。完全にロボコン状態で、林道終点から自転車をデポしたところまでの急な下りが辛かった。
16:10下山。下りは3時間30分。
何はともあれ登頂できてよかった。達成感もある。
こんな日はできれば温泉に入りたい・・・が、そのまま帰りに寄るのはあり得ない。着替えがないし、温泉から出てまた自転車に乗るのも嫌である。
18:00までに家に帰れたら車で温泉に行こう!ということにして帰路についた。

通常なら「ここからまだ自転車・・・」となりそうであるが、さにあらず。下りなんで楽チンなんです。
天竜川までは一度も自転車をこがずに下ってこられた。その先も川沿いに、流れの方向に走るから基本的に下り基調。帰りはとにかく楽チンだ。

18:10に帰宅。
降ろした荷物もそのままにして村の温泉へ。
村のは正確には温泉ではなく、要するに銭湯に近いのであるが、ここの薬湯はよく効く。これを目当てに遠方から通ってくる人もいるらしい。
ちなみに本日の走行距離は57km、トータルの行動時間は13時間40分。久しぶりの長い行動だった。

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駒ヶ根へ・・・自転車アプローチ                   1,250m地点に自転車をデポして歩き始める

P1190846_サイズ変更 IMGP7761_サイズ変更
・・・ということです                           今日もいました!ヒキガエル

IMGP7768_サイズ変更 IMGP7767_サイズ変更
明るいシラビソの森                          この手の着生植物はパタゴニアでよく見た

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短時間だけ晴れた!                         沢には予想以上に雪が残っていた

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真新しい、キレイな空木平避難小屋                 小屋の先は雪渓

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上部は斜度が出る                          足がズルッとくるたび体力を奪われる

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小屋から一時間近くかかってようやく登頂!            尾根上は見晴らしがいい(晴れていれば・・・)

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(左)クラックのトラバースが練習できそうな岩・・・庭にひとつ欲しい  (右)ダケカンバの群生・・・これはすごい!

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帰りは下るだけ・・・楽チン!

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 中央アルプス] | 2014.07.09(Wed) PageTop
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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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