旧道を歩く・・・権兵衛峠

こんにちは。
(日本は残念ですが)盛り上がってますね、ワールドカップ!
毎日寝不足の人も多いのではないでしょうか。
今大会は熱戦が多いように思いますね。あっ、アジアの代表国の試合を除きます(涙)。
やはりアジアの出場枠は見直すべきなんでしょうね、単純にサッカーを見て楽しむという意味では。
個人的には今のところのベストゲームはドイツvsガーナでした。
まさに死闘・・・あれだけの肉弾戦でありながらクリーンだったところが◎。
ここのグループは3チームくらい決勝トーナメントにいかせてあげたい・・・。

さて、それとはまったく関係ない記事ですけど・・・

日付: 2014/6/12 木
コース: 与地 ~ 権兵衛峠 ~ 南沢山 ~ 権兵衛峠 ~ 与地

久しぶりに歩きに行こうという話になった。
とりあえず近場で日帰りできるところ、ということでマユミが持ってきた案が・・・権兵衛峠。
渋すぎる・・・。

伊那谷と木曽谷は中央アルプスで隔てられている。
その中央アルプスには北から牛首峠、権兵衛峠、大平峠、清内路峠、神坂峠と五つの峠があり、古くから往来の要所となっている。
今ではどの峠も車で通行可能で、特に権兵衛峠の北に権兵衛トンネルが開通してからは(平成十八年に開通)、伊那谷と木曽谷の行き来がえらく楽になった。
そんなわけで現在ではすっかり通る人もいなくなった権兵衛峠ですが、(車道と別に)旧道が残っていて歩くことができます。
山歩きと考えると非常に渋いところですが、前からちょっと興味のあるところでもあり、話に乗って行ってみることにした。

十分自転車でアプローチできる場所なのだけれど、今回はトンネルの手前まで車でアプローチ。自宅から一時間ほど。
通行禁止の標識の手前に駐車して8:30に歩き始めた。サルがたくさんいて、こちらを警戒している。

道は沢沿いにつけられている。ずっと樹林の中で、どこか山頂に突き上げるわけでもない。
いくら昨今の山ブームとはいえ、こんなところを歩く人はほとんどいないと見え、途中の道は自然にかえりかけていた。
歩き出しと峠の手前、それぞれ1kmほどの区間は草が刈られキレイに整備されているが、その間は草が元気よく茂っている。
山仕事の作業道も錯綜していて何箇所か迷うところもある。一箇所など完全に道を外し、沢から外れたことに気付いて途中で引き返してきた。

途中、道の真ん中にヘビが丸まっていた。見るとジムグリだ(こいつはおとなしいヘビです)。
理由はわからないが、どうも動けないようだった。木の枝で触れてみてもほとんど無反応。帰りにまだいたので、道の脇に避けといてやった。

今日は朝から少々目の回る感じがあってどうにも体が重い・・・。
10:45に権兵衛峠着。歩いている間も峠に出ても展望はなし。
峠は分水嶺となっていて、石碑によると登ってきた伊那谷のほうへ流れ落ちるのが天竜川水系の北沢川、反対の木曽側へ流れ落ちるのが信濃川水系の奈良井川。
ちなみに、分水嶺である峠の水場は涸れてました・・・。

峠からさらにトレールを南下して南沢山まで行ってみる。
展望はほとんどないが巨木の茂る気持ちのいいところで、ブナやミズナラの巨木が茂っている。
途中にはジャンボカラマツと呼ばれているらしい樹齢250年と推定されるカラマツの巨木もあります。

11:50に南沢山の頂上と思しきところに着いた。権兵衛峠から一時間弱。
ここも森の中で展望はまったくない。
なだらかな尾根をこのままずーっと南に行けば木曽駒に登れるはずですが、南沢山から先はトレールがありません。それほど激しい藪ではないけれど、歩くとなるとけっこう大変そう。
少々藪こぎをして馬返しまで行けば登山道と合流するはず・・・です。

南沢山から来た道を引き返し、13:45に下りてきた。
権兵衛峠までは登り二時間、下り一時間といったところです。

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自然にかえりつつある                      分水嶺でもある権兵衛峠

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ジャンボカラマツ                  半地中生活者のジムグリ(かわいい顔してます)

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恵那山

日付: 2014/6/13 金
ルート: 園原 ~ 広河原登山口 ~ 山頂ピストン

恵那山は、中央アルプスの山塊からはちょっと外れているように見えますが、見方によって中央アルプス最南端とされる山です。
スッキリ晴れていれば、自宅から少し上ったところ(毎朝の散歩コース)からもきれいに見えます。
どっしりとして整った山容をしており、周りに高い山がないからけっこう目立ちます。

山容はともかく山頂まですっぽりと樹林に覆われているし、中津川のほうから登らねばならないとばかり思っていたので、これまであまりそそられることのなかった山なのですが、これまたあるとき地図を眺めていて阿智から登れることに気付きました。
見ると、中津川から歩くより短い距離で登れる。
阿智村の園原にスキー場があり(これも知らなかった)、そこをスルーして本谷川沿いにゲートの手前まで林道でアプローチできそうである。
中央道の恵那山トンネルの手前ならアプローチが楽チン。
阿智なら飯田の隣で、家から自転車でアプローチできる場所ではないか・・・。
なんだか急に身近な山に思えてきた。

そんなわけで権兵衛峠の翌日に行ってきました。
アプローチは今回も車です。

朝起きると伊那谷は晴れているものの、中央アルプス側も南アルプス側も山はすっぽり雲に覆われている。
たぶん雨だろうな、と思いつつ恵那山へ。
家を出たのは7:00過ぎ・・・のんびりしたもんです。通勤の時間帯でもあり、飯田の町中はやはり激しく混んでいた。
阿智村の園原のあたりまで来ると雨が降り始めた。8:30過ぎにゲート前着。家から50kmほど。
自転車でアプローチするなら、核心は飯田の町中だろうな。どこかいい道はないものだろうか・・・。
ちなみに園原から先の林道は、天気が悪いこともあり、本当に大丈夫なのか・・・という感じの狭くて暗い林道です。

雨は降ったりやんだり。車の中でしばらく様子を見る。
山頂まで樹林にすっぽり覆われているから、山に取り付いてしまえばそれほど雨が気になることもなかろう・・・そんな期待も込めて9:00過ぎに出発。
ゲートの少し手前のスペースに車をとめたのだが、ゲートのところにはきちんとした駐車場があり、車が5、6台とまっていた。地元のナンバーは一台もなく、場所柄から名古屋圏のナンバーがほとんど。
さすが百名山、恐るべし・・・。梅雨どきの平日のこんな天気の日にもそれなりに人がいる。

林道歩きが30分ほど。
山に取り付いてからはずーーーっと樹林の中。時折り開けたところから伊那谷が見える(飯田まで来ると谷からはほとんど出てしまっている感がありますが・・・)。
途中で二組ほど追い越し、山頂近くになると下りてくる人たちとすれ違う。出た時間が遅いですから。

11:45に登頂。登りは登山口から2時間15分ほどです。
山頂も展望はまったくなし。よせばいいのに展望台が設置されているのですが、晴れていればなにか見えるのでしょうか?
すぐ先に恵那山神社がある。神社は反対の中津川のほうを向いているから、こちらからだと背後からアプローチすることになり、ちょっと変な気分になる。
何はともあれ神社にお参りして、腹ごしらえ。
中津川のほうから登ってきた人がさぞいるであろう、そう思っていたのだけれど、少なくとも山頂には誰もいなかった。あとから登ってきたのもすべて阿智から登ってきた人。
最近は阿智から登る人が多いのかもしれない、より簡単に登れるから。
現金なものだ。自分がトンネルの向こうに住んでいたら、わざわざ阿智から登ったりしないけどな・・・。

山頂はガスの中であったが、下り始めると雲間から見える伊那谷は晴れていた。
13:45に登山口に下りてきた。下りは一時間半といったところ。

せっかくなので帰りは昼神温泉に浸かってゆく。はじめての昼神温泉。
マユミが調べたところでは、露天風呂つきのところで500円で日帰り入浴できるところが二ヶ所ある。
県道沿いにある一ヶ所のところ(湯ったり~な昼神)なら都合がよかったのであるが、残念ながら工事中のため休館。もう一つのところ(阿智の里ひるがみ)にのんびり浸かって帰ってきた。
伊那谷は今日も雨が降らなかったようである。中央アルプス側にも南アルプス側にも相変らずすごい雲がっかっているというのに・・・。
そろそろ恵みの雨がほしいところです。

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伊那谷は晴れているものの・・・                 さすが百名山!きちっと整備された登山道

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時折り開けたところから伊那谷が望める            山頂も樹林に覆われていて展望はない

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登山道にいたヒキガエル・・・捕まってもまったく焦った様子がない    林道から見上げた恵那山

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自転車アプローチ登山6 烏帽子岳(2,195m)

日付: 2014/6/30 月
ルート: 鳩打峠 ~ 小八郎岳 ~ 山頂ピストン

烏帽子岳とか烏帽子山というのはおそらく日本国中にいくつもある。
形が烏帽子に似ていれば、その山は烏帽子岳とか烏帽子山、もしくは烏帽子岩などと呼ばれることになる。

今回登った烏帽子岳はうちの近所の烏帽子岳。おそらくうちから一番近い2,000m峰で、玄関から真正面に見える。
中央アルプスの主脈のちょっと手前(東側)にあり、そのまま尾根を詰めて行けば、念丈岳を経由して奥念丈岳で主脈に至る。
実はエアリアマップをはじめ地図では烏帽子ヶ岳となっているのであるが、地元の呼称は烏帽子岳。現地の標示はすべて烏帽子岳となっている。

今回は久しぶりに自分の限界近くまでプッシュしてみることにした。旅から帰って以来そんな機会がなかったから、実に久しぶり。
時どきこうやって自分を追い込んでみるのはいいと思いますね、自分の限界を知るという意味でも。
時どき追い込んでみたくなります。どちらかというとMなんでしょうね(笑)。
山とか自転車とかマラソンとか、そんなことをやっている人は多少なりとその気があるのだと思いますね。

アプローチは、途中までは先日の片桐ダムと同じ。
途中から枝道に入り、ひたすら上る、上る。けっこう勾配がキツイ・・・場所によって20%くらいありそう。後先考えずひたすらプッシュ!
ちなみに、今朝のコスタリカvsギリシアがPKにまでもつれ込んだため出発が遅れました・・・。
おにぎりを作って家を出たのは8:35頃。

9:55に鳩打峠(1,118m)到着。
アプローチは1時間20分。うちから12km。
実は五年ほど前にもここから烏帽子岳に登ったことがある。が、まったく覚えていない・・・登山口だけでなく途中の道も山頂の様子も、見事なほど何の印象もない。

登山口の駐車場は広く、地元ナンバーの車が二台ほどとまっていた。
駐車場に自転車を縛りつけ、靴を替えてすぐに出発(10:10)。
山頂まではおそらく三時間ほど。1ピッチで行こう。水以外は口にするまい。

歩き始め、自分でもビックリするくらい足が出ない。
これだな、これ。この感覚。
自転車で上りをこなしてからすぐ歩き始めると、本当に驚くくらい足が前に出ない。自転車で使う筋肉と歩きで使う筋肉は違うんですよね。

登山道はとてもよく整備されていて歩きやすい。
途中で道が二俣に分かれる(後で合流する)。登りは小八郎岳の西側をトラバース。
天気はかなり怪しい。ひょっとすると帰りは降られるか、という感じ。

水だけで八合目ほどまで来ただろうか。
どうにもここで電池切れ。時間ばかりかかってしまいそうなので、(ということにして)おにぎりをほおばってしまった。
何だろう、この敗北感は・・・。

烏帽子岳という名の通り、山頂部は烏帽子のような形をしている。そして岩っぽい。
その岩っぽいところまで来ておぼろに思い出した。そう言えばこんな感じだったかも・・・。
12:30に登頂、烏帽子岳(2,195m)。登り2時間20分。

山頂のちょっと手前に烏帽子岩という岩がある。
山頂からも伊那谷がよく見えるのですが、烏帽子岩の上からの眺めは絶品です。
こんなに眺めがよかったっけ・・・いい山じゃないか、烏帽子岳!
今日はあいにく曇っていて見えないが、晴れていれば伊那谷の奥に南アルプスがくっきり見えるはずだ。位置的には真正面に間ノ岳や北岳、塩見があるはず。
同じように中央アルプスもすっぽり雲の中だが、晴れていれば南駒や空木がドーンと見えるはず。
双眼鏡があれば自宅も確認できそうだ。今度来るときは持ってこよう。

腹ごしらえをして下山に移る(13:00)。
下りは写真を撮りながらのんびり。
帰りは小八郎岳を経由した。小八郎の山頂からの眺めもなかなか。かつ、山頂は広くて快適なテン場になっている。
小八郎岳の標高は1,475m。ちょうど陣馬形山(1,445m)と同じくらいです。

小八郎からちょっと下ったところにも展望所があった。
ここからは、うちの近所にある南向発電所を肉眼で確認できた。双眼鏡があれば間違いなく自宅が見えそうだ。

15:00に鳩打峠に下りてきた。下りは2時間ほど。
帰りはずーーーっと下り。天竜川までひたすら下り。
毎度帰りは楽チンだ。

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登山口には広い駐車場がある                 登山道から望む烏帽子岳

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山頂部は岩っぽい                       変化に富んでいてなかなかいい山です

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烏帽子岳山頂                           中央アルプス主脈は雲の中

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山頂手前の烏帽子岩からの眺めは絶品! 晴れていれば南アルプスがくっきり見えるはず(右端にあるのが片桐ダム

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こちら小八郎岳山頂                        双眼鏡があれば自宅も確認できそう

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自転車アプローチ登山7 空木岳(2,864m)1day

こんにちは。今日は夕方激しい雨が降りました。
今朝はある意味歴史的な一戦を目撃してしまった気がします。
ブラジルのサポーター、最後のころはペナルティーエリアで転びまくる自国選手にブーイング。逆にドイツのシュールレの見事なシュートに拍手を送ってました。
こういう姿勢が好きです。

日付: 2014/7/8 火
ルート: 菅ノ台 ~ 空木平 ~ 山頂ピストン

本当は、7日と8日にマユミと二人、泊まりで赤石岳を計画してました。
自転車でアプローチして小渋川から登るというなかなか魅力的な計画だったのですが、下部が川の遡行となるため雨で増水すると不可能。
8日は天気がなんとかなりそうだったので、7日に日帰りの代案を検討し、空木岳に行ってきました。自転車アプローチの1dayです。
赤石のほうは梅雨が明けたら行ってみようと思います。

長丁場なので夜明けとともに行動開始!
3:00過ぎに起き、準備を整えて明るくなった4:30に出発。と言ってもどんより曇っていて、この時間になっても薄暗い。夏至を過ぎてだいぶ日の出が遅くなったなぁという気もする。
R153から、中央道に沿って走る伊那中部広域農道に出て駒ヶ根へ。車で走っているとわからないのだけれど、県道18号で行く場合に比べてだいぶ上らされた気がした。
交通量の多いR153も農道も、さすがにこの時間はまだ車が少ない。どちらも道路も狭いから、こんな時間でもないと自転車で走る気がしない。

思いのほか時間がかかり、駒ヶ池に近い菅ノ台に着いたときには6:00を回っていた。
ここからさらに林道終点を目指して上る。
別荘地を過ぎてしばらく行くとゲートがあり、その先はダートになる。厳密に言うと、以前に一度は舗装されたアスファルトが剥がれてしまった道で、旧ソ連邦の道路のようである。

林道は登山道を縫うようにうねうねと走っていて、途中でニ、三度登山道を横切る。よって、どこからでも歩き始めることができる。車の駐車スペースはないが、自転車ならどこでも置ける。
帰りのことを考えるとできるだけ上、できれば林道終点まで行っておきたい。

標高1,250mのところで登山道を横切ったのは何度目か。道は良くないし、たまたま脇に比較的広いスペース(駐車禁止と書かれている)もあった。
7:00を回ってちょっと焦っていたこともあり、ここから歩き始めることにした。7:10着。家から27km。
ちなみに、この場合の駐車禁止は自転車を対象にしていない、と勝手に解釈した。脇の木に縛り付けておくだけなら問題なかろう。
靴を替えてパッキングを済ませ、自転車を木に縛り付けてから落ち着いて腹ごしらえ。

7:30に歩き始めた。
林道横の尾根を15分ほど登ると林道終点に出た。東屋があり、広い駐車スペースもあるのだが、なぜか手前から通行止になっていた。なんでだろ???
林道終点から空木山頂までコースタイムは6時間以上。と言ってもエアリアマップのコースタイムだからさっぱり当てにならないけれど(かなり余裕をもったタイムになっているから)。
いずれにしてもあまり余裕はない。時間切れなんてゴメンだ。せっかくここまでアプローチしたのだからできれば登頂したい。

天気は曇り。出だしはハイキングコースと重複していることもあって緩~い登り。自転車でも上れそうではないか・・・。
じりじりとではあるが標高が上がるにつれ、周りはシラビソとダケカンバの森になってくる。
9:00頃になると晴れ間が見え出した。
一本とった水場のところから道がハイキングコースと登山道に分かれる(あとで合流する)。登りは登山道のほうを行く。

迷尾根と呼ばれているところまで来るとスッキリ晴れた。澄んだ青空!右手に千畳敷カールがくっきり見える。
”迷尾根”というほどのことはないのだけれど、このあたりは尾根が痩せている。時どき事故も起こっているようである。
が、それにしても日本の山はちょっと過保護すぎる。空木の登山道にもハシゴや階段がふんだんにある。迷尾根のところなんて単管で手すりまで設けてあった(ビックリ)。
こんなもの必要なのだろうか???いつも疑問に思う。自然のままにしておけばいいのではないだろうか。山なんて自己責任でいいと思うのだけれど・・・。
こういっちゃ何だけど、ハシゴや階段がなきゃ登れないような人はその場所に来てはいけない人なのだ。

樹林帯が続く。時どき木々の隙間から伊那谷や主稜線が望めるが、基本的に展望はない。
かと言って山深さはなく、伊那谷が必ず見えてしまうからどうにも隔絶間や緊張感といったものがない。
やはり中央アルプスは見て楽しむ山なのだと思う。

2,500mを越えたところで道が分岐する。ともに頂上へ抜けるが、一方は尾根道、一方は沢沿いのルートである。
空木平の避難小屋がどんなだか見ておきたかったので、沢沿いの道を選択。ちょっと行くと雪が現れた。予想以上に雪が残っている。
この頃になるとすっかりガスってしまった。風も強い。
空木平は沢の流れる感じのいい場所だった。小屋もキレイで快適そう。ちなみに、無人小屋ですが協力費1,000円ということです。

小屋から先は思わず雪渓に苦戦してしまった(苦笑)。
晴れていればおそらく稜線が見えているのであろうが、ガスっていて何も見えない。広い雪渓の中でコース取りがしにくい。
なるべく西側の尾根から離れないように、そしてもしものときハイマツが手がかりになるように、途中から雪渓の右端を詰める。
上部は斜度が出てくるので、ピッケルがあったほうがいいです・・・。早朝ならアイゼンも必要。

小屋からコースタイム45分のところ(エアリアマップの大盛りコースタイム)、一時間近くかかってようやく登頂!
12:20。登りは3ピッチ、4時間50分。
ガスで真っ白。せっかくだから木曽側を眺望したかったのだけれど、何も見えない。直下にある駒峰ヒュッテすら見えない。
ちなみに、けっこうヘロヘロになりました。年ですかね・・・。

風の避けられる岩陰で腹ごしらえをして即下山。
駒峰ヒュッテの脇を通って下りは尾根道で。
こちらの小屋は有人小屋なので興味がなくスルーしましたが、まったく人の気配がなく誰もいない様子でした。ひょっとするとトップシーズン以外は土日しか人がいないのかもしれません。
というのも、登山道はここ最近人が登っている形跡がありませんでした。たぶん、空木に直接登る人というのはそれほどいないでしょう。
百名山ハンターをはじめ多くの人は、木曽駒に登ってそこから縦走してくると思われます。そのほうが手っ取り早い。
そしてその場合、木曽駒山頂は幕営可能だから、そこをベースに空身で往復するのではないかと推測する。つまり、空木の小屋を利用する人などほとんどいないのではないかと思われる。あまりに中途半端だから。そこに人が常駐するのは無駄というものです。

話が飛びますが、中央アルプスや南アルプスの稜線上は基本的に指定場所以外幕営禁止です。
これが非常に嫌なところ。だから夏の一般道には近づきたくない。少なくとも泊まりで行くことを躊躇してしまう。
いや、理屈の上ではわかるんです。あれだけの人が押し寄せるから(特に昨今は山ガールなど山ブームですから)、自然保護のためそうせざるを得ない。
でも、そうとは知っていても、やはり窮屈なんですよね。わざわざ人がたくさんいるところにテントを張るのも嫌ですし、そもそも「なんでテントを張るだけのことにお金を払わにゃならんのだ」というのが頭にある。
やっぱ雪のある季節が気楽でいいですね・・・。

元に戻します。
尾根道はさすがに森林限界の上で、ハイマツしかないから見晴らしがいい(晴れていればですが・・・)。ところどころに花崗岩の巨石が転がっているところが屋久島の宮之浦岳を思わせる。
分岐のところで沢沿いの道と合流し、樹林帯に入ったところで雨が降り始めた。ナイスタイミング!その後は降ったりやんだり。
中央アルプスの森林限界は高く、2,500mを優に超えている。けっこう風が強いように思うのだけれど、寒いし雪もそれなりに降るように思うのだけれど・・・不思議だ。

時どき木の下で雨宿りしながら下る。
下の分岐は登りと別のハイキングコースをとったが、途中にあるダケカンバの森は見事だった。ここまで群生しているのははじめて見た。
中には巨木もある。樺の木もここまで大きくなるのか・・・。

情けないことに最後は足がかなりヤバイ状態。完全にロボコン状態で、林道終点から自転車をデポしたところまでの急な下りが辛かった。
16:10下山。下りは3時間30分。
何はともあれ登頂できてよかった。達成感もある。
こんな日はできれば温泉に入りたい・・・が、そのまま帰りに寄るのはあり得ない。着替えがないし、温泉から出てまた自転車に乗るのも嫌である。
18:00までに家に帰れたら車で温泉に行こう!ということにして帰路についた。

通常なら「ここからまだ自転車・・・」となりそうであるが、さにあらず。下りなんで楽チンなんです。
天竜川までは一度も自転車をこがずに下ってこられた。その先も川沿いに、流れの方向に走るから基本的に下り基調。帰りはとにかく楽チンだ。

18:10に帰宅。
降ろした荷物もそのままにして村の温泉へ。
村のは正確には温泉ではなく、要するに銭湯に近いのであるが、ここの薬湯はよく効く。これを目当てに遠方から通ってくる人もいるらしい。
ちなみに本日の走行距離は57km、トータルの行動時間は13時間40分。久しぶりの長い行動だった。

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駒ヶ根へ・・・自転車アプローチ                   1,250m地点に自転車をデポして歩き始める

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・・・ということです                           今日もいました!ヒキガエル

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明るいシラビソの森                          この手の着生植物はパタゴニアでよく見た

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短時間だけ晴れた!                         沢には予想以上に雪が残っていた

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真新しい、キレイな空木平避難小屋                 小屋の先は雪渓

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上部は斜度が出る                          足がズルッとくるたび体力を奪われる

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小屋から一時間近くかかってようやく登頂!            尾根上は見晴らしがいい(晴れていれば・・・)

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(左)クラックのトラバースが練習できそうな岩・・・庭にひとつ欲しい  (右)ダケカンバの群生・・・これはすごい!

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帰りは下るだけ・・・楽チン!

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自転車アプローチ登山8 風越山(1,535m)

日付: 2014/7/23 水
ルート: 押洞口 ~ 山頂ピストン

梅雨明けの翌日、飯田にある風越山へ行ってきました。
飯田市民の憩いの場になっているような、飯田の町からよく目立つ山です。中央アルプスの主脈からはちょっと外れたところにあります。
毎朝の散歩コースからは中央アルプスに連なるように見える。実は登った次の日に、あれが風越山だったのかと気付いた次第・・・なかなか見映えのする山です。

いつものようにおにぎりを作って8:20に出発。
伊那田島駅経由で県道15号に出て、そのまま飯田まで走る。伊那谷を南北に走るなら、この道が快適です。ちょっと狭いですけど・・・。
あまり詳しい地図を持っておらず、出発前からちょっと心配だったアプローチ。
飯田のシンボルのような山だし、現地に行けば標識がふんだんにあるんじゃないかと淡い期待を寄せていたのですが、まったくなし。近くまで来てあれがそうだろうと山は特定できたものの、どうやって登り口に行けばいいのかわからない。

たまたま歩いていたおっちゃんに教わる。
おっちゃんは実に丁寧に教えてくれた。しかも山ヤにとって実にわかりやすい表現で。
「ほれ、あそこに長い尾根が見えるじゃろ。あの尾根を登るんじゃ」
実にわかりやすい。
飯田の町から長大な尾根が延びている。その尾根の末端に向っていけばいいらしい。
「・・・そうだな、えっと、ここを下っていくとガソリンスタンドがあるから、そうだ、そこを右に入ったらええ」

ありがとうございます!
でも、そのおっちゃんの言うとおりに曲がったと思うのだけれど、曲がるのが一本早かったらしい・・・。
さんざん上った挙句、激坂に突入する手前で不安になり、たまたまビーバーで草刈りしていた人に聞くと、「この道は安平路に行っちゃうなぁ」とのことだった。
安平路山というのは中央アルプスの主脈にある山です。

もう一度丁寧に道を教わり、ようやく登山口に到着(10:00)。迷走した分もあるけど、うちから25km。
町の外れに忽然と登山口がある。ゴルフの打ちっぱなしがあり、自転車をデポしておけそうなところがそこの駐車場くらいしかない。
迷ったものの新たに探すのもちょっと面倒で、駐車場の隅のフェンスに縛り付けて歩き始める(10:20)。

道は驚くほど整備されていて歩きやすい。山登りというより森林浴ウォークといった感じだ。
ずっと樹林帯が続き展望はまったくないのだけれど(時どき展望所から飯田の町が望める)、ずっと木陰で気持ちいい。風通しもよくて実に快適。
展望がないのに爽快というちょっと変わった山だった。夏の暑い盛りに涼みに来るのがいいかもしれない。

下部はアカマツが多い。それからヒノキやモミ?が増えて、上部はブナやミズナラの大木が茂っている。
葉はどう見てもモミなんだけど、幹はどことなくシラビソに見える・・・そんな木が目についた。これはモミなんだろうかシラビソなんだろうか・・・ずっとそう思いながら歩いていたのだけれど、帰りに石燈篭の並ぶところで説明書を読んで納得。
アオオオシラビソモドキ(イイダモミ)という木であるらしい。世界でもここだけと言われる樅の変種なんだとか。へぇ~。

もう一点、この山の植生には特徴がある。
ベニマンサクの自生地となっている。
ベニマンサクは秋に紅葉する高さ2~7mほどの落葉低木です。温暖地の植物なのですが、風越山では山腹から山頂の高地にまで分布しており、分布地が他の地区とは隔離した分布となっていることが植物地理学上貴重なんだそうです。
山の上部にベニマンサクが群生しているところがあるのですが、秋になってこれが紅葉したら確かにキレイだろうな・・・。

風越山はまた信仰の山でもあり、ところどころに観音菩薩の石仏や鳥居などがある。
信仰の歴史は古く、開山は718年とある。
途中の虚空蔵山の山腹に秋葉大権現が祀られており、風越山山頂の一つ手前のピークには白山社奥宮がある。

山頂へは白山社奥宮からいったんちょっと下って登り返す形になる。
12:25登頂。山頂も樹林の中で展望はない。が、これがまたブナやミズナラの大木が茂る実に気持ちのいい場所であった。

30分ほどのんびりして下り始める。
風越山は信仰登山の歴史も古いらしい。それが今も市民や小学生の集団登山や、風越マラソンに受け継がれているようである。
どうやら山で風越マラソンというものが行われているらしい。
確かに、走ってくださいと言わんばかりの整備された道と絶妙な斜度・・・下りはついつい小走りになってしまった。
登山口到着14:15。一日森林浴をしたような、実に気持ちのいい山だった。

打ちっぱなしの駐車場ではどうにも落ち着かず、そのまま自転車をピックアップして近くの「かざこし子供の森公園」まで下って荷物をまとめた。
車で登りに来られた場合は、ここに車をとめるのがいいと思います。広い駐車場にトイレや水道もあります。

14:40に帰路につく。
今日は帰りもけっこうアップダウンがある。が、自転車をこぐ分には余裕だ。
山を歩く筋力だけが衰えているように感じるこの頃です・・・。
16:00に帰宅。本日の走行距離は48km。

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打ちっぱなしの駐車場のフェンスに縛り付けて出発        白山社奥宮の鳥居

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信仰の歴史は古い                           山門があって・・・

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その奥のピークに白山社奥宮がある                 山頂はブナやミズナラの大木が茂る樹林帯

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これがベニマンサク                            山の上部に群生している

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まさに走ってくださいと言わんばかりの絶妙な斜度         涼しくて気持ちのいい山歩きでした

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 伊那谷の山] | 2014.07.25(Fri) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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