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過去の山行記録

フィルムスキャナーでデータ化したかった写真の多くは、実は山行の写真なんです。
山にカメラを持っていくことはほとんどなかったんですけど、どこかにもそう書きましたけど、中には例外もありまして。
特にアイスの時はなるべく写真を撮るようにしてました。アイスってのは年によって氷の状態が違うので、登ったときの記録をとる意味で写真を撮るようにしていたわけです。
他には五月連休や夏休み、正月休みという比較的長く山に入れるときも、カメラを持っていくようにしてました。

ただし、壊れてもいいように、最悪は失くしてもいいように、多くの場合は写ルンですの類です。
厳しいところであればあるほど、写ルンです率が高い。しかも、厳しいところほど余裕がなくて写真を撮っていないわけですけど・・・。
いずれにしても貴重な財産です。

それと、所属の山岳会で「稜線」という会報を発行していた(発行している)んですけど、その原稿のテキストデータも残っています。
写真と原稿のデータ・・・これを活かして過去の山行記録をまとめておかない手はない!できるだけまとめておこうと画策してます。
順不同になりますが、目についたものから今後順次アップしていきます。

関連する記事は、「過去の山行記録」のカテゴリに分けておくことにします。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 過去の山行記録] | 2014.10.01(Wed) PageTop
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槍ヶ岳 硫黄尾根(2008年GW)

過去の山行記録の第一弾は硫黄尾根。2008年ゴールデンウィークの記録です。
珍しく写真がたくさんありました。おそらくミノルタTC-1で撮った写真と思われ(写ルンですじゃない)、比較的きれいです。ただ、本人はほとんど写ってないんですけど・・・。
文章のほうは、「稜線」に載せたものをちょっとだけ加筆、修正したものです。

「 '08春合宿: 硫黄尾根~横尾尾根下降 」

メンバー: L村田よ、児玉、鹿山、村田ま

2008/4/29(火)
高瀬ダム 7:00 - 名無小屋 8:30 -湯俣 10:00 - 硫黄尾根取付 10:35 - 尾根上 11:05 - 硫黄岳ジャンダルムP1手前(2,000m付近) 14:00

2:00児玉さんち集合で大町に向かう。
なぜだか大町駅近くの無料駐車場が閉鎖されていて、車で直接七倉まで行く。
意外なことに、七倉には車が一台しかなかった。

装備を整え、指導所に計画書を出し、タクシーで高瀬ダムまで入る。
指導所で話を聞いたところ、今年は雪が多いらしい。これで三年連続だとか。
この時期としては異例なほど人が少なく、一昨日四人組が北鎌だか硫黄に入っているのみとのこと。静かな山を満喫できそうだ。

高瀬ダムから歩き始める。
名無小屋の先から雪が出てきた。
湯俣で吊橋を渡り、水俣川左岸をトラバース。今見れば踏み跡も明瞭で間違いようもないが、冬の北鎌のときは、いやらしく新雪の乗ったこんな急斜面をトラバースできようとはとても思えず、一時間のうちに四回も渡渉する破目となった。

北鎌の時におぼろげながら目星をつけておいたところがやはり取付きのようで、赤布もあった。
本来の登路と思われる浅いルンゼ状のところは崩れていて登れず、その右側の急斜面をヤブこぎして高度を稼ぐ。ところどころきわどい箇所あり。
途中から左にトラバースして踏み跡に合流し、尾根上に出た。そこは広く平坦で、良い幕営ポイントになっている。

ここから雪上の行動となるためスパッツを装着。腐った雪にズボズボ埋まって体力を吸い取られながら、硫黄岳ジャンダルムP1手前まで進んで幕とした。
雪を纏った北鎌がやけに厳しく見え、独標のデカさが目につく。大天井岳の眺めもすばらしい。
北鎌のアプローチも、先天出合まで雪が付いているように見えた。

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初日は硫黄岳ジャンダルムP1手前まで進んで幕とした

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遥か頭上を北鎌が延びる・・・やけに厳しく見える

2008/4/30(水)
6:00発 - 硫黄岳ジャンダルムP6 8:00 -硫黄岳 10:55 -南峰 13:50

予定より30分ほど遅れて4:00起床、6:00出発。
気温が高いのか、早朝にもかかわらず雪はあまりクラストしていない。

硫黄岳ジャンダルムP1、P2はリッジ通しに進み、P3から10m、20mの懸垂二回で3,4コルに降りる。
P4、P5、P6ともリッジ通しに進む。P6は広くて幕営も可能。
ここから北の方へ針路を変えるが、登ってきた方向にも尾根が延びており、視界のない時は注意が必要。

P6からの下りも急で、ハイマツを掴んでクライムダウンし、小次郎コルへ出る。ここも幕営可能。
小次郎コルから硫黄岳まで300mの登り。雪の状態が悪くいやらしかった。
その先の硫黄台地は広い平坦地となっていて、視界のないときはまず動けないと思われる。

硫黄台地の先で尾根はストンと切れ落ちている。
左の支尾根に沿って下り、右のルンゼに入る。岩の基部にレリーフがあり、どうやらここが雷鳥ルンゼのようだ。
残置支点のあるところから40m×2回の懸垂下降。今回は雪が豊富であったが、雪の下はガレガレだ。
下まで降り切らずに懸垂終了地点から右上して尾根上に登り返し、南峰で幕とした。

南峰は、テント一張りでいっぱいになってしまう広さだが、360°眺めがすばらしい。
頭上を、北鎌尾根が槍まで延びている。
なだらかな三俣蓮華や双六は真っ白で、スキーパラダイスに違いない。目を凝らすと、双六カールにスキーのシュプールが一本見える。
靴の中は水が溜まるほどびしょ濡れで(今回は革靴)、殺人的な陽射しの中、濡れたものを乾かしながら周囲の景色に暫し見とれた。

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P6から見る硫黄岳・・・正面がルート(小次郎コルから300mの登り)

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硫黄岳山頂

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北鎌がだいぶ近くなった

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硫黄岳ジャンダルムを見下ろす(どれがどれだかはっきりしない)

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硫黄台地の先は尾根がストンと切れ落ちる

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雷鳥ルンゼの下降・・・雪の下はガレガレだ

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雷鳥ルンゼ(岩陰になっていて見えない)を振り返る・・・ちょうど逆「く」の字に下降した感じになる

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南峰で幕

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360°眺めがすばらしい! 頭上を北鎌尾根が槍まで延びている

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足下はけっこう切れ落ちている

2008/5/1(木)
5:10発 - 赤岳ジャンダルムP5先 8:30 - 中山沢コル 10:10 - 赤岳 11:15 - 白樺平 13:30

今日が硫黄尾根のハイライトである。
3:30起床、5:00過ぎ出発。

南峰を下り、赤岳ジャンダルムP1、P2は湯俣川側の雪の斜面をトラバース。雪の状態が悪く緊張する。
P3は直登。両側がスッパリ切れ落ちているため1ピッチザイルを出す。
浮石だらけでボロボロだ。抱えた岩ごと剥がれて転落という記録も散見されるが、それも納得の悪さである。まさかこの岩は大丈夫だろう、という大きさの岩が平気で動くから怖い。

P3からP4まではリッジ通しに進み、P4から天上沢側の岩場を20m×3回の懸垂で4,5コルに降りる。
天上沢側の腐った雪面をP5先の尾根上に登り返し、リッジ通しに進む。

P6から湯俣川側に20m×1回の懸垂、P7はクライムダウンも交えながらいやらしいトラバースで巻く。
足下は急傾斜の雪面で、滑落したらまず止まらないだろう。
7,8コルにトラバース気味に登り返すところで、念のため1ピッチ20mほどザイルを出す。

7,8コルから20m×1回の懸垂で中山沢コルに降り立つ。
中山沢コルは、地形図で見る限りは赤岳の先であるが、一般的にここを中山沢コルと言っているらしい。広くて快適な幕場となっている。

その先の赤岳の登りが悪そうに見えるのだが、記録の上ではこれで核心は脱したはず。
が、取り付いてみると自分の目のほうが正しく、赤岳の登りは悪かった・・・特に傾斜の立ってくる最後の30mが悪く、サラサラの雪で、足下がとにかく崩れる。
騙し騙しずり上がって片手が岩に届いたときは一瞬ホッとするのだが、この状態で両足とも崩れたら、体重+20数キロをまず支えられないだろうな、などと考えつつ下を見れば、天上沢まで一直線、200~300mは止まりそうにない。
ザイルは出さなかったが(気付いたときには既に出せなかったのだが)、ここが今ルート中で一番緊張したポイントであった。

赤岳の下りも急で、途中から20m×1回の懸垂でコルに降り立つ。
続く赤岳主峰群はピークが5個あるはずだが、どれがどれだかはっきりしない(ジャンダルムもそうだったけど・・・)。
全般的に湯俣川側をトラバース気味に進む。ザイルは一度も出さなかった。

あまりにも疲れてしまい、その先の広い平坦地で幕とした。
P3先の平坦地と思っていたのだが、どうやらルート図が間違っていて、ここが白樺平のようだった。
予報どおり天気も悪くなってきたし、正しいチョイスだった。
先行パーティーの幕営跡を上手く利用でき、整地の必要もなくて助かった。

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赤岳ジャンダルムP3の登り・・・浮石だらけでボロボロだ

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4,5コルへの下降・・・P4から天上沢側の岩場を20m×3回の懸垂

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下降した岩場を振り返る

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後ろ・・・P3とP4

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前・・・P7、P8と中山沢コルの先に続く赤岳の登り

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7,8コルから20m×1回の懸垂で中山沢コルに降り立つ

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赤岳の登りは悪かった・・・今ルート中で一番緊張した

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赤岳山頂

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北鎌が目の前に延びる

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赤岳ジャンダルムを見下ろす(こう見ると、どれがどれだかはっきりしない・・・)

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その先にどかっと鎮座する硫黄岳

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これから向かう赤岳主峰群・・・これまたどれがどれだかはっきりしない

2008/5/2(金)
5:15発 - 西鎌尾根 6:00 - 左俣岳先 6:30 - 槍の肩 10:00 - 横尾尾根分岐 14:00

3:00過ぎ起床、5:00に出発。
遠目にはけっこう悪そうに見えたのだが、あっけなく45分で西鎌尾根に出た。最初そうだとわからなかったくらい。

西鎌尾根上は風が強く、ところどころ雪が飛ばされて夏道が露出している。
雪屁に注意して尾根上を進む。

西鎌尾根からは、槍の西稜が正面に見える。
取り付くのが大変そうだが、写真で見て以来一度登ってみたいルートである。

千丈沢乗越から、飛騨沢を登下降する人が豆粒のように見えた。
かなり遠いが、今山行に入ってはじめて見る人の姿。

槍の肩への最後の雪面の登りが傾斜がきつくしんどい。肩に出るころからガスってきた。
いつもの調子で槍の肩には人がうじゃうじゃいるかと思っていたが、意外なことに四人しかおらず、よかったような肩透かしを食ったような・・・なんだか妙な気分。
しかもあろうことか、小屋も開いてなかった。こんなこともあるのか・・・確かにものすごい雪で、除雪してあるものの、小屋はまだ雪に埋まった状態である。

天気も悪く余裕もないので、槍の穂先はパス。全員何度か登っているので未練はない。
ガスって視界はないが、トレースに沿って南岳に向かう。
鹿山さんが腹の調子を崩し、ちょっと心配。

中岳の下りで一度ルートをロストしたが、なんとか横尾尾根との分岐地点まで辿り着く。
が、ここから先、トレースは横尾尾根に降りていて(横尾尾根を登ったパーティーのトレースだった)、南岳への最後の登りがわからない。
ここから15分くらいのはずだが・・・しばらく天気待ちをしたがガスが晴れそうで晴れず、大工事で緩斜面を切って幕とした。
ガスが晴れた一瞬、南岳が見えた。

幕営後、ラジオによると明日の天気も朝は怪しいみたいなので、今後の行動について検討する。
この雪の状態では、涸沢岳まで思いのほか時間がかかるかもしれない(計画では涸沢岳西尾根下降)。何よりガスっていたら南岳にも行けないだろう。
そうすると南岳西尾根にも取り付けない。そもそも南岳西尾根は、初見で下りられるのか不安がある。
主稜線を槍まで戻るのはアホらしい。
冬のエスケープの下見も兼ねて、横尾尾根を下るか・・・。
あれこれ検討した結果、指針として明日は横尾尾根を下ることを本命とした。

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昨日は白樺平で幕・・・朝のテン場

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遠目にはけっこう悪そうに見えたのだが、あっけなく西鎌尾根に出た・・・硫黄尾根は槍の穂先に突き上げないところが渋い!

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西鎌尾根からは槍の西稜がよく見える

2008/5/3(土)
5:55発 - 天狗原分岐コル 6:30 - 2,729m峰 8:00 - 2,323m峰 11:05 - 横尾 13:30

終夜風が強かったが、朝方になってやんだ。
4:00に起床すると、快晴であった。前穂北尾根上部の眺めがすばらしい。

ルートは横尾尾根に決定。6:00出発。
日当たり抜群で、雪が腐って歩きにくいものの、上部は特に困難なところもなく順調に通過。

途中、鹿山さんのヘルメットが槍沢側にかなり遠くまで滑落。最初は本人も諦めていたが、なんとか回収できた。
南岳と北穂の東面は雪崩がすごい。引っ切りなしに雪崩れている感じ。
北穂小屋直下の斜面から一発でかいのが出た。雪崩れた後の雪面が生々しい・・・。

横尾尾根からは終始屏風岩がよく見える。
屏風を登って北尾根を詰めるラインは、自然だし、とても魅力的に見える。冬はアプローチが大変だが、そのうち挑戦してみたいものだ。

横尾の歯の通過に2ピッチザイルを出した。
その先は問題なく下るだけに見えたのだが・・・P4とP3の急なヤブの下りが、雪が悪く緊張させられた。腐ったフィックスがあるものの、特に槍沢側が切れ落ちていて、万一の滑落距離を考えると懸垂したくなるような状態が続く。
ヤブがうるさいので、結局ザイルは出さなかった。

P2、3コルから人の声がして、最後に20m×1回の懸垂でコルに降り立つ。
話をすると、下から登って横尾尾根に取り付いた倉敷の年配五人組だった。ここまで涸沢側のルンゼを登ってきたとのことだった。
よかった・・・これで尾根から下りられる。ここからヤブの急登をP2へ登り返すのは考えられない。

涸沢へ続く登山道まで駆け下ると、ものすごい人、人、人に辟易する。いったい今日は何人の人が涸沢に集まるのだろう?
すっかり高速道路状態の登山道を30分ほどで横尾に着く。

一時間ほど濡れたものを乾かしてから、上高地に向けて歩き出す。
新村橋までは作業道を行き、橋を渡って登山道に戻った。
徳沢園もものすごい人、人、人・・・。
明神まで来ると普通の観光客ばかりになる。

17:30に上高地に到着。
18:05の最終バスがあったが、四人なら一人三千円とのことで、タクシーで松本駅に出る。
19:00前に駅に着き、タイミングよく19:08の電車に乗れた。

大町駅からタクシーで七倉へ移動。
風呂は諦めていたが、出迎えに出てきてくれた七倉山荘のオヤジに聞くと、入れてくれるとのこと。ありがたや。やっぱ信州は人がいいですわ。
のんびり温泉に浸かって垢を落とした。

風呂から出て話を聞くと・・・危うくヘリが飛ぶとこだったらしい。
登山口に車がとめてあるなんてのは当たり前のように思うのだが、最近は自殺が多いのですぐに警察に通報があるみたいだ。
現地に登山届を出しといて本当によかった・・・。

出迎えてくれた百さん&桑さんのコンビはすっかりできあがっていたが、絵に描いたような山男で、羨ましいほど活き活きしていた。
我々の硫黄尾根完登を祝って歌ってくれた「雲ノ平の歌?」は心に響いた。
このまま無料で山荘に泊めてくれそうな勢いだったが、飯も食ってないので、長らくの歓談後に七倉をあとにした。
4:00ころ家に着くと、留守電にも大町警察からメッセージが入っていた。

天気には恵まれたが、雪が多く状態も悪かった。
このコンディションで硫黄尾根を計画通り完登できたことで、また一つ自信がついた。
横尾尾根の下りも含め、計画もルーファイも会心の登りではなかったかと思う。
俗に言われる通り、困難度は北鎌より硫黄のほうが高いと思う。なによりルートが長く総合力が問われる。北鎌に比べて標高の低い硫黄は、雪の状態が悪いというのもよく聞く話だ。
真価を発揮する冬にぜひともチャレンジしたいルートである。

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昨日のテン場は槍~穂高の稜線上、横尾尾根の分岐地点・・・大喰岳の先に槍が見える

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なんと快晴であった・・・前穂北尾根上部の眺めがすばらしい

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横尾尾根上部を振り返る

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屏風から連なる北尾根のラインが目の前にドーン・・・しびれる

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横尾の歯の通過

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目の前に迫る屏風岩

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とてもフリーで登れるようには思えません・・・

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 過去の山行記録] | 2014.10.02(Thu) PageTop
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槍ヶ岳 北鎌尾根(2005年正月)

槍つながりで・・・今回は2005年正月の北鎌の記録です。
この山行は自分にとって大きかった。
まだまだお粗末なところも多々ありましたが、誰かに連れていってもらったのではない、自分たちの力だけで登ったのだと、そんな達成感が得られた山行でした。
前年の年末年始の合宿が、いろいろな理由から前穂北尾根を敗退していたこともあり、起死回生の山行にもなりました。
計画も含め会心の山行ではなかったかと、今でもそう思っております。

ちなみに、写真は写ルンです。
それ以前に、ハッキリ言って寒すぎて写真なんか撮ってる場合じゃない。
思うんですけど、こういう条件下だと、写ルンですみたいに機械的にシャッターを切るものがベストではないかと。
電池で駆動するものは、肝心なときにシャッターを切れない可能性が非常に高い。

「 '04冬合宿: 槍ヶ岳・北鎌尾根 」

2004/12/29 ~ 2005/1/3
メンバー: 村田、児玉

2004/12/29 雪
葛温泉 6:00 ~ 七倉 6:40 ~ 高瀬ダム 8:15 ~ 名無小屋 9:45 ~ 湯俣 11:00 ~ 千天出合 16:30

昨日の16:30に太田を出発し、20:30過ぎに葛温泉着。
ゲート前には予想外に車が一台もなく、本当に駐車してよいものかどうか近くの高瀬館に聞きに行くが、よくわからないようで要領を得ず。
とりあえず問題はなさそうなので、端のほうへ車をとめて車中泊。

翌日4:30起床、朝食後共同装備を分け、パッキングして6:00発。
ヘッテンを点けて歩き出す。数分前にタクシーで来たパーティーが先行している(途中でパス)。

七倉の指導所に計画書を出して話を聞くと、今年は雪が少ないものの、一昨日あたりから多量に降って状態はあまり良くなく、今日からも天気は悪そうとのことであった。
23日から立教とどこかの2パーティーが入っているが、その後は1パーティーも入ってない、とのことでちょっと意外。
今日、これから我々と、三人組の1パーティーが北鎌に入る。

23日から入山している2パーティーは、共に名無小屋の手前ですれ違った。
やはり雪の状態が悪く、P4あたりで敗退したとのこと。
これで先行者は無いことになる。

湯俣で橋を渡り、水俣川の左岸に出る。
左岸を進むとすぐに行き詰まり、慎重にルーファイした結果、渡渉することにした。
渡渉ポイントの先には敗退パーティーのものと見られるトレースもあって、間違いないと思われたが・・・ここは左岸を大きく巻けるようで、後続パーティーは迷わず巻いていた。
これは事前に偵察していなければわからないことだ。初見のルーファイでは渡渉になるに違いない。
そう、狙ったわけではないけれど、今回我々は北鎌オンサイトである(本当は10月の三連休に下見を計画していたのだが、台風で中止となった)。

渡渉後右岸を行くとすぐにまた行き詰まり、渡渉する羽目になった。
プラブーツと靴下を脱いで、裸足で転ばないよう慎重に渡渉する。
二回目の渡渉で対岸に渡った後、あまりの冷たさに雪面に倒れ込むように座ろうとした時、首にぶら下げてあったプラブーツが当たって前歯が半分くらい欠けた・・・けっこうショック。
それほどすごい衝撃ではなかったのだが、もともと歯のほうになんらかのダメージがあったと見える。
たぶんあの時だ・・・二年前だったか、高所順化で富士山へ行ったとき、山から下りたあとで両足の靴紐が絡んで転倒、ちょうど両手がふさがっていて、地面に前歯を打ちつけたことがあった。そのときは折れなくてよかったと胸をなでおろしていたのだけれど・・・。

その後も100mも進まぬうちにすぐ行き詰まり、結局一時間ほどの間に四回も渡渉して巻き道の終了点に合流した(涙)。

しばらく左岸を進むと、正規の一回目の渡渉ポイントと思しきところに着く。
頭上3mほどのところにトラバース用のフィックスロープが張られているが、このコンディションでここをトラバースするのは不可能に思える(しかも、トラバース後にどのみち渡渉することになりそう)。
我々はポイントを見極めて都合五回目の渡渉をしたが、三人組は渡渉が嫌らしく、来た道を戻って行った(その後彼らと会うことはなく、おそらく敗退したものと思われる)。

その後もきわどい石飛びとへつりの連続、さらに二回の渡渉を繰り返してようやく千天出合に到着。
右岸の巻き道を行くと、千天出合の標示がポッと現れた。
渡渉は計七回。四回の余計な渡渉によるロスが響き、幕営予定のP2基部には届かず・・・千天出合に幕営。
北鎌のアプローチはルーファイも難しく、予想以上に厳しいものであった。

岳連の他パーティーと定時交信を試みるも、案の定交信できず。同じ谷にいるわけでもあるまいし、そりゃまぁそうか。
これ以後、無線機はただの重りとなった。

2004/12/30 雪のち曇り(時どき薄日差す)
千天出合 7:00 ~ P2取付 8:20 ~ P2肩 10:45 ~ P2 11:45 ~ P3? 13:45 ~ P4手前 15:40

4:30起床、夜のうちに20cmほどの積雪。
7:00発。そのまま右岸を行き、途中緩いルンゼ状の斜面を20mほど登り、熊笹の上に不安定に雪の乗った斜面を慎重にトラバースしていく。ここもいやらしい。
二人とも初見ゆえ、P2の取付を見落とさないよう注意しながらトラバースを続ける。

取付くならこのあたりだろう、と思われたところに赤布を見つけ、渡渉ポイントを探る。
多少靴を濡らしたが、ここは靴を脱がずきわどい石飛びでこなした。
当初、取付には明確なトレースや幕営跡があるものと考えていたが、全くなし。しかし地形やふんだんにある赤布から取付と見て間違いない。

アイゼンとハーネスを着用し、9:00過ぎに取付く。
尾根通しに登っていくと赤布が頻繁に現れ、ルートを外してないことを知って安堵する。
ラッセルは脛~股下で、雪質は非常に軽い。

P2への登りの上部は岩場となり、慎重にルーファイして進む。
雪が不安定で、ところどころ緊張する箇所が現れる。落ちたら100m以上止まらないだろう。

P2肩に10:45着。ここは良い幕営地となっている。
11:45にP2に着き、ようやく北鎌尾根の先が見渡せた。
が、P2より先は大小いくつものピークが存在し、どれがP3だかP4だかよくわからない・・・。

P3への登り、途中ガレたフェースに薄く不安定に雪の乗っている箇所があり、緊張した。
左へ2mほどトラバースするワンポイントが非常に悪い。
ピックの掛かりを何度も確認し、微妙なムーブでこなした。

P3と思われるピークに13:45着。
その後ちょっとした岩稜帯を抜けるのだが、小さなピークも数えていた我々は、ここをP5、P6と思い込んだ(お粗末です・・・)。
ピークに立つと、目の前にひときわ大きな岩峰が現れ、実際はこれがP5だったのだが、「あれが独標か」などと二人でのん気に話していた(ホントにお粗末でした・・・)。
我々がてっきりP8と思い込んでいた、P4手前の平坦地に15:40幕営。

2004/12/31 雪
P4手前 7:15 ~ P5基部 8:00 ~ P5-P6間尾根上 12:15 ~ P6 15:00 ~ 北鎌のコル 16:30

昨晩は風が強く、ヤッケを脱いで寝ていたため上半身に寒さを感じた。
今日からはヤッケを着込んで寝ることにしよう。

4:30起床、7:15発。
ピークを一つ越えると、独標と思い込んでいたP5に突き当たる。
岩峰を見渡しルートを探る。
不安定そうな雪面で、一見して左からは巻けそうにない(通常は左から巻くのがルートであるが、この時はそのように見えた)。
直登も無理そうなため右から巻くことにした。

残置の支点を使って基部まで懸垂下降し、千丈沢側に見えるコルまで2ピッチ トラバース。塵雪崩が岩壁から降り注ぐ。
コルから右へ回り込むと、登れそうなブッシュの生えた凹角が見え、ここを直上することにする。
ブッシュを頼りにところどころ厳しいムーブでこなし、2ピッチで肩に達する。

さらに2ピッチ、雪壁を左から巻いて登り、P5先の尾根上に出る。
激しく雪の降る中小休止して、次のピークとのコルまで降りてルートを探る。
ここも一見して左からはまず巻けない。正面からダイレクトに取付くのも厳しそう。正面やや右側に走るルンゼ状から巻き気味に登るラインが取れそうだった。

取付に残置ハーケンが2枚あり、ここも念のためザイルを出すことにする。
ビレイしていると三人パーティーが追いついてきて、今取付いている岩峰がP6と知らされ愕然とする。
彼らは一つ前のピーク、すなわちP5はセオリー通り左の天上沢側から巻いてきたようだ。
「P5は右からも登れるんですか」、とビックリされた・・・。

P6は2ピッチ。ルンゼ状を回り込んだ先は雪壁となっている。
傾斜はそれほどでもないが、蹴り込むと20cmほど積もった軽い雪はすべて簡単に落ちてしまい、下から物凄く硬い氷が現れる。
途中からWアックスでこなした。

追いついた三人組は岩も雪も上手く、ザイルワークもスムーズだった。
その後ろからさらに1パーティー追いついてきたらしく、後がつかえているため先を急ぐ。

P7へは、ザイルをつけたまま一度コルへ降り、さらに1ピッチでピークに達する。
大きなピークではないが、ミックスのトラバースと雪壁登りで緊張する。

P7より3回の懸垂で北鎌のコルへ降り立ち、コルを切って幕営した。
追いついた2パーティーもここに幕営。

この日は一日中雪が降り続いて濡れた。おまけに、ここまでフルにラッセルしてきてくたくたである。
ラジオを聞くと、今日は関東でも朝から降雪があったようで、これから明日の昼頃まで風雪ともに強いということだ。
その後は冬型が強まるらしく、明日はひょっとすると停滞かと思いつつ、明後日はさらに荒れることが予想されたので、多少無理を押してでも前進しておきたい。
とりあえず行動時間が長かったので、起床を一時間遅らせることにして就寝。
この晩は物凄い風の音がしていたが、テントには風が当たらずよかった・・・。ただし、テントに吹き溜まった雪が体に当たって冷たい。

2005/1/1 明け方まで暴風、のち曇り、一日中風強い
北鎌のコル 10:00 ~ P8 14:00 ~ 天狗の腰掛下 14:30

5:30過ぎに目を覚ますと、外は物凄い暴風。暗黙のうちに停滞モードに入る。
7:00頃になると風がだいぶ弱まり、ところどころ青空がのぞけるようになる。
テントの外で他パーティーと言葉を交わし、我々が前進する旨を告げると、他パーティーも動くということに。

今日は他パーティーに先行してもらう腹づもりでのんびり準備し、他パーティーより30分程遅れて10:00発。
ラッセルが激しく、すぐに追いついてしまう。
3パーティー計8人でラッセル交替しながら進む。ラッセルはワカンなしで腰~胸といったところ。

途中、ハイマツにキノコ状に雪のかぶった雪壁のところで、先頭にいた川崎パーティーの一人の足元から急に雪崩れた。
表層雪崩だ。
間一髪!あと1m下にいたら、彼は間違いなく谷底へと流されていた・・・。

動けなくなった彼のところへ、我々の前にいた東京雪稜会がザイルを投げ、なんとかセーフ。
そのまま雪稜会がザイルをフィックスし、これを使って8人がいやらしい雪壁を突破した。
その後も延々とラッセルが続く。

P8の雪壁上部、P6と同様に蹴り込むと積もった雪がすべて落ちてしまい、下から物凄く硬い氷が現れた。
慌ててバイルを取り出し、Wアックスに切り換える。
傾斜はP6よりずっと立っていて、アイゼンもずっとフロントポインティング。ノーザイルのため緊張する。
爪を立てる氷が雪に覆われて見えないのが厄介だ。

14:00にP8に達する。
ここでバーバリアンのパーティーが追いついてきて、ラッセルの礼を言われた。
彼らはそのまま先行していったが・・・。
これはあとでわかったことなのだけれど、その中の一人は清水さんだった。後日聞いたところによると、あのあと独標基部まで前進したのだが、足の指が凍傷にやられて酷いことになったようである。

風が強く寒い。雪は降ってないが、風に舞い上げられた雪で目を開けていられない。
天狗の腰掛を下ったところ、14:30。ここからP9へ雪稜を詰めるのは危険と判断。テン場にも不安があるので、横の岩陰に幕営することにした。
そこは、テント1張りがギリギリ張れるスペース。他の2パーティーは、少し戻って天狗の腰掛に幕営する模様。

その晩は夜通し風が強く、物凄く寒かった。
テントの中で火を焚いても一向に温まらない。
これまで感じたことのない寒さで、一睡もできず朝を迎えた。

2014-09-25_1_サイズ変更
2005年元旦の北鎌のコル(ここまで写真なし・・・)

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北鎌のコルからP7を返り見る(昨日懸垂下降したところ)

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P9と・・・

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その後ろに聳える独標

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この日はここで行動打ち切り(天狗の腰掛を下ったところ)

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風が強くめちゃくちゃ寒い・・・雪は降ってないが、風に舞い上げられた雪で目を開けていられない状態

2005/1/2 晴れ、一日中強風
天狗の腰掛下 8:10 ~ 独標取付 9:30 ~ 独標先尾根上 12:00 ~ P13 14:30 ~ P14下 15:10 ~ 北鎌平下岩陰に幕営 15:30

予定通り4:30に起きるも、寒すぎて動けず・・・。しばらく火にあたって暖をとる。
プラブーツやハーネスなど凍った装備に手間取り、バリバリのテントと格闘して8:10発。
後ろの2パーティーはまだ出てない様子。

ここから先は岩稜帯となる。
途中、少し登ったところから、天狗の腰掛でテントを撤収している2パーティーの姿が見えた。

P9は千丈沢側から巻き気味に登る。
上部の雪壁は、途中からやはり氷が現れWアックスとなる。

P9を下り、独標基部でゴーグルを装着しようとしたのだが、完全に凍りついていて使いものにならず(昨晩テントで必死に乾かしたのに…)。

独標はトラバース ルートをとる。
トラバース部分は雪がしっかり付いていて、状態は悪くなさそう。
後ろから2パーティーが追いつき、3パーティーで協力して進む。

20mほどのトラバースに、川崎パーティーがザイルをフィックス。続いて、右上するラインに我々のザイルをフィックス。
さらに川崎パーティーのザイルを使ってトラバースし、続く下りながらのトラバースのワンポイントに、雪稜会のザイルを借りた。
その後、緩い雪壁を詰めて肩に出る。
肩から直登を試みるが行き詰まり、右からワンポイント、ザイルを使って巻き、12:00に独標先の尾根上に出る。

声を掛け合って、ここで3パーティーが別れた。
我々は小休止をとり、2パーティーが先行。

続くP11は、千丈沢側をトラバース。途中、残置スリングで1回懸垂した。
P12は千丈沢側から巻いて登り、P13は尾根通し。
P14も尾根通しに登った後、残置スリングで1回懸垂してコルに降り立つ。
P14のピークで一瞬ガスが晴れ、初めて槍の穂先が見えた。デカイ・・・。

コルから上がったところに台地状になっている北鎌平が見えるが、吹きっさらしで風が強そうなため、我々は上がるのをやめ、北鎌平下の岩陰に幕営した。
先行した雪稜会は、この日のうちに槍を越えそうだ。後から来た川崎パーティーは、北鎌平に幕営する様子。

しばらくしてから、別のパーティーが我々の横に幕営した。言葉から関西方面のパーティーのようだ。
漏れ聞くところでは、我々より二日もあとに出たらしい。
全ルート、トレースつきでさぞ楽だったことだろう。この差は大きい。

昨晩ほどではないが、この日の夜も風が強く寒かった。
シュラフもシュラフカバーも、表裏とも氷だらけでこの世のものとは思えない状態。
中に入るのがむしろ苦痛で、結局この日もほとんど一睡もできなかった。

2005/1/3 晴れ、強風
北鎌平下 8:30 ~ 北鎌平 8:50 ~ 槍頂上 10:45 ~ 肩ノ小屋 11:10 ~ 樺の木 12:20 ~ 滝谷出合 13:40 ~ 白出沢出合 14:30 ~ 穂高岳山荘 15:00 ~ 新穂高温泉 15:45

この日も予定通り4:30に起きるが、やはり寒すぎて動けず。しばらく火にあたって暖をとる。
外が白みはじめ、テントから顔を出すと、素晴らしいモルゲンロートが広がっている。
風が強く、吹き上げられた粉雪が激しく叩きつける。キジを撃つにもゴーグルが必要な有様だ。
外に出たついでにテント二面に吹き溜まった雪を除雪する。北側はかなり埋まっていた。
凍った装備と格闘し、強風の中、宇宙飛行士のような鈍い動きでテントを撤収する。

岩峰を右の千丈沢のほうから巻いて、北鎌平に上がる。
千丈沢側に出ると物凄い風で、舞い上げられた粉雪が容赦なく吹きつける。
ゴーグルをしている自分はいいが、ゴーグルが凍ってしまった裸眼の児玉さんは、とても目を開けていられない様子で、下山後、両目が出目金のように腫れていた・・・。

岩峰をトラバースして回り込むと、日の当たる青空の下、槍の穂に取り付いている先行パーティーの姿が見えた。
2パーティーが取り付いているようだ。

尾根上、やや天上沢寄りに回り込んで槍の穂に取り付く。
雪と岩のミックス帯を少し上がると、ザイルを出している先行パーティーに追いついた。どうやら昨晩隣に幕営していた関西パーティーのようで、とても遅そうである。
声を掛け、我々はすぐ右横の雪壁をノーザイルで直登した。

1ピッチ分上がると、昨日まで一緒だった川崎パーティーが通常ルートであるルンゼ状(チムニー?)に取り付いていた。
我々は右横の雪壁からチムニーを巻くことにして、ノーザイルで直登。
チムニーの上でいったん川崎パーティーのザイル通しに進み、ルンゼ状の岩を乗っ越して右のテラス状に上がった。
通常、ルートはそのまま左の緩いルンゼの雪壁を詰めて頂上に達するようである。

テラス正面の岩に残置のハーケンとスリングがあり、すぐ2mほど上にもハーケンが見える。
なんとか登れそうなので、ザイルを出して取り付くことにした。
残置のハーケンでランニングを一ヶ所とった後はプロテクションがとれず、状態の悪いミックス壁に緊張する。

15mほど上がると再びテラス状に出る。
ここからルンゼ状のミックス帯を3mほど直上すれば頂上に出られそうであるが、プロテクションがとれず、バイルのピックの掛かりも怪しいため、テラスからの乗っ越しの一歩が踏み出せない。
何度かトライした後、諦めて左の通常ルートのほうから巻くことにした。
途中、リングボルトで一ヶ所ランニングがとれた。

左から回り込むと、ちょうど川崎パーティーのトップが上がってきているところで、ほぼ同時に登頂した。
その後、児玉さんが上がってきてガッチリ握手。
お互いの健闘を称え、青空の北鎌尾根を見下ろすが、風が強くとても立っていられる状況ではなく、充実感に浸る間もなく記念写真を撮って即下山に移る。
肩ノ小屋まで慎重に下って、風の避けられる場所でようやく小休止。

槍の肩からは、中崎尾根も大喰岳西尾根もはっきり確認することができ、計画通り大喰岳西尾根を下ることにした。
天気が悪くならないうちに下ろうということで、早々に下山にかかる。

大喰岳に向かう途中、分岐で飛騨沢を観察すると、雪の状態は非常に良さそうである。
弱層テストの後、飛騨沢をダイレクトに下りることに計画変更。
広い斜面に我々二人だけ。雪の状態も上々で、適度なスロープが広がる。歩いて下りてしまうにはあまりにもったいない斜面である。

飛騨沢の下部は、ワカンなしで腰上のラッセル。
少々苦労するが、そのままワカンをつけずに下った。
宝の木の少し上で、中崎尾根からのトレースと合流。こちらはしっかりしたトレースがあり、結果としてこっちを下ったほうが早かったかもしれない。
飛騨沢下部まで来ると、風も弱まり暑いくらいである。

これより下は新穂高までしっかりしたトレースが続き、まるで高速道路のよう。
いったい何人の人が通ったのか・・・。

ヤッケを脱いでトレースを追う。
槍平の手前でアイゼンを外した。

雪の量は、槍平で腰上。
降ったばかりとはいえ、例年よりも多い印象。
もしトレースがなかったら、大変なラッセルだったことだろう。

宝の木から三時間あまりで無事下山、新穂高着15:45。
ターミナルの無料温泉にゆっくり入って新穂高にもう一泊、明日葛温泉に移動しようと考えていたのだが、なんと温泉が16:00に閉まるということで入れず・・・。
結局、葛温泉まで戻ることにした。

平湯までバスで移動し、バスターミナルの温泉に入ろうとするが、なんとここも16:00に終了。
温泉は諦めた。

平湯のターミナルで、昨日槍に登頂したと思われる雪稜会パーティーと再会。
聞けば登頂したのは昨日の20:00過ぎで、目が見えなくなったり大変な目に遭ったそうだ。

三人とは松本までのバス、松本から大町までのJRとも一緒だったが、山の話に意気投合した。
三人とも雪稜会のメンバーで、冬壁もやっている人たちだった。岩のほうも無雪期の衝立を3、4ルート登っている様子。
久々にバリバリのクライマーと会い、自分も児玉さんも大いに刺激を受けた。我々も負けずにがんばりたいものだ。

「似たようなとこ登ってるみたいだから、きっとまたどこかで会いますね」と言って別れたが、一月末の八ヶ岳で早くも再会した。
ちなみに、槍平の手前で児玉さんが彼らのものと思われるDMMフライを拾ったのだが、これも神の思し召しか、平湯で再会したとき後ろ髪を引かれる思いで返しておいた・・・返しといてホントよかったわ。
その後雪稜会とは、三月に鹿島槍の天狗尾根でも別メンバーとばったり遭遇したり、よほど縁があるみたいだ。

準備段階から気合を入れて臨んだ今回の冬合宿。
あのコンディションの中で、一日も停滞せず北鎌を完登できたことは大きな自信になった。
二人とも初見だった故に却って中身の濃い山行になったのではないかと思う。
今回は初見でよかった。ピークのたびにルーファイするのが楽しく、また大きな力になったとも思う。
今後さらに精進し、より困難な山に挑戦していきたいと思う。

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北鎌平下から見る槍の穂先

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千丈沢側に出ると物凄い風で、舞い上げられた粉雪が容赦なく吹きつける

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いい写真だ

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槍ヶ岳登頂! 風が強くとても立っていられる状況ではない・・・

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掲げた右手はピッケルを握っており、はずしたオーバーミトンが風に流されている

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肩ノ小屋まで下ってようやく小休止・・・右に見えるのは常念か?

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槍の穂先をバックに(山頂に北鎌の後続パーティーが写っている)

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鹿島槍ヶ岳 天狗尾根(2005年三月)

前回の北鎌の記事で、最後にちょこっと話に出た鹿島槍の天狗尾根。
この山行も写真と原稿がありました。

写真は前橋山岳会の角田さんからいただいたもので、撮影も角田さんです。
過去の山行の写真では唯一、デジカメで撮影したものであります。さすが!
きれいな写真をありがとうございます!

「 鹿島槍ヶ岳・天狗尾根 」

2005/3/19 ~ 21
メンバー: CL 角田(前橋)、SL 村田、茂木(前橋)、児玉

一月の末頃だったか、どこかへアイスに行った帰りの荒船の湯で、前橋山岳会の角田さんらとばったり会い、「三月の三連休に鹿島の天狗尾根に行かないか」と誘われた。
三連休は有休をとってどこかスキーに行こうとおぼろに考えていたのだが、たまに他会の人と一緒に山へ行くのもおもしろそうだなと、天狗尾根行きを決めた。
メンバーは前橋の角田さんと茂木さんに、児玉さんと村田の混成四人パーティー。

天狗尾根自体はなんてことはなかったが、天狗の鼻から眺望し、「次は鹿島の北壁」と熱く語っていたところで、先日茂木さんがあんなことになってしまい、誠に残念である。
茂木さんの早すぎる死に、深い哀悼の意をささげます。

2005/3/19 晴れ、強風
大谷原 7:30 ~ 尾根取付き 10:00 ~ 天狗の鼻 14:30
 
前晩、長野は雪。大谷原あたりは道路にも雪が積もっている。
集合場所の誤認で、角田さんとの合流に手間取る。
途中、バカなキャンピングカー二台が坂道で立ち往生して道を塞いでおり、避けきれず車のリアを軽くヒット。
タイヤをロックさせたまま上から滑り落ちて来るミニバンもいるし、まったく・・・冬タイヤも履かずにこの時季山に来るんじゃねーよ!

なんとか角田さんと合流し、ゲート隣りの無料駐車場で軽く飲んで車中泊。
茂木さんはいつもの通り仕事の上がりが遅く、後から来るとのこと。

3/19朝、茂木さんが見当たらないと角田さんから電話があったが、何台か挟んだ先に茂木さんの車も来ていて一安心。
聞けば、ゆうべ仕事の上がりは22:00で、到着したのは3:00過ぎとのことだった。金曜だってのに大変ですね・・・。

準備して共同装備を分け、7:30発。
ゲートを越えて林道を歩く。橋の手前まで除雪されている。
ゲートを突破してここまで入ってる車が数台あったが、たいした距離じゃないんだから横着しないで歩きゃいーのに・・・。

橋の先もずっと、しっかりしたトレースあり。
橋を渡って少し行った分岐で右に入り、右岸沿いに進む。
雪の量はワカンなしで脛から膝くらい。

堰堤の先で一度渡渉。
四月頃だと水量が多く、渡渉に苦労しているみたいだが、今回は水量が少なく、川幅も2mくらいで飛び石で容易にこなせる。

その先でもう一度渡渉。さらに容易。
トレースはその先の壊れた吊り橋の手前で右岸へ渡渉しているが、雪の量が多く、吊り橋の上流は雪に埋まっていて容易に渡れる。
途中、荒沢奥壁に行くという二人パーティーに道を譲る。
雪の少ない時季だときわどいへつりなどがあるようだが、雪の多い今回は特に問題となる箇所はなかった。

荒沢出合から200mほど荒沢を詰めたところから尾根に取り付く。トレースあり。
ほどなく10人近くいる大パーティーに追いつき、先行する。

尾根上に出ると、物凄く風が強い。
さすがに厳冬期のような寒さはないが、吹き飛ばされそうな風に耐風姿勢をとること暫し。
この風には閉口した。ところどころ四つん這いで進んだり、風が途切れた隙にサッと移動したり・・・なかなか進めない箇所があった。

尾根上には先行パーティーがうじゃうじゃいた。
ほとんど人など入ってないだろうと想像してたのは甘かったようだ。がっかり・・・。

第1クーロワールは、既に階段状のトレースがついており、容易に通過。
傾斜はそれほどでもないので、このくらいの雪の状態であれば、たとえトレースがなくてもザイルの必要性は感じない。
途中、角田さんが脚がつったらしく、少々遅れる。

第2クーロワールの手前でトップのパーティーに追いついた。ようやく彼らの前にはトレースがない。
第2クーロワールも、このくらいのコンディションであれば特にザイルは必要ない。

ここまでとにかく強風に悩まされてきたが、天狗の鼻は、ちょうど空気の流れが剥離して上空を通過していくので風がなく、絶好のテン場である。
少し掘り下げてブロックを切り出し、時間をかけて快適なテントサイトを作り上げた。

天狗の鼻は、右に鹿島槍北壁、左に荒沢奥壁が見渡せ、絶好の観察ポイントである。
今回も荒沢奥壁、もしくは鹿島槍北壁を狙っているパーティーがいくつかあった。
ちなみに、前日降雪があったようで、天狗の鼻より上は雪の状態が極めて悪い。
雪がぜんぜん締まっておらず、雪壁では蹴り込んだ足場が全て崩れてしまう状態だ。

荒沢奥壁は物凄いヒマラヤ襞で、傾斜も強く一見して厳しそう。
鹿島槍北壁は、それほどの傾斜でもなく、コンディションが良ければなんとか登れそうに見える。ただし、ルートが判然としない。

テント生活は、その会独自のやり方があって実におもしろく、勉強になる。
特に今回、テント内を濡らさないことに関しては、名塚さんの直伝らしく、前橋は我々よりかなり神経質になっていた。
ザックに付いた雪などは、そこまでしなくてもと思えるほど徹底的に落とす。
確かに、より厳しいとこに行けばそういうことも必要だよな、と納得。色々勉強になる。
食料計画も前橋が担当したが、ユニークなメニューだった。

角田さんと茂木さんは、お互い色々カバーし合ったり、思いやったり、実はいいパートナーなんだなと思った。
お互いなくてはならない存在に違いない。

天狗尾根下部1_サイズ変更
天狗尾根下部

第一クーロワール手前_サイズ変更
第1クーロワール手前・・・尾根上は物凄く風が強い

第一クーロワール_サイズ変更
第1クーロワール・・・既に階段状のトレースがついていた

第二クーロワール付近より荒沢奥壁_サイズ変更
第2クーロワール手前から望む荒沢奥壁・・・雪煙がすごい

第二クーロワール_サイズ変更
第2クーロワール・・・終始強烈な風だった

2005/3/20 晴れ、風は強いが昨日よりはマシ
天狗の鼻 7:30 ~ 鹿島槍北峰 10:40 ~ 鹿島槍南峰 11:40 ~ 赤岩尾根上(稜線から200mほど下) 14:40

荒沢奥壁や鹿島槍北壁を狙うパーティーは、3:00前に行動開始している。
既に4:00過ぎには、雪の状態が悪く敗退してきたパーティーがあった。

我々は急ぐ行程でもないので、予定通り4:30起床、ゆっくり準備して7:00過ぎに出発。
天狗の鼻の先まで行って、北壁をじっくり観察する。
主稜は一部ルートが判然としないとこがあり、取り付いてみないとよくわからない感じだ。
氷のリボンもどこだかよくわからなかった。

ここから天狗尾根はリッジ歩きとなる。
急な雪壁を何箇所か越えるが、やはり雪の状態は悪い。

しばらく行くと、核心となるⅢ級の岩場に当たるが、5、6パーティーが順番待ちしてる上、登っているパーティーが遅々として進まない。
取付きの少し下の岩陰で小休止後、右の雪壁から巻くことにした。

小休止中、先に岩陰に着いて様子を伺っていた二人パーティーのうちの女性に向かって、不意に茂木さんが声をかけた。
「もしかして○○さん?」
どうやらそうらしく、女性のほうも茂木さんを知っていた。
聞けば、女性は年末に北鎌で会った雪稜会の人で、なんと茂木さんが以前に所属していた会が雪稜会というではないか。
山の世界はなんと狭いことか・・・。
女性は北鎌のことも色々聞いて知っており、話が盛り上がった。彼女自身もバリバリのクライマーである。

岩場を巻くためトラバースして右の雪壁に取り付くと、雪の状態が極度に悪い。足場がまったく締まらず、崩れ落ちてしまう。
もし北壁もこんな状態なら、絶対登れまい・・・なるほど、敗退してくるのもうなずける状態の悪さだ。

正規ルートと合流後、ちょっとした岩を乗っ越す一手が悪く緊張した。
ここで運良く先行パーティーを抜き、我々と雪稜会が先頭に出た。
しばらく行くと、東尾根と合流。東尾根からもまだ1パーティーも抜けてきていないようだ。

北峰着10:40。結局、ザイルは一度も出さず。
吊り尾根を渡り、南峰着11:40。風が強く、もう少し下って樹林のとこまで行かないと休めない。
ちなみに、天狗尾根、東尾根とも、北峰に抜けてから南峰のほうへ縦走してきたのは我々と雪稜会だけで、あとの人たちは同ルートを下降するようだ。

冷山荘には1パーティーがテントを張っていて、さらに、赤岩尾根の最後の雪壁を登っている大勢の人が見える。
今日第2クーロワールの下から来た雪稜会はここに幕営するとのことだが、稜線上は風が強そうなので、我々は赤岩尾根を下って途中に幕営することにした。

赤岩尾根の出だしも、懸垂下降するガイドパーティーの脇をノーザイルで難なく下れた。
時間的には今日のうちに車まで下ることも十分可能であったが、せっかくなので、稜線から200mほど下りた尾根上に斜面を切って幕営(14:40)。
夜になって風が強くなることを想定し、雪屁側の斜面を大工事で切り崩して、ぎりぎりテントの張れるスペースを確保した。
設営中に雪が降り出す。

目論見通り風は凌げたのだが、吹き溜まりになっているゆえテントが埋まる・・・。
実際のところ降雪量はさほどでもなかったのだが、舞い上げられた雪で吹雪のように見え、テントに積もる雪の量から、明日は物凄いラッセルになるだろうと覚悟した。

21:00前に寝たが、0:00頃テントが1/3ほど埋まり、角田さんと児玉さんが一回目の雪掻き。
3:00頃やはりテントが1/3ほど埋まり、茂木さんと村田で二回目の雪掻き。
3:30過ぎ、風が強まったのか風向きが変わったのか、急にテントが激しくバタつき出す。物凄い風だ。

天狗ノ鼻より朝焼けの天狗尾根上部_サイズ変更
天狗ノ鼻より・・・朝焼けの天狗尾根上部と鹿島槍北壁(天狗尾根の右側)

天狗ノ鼻より朝焼けの天狗尾根上部・核心部_サイズ変更
天狗尾根上部の核心部をアップで

天狗ノ鼻より朝焼けの東尾根・爺ヶ岳_サイズ変更
天狗ノ鼻より・・・朝焼けの鹿島槍東尾根と爺ヶ岳

天狗ノ鼻より朝焼けの五竜岳_サイズ変更
天狗ノ鼻より・・・朝焼けの五竜

天狗ノ鼻より朝焼けの荒沢奥壁_サイズ変更
そして朝焼けの荒沢奥壁

天狗ノ鼻付近より鹿島槍ヶ岳北壁2_サイズ変更
天狗ノ鼻の先から見る鹿島槍北壁・・・正面ルンゼを2002年4月に新井裕己がスキー滑降している(この記録にはぶったまげた・・・)

小舎岩より下部岩壁_サイズ変更
下部岩壁・・・既に5、6パーティーが順番待ち、おまけに登っているパーティーが遅々として進まないという状態

天狗尾根・上部岩壁(荒沢ノ頭)_サイズ変更
こちらはその上の上部岩壁(荒沢ノ頭)

荒沢ノ頭より鹿島槍ヶ岳北峰2_サイズ変更
荒沢ノ頭から見る鹿島槍北峰

荒沢ノ頭より東尾根第二岩峰_サイズ変更
同じく荒沢ノ頭から見る東尾根の第2岩峰・・・基部に人が見える

鹿島槍ヶ岳北峰を目指し2_サイズ変更
鹿島槍北峰へ

鹿島槍ヶ岳南峰_サイズ変更
吊り尾根の先には鹿島槍南峰

鹿島槍ヶ岳北峰にて_サイズ変更
鹿島槍北峰にて・・・

鹿島槍ヶ岳北峰にて2_サイズ変更
天狗尾根完登記念

2005/3/21 晴れ、高千穂平より上部は強風
赤岩尾根上 ~ 高千穂平 ~ 大谷原

予定通り4:30過ぎに起床。
6:00頃キジ撃ちに出たときは、あまりの強風にホントに飛ばされるかと思った・・・。
さすがに、肘までついて四つん這いの耐風姿勢でキジを撃ったのは初めてで、これまでで一番グレードが高かった(笑)。
先に行った茂木さんなど、尻を一回しか拭けなかったと言っていた・・・。
真面目な話、キジ撃ちなどしてる場合ではない。
素手だったので、すぐに右手小指の感覚がなくなった。テントに戻って指を温めるが、軽く凍ったようで、感覚が戻るとき非常に痛かった。

強風と格闘してテントを撤収し、尾根上に出ると、雪はそれほど積もっておらず、ワカンは必要なかった。
風もだいぶ弱まったように思える。
足早に下る。

鹿島槍から爺ヶ岳にかけて、ずっと雪煙が上がりっぱなし。
この眺めは凄かった。
雪煙はホントに上がりっぱなしで、ヒマラヤ襞の迫力ともあいまって、とても日本の山とは思えない。

高千穂平まで下ると風がだいぶ弱まり、高千穂平の下はまったくのの無風だった。
その間も主稜線からは雪煙が激しく上がりっぱなし。
この差は一体何なのだろう・・・ここはすっかり春山である。

重く、腐った雪に足を取られながら下山。車まで三時間ほどであった。
車から見上げても、稜線上は相変わらず激しく雪煙が舞っていた。本当に日本離れした眺めである。
一方で、下界はもうすっかり春であった。

高千穂平にて_サイズ変更
高千穂平にて・・・鹿島槍から爺ヶ岳にかけて、ずっと雪煙が上がりっぱなし この眺めは凄かった

高千穂たいらより雪煙舞う北峰・東尾根_サイズ変更
雪煙舞う鹿島槍東尾根と北峰

高千穂平より爺ヶ岳東壁_サイズ変更
こちらは爺ヶ岳東壁・・・とても日本の山とは思えない光景

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利根川本流

奥利根の源流水系の沢に入ろうと思ったら、まず困難なのはアプローチだ。
理由は矢木沢ダム。関東の水瓶、矢木沢ダム。
ダムの作る奥利根湖によって行く手を阻まれるからである。
逆に言えば、矢木沢ダムによって外界から隔離されたことで原始のままの自然を保っている、とも言えるのですが。

奥利根湖には連絡船や遊覧船の類はなく、基本的に船の利用は困難。
否応なしに歩きとなるのだけれど、これが厳しい。ほぼ自然にかえってしまった道しかなく、半ばヤブこぎ同然(湖の、ダムから見て右側(本流左岸)からアプローチする)。
かつては、矢木沢ダムを早朝に出発すれば、12時前後に水長沢出合到着が源流入りする者にとって標準的なタイム、と言われていた(奥利根湖の水位は、ダムが満水時は水長沢出合下、例年の夏は小穂口沢出合付近です)。
夕方までに水長沢出合に到着できないパーティーは、源流水系に入る資格が問われる!などともされたようであるけれど、たぶん現在はこんなタイムでアプローチするのは無理。一日でアプローチするのは難しいのではないかと思う。

ちなみに、小泉共司著の「奥利根の山と谷」の中には次のような記述がある。
『この区間のアプローチの苦しみは、源流水系に入るものにとってきわめてきびしい試練であり、それに耐えた者のみが初めて利根源流の良さに浸ることができると言えよう。』
その名の通り奥利根山域の山と谷について詳しく記述されているので、本山域に入山・入谷しようと思っている人は本書を参考にされるとよろしいかと。

さて、ここまで書きながら、今回我々はカヌーで奥利根湖を渡る。
幸いにも児玉さんの知人のニシさんからカナディアンカヌーを借りることができ、8月5日の夜にニシさん宅へカヌーを受け取りに行った。
バッテリー式の船外機も貸してくれたのだけれど、片道しかもたないだろうということで、船外機は帰りのために温存することにした。
パドルは、現地(奥利根湖)でニシさんの釣り仲間の方から借りる手筈になっている。

計画は次の通り。
奥利根湖をカヌーで漕ぎ渡り、バックウォーターの岸にカヌーと船外機、一部の食料と燃料をデポ。
利根川本流を遡行して大水上山(本流の源頭)へ抜けたら、稜線を平ヶ岳方面へ。水長沢尾根を下降して水長沢出合まで下りる。
デポしたものをピックアップし、水長沢出合でのんびりしてから、帰りは船外機を使って奥利根湖を渡ってくる。

この年のゴールデンウィークに奥利根横断をやっていて、水長沢尾根はそのときに登っていた。
剱ヶ倉山まで国境稜線を歩き、そこから大水上山までの稜線を見晴らしてもいたし、剱ヶ倉山の歩き尾根もそのとき下降していた。
よって、大水上山へ抜けたあとの行程はさほど心配していなかったのだけれど・・・。

「 利根川本流 」

メンバー: 村田、児玉

2005/8/7 晴れ、16:30より激しい夕立
矢木沢ダム 7:50 ~ ボートにピックアップしてもらう 8:30 ~ 水長沢出合手前 9:10 ~ 越後沢出合 12:30 ~ ヒトマタギ 13:00 ~ 滝ヶ倉沢出合 16:00

4:00に太田を出発。
平野部は晴れているが奥利根の山々には雲がかかっていて、今にも雨が降り出しそう。

矢木沢ダムに着き、ニシさんの釣り仲間であるアクツさんらにも無事会えた。
パドルを借りることができて一安心。

カヌーを湖に下ろし、7:50に漕ぎ始める。
目指す水長沢出合は遥か彼方・・・いったい何時間くらいかかるのかと、ちょっと不安になる。
まぁでも、久しぶりに漕ぐカヌーは実に気持ちよかった。

40分くらい漕いだろうか、アクツさんたちのクルーザーが近くに現れた。
言葉を交わすと、「船に乗っていくか?」ということだった。
いや、しかし乗っていくかと言われても・・・まさかカヌーをおいていくわけにもいかないし・・・。
ちょっと回答に困っていたのだけれど、結局、自分らを乗せたあと、カヌーも船の上に引き上げてくれた。そういうことができたんですね・・・ありがたい。

強力なモーターボートでも、バックウォーターまでそこからさらに20分くらいかかった。
あのまま漕いでいたら、まだまだけっこうかかったろうね・・・。
バックウォーターは、水長沢出合の近くまできていた。

カヌーを岸の適当な位置まで引き上げ、裏返しにして木に縛り付ける。
船外機とパドル、それから防水バッグに入れた食料と燃料もカヌーの中にデポ。

沢の装備を身につけて、いざ、出陣!
まずはゴーロ帯を歩く。アクツさんたちもついてきた。
しばらく行くと、「シッケイガマワシ」と呼ばれるゴルジュ帯になる。膝くらいの水量なのでそのまま水線通しに進める。
すると、上流から唐突に雪のブロックが流れてきた。
上でスノーブリッジが崩壊したのか・・・などと話しながら流れが左に曲がると、目の前にドーンとスノーブリッジが現れた。
又右衛門淵だ。
いよいよここからが本番。
最後に写ルンですのシャッターを押してもらい、お礼を言ってアクツさんたちと別れた。

又右衛門淵のスノーブリッジは左岸(右手)より巻き、六ノ沢出合のところで懸垂下降。
井戸沢手前にもスノーブリッジがある。ここも容易に上から巻ける。
ちなみにスノーブリッジは、上を行くか下を行くかの二者択一となる。
基本的に、上を巻けるものはそうしたほうが精神衛生上よろしい。
下を行く場合は、可及的速やかに駆け抜ける。スノーブリッジがいつ崩壊するかわからないので、生きた心地がしません。中は暗く、ひんやりしてます。

巻淵を過ぎ、しばらく行くと越後沢出合。ここにはいいテン場がある。
剱ヶ倉沢出合の30mほど先にヒトマタギがあり、その名の通り利根川を一跨ぎにできる。

剱ヶ倉沢出合~牧ヶ倉沢出合までのゴルジュ帯は、「剱ヶ倉土合」と呼ばれている。
渡渉とへつりの連続で、ルーファイしながら進むのがめちゃくちゃ楽しい。

剱ヶ倉土合の先も、もうしばらくゴルジュが続く。
黒滝沢出合のあたりからゴーロになり、しばらく行くと、前方から白くもやーっとした冷気が流れてきた。
いやーな予感がするとすぐ、前方にスノーブリッジが現れる。
スノーブリッジがあるときはすぐにわかる。まるで前方にドライアイスがあるかのように、白くもやーっとした冷気が流れてくるから。

時刻は16:00、現在地は滝ヶ倉沢出合付近。
よし、スノーブリッジは明朝安定しているときに突破することにしよう。
その手前にある、左岸の小高くなったところに幕営した。

16:30より激しい夕立。素晴らしいタイミングで幕営したものだ。
一時かなり増水した。ちょこっと高いだけのところなので、テントが水浸しになるかとヒヤヒヤしたが、その後雨がやんで事なきを得た。
増水したといっても水深は膝くらいなのだけれど、上流から驚くような大木が流されてきた。自然の力はすごい・・・。
雨が降ったためまともな焚き火はできず(涙)。

2014-09-25_24 又右衛門淵_サイズ変更
又右衛門淵のスノーブリッジ・・・いよいよここからが本番

2014-09-25_27_サイズ変更
ヒトマタギ・・・その名の通り利根川を一跨ぎ

2005/8/8 曇り時どき晴れ、のち雨
テン場 6:25 ~ 裏越後沢出合 7:25 ~ 定吉沢出合先(狭くて暗いゴルジュの先) 7:55 ~ 丹後コボラ沢出合4m滝下 10:00 ~ 大利根滝上 11:00 ~ 西小沢出合手前 12:15

朝、スノーブリッジが安定していて水量も少ないうちに、オイックイを突破。これは大正解!
ちなみにオイックイというのは、滝ヶ倉沢を見送った先の狭いゴルジュ帯のことで、裏越後沢出合までの区間をそう呼んでいる。
この区間のスノーブリッジは悪いものが多く、高巻くのは困難。朝の安定しているうちに下を一気に駆け抜けるのが最善かと思う。

定吉沢の先の狭くて暗いゴルジュは泳ぎあり。

魚止メ滝は、左手の岩稜を登って高巻く。合わせて三つある瀑流をまとめて巻く。
下降ポイントを見極めるのがけっこう難しい。かなり高さがあって急なところをクライムダウンする形になる。

大利根滝は20mあるが、比較的簡単に右壁を登れる。
高さがあるのでザイルを出す(ハーケン要)。
大利根滝の登攀中は天気が良かった。

時間的には今日中に上まで抜けられそうだ。
が、天気が怪しいので、少々早いが、東小沢の先にあった川原の草原に幕営した(12:30)。
ちなみに、その手前のハト平にも幕営可能です。

昨日と違い、快適な上に安全なテン場だ。
テントを張り終えた途端に雨が降り出す。今日も間一髪。
それにしても・・・せっかく泊まりで沢に来ているというのに、結局一日も焚き火ができず(涙)。

2014-09-25_29 オイックイ_サイズ変更
明日への逃走・・・脇目もふらず一気に駆け抜ける(オイックイのスノーブリッジ)

2014-09-25_31 魚止め滝7m二条_サイズ変更
魚止メ滝・・・左の岩稜を登って高巻く(高巻きのあと下降ポイントを見極めるのがけっこう難しい)

2014-09-25_32_サイズ変更
スノーブリッジが次々現れる

2014-09-25_34 魚止め滝上流5m滝_サイズ変更
魚止メ滝上流の5m滝・・・この水量では渡渉できず

2014-09-25_35 魚止め滝上流5m滝_サイズ変更
戻って右から巻いた

2014-09-25_37 二段7mヒョングリ滝_サイズ変更
2段7mヒョングリ滝・・・楽しさが表情ににじみ出る

2014-09-25_38 大利根滝_サイズ変更
本流で最大の大利根滝20m

2014-09-25_39_サイズ変更
比較的簡単に右壁を登れる(写真はハーケンを打っているところ)

2014-09-25_40_サイズ変更
大利根滝の登攀中は天気が良かった

2014-09-25_41 狭いゴルジュ_サイズ変更
その後もゴルジュにはスノーブリッジが架かる

2005/8/9 曇りのち晴れ
テン場 5:55 ~ 人参滝上 7:15 ~ 水上滝上 8:45 ~ 利根川水源碑 9:45 ~ 藤原山 16:30 ~ 一つ手前のマイナーピークに戻って幕営 17:00

ゴルジュの中の4~5mの滝を次々越えていくと、釜を持つ10m滝が現れる。
一見なんてことのない滝なのだけれど、朝一で泳ぐのが嫌で、一寸行き詰った。壁がツルツルで登れない・・・。
あーでもない、こーでもないとトライした挙句、児玉さんがホールドを発見して左から突破できた。

その先は、稜線までに大きな滝があと四つある。
順に、人参滝:15m、深山滝:20m、赤沢滝:4段20m、水上滝:15m。

人参滝は右のリッジから高巻き。
続く深山滝はザイルを出して右壁を登る。岩が脆くていやらしかった。
赤沢滝はシャワークライム。
最後の水上滝は水流の右側を登った。

水上滝の上に出たのが8:45。これにて滝は完登。
ちなみに、今日はサンショウウオをたくさん見かけました。

詰めは三角雪田になっていて(これが利根川本流の源)、ヤブこぎは皆無。素晴らしい!
9:45に稜線上の利根川水源碑に出た。

たまたま通りかかった登山者に写真を撮ってもらい、平ヶ岳への縦走に入る。
問題はここから・・・。

軽く考えていたのだが、大誤算!
途中から、言うなれば6級のヤブとなった。
目の前に潅木の壁が延々と連なる。笹じゃなくて(笹なら楽勝)、手強いシャクナゲなんかの潅木です。
それはまさに壁で、こいでもこいでもまったく前に進まない。腕が引っ掛かる、足が引っ掛かる、ザックが引っ掛かる・・・ちょっとこれまでに経験したことのないヤブだった。おまけにアブまで追ってくる・・・。
熱射による脱水症状もあって、すっかりヘロヘロになってしまった。
なんと!大水上山の隣の藤原山まで6時間も要してしまった・・・。

水と食料の心配から、これより先へ進むのを断念。
たぶん途中から踏み跡があると思うのだけれど(希望的観測)、どこから現れるのか定かでない・・・。

丹後山へ戻ることにした。
丹後山から本谷山まで南下し、本谷山から十分沢もしくは十分沢尾根を下降、利根川本流に出て、水長沢出合まで本流を下る、そういう計画に変更しよう。
十分沢尾根は、やはりこのゴールデンウィークに下降したことがあり、緩い沢であり尾根であったので、本流まで下れる目算があった。

そうと決まれば、藤原山から30分ほど戻り、一つ手前の平坦なマイナーピークのヤブの上に幕営した。
テントを張ったのは、ビッシリと生えた背の低いヤブの上(地面に接地していない)。よくもテントが張れたものだ・・・。
夜になって短時間雨が降った。必死になって鍋に水を溜めようとしたのだけれど、うまく集めることができなかった(涙)。

2014-09-25_42_サイズ変更
相変わらず微妙なバランスで保持されている・・・突破するのは朝が一番

2014-09-25_43 釜を持つ10m滝_サイズ変更
釜を持つ10m滝・・・一見なんてことなさそうなのだが、一寸行き詰った

2014-09-25_44 人参滝15m_サイズ変更
人参滝15m・・・右のリッジから高巻き

2014-09-25_45 深山滝20m_サイズ変更
深山滝20m・・・ザイルを出して右壁を登る(岩が脆くていやらしかった)

2014-09-25_46 深山滝の上から_サイズ変更
深山滝の上から本流のスノーブリッジを見下ろす

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赤沢滝4段20mはシャワークライム・・・このあたり、サンショウウオがたくさんいる

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最後の水上滝15mは水流の右側を登った・・・これにて滝は完登!

2014-09-25_49 水源碑_サイズ変更
稜線上の利根川水源碑・・・しばし達成感に浸る(これ以降は写真がない)

2005/8/10 雨とガス
テン場 5:35 ~ 大水上山北峰 10:00 ~ 丹後山 10:30

朝から天気が悪い。
雨の中テントを撤収し、5:30過ぎに出発。

昨日登ってきた尾根を、やはりヤブこぎをして戻る。下りである分、昨日より少しマシであるようだ。
ガスで視界がないため、尾根を外さないよう細心の注意を払って進んだ。
途中から雨が激しくなり、昨日同様の激しいヤブに辟易する・・・。

やっとのことで丹後山の避難小屋に到着!(10:30)
人がけっこういるかと思っていたのだけれど、誰もおらず貸切状態。
寒いが、雨を凌げて濡れたものを干せるだけでありがたい。

あまりにもびしょ濡れになってしまったので、今日はこのまま小屋に泊まることにした。

2005/8/11 ガス、下界は曇り
丹後山避難小屋 8:00 ~ 丹後山登山口 9:35 ~ 十字峡 10:05 ~ 野中バス停 11:45

朝になってもガスがとれず視界不良。
これでは本谷山からの下降に不安がある・・・安全策をとって、丹後山西尾根を下りることにした。
つまりは、上越国境稜線の逆側へ下ってしまうということだから、下山後にどうにかしてカヌーを回収しなければならない。

西尾根を6合目あたりまで下りるとガスが消えた。
これなら十分沢も下れたのではないかと後悔したが、時すでに遅し。そのまま西尾根を下った。

丹後山西尾根の登山口まで下り、水を求めて三国(さぐり)川に出ようとしたところ、アブの群れに襲われた。
アブにとっても久しぶりの獲物か、非常にしつこく、群れで十字峡までついてきた。
追い払うためにタオルを振り回していたら、すっかり肘が痛くなってしまった・・・。
不思議なことに、十字峡から先は別世界なのか、その先は一匹も追ってくることがなかった。

三国川ダムの下へくだり、さらに歩いて野中バス停に11:45に着くと、バスは15分前に出たところだった(涙)。
次のバスは13:29・・・たっぷり時間があるので、その間に濡れたものを干しながらバスを待った。

バスで六日町駅へ。
六日町から水上まで電車で移動し、バスが終わっていたためタクシーで矢木沢ダムまで行く。
車をピックアップし、即上牧温泉へ。

カヌーは船で回収しに行こう、とおぼろに考えていた。
奥利根マリンという、奥利根湖に船を出している会社がある。そこへ電話をしてみると、船のチャーター料は三万円とのこと。
ちょっと無理だ。
誠に申し訳ないのだが、ニシさんに頼んで、後日仲間の方の船で回収してもらうことにした。
本当に申し訳ありません・・・。

温泉のあと、定番のたむらで夕飯を食べ、雨が降っているため湯檜曽駅の駅舎内にテントを張って寝た。

翌日、天気は雨のち曇り。
朝一で矢木沢ダムへ戻り、管理事務所に無事下山した旨を伝えておいた。

なんだかどうにも・・・カヌーを回収できなかったので、尻切れトンボのような終わり方になってしまった。
カヌーを貸していただいたニシさんには本当に申し訳ないことをした。
(後日、カヌーは無事回収していただけました。ありがとうございました。)

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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