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冬の野宿遍路 9日目 阿波から土佐へ・・・室戸岬への道

2016/2/3 水
晴れのち曇り、朝6℃
始:8:00 ~ 終:17:00 歩行:31km
(大砂海水浴場)0800 ~ (海南セイムス)0955 ~ (道の駅宍喰温泉) ~ 1230(高知県境) ~ (生見コインスナック)1350 ~ (東洋大師) ~ (野根スーパー) ~ 1700(法海上人堂)

昨晩は暗くて静かでよく眠れた。
6:25起床、コーヒーを飲んで8:00発。
R55をひたすら南下する。車が多くて不快。特に大型トラックやダンプが多いのがなんとも・・・。
なんというか、歩いていて何の救いもない感じだ。

浅川港で逃げ込むように脇道に入り、海南町内は静かな道を歩くことができた。
9:55、海部川を渡る手前にあったドラッグストア・セイムスで買い出し。
コンビニ以外では今回はじめて目にする全国規模の大型チェーン店であったような気がする。

海部で再びR55に合流、ひたすら南下する。
これ以外に道はない。
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那佐湾(だったと思う)・・・海の水はとてもキレイ

道の駅宍喰温泉で小休止。泊まるのはちょっと厳しい造りと立地条件の道の駅である。
道の駅からR55を暫し南下すると、いよいよ高知に入った。阿波から土佐へ、国境はトンネルで越えた(泣)。

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いよいよ土佐へ@県境のトンネルを出たところ

高知側の県境の町は東洋町。
甲浦にある海の駅東洋町は素晴らしいテン場である(ように見えた)。
四国には、ところどころに「海の駅」というのもある。

高知に入ると幕末の志士一色という感じになるのだけれど(他にもいろいろあるだろうに他には何もないのかというくらい見事に・・・特に坂本龍馬)、こんなところにもそんな様子がうかがえる。
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「慎太郎」と来るなら「陸援隊」と受けたほうがよかったのでは・・・

半端ない場末感、とり残され感の漂っていた生見コインスナックで缶コーヒーを飲んで休憩(13:50)。
東洋大師の手前で脇道に入り、野根の集落内を歩く。集落の中に野根スーパーというのがあるはずで、そこで夕飯の買出しをするつもりだったのだが、なかなか見当たらず。少々焦る。
「もしやつぶれたか・・・」と不安になって道行くおばちゃんに訊いたら・・・
あった!この時の安堵感といったら、小躍りしそうなほどだった。
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(左)どことなく絶望感の漂う野根の集落を行く  (右)ようやく見つけた野根スーパー

野根から先は室戸岬まで、海からいきなり急峻な山が立ち上がっている厳しい地形。
海岸に沿って強引にR55を通してある以外、何もない。
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なんの救いもない風景。遥か室戸岬まで見通せてしまうところがまた辛い。
お遍路でどこが一番辛かったかと問われれば、迷わずココ。自分らの場合はダントツで室戸岬だ。

テン場を探しながら歩くが、もちろん無い。
いや、テントを張るだけなら、強引にでも張れそうな場所はポツポツあるのだけれど、水が無い。ずっと先まで見通せてしまうのだが、しばらく何もなさそう。
仕方なく水を求めて先へ先へ。道は路側帯が狭くて不快だ。

そうこうするうちに、水尻の法海上人堂に到着。
すぐ脇に沢が流れ落ちていて、ようやく水が得られた。トイレまである。
少々斜めっているが、お堂の下の平坦部を整地して幕営。ありがたや。
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Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 002_Tosa / 土佐 16札所 385km] | 2016.03.30(Wed) PageTop
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冬の野宿遍路 10日目 室戸岬・・・25年ぶりの中岡慎太郎像 

2016/2/4 木
晴れ、朝4℃
始:7:45 ~ 終:15:50 歩行:25km
(法海上人堂)0745 ~ (佐喜浜港)1030 ~ (尾崎橋) ~ (鹿岡鼻) ~ (椎名) ~ (三津漁港) ~ (御蔵洞) ~ 15:50(室戸岬)

6:10起床、コーヒーとパンを食べて7:45発。
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昨日に続いてR55をひたすら南下。もはやただの苦行である。

四国四県、それほど広いわけではないけれど、県民性というのは確実にあるからおもしろい。
徳島から高知に入り、東洋町から室戸にかけての地域は特に顕著だった。
安芸や高知まで行けばわかるけど、いわゆる高知っぽさ(大胆で明るく大雑把、良くも悪しくもO型的・・・個人的な印象です、ゴメンナサイ)とはまた別で、県民性というと語弊があるか。
要するに地域性というやつなのだけれど、このあたりには気持ちよく挨拶するという文化がないのか???というくらい人々が仏頂面で、明るさがなかった。

旅に出たら、現地の人と明るく挨拶を交わすのは基本中の基本(だと思う)。
これは日本でも、どこか外国にいてもまったく一緒。現地の言葉で「こんにちは」と元気よく挨拶して不利益を被ることはまずない。挨拶からすべてが始まる、そう思っている。
もちろん今回も最初からそうしてきたのだけれど・・・土佐に入ったこのあたりはちょっと反応がおかしかった。
道で出会う人が向こうから挨拶してくることはまずないし、(この時点で既に「あれ?」という感じだったのだがそれはまだいいとして、)こちらから挨拶しても、ニコリともせず黙って頷くだけ。他に何の反応も返ってこない。
そんなことを繰り返していると、こちらもだんだん挨拶する気が失せてくる・・・。

よそ者を拒絶しているように受け取れる。
「土佐っぽ」という言い方があると思うけど、そう聞くと、自分の中ではまさにこのような無骨さを連想する。
土地や気候が人をつくるというのは確かにあって、海からいきなり急峻な山の立ち上がる厳しい地形、風の強い室戸の地がそんな気質をつくるのだろうかと、風に吹かれて歩きながらそんなことを考えた。

佐喜浜港で地元のスーパー二軒に寄って買い物をした。
おにぎりかなにか、米が食べたかったのだけれど、まだ時間が早くてその手のものは何もなかった(泣)。

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佐喜浜港から3kmほど、尾崎橋の先のトイレのある浜は水もあり、広くてなかなか快適そうなテン場である。
・・・何かにつけてテン場としてどうかという思考が働いてしまう。これはもう長らくの癖になってしまっている。

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天気はいいが、風が強い。室戸はとにかく風が強い。

道路沿いに、100mおきにこのような標示があったので、歩行速度を計ってみた。
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平地は1kmを13~14分で歩いているようだ。時速にすると4.2~4.6km/hといったところ。

三津漁港を過ぎ、青年大師像を見送ると、室戸岬はすぐ。
遍路道の分岐をいったんスルーし、そのまま岬へ。

室戸岬には中岡慎太郎の像がある。
再訪するのは25年ぶり。確か1991年、大学3年のときの夏休み以来だ。
青い海以外、室戸岬のことは何も覚えていないけど、この像だけはよく覚えている。
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青空の下、この像がまたいい場所に建っているのだ。25年前も快晴だった。

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(左)今回、(右)25年前の中岡慎太郎像

さて、少々早いがテン場。今宵は室戸岬に幕営する。
テントは遍路道の分岐のところのトイレ付近にも張れるし、慎太郎像下の駐車場にも張れる。
が、道路を挟んで像の前にある遊歩道沿いが落ち着く。

像のすぐ隣に観光案内所があり、薮蛇になるかもと思ったのだが、黙って張るのも気が引けたので、幕営できるか流れで確認してみた。
そこにいたのは人のいい女性職員で、親切にいろいろなところへ電話して聞いてくれたのだが、よくわからない。責任者の方がつかまらないらしい。

なんか、こういうところは非常に日本的だなぁと思う。
テントを張れるか否か、たったそれだけのことなのだけれど、個人の裁量では判断を下せない。
テント以前にその場所は、遊歩道であるにもかかわらず釣り人の車が自由に乗り入れているような場所なのだが・・・テントより先にそっちを規制したほうがいいのではないかと思わなくもない。

女性の同級生が飯田にいるという話で、返事を待っている間、お喋りにいろいろ花が咲いた。
結局、「責任者がつかまらないので聞かなかったことにします」と言って、その女性は一晩幕営するのを見逃してくれた。
中岡慎太郎像の見える場所に、晴れてテントを張る。
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幕営後に横の水道で頭を洗い、早めの夕食後には公衆トイレで髭を剃らせてもらった。
髭はまたムスリム方式(と呼んでいる)で、どうにも鬱陶しいので口の周りだけ剃る。

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 002_Tosa / 土佐 16札所 385km] | 2016.04.05(Tue) PageTop
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冬の野宿遍路 11日目 四国で食べる寿司・・・寿司の原形とはこんなものではなかろうか

2016/2/5 金
晴れ、朝8℃
始:7:25 ~ 終:17:05 歩行:24km
(室戸岬)0725 ~ 0805(24番最御崎寺)0825 ~ 1030(25番津照寺)1055 ~ 1210(26番金剛頂寺)1230 ~ (道の駅キラメッセ室戸) ~ 1500(立石休憩所) ~ (羽根スーパー) ~ 1705(羽根岬)

6:00起床、コーヒーとビスケットを食べて7:25発。
今日は久しぶりにR55を離れられる!

5分ほど戻って遍路道の分岐に入る。山道をひと登りすると24番最御崎寺(ほつみさきじ)。
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毎度ながら、朝一の寺というのは非常に気持ちがいい。境内には土俵もあった。

寺のすぐ下に室戸岬灯台がある。昨晩は灯台の明かりがテントからもよく見えた。
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灯台マニアでもあるので、すかさず寄ってみた。

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室戸市街を見下ろす・・・室戸の地形の厳しさがよくわかる。平地はほとんどない。

山から下りて、R55と並走する道を歩く。
R55沿いにある室戸岬中学校は廃校となっていた。
徳島でも高知でも、廃校になってしまった小学校や中学校がやたら目についた(特に小学校)。
廃校になった校舎というのは、なんともいえない物寂しさを醸し出す。

室戸市街に入る手前のヤマザキデイリーで朝食を食べる。
ここから25番津照寺(しんしょうじ)はすぐである。
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津照寺をあとにしてしばらくR55に沿って歩き、元橋を渡った先で右に折れる。
山道に入ってひと登りすると、26番金剛頂寺(こんごうちょうじ)。暑い!
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下りの道は明るく静かで、なかなか快適だった。

下ってR55に出たところに道の駅キラメッセ室戸がある。多くの人で賑わっていた。
ここで、昼食にサンマの寿司と焼きサバの寿司、それからいも天を食べた。どれも絶品!
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四国で食べる寿司はどれも、江戸前と違って醤油がいらない。柚子やすだちなどで味がついている。
単純明快!シンプルにして美味!柑橘類の酸は殺菌の意味もあるだろう。寿司の原形とはこんなものであったに違いない。
あー本当に旨かったなぁ・・・(遠い目)

R55と並走する道を歩いていくと、山の斜面に袋をかけたびわの木がたくさんある。
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遠目には花が咲いているように見え、最初は何の花だろうと思った。

徳島でも高知でも、びわは山に普通に自生している。
東日本では見られないので、最初はそれだけで物珍しかったが、そのうちに慣れてしまった。が、こんなふうに袋をかけてあるのを見たのははじめて。
「うわぁ・・・こりゃ大変だなぁ」と、仕事柄まず思ってしまう。

四国と信州では植生がぜんぜん違う。
まずは照葉樹。冬でも濃い緑に覆われた山というのがとても新鮮に映る。
信州をはじめ東日本では落葉樹が圧倒的に多く、常緑樹といえばほとんど針葉樹しかない。多くの木が冬には落葉してしまうから山は明るくなるのだが、こちらの山は冬でも鬱蒼としている。
落葉樹もないことはないが、圧倒的に照葉樹が多い。冬も葉っぱをつけたまま光合成をしていないと、生長が負けてしまうのだろうな・・・。
そして巨木が目につく。楠など、信州ではまずありえないレベルの巨木がゴロゴロしている。

それから柑橘類。果樹園はもちろん、だいたいどの家の庭にも柑橘の木が何本か植わっていて、実がたわわに実っている。
これは正直に言って非常に羨ましい。
信州だと柑橘の代わりにリンゴということになるのだけれど、庭にリンゴの木が植わっているということはまずないな。

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吉良川は古い家屋が残っていて感じのいいところだった。

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もとは植えたものだろうけど、完全に自生しているように見えるアロエ

それにしても暑い!
日中はポカポカ陽気で、午後は今回平地でははじめてジャージを脱いで歩いた。

立石のトイレ&東屋で休憩。
ここは水はとれるが、R55に面していてテン場には向かない。

さて、どうしたことか、午後になって道の駅を発ったあたりから、右足だけ足首の上のあたりが痛い。歩行に支障をきたすほどである。
どこかで挫いたりした記憶はないので、単に疲労だと思う。
こんなことで大丈夫か、俺の足・・・。

痛みをこらえつつ、先へ。
羽根スーパーで夕飯の買い出しを済ませる。
その先で脇道に入り、小さな山越えをしてショートカットするつもりが、山道の分岐に気付かなかったらしく、気付いたらR55に合流する直前だった。
分岐まで戻るのも面倒、というかそれではそもそもショートカットの道を行く意味がなくなるので、そのままR55を行くことに。
これが幸いした。
羽根岬の先にある公衆トイレが格好のテン場だったのだ。

東屋のテーブルが動かせたので、いったん脇に寄せさせてもらって、そのスペースに幕営した。
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テントを張ってから海に沈む夕日を眺める。今日も頑張ったなぁ・・・。

19:00の気温が10℃もあったりする。

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
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冬の野宿遍路 12日目 素敵な岩屋と、大丈夫か俺の足・・・

2016/2/6 土
曇り、夕方から晴れ、強風、朝7℃
始:7:30 ~ 終:15:00 歩行:23km
(羽根岬)0730 ~ (加領郷) ~ (奈半利) ~ (田野) ~ (安田) ~ (神峯神社鳥居)1130 ~ 1230(27番神峯寺)1300 ~ 1350(神峯神社鳥居) ~ 1500(浜千鳥公園手前)

6:05起床、コーヒーとおにぎりを食べて7:30発。
昨日の続きでR55を北西へ。

やはり足が痛い。
一晩休めば回復するかと楽観してたのだが、どうにもならなかった。やはり痛くて、なんともいえない違和感がある。
大丈夫か、俺の足。

足の強さには少々自信がある。
歩いたり走ったり、はたまたどれだけ自転車に乗ったりしても、足に異常をきたしたということはこれまで記憶にない。不思議とまめができるということもない足なのだ。
もちろん酷使すればその度合いに応じ、筋肉痛になったり関節が痛くなったりはするけれど、それは休めば和らぐ、休みさえすれば自然に回復する、そんなわかりやすい痛みである。
が、今回のはどうも違う。休んでも回復する感じがまったくない。原因不明のなんともいえない違和感。
大丈夫か、俺の足・・・。

アスファルトやコンクリートの上を歩くというのは、想像以上に足に負担のかかることらしい。
先の行程を思うと、急に不安になる。なんたってまだ1/4ほどしか来ていない・・・。
歩けるということ、歩き続けるということは、よくよく考えてみればそれだけでけっこうすごいことである。

奈半利の市街に入る手前で、たまたま国道をはずれてトイレに寄ってみると、その後ろの海岸に地図にはない遊歩道があった。
休憩しているとおっちゃんに声をかけられたので訊いてみると、このまま遊歩道で奈半利の駅前まで抜けられるということである。遊歩道を歩きに来た人らしく、流れで奈半利まで一緒に歩いた。

そのおっちゃんは年に一度は歩き遍路をやっているという、いわば遍路のエキスパートだった。
「どんくらいのペースで歩いてる?」と唐突に訊かれた。
昨日たまたま計っていたので、「だいたい一時間に4kmくらいです」と即答した。
おっちゃん曰く、「だいたいそのくらい。一時間4kmなら1km15分、5kmなら1km12分、6kmなら10分ということだからね。一時間5kmくらいのペースで歩いて、休憩するからだいたいそんなもん」
そんなものらしい。

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一緒に歩いていて、おっちゃんのペースはちょっと速かった。いや、普段ならきっとそうは感じなかっただろうけど、右足の痛い今の状態だとそう感じる。
が、少々強がって、おっちゃんのペースに合わせてスタスタ歩いた。
右足痛ぇなぁ・・・。

おっちゃんはいろいろ教えてくれた。
「浦土湾は渡船で渡れるのかぁ」とか、「えっ、四万十川にも渡しがあるの?」とか、いろいろ勉強になった。

「まぁ問題は足摺岬の先だね。どのルートをとるか・・・」
おっちゃんはそう言っていた。
そうか、そんなにいろいろルートがあるのか・・・。
マユミは地図を見ておぼろに考えていたらしいが、自分はこれまで行き当たりばったりで、あまり先のことなど何も考えていなかった。でも、そんなにいろいろあるんじゃこれから先、ちょっと楽しみが増えた。

せっかくの機会なので、疑問に思っていたことをあれこれおっちゃんに訊いてみた。
「結願」とはどういうことなのか。通常、ご朱印をもらう以外に何かするものなのか、結願した証に何かもらったりするものなのか、そのあたりのことがよくわかっていなかった。
おっちゃん曰く、二千円くらい払うと、88番の札所で「結願証」というものを出してくれるらしい。
先の森さんによると、お遍路は何番の札所からはじめてもよく、よって何番の札所でも結願証を発行してくれるということであったが(うろ覚えだがそんな説明をしてくれたような気がする)、おっちゃんによると、結願証は88番の札所でしか発行してもらえないということである。実際のところはどうなのだろう???
ま、いずれにしてもそれだけのことだ。他には特にないらしい。結願したあと高野山へ行くと、高野山でもご朱印をもらえるということは自分らも知っていた。
それだけのことなら結願証なんていらないか。自分らの間では当然のようにそのように帰結した。

ちなみに、「結願」は「けちがん」と読むらしい。

88番を打ったあとで1番の札所まで戻るかどうかは、その人次第ということである。
通常、お遍路としては88番を打てば終了という認識であるようだ。
自分らは1番の札所まで戻るつもりでいる。それではじめて四国を歩いて一周したことになるから。

遊歩道が終わるところでおっちゃんと別れた。
奈半利の市街はスルーして、隣の田野まで行く。
田野の駅前に道の駅とローソンがあり、そこで朝食を食べて休憩。
R55を挟んですぐのところにツルハドラッグがあったので、荷物を置いて買い物へ。
バンテリンを買った。
インドメタシンがまったく同量含まれた類似品もあって、値段は半額以下だったが、ここは敢えてコーワのバンテリンを買った(かなり悩んだのだけれど・・・)。
道の駅に戻って、さっそく右の足首あたりに塗りまくる。

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田野の先から、R55と並走する道を歩く。

今日は朝のおっちゃんをはじめ、わざわざ車を停めて声をかけてくださったおばちゃんなど、親切な方に何人も声をかけていただいた。
ここへきて人の様子が変わったように感じる。
東洋町から室戸にかけてのあの感じはいったい何だったのか?たまたまだったのか、それとも夢だったのか幻だったのか・・・。

27番神峯寺(こうのみねじ)へは、往復で7km弱、同じ道を行って戻ってこなければならない。荷物を背負っていくのは馬鹿らしい。
上りに入る手前に神峯神社の鳥居があったので、そこに荷物をデポさせてもらうことにした。
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軽く腹ごしらえして、空身で神峯寺へ。
軽い!ものすごく楽。これなら何キロでも歩けるような気がしてくる。足がこんなに痛くなることもなかろう。

登り一時間。
寺まで登る手前の東屋のある場所はトイレもあり、幕営可能。
こんなところまで荷物を担いでくるのは嫌ですが・・・。

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(左)「南無大師遍照金剛」・・・遍照金剛というのは、遣唐使の留学僧として入唐した天才・空海が、長安にて与えられた灌頂名
(右)27番神峯寺の山門

下り50分。
鳥居に置いた荷物をピックアップして西へ。
風が強い。

大山岬でR55を外れて遍路道を行くと、道沿いにトイレがある。
その横に、なんとも素敵な岩屋があった。
巨大な岩屋で、こんな風の強い日には打ってつけのテン場。
すごいルーフ。怒られそうだが、クライミングも可能(笑)。
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岩屋の中にお堂があるが、お堂は宿泊禁止となっている。
夏場だけやっているのか?岩屋の入口のところにカフェがあるのだが、今は閉まっている。
こんな風の強い日は、こんな岩屋のようなところでもないと幕営は厳しい。このまま行くと安芸市街に入ってしまうので、ただでさえテン場に不安がある。
時刻は15:00・・・。
少々早いが、お堂の前に幕営することにした。

テントを張ってからトイレで足を洗い、靴下を洗濯。
あとはひたすら足を休める。
大丈夫なのか、俺の足・・・。

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 002_Tosa / 土佐 16札所 385km] | 2016.04.09(Sat) PageTop
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冬の野宿遍路 13日目 やっぱりコスモス

2016/2/7 日
晴れ、朝7℃
始:7:15 ~ 終:17:20 歩行:30km
(浜千鳥公園手前)0715 ~ (伊尾木) ~ 0930(安芸市街) ~ (赤野) ~ (西分) ~ (夜須) ~ (赤岡) ~ (野市) ~ 1700(龍馬歴史館) ~ 1720(野市体育館)

岩屋の付近にはまだ真っ暗な5:00前から、車で釣り人が何人かやって来た。カフェのところに車をとめて、すぐそこの海岸で釣りをするもよう。
5:45起床、コーヒーとパンを食べて7:15発。

浜千鳥公園でR55に合流。ちょこっとだけR55を歩くが、道の駅大山の先からは、伊尾木まで防波堤歩道を歩ける。
この日はR55をあまり歩く必要がなくて助かった。
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防波堤歩道

伊尾木のローソンで朝食。
いったんR55に合流して安芸市街に入る。市街地はR55を離れ、日曜で静かな生活道路を歩くことができる。
市街地の中ではあるが、なかなか感じのいい閑静な住宅地で、トイレのある公園が二つほどあって、(たぶん)幕営可能。

市街の西はずれにある市営球場の前を10:00前に通過。
2/1~2/24の間(まさに今)、阪神タイガースが安芸でキャンプを張っていて、この球場もタイガース球場と呼ばれている。
日曜の今日は紅白戦でも行われるのか、朝から大勢の人が球場に詰めかけていた。

その市営球場の前から夜須にかけては、海沿いに見事な自転車道が整備されている。
南は海、北側を土佐くろしお鉄道が走っている。
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赤野の休憩所からの眺めが素晴らしい。
琴ヶ浜を見下ろす眺めが見事で、遠くには雪をかぶった山が見える。
赤野の手前の穴内の休憩所からは、浦戸大橋を見晴らすことができた。
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琴ヶ浜松原野外劇場のあたりはテン場の宝庫である。
ここで、いわゆる乞食遍路に呼び止められた。
もう昼だというのに、ようやく荷物をまとめたというふう。こんな天気のいい日に、こんな時間まで何やってんだか。まったく歩く気ねぇだろ・・・。
話し相手に飢えていたのか、「あんたら野宿?」と訊いてきたと思ったら、そこから堰を切ったように話しはじめた。
足摺岬の先の叶崎(自殺の名所)で幽霊を見ただとかなんだとか、とにかく話が長そうだったので、「すみませんが」と途中で話を遮って失敬した。
話が長い以前に、乞食遍路と思しきそのおっちゃんは、すえたような臭いを発していて臭かったのだ。
自分らも気付かぬうちにこんな臭いを発していたらヤバイなと、ちょっと心配になった・・・。

住吉のサークルKでカップ麺の昼食。
その先、買い出しを予定していた赤岡にはコスモスがあった。なんと!あのコスモスが四国にもあったとは・・・。
ドラッグストアのコスモスをご存知だろうか?
たぶん本拠地は九州。緑とピンクの建物で、九州全土でよく見かけた。とにかく安いので、鹿児島のニシムタと合わせ、九州を旅している間はとにかくお世話になった。
安いだけでなく、コスモスは品揃えの点でもピカイチ。
リョーユーパンが置いてあり、ラーメンの種類が豊富で、井村屋のたい焼きアイスがある。
自分らの感性に合った品揃えで、無駄がない。必要なものがすぐ揃うから、買い物も短時間で済む。言うことなし。

ちなみに、大手のパンメーカが製造しているいわゆる菓子パンやバターロール、食パンなど、我が家にホームベーカリーが来てからはまったく食べることがなくなったのだけれど(添加物が気になるし・・・)、お遍路の間はよく食べた。行動食は菓子パンが中心だったから。
その菓子パンをメーカごとに、これまた一消費者の観点(質、量、値段)で格付けすると・・・
一にリョーユーパン、二に神戸屋、三、四がなくて五にその他全部(ヤマザキ、パスコ、フジパンなど)という感じになる。

リョーユーパンというのは本社が福岡のメーカで、九州ならどこでも売ってたと思うけど、お遍路の間はコスモスか、これまた九州でたまにお世話になったディスカウントストアのダイレックス以外では売ってなかった。
リョーユーパンがあると、喜び勇んでこれでもかというくらい買いだめしてましたね。

そんなわけで、夕食と行動食の買い出しをコスモスで済ませた。
やっぱり安くて最高だわ、コスモス。自宅の近所にもぜひ欲しい・・・。

コスモスのあった赤岡のあたりは、他にも大型スーパーが二軒ほど並んでいて、どうやらかなりの激戦区のようである。

コスモスをあとにしてから、香南市役所の先にある龍馬歴史館までが、たいした距離ではないのだが長く感じた。
龍馬歴史館とだけ地図にあるので、てっきりそういう建物が単独で建っているのかと思っていたのだが、行ってみたら遊園地のような施設の一角にあったのでビックリ。

歴史館の先に東屋があるという情報を頼りに、そこを目指していたのだけれど、行ってみたら本当に東屋しかなかった・・・。
トイレ、水道がないばかりか、両側はすぐ人家である。こんなところに幕営できるはずもなく、仕方なしにそのまま寺のほうへ向うと、野市体育館との道路標示があった。
一縷の望みを託して行ってみたのだが、夜には門が閉まりそうで幕営不可。が、体育館からちょっと上がったところに広場のようなものがあり、そこにはトイレと水もあった。
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どうなることかと思ったが、暗くなるギリギリ前のところで絶好のテン場を得た。

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 002_Tosa / 土佐 16札所 385km] | 2016.04.11(Mon) PageTop
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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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