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冬の野宿遍路 40日目 讃岐に突入

2016/3/5 土
晴れ
始:6:35 ~ 終:17:50 歩行:32km
(秋葉神社)0635 ~ (椿堂)0700 ~ 0800(旧道分岐) ~ 0920(境目) ~ 0955(曼陀峠) ~ 1130(66番雲辺寺)1200 ~ (雲辺寺山) ~ 1330(車道) ~ (岩鍋池) ~ 1450(67番大興寺) ~ (仁池) ~ 1750(琴弾八幡宮) ~ 1830(琴弾公園に幕営)

暖かいを通り越して唐突に暑い一日だった。
昨日から朝はMSRを使うのをやめている。
朝食のときは前の晩に入れたテルモスのコーヒーを飲むことに。

秋葉神社のご加護か、昨晩は風もなく快適だった。
テントを撤収し、最後に置いてあった箒で鳥居の前を掃く。
一晩お世話になりました!

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(左)鳥居の前を箒で掃いて出発  (右)こちらは椿堂

6:35発、椿堂に寄ってトイレを借りる。
椿堂の標高が100mほど。そこからR192を金生川に沿って緩やかに上ると、一時間ほどで旧来の遍路道が分岐する。
このあたりは愛媛、香川、徳島の三県が接する場所で、県境越えのルートは大別すると三通りある。
今とろうとしている道は、七田橋から曼陀峠へと向う旧来の遍路道で、曼陀峠道と呼ばれている。グイグイ標高の上がる気持ちのよい道である。

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曼陀峠道・・・グイグイ標高が上がって気持ちいい

県境を越え、愛媛からいったん徳島に入る。
愛媛側の県境の町は旧川之江市。地元の人々は香川との境界を「県境」、徳島との境界を「境目」と呼んで区別しているらしい。
ちなみに、徳島側の県境の町は旧池田町。80年代に甲子園で旋風を巻き起こしたあの池田高校のある池田町である。
こんな山の中にある学校が全国制覇を果たしたのだからすごい、改めてそう思った。

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愛媛・徳島県境である境目

気持ちのよい道は境目まで。
その先は車道と合流し、車道を歩くことになる。といっても、すれ違った車は結局三河ナンバーのハイエースタクシー一台だけだったけど・・・。

曼陀峠を越えると、今度は徳島から香川に入る。
曼陀峠は標高約600m。昔は阿波と讃岐を結ぶ生活の道が、この峠を越えて南北に通じていたらしい。そして65番三角寺と66番雲辺寺を結ぶ遍路道もこの峠を通っていた。
江戸時代は巡検道として使われ、また戦前までは農耕用の牛を阿波から借り、農作業が終われば米や賃金を払って牛を阿波に返す、いわゆる借耕牛(かりこうし)の道として夏と秋には賑わったそうである。(讃岐にはなぜ農耕用の牛がいなかったのだろう???)
ちなみに、「曼陀」というのは「曼荼羅」の転訛したもので、屋島の合戦後にこの地に落ち延びた平家一門が、一族の供養のための法要、曼荼羅供を営んだことから名付けられたといわれる。

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旧曼陀峠・・・今は当時を偲ばせるものはなにもない

11:30、66番雲辺寺(うんぺんじ)に到着。
名前の響きはいいが、そこかしこに「金」「金」「金」のにおいが漂っている。ちょっと興醒めのする寺だった。
大野原から寺までロープウェイで上がることもできるのだが、恐れていたほど人はおらず安堵。

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66番雲辺寺

参拝を終えてベンチで出発の準備をしていると、山歩きに来た地元のおっちゃんに声をかけられた。ニッカボッカ姿が眩しいおっちゃんだった。
テルモスの熱い紅茶をご馳走になりながら、あれこれ話を伺う。
最初は山の話をしていたのだけれど、「讃岐に来たらうどんを食べな」というのが話の結論(笑)。
言われずとも讃岐うどん大好きの自分らにとって、讃岐ではほとんどうどんを食べることだけが唯一の楽しみといっても過言ではない。
一日二食はうどんを食べたい。もう行動食なんてものもほとんどいらなくなるだろう。
明日からが楽しみである。

雲辺寺から雲辺寺山の頂上を経由して北側へ下る。
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いよいよ讃岐

下界はクソ暑かった。
13:30に車道まで下り、そこから車道歩きを一時間ほどすると、67番大興寺(だいこうじ)。
今日は土曜ということもあって人がすごい。大型バスのお遍路ツアーが次々やって来た。
参拝を終えるとすぐ、逃げるように寺をあとにした。

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67番大興寺

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境内にある(左)クスの巨木と、(右)カヤの巨木(カヤのほうは樹齢千二百年あまりとされている)

観音寺はカラカラ。
一見してすぐにわかるのだが、香川は水が乏しい。
川がなく、昔学校で習った通りため池だらけ。側溝にも水が流れていない。
もちろん水道があるから生活には困らないのだろうけど、普段水の豊富な土地で生活しているものだから、水がないというのは甚だ不安になる。農業などはたいへんだろう。
そのためだろうけど、香川に入った途端に果樹がなくなった。徳島、高知、愛媛と、これまでどこに行っても柑橘がたわわに実っていたのだけれど、それがパタッとなくなった。これも驚くべき変化だ。

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これもため池の一つ。
赤いのは水草なのだが、あまりに見事に水面をパックしているので、遠目には駐車場か何かに見えた。上に立てるのではないかと錯覚してしまう。

観音寺の市街に入り、県道沿いのスーパーで買い出し。
買い出しを終えてザックに買ったものを詰めていると、おっちゃんに声をかけられた。
香川が、そして中でも観音寺が大好きで仕方ないといったふうで、観音寺の話を一方的に聞かせてくれた。
ちなみに、「かんのんじ」ではなく「かんおんじ」である、という話を最初にしてくれた。

いろいろ質問をしてくれるおっちゃんだったのだが、一番おもしろかったのは、
「日本四名園って知ってる?」
というものだった。
いやいやいや、日本三名園てのは聞くけど、四名園てのはおっちゃんが勝手に言ってるだけなんじゃないの?
話の流れからしてもう一つは香川のどこかなのだろうけど・・・。
「金沢の兼六園に水戸の偕楽園、それから岡山の後楽園ですけど、もう一つは・・・」
と答えると、おっちゃんは得意になってもう一つを教えてくれた。やはり香川にある庭園だった(どこだか聞き流してしまった)。

おっちゃんの話がいつまでも終わりそうにないので(有名人なのか、近くを通り過ぎる他の買い物客も苦笑)、最後は半ば無視して出発の準備。
ようやくおっちゃんが自分らのもとから去ってくれ、スーパーをあとにすることができた。

観音寺は比較的大きな町である。もちろんテン場は得にくい。
香川ではこれから毎日こうかと思うと気が重くなる。

それでも今日のところは予め当てがあった。
琴弾八幡宮に隣接した琴弾公園がそれだ。道の駅も隣接し、68番、69番札所もすぐ隣という立地である。
昨日と違い行った先で幕営できるとわかっていたから気は楽だったのだけれど、昨日に続いてしごかれて、ようやく琴弾八幡宮に着いたのは17:50。ちょうど夕日が海に沈むところだった。

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ちょうど海に日が沈む頃、琴弾八幡宮に到着。(右)の木乃鳥居は、元暦二年(1185年)、義経屋島合戦勝利後平家追討を祈願して奉納、とある。

ものすごく大きな神社で(次回のんびり見てみたい)、勝手がわからないので、まずは正面の長~い石段を上って山の頂上に出てみる。
そこには展望台があるので人がいっぱい(車で来ることが可能)。

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展望台からこういうのが見えます。銭形砂絵=寛永通宝を模した巨大な砂絵、実際には楕円形をしているが、展望台から見ると真円に見える。
夜になるとライトアップするので、むしろ夜になると人が集まってくる。

神社に隣接した公園も巨大で、時間も押しているのでとても全部はチェックできない。
頂上にある展望台から少し下ったところにも展望所があり、東屋があった。こちらは観音寺の市街を望めるのだが、場所が暗くて目立たない上、道路から真っ暗な階段を上らないと辿りつけないので、夜間に人が来ることは稀で、テン場には最適。
東屋の下に幕営することもできたのだが、吹きっさらしで風が強いので、風を避けられる東屋の基礎の陰に幕営した。
今日もくたくた・・・。

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(左)翌朝撮影  (右)観音寺の夜景

天気予報によると明日の香川は曇りで、昼すぎに一時雨。
当初思っていた以上に行動できそうである。

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Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 004_Sanuki / 讃岐 23札所 153km] | 2016.06.14(Tue) PageTop
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冬の野宿遍路 41日目 そしてうどんの日々が始まる

2016/3/6 日
曇り時どき雨、朝15℃!
始:6:55 ~ 終:17:50 歩行:22km
(琴弾公園)0655 ~ 0730(68番神恵院、69番観音寺)0800 ~ 0900(70番本山寺) ~ (うどん「将八」) ~ (マルナカ&コインランドリー) ~ 1435(71番弥谷寺) ~ (大池) ~ 1610(72番曼荼羅寺)1640 ~ 1650(73番出釈迦寺) ~ 1740(柳の水P)

昨晩は風がゴーゴーいっていたが、風避けのおかげでテントには風が当たらず。
風があっても暖かく、朝の気温が15℃もあった。

朝になって讃美歌を歌う人たちが展望所にやって来た。
讃美歌をBGMにテントの中で朝食を食べる。

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朝の観音寺市街

今日は四国でも一部で時どき雨という天気予報だったので、半ば停滞気分でいたのだけれど、さすがカラカラの香川!ほとんど雨が降らず、一日丸々行動できてしまった。
71番札所の手前にある温泉(いやだに温泉)に浸かって幕とするつもりで出発したのだけれど・・・。

下にある公園のトイレで、駐車場で車中泊をしていた津軽からのお遍路に会った。
久しぶりに東日本の人と話をした・・・。
その人から聞いてはじめて知ったのだが、閏年は逆打ちというのが遍路の世界では定説になっているようで。

68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺(かんおんじ)は同じ敷地内にある(どうしてそういうことになったのだろう?)。

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68番神恵院&69番観音寺

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(左)神恵院本堂、(右)観音寺本堂、だったかなぁ・・・定かでない

日曜であるが、まだ朝早いので人は疎らだった。
読経の仕方は十人十色で、自分らのすぐ後にやって来た神戸からの女性グループは、般若心経を唱えた後に「あさきゆめみし~♪」と、いろは歌を歌っていた。

財田川の川岸を歩いて70番本山寺(もとやまじ)へ。
9:00に着いたのだけれど、この頃になるとひっきりなしに人が来る状態に。
大型バスで次々やって来るお遍路の一団・・・まさに嵐のように現れて、嵐のように去っていく。

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70番本山寺 目玉の五重塔は大修復中だった

本山寺をあとにして、しばらくR11を歩く。
セルフのうどん屋を見つけて吸い込まれる。
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三豊で今旅一発目の讃岐うどん!ぶっかけうどん最高!

三年前、讃岐で初めてうどんを食べた時の衝撃は忘れない。
自分がこれまでに食べてきたものをうどんとすると、讃岐で食べるのはうどんじゃないし、讃岐のうどんをうどんとすると、自分がこれまで食べてきたものはうどんじゃない。
そのくらい違う。
関東で生まれ育った自分にとって、初めて接した讃岐のうどんはそのくらいのインパクトがあった。

ちなみに、今は丸亀製麺が全国展開しているので、讃岐うどんなんてわざわざ香川まで行かずとも食べられそうに思えるが、ちょっと違うんですよね・・・。
麺は近いものが食べられる。量がぜんぜん違うんだけど、たぶん小麦粉自体は本場と同じ香川スペシャルを使っている。
違うのは汁。
同じ丸亀製麺でも西日本と東日本では違っていて、少なくとも関東や長野の丸亀製麺で食べるうどんは、そこらの好みにアレンジされていて、汁が非常に濃い。好みにもよるだろうけど、せっかくのうどんが汁で台無しといった感じ。
非常に残念。商売を考えると現地と同じ汁で出すのは東日本では難しいのだろうか???

それから、量と値段がぜんぜん違いますね。
丸亀製麺で「大」を頼んでも1.5玉くらいしかないけど、香川のうどん屋では「大」「中」「小」(もしくは「特大」「大」「小」となっている)とあって、「中」が2玉、「大」は3玉が標準ですから。
普通は「中」を食べて、一緒に巨大天ぷらでも食べればおなかいっぱいになる。
「おかず」という位置づけなのだろうか、この天ぷらやいなりといったものがまた安くて量が多くて旨い!
特に天ぷらは、他で食べるとどうしてあんなに高いのだろうかと思う。スーパーで売ってるものですら高いですよね、天ぷらって。

いずれにしても、(特に東日本の人で)香川でうどんを食べたことがない人は、一度現地に行って食べてみることをオススメします。

さて、うどんで腹いっぱいになった先でコインランドリーを発見。
その近くにスーパーのマルナカがあったので、ズボンも洗濯すべく、スーパーのトイレを借りて予備のズボンに穿き替える。スーパーの向かいのGSでガソリンも買い、これで落ち着いて洗濯だとコインランドリーに舞い戻ったのだが・・・何を考えていたのか、もっとも肝心の着ていた長袖Tシャツの洗濯を忘れる。
何のためにわざわざコインランドリーに来たんだか。すっかりブルーになってしまった。

乾燥まで終えて、もう一度マルナカへ。
今日はマユミの誕生日なので、ケーキを買って食べる。

スーパーから一時間ほどで、目的地の「いやだに温泉ふれあいパークみの」に到着。
71番弥谷寺(いやだにじ)を打って、ここで温泉に浸かって幕とするのが当初の目論見。半ば休養日とするつもりだった。

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ここからしばらく上った先に「いやだに温泉ふれあいパークみの」がある

ふれあいパークは道の駅も隣接していて、日曜ということもあって混雑していた。
まあよい。幕営する時間になれば人も減ることだろう。
気分はすっかり温泉モードだったのだけれど・・・温泉の入湯料と何時まで開いているのかを確認しに行って梯子を外された。
なんと、1,500円!
温水プールなどの施設が館内にあるわけなんだけど、温泉に入るだけでも施設の使用料1,500円を払わねばならない、ということだった。
即却下。ありえないわ・・・。

温泉に入れないのであれば、こんな人の多いところに用はない。
71番を打って先へ行くことに変更。

71番弥谷寺はちょっとした山の上にあり、山門のあるところから階段を上らねばならない。たいした距離ではない。
が、信じられないことだがバスが出ていて、そのバスが片道500円もする。白衣を着たお遍路も多くの人が乗っているから驚きだ。
体の悪い方とか、高齢の方が乗るのならわかる。が、世の中の人はたったこれだけの距離すら歩かないのか・・・。

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71番弥谷寺山門(左)、本堂は20分ほど上った先にある(写真は帰りに下っているところ)

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本堂(左)と大師堂(右)、だったと思う。靴を脱いで上がった記憶がある。

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弥谷寺をあとにし、72番曼荼羅寺(まんだらじ)へ向いながらテン場を探すが、見当たらず。

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72番曼荼羅寺

曼荼羅寺の参拝中に雨が降り始め、参拝を終えてから暫し雨宿り。
ベンチに座っていると、お遍路ツアーを引率していた先達の方に声をかけられた。その昔、大学の山岳部で山登りをやっていたという方だったのだが、その方に錦の札をいただいた。
錦の納札は八十八ヶ所を100周以上した証だと思っていたのだが、その方は10周ほどだということだった。
錦の札も、お遍路の世界も、結局はコネ次第ということか。

73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は、なんだかなぁという寺だった。
曼荼羅寺から僅か600mほどのところにあるのだが、雨宿りしていたせいもあり、出釈迦寺に着いたのは16:50になっていた。
着いてすぐにお参りをしたのだが、寺のおばちゃんがすでに掃除を始めていて、それは別に構わないのだけれど、ろうそく台をガンガンやっていたのでうるさかった。
なんだかなぁ・・・。
大師堂のお参りを終えたのが17:00ちょうどくらい。まだ17:00を1分も過ぎてなかったと思うが、坊さんが閉店ガラガラとばかりに納経所を閉めて帰っていった。
なんだかなぁ・・・。

いや、別に間違っちゃいないです。間違っちゃいないけど、そのあからさまな態度は見ていて気分の悪いものだった。
ま、自分らは納経してないから別にいいんですけどね。
ちょっと残念というか、なんだかなぁという感じだった。

トイレを掃除していたお婆さんに水を汲ませてくださいと頼んだら、中の水道で汲んだほうがいいと言ってくれたので、本堂の前で汲ませてもらったのだが、先のろうそく台を掃除してたおばちゃんは挨拶してもニコリともしないし。
ホント、最後までなんだかなぁ・・・。

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73番出釈迦寺

出釈迦寺の先の激坂を上り、柳の水の駐車スペースに幕営させてもらった。
この激坂は本当にすごかった。車じゃちょっと雨でも降れば、チェーンでも巻かないと上れないんじゃないの?というくらいの勾配と路面状態だった。二駆では路面が濡れてなくとも上れまい。
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駐車スペースも激しく斜めっていたが、ま、一泊だけなんで・・・。

18:00過ぎからしばらく雨が降った。

香川の水道水はお世辞にも美味しいとは言えない。東京近辺と同じレベルだ。
こんなところで(スミマセン)どうして美味しいうどんが作れるのか、不思議でならない。さすがにうどん打ちには美味しい水を使っているのだろうけど。

香川というか瀬戸内側の札所の消化試合感が半端ない。なくてもいいんじゃないかと思えてしまうくらい。
やはり自分の中でお遍路は岩屋寺で終わっている。

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
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冬の野宿遍路 42日目 はなやのタコ天と、うどん三昧と、接待という文化

2016/3/7 月
霧のち晴れ、朝10℃
始:6:50 ~ 終:17:40 歩行:28km
(柳の水P)0650 ~ (曼荼羅寺)0720 ~ 0750(74番甲山寺) ~ 0830(75番善通寺) ~ 0940(76番金倉寺) ~ (うどん「はなや」) ~ 1120(77番道隆寺) ~ 1240(丸亀城) ~ (うどん「讃州製麺」) ~ 1415(78番郷照寺) ~ 1635(79番高照院) ~ 1740(西庄公園)

昨晩はイノシシの鳴き声がすごかった・・・。

4:00過ぎ、おそらく出釈迦寺の住職が上にある奥ノ院(捨身ヶ嶽禅定)を往復していた。毎朝のお勤めだろうか。
朝はガスっていたが、山中に幕営したのでテントは乾いていた。

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テン場から下る。
出釈迦寺を通り過ぎ、曼荼羅寺でトイレを借りた。

7:50に74番甲山寺(こうやまじ)に着くと、すでに大型バスでやって来たお遍路ツアーの団体でいっぱい。
三月になり、ツアーは土日も平日も関係なくなった。
特に、71番~77番の札所には七ヶ所参りというのがあるから(古くから七ヶ寺を一日で巡拝する七ヶ所参りという参り方があり、福運が授かるといわれている)、たぶんいつでも混んでいる。

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74番甲山寺

75番善通寺(ぜんつうじ)のある善通寺は空海生誕の地である。
高野山の金剛峰寺、京の東寺と並ぶ弘法大師の三大霊場の一つとされ、寺はさすがに立派である。
たまたまタイミングがよく、団体のいない間に参拝することができた。

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75番善通寺 (左)山門と、(右)大師堂である御影堂(みえどう)

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(左)本堂と、(右)五重塔

9:00を過ぎるとガスが晴れ、急激に暑くなってきた。
香川には今も麦畑がたくさんあり、関東あたりではあまり見かけなくなってしまったので、なんだか妙に懐かしい。

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麦畑のある風景

讃岐には水がない → 米が作れない → 代わりに小麦を作る → うどん文化が花開く
という流れで、いつからかこれほどうどんが食べられるようになったのではないかと想像する。

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76番金倉寺(こんぞうじ)

金倉寺の門前に、「はなや」という小さなうどん屋があった。いかにも旨そうなオーラが出ている。
ちょうど空腹で、しばらく前からうどん屋を探していたのだが見当たらず、コンビニに寄ろうとしていたまさにその時だったので、タイミングもよかった。
迷うことなく吸い込まれ、ぶっかけの大盛りとタコの天ぷらというのをいただく。天ぷらは、調理場とは別の道路に面した場所で、おっちゃんが黙々と揚げていた。
うどんもタコ天も絶品。
うどんは透き通るような色をしていた。
タコは足長蛸といっていただろうか、小さなものを丸々一匹、そのまま天ぷらにしたもので、タコのみそというのは初めて食べたが、めちゃくちゃ旨かった。まさに絶品。これはぜひとももう一度食べてみたい。

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はなや・・・絶品のタコ天をもう一度食べたい

77番道隆寺(どうりゅうじ)の手前まで来たとき、道路脇の家から大声をかけられた。
待っていると人が出てきて、「接待をしたいのですが」と仰られる。
あとから息子さんも出てこられて、その障害のあるらしい息子さんの作られたという小さなお地蔵さんをいただいた。
ありがとうございます!御守にさせていただきます。

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巨木のある風景

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77番道隆寺

道隆寺からしばらくで丸亀市街。
この頃になると熱中症になりそうなくらい暑かった。

丸亀城の手前で、今度は後ろから自転車の女性に声をかけられた。
「もしかしてお遍路さん?大きい荷物背負ってるからトレッキング?の人かと思ったわ・・・」
女性は、やはり歩き遍路をやっておられる方で、仕事の都合で土日だけ歩き、四年半かけて今度ようやく香川に入ると言っていた。
「接待するけん」
と言って二千円を差し出された。
さすがに「いいです」と断るも、
「接待やけん、気にせんといて」
と言われるので、ありがたくいただくことにした。
ありがとうございます!「美味しいものでも食べて」と言われた通り、ありがたくそうさせていただきます。

日本で、見知らぬ人からお金をいただいたのはおそらく生まれて初めてだ。
この、特に香川に入ってからの接待という文化は、完全に日本離れしている。どこかムスリムの国にでもいるかのように錯覚する。

あまりに暑いので丸亀城に寄って休憩し、その先で再びうどんを食べる。
本日二食目。今回はセルフの店だった。
うどんは腹持ちがいいので、このように一日二回食べられるとほとんど行動食がいらない。理想的。

うどんばかりで飽きないかって?まったく飽きません。
インドのカレーのように、これなら毎日うどんでまったくOK。
香川の人だって、一日一、二回はうどんを食べているのでは???

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(左)石垣がすごい丸亀城の遠景  (右)讃岐といえば、昔話に出てきそうなこんなおにぎり型の山

78番郷照寺(ごうしょうじ)に着いた時は、ちょうど団体が次々やって来るタイミングで、ものすごくざわついた状態だった。
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郷照寺のある宇多津から坂出に入り、遍路道からちょっと外れた県道沿いにドラッグストアのレディを見つけた。
立ち寄って明日の行動食を少し買う。アイスを食べて休憩。
暑さにやられたせいもあり、妙に疲れた。足が棒のようだ・・・。

時間的にぼちぼちテン場を当たりながら歩くが、今日も見当たらない。
八十場の水を過ぎ、79番高照院(こうしょういん)に着く。天皇寺ともいう。
隣接する白峰宮の鳥居には、「嵩徳天皇」とある。

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(左)79番高照院(天皇寺)と、(右)白峰宮の鳥居

「天皇寺」と名前だけはすごいが、たぶんこれまででもっともなんだかなぁという寺だった。
山門はなく、本堂と大師堂はあるものの、なぜだか木戸が閉まっていて中がまったく見えない。納経所も本堂と大師堂のあるところにはないといった具合だ。
本堂や大師堂では、毎回ご本尊や弘法大師をチラッと確認してから合掌しているので、これができないとなんだか変な気分である。何に向って手を合わせればいいのかわからない。

香川は寺がどこも町中にあるので、歩いていて非常に退屈である。どこを歩いていても景色が変わらない。
心惹かれるような寺もないように思う。
なのにどの寺も人ばかり多く、少々嫌気が差してくる。
うどんだけが唯一の楽しみだ。(愚痴ばかりでスミマセン・・・)

テン場を探すのに毎日苦労している。
天皇寺のあとテン場を探しながら歩くが、地図を見てもいかにも絶望的な感じである。

R11をくぐったところに、小さな公園に隣接した神社があった。ひとまず行ってみて、テン場に目星をつける。
近くで水がとれそうにないので、隣の人家にもらいに行くことに。
水を汲ませていただいたついでに、(薮蛇になるとも思ったのだが、神社だし、黙って幕営するのもばつが悪いと思い)そこに幕営してもいいものかどうか訊いてみた。
よくわからないけどいいのではないか、たぶんそんな返事を期待していたのだと思う。

「なんともいえないなぁ・・・」
そんな返事だった。
ある意味当然の反応だ。自分の土地でもなければなんともいえない、当たり前だ。

そう言われて強行するわけにもいかない。
もう少し先へ行くことに。
今度は水はあるので、どこかテントが張れそうな場所さえあれば幕営可能である。

しばらく歩くと、道路の下に公園のようなものが見えた。
行ってみたら正真正銘の公園で、西庄公園とある。
近くに公営住宅と思しき集合住宅や借家があるのだが、現在住んでいる人はほとんどいなさそうな、どことなくそんな場末感の漂う場所であった。
公園も最近は使う人があまりいなさそうに見え、中にあるトイレは幸いにも水道の水は出たが、個室のほうは詰まってしまっているらしく、しばらく前から使用禁止となっていた。

あまり快適なテン場とはいえないのだが、贅沢を言ってる場合ではない。
目立たない隅のほうにテントを張らせてもらった。
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Theme [四国遍路] Genre [旅行]
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冬の野宿遍路 43日目 三嶋うどんと、白峯寺と、最後の最後に・・・

2016/3/8 火
晴れのち曇り、朝6℃
始:6:55 ~ 終:18:20 歩行:28km
(西庄公園)0655 ~ (鴨川駅) ~ 0815(80番国分寺) ~ 0845(三嶋うどん)0940 ~ 1050(県道出合) ~ 1110(十九丁) ~ 1155(81番白峯寺)1230 ~ 1315(十九丁)1350 ~ 1430(82番根香寺) ~ 1630(岩田神社) ~ (ドラッグストア) ~ (岩田神社) ~ 1820(河川敷公園)

昨晩はシュラフをかけるだけで寝ていたのだけれど、夜が更けてから気温が下がり、2:30頃トイレに起きたときたまらずシュラフカバーを出した。
フライが夜露でびっしょり。

テルモスのコーヒーとパンを食べ、びっしょりのままテントを撤収して出発。
テン場の公園から鴨川駅まで、歩いて10分だった。
何はともあれまずはトイレを借りる。ようやく一息つけた。

80番国分寺(こくぶんじ)へ向い、開いていれば途中にある山下うどんでうどんを食べようと思っていた。
ここは、村上春樹の「讃岐・超ディープうどん紀行」の中に登場するうどん屋だ。その時に確信があったわけではなく、「だったような気がする」程度に思っていたのだが、旅から帰って久しぶりに読んでみたら、確かにそうだった。

残念ながら、坂出の山下うどんは閉まっていた。
開く時間も書かれてないので諦め。

そこからしばらくで高松市に入る(旧国分寺町)。
山下うどんは国分寺駅の近くにもあったのだが(よくよく見たら、地図に出ている山下うどんはこっちのほうだった)、こちらも開いてなかった。漂っている気配や匂いから、開きそうな雰囲気はあったのだけれど・・・。
近くで立ち話をしていたおばちゃん二人に訊くと、開くのは遅いという。
「いつ開いていて、いつ閉まっているのかもわからないわねぇ・・・」という話だった。
「そっちの三嶋うどんなら9:00頃開く」という。「三嶋さんのほうが何を食べてもおいしい」とも。
それなら参拝したあとに食べられそうだ。
おばちゃんは店の場所を詳しく教えてくれた。

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80番国分寺 ここは午後五時に閉門されるようだ。書いてあるだけまだ親切といえる。

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(左)本堂と、(右)大師堂

あれはダメ、これもダメ、でもお金はちょうだい。そんな感じのする寺だった。

8:45頃、おばちゃんの教えてくれた三嶋うどんに着く。国分駅前にある。
9:00開店と書かれていたので安心して待っていると、五分前に開けてくれた。
かま揚げうどんの大と油揚げをいただく。
かま揚げというのは釜から揚げたてのものをいただくということなのだろうけど、実のところ、「かけ」と「ぶっかけ」と「かま揚げ」の違いがよくわからない。「かけ」や「ぶっかけ」にも温かいのがあるから・・・。
季節にもよるだろうけど、個人的には、うどんは冷たいのを食べたほうがおいしい、というのが結論だ。

店のおばちゃんが話好きなえらく元気な人で、暫しお喋りにつかまる。
「もう少しでしっぽくができるから待ってて。食べさせたげるから」と言われるので、待ってご馳走になった。
「しっぽく」も旨かった。けんちん汁のようなものである。
おばちゃんの一押しは、メニューにもある「かやくご飯」。
「あと30分もあれば炊けるから食べてく?」とも言ってくれたのだが、さすがに失礼することに。

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三嶋うどんの外観(左)と、自慢のしっぽく(右)

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国分寺の先は山登りになる。道路脇にあるのはオリーブ畑。

今日も暑い。あまりに暑くて途中で半袖になった。
一本松で県道を横切り、さらにしばらく登ると十九丁に着く。
ここに荷物をデポして81番白峯寺(しろみねじ)を往復した。

白峯寺は非常に重みのある寺だった。
「十二支守本尊奉安之寺」となっていて、本堂と大師堂とは別に、干支ごとにお堂があるのがおもしろい。
例えば、未申年生まれなら大日如来様というように。
また、第七十五代崇徳天皇の御廟所があり、崇徳天皇を祭った頓証寺殿もある。

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81番白峯寺

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干支ごとにお堂があり、そこに可愛らしい石像がある

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崇徳天皇を祭った頓証寺殿

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崇徳天皇御廟所

白峯寺に長居となった。
十九丁まで戻り、パンを食べて休憩している間にびしょ濡れのフライを木に広げて干す。
完全には乾かなかったが、これでだいぶマシになった。

荷物をピックアップして82番根香寺(ねごろじ)へ。
やはり車道から山道に入るところに荷物をデポ。そこからすぐの距離だが、空身で札所を往復した。
根香寺も重みのある寺だった。

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82番根香寺 (右)は本堂

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(左)高野山にもこういう場所がある  (右)樹齢約千六百年とされる白猴欅(はっこうけやき)の株(昭和五十年頃枯れてしまったらしい)

荷物をピックアップして山から下る。
下るともう高松の市街地である。市街に入りすぎるとはまりそうなので、今日のところは鬼無にある休憩所(岩田神社の前にある)で切るつもりでいた。
途中で入手した宿泊場所のリストには岩田神社とも出ていたので、休憩所か神社のどちらかに幕営できるだろうと目星をつけていた。

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(左)山から下るともう高松の市街地である  (右)60番横峰寺の手前でいただいた御守  

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(左)勝手に散歩してる犬が途中までついてきた  (右)下界へ下ったら、いきなり尋常でない渋滞だった

山から下る途中には快適そうなテン場がいくつかあったが、下ってしまうとやはりテン場はなかった。
県道と交差するところに信号機がないため大渋滞の道路、そこを足早に通過してその先で踏切を渡る。さらにしばらく行ったところにトイレのある休憩所があった。
が、なんと休憩所は18:00に閉まるとあったので却下。
その目の前にある岩田神社を見てみると、そこにも珍しくトイレがあった。鳥居をくぐった先、随神門の手前に立派なトイレがある。素晴らしい。

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岩田神社

この上ない物件なんだけど、あまりに立派な神社なので黙ってテントを張るのは憚られた。
随神門をくぐると社務所と、そのすぐ隣に住宅もあったので順に訪ねたのだが、あいにく留守だった。
うぅぅむ、どうしたものか。このままスルーするにはあまりに惜しい物件である。
たまたま神社の前を通りかかった買い物帰りのおばちゃんに、神社の人はどこにおられるのか尋ねてみると、なんと最近夫婦揃って亡くなったということだった。神社は今留守になっていて、少し離れたところに住む甥の方がたまに来て管理をされている、という話だった。
うぅぅむ、それでは許可のとりようがない。

試しに、テントを張っても大丈夫かどうか、おばちゃんに訊いてみた。
昨日のこともあるのであまり期待はしておらず、ダメもとで訊いてみたのだけれど、おばちゃんは躊躇もせずに「はい」と答えた。
なんと!完全に想定外の返事。
あまりに明確な返事だったので、安心して張らせてもらうことにした。

そうとなれば、ひとまず幕営するのはあとにして、まずは荷物を置いてスーパーへ。夕飯の買い出し。
スーパーのある場所もおばちゃんが教えてくれた。
この先の県道を1kmちょっと行ったところにドラッグストアがあり、そこで買い出しを済ませてルンルン気分で神社に戻ってきた。

テン場の検討をしていると、おっちゃんが一人やって来て、
「何をしている?」と仰る。
「かくかくしかじかの事情により一晩テントを張らせてもらいます」と説明すると、
「きちんと許可をとったのか?」と続けて仰る。
「かくかくしかじかの事情でして・・・」とさらに詳しくいきさつを説明すると、
「そのおばちゃんというのは誰なんだ?」という話に。
知らんがな・・・。

おっちゃんは、ハッキリ良いとも悪いとも言わない。
たぶん、自分らのことが目について、一言言ってやろうくらいのつもりで出てきたのだと思う。
「知っていたら管理している方の連絡先を教えてもらえないでしょうか?」と尋ねてみると、
「自分はそういう立場にないから」という返事。
ダメだこりゃ。

「(テントを張っても)良いという人がいても、嫌がる人もいる・・・」とおっちゃんの説教が続く。
そう、つまりはあなたみたいな人だ。
いろいろな考え方の人がいることなどもとより承知だが、神社を管理されてる方がいない以上、氏子の方全員の確認をとることなど不可能だ。
だからおばちゃんの意見で判断した。乱暴なやり方だけど、自分らの踏んだプロセスは決して間違っていないと思う。

ま、ダメだという人がいるなら張らないまでだ。もともとダメだといわれるところに強引にテントを張るつもりなど毛頭ない。
時間が押しているので、おっちゃんと押し問答している暇などない。
それならもう少し先へ行くか、ということにしておっちゃんとの話を切り上げた。
もうしばらく行けば河川敷公園というのがあることは知っていた。

最後の最後で今日もうまくいかなかった。
何か一言言ってやらないと気が済まない、たぶんそれだけのことだったのだろう。
もし最初に訊いていたのがおばちゃんじゃなくてこのおっちゃんだったら、おそらくおっちゃんも快くテントを張らせてくれたのではないか、そんなふうに思える。

すっかり暗くなってしまった中、河川敷公園の付近に到着。
あまりに広大な場所に見えたので、河川敷公園というのはいったいどこのことなのだろうと自転車の若者に訊いてみたら、
「このあたりの運動場のことを総称して河川敷公園と言ってます」と親切に教えてくれた。
「向こうにトイレがあります」とも教えてくれたので、喜び勇んでその場所まで行ってみた。
あまり細かく検討しているゆとりはなかったが、簡単に見回ってみて、もっとも落ち着く野球のグラウンドのネットの外に幕営した。

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翌朝撮影

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 004_Sanuki / 讃岐 23札所 153km] | 2016.06.22(Wed) PageTop
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冬の野宿遍路 44日目 災い転じて福となす

2016/3/9 水

河川敷公園にて停滞

気温が上がらず、冬に逆戻りしたかような寒い一日だった。
あと二日で結願というのに、ここへきて停滞なんて勘弁してほしい・・・。

昨晩、1:30頃雨が降った。
このときは一時間もしないで上がったのだが、4:30頃から再び降り始めた。
今度は上がりそうな気配がない。予報でも一日雨。
今日ちょっと動いたところで、あと二日の行程が一日になるわけではない。少々駒を進めるくらいではまったく意味がない。
諦めて停滞を決め込む。
そもそもこんな日に行動したら、ずぶ濡れになって風邪をひいてしまいそうだ。

幸い風があまりなかったので昨夜は持ちこたえたが、雨が次第に強くなりそうだったので、7:40頃、すぐ隣のビニールテント(運動会テント)の下を整えて引っ越した。
本当は、昨晩張るときこの場所に張っておけばよかったのだけれど、なんとなくその時は憚られた。実際雨になって四の五の言っていられなくなり、引越しさせてもらった次第。
こんな雨の中ならテントの下に幕営するのが許される気がした。

雨がテントに当たらないし、下がブロック敷きなので浸水の心配もないという快適な場所である。
河川敷だが川の本流からは遠く、いざとなればすぐ逃げられる位置にある。
昨晩神社に幕営していたら、同じ場所に停滞するのは難しかっただろう。
・・・災い転じて福となす

午前中に、大阪からの帰りのバスのことを電話で確認する。
88番に結願したあと寄れるであろう白鳥温泉の営業時間も電話で確認しておいた。

食料は手持ちのもので済ませる。
二人でラーメン3、おにぎり2、菓子パン4。十分な量だ。

けっこうな大雨で、一時もやむことなく降り続いた。
18:00過ぎにようやく上がったが、その後もまた時どき降っていた。

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朝のうちに快適なテントの下に引っ越し

Theme [四国遍路] Genre [旅行]
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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