アンドラ・ラ・ヴェッラ

2010/7/13 火
ここのところ移動続きで朝起きるのが辛い。
久々に5:00過ぎに起きてテントを撤収、6:30にキャンプ場を後にした。夜は22:00くらいまで明るいが、朝はようやく6:00くらいになって明るくなる感じだ。
駅に行ってみると窓口が閉まっていた。券売機はカードのみで現金は使えない。掃除の人に聞いてみたら、7:00に窓口が開くということで一安心。
7:00過ぎに無事アンドラ・ラ・オスピターレまでの切符を買い(一人3.8E)、トゥールーズ行きの列車に乗る。列車はラトゥール・デ・キャロルが始発で、時刻表通り7:21に出発。
僅か30分でアンドラ・ラ・オスピターレに到着。このためだけに昨日はラトゥール・デ・キャロルに泊まる破目になったのだ。
ここからはバスでアンドラに行けるはずなのだが、嫌な予感・・・朝早いためか駅舎は鍵が閉まっているし、駅の外にも誰もいない。バスの待合所のようにも見える屋根つきのベンチがあるが、ホントにここからバスが出るのか?半信半疑である。
待合所らしきところに時刻表が貼ってあり、それによると次のバスは9:35、まだ1時間半以上ある。しかもそのバスは首都のアンドラ・ラ・ヴェッラではなく、国境を越えてすぐのパス・デ・ラ・カーサまでしか行かないらしい。道路標識によると距離はたったの12km。うぅぅむ、刻ませるねぇ~。
さらに恐ろしいことに、このバスを逃すと次のバスは19:35までない。バスが一日三本しかないのだ。
肌寒い中待合所で待っていると、一人のおばちゃんが来た。おばちゃんは別方面に行くらしいのだが、ともかくここにバスは来るらしい。ちょっと安心した。
マイクロバスのようなものを想像してたら、9:00過ぎになって大型バスが現れた。行き先もパス・デ・ラ・カーサで間違いない。乗客は自分ら二人だけ。これで元が取れるの?などと話していたら、少ししてトゥールーズからの列車が到着してあれよあれよと言う間にバスは満席になった。納得です。パス・デ・ラ・カーサまで運賃は2.5E。
バスはほぼ時刻表通り出発。ラトゥール・デ・キャロルの標高は2,000mくらいで、2,500mほどのパス・デ・ラ・カーサまでおよそ500mのアップである。
バスが標高を上げるにつれ、素晴らしい景色が開けてくる。
3,000m級のピレネーの峰々はツールのTV中継で見慣れた光景だ。灰色の岩肌を淡い緑の草が覆い、濃い緑の木々が点在している。放牧されている牛たちが点々と見える。青空と白い雲にマッチして実に美しい光景だ。ツールの山岳ステージそのものではないか。
道路の舗装もキレイでバスは調子よく高度を上げるが、国境ゲートの手前で渋滞。ゲートで荷物検査があるらしいのだが、バスはノーチェックだった。車内でIDカードを準備してるフランス人もいたがノーチェックだった。
パス・デ・ラ・カーサはスキーリゾートの町で、日本で言えば白馬や蔵王といったところだろうか。国境を越えてフランス人が多く訪れる。何をしに来るのかと思ったら、主には買い物である。ドライブがてら買い物に来るらしい。
他のミニ国家同様アンドラは観光で成り立っている国なのだが、とにかく税金が安いようである。店をのぞいてみると、タバコや酒は免税と思われる値段で売っている。ヨーロッパはスモーカーが多いが、タバコが高いのでまとめて買っていくわけだ。
バイク用品なども安いようで、こんなところに似つかわしくないバイク用品店の前にズラリとオートバイが並んでいたりする。
パス・デ・ラ・カーサに来たのも何かの縁、インフォメーションで情報をもらい、ザックを預かってもらって眺めがいいというスキー場のゲレンデ・トップまで登ってみた。
ゲレンデからの眺めは最高で、こんなところでスキーをしたらトリップしてしまいそうである。ゲレンデトップはやたらと風が強く、終始吹き飛ばされそうな風が吹いていた。眺めはいいけど冬場は相当寒いだろうなぁ・・・。
景色を満喫してから下におり、バスでアンドラ・ラ・ヴェッラに移動。運賃は5.5E。
途中、ホテルの建ち並ぶエリアをいくつかパスして首都のアンドラ・ラ・ヴェッラに着く。それなりに歴史があるはずなのに、アンドラには古い建物が全くないのが不思議だった。比較的最近になって道路や建物が整備されたのだろうか?似たような時期に建てられたであろうまだ新しい建物が並んでいる。
宿は、歩き回っていいところを引き当てた。Wが一泊36E、ロンプラに出ている宿より安くてキレイだった。
アンドラ・ラ・ヴェッラも背後にすぐ岩山の迫る斜面に開けた町であるが、町の造りが面白い。斜面に沿って道路を通してあるので上の道路と下の道路の間にギャップがあるわけだが、そこをエレベーターで連絡してたりする。泊まった宿も部屋は地下?にあったりする。一階のレセプションから部屋に行くのに階段を下りていくのだ。地下に降りていったのに部屋に窓があったりするから変な感じがする。
宿のおっちゃんに「明日バルセロナに行きたいんだけど・・・」と相談したら、バスの時刻を調べてくれた上、バス・ステーションの途中まで秘密の経路を案内してくれた。
バス・ステーションは一本下の道沿いにあるらしく、途中の路地を入った先の広場からエレベーターに乗り5階ほど下におりる・・・こりゃ案内してもらわなきゃわからなかったわ。ありがとう、おっちゃん。
バス会社が数社あって、バルセロナ行きのバスも一日何本か出ている。あーだこーだと考えた末、8:15のバスをチョイス。明日はまた早起きだ。
アンドラの人たちはとても親切で、道を渡ろうとしている人がいると病的なほどに必ず止まってくれる。まるで国民一人一人が観光立国ということを認識しているかのようだ。

13jul2010 フランス側国境 13jul2010 パス・デ・ラ・カーサの街

13jul2010 おっさん風の牛 13jul2010 ゲレンデトップからピレネーの峰々

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 034_Andorra / アンドラ] | 2010.07.16(Fri) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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