マドリッド ~ キト

2010/7/25 日
さすが☆☆☆☆ホテル、寝心地は抜群によかった。
朝食のビュッフェも種類が豊富で、今度こそ腹いっぱい食べることができた。
部屋でのんびりして11:30のバスで空港に行くかと思ってたら、部屋の電話で告げられたところによると10:00がチェックアウト。急いでパッキングして部屋を出る。
ロビーでネットをやってから外に出ると黒山の人だかり・・・バスにこんなに乗れるのか?と思ってたら、例によって超大型のバスが2台現れて問題解決。
相変らずLAN航空のカウンターでは一度に全ての便の手続きを行っているためなにかと効率が悪い。一人一人の手続きにやたらと時間がかかるのだが、チェックインの何にそんなに時間がかかるのか首を傾げたくなる。
自分らは昨日チケットを発券してもらっていたので荷物を預けるだけかと思っていたら、どうやら席が変更になるらしい。なんと、ビジネスクラスにグレード・アップ!欠航か何かで席が足りなくなったか?
しかも席は最前列!感激である。さすが正規チケットはこういうときに強い。世界一周航空券は所謂格安航空券ではなく、航空会社が直に発券している正規チケットなのである。
受付の人の話によると、「同じ便名でグアヤキル行きとキト行きがあるからモニターを確認して間違わないように」とのことだったが、そんなことってあるの?と半信半疑でいたら、しばらくしてモニターに搭乗ゲートが掲示された。確かに同時刻、同じ便名だけど行き先と搭乗ゲートが異なっている・・・経験からして、南米の航空会社はちゃらんぽらんなようでいてこういうウルトラCを平然とやってのけるから、と納得。
チェックインの手続きは遅いくせに、搭乗ゲートをアナウンスするのも遅いくせに、最後になって人を急かさせるのもいつも同じ・・・搭乗ゲートは今いるターミナルではなくサテライトのターミナルにあるらしい。表示板には23分と書かれている・・・おいおい、移動にそんなに時間がかかるのかよ!
別の搭乗ゲートを目指している人も皆小走り・・・エスカレーターを上り下りし、列車でサテライト・ターミナルに移動。「そう言えばイミグレを通ってねーぞ」と思ってたら、小走りしている先に現れた。ほぼ小走りのままイミグレを通過、何の確認もなくスタンプを押すだけなのであっという間だ。こんなことでいいのだろうか???23分の内訳のうちイミグレの通過はたった5分と見積もっているようである。
ようやく搭乗ゲートに着いたら実は飛行機が遅れている、というオチも毎度のことである。
自分らのゲート以外にも、周りのゲートのほぼ全てが混乱状態で、どのゲートもカウンターの周りに人だかりができている。
で、どういう経緯かは知らないが、結局グアヤキル行きとキト行きは同じ飛行機になったようである。一度途中の空港に降りてから最終目的地に向かう、というのは南米の路線ではよくある話だ。
1時間半遅れの15:30に無事離陸。機体はB767である。
自慢じゃないが生まれて初めてのビジネスクラス、しかも最前列・・・感激した。シートが完全に水平になるとは知らなかった(マユミの席はシートが壊れていて完全に水平にはならなかったが・・・)。
離陸前にシャンパンは出てくるし、機内食も(元々LANの機内食は評判がいいが)とても旨かった。
「同じ目的地に行くのに何でわざわざ高い金払ってビジネスなんかに乗るんだ?」と今日まで思ってきたが、考えを改めねばならんかもしれん。と言っても、自分で差額を払ってまで乗るかと言われたら乗らないけどねぇ~。
金が唸るほどあるのなら、ビジネスに乗るのは頷ける。目的地に着いたときの疲労感がまるで違う。
マドリッドを発ったのは15:30であるが、地球の自転と逆方向にひたすら飛び続けるので、およそ10時間後にキトに着くまで日は沈まない。
キトに着いたのはヨーロッパ時間の1:30。キトとの時差は7時間なので、キトはまだ前日の18:30である。日本との時差は14時間になった。
赤道直下のため日も短い。キトに着陸したときちょうど日没時でまだ薄ら明るかったが、19:00過ぎに空港の外に出たときは既に真っ暗だった。
赤道直下であるが、キトは標高が2,800mもあるのでけっこう寒い。小さな空港であるが、外には大勢の出迎えの人がいて活気があった。
空港から旧市街へはプリペイド・タクシーで$12。普通の黄色いタクシーなら$8~9で行けると教えてくれたが、「こっちの方が安全、確実」という言葉に流された。
向かった宿はスクレ。タクシーの運ちゃんはとても人の良いおっちゃんで、車をとめた後歩いて宿まで案内してくれた。
そのまま宿代も聞かずにチェックイン(おそらく一人$3)。
久々の所謂安宿、やっぱこれだよ、これ。自分らにはヨーロッパより性に合っている。人といい、街や宿の雰囲気といい、久々に「帰ってきたー」という気になった。もちろんキトに来るのは初めてだけれど、この匂いはインドやアフリカに通ずるものがある。

25jul2010 大西洋に出る ポルトガルの大西洋岸 25jul2010 宿の屋上から 満月

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キト その1

2010/7/26 月
今日はほぼ一日情報収集。宿の情報ノートを見て、それから街をぶらぶら。古いけど、ガイドブックも一冊手に入った。
エクアドルの人は日本人に似ている。顔はちょっと黒いけど日本人にそっくりで、体つきは日本人より小柄。なんか妙に親近感が湧く。
言葉はスペイン語を話しているわけだけれど、ゆったりとしたテンポで話すので聞き取りやすく、ソフトな印象を受ける。とてもスペイン人と同じ言語を話しているとは思えない。スペイン語を勉強したいなら、スペインに行くより南米に行った方が上達が早いような気がする。
食事は$1ちょっと出せば飲み物付きの定食が食べられるから、自炊するよりむしろ安食堂で外食した方が安く上がる。
キトの街並は美しく、旧市街は世界遺産にも登録されている。市街を取り囲む山、と言うか緑の美しい丘の斜面にも家々が建ち並び、夜景もキレイである。
標高が高い所為か、真っ青な空もさることながら真っ白な雲がとにかく美しい。雲はホントに真っ白だ。雲ひとつないポルトガルの真っ青な空とはまた別の美しさである。
インフォメーションでLAN航空のオフィスの場所を聞き、バスで新市街に出た。南米の滞在日数を増やすべく、次回以降のフライトの日程を後ろにずらすためだ。これで南米には4ヶ月いられることになる。
LANのオフィスではアメリカンとメヒカーナの日程変更ができなかったので、近くにあるアメリカン航空のオフィスの場所を聞いてハシゴした。アメリカンのオフィス、と言うかショッピング・モールの中にあるカウンターでは、後で要確認ということだが一応メヒカーナの日程変更もできた。
帰りは旧市街までトロリーバスで帰ってきた。バスもトロリーバスも運賃は$0.25。
キトにはアイスクリームの屋台や店も多い。キトの人もけっこう甘いものを食べるようである。一玉$0.25~0.5くらいで、けっこう旨い!
言い忘れていたが、エクアドルの通過はUSドルである(残念ながら・・・)。

26jul2010 サンフランシスコ広場

2010/7/27 火
キトの平均気温は一年を通じほぼ一定で15℃に満たない。「永遠の春」と形容される所以だ。
日差しは強いので日中太陽の下では少々暑く感じることもあるが、ちょっと日が陰ったり日陰に入ったりすると半袖では肌寒い。特に朝晩はけっこう冷えるので、地元の人は日本で言えば春先から秋口くらいの温かそうな格好をしている。半袖、短パンで歩いているのは外国人旅行者だけだ。
乾季の今は雨は降らず、朝と夕方は曇っていることが多いものの日中はカラッと晴れ渡る。
今日は朝からトロリーバスと連結バス、それから普通の路線バスを乗り継いで赤道記念館に行ってきた。
キト近郊の安価な交通手段には3種類ある。今述べたトロリーバスと連結バス、それと普通のバスだ。トロリーバスと普通のバスについては説明するまでもないが、連結バスは他の都市ではちょっとお目にかかったことがないので説明しておきたいと思う。
連結バスと言っても、ジャバラで連結されたバスが普通に道路を走っているだけなら珍しくもなんともない。ヨーロッパあたりでも普通に走っている。
キトの連結バスは専用レーンを走る。バス停も単に道端にあるのではなく、トロリーバスやトラムのようにプラットフォームになっていて、バス停というよりはむしろ駅といった感じだ。
トロリーバスと連結バスの差は動力が電気であるかディーゼルであるかだけ。車両の外見もパンタグラフがあるかないかの差しかないし、プラットフォームの形も同じ、料金システムも一緒だ。
トロリーバスも連結バスもプラットフォームには入口と出口があり、入り口に人のいる料金所があってここでお金を払ってプラットフォームに入る。出口からは入れないようになっているから切符もない。どちらも料金は一律$0.25。
乗りながら思ったのは、「これは画期的な交通手段ではないか」ということだ。専用レーンを走るから渋滞とは無縁、つまり鉄道と同じ感覚で使うことができ、インフラの整備は鉄道より遥かに安い。専用レーンとプラットフォームを造るだけでいいのだから・・・。
朝と夕方のトロリーバスのダイヤはすごい。1分もしないうちに次々とバスがやって来て人を乗せては走り去っていく。それでもどのバスも満員だから、キトの交通システムは上手く回っているのだと思う。料金が安いのもミソだ。一律$0.25(路線バスなら$0.15!)というのはキトの他の物価と比較しても安いと思う。
さて、旧市街から赤道記念館までは3本のバスを乗り継いで1.5時間ほど。
赤道記念館には本物と偽物(と言うと語弊があるかもしれないが・・・)がある。30mの立派な記念碑が建つ有名な方の記念館は偽物(という表現は正しくないかもしれないが)で、ここに引かれているラインは実は赤道からずれている。ということがGPSによる計測の結果明らかとなり、わずか12年前に建てられたのが本物の赤道記念館の方である。
最初に本物の赤道記念館の方に行ってみた。ここは非常に面白い!$3の入場料を払って中に入ると、ガイドがグループごとに色々と説明してくれる。(赤道とはあまり関係ないけど)古代の人の墓からアマゾンに生息する生き物の話まで盛りだくさん。
特に面白いのは赤道上で行われる様々な実験だ。日時計の話からコリオリ力の話まで。
コリオリ力の実験というのは、水槽の渦の向きや生卵を立てるといったもので、台風(サイクロン)の渦の向きが北半球と南半球では逆になるといったことに結びつく話なんだけれど、この実験にはトリックがあるはず。
もちろんコリオリ力というのは紛れもない事実として存在するわけだけれど、おそらく水槽の水程度の質量ではこれほど明確な効果は現れない。つまり、渦の向きが北半球では反時計回り、南半球では時計回り、そして赤道上では渦を巻かないというのは微妙な栓の抜き方によるものだ。同じく、赤道上でなくとも生卵を立てることはできる。
それはさておき、コリオリ力の効果を説明するこれら実験の試み自体はとても面白く、有意義なことだと思う。特に子どもに見せることに意義があるように思える。
こちらの赤道記念館ではパスポートにスタンプを押してくれ、また生卵を立てられると証明書をくれる。
もう一つの方の赤道記念館は、ちょっと古い情報では隣のレストランの駐車場からタダで入れるということだったのだが、あいにくこちらにも警備員がいてダメだった。
$2の入場料を払って正規の入口から入る。本当の赤道からずれていると知ってはいても、こちらの記念碑の方が見栄えがするのは事実。
敷地の中は小さな町を模したようになっていて、緑も多く気持ちのいいところだ。こちらも$2払っても見ておく価値は十分あると思う。

27jul2010 キトの連結バス 27jul2010 本当の赤道

27jul2010 赤道上で生卵を立てる 27jul2010 偽の赤道と見栄えのする記念碑

27jul2010 夕方のサン・フランシスコ広場

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キト その2

2010/7/28 水
キトはホントに気持ちのいい街である。雲が印象的な街であり、何と言ってもこのゆったりとした空気がたまらない。
気候は良いし、眺めは良いし、人は良いし、飯は旨いし、なんだかずっと滞在していたくなるような街である。もしかしたらこれまで訪れた街の中で一番かもしれない。そのくらいキトが気に入ってしまった。
食堂がホントにたくさんあって食べるところに困らない、というのも大きなポイント。だいたいどこの食堂でも朝、昼、晩、定食が食べられる。日替わりなのはもちろん、朝は朝、昼は昼、夜は夜で、それぞれ専用のメニューを出してくれる。こういう食堂はちょっと他ではお目にかかったことがないなぁ。
値段は朝でも昼でも夜でも$1ちょっと。昼と夜のメニューは、必ずスープとメインとジュースがセットになっている。キトはパンも美味しいけど、主食はどうやら米のようである。毎日白いご飯が食べられるのが嬉しい。
アイスクリーム屋が多いのも自分にとっては重要なポイント。まったく暑いわけではないのだけれど、キトの人たちもアイスが好きなようで、老若男女を問わずよく食べている。
今日は旧市街の教会をハシゴしてきた。自分はもちろんクリスチャンではないが、教会の雰囲気は好きである。どの宗教であっても、宗教施設というのは心が落ち着いて好きなのだけれど、特にキリスト教の教会は荘厳でいい。
午前中に行った、サント・ドミンゴ教会と独立広場に隣接したカテドラルではミサが行われていた。長椅子に座って聞いているだけで澄んだ気分になる。一心に祈る人の姿というのは実に美しいものである。
独立広場は旧市街の中心に当たるところで、広場の西側には大統領府もある。広くはないがやたらと座るところがあり、人々の憩いの場となっている。ベンチに座って新聞を読む人、談笑するじいちゃんたち、物売りの人や靴磨きの子ども・・・とてもゆったりとした時間が流れている。
独立広場の北東に、宿のあるサン・フランシスコ広場からも見える巨大なバジリカがある。$2で塔の上まで上れるので行ってみた。
バジリカの塔の上からは旧市街から新市街まで360°、周りを山に囲まれたキトの街並が一望できる。上から見ても、やはり雲が印象的な街である。
バジリカの中も教会になっていて、巨大で荘厳な空間が広がっている。外の喧騒も教会の中には響かない。
教会によって開いている時間が異なり、15:00から開いているはずのラ・メルセー教会とサン・フランシスコ教会に行ってみたのだが、残念ながらサン・フランシスコ教会の方は閉まっていて入れなかった。宿の目の前にある教会で、いつでも見られると思っていたのだが結局見られず・・・。
土曜の夜からサン・フランシスコ広場で何かイベントがあるようで、一昨日の晩あたりから広場にステージや観覧席を急ピッチで設置している。
さて、そんな居心地のいいキトであるが、ひとまず明日コロンビアへ発つことにした。コロンビアは、(ありがちな偏った情報の所為で)日本にいる限りあまり良いイメージはないと思うが、訪れた旅人の間でやたらと評判のいい国である。特に何が、というわけではないが、今から楽しみである。

28jul2010 サント・ドミンゴ広場 28jul2010 靴磨きの少年たち 独立記念広場にて

28jul2010 アコーディオンを弾くおっちゃん カテドラルの前にて 28jul2010 バジリカ

28jul2010 バジリカから望むキトの街並1 28jul2010 バジリカから望むキトの街並2

28jul2010 バジリカの塔とキトの街並 28jul2010 バジリカから望むキトの街並3

28jul2010 編み物をするインディヘナのおばちゃん バジリカにて

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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