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グアヤキル ~ ピウラ

2010/8/24 火
13:00に宿をチェックアウトし、夜行バスのためひとまず荷物を預かってもらう。
アメリカン航空に用事があって街中にあるはずのオフィスに行ってみたら空港内に移動していて、路線バスで空港まで行ってみたらアメリカンのカウンターは閉まっていた・・・。どうやら今日はもうアメリカンのフライトはないらしい。結局、用事は済まず。
さて、シファの夜行バスだが、21:00のバスは通常シートで$12、23:30のバスがセミカマで$15ということで時間とお金を考えて21:00の安い方のバスにしたのだが、これは完全に失敗だった・・・あまりにもローカルすぎたようである。
なんと、国際バスに乗りながらエクアドル側の国境を乗り過ごし出国スタンプを貰い忘れるという大失態!詳細は下に書くけど、国際バスだよ、国際バス!もちろん半分寝ていた自分らが悪いんだけど、そうならそうと一声かけてくれよ~外国人の乗客なんて自分らしかいなかったんだから・・・。
バスターミナル内で夕飯を食べてバスに乗り込む。よくあることだけど、どうやら自分ら以外の乗客は全員ペルー人かエクアドル人。とてもバスに乗りそうにない馬鹿でかいマットレスを持ち込んでる人がいるけど、それってどうしてもエクアドルで買わなきゃならんのか・・・?
ペルーとエクアドル間の国境は二箇所あり、海側のトゥンベスの国境は治安があまりよくないと聞くのだが、国際バスはシファもオルメーニョも全てトゥンベスを通る。まぁ国際バスが通るのだから問題ないだろう・・・。
バスは30分ほど遅れて出発。久々に窮屈なシートで過酷な移動になりそうだが、まぁ大きな問題はなかろう。DVDの映画を見ながらうとうとする。
1:00頃だろうか、とある場所でバスが停車。カーテンを開けて外を見るとどうやら町中のようで、開いている店が2、3軒ある。バスの乗務員がスペイン語で何か言っているが、特にミグラシオンともなんとも言ってない。時間的にもまだ国境には早すぎるような気がする。
休憩か・・・バスから降りずに寝ている人もけっこういるし・・・。マユミに声をかけても寝ぼけていてまったく話にならないし・・・。面倒になってまた寝に入る。
結局1時間くらい止まっていただろうか、やけに長い休憩だなぁと思っていたところでバスが発車。(後でわかったのだが、エクアドル側のイミグレは国境ではなくウアキージャスという町の中心にあったのだ・・・。)
そこから少し走ったところでバスが停車。今度は乗務員がミグラシオンと言っているし、乗客も全員降りる感じ。ヤレヤレようやく着いたかぁと思いつつ、皆と一緒にバスから降りてイミグレへ。
日本人と見るや机に座ったおっちゃんが優先的に声をかけてくれたのでパスポートを差し出してみるが、どうも話が噛み合わない。ペルーの入国カードを求められたり、ペルーに何日滞在するのか聞かれたり・・・嫌な予感。もしかして、ここはペルーのイミグレなんでしょうか???
エぇぇ~やっぱペルーのイミグレなのぉ・・・でも自分らエクアドルの出国スタンプもらってないけど・・・やっぱスタンプないとダメだよね???
もちろんダメである。自分らの馬鹿さ加減に嫌気が差し、すっかり何もやる気がなくなる。もうどうにでもなれ、という感じ。
「ここからタクシーでエクアドルのイミグレに行ける」「次のバスに乗れるから大丈夫」と係官のおっちゃんらは言ってくれるが、何はともあれ今乗っているバスからはここで降りねばならなくなった。はぁ・・・投げやりな気分でバスから荷物を降ろす。
「旅行者だけでうろつくのは危険」ということで、親切にも係官のおっちゃんがエクアドルのイミグレまで付き添ってくれた。しかも4人も。(後で労賃としてしっかり$10請求されたけど。)
おっちゃんたちの呼んでくれたリクシャーのようなバイク・タクシーにザックごと乗り込む。往復$10!高すぎるけど選択の余地なし。
国境の橋を越えたところでおっちゃんら共々エクアドル側のタクシーに乗り換える。町中のイミグレまでまたまた往復$10!やはり選択の余地なし。もうどうにでもなって~。
タクシーでイミグレに着くと、23:30発のシファのバスが止まっていた。次のバスってのはあれのことか・・・。
何はともあれイミグレで出国スタンプをもらい、おっちゃんらと一緒にタクシーとバイク・タクシーを乗り継いでペルー側のイミグレへとんぼ返り。
窓口であっさり90日の滞在許可がもらえた。「危険だからオフィスの外に出るな」と女性係官に言われたためオフィス内でバスを待つ。
バスはすぐに来た。やはりさっき見たシファのバス。こちらは3軸でダブル・デッカーの立派なバスだ。
女性係官と一緒にバスのところへ。係官が話をつけてくれてバスには乗れることになった。「このチケットで乗れる?」と一応今まで乗っていたバスのチケットを提示してみたが、当然ダメ!ピウラまでの運賃として$9徴収された。
結局、余計にかかったお金が合計$48!なんと一人あたり$24だ!もともとのバスの運賃が$12なのにまったく計算が合わん・・・。
指定された2階席に座ってみるとやはり快適。1+2列のゆったりシートで、大きくリクライニングもするし足元も広い。これで$3差なら最初からこっちのバスにしておけばよかった・・・。乗客は欧米人ツーリストが多かったから、こっちのバスなら国境を乗り過ごすということもなかったに違いない。
うぅぅむ、それにしてもピウラまで結局$36か・・・あれだけ有り得んと思っていたオルメーニョのバスより高くついたではないか。馬鹿馬鹿しくてやってられん。席に座るや否や不貞寝を決め込んだ。

24aug2010 巨大なグアヤキルのバスターミナル

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ピウラ ~ トルヒーヨ ~ ワラス

2010/8/25 水
ピウラに着いたのは朝9:30。天気がいい。
最初にワラスへ行きたくて、南下するバスを探す。
ペルーでは、バスターミナルがあるのではなく、バスは各バス会社の車庫から直接発着しているようである。バスも、ボロかったエクアドルと比べてかなり立派。
大通り沿いに何社もバス会社があり、3、4社のぞいて行き先と運賃を調べてみた。ワラスへ行くには、ひとまずトルヒーヨまで出て乗り換えるしかなさそうである。運賃は20~25s(ソル:現レートは1s=30円くらい)。時間は今からだとどこの会社も13:00付近発。
(性懲りもなく)運賃が一番安く、カウンターの感じもよかったリネア社に決定。バスは13:30発である。
時間があるので付近をブラブラし、食堂で昼食を食べる。
うぅぅむ、来て早々ペルーはいい感じだ。人々はにこやかで、明るく親切。どことなく温かで平和な空気が流れている。食べものは美味しいし、物価も安い。
昨晩の国境乗り越しをはじめ、エクアドルとは総じて噛み合わないところが多かったので、ペルーに来て救われた気がした。
ペルーのバスは管理もしっかりしている。飛行機のように乗り込む前にカウンターに荷物を預けられるのがうれしい。こんなの初めて。
乗車のため待合室から車庫に出る際にもIDの提示が求められ本人確認を徹底しているし、乗り込む前には手荷物のチェックも行っている。
バスはなんと、4軸のダブルデッカー!4軸のバスなんてはじめて見たような気がする。中も広くてとても快適だ。
ほぼ時間通りにバスは出発。席は2階の最前列が取れ、車内はけっこう空いている。
リネアのバスは最高速度を90kphに設定しているらしく、同じ方向へ向かう他社のバスに頻繁に抜かれるが、無闇に飛ばさないので乗っていて安心だ。
ピウラから海沿いに南下。と言っても、海からは200kmくらい離れていて海はまったく見えないのだが・・・。
町を出るとひたすら真っ直ぐな一本道。2時間も走ると砂漠となり、所々に小さな砂丘、と言うか砂の小山が連なっていてどことなくシナイ半島を思わせる。
すっかり日も暮れた20:30にトルヒーヨのリネア社オフィスに到着。場合によってはトルヒーヨに一泊かと思っていたが、カウンターで確かめると、そのまま乗り継げるワラス行きのバスがあった。夜行バスでワラスへ行くことに即決。
ワラス行きは二本あって、21:00発が通常シート、21:15発がセミカマ&カマ。運賃の差は15sなので、今回は迷わずセミカマをチョイス(50s)。
出発まで時間がないのでカウンターにザックを預け(ホント便利だ~)、オフィスのすぐ外のおばちゃんの屋台で手作りバーガーとお茶で夕飯にしたのだが、これがまた安くて美味。思わず二つもいただいてしまった。
例によってIDチェック(今回は座席票に拇印も押した)と手荷物チェックを受けてバスに乗り込む。ほぼ時間通りに出発。
バスはやはり4軸のダブルデッカーで、1+2列の快適仕様。いやーセミカマにしてホントよかった・・・ビジネスクラスの飛行機のようで快適の一言。毛布と枕はあるし、ホットドリンクのサービスもある。ジュースとパウンドケーキの軽食セットまで配られた。
DVDの映画を見てからゆっくり眠りにつく。

25aug2010 ピウラからトルヒーヨへ向かうバスの車窓から 25aug2010 トルヒーヨに到着したリネアのバス 4軸のダブルデッカー

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ワラス その1

2010/8/26 木
朝8:30、快晴のワラスに到着。着いたのはやはりリネア社のオフィス。
なんとなく頭がボーっとしている。バスに二連泊した所為もあるだろうが、何より久々に標高の高いところに来た所為だろう。
ワラスの標高は3,100mほど。ガラパゴス、グアヤキルと標高が0mに近いところから急に3,000m超のところに来たことになるので、頭がボーっとしても不思議はない。
さて、何故ワラスに来たのかと言うと、ペルーアンデスだ。南米と聞いて何を連想するかは人それぞれだろうが、自分らの場合まず思うのは「ペルーアンデス」だ。ワラスはブランカ山群のお膝元の町である。
ここでちょっと脱線して場所の説明を・・・
アンデス山脈はご存知の通り南米大陸の太平洋側を南北にズドンと貫く、全長8,000kmに及ぶ長大な山脈である。ペルーアンデスはその中でも特に険しい山の集中する、いわば核心部のようなところだ。
山は幾つかの山群、山塊に分けられ、最も大きくて有名なのがワラスにほど近いブランカ山群で、全長200kmに及ぶ。ここには6,000m峰が40座、5,000m峰が500座ほどある。
幾つか山名を挙げると、ペルー最高峰のワスカラン(6,768m)、チャクララフ(6,112m)、4つのピークを持つワンドイ(6,395m)、世界一美しい峰と言われるアルパマヨ(5,947m)、何年か前にYCCパーティーの登ったタウリラフ(5,830m)・・・など。
アルパマヨが世界一美しいと言われるのは西壁に纏ったアンデス襞の故だ。こんな急傾斜にどうして不安定な雪が延々と連なるのかまったく不思議だが、世界一美しいというのはあくまで見る側の立場の話で、登攀対象として見た場合、写真を見ただけで死を予感せずにおれない。
確か、故・鈴木謙造が何年も前にソロで登っていて、氏の遺稿集にその時の記録が出ていたが、衝撃的な記録だったことを覚えている。
脱線ついでに・・・
ブランカ山群の30~40km南には、ワイワシュ山塊と呼ばれる峰々がある。ブランカ山群と比べて規模は小さいが、シウラグランデ(6,344m)、イェルパハ(6,634m)など、とりわけ厳しい5,000m峰、6,000m峰が連なっている。
シウラグランデ西壁は、J・シンプソン著「死のクレバス」の舞台となったところだ。山岳書の傑作だと思うので、興味のある方はぜひ読んでみてください。'05年頃に映画化もされていて、邦題は確か「運命を分けたザイル」・・・本人も出ていてかなりリアル。ハリウッド物とは次元の違う山岳映画の最高傑作だと思うので、こちらも興味のある方は是非!
話を元に戻す。
ワラスのリネア社のオフィスを出たところで宿の客引きの兄ちゃんに声をかけられた。話を聞くと悪くなさそうなのでそのままついて行くことに。
宿に向かう道すがら、山登りの話が出て意気投合!どうやらこの兄ちゃんマックスもガイドの端くれらしい。
着いた宿はホテル・ギャラクシア。建物の真ん中が吹き抜けになった感じのいい宿で、シャワー、トイレ付きで一泊30s。WiFiも使える。
文句なしの宿なので宿泊することにし、早速マックスと下で山の相談。(マックスは基本的に宿とは何の関係もなさそうである。)
ヒマラヤやカラコルムなどもそうだと思うけど、ペルーアンデスのような山がヨーロッパなど先進国の山登りと異なるのは、フラッとやって来て個人で登れるような山はないということだ。山が高くて厳しすぎるのだ。
そもそもアプローチからして問題がある。先進国の山と違ってアプローチの手段が確立されていない。要するにバスなどの公共交通機関がないのだ。行きはタクシーを捕まえてどうにか行けたとして、困るのは帰り・・・こちらから呼ばない限り、運良く入山口にタクシーがいるなどということは100%ない。
ペルーの山は登山に許可は必要なくどこでも自由に入山できるようなのだが、登山ガイド法なるものがあって登山の際にはガイドを雇わねばならないことになっている。まぁそれでもソロで登ったりしている人がいるのだから探れば裏技があるのかもしれないが、おそらく形だけでも現地の人をつけておいたりするのだろう。
自分らの場合、初めからガイドをつけることに異論はない。ちょっと抵抗はあるのだけれど、装備も詳しい情報もないし、(ビビリも入り)まったく初めての山域の6,000m峰にマユミと二人で入る気にはならない。
マックスたちは一族経営に近い形でガイド業をやっている。マックス自身は主にトレッキングの担当で、本格的な登山のガイドは従兄弟のマルコスなど他にいる。大手ではない一族経営というと、何となくチンボラソの時のことを思い出して不安もよぎるのだが、大手に比べて格段に安く上がるし融通も利くだろう・・・。
今日も天気がいいが、ここ最近になって天気が安定し登山をするにはラッキーなタイミングだと言う。が、ワスカランやワンドイといった山は雪の状態が極めて悪く登れないらしい。
マックスの推薦するのは、一日高所順化のトレッキングをし、その後6日間で同じベースからアプローチできるウルス(5,495m)、イシンカ(5,530m)、そしてメインのトキヤラフ(Tocllaraju:6,034m)の3峰に登るというプラン。実に興味深い。
気になる費用の方は、トレッキングを含めたトータル7日間で一人$700 or 2,000s。内訳は、ガイド一名、行き帰りのタクシー、全装備のレンタル料、7日分の食料、アプローチのロバ二頭とロバ使い一名、国立公園の入園料、これら全てが含まれている。悪くない。
暫し考えた末、天気のこともあるし、今日一日のんびりして早速明日から行くことに決定!費用は、レートを調べた結果ドルで払った方が得なのでドル立てにした。
山の話がトントン拍子に決まって一安心。今日はその後、町の中をブラブラしたりしてのんびり過ごした。
ペルーは飯が旨い!一食4s程度で食べられる。エクアドルもコロンビアもそうだったけど、南米に来て以来、定食に必ずスープとジュースが付くのが嬉しい。味噌汁ではないが、スープを飲む習慣というのは実に素晴らしいように思う。同じ店で食べても、昼と夜ではスープが変わるレパートリーの豊富さだ。
夕飯を食べた帰り道、道路脇のちょっとした広場のようなところで、ダンス教室らしい子どもたちがフォルクローレに合わせてダンスの練習をしていて暫く見入ってしまった。
うぅぅむ、ペルーいいぞ~!

26aug2010 ダンス教室の子どもたち

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チュルップ湖 トレッキング

2010/8/27 金
晴れ。チュルップ(5,495m)の裾野にある氷河湖、チュルップ湖まで高所順化を兼ねたトレッキング。
チュルップ湖は標高4,485mにあるが雪はなく、足回りは自前のトレッキング・シューズである。
朝8:00にマックスが部屋に呼びに来た。宿の下で今日から7日間行動を共にするマルコスと初対面。マルコスと3人、タクシーに乗って早速出発。
車はワラスのタクシーのほとんどがそうであるように、二駆のカローラ・バン。幹線道路を外れると道はクロカン四駆でなければためらうような急勾配のダートになるが、二駆のカローラは元気に上る。よくもまぁ車が壊れないもんだと感心する(たびたび壊れるんだろうけど・・・)。
宿を出て30分ほどでスタート地点のユパ村に着く。実はユパ村にはマルコスの実家があった。マルコスが一度実家に行って着替えてくると、犬のクトゥースがついて来た。どこまでついて来るのかなぁと思っていたら、結局クトゥースは今日一日マルコスのお供をすることになった。
山岳犬クトゥース、おとなしくて実に可愛いやつである。リマ生まれらしいのだが、小さい頃尻尾を切られてしまったらしく尻尾がない。喜んで尻尾を振っているんだろうけど、尻尾がないのでわからない・・・ちなみにクトゥースというのは、ケチュア語で「尻尾なし」という意味らしい。
耳も小さい頃他の犬に噛み切られてしまったらしく、両耳とも半分くらいしかない。耳の形と尻尾がないことから、クトゥースは前から見るとメス・ライオン、後ろから見るとハイエナのように見える・・・。
そんなクトゥースを従えてトレッキングのスタート。暫くは集落の生活道路になっているダートを歩くが、ネパールのようにツーリスティックな一面はなく、道沿いに店などは一切ない。インディオの民族衣装を身に纏った女性や子どもが、様々な動物を連れて同じ道を放牧地に向かって歩いている。ウシにヒツジ、ロバにウマ、ブタとホントに色々な動物を連れている。どの一行にも必ず2、3匹の犬がお供している。
生活形態はネパールのそれと似ているが、自分らにとってはペルーの方がずっと印象がいい。思えば体調が悪かったこともあり、自分らにとってネパールの印象はあまりよくない。
さらに進むと国立公園の入口らしきところ(ピテック、10:20)に二人の係官がいて、入園料の65sをひとまず立て替える。入園のチケットは30日間有効。
ここから傾斜が増し、右手にカシャールの二つの鋭いピークが望める。景色を眺めつつのんびりと谷を詰めていくと、チュルップ湖へ登る最後の岩場に出る。
ここはクトゥースには厳しかろう、と思うのだが、どうにかこうにか登ってくる。そしてワイヤーの張られた急なギャップに出る。人間はワイヤーを掴んで登ることもできるが、クトゥースは・・・ギャップを飛び越えようとジャンプしたものの越えられず、右側の急峻な沢の方へ滑落、あちこち打ちつけながら10mほど滑落しただろうか。こりゃひょっとしてダメかも、とも思ったのだが、少しするとさっき登ったところを元気に駆け上がってきた。
よかった~驚いたことに前足に一ヶ所かすり傷を負っただけだった。きっと体が柔らかいんだねぇ・・・。スゴイと思ったのは、落ちるとき鳴き声一つ発さなかったことだ。
今度はマルコスに抱きかかえられてギャップを越える。その上はスラブ状の岩で、やはりワイヤーが張られている。スラブはフリクションで登ることのできない犬には厳しい。ここはマルコスに抱きかかえられて突破。
そこから少し詰めたところが標高4,485mのチュルップ湖(12:35)。正面に岩っぽいチュルップ峰とその末端の氷河が見える。自分ら以外誰もおらず、高所順化の意味も込めて岩畳の上で暫し昼寝。
1時間弱滞在して下山にかかる。クトゥースにとって最初の難関のスラブ、通常人間にとっては登りより下りの方が難しいものなのだが・・・最初訴えかけるような目で下にいる自分らを見ていたが(こんなときでもまったく鳴かない)、置いていかれそうになると果敢にダイブ!登れなかったところを見事に下ってしまった。頭を下にして下るんだから、さぞ怖いだろうなぁ・・・。
続いて第二の難関、急なギャップ。ここはさすがに無理じゃなかろうか、と思ったのだが、マルコスは構わず先へ行ってしまおうとする。こちらを見ているクトゥースを下から見上げると、ますますメス・ライオンのように見える・・・。やはり置いていかれそうになると果敢にダイブ!無事突破!
いやースゴイな、クトゥースは・・・。昔、谷川岳の西黒尾根に連れて来られ、鎖場で完全に足がすくんで動けなくなっていた犬を見たことがある。震えたまま固まってしまった彼は結局飼い主のザックに背負われて下りたのだが、クトゥースだったら戸惑いながらも自力で下りてしまうに違いない。犬にもクライミングの上手いやつと下手なやつがいるものなのだ。
1時間でピテックまで下り、二人の係官と話しをしながら40分ほど休憩しユパ村へ下りた。ちょうど放牧を終えた人たちが動物たちを連れて帰る時間だった。
ユパ村着15:50。マルコスの実家でコレクティーボを待っている間に天気が悪くなってきて雨がパラパラ・・・山の天気は変わりやすい。
1時間近く待ったが結局コレクティーボは来ず、マルコスがタクシーを呼んで一緒にワラスまで帰ってきた。
宿に帰ってから、マルコスも交え明日から使う装備の確認。あー忙しい・・・。
テントやシュラフは自前のものを使うこととし、結局今回借りたものは・・・プラブーツ、アイゼン、スパッツ、オーバーグローブ、ヘルメットにアックス2本。
プラブーツは装備のレンタル屋にちょうどフィットするものがなく、キツイよりはとちょっと大き目のスカルパのブーツをチョイス。マユミの借りたスカルパはジャスト・フィット。
アイゼンはブラック・ダイヤモンドのブラック・アイス、横ツメ出っ歯のやつだ。マユミのは完全にアイス用で、メーカ不明だがリジッドの縦ツメ。
肝心のアックスは、60cmくらいあるグリベルのクソ重いストレート・シャフトと、逆にやたらと短く沢で使いそうなステュバイのストレート・シャフト。マユミのは2本ともピックが下向きでないピッケル・タイプ。
アイゼンがワンタッチで、爪先にベルトを通すプレートがないのが気になるが、キツキツにセットしたのでまぁ外れることはなかろう。
部屋で慌しくパッキングしてようやく就寝。あー忙しい・・・。

27aug2010 ユパ村からトレッキング開始 27aug2010 滑落した後マルコスの助けを借りて岩場を登るクトゥース

27aug2010 スラブは登れず抱きかかえられて 27aug2010 チュルップ湖に到着 後ろに見えるのがチュルップ峰

27aug2010 急な岩場を下るのをためらうメス・ライオン、ならぬクトゥース 27aug2010 置いていかれそうになると果敢にダイブ!

27aug2010 インディオの人たちもちょうど帰る時間

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イシンカ谷 ベースキャンプ

2010/8/28 土
晴れ。8:30にマルコス&マックスが宿に迎えに来る。カローラ・バンのタクシーに荷物を積み込んで早速出発。
今日入るイシンカ谷は昨日のチュルップ谷から3本北にある谷である。道は昨日よりさらに険しく、ホントによくカローラが壊れないもんだと感心する。
1時間ほどで車止めのあるパシュパに到着。標高は3,700m。ここでロバ使いのクレメンテと合流、笑顔の素敵なじいちゃんだ。ここから2頭のロバでベースキャンプまで荷揚げする。
自分のザックは自分で背負うのかと思っていたのだが、ザックまでロバが運んでくれると言う。よって、今日はほぼ手ぶら。サブザックを持ち合わせていなかったので急遽マユミのザックの天蓋を外して使うことにした。
この旅でマユミの使っているザックは自分のお下がりで、自分がはじめて買った大型ザックだ。もうかれこれ12年ほど使っているそのザックはミレーのワンドイ。ブランカ山群にある山の名を冠したザックというのも何かの縁だろう。
30分ほどでロバに荷物を積み終え、のんびり歩き始める。ここはワスカラン国立公園の一部で、左手後方には巨大なワスカランが見えている。
クレメンテもお供の犬を連れていて、名前はボハンディリオ。ボハンディリオはお腹が大きく、今にも生まれるんじゃないかとちょっと心配になる。今はほぼ半月だから、次の新月になったら生まれるのかもしれない。人見知りの激しいおとなしいやつだ。
2時間ほど歩き、12:20に国立公園のゲートに着く。小屋で先日購入した入園チケットを提示して名前やIDなどを記帳しゲートの先へ。
マルコスの話では、時々公園内に強盗が出るらしい。今年の5月には公園管理官が一人銃殺されたらしい・・・物騒な話だ。
さらに2時間ほど歩き、14:30に標高4,350mのベースキャンプに到着。広々していて気持ちのいいところだ。上の方は雲に隠れているが、正面にパルカラフ(6,110m)とその右にトキヤラフ(6,034m)、左手にはウルス(5,495m)のヘッドウォールが見える。
ほぼ同時にベースキャンプに入ったのはアメリカ人二人の隊。9日間という余裕を持った日程で入山していて、イシンカとトキヤラフに登るらしい。このアメリカ隊の荷物は膨大で、ロバ4頭とウマ2頭を使っていた。ガイド一名の他にコック一名、ポーター二名を含めた大所帯である。大きなキッチン・テントも準備していた。
自分らの隊はコンパクト。早速それぞれのテントを設営して寛ぐ・・・のは自分らだけ。マルコスは即座にお湯を沸かしにかかる。ちなみに、氷河があって融けた水が川となって近くを流れているから水には事欠かない。一度煮沸してから飲食用に使う。
荷物を下ろし終えると、クレメンテは二頭のロバとボハンディリオを引き連れ、来た道を引き返した。また下山のときよろしく~。
後からもう一隊、さらに巨大なパーティーがやって来た。大手のエージェントのツアーらしく、サーカス団かよ!というくらい巨大なキッチン・テントを設営していた。
チンボラソの時もそうだったけど、このあたりのガイドは(大手に所属するガイドは違うのかもしれないけど)料理もできなければならないので大変だ。
マルコスの作ってくれるスープや夕飯は滅茶苦茶旨い!彼は町で料理人としてもやっていけるんじゃなかろうか?限られた器具と食材で上手に作るもんだと感心する。しかも寒空の下で・・・。
夕飯は外で食べることにしたが、さすがに日が暮れるとかなり寒い。もちろん外で飯など食っているのは自分らのパーティーだけである。
明日は3:00起きなので、後片付けはマルコスに任せてソッコーでシュラフに包まる。ガイドって大変だなぁ・・・。

28aug2010 パシュパの車止め 28aug2010 ロバに荷を積む

28aug2010 ロバ使いのクレメンテ 28aug2010 ベースキャンプを目指す

28aug2010 ベースキャンプへのキャラバン 後ろはアメリカ隊 28aug2010 イシンカ谷のベースキャンプに到着

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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