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起伏に富んだ(富みすぎた)美しい国チェコ その1

2011/10/31 月
始:8:20 ~ 終:16:00 走行:45km
~ Cieszyn ~ 国境 ~ Český Těšín ~ Třranovice ~ Dobra ~ Frýdek Místek ~ Lísko-Vec ~ Řepiště ~ Paskov

サマータイムが終わって今日から時間が一時間遅れている。サマータイムなら9:20の出発ということになる。
朝は雲が多かったが昼頃から晴れた。昨日幕営したのは乾燥した林で、久々にテントも乾いて撤収。

6~7kmほど走るとCieszynの町だった。国境の町であるCieszynには大きなスーパーやホームセンターがあり、チェコ・ナンバーの車も買い物に来ている。
町中の道路が渋滞しているのはポーランドでは毎度のことだが、スーパーやホームセンターがやたらと人でごった返していた。ひょっとして今日は休日か?と思ったらその通り。
カトリックの国では11/1は万聖節となっていて祝日である。カトリックが95%を占めるポーランドでももちろん祝日。土日から連休になっている人も多いのかもしれない。
その万聖節で使うのであろうランプやロウソク、菊の花といったものが何日も前からスーパーなどで売られていた。スロヴァキアでもそうだった。
ポーランドのお金がまだちょっと余っていたのでここで小物をいろいろと買い物。早いけど夕飯の買い出しもポーランドで済ませた。

Olše川が国境になっていて、小さな橋を渡るとチェコのČeský Těšínである。このあたりでは一番大きな国境であるが、イミグレや税関の跡すらなかった。
ここの国境もかなり驚かされる。一歩国境を越えただけでガラリと雰囲気が変わる。
古い建物が町中に建ち並んでいて落ち着きがある。そして何より車が少ない。ポーランド側の喧騒が嘘のように静かに佇んでいる。国境を一歩越えただけでここまで露骨に変わるもんか・・・。
ちなみにČeský Těšínの町が小さいわけではなく、むしろCieszynより大きいくらいである。

ATMでチェコ・コルナ(CZK)を下ろし、648号を西に向かう。レートは1E=25CZKくらい。
一歩町を離れるとポーランドとの差は歴然。車が少なくとにかく走りやすい。狭いなりにも路側帯があって道幅もポーランドより広い。やはりこうでなきゃいかん。
同じスラブ系民族の隣の国にしてどうしてこうも差が生まれるのか、とても不思議だ。
言葉は悪いが片や成り上がりの浮ついた新興国、片やどっしりと落ち着きのある伝統国、といったくらいの差がある。
第二次大戦で国中の主だった都市が瓦礫と化してしまった国と、戦災を免れた国。戦後もソ連の強い影響下に置かれた国と、元々は民主主義的手法で共産党主導体制が出来上がった国。近代史だけを見ても両国の置かれた立場には大きな違いがある。
戦後の瓦礫の中から復活したポーランドは、その発展の過程でボタンを掛け違えてしまったのかも・・・。ある意味日本と似ているということか・・・バブル期の日本は完全に自分を見失っていたと言っていいと思う。落ち着きを取り戻したのなんてまだつい最近になってからのことだろう。

さて、入国早々の印象だけれど、チェコはとても美しい国だ。自然がふんだんに残されていて、それが人の造った町や建物と見事に調和している。人工美ということでは、おそらくあまたあるヨーロッパの国々の中でも指折りではないかと思う。
国土面積は日本の1/5ほど。北部のポーランド国境地帯にはズデーテン山地が鎮座していて、全体的にかなり起伏に富んだ国土っぽい。今日走ったところも10%オーバーの坂が随所に現れるアップ・ダウンの連続で大変だった。でも、道がきれいで車も少ないから下りは実に快適で、ブレーキなんて必要ないから常に50km/hオーバーといった感じだ。
車はさすがに国産車であるシュコダが圧倒的に多い。シュコダの本社はチェコ西部のプルゼニュにある。

Frýdek Místekまで648号を辿り、道沿いの大きなスーパーに寄ってみる。
物価はポーランドとあまり変わらないかな。水は水道水が飲めそうなので、GSで5Lのボトルにもらった。
チェコでは今日11/1が祝日でなかった。つまりは普通の日。と言うのも、チェコは基本的にカトリックの国ではないからだ。早くに宗教改革の始まったこの国は、最後の最後までカトリック化には抵抗した歴史を持っている。ローマ法王の差し向けた十字軍を何度も粉砕したこともあった。
そんな流れがあって今もってカトリックは国民の40%に満たない。それをちょっと上回る40%ほどの人たちが無信仰である。
ヨーロッパの地において宗教的にはかなり特異な国に思える。

ごちゃごちゃした町中を抜けるとまたすぐに車の少ない快適な道。アップ・ダウンがすごいけど走りやすい。
477号を北上し、Řepištěの先で枝道に入ってPaskovへ。
美しくて走りやすい国だけれど、チェコもテン場探しには苦労しそうな予感。スロヴァキア同様満遍なく人が住んでいてブランクセクションがない。ま、山がちな国の宿命といったところだ。
ルートを外れてOstravice川沿いのダートをしばらく辿り、ようやく川岸にテン場を得た。気持ちのいい川ではまったくなくて、ヌタついていてテン場に乏しい川である。

31IMGP7906_サイズ変更 31この林の中に幕営_サイズ変更
気持ちいい朝                        昨日幕営した林

31IMGP7913_サイズ変更 31IMGP7922_サイズ変更
チェコ突入                          美しく走りやすいチェコの道(写真じゃわからんか・・・)

3110/31の野営地 湿った川岸_サイズ変更
テン場はあまり快適じゃない・・・ヌタついた川岸

2011/11/1 火
始:8:40 ~ 終:15:40 走行:59km
~ Nová Bela ~ Stara Bela ~ Polanka n. Odrou ~ Klimkovice ~ Bravantice ~ Bílovec ~ Pohoříky ~ Kostelec ~ Fulnek ~ Jerlochovice ~ Loučky ~ Jakubčovice n. Odrou ~ Heřmánky ~ Vítkovの手前

夜が明けると一面の霧。雨が降ってるわけでもないのに木からしずくが垂れてくる。
びしょ濡れのままテントを撤収して出発。
川沿いだけかと思っていた霧はどこまで行っても晴れない。日が出ればすぐに晴れるだろうとも思ったが、いつになっても日は出ない。
視界30mといったところ。車の少ないチェコだからこの濃霧の中どうにか走れるが、これがポーランドだったら危なすぎてとても走れまい。

Paskovから478号に出てOdra川を渡りKlimkoviceまで。視界が利かないことに加え、日が出ないからめっぽう寒い。
Klimkoviceでスーパーを見つけ、暖をとるためたまらず立ち寄る。
ここのところ長い距離を走ってなくて不完全燃焼気味。今日は久々に長い距離走ろうと思っていたのに、こんなことをやっているから距離が出ない。

Klimkoviceから647号に入る。しばらく走ると、11:30頃ようやく日が出て霧が晴れてきた。美しい・・・ここまで真っ白で何も見えなかったけどこんな美しいところを走っていたのか。
お日さまというのはありがたい。日が出るとカッパを脱げる暖かさに。
647号はアップ・ダウンの激しいルートだった。久々に丘をいくつも越える。
上りに苦しめられるが景色はなんとも美しい。その美しさは例えばウクライナのような素朴な美しさではなく、(大好きなウクライナにちょっと失礼だが)もう少し洗練された美しさとでも言おうか、思わずうっとりしてしまう美しさだ。

所々に殺人的な勾配の坂が現れる。特にBílovecを出る直前のところにあった坂は殺人的だった。いったい何%の坂なんだ、これ?12%とかのレベルじゃまるでないけど・・・。
Fulnekのスーパーで食料の買い出しをし、その先のGSで5Lのボトルに水を汲ませてもらった。
分岐のところで441号に入り、さらにその先の分岐を442号に入る。
山の斜面に建つ木造の家々、黄葉した木々、きれいに管理された牧草地、それらが西日に照らされてホントにうっとりしてしまう美しさ。

Vitkovの手前、道路脇の一段高くなったところにある林間にスペースを見つけて幕営。
意外にも、今日走ったルートはずっとテン場に恵まれていた。

1IMGP7933_サイズ変更 1IMGP7943_サイズ変更
朝は霧で真っ白だったが・・・               霧が晴れるとこんな素敵なところを走っていた

1IMGP7945_サイズ変更 1IMGP7964_サイズ変更
ビューーーーーティフル!                チェコは美しい国だ

111/1の野営地 道路脇の高台の林_サイズ変更
道路脇の高台にある林

2011/11/2 水
始:8:50 ~ 終:15:20 走行:51km
~ Vítkov ~ Svatoňovice ~ Budišov n. Budišov ~ Dolni Guntramovice ~ Horni Guntramovice ~ Stará Libavá ~ Moravský Beroun ~ Dětřichov n. Bystřicí

快晴。久々に冷え込んで、道路を挟んだ向かいの牧草地が霜で真っ白。ボトルの水も軽く凍っていた。フライもバリバリ。
山間で日も当たらず、凍ったフライをそのまま丸めて出発。
冷え込んだのは400mもある標高も影響してのことだと思う。

この時季太陽が低いところを通るから、一日中景色が黄色っぽく見える。それが黄葉と相まって絵に描いたように美しい。木々は一日中長い影を引いている。
それにしても・・・進まねぇなぁ・・・。アップ・ダウンの連続するチェコの道に連日苦戦している。
延々と緩い上りが続いて、時折り町の出入り口なんかに殺人的な上りが現れる。行動時間もだいぶ短くなった。
今日は冷たい西風が正面から吹きつけていて、この風にも苦しめられた。おまけにミスコース・・・所々道標の不十分なところがあり、今日は何度かルートを外した。
なんかプラハが果てしなく遠く感じる。チェコは小さな国なのに・・・。
今日はけっこう真面目に走ったのに結局50kmしか進めなかった。

Svatoňoviceから443号に入りBudišov n. Budišovへ。その先で本日二度目の痛すぎるミスコース。
南に走っているからおかしいなぁと思ったときには激坂を5kmも上っていた。ようやくいた酪農家のおっちゃんに道を聞き、ルートを外しているのが判明したときは力が抜けた。
ガックリ・・・。Budišov n. Budišovまで戻って思わず大休止。

正規のルートに戻ってStará Libaváの分岐を北へ。
Moravský Berounで食料の買い出し。またもミスコースしてから440号に戻り、Dětřichov n. Bystřicíのミニ・マーケットで5Lのボトルに水をもらった。
田舎に来ると手押しポンプの井戸がポツポツ姿を現すのだが、どの井戸も水が出なかったり濁っていたり。今時分チェコではもう井戸など使っていないようである。
GSでどこでも気持ちよく水をくれるのだが、今日みたいにGSがないと水の確保にちょっと苦労する。こんなときスロヴァキアにはバーがあって重宝したのだけれど、チェコでは見かけない。おそらく町中にあるのだろうけど、うまい具合に道沿いにあることがない。

今日はアップ・ダウンを繰り返しながら標高500~600mのところをうろちょろしていた。今日のテン場の標高は650mほど。
45号を横切ってしばらく走ったところにダートのサイクリング・ルートが現れ、それを少し走って杉の森の中に幕営。

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写真でどこまで伝わるかわからんが・・・        ビューーーーーティフル!

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洗練された美しさ                      思わずうっとり

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前を通ると牛が全員注目                 絵に描いたように美しい

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一日中景色が黄色っぽく見える             朝だか夕方だかわからなくなる

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快適な杉の森

2011/11/3 木
始:8:25 ~ 終:16:00 走行:69km
~ Arnoltice ~ Huzová ~ Paseka ~ Haukovice ~ Uničov ~ Medlov ~ Úsov ~ Stavenice ~ Mohelnice ~ Ujezd ~ Veseli ~ Pěčikov ~ Petrúvka ~ Městečko Trnávka ~ Předni Arnoštov

昨晩のテン場は非常に静かだった。近くを走るダートの林道は、自分らが昨日テン場に着いてから朝出発するまでおそらく誰も通っていない。
夜も久々に真っ暗で、上下の感覚が麻痺するくらい暗かった。
森の中は暖かく朝の冷え込みもない。露も降りず、むしろ濡れていたフライが一晩張っていたら乾いた。やっぱ森はいいわぁ・・・。

テン場を後にして道路に戻ると、目の前をイノシシが横切った。こんなのに激突されたらやばいっす。
3kmほど走ったところでArnoltice方面に向かう細い道に入った。森の中は暖かかったが、場所によってはまだ霜で真っ白。
Huzováまで緩い上りをこなすとそこからは下り。Pasekaまで山道を下る。標高700mから300mほどまで一気に下る。
HuzováからPasekaに抜けるこの山道はとても美しかった。
木々の黄葉がとても美しい。紅葉する木もポツポツ見られる。山間を流れる清流と木々の黄葉が見事にマッチして、まるで日本の山のように美しい。(日本の紅葉は世界一だと思う)

Pasekaからしばらくは平坦な道。と言うのも、山道の上りがあまりに厳しくて、もう少し南からプラハにアプローチすることに変更したため。
Uničovでスーパーを見つけて食料の買い出し。基本的に大きな町は避けて走っているわけであるが、チェコではスーパーやGSといったものがほとんど見当たらないのが難点。特にどこにでもありそうなGSが見当たらない。幹線沿いかそれなりに大きな町に入らないとないような感じ。

チェコは国全体が非常にひっそりしているような印象を受ける。
Uničovのような町に行ってもひっそりしていてとても静か。(こういうひっそりした雰囲気が自分は好きである)
ヨーロッパでも有数の工業国のはずであるが(イメージが先行しすぎているのか?)、何故こんなに車が少ないのか・・・不思議だ。
チェコに入国する前、ハンガリーやスロヴァキアの様子を見ていてチェコはもっと西欧化しているのだろうなと思っていた。そんな先入観を持って入国してみると、実態はずいぶんマイペースでやっている。何事も急がず焦らずマイペースでやっているように見える、そんなところが好印象。

一日中太陽が低いところにあって周りの景色が黄色っぽく見えるから、今が朝なのか昼なのか、はたまた夕方なのかよくわからなくなる。
走る道すがら、丘の谷間に小さな村が静かに佇んでいるのが見える。遠望するその眺めはまさに絵に描いたように美しい。
人工物があまり自己主張せず自然の中に見事に溶け込んでいる・・・そんな印象を受けるチェコの小さな村や町はとにかく美しい。

Uničovから444号を辿り、Mohelniceで644号に入る。平坦なのはここまでで、UjezdからVeseliまではまた上り。500mほどまで上っては100mほど下り、また上っては下りを繰り返す。
Veseliから下ったPěčikovで、家の脇で洗車していたおっちゃんに5Lのボトルに水をもらった。
Městečko TrnávkaからPředni Arnoštovへ向かう道に入り、Předni Arnoštovを過ぎてすぐの道路脇の牧草地の隅に幕営。
道路から一段高くなっていてかつ木陰であるから、一応道路から丸見えということはない。テン場の標高は550mほど。

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今日も美しい・・・                      やはり牛が全員注目

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                                 快適な休憩所

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道路から一段上がった牧草地の隅

2011/11/4 金
始:8:20 ~ 終:14:20 走行:46km
~ Křenov ~ Pohledy ~ Skleně ~ Radiměř ~ Pomzi ~ Polička ~ Dolní Předm. ~ Poličky ~ Kamenecu Sádek ~ Borovnice ~ Sněžnéの手前

曇り。10:00過ぎから霧雨が舞い始め一日中寒かった。朝こそ冷え込みはなかったものの、その後暖かくなるどころか逆に気温が下がった。
フライのジッパーがとうとう壊れた。数日前から怪しい動きをしていたのだが、ここに来ていよいよ壊れた。半分くらいしか閉まらない。
これまで絶大な信頼を寄せてきたエスパースであったが、ジッパーが壊れるってフライとして致命的じゃない?どこか落ち着けるところで補修せねば。

昨日上りの途中で幕営したから今日はいきなり上り。
100~200mほど上っては下り、また上っては下りを繰り返し、標高500~600mほどのところをうろちょろする。
チェコの大地はとても起伏に富んで(富みすぎて)いる。そして町や村のある標高が基本的に高い。標高600mといったら信州は中川の自宅より高い。寒いわけだわ。

Křenovから366号に入って上り下りの連続にしごかれ、Skleněの先で43号を渡る。幹線の43号はさすがに大型トラックがたくさん走っていた。
43号を渡った先で細い道に分け入り、RadiměřからPomziまでまた山岳ステージ。峠の標高は750mほどだった。峠付近はきれいに間伐された杉林になっていてなかなかよさそうなテン場だった。
Pomziで363号に合流。その先のPoličkaにようやく大きなスーパー(TESCO)があり、そこで食料の買い出し。
それにしても寒い。声をかけてくれる人たちも「お前ら正気か?」という顔をしている。途中大声で手を振ってくれた男の子など、早くもデストロイヤー風の目出帽をかぶっていた。
明日は停滞になるかもしれん・・・雲行きがかなり怪しい。停滞も考えて二、三日分の食料を買っておいた。
寒くてとても牧草地のような吹きっさらしのところには幕営できない。停滞しても快適な暖かい森を探さねば・・・。

Poličkaで34号に合流してちょっとだけ走る。ようやく見つけたGSでガソリンを買い、ついでに5Lのボトルに水をもらった。ちょっと戻って353号に入る。
チェコの小さな町や村は曇天の下で見ても美しい。
自転車にとっては辛い起伏であるが、この起伏に富んでいることこそがおそらく町や村を美しく見せる最大の要因。それから豊かな森と、そこかしこにある小さな川。古い建物が多いこと。小さな村に驚くほど立派な城や教会があったりするからすごい。西欧化の波に流されず昔ながらの素朴な部分がたくさん残っている。

Borovniceからはまた本格的な山岳ステージ。いったい合計すると何メートル上っていることになるのだろう。
森を探しながら黙々と上る。ほぼ上り切ったと思われる付近にきれいに間伐された杉の森を発見。14:00過ぎとまだ時間は早かったが、先の状況が不透明なので迷わず幕営。
今日も地面はスギゴケでふかふか。気になるのはテン場の標高・・・750m以上ある。ま、寒そうだけど風は防げるから・・・。

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黄葉真っ盛りのチェコ                   連日上りでしごかれる

411/4の野営地 杉の森の中_サイズ変更
停滞も快適にできそうな杉の森

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 083_Czech Republic / チェコ] | 2012.03.01(Thu) PageTop
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起伏に富んだ(富みすぎた)美しい国チェコ その2

2011/11/5 土
始:9:20 ~ 終:15:20 走行:61km
~ Sněžné ~ Milovy ~ Křižánky ~ Svratka ~ Kameničky ~ Jeníkov ~ Blatno ~ Hlinsko ~ Vysočina ~ Hor. Bradlo ~ Proseč ~ Seč ~ Žd´árec u Seče ~ Stary Dvur ~ Třemošnice

昨晩は上空で風がゴーゴー唸っていた。が、森の中はほぼ無風。やっぱ森はありがたい。
昨日着いた時は寒かったのだが、夜は意外と暖かかった。夜が明けると曇り。今朝も暖かい。風もいくぶん収まったように思える。
テントが乾いているから撤収は楽チン。昨日擦り切れたズボンの膝をマユミに補修してもらっていて出発がちょっと遅くなった。

一歩森を出ると風が強い。改めて森のありがたさを実感。風は昨日のように冷たくはない。
今日も上り下りが続き、一向に標高が下がらない。連日上りでしごかれてヘロヘロだ。そろそろ疲れが溜まってきた。

Sněžnéから354号を辿り、Svratkaからは343号に入ってSečまで。Sečでまだ標高が600mほどもある。Sečには古いダムがあった。
チェコはかなり大きな町に行かないと大型チェーンのスーパーがない。小さな町や村にはたいていcoopがあるのだが、今日は土曜で11:00に閉まってしまった。ここまでルート上にスーパーらしきものはなし。

チェコは面白い国だ。決して貧しいわけではなく必要なものはなんでも揃っているのだが、必要以上に物がない。
国全体が必要以上に物質的な豊かさを求めていないような印象を受ける。何と言うか、金儲けとかそういうこととは無縁で、ガツガツしたところがない。昔ながらの生活スタイルを守って暮しているように見える。
つまり一言で言うとひっそりとしているのだ、国全体が。どこかマイペースで力の抜けた感じが心地よい。
「いいんじゃないの俺たちは今のままで。別にこれで困ってないし」そんな感じ。

もう二十年くらい不景気だ不景気だと騒いでいる日本。その解決の糸口は案外こんなところにあるのかもしれない。
おそらく物質的にはもうこれ以上豊かになる必要がないのだ。(そんなことを言っているとそこで発展が終わってしまうのだろうけど・・・)
世界的に見て日本ほど物質的に豊かな国は他にない。日本のスーパーの品揃えはちょっと異常だ。しかも24時間年中無休で営業していたりする。そんな必要がどこにあるのか・・・。
常に右肩上がりの経済成長を期待しているところに土台無理がある。ここらでそろそろ国の政策も個人の考え方も修正した方がいいのではないか・・・。
チェコの美しい景色を眺めながらそんなこと考えていた。
脱線ついでに言うと、少子化云々の話もそうだ。少子化大いに結構ではないか、と個人的には思っている。食料自給率も相対的に上がるし、何よりヨーロッパの国々を見ていて思うのだけれど、日本は明らかに人口が多すぎる・・・適正な人口は今の半分以下ではないのか。

チェコの人はちょっとシャイなのかな、とも思う。
町中で自転車を止めて地図を見ていたりすると、皆心配そうにこちらを見てくれたりはするのだが、声をかけてくれるところまではいかない。もちろんこちらから声をかければ何でも親切に教えてくれる。

チェコは水が豊富で、決して湿度が高いわけではないのだが、地面が湿っている。よって乾燥を好む松はほとんど姿を消し、針葉樹はほぼ100%杉である。

Sečからようやく下り始める。スーパーは依然見当たらず。水だけは途中のGSでもらった。
今晩はポーランドで買った手持ちの「親方ラーメン」で済ますか、と思い始めた矢先のTřemošniceで忽然とスーパーが現れ、買い出しができた。
その先の小川の畔にテン場もすぐ見つかって幕営。
Třemošniceの標高は350mほど。だいぶ暖かくなった。

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曇っていても美しいチェコの景色

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5IMGP8109_サイズ変更 511/5の野営地 牧草地の脇の小川の畔_サイズ変更
                                 牧草地脇の小川の畔

2011/11/6 日
始:8:35 ~ 終:16:15 走行:73km
~ Ronov n. Doubr. ~ Žleby ~ Čáslav ~ Cirkvice ~ Kutná Hora ~ Vrchlice ~ Malešov ~ Košice ~ Onomyšl ~ Mančice ~ Uhlířské Janovice ~ Staňkovice ~ Radvanice ~ Sázava ~ Střibrná Skalice ~ Hradové Střimelice

晴れ。標高が下がったせいもありだいぶ暖かくなった。昨晩などシュラフに入っていて暑いくらいだった。今朝もまったく寒くない。
小川沿いであったが露も降りずフライもカラカラ。チェーンに注油して出発。

Čáslavまでさらに下る。Čáslavの標高は300m弱。
このあたりまで来ると昨日まで走っていた山々は後方に消え去り、だいぶ平坦になる。ボヘミアの大地だ。
平坦とは言ってもまっ平らなわけではなく、それなりに起伏があって、相変らず絵のような景色が広がっている。
日曜の今日は人影も疎ら。ただでさえ人影の薄いチェコの町なのに、なお一層人の姿が見えない。Čáslavほどの町でもガランとしている。
町中にLiDLを見つけて早速食料の買い出し。
ここからプラハまでは幹線で直行すれば70km強ほどの距離である。

Kutná Horaの近くを通るので寄ってみることにした。
クトナー・ホラは13世紀後半に良質の銀が発見されて以降グロシュ銀貨の生産で豊かになった町である。世界遺産にも登録されている。要するに観光地だ。
とは言えこの時季は驚くほど空いている。日曜の今日は町中の店もほとんど閉まっているからなおさらだ。こういうツーリスティックなところに人がいないと逆に妙に物寂しかったりする。
ゴシック建築の聖バルバラ大聖堂は見事だった。大聖堂から見下ろす町並みも美しい。
が、やはり観光地っぽい雰囲気は否めない。見事であると同時に、やはり観光地ってつまらんなぁと思ったりもする。クトナー・ホラのような「どうだ!」って町よりも、山間にひっそりと佇んでいる小さな町や村にこそチェコの真髄があるように思う。

クトナー・ホラを後にして、126号→337号→125号→335号と繋いで西へ走る。
途中Uhlířské JanoviceのGSで5Lのボトルに水をもらった。ここまでは順調。
ここまでテン場に事欠かない感じだったから適当に走って切り上げようと思っていたのだが、Uhlířské Janoviceから先は集落が途切れなくなった。
さらに誤算だったのは、Sázavaの先で山岳ステージに突入したこと。一日の最後に予想もしなかった山岳ステージ・・・なんか力が抜ける。もうプラハまで下るだけかと思っていたのに・・・。チェコの起伏にやられっぱなし。
テン場はなかなか見当たらず日没が迫る。
Hradové Střimeliceを出てすぐのところにようやく期待できそうな小山を見つけた。牧草地の脇のトレールをバイクを押して小山の中腹まで行ってみると、木陰に一ヶ所平坦地があった。日没も迫っていてあまり贅沢なことは言っておられず、速攻でテントを張る。
GSで水をもらってから軽く20km以上走らされた。
テン場の標高は480mほど。日が暮れてからも寒くなかった。

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Čáslav中心の広場 誰もいねぇ・・・           クトナー・ホラの聖バルバラ大聖堂

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クトナー・ホラの旧市街もこの通り・・・

611/6の野営地 牧草地の丘の上の木陰_サイズ変更
小山の上の平坦地

2011/11/7 月
始:8:45 ~ 終:16:30 走行:68km
~ Ondřejov ~ Mnichovice ~ Všestary ~ Světice ~ Říčany ~ Krabošíce ~ Čestlice ~ Dobřejovice ~ Jesenice ~ Zlatníky ~ Dolní Břežany ~ Modřany ~ Zbraslav

晴れ。露も降りずテントもカラカラ。昨晩も暖かく、シュラフカバーは不要だった。
今日はプラハまで走ってのんびり泊まるところを探すだけのはずだったのだが・・・。

ひとまずŘíčanyまで走ってATMでお金を下ろす。もうプラハは目と鼻の先で、車がだいぶ増えた。
Říčanyからダイレクトにプラハに入ることもできるが、モルダウ川沿いに真南からアプローチすべく迂回する。101号を辿ろうと思っていたのだが、アウトバーンを渡るところが通れなくなっていて北側から大きく迂回。
ČestliceからDobřejoviceと迷いながら迂回して、Dobřejoviceの先で101号に復帰。なんかプラハを目の前にしてすごいタイム・ロス。
キャンプ場の看板があったので101号を外れて行ってみたが、惜しくも閉まっていた。中にオーナーはいたのだが、今シーズンはもう閉まったという話。
さらに101号を辿る。Dolní Břežanyから先は峠道となっていて、こちら側からだとずっと下りで気持ちいい。
峠道を下り切ったところにペンシオンがあったのでこれ幸いと行ってみたが、ここも閉まっていた。オーナーはいるのだが、やはり今シーズンはもう閉まったという話。
プラハの市街地まで行かないとダメか?できればこんな荷物で行きたくないけど・・・。

そのまま101号をちょっと走るとモルダウ川に出る。
橋のところにキャンプ場の看板があり、看板に従って川沿いを南に遡ってみたが、一向に現れないので諦めて引き返した。そもそも今の時季やってない可能性大だし。
気が進まないけど仕方なく101号を北上してプラハ市街に向かう。
道はプラハ郊外をズドンと走る大通り。うぅぅむ、無理だ。車が増えてきて不快だし、このままこの道を走り続けても宿などまったくありそうにない。時間も14:00を過ぎてうかうかしていられなくなってきた。
モルダウ川を渡った先のZbraslavに宿がありそうな予感がして、走ってきた101号を戻る。
で、行ってみたもののまず宿自体がない。町の中心にあるホテルを二軒ほどのぞいてみたが、どちらも営業していなかった。

ふ~ぼちぼちタイムアウト。プラハを目の前にまさかの野営を決め込む、
激坂を上った先のスーパーで買い出しをしてからモルダウ川を渡り直して右岸へ。水を調達している時間もなく、今日は水も3Lほどスーパーで買った。
いいテン場に見えて抜かりなく目をつけておいた川岸も、もう一度行ってみると今ひとつだった。が、今日はもう仕方ない。道路からも見えちゃう場所だけど、半分ビバークの調子で川岸の柳の木陰に幕営した。
どっと疲れた・・・なんだかんだで上りが多かったから肉体的にはもちろん、それ以上に精神的に疲れた。
今日はどこかに泊まれると思っていたのに・・・宿が見つからないとは思ってもみなかった。とにかく疲れた・・・。

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小山を後にして                       いざプラハへ!

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                                迂回するのに迷いまくって疲労困憊の図

7IMGP8165_サイズ変更 711/7の野営地 モルダウ川の川原の木陰 暗くなってしまったため翌朝撮影_サイズ変更
                                プラハを目の前にまさかの野営@モルダウ川右岸(翌朝撮影)

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勝手に中欧三都物語 第二段 プラハ

2011/11/8 火
始:8:35 ~ 終:18:00 走行:44km
~ Vrané nad Vltavou ~ Praha ~ Vrané nad Vltavou

くもり。大荷物を自転車に積んでプラハの市街地に入ることは考えられん。まずは宿探しだ。
荷物をまとめてモルダウ川の東岸を遡ってみる。まずは昨日看板を見かけ途中まで行ってみたキャンプ場へ。小奇麗なキャンプ場であったが、案の定閉まっていた。まぁそりゃそうだわな・・・。
再び川の東岸をプラハ方面へ。キャンプ場に向かう途中の集落で見かけた宿にダメ元であたってみる。チェコの宿はレストランが兼ねていることが多く、ここもそうである。レストランは営業していそう。ドアも開いている。
厨房にいた人に声をかけると、2階の部屋のベルを鳴らしてみろというようなことを言っているのでそうしてみた。おっちゃんが出てきて事は済んだ。無事宿が見つかった!
宿の名はHOSTINEC U KAŠTANU。Wが一泊400CZK、安い!思えばユトレヒトを出発して以来はじめて泊まる宿だ。

さっそく熱々のシャワーを浴びさせてもらい、プラハに繰り出す。
宿があるのはVrané n. Vlt.という村。プラハ市街までは15~16kmといったところだ。
「ボヘミアの川よ~モルダウよ~♪」のモルダウ川はドナウ川のような大きな川ではない。Vrané n. Vlt.のあたりだと川幅は渡良瀬川ほどしかなく、川岸の岩っぽい光景も足尾のあたりを思わせる。Vrané n. Vlt.にダムがあり、昨日野営したところ付近ではほとんど水の流れがない。
ちなみにモルダウ川というのはドイツ名で、チェコ名はヴルタヴァ川(Vltava)という。が、モルダウ川の方が馴染み深いので、そう表記することにする。

モルダウ川の東岸は昨日走ってみて交通量が多くうんざりしていたので、今日は西岸からアプローチ。最初車の多い102号を辿るのだが、広い路側帯があって怖くない。
そのうち自転車道が現れた。おぉぉ・・・これなら楽チンだ。A1というサイクリング・ルートを辿ってプラハの市街地まで行ける。
自転車道があるのはごく一部だが、トラムの走るラインだったり交通量の少ないルートをつないでいるので助かる。
途中のモルダウ川沿いは荒川の河川敷のような感じである。

さすがにプラハの市街地は走りにくい。ここを大荷物を積んで走ってたら宿探しどころの騒ぎじゃないな・・・。
プラハの町並みはさすがにすごい。中世の面影をここまで残している町というのもそうそうあるまい。はじめて見たときはさすがに感動した。
ブダペストなんかに比べると観光客は少ないような気がするが、カレル橋の周りだけは別世界だ。このエリアだけは観光客でごった返している。
自転車を押して東岸の方へ橋を渡る。ドナウ川に架かる橋に比べるとグッと小さい。橋は車両進入禁止で、歩行者天国となっている。
目につくのは中国人の多さだ。ここでもチャイナ・パワーを感じる。今やヨーロッパの名だたる都市は金持ちの中国人団体客でごった返している。アムステルダムしかり、ブダペストしかり・・・だ。今のところはまだそういう有名どころだけに留まっているが、そのうちマイナーな国にも中国人観光客が溢れ出すのだろうか・・・。
おそらくちょっと前までアジア系の団体客と言えば日本人だった。今時分日本人は団体旅行というのをあまりしなくなって、アジア系の団体客と言えば中国人となった。

今日は出たのも遅いし、様子見程度で帰路に着いた。
東岸の旧市街で山道具屋を見つけ、これ幸いとヘッドランプだけ購入。これまで使っていたペツルのLED第一世代のヘッドランプが暗くて使い物にならなくなってしまっていた。思えば10年以上使ってたな、これ。ここまでよくもってくれたもんだ。
行きと同じ道を辿って宿まで帰った。最近は16:30を過ぎると薄暗くなる。17:00以降はライトをつけて夜間走行となる。

夕飯は宿の1階のレストランでチェコ料理をいただいた。レストランで食事するってのもいつ以来だろうか。
朝宿に来たときは、こんなとこにあるレストラン(兼バー)に人が来るのか?と思っていたのだが、仕事帰りに一杯やるおっちゃんたちでかなり賑わっていた。食事をしている人はおらず、皆さんつまみもなしで談笑しながらひたすらビールを飲んでいる。
世界一美味しいと言われるチェコのビールはさすがに旨かった。スッキリしていて自分好み。500mlのグラス一杯(もちろん生)が22CZKほど、つまり1Eもしない。チェコは一人当たりのビール消費量が世界一だそうだ。
料理の方も美味しかった(チェコ料理は全般的に味付けが濃い)。ザウアークラウト(キャベツの酢漬け)もここのは美味しかった。クネドリーキも売っているのは見かけていたけど、ここへ来てはじめて食べた。クネドリーキは蒸しパンのような食べもので、チェコの国民食のようなものだ。
ちなみにこのレストランの1プレート料理はマックでビッグマックのセットを食べるよりずっと安い。
いい宿が見つかってホントよかった・・・。

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かなりお疲れ・・・                      空身でモルダウ川沿いを走ってプラハへ

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プラハ旧市街                        人でごった返すカレル橋

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そこで強引に写真を撮る                 スウェーデン人のおっちゃんが撮ってくれた

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宿の一階のレストラン兼バー・・・ビールはさすがに旨い!

2011/11/9 水
始:8:20 ~ 終:16:00 走行:47km
Vrané nad Vltavou ~ Praha ~ Vrané nad Vltavou

今日もくもり。要するに今の時季のごく普通の天気である。
宿の近くのパン屋のスタンドで軽く朝食を食べて出発。昨日と同じルートでプラハ市街へ。
昨日も今日もマックのWiFiとどうも相性が悪い。今日も朝一で寄ってみたけどダメだった・・・。

プラハの町並みも二日目になると感動が薄れる。町全体がツーリスティックであるからだ。特にカレル橋の周辺には早くも嫌気が差してきた。観光地ってつまらんなぁ・・・と、いつもと同じ結論に至る。
おそらくプラハもちょっと遠くから眺めるのが一番きれいだ。町の中に入ってしまうとツーリスティックな雰囲気にちょっとがっかりしてしまう。
プラハ城の建つ丘の南に、そこよりちょっと高いマラー・ストラナという丘がある。そこに上ってみた。各国の大使館の建つエリアを通って石畳の坂道を上る。
ドイツ大使館の入口のドアは重厚で歴史を感じさせる見事な造りだった。一方、どの国でも例に漏れずアメリカ大使館だけは厳重警備。常に「何かあったんですか?」という状態だ。世界中に敵のいる国は大変だなぁ・・・。
マラー・ストラナは途中から階段となってしまい、最後まで自転車で上ることはできない。階段の下に自転車を置いて歩いて上る。と、なんと丘の上は巨木の森に遮られてまったく見通しが利かなかった・・・。
プラハ一のがっかりポイントかもしれん。有料で展望台に上れるのだが、この展望台ってのが鉄骨剥き出しのセンスのかけらもない代物。どうしてプラハともあろうものがこんなものを建ててしまったのか・・・理解に苦しむ。
そんなところに金を払ってまで上る気にならず、そのまま下りる。とは言え、途中に自転車で上れる範囲のところに見通しの利くところがあり、そこからの眺めはなかなか見事だった。プラハ城とその下にあるオレンジ色の屋根の家々が実に美しい。

カレル橋を渡って旧市街へ。旧市庁舎の天文時計を見に行ってみる。この旧市街広場の周辺も実にツーリスティックだ。
天文時計は毎正時になると仕掛けが動く。ちょうど13:00近かったのでこれを見に行った。この仕掛けを見ようと毎正時近くになると時計の周りにけっこうな人が集まってくる。
仕掛けは思ったよりも地味だった。仕掛けが終わると、塔の上で係の人がラッパを吹く。ちなみに旧市庁舎以外でも、カレル橋の塔など正時になると町の至るところでラッパが吹かれる。
最後にユダヤ人地区にも行ってみたが・・・。
プラハの旧市街にもシナゴーグがいくつも残っているのだけれど、ここも単なる観光地になっている。ユダヤ教の正装をしたような人は見た限り一人もいなかった。これならアントワープの方がずっとすごい。

そんな感じでプラハ観光終了。なんかすごいネガティブな感想になってしまった・・・。
それにしても、まさかプラハでネットができないとは・・・。ヨーロッパでは普通に自宅でネットができるからネット屋なんてものはないし、ネット・カフェも相当ツーリスティックなエリアに行かないとないしなぁ・・・。
宿の近くでどこかネットができるところがないものかとZbraslavなどにも寄ってみたけれど一切なし。
実は宿でpcの電源を入れてみたら、宿で飛ばしている電波を拾えたのだが、誰もWiFiのコードを知らない。はぁぁ・・・またしばらくネットはお預けだ。
今日も夕飯は宿のレストランでいただいた。ビールも料理も実に旨い。
もう一泊のんびりしてから発つことにする。

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今日も空身でプラハへ

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マラー・ストラナからの眺め                丘の上に見えるのがプラハ城

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                         旧市庁舎の天文時計と群がる人たち

2011/11/10 木
今日もくもり。計ったように毎日同じ天気だ。
延泊する旨伝え、もう一泊分の宿代を払う。やはりWiFiのコードは誰も知らない。実に惜しい・・・。
今日は部屋でマユミに散髪してもらった。7ヶ月ぶりになろうか・・・。
その後は部屋で写真の整理などしてのんびり。

一階のバーのおっちゃんともすっかり顔なじみだ。今朝、バーでコーヒーを飲んでいたら、チェコ版お好み焼きのような食べものを振舞ってくれた。
お店はいつも地元の人たちで賑わっている。そんな人たちに交じって、今日もビールと夕飯を美味しくいただいた。
バーのTVでは、アイスホッケーのチェコ vs スウェーデンの試合をやっていた。ボチボチそんな季節なのね・・・。
ちなみに、チェコはアイスホッケーが強い。ヨーロッパならチェコかスウェーデンかってところだろう。アルベールビルだかリレハンメルだか長野だか忘れたけど、確かチェコはそのあたりの冬季五輪でも金メダルをとっているはずだ。

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起伏に富んだ(富みすぎた)美しい国チェコ その3

2011/11/11 金
始:9:35 ~ 終:15:30 走行:56km
~ Davle ~ Štěchovice ~ Křižov ~ Chotilska ~ Prostí. Lhota ~ Mokrsko ~ Čelina ~ Křepenice ~ Sedlčany ~ Libíň

寒い!寒い!今朝は久々に冷え込んだ。急に冬になった感じ。
宿の中は暖房が効いていて半袖、外に出たらボトルの水が完全に凍ってた。建物の中と外の気温差がすごい。
ブダペストで見たドナウ川のように、今朝はモルダウ川の川面も白く煙っていた。
朝早くから仕事しているバーのおっちゃんに挨拶して出発。

4kmほど戻って橋を渡り、モルダウ川の西岸を南下する。
102号は最初のうちこそ車が多かったが、10kmも走ると疎らになり、Štěchoviceで上りに差し掛かる頃にはほとんどいなくなった。プラハから僅か30kmのところでこんなにひっそりしてしまう。それがチェコのいいところ。
モルダウ川は流れは緩やかなのだがやたらと険しいところを流れていて、場所によっては川から絶壁がそそり立っている。こういう険しいところを川がゆったりと流れていることにちょっと違和感を覚える。

いずれにしてもモルダウ川は山間の険しいところを蛇行しながら流れていて、ドナウ川と違って川沿いに道がない。
102号も、プラハから僅か30kmほどのŠtěchoviceから川岸を離れてしまう。ここからはまた上り下りが続く。相変らずの山岳ステージに戻った。
こういう寒い日は上りがあると体が温まる。けどやっぱキツイ。

Čelinaの先で道はモルダウ川を渡り、東岸に出てなお川から離れていく。
起伏のある大地に森や牧草地が広がっている。小さな村や町も美しい。お馴染みのひっそりとしたチェコの風景。チェコの本当のよさはこういった小さな村や町にあるのだと思う。

Čelinaから119号に入り、上り下りを繰り返してSedlčanyに出る。
Sedlčanyは今日通る中で唯一スーパーのあるそこそこ大きな町。ここで食料の買い出しをし、GSで5Lのボトルに水をもらった。
Sedlčanyから道は105号となり、Libíňの先で道路脇の牧草地の隅に幕営。
寒い一日だった・・・。これから南下するとは言え、この先がちょっと心配になってきた。

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散髪してもらってスッキリ                 道路脇にクライミング・ジムがあった

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牧草地の隅・・・手に持っているのは立派な長ネギ

2011/11/12 土
始:8:40 ~ 終:15:30 走行:59km
~ Vápanice ~ Počepice ~ Petrovice ~ Kojetín ~ Březí ~ Milevsko ~ Okrouhlá ~ Veselíčko ~ Bílina ~ Svatkovice ~ Nemějice ~ Dražíč ~ Chráštány ~ Koloměřice ~ Koloděje n. Lužnicí ~ Týn n. Vlt. ~ Malá Strana ~ Zvěrkovice

曇りのち晴れ。今日も寒い!
テン場の標高は200mほど。日が出るのは7:30頃。その時の気温-4.5℃。
もちろんボトルの水は凍り、フライもバリンバリンの状態。
こうなるとテントの撤収も素手ではできない。凍傷になる。だんだん冬山のようになってきた。
晴れても南からの冷たい風で気温は上がらず、ボトルの水は一日中凍ったままだし、フライも夕方張るときまで凍ったまま。ホント、冬山のようになってきた。

まだ寝るときダウン・ジャケットは着てないけど、さすがに昨晩は寝ていて寒さを感じた。
フライのジッパーが完全に壊れ、夜中にトイレに起きて以来まったく閉まらなくなったことにも原因がある。
ちなみに、シュラフは冬用のスペシャルなものを使っているわけではなくて、羽毛量400gの3シーズン用。でも、厳冬期の北鎌(槍ヶ岳の北鎌尾根です)をこれで乗り切ったことを考えると、たぶん外気温-20℃くらいまではこれで大丈夫。
北鎌が大丈夫だったから・・・というのが自分の場合すべての冬用装備の基準になっている。

凍ったテントを撤収するのは少々厄介だ。基布にはりついてポールが抜けなくなるし、ポール自体も凍って折りたためなくなる。冬山のように接続部にハァーハァー息を吹きかけて地道に折りたたむ。
苦労して撤収しても行動できるのは6時間ほどしかないのだから、誠に効率が悪い。22:00過ぎまで明るかった頃が懐かしい・・・。

今日はずっと105号を南下した。テン場を出てから標高が上がり、300~400mほどのところを行ったり来たり。
今日の山越えと言うか丘越えも例によってキツかった。もはや5、6%の上りは上りと感じなくなった。12%の上りが随所に現れるから・・・。
この12%というのは道を通す際の基準にでもなっているのか?12%という数字をやたらと見かける。
それにしても寒い。カッパを着て激坂を上っているのにまったく汗をかかない。
牧草地では朝から牛が平然と草を食んでいる。牛ってのはけっこう寒さに強いんだな・・・知らなかった。

10:30頃Milevskoに到着。今日通る一番大きそうな町であるし、土曜でもあるから早々に食料の買い出し。
買い物をしている間に唐突に晴れた。日が出ると多少なりとも暖かい。が、すべては冷たい風に打ち消され、昼過ぎになってもとにかく寒い。
南風は南下する自分らにとって向かい風。正面からもろに風が当たってひたすら寒い。特に髪の毛を切った頭がスースーする。

Milevskoから先は起伏が緩やかになり、路面も滑らかになった。寒いけど順調に距離は稼げる。
Týn n. Vlt.で久々にモルダウ川とご対面。が、橋を渡って西岸に出てすぐに川からは離れてしまう。
橋を渡った先から道が広くなり、少々車が増えた。そして長い急坂・・・一日の最後にとどめを刺された感じ。
突如前方にモクモクと噴煙を上げる巨大建造物が姿を現す。火力発電所の煙突・・・か?
車が増えても広い路側帯があるから安心だ。ポーランドとは違う。

坂をほぼ上り切ったあたりからテン場を探し始める。
138号とぶつかる手前、火力発電所のあるところで脇道に入ってみる。ちょっと行ったところに格好の草地を見つけて幕営。
発電所の巨大な四本の煙突の目の前というロケーション。煙突からモクモクと雲のように湧きあがる白煙が夕日に照らされてきれいだった。まさか発電所の煙突を見て感動しようとは・・・。

さて、差し当たりチェスキー・クルムロフ経由でウィーンに向かっている。勝手に中欧三都物語の最後を飾るウィーン、ここだけは外せない。
本格的な冬が来る前に一日も早くバルカン半島に南下したいところであるが、ちょっとだけ寄り道。

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                                 自然と調和した人工美

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                                 久々にモルダウ川とご対面

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噴煙を上げる巨大建造物                 正体は火力発電所の煙突

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意外にも白煙が夕日に照らされてきれいだった    テン場からもこの通り、よく見える

2011/11/13 日
始:9:00 ~ 終:15:45 走行:36km
~ Nová Ves ~ Hluboká n. Vlt. ~ Bavorovice ~ Ceské Budějovice ~ Včelná

満月に近い月夜の下、そして夜明け前の薄明かりの中で見る火力発電所の巨大な四本の煙突は、噴煙を上げる火山かもしくは雲に煙るバベルの塔のように見えて驚くほど幻想的だった。
自然美とはまさに正反対にある発電所の煙突、そんなものを見てここまで感動している自分にビックリ。

夜が明けても無風快晴!
テン場の標高は300m、日の出る7:30頃の気温が-4.5℃。今朝も冷え込んだ。
もちろんフライはバリンバリン、自転車も真っ白。どっちも触りたくねぇ・・・。
プロトレックで外気温を計測するのは時間がかかるし電池も消耗するから温度計が欲しい・・・。ニット帽だとヘルメットをかぶりにくいからイヤーバンドが欲しい・・・。

今日も鈍い動きでテントを撤収し、9:00スタート。
道路に出て真下から見上げる煙突も大迫力だった。登れねぇな、これ。上の方かぶってるように見えるし・・・。
チェスケー・ブディヨヴィツェを目指して105号を南下する。空気はピリッと冷たいが、風がないから太陽光線で暖かくなるだろう、そう思っていたのであるが・・・。
30分ほど走ってとある小山を越えたところから唐突に霧に包まれた。寒~い・・・この寒さはちょっと尋常じゃない。
冬用グローブをした指先が痛い。足の指先が痛い。耳が痛い。顔が痛い・・・。止まっているともちろん寒いのだけれど、自転車に乗っていると風が当たってもっと寒い。体が温まるどころか寒すぎて乗っていられない。動けねぇ・・・こんなのはじめて。
視界は50~60mあったと思うけど、視界以前に寒くて思うように進めない。

Hluboká n. Vlt.の先で20号と合流すると、路側帯はないわ車は飛ばしているわで高速道路みたいになってしまい、とてもこの霧の中自転車では走れない状態になってしまった。迂回、迂回・・・。
迂回路を拾いながら苦労の末チェスケー・ブディヨヴィツェに入ると、霧の彼方に大きなスポーツ店が見えた。緊急避難の意味も込めて寄ってみる。
そこは巨大なスポーツ用品店で、およそ思いつくスポーツに関するものなら何でも売っていた。欲しかったイヤーバンドも何種類もあった。見てるとあれこれ欲しいものが出てくる。こう寒いと高機能のインナータイツやシャツも衝動買いしそうになる。が、ここはグッとこらえてイヤーバンドだけ購入、すぐに装着。
温度計もありそうだったので店員に聞いてみると、ここにはないけど道を渡った向こうの店ならあると思うという話。さっそく行ってみると、そこは巨大なショッピング・モールだった。
こりゃ確かに何でも売っていそうだ・・・。この手の場所が苦手な自分らにとってもこのときばかりはありがたかった。
広すぎて目が回りそうだったけど温度計もゲット、ついでに食料の買い出しも済ませた。残念ながらフライ補修用のジッパーは、さすがに目的の長さのものがなかった。
ウクライナでまとめ買いしたタバコがいよいよ切れて、2E以上するタバコを買う・・・。

13:00を過ぎてようやく霧が晴れてきた。
町中を南北に走る3号はとても自転車が走れる道路ではなく、モルダウ川沿いの自転車道を繋いだりしてようやくチェスケー・ブディヨヴィツェの旧市街に出た。
途中GSでガソリンを買い、ついでに5Lのボトルに水ももらった。旧市街からは3号の東側を並走している迂回路があるはず。
旧市街の中心にあるプジェミスル・オタカル2世広場の近くを通りかかり、せっかくなのでちょっと寄ってみた。
シーズン中がどんなだか知らないけれど、クトナー・ホラ同様観光客などほとんどいない。日曜ということもあってむしろ郊外のショッピング・モールの方がずっと賑わっていた。

広場を後にして目的の迂回路に出て南下、テン場を探しながら走る。できれば森の中に幕営したい。
Včelnáを出たところで道路脇に念願の森があった。自転車を乗り入れて森の中を偵察していたら、鹿が三頭慌てて逃げていった。
念願の森の中でじっくり場所を選定して幕営。
夕飯はしばらく前からずっと鍋をしている。やっぱ冬は鍋だよねぇ。外は氷点下でもテントの中は10℃以上ある。

夕飯のメニューにはマイ・ブームがあって、秋のはじめ頃までは具材を替えて毎日炊き込みご飯を食べていた。その後は玉子丼や親子丼、豚玉丼といった玉子丼のバリエーション、そして鍋だ。飽きると時々パスタを食べている。ちなみに、調理しているのはマユミです。
朝食は毎日パンを食べていて、余ったパンが行動食になる。
パンに塗るネタにもマイ・ブームがある。ルーマニアあたりまでは毎日チョコクリームを食べていたが、体調を崩した日からパタッと体が受け付けなくなった。最近は毎日ジャム&バターで美味しくいただいている。
ちなみに、米というのは今どきほぼ世界中どこでも手に入る。もちろん日本のようなもちもちの米はないけれど、白米でも十分食べられる(少なくとも自分らは)。

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夜明け前の煙突・・・その姿は噴煙を上げる火山か雲に煙るバベルの塔か(夜はもっと幻想的だったけど写真に撮れず)

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自転車も真っ白                       朝は快晴だった

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うぉぉぉこいつは登れねぇ・・・               このあたりもまだ晴れていてよかった

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とある小山を越えたらガスって滅茶苦茶寒い     Ceské Budějoviceに到着・・・午後からスッキリ晴れた

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プジェミスル・オタカル2世広場              念願の森の中!

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世界で最も美しい町のひとつ(と言われる)チェスキー・クルムロフ

2011/11/14 月
始:8:50 ~ 終:15:30 走行:32km
~ Kamenný Úsezd ~ Kosov ~ Rájov ~ Přísečná Chabičovice ~ Český Krumlov ~ Větřní

無風快晴。寒いけど一日素晴らしい天気だった。
テン場の標高400mほど、朝の気温-4℃。気温こそ昨日までと変わらないが森の中は暖かく、霜もまったく降りていない。今朝は自転車も乾いたまま。昨日張るときにはバリンバリンだったテントも森の中に一晩張っておくとあらかた乾いてしまうから不思議だ。誠に森はありがたい。この時季幕営するなら森の中が最高。
フライがあらかた乾いているので久々に撤収が楽チン。
一歩森の外に出ると一面真っ白。霜と霧氷でまるで雪でも降ったかのような世界。改めて森のありがたみを実感する。

Kamenný Úsezdから幹線の39号でチェスキー・クルムロフに向かう。チェスキー・クルムロフへ行くにはこの道しかない。交通量が多く路側帯もないこの道はチェコには珍しくポーランド並み、とまでは言わないけれど不快な道だった。

1ピッチでチェスキー・クルムロフに到着。小ぢんまりとした、噂にたがわぬ美しい町だ。
年中そうなのかどうか知らないが、観光客は東洋人率がやたらと高い。一番多いのはやはり中国人の団体客であるが、日本人もけっこういた。
まぁこういう可愛らしい町並みは皆さん好きだろうな。オレンジ色の屋根で統一感のある町並みは確かに美しい。

城の外に自転車を止めてベンチでジャムサンドを食べていると、オーストリア人の夫婦に声をかけられた。旦那さんのヴィルフリードの方が自転車好きであるらしい。
何にしてもオランダやドイツ、オーストリアあたりの人たちにはこういうところで気軽に声をかけてくれるフレンドリーさがある。これまで旅先であったオーストリア人も皆感じがよかった。
次はオーストリアに行くと話すと、バウマン夫妻はウィーンの近くに住んでいるらしく、ウィーンに来たらぜひ電話してと電話番号を教えてくれた。ウィーンに着いたらぜひ電話せねば。
アドレスの交換をして夫妻と別れた。

11月から3月だか4月までの間は冬期ということになっていて、城の塔をはじめその他大半の施設は閉まっている。残念ながら塔の上から町を眺めることはできなかったが、この時季のひっそりとしたチェスキー・クルムロフもなかなかいいものである。
町並みを眺めながら城内をのんびり歩いているときバウマン夫妻と再び会った。二人のお子さんも連れての家族旅行ということだった。
庭園には入れたのでここものんびり散策。今は止めている噴水のところには分厚い氷が張っていた。やっぱ寒いんだねぇ・・・。

城を出てから自転車を押して旧市街を散策した。
モルダウ川の対岸の高台から城を眺めていると、今度は自転車好きという日本人の女の子二人に声をかけられた。一昔前の山ヤを思わせる格好をしていたのでちょうどこちらも二人のことが気になっていたところだった。
自転車好きという同じ価値観を持った人に声をかけられるのは、国を問わず嬉しいものである。
一人の子がベルリンに住んでいてベルリンから来たということであるが、バスだとベルリンからここまで僅か5時間であるらしい。たったの5時間・・・!さすがにビックリ。バスの機動力ってのはすごいね。

二人と別れてまた石畳の旧市街をブラブラ。
裁縫道具屋を見つけたのでのぞいてみたが、残念ながら120cmのジッパーというのは置いてなかった。最長のもので90cm。よく考えりゃ120cmのジッパーなんて服に使わないわなぁ・・・。どこかに売ってないかなぁ、120cmのジッパー。

十分堪能してチェスキー・クルムロフを後にする。
来る途中にLiDLがあったので、そこまで戻って食料の買い出し。都合よく隣にあったGSで5Lのボトルに水ももらった。
チェスキー・クルムロフからは160号を南下。町から出るとき、道路から見下ろす旧市街の町並みがとてもきれいだった。
160号はモルダウ川沿いを走る気持ちのよいルートだ。モルダウ川もここまで上流に来ると川幅がだいぶ狭まり、南ボヘミアの山間をゆったりと流れている。
川の両岸から即山の斜面が立ち上がっていて、テン場にいい場所がなかなかない。
Větřníの分岐を過ぎてしばらく走ると道路脇に池があった。偵察すると快適ではないが張れないことはない。おそらくこの先川沿いにテン場は望めない。幕営決定。池の畔に幕営した。本当は森の中がよかったけれど望むべくもない。
ちなみに池の対岸には立派なキャンプ場があるのだが、この時季は閉まっている。池の水はこの時間になっても凍ったままだ。

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一歩森の外に出ると霜で真っ白             チェコ軍の特大トレーラー

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前方の山の手前がチェスキー・クルムロフ       チェスキー・クルムロフ城

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城からの眺め

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旧市街で出会った日本人の女の子二人組       旧市街

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実は160号からの眺めが一番きれい          池の畔・・・向こう岸は閉鎖されたキャンプ場

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 083_Czech Republic / チェコ] | 2012.03.03(Sat) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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