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セルビアへ

2011/12/25 日
始:9:30 ~ 終:12:50 走行:26km
~ Sarengrad ~ Ilok ~ 国境 ~ Bačka Palanka

昨晩の気温2℃、今朝2.5℃。気温は低くないが川沿いのためか風があってテントから出ると寒かった。今にも泣き出しそうな空。
東屋の脇にレンガがふんだんにあり、テントもレンガで固定していたから撤収が楽チン。

Ilokの国境に向けて車のほとんど走っていない2号を東へ。人気がなくどことなくこの世の果てといった風である。
と、2kmほど走った道路脇で昨日の黒犬が死んでいた・・・。
外傷はなさそうだったけれど車にでも轢かれたのか?それとも昨日は死に場所でも探していたのだろうか?東屋の脇で静かに死を待っていたところを自分らが邪魔してしまったのだろうか?真相はわからない。
が、クリスマスの日に、こんなこの世の果てのような寒々とした場所で一人静かに道路脇で死を迎えた黒犬がとても不憫に思えた。
こんなことなら昨日東屋に着いたときすぐ頭を撫でてやればよかった。食べものを分けてあげればよかった・・・。
やりきれない思いにちょっと沈んだ。

国境の町であるIlokはワインが有名であるらしい。ミリエンコが「Ilokのワインは美味い」と言っていた。
緩やかに起伏した土地にブドウ畑が広がっている。

国境までは15kmほどだった。空いていてガラガラの国境。
クロアチア側は出国スタンプを省略していて、手続きをサッとして通してくれた。
係官が何故か日本語をいくつか知っていて、いきなり「こんにちは」と言われて驚いた。言った後で「こんにちははドバル・ダンの意味かい?」と確認された。マユミも「さよなら」と言われ、同じように「グッバイの意味かい?」と確認されていた。
セルビア側のイミグレもスムーズ。脇で10分ほど待たされただけで特に何も聞かれずスタンプをくれた。
イミグレの脇ではクリスマスの日曜だってのにおっちゃんたち数人が道路工事をしていて、明るく手を振ってくれた。

セルビアはまだEUに加盟していないが、車のナンバーは既に準備ができている。EU圏のナンバーに共通の青帯が左端に入っていて、そこに国籍を示すSRBと白抜きされている。
昨日ヴコヴァルでこのナンバーを見たとき、いつの間にかEUに加盟していたのか?と一寸思った。が、よく見たら通常その青帯に描かれているはずのEUマークがなかった。
来るべきEU加盟に備えて車のナンバーだけ予め準備してある・・・ということか。
しかもどの車のナンバーもピカピカだから、最近になって一斉にナンバーを交換したのだろう。ボロボロの古いLADAなんかにもピカピカのナンバープレートがついている。以前のナンバーより大きくなったらしく、車によっては車体側のフレームからナンバーが飛び出してしまっていたりする。
オーストリアにいるときヴィルフリードが、「クロアチアはまだEUに入ってないけど、車のナンバーだけはいつ入っても大丈夫なように左端にスペースがとってある」と何かの拍子に教えてくれたことがあった。
クロアチアに入って車のナンバーを見ると、なるほど確かに文字全体が不自然に右側に寄っている。左端に青帯の入るスペースをとってあるように見える。
これを見たときも面白いと思ったけど、セルビアはさらに先走っていた。既に青帯まで入っていて、後はEUマークを入れるだけ・・・。
EU加盟もそう遠くないことなのかもしれない。順番から言ってクロアチアの方が先だろうけど・・・。

セルビア側の国境の町はBačka Palanka。驚いたことに店が普通に開いている、クリスマスの日に・・・。
スーパーも普通に開いていて、都合よくATMもあったのでお金を下ろして中をのぞいてみた。
セルビアの通貨はノヴィ・ディナール(RSD)で、レートは1E=104RSDほど。物価はクロアチアよりかなり安い。タバコまで安いのは大助かり、一箱1ユーロもしない。
ちなみに水は6Lとか7Lの大ボトルが普通に売っているから、セルビアも基本的に水道水は飲んでいないようである。

それにしても・・・今日は本当にクリスマスなのか?町中にもスーパーの店内にもそんな雰囲気は微塵もないが・・・。
イミグレでは道路工事のおっちゃんたちが日曜にもかかわらず普通に仕事してたし・・・。
クロアチアもクリスマスの雰囲気が希薄だったけれど、セルビアは尚一層希薄。セルビア正教だってクリスチャンには違いないはずだけど・・・。

セルビアに入ってもう一つ驚いたことがある。使われている文字だ。
てっきりキリル文字を使っているものと思い込んでいたのだけれど、意外にもラテン文字の方が目につく。町中の看板やスーパーに並ぶ商品の商品名、果てはレシートまで、キリル文字よりラテン文字の方が目立つ。実は徐々にラテン文字に移行しているのか?と思わせるほど。
道路標識も上段はキリル文字だけれど、下段にラテン文字が表記されている。これは助かった。使っている地図にキリル文字の表記がなく、もし標識がキリル文字だけだったら地名の同定にかなり苦労したはずだ。

クロアチアの2号から続く7号を走ってNovi Sadを目指す。幹線だけど交通量が少なくて快適。(たまたま今日が休日だからかもしれないけど)
セルビアはクロアチアと比べると素朴な感じで、スロヴェニア→クロアチア→セルビアとだんだん西欧の雰囲気から遠ざかる感じ。
無機質な建物が所々にあったりして、どことなく旧共産圏の国々に共通の暗さがある。が、人々はとても陽気でフレンドリー。どことなくウクライナを思わせる人のよさがある。
ちなみに、セルビア人とクロアチア人というのは人種や言語の違いではなく、ひとえに信仰する宗教の違いである。
言語は使っている文字が違うだけで発音や文法は基本的に一緒。一部に言い回しの異なるものもあるようだが、まぁ方言程度のことだろう。
コソボが独立したはずであるから(もちろんセルビアは認めていないが)、セルビア国内に住むのはセルビア人が8割以上になろうか。
国土は北部は平坦であるが、ベオグラード以南は山がちの地形になる。

幸運なことに、今日はBačka Palankaを出るとすぐに雑木林が現れた。セルビアに入って雪もまったく姿を消した。
「今日はテン場に困らないかもね~」などと話していたら雨がパラつき始め(雪ではなく雨!)、道路脇の雑木林の中に早々に幕営。
テントの撤収、設営の時間を考えるとこんな早い時間に幕営しては割に合わないのだが、毎回新しい国に入ってすぐは勝手もわからんし早めに幕営してのんびりすることにした。
雪のない林の中がなんと快適なことか。

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クロアチア側の国境の町Ilok               セルビア突入

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セルビア側の国境の町Bačka Palanka        先走ったセルビアのナンバー:もちろんEUマークはまだ入ってない

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クロアチアのナンバー:全体が不自然に右に寄ってる    雪のない快適な雑木林の中

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 087_Serbia / セルビア] | 2012.03.09(Fri) PageTop
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陽気な人たち、そして木を伐りすぎじゃないのか?・・・セルビア北部周遊 その1

2011/12/26 月
始:9:20 ~ 終:16:10 走行:69km
~ Čelarevo ~ Begeč ~ Futog ~ Novi Sad ~ Petrovaradin ~ Sremski Karlovci ~ Čortanovci

昨晩の気温2℃、今朝-1℃。久々に晴れて昼間はまったく寒くなかった。
快適な林を後にして7号を行くとすぐにČelarevo。ここでEV6は7号を離れるので標識に従ってみたが、途中で道を失い適当に走って結局7号に戻った。この後も今日は一日EV6の標識に振り回された感じ。
標識がほとんどないため、標識を信用して地図にある道から外れると途中で道を失う結果になる。
欲しいところに標識がまるでない。どうでもいいところに稀に現れたりするのだが、何故か標識が道と平行に設置されていて見づらいことこの上ない。気付かずスルーしてしまうこともたびたび。
セルビアの自転車道の整備はまだまだこれからですな・・・。改めてオーストリアのすごさを思い知る。

FutogでEV6の標識に従ってみると、今度はドナウ川沿いの道に出た。土手の上を走るこの道沿いはゴミだらけだった。
このままNovi Sadまで行けるだろうと思いきや、やはり途中で道がなくなった。道を求めてあっち行ったりこっち行ったりで一つも進まない。こんなことならむしろEV6の標識など設けないで欲しい。見るとそっちに行きたくなっちゃうから・・・。
結局町中を適当に抜けて旧市街の方へ。ノヴィ・サドの市街地はまだ真新しい自転車道がドナウ川沿いに整備されていて快適だった。

ノヴィ・サドのあるセルビア北部のヴォイヴォディナ自治州は少々特殊な地域で、セルビア人は全体の4割ほどしかいない。そのほか20もの民族が暮らす他民族的な土地柄である。
ノヴィ・サドはそのヴォイヴォディナ自治州の州都で、セルビア第二の大都会。中東やトルコ系の顔をした人たちをよく見かける。
川の対岸のPetrovaradinには要塞があり、ちょうど晴れていたので青空に映えてきれいだった。

EV6の標識に従って川を渡り、ペトロヴァラディンのスーパーで水とパンの買い出し。水は5L買い足した。
買い物を終えて自転車に積み込んでいると、一人のおっちゃんに声をかけられた。残念ながら言葉がわからないので会話にならないが、日本から来てベオグラードに向かっているということはわかってくれたみたい。
しばらくすると別のおっちゃんもやって来て、おっちゃん二人と写真を撮る。
おっちゃんたちは別れ際にいろんなものをくれた。チョコレートにクルミやドングリ、ビー玉、ワインのコルク抜きと栓抜きのついた十徳ナイフみたいなやつ・・・。

おっちゃん二人に別れを告げて22.1号を辿る。22.1と小数点のついた道路ってのも初めてだなぁ・・・。
Sremski KarlovciでEV6は22.1号を外れるので、よせばいいのにそれに従ったらまたまた道を失った。標識を見るとどうしても行きたくなっちゃうんだよなぁ、車の多い道が嫌で・・・。
さんざん坂を上らされた挙句に引き返して町中を抜け、結局22.1号に戻った。すると、しばらくしてまたEV6の標識が現れた。EV6は向こうに行ったんじゃねぇのか・・・まったくどうなっているんだか。

一日の最後はちょっとした峠越えで、久々の長い上りだった(8%×4km)。
峠の先でEV6はČortanovci方面に折れる。迷ったのだがそっちの方がまだテン場がありそうだろうと、車の多い22.1号を避けてČortanovci方面に折れた。
そろそろ幕営のタイム・リミットが近づいてきたのだが、困ったことに今日はしばらく前からずっと集落が途切れない。
そうこうするうちČortanovciに入ってしまった。この先もしばらく集落が途切れそうにない。
時間切れでČortanovciの町中に幕営。道路から一段下りたところに木立ちの茂る平坦地があった。その下は公園になっている。落ち着かない場所であるがやむなく木立ちの平坦地に幕営した。
Čortanovciに来る途中、路上から見た夕日がとてもきれいだった。

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きれいな道だが既に道をロストしている         ガレージらしい・・・

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ノヴィ・サドのドナウ川沿いはきれいに整備されていた    ペトロヴァラディン要塞・・・外から眺めただけ

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餞にいろいろくれたおっちゃん二人            テン場はないけど夕日はきれいだった・・・

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Čortanovciの町中(翌朝撮影)

2011/12/27 火
始:9:05 ~ 終:16:00 走行:66km
~ Beška ~ Krčedin ~ Novi Karlovci ~ Novi Slankamen ~ Surduk ~ Belegiš ~ Stari Banovci ~ Novi Banovci ~ Batajnica ~ Zemun

昨晩の気温-2.5℃、今朝-6℃。久々に冷え込んだ。あたり一面霜で真っ白。
日の出の時間は晴れているように見えたが、すぐに霧が出て一日中霧の中。寒い一日だった。
朝早くからテントの近くを人が歩いている。セルビアの人たちが明るくフレンドリーでよかったわ・・・。こんなところにテントを張ってる不審者を見ても明るく「ハロー」と声をかけてくれる(特に子供たちが)。

今日はEV6にとらわれすぎずにEV6を辿る(さじ加減が難しい・・・)。
延々と続く畑の中を走る。景色が変わり映えせずちょっと退屈。おまけにクソ寒い。
Novi Slankamenの先でドナウ川沿いの道に出るのだが、川まではけっこうな距離がある上、霧も出ているので川はまったく見えない。

それにしても木が少なすぎないか?伐りすぎだろ、どう考えても。どこもかしこも畑にしちまってどうするんだよ!
あたり一面畑=テン場が得られないということである。
それからセルビアはゴミに対する意識がかなり低い。どこもかしこもゴミだらけ・・・。
犬は放し飼いが普通で(飼い犬だか野良だか微妙なやつもけっこういるが)、個人的にそのこと自体は否定しないが、道で車に轢かれた犬(や猫)をよく見かける。

ちなみに、犬というのは面白い習性があって、あまりゆっくり動くものや速く動くものには反応しないのだが、走る人くらいのストライク・ゾーンのものにはしきりに反応する。
だから歩いているときに犬に吠えられることはまずない。あっ!もし歩いているだけで吠えられるのなら、それは犬嫌いということを見抜かれているのだと思う。何故だか知らないが不思議と犬嫌いの人を見抜く力があって、犬が嫌いな人にほど近づいて吠えたりする傾向がある。
で、自転車でのんびり流しているスピードというのが犬たちにとってまさにストライク・ゾーンのど真ん中(あと馬車を引く馬とか)。とにかく自転車に乗っていると犬にはよく吠えられる。
自分らは大の犬好きであるが、自転車を追いかけながら近くで吠えられたりするとけっこう鬱陶しい。ここで怖がってスピードを上げたりすると、大喜びで追ってくるから要注意。
さらに、二台で走っていると後ろの人の方が吠えられやすいという傾向もある。どうも一台目に対しては犬の方も様子を窺っていて出遅れてしまうらしい。後ろにもう一台いると、すぐに諦めて後ろの自転車を追い始める。
自分らの場合は後ろを走っているマユミの方がいつもしつこく追いかけられている。

Novi Banovciで食料の買い出し。水は昨日の余りがあるので2Lだけ買う。
Novi BanovciからEV6はドナウ川沿いを離れ、Batajnicaで22.1号に合流。テン場を探しながら走るが、一向に幕営適地はない。
畑地帯は脱したが、今度は集落が途切れなくなった。

Batajnicaからの22.1号は不快極まりなかった。車、特にバスが多くて危険だ。おまけに途中から霙も降ってきて路面もびしょ濡れだし、とにかく不快。どうしてこんな道をEV6に指定しているのか理解に苦しむ。ま、他に適当な道がないからなんだけど・・・。
テン場が得られぬまま不快な22.1号をひた走り、気付くとZemunに入ってしまった。もうベオグラードの郊外だ。
Zemunは工業地帯で、もはや幕営どころの騒ぎじゃない。車もますます増えてきた。どうやらベオグラードに近づきすぎてしまった・・・。

ZemunでようやくEV6は22.1号を離れ川沿いに出るのであるが、テン場はどこにも見当たらない。ここからさらにベオグラードに近づくとドツボにはまりそう。
最後までけっこうあがいたのだけれど結局今日も時間切れ。Zemunに戻り22.1号沿いで見かけたホテルに入った。
2☆のホテルLAV。ベオグラードは宿代が高いと知っていたけど、Wが一泊5,500RSD、つまり55ユーロほど。それでもまだオフ・シーズンのディスカウント料金と言うのだから恐ろしい。
今日のところはもうどうしようもない。たまに贅沢するのもよかろう。
ホテルの中は半袖でいられるくらいポカポカだった。宿でWiFiなんてのも久しぶり。こりゃ快適だわ~。
大盤振る舞いで二連泊して、明日は空身でベオグラードを往復することにした。

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久々に冷え込んで霜で真っ白              景色が変わり映えせずちょっと退屈、おまけにクソ寒い

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 087_Serbia / セルビア] | 2012.03.10(Sat) PageTop
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空身でベオグラード観光

2011/12/28 水
始:9:40 ~ 終:16:50 走行:34km
Zemun ~ Beograd ~ Zemun

あいにく一日中霧雨の舞う天気だった。おそらくこの時季のベオグラードのごく普通の天気。
ベオグラードまで、Zemunで22.1号を離れた後は交通量の多い車道を走ることなく快適。特にベオグラード市内は自転車道が整備されていて、丘の上に建つ要塞の基部まで快適に行くことができる。
要塞の跡は今はカレメグダン公園となっていて、市民の憩いの場。
公園のある丘はちょうどドナウ川とサヴァ川が交わる場所にある。ベオグラードはその川の合流点に古くから開けた町。

カレメグダンの要塞は規模としてはかなりデカイ。が、古くから数々の戦の舞台となった場所だけに特にこれといったものが残っていない。
ちょっと観光客を呼ぶのは辛いよなぁ・・・。
要塞跡もそうだし、ベオグラード自体もそう。さらにはセルビア自体が観光資源に乏しく、同じ旧ユーゴの国でありながらスロヴェニアやクロアチアのように観光客を集める魅力に欠けている。観光客はここには来ないだろうな、きっと。

広大なカレメグダン公園の中に軍事博物館がある。戦車や自走砲が要塞の城壁に沿ってズラリと並べられていて、博物館に入らずとも間近で見られてしまう。
ここの展示はすごかった・・・。マニアックな話になるけど・・・。
ドイツ軍のⅠ号戦車からⅣ号戦車までが驚きの状態で保管されていた。おぉぉ・・・もちろん実物を見るのは初めて。いろいろあったんだけど、余りにもマニアックな話になってしまうのでここに書くのは割愛しよう。
可愛いのはもっと初期の戦車。今どきの戦車と違ってめちゃくちゃ小さいから、どう見ても子供のおもちゃにしか見えない。威圧感ゼロ。現代の大型農業機械の方がよっぽど威圧感がある。間違いなく今の大型トラクターの方が強い。
ちなみに戦車(タンク)というのは、第一次大戦中に塹壕を突破する兵器として開発されたものである。
自分以外にもう一組、かぶりつきで戦車を見て回っている白人のカップルがいた。この二人はかなりのマニアと見た。ああだこうだと話しながら一台一台かぶりつきで見入っていた。

ベオグラードの市街地は自転車道もなく、歩道は人でごった返している。車も多くとても自転車で走れる状況にないから、公園からは自転車を押して町中をブラブラした。
それにしても自転車がいないなぁ。本当に一台もいない。自転車道の整備されている市街地の外でもまず見かけない。ヨーロッパでここまで自転車を見かけない町というのも他にないんじゃないかなぁ・・・。
ベオグラードの市街は混沌とした感じがあって面白い。ツーリスティックというのとは違ってベオグラードの人たちでごった返している。
自転車を押して歩いていたら、おっちゃんに声をかけられた。
「ヤパンスキー?キルギスタン?」
ん?キルギスタン?これまでベトナムとかボリビアとか言われることはあったけど、キルギスタンってのは初めてだった。まだ行ったことないけどキルギスの人ってのはこんな顔をしてるのか?

クネズ・ミロシュ通りには政府系の建物が多く、'99年のNATOの空爆で破壊された建物がいくつかそのままの状態で残っている。
通りに兵士がいたけどまさかこの廃墟を警備しているわけではあるまいと写真をパシャパシャ撮っていたら、笑顔でダメだと注意された。撮影禁止とも何とも書かれていないけど、どうやらこのあたりの廃墟は撮影禁止であるらしい。
ちなみに米軍主体で行われたこの空爆、完全なる内政干渉だと当時思っていたし、今でもそう思っている。多くの民間人も巻き込まれて犠牲になったし、確か米軍は劣化ウラン弾まで使用して後々問題になった。
要するに自国から遠く離れた地での戦争というのは、暴れん坊将軍にとって兵器の実験場でしかない。
これは戦争相手が白人の国以外だとさらにエスカレートする。ご存知の通り広島と長崎に強引に原爆を落とした、どうしても落としたかったわけだけど、これは相手がモンゴロイドの国だったからだ。どんなに泥沼化してもアメリカがドイツに原爆を落とすことは絶対あり得なかった。
湾岸戦争やイラク戦争、アフガン戦争もまったく一緒だ。世界の警察を自負した暴れん坊将軍の暴挙に他ならない。
それに盲従しちゃう日本が情けない・・・。
中東の国々は基本的に親日である。せっかく親日でいてくれているのに、こんなことばかりしていると取り返しのつかないことになるぞ・・・。

圧倒的な兵力でもって内政干渉するのは簡単だ。簡単だが、それで問題が解決した例は歴史上ただの一度もない。
コソボもいまだ問題を引きずったままだし、イラクとアフガンは惨憺たる状況だ。
「アフガニスタンで地雷の撤去にこんなに苦労してます」みたいな番組がナショナル・ジオグラフィックでやっていたりするけど、見ていて吐き気がする。自分で蒔いた種だろ・・・。

さて、市街地の外れにある聖サヴァ教会は、東方正教系の教会としては世界最大のものである。
イスタンブールのブルーモスクを思わせるその教会は、内部を大々的に改修している最中だった。
工事のためばかりではないと思うのだが、なにか敬虔とか神聖とか、あまりそんな空気を感じられないところだった。

市街地を出たところから行きと同じ自転車道を走って快適にZemunまで帰ってきた。
ちなみに、サヴァ川に架かる巨大な橋にはエレベーターがついていて、このエレベーターで橋の上と下の自転車道を行き来することができる。
エレベーターはボタンを押すだけでは動かず、係のおっちゃんを呼んで動かしてもらう必要がある。係のおっちゃんは詰め所にはおらず、サヴァ川で他のおっちゃんたちと一緒に釣りをしていることが多い。

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市街地の外は自転車道が整備されていて快適    要塞の中まで自転車で行ける

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ロシアのカチューシャ                    T34-'43年型

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Ⅳ号戦車-H型                        Ⅱ号戦車-C型

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めちゃくちゃ小さくて威圧感ゼロ              子供のおもちゃにしか見えない

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'99年NATOの空爆で破壊された建物          聖サヴァ教会

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写真ではごちゃごちゃした感じが伝わらん・・・     サヴァ川の橋を上下するエレベーター

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サヴァ川から見るベオグラード市街           宿の近く

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陽気な人たち、そして木を伐りすぎじゃないのか?・・・セルビア北部周遊 その2

2011/12/29 木
始:11:15 ~ 終:15:20 走行:42km
Zemun ~ Batajnica ~ Ugrinovci ~ Šimanovci ~ Prhovo ~ Pećinci

朝から濃霧。
ホテルのチェックアウトは11:00で、宿代に含まれている朝食を腹いっぱい食べてからもう一度シャワーを浴び、せっかくの宿代をしゃぶりつくしてから宿を発つ。(貧乏臭い)
自転車も洗濯室に入れさせてもらえたし、実に快適なホテルだった。

この荷物でベオグラード市街に入ることはまったく考えられない。22.1号も不快だけど、いったんBatajnicaまで10kmほど戻ってそこから西へ横断することにした。
Ugrinovciのミニ・マーケットで食料の買い出し。水はホテルで汲んできたので今日は足りる。
車が多くて不快だったけど、Ugrinovciあたりまで来てようやく車が減った。と同時に道路標識も町に入ったことを示す標示もなくなった。
どこを走ってどこに向かっているのか確信が持てず、コンパスを見ながら走る。しばらくしてキリル文字の標示が現れるようになった。止まって解読。地図にキリル文字の表示がないのが悪い。
同じ言葉をクロアチアではラテン文字表記しているように、セルビア語もラテン文字で完全に表記することが可能だ。
例えば「Beograd」は「Београд」、「Novi Sad」は「Нови Сад」といった具合。

それにしても町と畑しかないなぁ・・・帰るべき森とか林といったものがまったくない。林はおろか木がほとんどない。どう考えても木を伐りすぎじゃないのか?
14:00過ぎからは霧雨も降ってきてずいぶん濡れた。先の状況も絶望的・・・。
Pećinciでアウトバーンを渡った先、道路脇の畑の中に藪を見つけそこに幕営。
テン場としては悪くなかったのだけれど、問題は藪までのアプローチ。畑の中の道が泥でグチャグチャ。
この泥、恐ろしく粘度が高く、足を踏み入れようものなら春先の山で雪がアイゼンに団子になるような状態になる。靴が高下駄のような状態。一度くっつくと叩いたくらいでは落ちず、木の棒で削ぎ落とさねばならない。
泥道の端の草の上を伝っていったのだが、それでもけっこう酷いことになった。バイクも荷物も靴も泥だらけ。ちょっと身の危険すら感じる性質の悪い泥だった。
昨晩の寝不足がたたってか(ネットをやっていて・・・)、濡れたのが悪かったのか、この日は寒気がして体調が悪かった。

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快適なホテルをしゃぶりつくして後にする    ミニ・マーケットの店員の女の子と客の兄ちゃん

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テン場に関しては完全なる不毛地帯          ようやく見つけた畑の中の藪

2011/12/30 金
始:9:30 ~ 終:14:40 走行:57km
~ Đobrinci ~ Kraljevci ~ Ruma ~ Voganj ~ Sremska Mitrovica ~ Laćarak ~ Martinci ~ Kuzmin ~ Kukujevci ~ Bačinci

昨晩もずっと霧雨が降っていたがどこかで雪になったらしく、朝テントの外を見ると雪が薄っすら積もっていた。今朝の気温-2℃。
昨日よりは薄いがやはり霧も出ている。セルビア北部は内陸の平地で、おそらく霧が発生しやすい。冬はほぼ毎日こんな天気であろう。

藪から昨日と別の退路を確保して道路に出る。もっとグチャグチャだろうと思っていた畑の上は意外とそうでもなく、昨日もこっちからアプローチしていればあんな不快な思いをせずに済んだのかもしれない。
Rumaで休憩したついでにディスカウント酒屋でタバコを買う。この先の状況が不透明なので安いセルビアでまとめ買い。昨日と今日合わせてまずは3カートン入手。
ちなみに、厳密にはどの国にもタバコの持ち込み制限があるが、自転車で陸路国境を越える者に対して荷物検査をする国境などヨーロッパにはない。

Sremska Mitrovicaでセルビアに入って初めて大型スーパーを見かけ、ここで食料の買い出し。水は2Lだけ購入。
スーパーの告示を見ると31日は営業している(1日は休み)ようであるが、明日は皆さん出かけず家でのんびりするつもりなのか、今日のうちにまとめ買いをしている人が多かった。

セルビアは行き違う車が頻繁にクラクションを鳴らして手を振ってくれる。
そんな国は他にいくつもあったけれど、ここまで頻繁に挨拶してくれる国ってのもなかったような気がする。
それはそうと今日もまったくないなぁ、テン場・・・。昨日のこともあったから早くも14:00前から真剣に探し始めたが、どこまで行っても町と畑しかない。
本当にこんなに木を伐っちゃってどうするんだよ~
どこまで行ってもありそうにない。これ以上走ると国境に出てしまうというタイミングで、林はないけど道路脇に廃屋を見つけた。
偵察すると幕営できそうなところがあったので、今日はここに幕営。
あまり快適なテン場じゃないけど仕方なし。結局セルビアではずっとテン場に苦労したなぁ・・・。

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今日も霧                           ま、霧が晴れても畑しかないんだけど・・・

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セルビアの道路標識と                   よく見かけた旧ユーゴ製のYUGOというメーカの車

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今日は子豚を丸々一匹買っていく人が多かった    どう考えても木を伐りすぎだろ・・・

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ようやく見つけた廃屋                   屋根が一部残っていて雨風凌げる

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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