パトナ

2010/2/3 水
5:30頃ようやくビールガンジに到着。群がるリクシャーの運ちゃんや馬車の御者を振り切って食堂でチャイを飲みながら明るくなるのを待つ。
明るくなった7:00前に行動開始。少し歩いたところで人のよさそうなインド人のじいちゃんのサイクル・リクシャーを捕まえ乗っていく。国境まではけっこう距離があった。まずはネパール側のイミグレで出国手続き。他に客はおらず、世間話でもするように和やかに終了。ところで、ネパール側でもインドの鉄道やバスのチケットを斡旋しているが、ネパールで買ったチケットはインドで通用せず、おそらく買いなおす羽目になるので要注意!
じいちゃんのリクシャーに乗って橋を渡り、ラクソールのイミグレでインドの入国手続き。こちらも他に客はおらず、やはり世間話でもするように和やかに終了。
インドに入った途端、牛や犬、ヤギなどの動物が増え、早朝から街を掃除している人もたくさんいる。道路脇にはチャイの屋台がズラリと並ぶ。なんかインドに入ってホッとした。
そのままじいちゃんにバス乗り場まで連れて行ってもらう。じいちゃんの話では、ラクソールからブッダガヤに行くダイレクトバスがあるらしい。人に聞いて案内してくれたエージェントで一人350Rで確かにチケットは買えたのだが・・・。
親切なじいちゃんはバス乗り場まで荷物を運んでくれた。9:00過ぎにバスは出発。途中のラクソールの道は延々と麦畑と菜の花畑の続く中をひた走る。点在する集落には動物もたくさんいてほのぼのとした空気に包まれている。久々に車窓にかぶりつきになり寝ているどころではなかった。土の色一色だったネパールに比べてずいぶんと生命の息吹を感じる。
と、しばらく進むとバスの右前輪がパンク。のどかな田舎道でタイヤ交換するのを他の乗客と一緒に外に座って眺める。15分ほどでリカバリー。そこからしばらく行くとキレイな田舎の景色は終わり、いつも通りのごみごみした風景に変わった。途中に停まったどこかのバススタンドから出発する際、今度は隣のバスを擦っちゃうし・・・なんかこのバスはバタバタしてるなぁ。今日は風が強く埃が激しく舞っていて人も荷物も埃まみれになってしまった。
パトナの近くでは渋滞もしており、結局パトナに着いたのは17:00近くだった。他の乗客が全員降りるので嫌な予感がしたのだが、ここで乗り換えになるらしい。ヤレヤレ乗り換えかぁ・・・と思いながら乗務員の後を追って広いバススタンドの中をブッダガヤ行きのバスを探して歩き回ったのだが・・・ここで問題発生!到着が予定より遅れた所為か、ブッダガヤ行きのバスなどどこにもいない。ブッダガヤでなくガヤ行きのバスに乗せようとするが、そんなものは当然却下!しまいには金を返すから列車とリクシャーで行けときた。50Rで行けるから、と一人50R二人合わせて100Rしか返そうとしない。ふざけるな!こっちはラクソールからブッダガヤ行きのバス代として一人350R払ってるんだ!
エージェントのマージンもあるので幾ら返してもらうのが妥当なのか正確なところはよくわからないが、ラクソールからパトナまでのバス代は幾らか聞くと110Rと言う。「だったらもう100R、一人100Rずつ返せ」という線でこっちも一歩も引かずに応戦。
大声を張り上げて揉めているとあっという間に人垣ができる。こっちに分があると思ったのか、仲裁をしてくれた人が味方してくれたので助かった。「そりゃお前が悪いよ・・・」みたいな感じで諭されて乗務員は渋々もう100R返してくれた。ひょっとして自腹を切っているのかもしれないが、まぁラクソールに帰ってからエージェントと気の済むまで揉めてくれ。
こういう時、同じインド人だからと無条件にインド人の見方をすることがないところがインド人のすごいところだと思う。インド人は議論好きだが、感情論ではなく話の脈絡からどちらに分があるかを判断できるらしい。これが例えばベトナムあたりだったら、間違いなく全員を敵に回すところだ。
そんなことですっかり疲れてしまい、暗くもなってきたので仕方なく今日はパトナに一泊することにした。バススタンド近くのホテルを当たってみたがどこも満室。パトナもツーリストが少ないところなので、ツーリスト向けの安宿みたいなところは特にないらしい。仕方なしにサイクル・リクシャーのおっちゃんに案内してもらう。二軒目でようやくヒット、800Rと言ってきたところを500Rにまでまけさせて交渉成立。
宿の人に聞くと、ブッダガヤ行きのバスは宿から3kmくらい離れたところにあるHOTEL KAUTALYAのTOURIST CENTERから出ているらしい。席の予約もそこでできるらしいので早速行ってみることにした。癪だが着いたばかりで土地勘もないので、またさっきのリクシャーのおっちゃんの世話になる。行ってみるとチケットはあっさり取れた。ふ~慌しいなぁ。
宿の近くは新市街といった風情でローカル食堂などまったく存在しない。これも癪だが、はじめてチップを置いてくるような店で食事をしてしまった。まぁ値段の方はビックリするほど高くはなかったのだが。着いて早々無駄な出費が嵩んだなぁ・・・。

3feb2010 ネパール側国境1 3feb2010 パトナへの道 タイヤ交換中
ネパール側の国境ゲート                パンクでタイヤ交換中

2010/2/4 木
インドの旅ももうじき終わろうとしている。最後は仏教最大の聖地ブッダガヤでのんびりするつもりだ。ネパールで気分が沈滞気味になったが、インドに入ってまた旅を続ける活力が湧いてきた。
パトナは何の変哲もないただの大きな街なのだが、観光客擦れしてない人々の感じが実に心地いい。物価も安く、チャイは一杯3Rが相場である。ポカポカ陽気で暖かく、男の人はズボンではなくルンギ(所謂腰巻、暑いときはたくし上げて短パンのようにする)を身につけている人が多い。パトナまで来ると文化的にはベンガル地方の影響が色濃いようである。
14:00のバスなのでのんびり昼にチェックアウト。宿の外で正直そうなサイクル・リクシャーを拾い、HOTEL KAUTALYAのあるR Blockまで移動。おっちゃんが20Rで乗せてってくれた。チケット売り場に荷物を預けて時間潰しがてらちょっと付近をぶらぶらしてからバスに乗り込む。ほぼ時間通り14:00過ぎに出発。バスはオンボロだが、政府系のバスのため管理はしっかりしている。
やはりインドは面白い!屋台で物食う人、売る人、チャイを飲む人、立ち話する人、座って談笑する人、野グソする人、立ちションする人、寝てる人、自転車を漕ぐ人、作業する人、クリケットをして遊ぶ人、そして一見何をしてるのかわからない人・・・人を見ているだけでまったく飽きない。
野グソはちょっと離れた木陰とかではなく、不思議と線路や道路のすぐ脇でしていることが多い。朝などはラッシュだ。さすがに目につくのは男か子供だけで、女の人がしてるのは見たことがない。線路や道路の方に顔を向けてしゃがんでいる人と時々目が合う。山ヤが野グソに慣れてしまっている所為もあるが、その行為があまりに普通で目が合ったところで別段ばつの悪い感じもない。してる方も平然としているし、あまりにも周りの景色に溶け込んでしまっているのだ。まぁいずれにしても広い国だからこそできることには違いない。
菜の花畑が延々と続く途中の眺めはとてもキレイだった。菜の花畑の中を親子連れが歩いていたりする光景はまさに別天地を思わせる。
たびたび通過する町には人やリクシャーが溢れていて思いのほか時間がかかり、ブッダガヤに着いたのは19:00過ぎ。明るいうちに着くだろうと思っていたのだが、5時間もかかってすっかり真っ暗になってしまった。
暗闇の中でバスを降りたところで声をかけてきたラマさんに釣られて日本寺の近くにあるHotel Lord Buddhaに行ってみる。日本語で話しかけられたのでちょっと怪しいかもと思いつつ、客引きは無碍にしないことにしていて大正解。広くてキレイないい宿に当たった!一泊300R。このままこの宿に長居できそうである。明日からがとても楽しみだ。

余談11 インドのトラックはのんびり走る
(単にスピードが出ないだけかもしれないが)インドのトラックはトコトコ走っていて安全運転であるように思われる。TATA製の大型トラックには、たいていフロントバンパーのあたりに「SPEED 40KM」などと手書きしてあり、リアパネルには「BLOW HORN」とか「HORN PLEASE」とデカデカと書いてある。他の車が追い越すときは意思表示にホーンをけたたましく鳴らすのがインドの流儀だ。
トラックの車体にはヒンドゥーの神様の絵やスィク教のシンボルマークなども手描きしてあり、派手派手なのだがどことなく愛嬌があって憎めないような雰囲気を醸し出している。

4feb2010 大通りの客待ちのリクシャーの列
パトナの街角・・・客待ちのリクシャーの列

スポンサーサイト
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 009_India 2 / インド 2] | 2010.02.08(Mon) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

ブッダガヤ その1

2010/2/5 金
のんびり起き出して朝食後にマユミに散髪してもらった。4ヶ月近く伸び放題だった髪の毛が短くなってサッパリした。
昼頃外に出る。ブッダガヤは言わずと知れたブッダが覚りを開いたところである。ブッダが覚りを開いたまさにその場所に建つのがマハーボディ寺院。寺院の裏側には菩提樹があり、この木の下で49日間の瞑想に入り覚りを開いてブッダとなったとされている。今ある木は当時の木の末裔と伝えられ、ブッダが座した場所には金剛座が祀られている。
日曜までチベット仏教の何かのイベントが催されているようで、寺院は多くのチベット僧でごった返していた。静かなところでのんびり浸って菩提樹を眺めたかったのだが、賑やか過ぎて浸るもへったくれもない。イベントが終わったところでもう一度のぞいてみることにしよう。
マハーボディ寺院の正面にある門はトーラナと言い、形態、語源とも日本の鳥居の起源にあたる。
ブッダガヤの町中にはタイ寺やブータン寺、チベット寺など各国の寺院がある。その中に印度山日本寺もある。日本の各宗派が共同で建立したもので、Hotel Lord Buddhaの目と鼻の先である。日本寺では朝と夕の一日二回、勤行と座禅を行っている。早速夕方座禅を組みに出かけてみた。日本の寺ほど厳粛な雰囲気はないが、静かでなかなかいいもんだ。日本の坊さんが般若心経を唱えてくれる。
座禅の形はブッダが覚りを開いたときの形に由来するのだが、悲しいかな体が固くてまともに座禅が組めない・・・痛い足は気になるわ、腰も痛くなるわ、腹式呼吸もままならないわでとても瞑想するどころの話じゃない。まったく情けない限りだ。せめてここにいる間は毎日朝夕座禅を組みに行こう。
ブッダガヤは小さくて静かないい町だ。宿も居心地よくて申し分ないのだが、唯一の難点は美味しい食事にありつけないこと。近くにこれといったレストランがないのだ。ローカル食堂なんて皆無だし、どこかに美味しい店はないものだろうか。

5feb2010 マハーボディ寺院5 トーラナ 5feb2010 マハーボディ寺院7 菩提樹
マハーボディ寺院                     菩提樹・・・ブッダが入り覚りを開いた木の末裔と伝えられている

2010/2/6 土
朝の座禅は、疲れてだるかったのでいきなり却下。またいらない荷物を日本に送り返したいので、朝のうちにぶらぶらと郵便局の場所などを確認。
昼近くになって、アソさん&ラマさんのバイクで通称トトロの木とスジャータ村に連れていってもらった。
トトロの木は樹齢2,500年以上の巨大なガジュマルの木で、嘘か誠かトトロに出てくる巨木のモデルになった木らしい。樹齢2,500年と言うと、ブッダが苦行を行っていたときに既に存在していたことになる。確かにデカイ・・・これは一見の価値あり。その昔、ブッダが苦行していた頃は一面のジャングルだったらしいが、今、周囲は畑になっていて、トトロの木が一本だけポツリと立っている。そのシチュエーションもろとも確かにトトロの木そのものだ。ここからは、ブッダが覚りを開く前に苦行を行ったとされる前正覚山も見える。
インドの木は常緑樹だと思っていたが、アソさんの話では、トトロの木にしろ菩提樹にしろ雨季が始まる前の4月になると葉が落ちるらしい。マハーボディ寺院にある菩提樹は、ブッダの頃から数えて4代目に当たるとのことだ。
スジャータ村は菜の花畑が美しいのどかな村だ。苦行を積んでいたブッダに乳粥を与えたのがスジャータであると、昔世界史で習ったのを思い出した。村近くのヒンドゥー寺院には、スジャータから乳粥を差し出されるブッダの像がある。それにしてものどかなところだ。緑濃い畑をボーっと眺めていると、まるで時が止まっているかのようだ。
夕方、日本寺に座禅を組みに出かけた。日本寺の敷地内には図書室が付属していて日本語の本も読める。座禅はいいもんだ。スーッと気が静まる気がする。
夜はラマさん特製のチキンカレーを食べながらアソさん、ラマさんと酒を飲んだ。二人とも大の酒好き。暑い時季はビールのようだが、今の時季はもっぱらラム酒を飲んでいるようで、インド産のラム酒をご馳走になった。
いろいろ話も聞けて面白かった。ベンガル語がヒンディーに近く、ヒンディーを話すラマさんらにも何となく言葉が通じるということ。のみならず、周辺国であるパキスタン、バングラデシュ、ネパール、ブータン、スリランカ、ミャンマーも言語的に近く、何となく言葉は通じるらしい。東南アジアを回ったときも、タイ、ラオス、カンボジアは言語的に近く、特にタイとラオスでは何となく言葉が通じること、カンボジアの人もタイ語はすぐに話せるようになることなど聞いたことがある。ヨーロッパでもスペイン語とポルトガル語は何となく通じるし、ヨーロッパ人にとってラテン語を語源にする言語は比較的簡単に話せるようになるらしい。こういった感覚は日本人にはまったく理解できないのだが、母国語をベースにして他国の言語が理解できるというのはかなり便利だろうなぁ。
実に面白い。言語や宗教というのは、世の中や歴史を理解したり、バックグラウンドのまったく異なる人たちと付き合っていく上で最重要なキーワードであると感じ入る。

6feb2010 トトロの木1 6feb2010 トトロの木3
誰が言ったかトトロの木                 確かにそれっぽい雰囲気があって

6feb2010 トトロの木7 6feb2010 スジャータ村2
かなり大きな木である                  のどかなスジャータ村

2010/2/7 日
今朝こそ5:30起きで朝の座禅に行ってきた。夕方と違って坊さんの読経はなく、勝手に行って勝手に座禅を組む。日の出前、夕方よりいっそう静かな中で座禅を組んでいると身が引き締まる思いがする。座禅を終えて7:00に日本寺の外に出ると、既に町は動き出していた。
アソさんに頼んでおいた9日のムンバイ行きのチケットが取れた。一度自分らで鉄道予約センターに行ってみたのだが、出張所のようなところで時刻表も何もないので自分らで取るのは諦めてアソさんにお願いした次第。チケット代は一人601R+アソさんの代行手数料50R。ガヤからムンバイまで一本で行けるのだが、ガヤ発5:27というのがまた忙しい。
10:00より、またアソさん&ラマさんのバイクでブッダが苦行を行った前正覚山に連れて行ってもらった。日本の春を思わせる気候で、バイクで風を切るのが実に気持ちいい。昔、バイクで走り回ってた頃を思い出し、旅の道具としてのバイクの良さを久々に認識した。(もっとも、突き詰めていくと、結局はバイクより自転車、自転車より歩きとなるのだが・・・)
巨大なナイランジャラー川は乾季の今は干上がっていて、広大な砂漠のようになっている。川に架かる橋を渡った先の村々の風景が実にスバラシイ。青々とした麦畑、黄色い菜の花畑、道端で脱穀をする人たち、弟妹の面倒を見る子供たち、農作業に使うためだろう半端ない数の牛たち。大人も子供もとにかく笑顔が素敵だ。ここは桃源郷か?極楽浄土か?死ぬ前に一度は見たほうがいいと断言しよう。バイクじゃないと通れない道なので、案内してくれたアソさん&ラマさんに感謝である。
ブッダガヤのあるビハール州は、インドの中でも最も教育水準が低く(識字率は40%以下らしい)、インドで最も貧しいと言われている。確かに、ここで見る子供たちは学校になど行けてないだろう。髪の毛はボサボサで、ボロボロの服を着、小さいながら仕事をしているか、弟妹の面倒を見ているかのどちらかだ。でも、どの子もとても澄んだ目をしている。弟妹をおんぶしたり抱っこしたりしながら、最高の笑顔で手を振ってくれる。実に美しい村々だ。
前正覚山の麓に着き、バイクを降りて少し登ると、ブッダが6年間断食の苦行をしたと伝えられている洞穴がある。ちょうどタイの僧が訪れていて、人に請われて祈りを捧げていた。自分もドサクサ紛れに祈ってもらった。額に指を当て、息を吹きかけながら静かに祈ってくれた。ありがたやぁ~。
前正覚山からの眺めも実にスバラシイ。心地いい風に吹かれながら下の景色を眺めていると、いつまでたっても飽きることはない。物思いに耽るには最高の場所ではないだろうか。ブッダがここで苦行したのもわかるような気がした。
あんまりのんびりしてたら、心配したのかラマさんが迎えに来た。ずっとここにいたい気分だが、仕方なく町に戻る。
インドの道路はいろんなモノが通行している。バイク、溢れるほど人を乗せたオートリクシャー、自転車、歩く人、馬車、リアカーを引いた自転車、荷車を押す人、そして車。活気があり、見てるだけで楽しくなってくる。主役は車ではなく、あくまで人なのだ。
車もバイクもトコトコのんびり走る。牛や犬が飛び出してきても避けられるスピードだ。これだけ動物がたくさんいながら、車に轢かれた動物は見たことがない。実にゆとりのある社会だなぁとつくづく思う次第である。

7feb2010 前正覚山5 7feb2010 前正覚山7
たまたま前正覚山を訪れていたタイの坊さん    ブッダが6年間断食の苦行をしたと伝えられている

7feb2010 途中の村3 7feb2010 途中の村5
ここは桃源郷か?極楽浄土か?            脱穀をする人たち

7feb2010 途中の村6
大人も子供もとにかく笑顔が素敵だ

Trackback [1] | Comment [0] | Category [■ 009_India 2 / インド 2] | 2010.02.08(Mon) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

ブッダガヤ その2

2010/2/8 月
今朝も5:30起きで朝の勤行に行く。昨日もそうであったが、朝は読経をしないらしい。素人的には、朝こそ読経しないでどうする・・・と思うのだが。お堂は開いているので、勝手に入って勝手に座禅を組む。早起きは三文の徳、とはよく言ったもんだ。実に清々しくて得をした気分になる。
ブッダガヤは、のんびりするのにうってつけだ。美味しい食事にありつけないのが難点だが、それを補って余りあるのどかさがある。
宿泊している宿の従業員が、皆、実に気持ちのいい人たちだ。レセプションのような広間に毛布を敷いて雑魚寝している彼らは、資産家のアソさんなどと違い、おそらくまともに学校にも行けなかった貧しい出だと思うのだが、皆、明るく親切で、実に働き者だ。接していて実に気分がいい。
いらない荷物の第二段を実家に送り返した。マハーボディ寺院の近くにある小さな郵便局から送ったのだが、荷物一つ送るのに、あーだこーだと結構大変だった。インドの梱包のシステムは面白く、荷物を詰めたダンボール箱を白い布で覆わねばならない。専用の業者がいて、有料で梱包してくれるのだが、白い布でキレイに包んで縫い合わせた荷物は、どう見ても骨壷にしか見えない・・・断りなしに送られたら、受け取った方はさぞビックリすることだろう。
本日はブッダガヤ滞在の最後の日。ネット屋に行ったり、まだ見てなかったブータン寺を見てみたり、日本寺の図書館で読書したりしてのんびり過ごす。図書館には沢木耕太郎の「深夜特急」が置いてあり、久々にインドの章を、まさにその場所で読んでみるのは面白かった。
夕方は、日課になった日本寺の勤行へ。ようやく、少しはマシに座禅が組めるようになった。
常駐している坊さんは3人いるようだが、一人は東大寺から、二年の予定で去年の7月にインドに来たというとても年若い坊さんだった。座禅を実践しているのは曹洞宗と臨済宗だそうで、日本に居る時は座禅など組んだことがないと言っていた。
そう言えば、昨日の坊さんは英語が流暢で妙に感心してしまった。「八百万の神」と言われる一般の日本人の宗教観を、一神教の国の人間に英語で伝えるのは実に難しいことだと思うが、こういう坊さんに是非とも頑張ってもらいたいと思う次第である。

8feb2010 朝の座禅3
朝の座禅・・・実に清々しい

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 009_India 2 / インド 2] | 2010.02.11(Thu) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

ガヤ → ムンバイ

2010/2/9 火
ガヤ駅から5:27の列車に乗るため、3:00起きで旅立ちの準備。4:00過ぎに、昨晩頼んでおいた乗り合いリクシャーにホテルでピックアップしてもらい、暗い道をガヤ駅まで移動。40分ほどでガヤ駅に着く。
こんな時間にもかかわらず、駅は大勢のインド人でごった返している。駅舎の床は、布を敷いて寝ているインド人でいっぱい。ホームにも人が溢れている。
案内所のようなところで列車番号を言い、どのホームに列車が来るのか聞いてみると、1番線らしい。ただし、とても遅れているとのことだ。まぁ2、3時間くらいの遅れだろう、と高をくくっていたのだが・・・
何かのトラブルらしく、遅れているのは自分らの乗る列車だけではない。長距離列車は1番線に入るようだが、要するに1番線に入る全ての列車が遅れているわけだ。
1時間強待ったところで聞きに行くと、8時には来るだろうと言う。でも、来そうにない。次に聞きに行くと9時には・・・と言うのだが一向に来そうにない。10時前にもう一度聞きに行くと11時には・・・ということで一向に埒が明かないが、待っていれば列車が来るということだけは確からしい。
11:00を過ぎると、1番線に次々と列車が来るようになったが、自分らの待ってる列車は一向に来ない。ホームに溢れていた人も、だいぶ少なくなったように見える。本当に来るのかよ?とちょっと不安になってくる。ホームで売ってるパパイヤだけが旨かった。
12:30頃になると、気のせいか階段を上って隣のホームに人が大移動しているように見える。何かアナウンスしてるような気もするが、ヒンディーなのでまったくわからない。不安に思って聞きに行くと、別の仕事をしていて「やれやれ」というように面倒くさそうに応対してくれたおっちゃんが、チケットの列車番号を見て急に血相を変えて叫んだ。「2321なら今来たあの列車だ!2番線だ、急げ!」ひょえぇぇ・・・よくある話だが、到着ホームが変更になってたのか!危ないところだった。7時間も待って乗り遅れたんじゃまったく洒落にならん。しかし、7時間も待ちながら、何で最後に走らにゃならんのだ・・・。
それにしても、7時間遅れには参った。今まで2、3時間遅れで調子よくきたのだが、最後の最後にやられた・・・。3時起きは何だったんだ?わざわざ早朝割り増しのリクシャーに乗って来たのは一体何だったんだ?ちょっと愚痴りたくもなる。インドの人たちは、こんなのいつものことらしく、皆平然としているからすごい。
それでもまぁ、列車に乗れたのだからひとまずよかった。あとは寝てればムンバイに着くはずだ。
列車はコルカタ始発のようだが、乗ってる人は皆、さすがにぐったりしていた。昼なのに、もうベッドにして寝てる人が多数。駅でいつ来るかわからない列車を待ってるのも辛いが、7時間ストップした列車に乗ってるのも辛いなぁ。
ガヤを出発した後は順調に進んだ。

9feb2010 ガヤ駅
ガヤ駅のホームで7時間待ち

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 009_India 2 / インド 2] | 2010.02.11(Thu) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

ムンバイ再び その1

2010/2/10 水
疲れていた所為もあって、昨晩はよく眠れた。列車が南下するにつれて如実に暑くなってくる。
途中でまた「おや?」と思うことがあった。インド人の譲り合い精神の成せる業なのか、それともカーストが関係していることなのか・・・自分らの対面の三人がけの席の二人(若いインド人の男)がたまたま席を立っていたところに、見た目裕福そうな、小さな子を連れた若い夫婦がやって来た。「ここ座ってもいいかい?」みたいなことを聞くと、席に残っていた連れの一人はあっさりOKしてしまう。えっ、いいの?今まで二人が座ってたじゃん、と傍目で見てて思うのだが・・・戻ってきた二人も何の文句も言わず、通路を挟んだ席に黙って座る。迷惑なのはその席に座ってた二人だ。二人がけの席に、4人の男が狭そうに座る羽目に・・・その横で、席を譲ってもらった夫婦は偉そうに座ってやがる。見てるこっちの腹が立ってくるのだが、彼らは何も言わない。何故なんだ?正規のチケットを持っているのは彼らなのに、何故何も言わない?譲り合いの精神なのか?カーストの所為なのか?まったくもって不可解だ。
そうこうしているうちに、その夫婦は別の席が取れたらしく隣の席に移っていったので、また彼らは本来自分のものであるはずの席に戻ることができた。
それからしばらくして、また二人が席を立っている隙に、中年の男二人が勝手にその席に座って素知らぬ顔。残っていた一人はまた何も言わない。席に帰ってきた一人が「あれ?」と自分の席を指差したが、中年の一人に「そっちに座れよ」とばかりに顎でしゃくられると、すごすごとそっちに座ってしまう。通路を挟んだ席はまた狭そうに4人がけだ。何故だ?何故なんだ?自分の席なのに何故何も言わない?不思議なのは、譲った彼らも、悔しそうでも不本意そうでもないし、譲ってもらった方も、別に有難く思ってそうには見えないことだ。いかにも「それが当然」みたいに双方が平然としているのは、日本人である自分らにはまったく理解できない。
そんなことがありながらも列車は順調に南下し、18:00にムンバイのDADARという駅に着いた。CST駅はまだ先だが、何故か皆降りる。そのうち駅員みたいな人に全員降りろと言われ、仕方なく降りる。隣に座ってた人がやはりCST駅まで行こうとしてた人で、その人の聞いてくれたところによると、どうやら何かのトラブルで、乗ってきた列車はここでストップになるらしい。はぁぁ・・・もうちょっとなのに。
同じホームに来るローカル列車でCST駅に行けると言うので、その人と一緒にローカル列車を待つ。幸い、ローカル列車は15分くらいで来た。今まで乗った長距離列車と違い、駅の停車時間が僅か10秒くらいなので乗り降りが大変だ。
CST駅がすごいと思ったのは、着いたときだ。自分らはザックを下ろすのが面倒で通路に立っていたのだが、客室内に居たおっちゃんが通路に出てきて右端に避けろと言う。人が乗り込んでくるから、というようなことを言っていたのだが、へぇと思う間もなく列車が停まらぬうちに荷物を抱えた男が何人も弾丸のように列車に飛び込んできた。ラグビーでも始めたかのようなものすごい勢いで飛び乗ってくる。我先に席を確保するためだ。ふ~避けていて正解!と後ろを振り返ると、マユミは一寸逃げ遅れたらしく、男たちの流れに飲み込まれ、客室内に押し流されていた・・・。流れが収まってからマユミを救出してCST駅に降り立つ。
2ヶ月振りだが、なんか懐かしい。ムンバイは安宿がないのが難点だが、ツーリストが少なくてどことなく居心地がよく、嫌いな街ではない。
CST駅の近くで唯一の安宿といっていいSHIP HOTELにチェックイン。それでも、シャワー、トイレが共同の部屋が365Rもする。なぜSHIP HOTELなのかと言うと、部屋が小さな船の船室みたいだからだ、多分。HOTELというよりは宿泊所といった感じ。ドミトリーの一角が衝立で仕切られただけで、衝立の上部は隣室とつながっている。部屋は3畳くらいで、ベッド二つでほとんどいっぱい。ちなみに、大都市のホテルのドミトリーというのは、アマダバッドなどもそうであったが、外国人ツーリストが泊まるためのものではない。インド人が宿泊するためのものなのだ。したがって、ドミではたくさんのインド人がベッドに横たわっている。
それにしても、ムンバイは暑いなぁ・・・。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 009_India 2 / インド 2] | 2010.02.11(Thu) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   


 Web Page Translation
 You are here / ブログ内の現在地
なかっぴー通信NEO
 トップページ
  └ カテゴリー
        └ ■ 009_India 2 / インド 2
 About Me / プロフィール

nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

 名言集
すばらしい一日でありますように・・・
 ランキングに参加しています
押してもらえると嬉しき哉

にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ
 Latest Diary / 最新記事
 Category / カテゴリー
 Search Form / 検索フォーム
 にほんブログ村
 アクセスランキング
   
   
i2iポイントサイトへのご招待です♪
 Links / リンク
 Mail Form / メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

 Latest Comments / 最新コメント
 アクセスカウンター
 Monthly Archives / 月別アーカイブ
 RSSリンクの表示
 ブロとも申請フォーム