ルアンパバーン その1

2009/11/26 木
朝食を食べてからパッキング。同宿の人たちに見送られて9:30過ぎにG.H.の人にバスターミナルまで送ってもらう。旅人は皆、それぞれ自分の旅立ち時になると北か南に旅立っていく。こういうのっていいなぁ~としみじみ思う。バスの席は今回も自由だが、幸い今日は早目にターミナルに着いたので好きな席を確保できた。
10:00過ぎに出発。久々に地元の人のいない完全なツーリストバスだった。ルアンパバーンまで7時間、延々と山道を行く。ラオスも北部は日本に負けない山国で、行けども行けども山、山、山である。木の葉は一年中落ちないが植生がどことなく日本と似ていて、バナナの木さえなければ日本の山と言われてもまったくわからない。標高1400mくらいの山間の道は背の高い木があまりなくて見晴らしがよい。時々現れる集落の家も木造、茅葺で、山にへばりつくように建っている様がまるで昔の日本の山村のようだ。
17:00頃ルアンパバーンのバスターミナル着。何人か客引きがいるが、$20とか話にならない高級ホテルばかりなので即トゥクトゥクに乗り込む。実は今回は色々な人からいいと聞いていたCold River G.H.を狙っていた。トゥクトゥクの運ちゃんに聞いたら知ってたので即乗り込んだ次第。満席にならないと出発しないが、すぐさま他に6人集まって即出発となった。運賃は一人10,000Kip。
Cold River G.H.はメインストリートのちょい手前、ターミナルから10分弱。噂によるといつも満室らしいので空き部屋があるかどうか心配だったが、幸運なことに部屋が空いていた。部屋を見せてもらうと広くて清潔、しかもカーン川に面した広いバルコニーまで付いていてこれで80,000Kipで本当にいいんすか?てな感じで即決!バンビエンに引き続き快適生活が送れそうである。
宿に日本人が一人いてレセプションでちょっと話をした。45歳の単独パッカーでとても感じのいい人。こういう人は好感が持てるなぁ。「もしよければ」ってことだったので、夕食がてら街を簡単に案内してもらった。
ルアンパバーンはバンビエンと比べると落ち着いて静かなところだ。明日から歩き回るのが実に楽しみ。ちなみに、もしCold Riverにあぶれても周辺に安くて良さそうなG.H.がいくつもあり、ここでは宿の心配はまずなさそうである。

26nov2009 途中の休憩ポイント1 26nov2009 夜の屋台村1
ルアンパバーンへの道                 夜の屋台村

2009/11/27 金
5:30に起きて托鉢をする僧侶の行列を見に行った。ルアンパバーンはラオスの京都に当たり市内に80もの寺院が建ち並び、毎朝一部の地元の人が通りにひざまずいて托鉢に来る僧侶の行列にもち米を差し出している。まだ暗いうちにこの光景を目の当たりにすると、少なからず神聖な気分になる。もっともナイトマーケットの出るSisavangvong st.のあたりまで行くと、托鉢の写真を撮ろうとするツーリストのストロボがパシャパシャ光っていて台無しだが・・・。
宿に戻ってちょっと二度寝してから再び出掛ける。山が近いせいか早朝はガスっていることが多いようだが、太陽が昇るにつれて晴れてくる。屋台でサンドイッチとLaoコーヒーの朝食。フランス統治時代の名残りでラオスもパンがとてもおいしく、ラオスの人もよく食べている。
すっかり暖かくなったところでワット・シェントーンなど周辺の寺院を見て回った。ワット・シェントーンは人のいない裏口から入ったらタダで見られたと聞いたので裏口からアプローチ、入ることには成功したものの結局回ってきた係のおばちゃんにしっかり入場料を徴収された・・・一人20,000Kip。
ルアンパバーンのお坊さんは日本語を勉強してる人が多く、こっちが日本人とわかると気軽に声を掛けてくれる。今日話した二人は16歳と17歳の若いお坊さんで、ともに日本語を勉強して5ヶ月と言っていたが結構上手に日本語を話す。英語がペラペラな上でのことなのだから恐れ入る。しかも辞書もない中、「みんなの日本語」という教材だけを使って勉強しての話だ。「日本語は発音が簡単でしょ?」と聞くと「発音は簡単だけど漢字が難しい」という反応が返ってくる。これは毎回どの国の人に聞いても同じ反応。日本人って外国語を勉強するのに不利だよなぁと毎回思ってしまう。東南アジアの国々の言語みたいな複雑な発音は日本人が真似るには相当ハードルが高い。漢字が難しいのは無理もない。日本人でも読めない漢字がいっぱいあるんだから・・・。ある寺で休んでいたら、「日本からですか?時間ありますか?」と声を掛けられた。お坊さんではないがやはり熱心に日本語を勉強している人で、「みんなの日本語」というテキストの見えない部分を教えて欲しいと言う。「これがさっきのお坊さんも言ってたみんなの日本語ってやつかぁ」とこちらも興味津々。元々はラオスにいる日本人が作ったもので、これをコピーしてみんなで使っているらしい。見せてもらうとかなり難しいが、日本の伝統芸能に関する言葉なども出ていてよくできている。ちなみに、声を掛けてきたブンティンさんはかなり上手な日本語を話す。勉強を始めて6ヶ月らしいが、6ヶ月でここまで話せるようになるとは・・・脱帽です。
ブンティンさんのあまりの熱心さに押され、結局午後は丸々予定を変更し(元々たいした予定じゃないけど・・・)暗くなるまでブンティンさんの日本語教室に付き合ってしまったが、こちらも色々な意味で刺激を受けとても楽しいひと時だった。

27nov2009 托鉢5 27nov2009 これで日本語を勉強1
朝の托鉢の風景にはグッとくる             日本語猛勉強中のブンティンさん 脱帽!

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バンビエン

2009/11/22 日
朝食後にチェックアウトしてレセプションでバスを待つ。30分遅れで迎えが来たが、バスに行ってみるとすでにいっぱい。順番にゲストハウスを回っているようで、運悪く最後の方だったらしい。席はバラバラになってしまったがとりあえず乗れたので、まあよしとしよう。満席で乗れなかった人も数名いた・・・その後どうしたことか。
一応VIP BUSと書いてあるが、足元スペースが狭くてとても窮屈だった。3時間ほどなのでしばしの辛抱。
10:00に出発して13:30頃バンビエンに到着。バスを降りて歩き出した途端にビックリ、「ここはどこか欧米の観光地か?」というくらい欧米人しか歩いてない。小奇麗な店が並ぶいわゆる観光地って感じ。
しばらく歩くと日本語で声を掛けられた。上手い日本語を話す人だなと思ってたら、近くのChanthala G.H.で働いてる日本人だった・・・どう見てもラオスの人にしか見えないぞ!フエでいいと聞いていたPhoubane G.H.に行ってみるつもりだったが、宿代も高くなさそうだしこれも何かの縁ということでとりあえず部屋を見てみることにした。
Wの部屋が古いChanthala Ⅰの方だと40,000Kip、新しいⅡの方だと60,000Kip。Ⅰの方を先に見たが、1Fだし部屋が暗いのでとりあえずパス。最近ちょっと贅沢志向になってるような気もするが・・・。上層階の部屋がないか聞いてみるとⅡの方ならあるというので見てみる。ちなみにⅡの方はオープンして1週間ということでとてもキレイ。部屋は広いのだがちょっと暗い。「他のG.H.も見てみるよ」と言って去ろうとすると「view roomもあるけど見る?」と呼び止められ、見てみると3Fの角部屋で2面が窓のためとても明るい。おまけにテラスまで付いていて、ここでビールを飲んだら最高そうだ。いくらかと聞くと70,000Kip、「エアコン使わないけど」と聞いたらエアコンを使うと80,000Kipになるらしい。予約が入ってたらしいが、14:00になっても来ないから貸してくれるという。そいつらが来たら別の部屋をあてがうってことにして。
贅沢志向をちょっと反省しつつ、のんびりするのにこの部屋は捨てがたく決定!とりあえず二泊分払って荷物を置いて外に出る。
バンビエンは沈没者も多いようだが、最初は自分らにはそれほどのところに思えなかった。勘違いした一部の欧米人がうるさくて不快だし、観光地観光地した街も好きになれない。何より風景が普通過ぎる・・・妙義山のような山が近く自然が豊かと言えばそうなんだろうけど、私らにはあまりにも見慣れた風景に写るのだ。
ソン川をゴムチューブやカヌーで下るのがバンビエン名物なのだが、川幅は50mくらいで水深も浅いし人がやってるのを見てもイマイチ気分が盛り上がってこない。
考えてみると日本にはあんなにきれいな自然があり、しかも四季折々の表情まで見られるのだから、日本人の自然に対する感覚というのはかなり洗練されているのではなかろうか。山登りなどやってると特にそうなのかもしれないが、ちょっとやそっとのものを見ても琴線に触れなくなっている。
それにしてもバンビエンの建設ラッシュはすごい。次から次にG.H.やホテルを建てているけど、もしかしてトップシーズンにはそんなに人が押し寄せてくるの?
街の中に腕を吊ったり包帯を巻いた欧米人が何人もいるから不思議に思ってKAZUさんに聞いたら、酒飲んでバイクに乗って事故ってるだけらしい。人の国に来て勘違いして大騒ぎしやがって!

22nov2009 バンビエン行きのバス1 22nov2009 chanthala GH 301のテラスから
キング・オブ・バス!                   テラスからの眺めはグッド!     

2009/11/23 月
のんびり起き出してちょっと北にある市場に行ってみる。G.H.の林立するエリアから2km弱も行くと観光客もまばらになり、なかなかいい感じになる。市場はそれほど人で賑わうというわけでもなく、時間の流れがのんびりしていてくつろげる。中にある食堂で食べたご飯や麺もとてもおいしかった。ちなみにここのご飯はもち米で、おこわのような感じでおいしかった。
おばちゃん特製のとてもおいしいビニール袋入りのアイスコーヒーが2,000Kip。G.H.付近で飲むと5,000~10,000Kipだけど、それでもビエンチャンあたりと比べると安い。バンビエンは観光地観光地してるG.H.近辺でも物価はそれほど高くない。長期滞在にはけっこう向いてるようで、私らの下の部屋の日本人は一月半も滞在してるらしい・・・まだ姿を見たことないけど。
ラオスは人も日本人に似ているが、風景も日本にそっくり。ヤシの木とバナナの木が視界に入らなければ、日本のどこかの山村の風景と言われてもわからない。ちなみに今日は市場に山本KIDがいた・・・。
市場から川に下りていくと、対岸にはけっこうな岩壁がいくつもそそり立っている。かなりのスケールだけど当然どれも未登だろう。G.H.付近には初心者向けのクライミングスクールを扱ってる店もあるし、これだけ観光地化してくるとそのうち登るやつが出てくるかもしれない。ちょっと岩が脆そうだけど腕に覚えのある人はぜひ!
午後はG.H.付近でまった~り。宿のテラスから見た夕焼けがすばらしかった。
市場あたりの川はなかなかきれいだったので、明日は同じ宿の一人と一緒にチューブ下りをやることにした。

23nov2009 市場の前の道 ラオスはトラクターが大活躍 23nov2009 宿のテラスから バンビエンの夕焼け1
トラクターが大活躍                    国旗に示す通りラオスの夕日はどこでも美しい

2009/11/24 火
昨日以上の快晴で絶好のチューブ下り日和。朝食に出たついでにもう二泊分の宿代を払う。
宿で防水バッグを10,000Kipで借り、10:30過ぎにもう一人と合流していざチューブ下りへ。チュービング・センターまで歩き受付を済ます。料金は一人55,000Kip+チューブの保険として60,000Kipをデポジット。デポしたお金はチューブと引き換えに返してくれる。ただし18:00を過ぎると40,000Kipになってしまうらしい。
人が適度に集まったところでトラックの荷台に乗って上流まで運んでもらう。チューブに乗って緑の中をプカプカ浮いてるだけで最高に気持ちいいが、チューブ下りの醍醐味は何といってもターザンジャンプである。川岸にBarが何軒かあり、そこでBeer Laoでも飲めば何回でも飛び放題になる。どの店にもクレーンのような支柱が立っていて吊るされたワイヤーにぶら下がって川にダイブするのだが、高さがあってこれがなかなか刺激的。
Barに近づくとロープを投げてくれるのでそれを伝ってBarに上陸、Beer Laoを飲んでいざダイブ!最初に寄ったバーのジャンプは水平にワイヤが張ってあり、よくアスレチックなんかにあって子供がぶら下がって遊ぶやつに似ている。違うのは高さが半端ないことと、速度がMAXに達したところでリジッドのストッパーに当たって振り落とされること。ストッパーに当たった瞬間ものすごい衝撃があり、そのままなす術もなく一回転半くらいして水面に叩きつけられる。脳味噌にガツンッと衝撃が走って刺激的!欧米人は意外とヘタレで誰もやらない。
次に寄ったBarのジャンプは、支柱に吊るされたワイヤに捕まって振り子運動をする所謂ターザンジャンプである。前のやつほど衝撃はないが高さが半端なく、飛び出すのに覚悟がいる。けっこうビビリました・・・。ちなみに、人が飛んでるのを見るのは甚だ楽しい。
その後は明るい日差しの中、ただただチューブに乗ってプカプカ流されるまま・・・こんなに気持ちよくていいんですか?と叫びたくなるほど気持ちいい。途中にはウォータースライダーもあり、浮きながら見てたらけっこう高く飛んでた。
しばらく流されてから最後のBarで休憩。ここにもターザンジャンプはあるが、けっこう腕がパンプしたし如何せん日陰で寒くてダイブする気がしない。ここのBarの裏手がちょっとした岩場になっていてペツルを打ったルートが何本かあった。岩は石灰岩、ルーフを含むどっかぶりのパワー系ルートでけっこうグレードは高そう。横の簡単なとこをTRで登ってたのがおそらくクライミングスクールの参加者と思われる。
日も傾いていい加減寒くなった16:30にようやくゴール。けっこうヘロヘロだけど最高に楽しかった!ちなみに、ろくにチューブに乗らず暗くなってからベロベロに酔っ払ってトラックで帰ってくる欧米人がたくさんいる。中にはまったくチューブに乗ってないやつもいそうだ。英語圏のやつらで、見たところオージーが大半か?大騒ぎで帰ってきてうるせーのなんのって・・・。
今日も川原で見た夕焼けはキレイだった。

24nov2009 チューブ下りの様子 24nov2009 一軒目のターザンジャンプ
バンビエン名物チューブ下り              醍醐味はこのターザン・ジャンプ

2009/11/25 水
朝食の後ルアンパバーン行きのバスチケットを確保。ここから2kmほど先のバスターミナルで取れば80,000Kipだけど、買いに行く手間と当日の送迎を考えるとG.H.で90,000Kipで取った方がお徳だと思う。
今日は一日バイクをレンタルし、KAZUさんお手製の地図を携えて所謂裏バンビエンコースを2ケツでトコトコ走り回った。レンタル料は5,000Kipの割引券をG.H.でもらって35,000Kip。燃料空返しなので、まずはスタンドで2L給油(10,000Kip/L)。バイクはJSMという中国メーカー製で100ccのホンダのコピー品だが、スターターも付いていてなかなかよくできている。カブのようなリターン式シフトのバイクはサンダルで乗れるところがいい。ちなみにラオスも一応ヘルメット装着が義務化されてるらしいが、この辺の人はほとんど被ってないのでノーヘルでOK。
国道13号から一歩それると赤土のダートが延々と続き、オフ車に乗っていれば雄叫びを上げることだろう。ただし沿道には小さな村もあるし、牛や鶏も歩いてたりするのでここでは景色を見ながらのんびり走るのが正解。
いや~バンビエンの街からちょっと外れただけでこんなにいいところがあるとは。ここにはラオスらしいラオスが今も残っている。観光客慣れしてない小さな子供たちが無邪気でとても可愛らしく、ちょっと寄り道して裸で仲良く水浴びする子供たちと戯れる。写真を撮ってあげるとみんな大喜びで、得意の泳ぎも披露してくれた。もっとラオスの言葉ができたらなぁと思う。お昼ごはんなのか12:30頃になるとみんな帰っていったが、家の近くを通るとみんな道に出ていてくれて手を振って見送ってくれた。
周りの景色も実にのどかですばらしい。そしてすぐ近くには巨大な岩峰がいくつも立ち並び、クライミングの道具さえあればここはまたクライミングの天国でもあるかもしれない。
途中、Poukham caveという洞窟があり、一人10,000Kipで見られるので寄ってみた。ここまで来るとバンビエンの街からも割りと近く観光客も増える。洞窟は予想以上の規模だったが、日本の鍾乳洞のようにライトアップされたり案内板があったりするわけでなく、勝手に見てください的な感じが探検してるようで楽しかった。日本から持ってきたヘッドランプがこんなところで初めて大活躍。
バンビエンの街に戻ってもまだガソリンがけっこう残ってたので、市場に寄って食事してから舗装路をさらに北上してみた。どこか日本の田舎のような風景が延々と続き、車も少ないので実に快適。こんなとこでロードバイクをこいだら力入るだろうなぁ。ガスがやばくなったところで適当に引き返し、バンビエンの街に戻った。
この二日間でバンビエンを満喫、もう思い残すことはない。バンビエンは異様に観光地化した街の第一印象こそよくなかったが、ちょっと街から外れればラオスらしい風景にも出会え、のんびり過ごすのにいいところだった。実に快適だったChanthala G.H. 301号室の存在も大きかったかもしれない。ちなみに、長期滞在してる下の部屋の人にも今日初めて会えた。明日の朝、ルアンパバーンに発つ。

25nov2009 裏バンビエンロードとバイク2 25nov2009 裏バンビエン 水場で遊ぶ子供たち2
裏バンビエンをゆく                    至るところにラオスっぽさが残っている

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ビエンチャン

2009/11/21 土
途中0:00頃の休憩を挟み、予想より早く5:00にビエンチャンのバスターミナルに着く。まだ暗いので明るくなるまで待つかと思ってたら、乗り合いバス(ただのトラックの荷台だけど・・・)が中心街まで行くというので乗り込んだ。一人20,000Kip。向かいに座っているフレンドリーなフランス人のおばちゃん二人組が漫才をやっているようで面白い。
この乗り合いバス、どうやら客がいっぱいにならないと出発しないらしい・・・。新しいバスが来るとそっちにちょこっと移動して客引き、別のバスが来るとまたちょこっと移動して客引き。が、運ちゃんがいかにも人が良さそうな人で、客引きが下手なのかなかなかいっぱいにならない。もう向かいのおばちゃんと一緒に笑うしかない。どうせ急いでないから別にいいけど・・・ようやく出発できたのは明るくなった6:00過ぎだった。
ラオス人は日本人と顔が似ている。運ちゃんは会社にいたときの同僚にそっくりだし、斜め前にはなんと日焼けした鳩山首相がいる・・・。
途中で人を降ろしながら30分強で中心街に着く。早速宿探しを始めるが、ビエンチャンは安宿のキャパが不足してるのかどこも満室である。しかも高い!重荷を背負ってゲストハウスの片っ端から当たった結果、ようやく見つけたのがメコン川沿いのORCHID GUEST HOUSE。Wが一泊135,000Kip。昼まで待てば90,000Kipくらいの部屋がありそうだが、面倒なのでここに決定!135,000Kip=$15となってたので、やはりドルがかなり下がっている感じだ。
部屋を掃除してる間にフロントのおっちゃんにバンビエン行きのバスについて聞いたら、ここで予約できると言う。9:30と13:30の二本あり、宿でピックアップしてくれて一人50,000Kip。Kipの残りが心もとないので、「じゃあ後で頼むよ」ってことにしたら、「すぐいっぱいになっちゃうから早目に予約した方がいい」ってことなのでその場で明日の9:30のバスを予約した。
あっという間に本日の任務終了!あとは一日ぶらぶらビエンチャンの市内観光。パトゥーサイはホントにパリの凱旋門のようだった。ラーンサーン通りも広くてシャンゼリゼのよう。
メコン川の夕日は、せっかくなのでホテルの屋上から眺めた。ビエンチャンのメコンは川原が広く、しかも残念なことにちょうど工事もしてたのでサバナケートで見た夕日には及ばないが、それでも十二分にすばらしいものだった。ラオスの人たちはこんなキレイな夕日を毎日見てるのかぁ・・・。
話が飛ぶけど、ちょっとトゥクトゥクについて。何語でも同じくトゥクトゥクと呼ぶけど、形は国によって特色がある。タイのトゥクトゥクは完全にトゥクトゥクとして設計された三輪車。ラオスのはバイクを改造して後輪部分にリアカーを合体させたもので、カンボジアのはバイクでリアカーを牽引している。当然カンボジアのトゥクトゥクが一番のろい。タイのトゥクトゥクは、何のエンジンを使ってるのか知らないがめちゃくちゃいいサウンドを響かせて爆走している。どんなスーパーカーが来たのかと思って振り返ると奴がいる。音だけならフェラーリにだって負けない気がする。そしてベトナムにはトゥクトゥクがない。気軽に使える足がなく、旅行者にとっては不便極まりない。

21nov2009 パトゥーサイ1 21nov2009 ビエンチャンの夕日4
パリの凱旋門を思わせるパトゥーサイ         ここでもメコンの夕日・・・デカイ!赤い!

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サバナケート

2009/11/19 木
フエは今日も雨。8:00前にミニバスにピックアップしてもらい、すぐ近くのバスターミナルでサバナケート行きのバスに乗り換える。8:30過ぎにターミナルを出発するが、街中で他の乗客をピックアップしたり30分も走らないうちにガススタンドで休憩などしていてまったく前に進まない。サバナケートに着くのは何時になることやら・・・。乗客は地元の人ばかりで外国人は自分ら二人だけ。
フエからタイ国境のサバナケートまでほぼ真西に進む。雨は途中まで降っていたが、国境に近づくにつれ道路も乾いて雨が降った形跡もない。どうしてこういう天候になるのかまったくもって不思議だ。
12:30過ぎに国境に着く。ベトナムの出国手続きを終えてラオス側のゲートまで200mほど歩く。パスポートコントロールはベトナム側、ラオス側ともいたってスムーズ。特にラオス側は一列に並ぶでもなしに窓口にパスポートを差し出すと係官がスタンプを押してくれる。手馴れた地元の人たちなど、係官の前にどさっとまとめてパスポートを積んでおくと一服してる間にスタンプが押されているという具合・・・こんなんでいいのだろうか???
30分ほどの昼休憩の後バスはひたすら西進、西に進むにつれて快晴となった。ラオスに入ると急に動物が増える。牛、水牛、豚、ヤギ、鶏にアヒルがそれぞれ好き勝手に草を食んだり散歩したりしている。家も木造が増え、裸の子供が犬と遊んでる姿を見てたりすると、まるで昔の日本の風景を見ているような気がしてくる。
サバナケートに着く1時間前くらいに何もないとこで最後の休憩があった。見てると地元の人たちが草むらに消えていく。暗黙の了解でどうやら右側が女性のスポットのようなので、おっちゃんたちの後について道路を渡り左側の草むらで用を足す。
時間とともに西の空が赤く染まる。ラオスに入っていきなりすばらしい夕日だった。暗くなりかけた18:00頃にサバナケートのバスターミナル着。ターミナルは街の中心からちょっと外れたとこに位置している。時間も遅いので宿はメコン・ホテルに決め打ち。Kipがないのでタイバーツでいいかトゥクトゥクの運ちゃんに尋ねるとOKというので乗せてってもらう。お釣りもちゃんとタイバーツでくれた。
メコン・ホテルは一泊80,000Kip($1=10,000Kipくらい?)、部屋を見せてもらうと天井も高くて広い。エアコンなしの部屋はないらしい。温水シャワーが使えてバスタブまで付いている。ちなみにこの時季のラオスはかなり涼しく、水シャワーだけだとちとつらい。途中、他にもいくつかゲストハウスがあったが、時間も遅くて面倒なのでここに決定。暗くてよくわからないが、メコン川の畔でロケーションは抜群のはずだ。
何はともあれKipを手に入れねば、ということで外に出る。無事にATMを発見してKipを入手できたので夕飯も食べられた。ラオスはもち米が主食で、もち米版フォーと言うべき麺はベトナムのフォーより旨かった。一杯7,000Kip也。
ベトナムから来るとラオスは心を許せてホッとする。観光客も少なくてのんびりできそうだ。

19nov2009 ラオス側の国境ゲート 19nov2009 サバナケート行きのバス 何もないとこでの休憩
ラオス側の国境ゲート                  トイレ休憩中のバス

2009/11/20 金
今日も快晴。ラオスで雨の心配はなさそうだ。窓の外にメコン川が見える。向こう岸はタイのムクダハンである。
伊藤淳史に似たフロントの兄ちゃんに聞くと、ビエンチャン行きのバスは午前中にかなりの本数が出ていてチケットはバスターミナルで買えるらしい。ぶらぶらしながらバスターミナルまで行ってみる。ターミナルまで歩いて30分弱。時刻表をチェックしてみると、昼間のローカルバスの他に夜行のVIPバスがあるらしい。明朝発つつもりでいたが、北部でのんびりするため急遽今夜のバスに乗ることにした。バス代は一人95,000Kip。
帰りがてら地元のじいちゃんたちの憩いの場となっているおばちゃんが軒先でやってるカフェにふらっと立ち寄った。ミルクコーヒーを頼んだら、パンとお茶まで出してくれて一人5,000Kip。お茶がなくなりそうになるとわんこそば状態でお替りを持ってきてくれてサービス満点である。
いやー癒されるなぁ。ちょっとお金に汚いところのあるベトナムから来ると、ラオスの人たちの温かみがグッと身にしみる。
昼前にチェックアウトし荷物を預かってもらってサバナケートの街をぶらぶら。子供がたくさんいて、みんな学校が終わると何をするでもなく楽しそうに遊んでいて微笑ましい。その横では犬たちがやはり気ままに遊んでいる。昼食後に食べたラオス版チェーのようなスイーツが美味。
地元の人たちが集まる川岸の広場から見たメコンの夕日はすばらしかった。太陽がめちゃくちゃデカイ!地元の人たちも夕暮れ時になると自然と川岸に集まって夕日を見たり、走ったり、女の子たちは集まってダンスをしていた。
久々に白い米が食べたくなり、ようやく見つけた仕出し総菜屋で頼んで食べさせてもらった。おかず3品と丼に山盛りのご飯、スープまで付いて二人で10,000Kip。安くて旨くてラオス最高!ちなみに、米はもち米というわけではなかった。
夕食後に荷物をピックアップしてバスターミナルへ。誰かトゥクトゥクがいるだろうと思ってたのだが、まだ19:00前だというのに暗くなると一人もいなくなってしまい、結局ターミナルまで歩いてしまった。日が暮れると街は真っ暗になり、健全と言えば健全だ。
バスを待つ間にトラブル発生!駐車しようとしていた車がバックと前進を間違えたのか急にターミナルの柱に突っ込んで柱を破壊してしまった。隣のおばちゃん大受け!こっちを見ながら指差して大笑いしてるので、つられてこっちも大笑い。
この時季のラオスはけっこう肌寒いのだが、ラオスの人たちはホントに寒そうにしている。手袋は当たり前で、目出帽までかぶってる人がいる。日本人の感覚では、そこまで寒くないだろうと思うのだが・・・。
VIPバスは1時間も前から搭乗を開始して、予定通り21:30過ぎにビエンチャンに向け出発。

20nov2009 サービス満点のおばちゃんのカフェ 20nov2009 サバナケート メコンの夕日4
サービス満点のおばちゃんのカフェ          メコンの夕日・・・太陽がデカイ!赤い!

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フエ その2

2009/11/18 水
今日もあいにくの天気だが昨日よりはましで、霧雨が降ったりやんだりという天気。数日前までビーチで泳いでたのが信じられないくらい肌寒く、長袖シャツが手放せない。
近くのNINA CAFEで朝食を食べる。店の人が皆気持ちよくとても居心地のいいCAFEで、BINH DUONGに泊まる人は必ず行くみたい。
ホテルのレセプションで小一時間ほどまったりしてからいよいよ旧市街の方へ。フォーン川に架かるフースアン橋を渡るとすぐ、阮朝王宮(Dai Noi)の一番外側の壕。そこから城壁をくぐると王宮が広がる。
フエは日本で言えば京都のようなところで、どことなく落ち着きがあって好印象。王宮は言ってみれば京都御所である。王宮の中に入るのは有料なので、とりあえず壕の周りを歩いてみた。こんな天気だからか歩いてる人はほとんどいないが、天気がよければかなり気持ちよさそうなとこである。ぐるりとのんびり一周すると小一時間ほどかかり、なかなかよさそうなので中に入ってみた。料金は一人55,000VND。どっしりと落ち着いた雰囲気がなかなかよく、こりゃ中に入ってよかったねという結論に。
団体のフランス人観光客ばかりが次から次にやって来て、ガイドがフランス語で何やら解説している。やはり年配の人が多いのだが、皆小奇麗な格好をしていてギャーギャーうるさくなく、どことなく気品がある。うーん、やっぱ国民性ってあるんですねぇ。
同じホテルのドミに泊まっている、山口からという四十過ぎの単独の方がとてもおもしろい人で、インドやラオスの情報をいろいろくれた。

18nov2009  Dai Noiの一番外側の壕と城壁1 18nov2009 Dai Noi2
阮朝王宮(Dai Noi)の外壕               城壁をくぐると王宮が広がる

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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