ブルームフォンテン

2010/2/24 水
移動の一日。
マレアレアからマセルまでローカルバスを3本くらい乗り継がないとダメかと思っていたのだが、9:00過ぎにチェックアウトすると、ちょうどマセル行きのダイレクト・ミニバスが出るところだという。ラッキーだ!料金は行きと同じ30R。うまいこと乗ることができ10分足らずで出発、と幸先はよかったのだが・・・。
素晴らしい景色の中をバスはゆく。レソトは小さな国だが、世界で最も美しい国の一つに違いない。隣に座ったばあちゃんがビスケットをくれた。
道中に乗る人がいれば必ずピックアップしていくので、ハイエースに最大22人が乗り合わせることになった。すごい!途中、道路工事のところで対向のダンプを避けるため左の路肩に入って車がスタック、自分も入れて5人の乗客で押して無事脱出。その先で今度はミッション・トラブル、一速にしか入らなくなる。それでも最初は、一速で唸りをあげながら坂を上り、ニュートラルにして下るという作戦で調子よく走っていたのだが、マセルまで残り13km足らずのところでとうとう力尽きてしまった。後ろからやって来た2台のハイエースに全員が無事分乗させてもらい、ようやくマセルに辿り着いた。結局、マセルまで3時間半強かかった。
ハイエースと言えば、世界で最も活躍している車はハイエースに違いない。世界中どこに行っても、ミニバスやホテルのピックアップ送迎などで大活躍。型の新旧を問わず、一体世界中に何台のハイエースが走っていることやら・・・。
そしてきっと世界で一番過酷な使われ方をされているのもハイエースだろう。22人も乗車することなど設計時点で考慮してないだろうが、それでも元気に世界中を走り回っている。
マセルのミニバス乗り場からマセル・ブリッジまで、ミニバスで一人4R。腹ごしらえしてから国境を越える。国境のレソト側では、会う人会う人皆がまた来いと声を掛けてくれる。いい国だなぁ、レソトは。
越境は実にスムーズで、何も聞かれずに即スタンプを押してくれる。国境を越えてそのまますぐにブルームフォンテン行きのミニバスに乗り込む。料金は行きと同じく一人70R。
今日は朝からどんよりと曇っていたが、客待ちの間に雨がパラパラ降り出した。一時間ほど客待ちしてから出発すると、途中から雨が強くなった。
2時間弱でブルームフォンテンの駅前着。雨の中歩いてようやく見つけたタクシー乗り場からタクシーに乗り、ワールドカップ・スタジアム近くの長距離バス乗り場まで移動。メータータクシーで、料金は39.4Rであった。そのままインターケープの窓口でケープタウン行きの夜行バスのチケットを買う。料金は何故か行きより安く、一人350R。時間が17:00過ぎだったので19:00頃のバスがあるとちょうどよかったのだが、23:40発のバスしかなく、(暗くなってからうろちょろするのも物騒なので)そのまま待合所で延々とバス待ち。待合所には売店やTVなどもあり、同じように夜行バスを待っている地元の人でけっこう賑やかだった。

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マレアレア

2010/2/21 日
朝7:30過ぎにブルームフォンテンに到着。車窓から眺めた朝焼けが実にキレイだった。
ブルームフォンテンは三つある南アフリカの首都の一つである。ちなみに他の二つはプレトリアとケープタウンで、ヨハネスブルグは単なる経済の中心地である。
インターケープのオフィス前からミニバス乗り場までタクシーで40R。途中ワールドカップスタジアムの脇を通ったが、ケープタウン同様すっかり完成してそうな感じであった。
ミニバス乗り場でマセル行きのチケットを買ってバスに乗り込む。マセルは南アフリカに囲まれた小さな国レソトの首都で、運賃は一人70R。ミニバスだといつもザックの置き場に困るのだが、幸い一番後ろの席を確保でき、シートの下に置くことができた。
ミニバスは満員にならないと発車しないシステムである。自分らの前にそれなりに人が乗っていたこともあって1時間半ほどで満席になり、無事出発。乗客は自分ら以外全員黒人である。
確かに道路はキレイなのだが、ミニバスは怖いくらい飛ばしまくる。一応、制限速度は120km/hみたいなのだが・・・。
レソトに近づくにつれキレイだった景色が一層キレイになり、楽園に向かっているような気がしてくる。
所要2時間半くらいと思ってたら、わずか1時間半でマセルに到着。マセルブリッジの手前でバスを降り、南アフリカの出国手続きをして歩いて橋を渡る。橋の向こうはレソトだ!レソトのイミグレも、入国カードも何もなくあっさり1ヶ月の滞在許可をくれた。
マセルは首都らしくそれなりに大きな町だ(レソトにはマセルのほかに町らしい町はほとんどない)。乗り合いタクシーに乗ってミニバス乗り場へ、運賃は一人4.5R。
長距離バス乗り場の一段上に、ずらりとミニバスの並ぶミニバス乗り場がある。バスがあり過ぎて、どれがどのバスやらさっぱりわからない。「マレアレア」と聞きまくりながら歩いていると土地の人が親切に教えてくれ、ようやく奥の方にあった一台のバンに辿り着いた。運賃は一人30R、またまた運良く一番後ろの席を確保できた。
当然ながら満席にならないと出発しないので、2時間弱の客待ち。待ってる間、流しのミュージシャンがギターを持って現れ、美声を聞かせてくれたりした。
出発後はけっこう順調で、2時間半ほどでマレアレアに到着。途中マレアレアの手前の岩壁にレリーフがあり、こう刻まれている。"Gateway of Paradise"楽園の入口、と。
村唯一の宿であるマレアレアロッジの前でバスを降りる。
マレアレアはまさに楽園だ。タヒチのような南の島とは違うけど、自分の想像する楽園とはまさにこんな感じだ。青い空と白い雲、なだらかな起伏に富んだ緑の大地とドラケンスバーグの山々・・・どう表現したらいいのか、この感じは写真でも上手く伝わらないだろうが、とにかく楽園を思い浮かべてもらえばいいのだろうか。ヨーロッパともカナダとも違う、おそらくここでしか見られない独特の景観だ。
村には電気も水道もないが、ロッジだけは自家発電で18:00から22:00まで電気が使える。ロッジの敷地内には野生のクジャクもいる。
18:00になると毎晩ライブが始まる。村の人のコーラスとバンドの演奏だ。バックの山の景色といい、心を洗われるような歌声といい、もうとろけそうである。夕日に染まる雲が何とも言えない美しさだ。
ロッジで、ケープタウンの宿で別れたYOU君と思いがけず再会した。他の宿泊客は全員欧米人である。
キッチンで夕飯を食べてたら、オーバーランド・ツアーのスタッフの女性が余った魚のムニエルと野菜の炒め物をお裾分けしてくれた。こんなところでこんなご馳走にありつけるとは!感謝、感激、雨あられ。
22:00に電気が止まると、一面漆黒の闇になる。ちょっと雲が多いが、それでも十分星がキレイだ。

21feb2010 マレアレアへの道1 21feb2010 マレアレアロッジ6 コーラス
"Gateway of Paradise"                 村人のコーラス隊

21feb2010 マエアレアロッジ13
夕日に染まる雲が美しかった

2010/2/22 月
鳥の声で目覚める。鳥といっても断じてカラスではない。オーバーランド・ツアーのトラックは7:00に出発していった。
広いロッジの敷地には、従業員の他は自分らとYOU君の3人しかいない風で、朝の景色を3人で独占だ。うぅぅむ、ここはヤバイ・・・こんなことしてるとずっと居座りたくなってくる。
今日発つというYOU君と別れて楽園を散策。ロッジから南に方に続く道を下っていくと、ポツポツと集落が現れる。土地の人は皆素朴で、今収穫したアプリコットをくれたりする。そのアプリコットのまた旨いこと。青い空と白い雲、赤い土と緑の大地・・・なんてのどかなところだろう。こんなところで生活していると、時間の流れがまるで違ってくるだろうなぁ。
川の流れる広い谷間にある集落は「風の谷」を思わせる。聞こえる音といえば風の音と、牛や山羊が首にぶら下げている鈴の音くらい。
しばらくボーっと谷間の集落を上から眺めてたら、近くで小さな竜巻が起こり、谷の下の方へ抜けていった。舞い上げられた藁や草が谷を舞う様はあまりにキレイで、一瞬時間が止まったように錯覚してしまった。
午後のひと時、ロッジの木陰でのんびり過ごすのがまたなんとも言えない。
けっこう人は途切れなく来るもので、午後になってロッジにパラパラと新しい人たちがやって来た。落ち着きのある年配の人が多い。こういうところでのんびり余暇を過ごす欧米人は、ホントに余暇の過ごし方が上手いなぁと思う。楽園のような場所で何をするでもなくただのんびり過ごす、今の日本人が苦手な実に優雅な時間の使い方だ。
今晩は自炊をする人がおらず、広いキッチンが貸切だった。こんな広いスペースを独占できるとは、なんと贅沢な。皆さんシャワー、トイレ付きの高い部屋に泊まっているようで、共同のシャワーやトイレも常に貸し切り状態だ。

22feb2010 マレアレア散策3 22feb2010 マレアレア散策12
ここは楽園である                     村人は素朴で明るい

22feb2010 マレアレア散策14
「風の谷」を連想せずにはおれない

2010/2/23 火
9:00からポニートレッキングに行ってきた。
昨晩は雨が降り、今日も雲が多かったが幸い雨にも降られず、後半はスッキリ晴れ渡った中でトレッキングを楽しめた。
ポニーとは言うが、要するに普通の大きさの馬である。自分の愛馬はリシータ、マユミのはジョボ、案内してくれるガイドはンポという。観光ポイントになっているブッシュマンの壁画とポロロの滝を巡る5、6時間のコースである。
滝や壁画はなんてことのない代物なのだが、道中の眺めはホントに素晴らしかった。マレアレアは、雲がとてもキレイな場所だ。山が低いためか、白くてモコモコした雲がとても低いところに浮かんでいる。こんな空は今まで見たことがない。馬の背からボーっと雲を眺めていると、まるで空を飛んでいるような気がしてくる。
馬にまともに乗ったのは初めてだが、ラクダに比べると実に快適だ。アブミがあるだけで断然楽だし、揺れも少ない。馬は優れた乗り物であると実感。背の高さはラクダの半分くらいだろうか?ラクダには座ってもらわないととても跨れないが、馬には立った状態でそのまま跨れるので乗り降りも楽だ。
けっこうなガレ場の急斜面を上り下りしたり、川を渡ったりするのだが、ここの馬はとても気性が穏やからしく信頼できる。馬がコケたらきっと大変なことになるのだろうが、自分の馬を信じて跨っているほかない。道中で馬の屁というものも初めて聞いてしまった。急登で力む度にブーブーやるのがコミカルだった。
壁画や滝といった観光ポイントに着くと、どこからともなく別のガイドが現れ観光ポイントを歩いて案内してくれるのだが、正直に言って観光ポイントなどどうでもいいから、ずっと馬に乗っていたい気分だ。乾季のマレアレアなど当然見たことないのだが、緑の濃い今の時季の方が楽園度が増すように思う。
通貨について書き忘れていたが、レソトには(マ)ロティという通貨がある。レソト国内には南アフリカ・ランドが普通に流通しており、(マ)ロティと等価交換されている。ランドがそのまま使えるので実に便利である。

23feb2010 ポニートレッキング45 23feb2010 ポニートレッキング50
ここは楽園である                     雲がとてもキレイな楽園である

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ケープタウン その2

2010/2/20 土
今日も雲ひとつない殺人的な快晴。
宿では皆、自分の旅立ちのときになると旅立っていく。今朝はカオルさんを見送った。ここでは、見送る方も見送られる方もちょっと寂しい気分になる。
追うようにして自分たちもひとまずチェックアウト。出発まで時間があるのでのんびりしてたら、午後から残ったカズさんが中庭でバーベキューをしてくれた。肉の文化らしく、全般的に肉類は何でも美味しい。
忘れがちであるが、南アフリカは先進国なのである。町にはスーパーが何軒もあり、一通り欲しいものは何でも買える。宿やレストラン、交通費なんかは高いのだが、スーパーで売ってる食材は決して高くはない。特に肉やパンは安く手に入る。それと美味しいワインも。日本ではあまり見かけないように思うのだが、南アフリカは葡萄の栽培に適した気候で、ワインがけっこう有名なのである。
それにしても暑い!日本のように湿気があるわけじゃないので日陰にいれば涼しいのだが、日差しは殺人的だ。刺すような日差しとは、まさにこういう日差しを言うに違いない。
16:30に今度はカズさんに見送られて宿を後にする。ホントに居心地のいい宿で、ついつい去りがたい気分になってしまう。
駅前から17:30発のインターケープのバスに乗る。バスは驚くほど快適で、先進国らしく預ける荷物の管理もしっかりしている。ダブルデッカーの巨大なバスで、荷物はトレーラーに積み込んでバスが引いて行く。
たまたま2階席の最前列という特等席で、見晴らしは最高!事故のときは真っ先に死ぬような気がするが、目の前に広がるパノラマを眺めているだけでまったく飽きない。
出発も時間通り、エアコンが効きすぎることもなく実に快適な移動であった。車窓からの眺めはすこぶる良い。
南アフリカには岩山がそれこそ無数にあり、やる気になればどこでもクライミングができそうな環境である。

20feb2010 中庭のバーベキュー2 20feb2010 ブルームフォンテン行きのバス2
中庭でBBQ                        ブルームフォンテンへ・・・車窓の眺めはすこぶる良い

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ケープタウン その1

2010/2/16 火
ほぼ定刻通り0:00に香港をテイクオフ。機体はB747。キャセイの機体は、シートのリクライニングがシートバックを倒すのではなく座面がスライドするタイプなので、足元が広くて非常に良い。マニアックな話だが(航空機オタクなもんで)、エンジンもプラット&ホイットニーではなくロールス・ロイスだし、どことなくこだわりを感じる造りである。
香港と南アフリカの時差は-6時間。時計を6時間戻し、6:30にヨハネスブルグに降り立つ。
さて、南アフリカの空路での入国だが、出国のための航空券がないと入国できないという話を聞く(陸路ではそんなことはまったくないようだが)。少なくともケープタウンでは、その場で隣国行きの航空券を買わされたという話も聞いたことがある。アフリカは陸路で移動する予定のため、自分らの次の航空券はマドリッド発である。
入国審査でどう説明しようか、ラウンドのチケットなんだからこれを提示してしぶとく説得するしかないだろう、などと考えつつドキドキしながらパスポートコントロールへ行くと、出国の航空券どころか何も聞かれないままあっさり入国できてしまった・・・。入国カードも税関申告書も何もない。
税関で申告なしのグリーンの方を通過しようとしたら、抜き打ち検査にあった。係の兄ちゃんに脇に呼ばれる。
「何か食品は持ってないか?」「持ってないけど」
兄ちゃんは簡単にザックをまさぐって
「これは衣類か?」「衣類と寝袋だよ」
「寝袋?どこかでキャンプするのか?」「たぶんナミビアでキャンプすると思う」
「ナミビアか、そりゃナイスだな」
・・・
終わりかよ!特にザックを開ける必要もなく税関もあっさり通過。恐ろしいほどスムーズだった。少なくともヨハネスブルグであれば、何の問題もなく片道航空券で入国可能なようだ。
さすがに国際空港では世界最悪の凶悪犯罪都市の片鱗をのぞかせることもなく、他の国の国際空港と何ら変わりはない。乗り継ぎの時間が2時間しかなく、入国審査で手間取ったら乗り遅れそうで不安だったのだが、恐ろしいほどスムーズに30分以上前に国内線の出発ゲートまで漕ぎ着けることができた。
ブリティッシュエアウェイズのB737も定刻通り8:30にテイクオフ、僅か2時間ほどのフライトでケープタウンに到着。
国内線のターミナルはとても小さく、両替えもATMもない。ターミナルの外に出ても何もない。さてどうするか、と考えながらとりあえずタバコを吸っていると、タクシーの運ちゃんに声を掛けられる。「南アフリカ・ランドを持ってないんだよ」と言うと、近くのATMに寄るから大丈夫だと太鼓判を押す。CAT & MOOSEまで230Rと言うので乗っていくことにした。
空港から市街までは120kmでぶっ飛ばして30分弱。CAT & MOOSEに部屋もとれた。ドミの小部屋で一泊225R(トイレ、シャワー別)。1Rは約12円であるから、南アフリカの物価はかなり高いことになる。そんなわけで日本人のパッカーはCAT & MOOSEに集まる。CAT & MOOSEは有名な日本人宿なのである。
既に6人ほど日本人がいたが、さすがにアフリカくんだりまで来ているだけあってツワノモ揃いである。北から下ってきた人が多く、色々と情報をもらえて助かる。
やはりスーダンはVISAの取得に時間が掛かるらしい。特に南からスーダンを抜けるのは相当困難なようだ。そうですかぁ・・・やはりエチオピアからイエメン経由でエジプトに飛ぶしかないかぁ。格安航空券が存在するため、最近はこのルートを取る人が多い。ムスリムの国であるスーダンは魅力的なんだけどなぁ・・・。
スーパーの場所などを聞いて外に出てみる。ケープタウンはヨーロッパの街のようである。白人がやたらと多く、ここはどこ?といった感じ。坂道のある街の感じといい、空や空気の感じといい、どことなくプンタアレーナスやウシュアイアなどパタゴニアの街と似ているなと思ったが、宿で話した人はオーストラリアとそっくりだと言っていた。
物価が高く、とても外食などする気にならない。宿には台所があり、調理用具も揃っているので、皆宿で自炊している。早速自分らも今日から自炊生活である。

2010/2/17 水
朝起きると快晴!テーブルマウンテンに登る予定であったが、喜望峰に行くという同宿の人のレンタカーに同乗させてもらえることになり、急遽予定変更!5人で喜望峰へ向かうことになった。
車はオペルの小さなハッチバック、おそらくレンタル料の一番安い車だ。途中から運転したのだが、シフトフィールがすこぶる良くて驚いた。こんな何の変哲もない小型車なのに・・・日本車にはないカチッとしたシフトフィールに欧州車の底力を知る。
出発しようと思ったら、バックギアが日本車と違う位置にあってギアの入れ方がわからない。仕方なく3人で押して縦列駐車から脱出し、レンタカー屋に戻って操作の仕方を教えてもらった・・・あっ!そこを引くのね。
気を取り直して出発!行きはケープ半島の東側を南下。海岸沿いに出ると素晴らしい景色が広がる。サイモンズ・タウンを越えてしばらく行くとボルダーズ・ビーチで、ペンギンの営巣地となっている。おそらくパタゴニアにいたのと同じフンボルトペンギンだと思うのだが、ここではケープペンギンと呼ばれる。相変らずペンギンは愛らしいのだが、ビーチがあまりに人工的でイマイチ・・・入場料を払ってビーチに下りることはしなかった。
そのまま海岸沿いに南下すると、喜望峰自然保護区に入る。入場料は一人75R。まずはケープ半島の先端にあるケープポイントへ。そのすぐ脇にあるのが所謂喜望峰なのだが、ケープポイントの方が見栄えがするし、世界的にはケープポイントの方が有名なようだ。
ケープポイントからの眺めは筆舌に尽くしがたい。特に新しい灯台を見下ろせる最も先端のビューポイントからの眺めは圧巻だ。向かって西が大西洋、東がインド洋ということになる。風が強く、白く波立つ大西洋側に対し、インド洋側はべた凪である。岬を境に大西洋側にだけ筋状の雲が湧き、インド洋側は抜けるような青空だ。どうしてこんな風になるのかわからないが、実に不思議な景観である。この南には南極しかないのかぁ・・・などと考えると感慨深い。アフリカ縦断のスタートとしても、ゴールとしてもまったく申し分ない。
景色を十分堪能してから、隣にある喜望峰まで車で移動。バスで来ている団体客が多く、喜望峰の看板の前で写真を撮るのはあきらめた。特に中国人(おそらく香港からの)が鬱陶しい。いちいち恥ずかしいポーズを決めて写真を撮るのはやめてくれ・・・見てるこっちが恥ずかしくなる。
帰りは半島の西側を北上。途中にはダチョウ牧場もある。何もかもあまりにキレイで、とてもアフリカにいるとは思えない。時々道路脇で食事するヒヒなどを見てアフリカにいることを思い出すといった具合だ。
半島の根元付近には、チャップマンズ・ピーク・ドライブという有料道路がある。岩山の断崖に作られた10kmほどの道路で、その美しさは世界的にも有名らしい。確かに驚きの美しさ・・・金を払ってでも走る価値は十二分にある。道幅も決して広くはなく、飛ばすための道路ではなく眺めを楽しむための道路とでも言おうか、日本にはあまりないタイプの有料道路である。サイクリストにも有名らしく、たくさんのロードレーサーが走っていた。こんなところを愛車のビアンキで走ったらトリップしそうだ。
道路脇に車を停めたら、ちょうどスウェーデンのファッション誌がモデルの撮影をしていた。さすがにモデルはキレイな人で、自分らも一緒にパチリ。
一度宿に帰って夕飯を食べてからシグナル・ヒルという夜景スポットへ。ケープタウンは日が長く、この時季でも20:00を過ぎてようやく暗くなりはじめる。シグナル・ヒルは町の西側にある丘で、ケープタウンを見下ろすことができる。
暗くて道がよくわからず、時々住宅街のガードマンに道を聞きながらレンタカーで行ってみると・・・あまりに見事な夜景に本日何度目かの絶叫!言葉にならないですなぁ。
宿に帰ってから中庭の見える食堂兼共用スペースでワインを飲みながらおしゃべり。毎日合宿みたいで実に楽しい。ホントに居心地のいい宿だなぁ。

17feb2010 ボルダーズビーチ3 17feb2010 ケープポイント17
ボルダーズ・ビーチのケープペンギン         ケープポイント・・・筆舌に尽くしがたい

17feb2010 ケープポイント19 17feb2010 ケープポイント25
岬を境に大西洋側にだけ筋状の雲がわく      風が強く、白く波立つ大西洋側      

17feb2010 有料道路9 17feb2010 有料道路17 モデル撮影
チャップマンズ・ピーク・ドライブ・・・絶句!     スウェーデンのファッション誌のモデル・・・絶句!

17feb2010 シグナルヒルの夜景1
シグナル・ヒルから見る夜景・・・絶句!

2010/2/18 木
今日も快晴!
宿ではそれぞれが好きな時間に起き、好きなことをやる。様々な観光スポットに行く人、旅立ちの準備をする人、宿の中庭で寛ぐ人、などなど。こういうのっていいなーと心底思う。
西に向かってひとまずナミビアへ行くナオさんを見送った後、水とサンドイッチを持ってテーブルマウンテンへ。宿からテーブルマウンテンの基部に向かう途中は閑静な高級住宅街である。斜面に沿ってセンスのいい豪邸が建ち並ぶ。上に行くほど金持ちで、セキュリティのバッチリ効いた豪邸に白人の金持ちが住んでいる。いったいどんだけ金持ってんだよ、という感じだ。
登山口のあるロープウェイ駅まで宿から1時間。道路は縦列駐車の車で溢れかえっている。人がそれなりに登っているにも関わらず、大自然に分け入っていくという醍醐味がないにも関わらず、ここのトレッキングは実に気持ちいい。アンナプルナのトレッキングとは大違いだ。何がそう感じさせるのか、トレッキングの良し悪しの要件というのは実に難しいものだ。
基部から2時間でテーブルマウンテンの上に出る。まさにテーブルマウンテン、山の上はテーブルのように広くて平らだ。ケープタウンの町がよく見える。サンドイッチを食べながら、のんびりと景色を満喫する。日差しが強烈で、日焼けした顔と首の後ろがヒリヒリする。
歩いて下りて、買い物をして帰る。今日の夕食も賑やかだ。毎日合宿みたいでホントに楽しい。夕食のメニューはそれぞれてんでんバラバラ。手の込んだ料理をする人もいれば、買ってきた惣菜を食べる人もいる。それぞれがそれぞれのペースでやっているのが実に心地いい。
旅慣れた人たちの色々な話を聞いてるだけでまったく飽きない。やはりアフリカくんだりまで来てるパッカーはスケールが大きくてユニークだと思う。

18feb2010 テーブルマウンテン1 18feb2010 テーブルマウンテンから10
ケープタウンの代名詞テーブルマウンテン      山頂からの眺めが素晴らしい

2010/2/19 金
今日も快晴!
ケープタウンの後は早速ナミビアに向かおうと思っていたが、一緒に喜望峰へ行った大阪の二人の勧めで、その前にレソトに行くことにした。
午前中に駅の傍にあるバス会社の窓口でブルームフォンテン行きのバスチケットを取る。ブルームフォンテン行きは何社かのバスが出ているが、無難な線でインターケープにした。料金はちょっと高目で、一人370R。
昼食はカズさんお勧めのエチオピア料理のレストランへ。別の宿に泊まっている、ボランティアでアフリカに来ているという日本、韓国、ブラジルの女の子4人も交え9人での楽しい昼食となった。世の中にはいろんな人がいて刺激になる。
エチオピアに行った人たちの話では、ここのインジェラはとても美味しくて、エチオピアでは決して食べられない代物だという。米を原料にしているらしいここのインジェラは酸味がなくて、確かに普通に美味しかった。果たしてエチオピアに行って、本場のインジェラが食べられるだろうか?はまる人ははまると言うが・・・。食後に飲んだエチオピア・コーヒーはエスプレッソのようで美味しかった。
午後からはライオンズヘッドに行った。やはり宿から基部までは1時間弱、基部から頂上まで1時間であった。無風快晴、日陰もほとんどなく倒れそうだった。テーブルマウンテンからとはまたちょっと違った眺めを堪能できる。
昨日と同じように買い物をして帰り、宿で楽しい夕食タイム。連日の山歩きでけっこうクタクタになった。

19feb2010 ライオンズヘッドから10 19feb2010 ライオンズヘッドから17
ライオンズヘッドからの眺め              テーブルマウンテンと一味違った眺めを堪能できる

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香港 その3

2010/2/15 月
今日も雨交じりの天気である。ザーザー降るわけじゃないので大きな問題はないのだが、洗濯物は乾かないし、何となく気分も萎える。香港に来ようと思ってる人がいたら、この時季は外した方がいい。
意外にも、これだけ車が走りながら香港の空気はキレイである。黒煙を吐いて走っている車がただの一台もいないためだ。規制が相当厳しいものと思われる。それにしても、うじゃうじゃいるあのデカイ2階建てバスは何の燃料で走っているのだろう?天然ガス?パワーはあるんだよなぁ・・・。ディーゼルだとしたら驚異的だ。排ガスの臭いが一切しないから。
ガソリンスタンドも全く見かけないが、かなり郊外にまで行かないとないのかな?
それにしてもすごい数のバスだ。一体何台のバスが香港を走ってるんだ?空港行きのバスですら、一本乗り損ねてもすぐ次のバスが来るという具合だ。
昼にチェックアウトし、のんびり昼食を食べてから早目に空港に行くことにした。香港の空港は実に快適である。自由に使えるイスとテーブルがたくさんあり、WiFiが使い放題な上、電源まで使える。何時間いてもまったく苦にならない。寝るスパースさえ与えてくれればここに住めそうだ。
いよいよ今夜の便でアフリカに発つ。自分らにとってまったく未知の大陸だ。ケープタウンからアフリカ大陸を縦断し、中東、トルコを抜けてヨーロッパに入るのが今回の旅の核心である。
香港からヨハネスブルグ経由でケープタウンに入る。ヨハネスブルグが乗換えのみなのは、死んでも滞在したくないからだ。「世界で一番危ない(しかもダントツ!)都市」「世界最悪の凶悪犯罪都市」「一日に○○人が殺される」「○○人が行方不明になる」・・・とヨハネスブルグの悪名を形容する言葉は枚挙に暇がない。治安の悪化により、中心部は大ホテルや外国資本が軒並み撤退してしまい、ゴーストタウンと化しつつあるとも聞く。
ガイドブックはどの都市でもかなり大げさに書いてあるものなのだが、ヨハネスブルグの記述は群を抜いているので列挙しておきたい。
「ヨハネスブルグ中心部はいつ強盗に襲われてもおかしくない超危険エリア。地元の住民もそのエリアは歩かない。・・・特に駅周辺(駅の構内も含む)、ミニバス乗り場付近、マーケットエリアを歩くのであれば、強盗に遭うことを覚悟の上で歩くこと。・・・ホテルのあてもなく、大きな荷物を持ってヨハネスブルグ中央駅やバスターミナルに降り立つのは(←これ、いつのも自分ら)無謀と言うほかない。」
「ヨハネスブルグの恐ろしいところは、犯行が暗闇だけではなく、白昼堂々人通りの多い路上でも行われることだ。危険エリアには興味本位で近づいたりしないこと。100%に近い確立で強盗に遭うだろう。」
「泣こうが叫ぼうが周りの人は見て見ぬふり。襲われたら最後、助けはないと思った方がいい。それでも出歩くというのであれば、・・・最悪は殺される覚悟が必要だ。」
「ヨハネスブルグ駅周辺で、外国人旅行者がバックパックを担いで歩いていれば、十中八九強盗に遭うと覚悟した方がいい」
などなど・・・。
笑っていられないのは、旅した人の話を総括すると、これらの記述が一概に大げさなものではなく、かなり事実を反映していると思えるからだ。こんなところで本当にワールドカップができるのか、前々から甚だ疑問に思っているのだが・・・。

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

 名言集
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