ナミブ砂漠

2010/3/1 月
ナミブ砂漠ドライブ DAY1
朝一で朝食を食べているときに、ケープタウンから到着したもう一人の日本人ニシ君と合流。ニシ君はCAT&MOOSEで自分らのことを聞いてきたらしい。シェアメンバーがもう一人増えた。今着いたばかりのニシ君はちょっと忙しいことになるが、レンタカーがうまく借りられれば予定通り今日出発する。メンバーはJoe君とニシ君を加えた4人。
早速敷地内にあるエージェントに相談しに行くと、パンフで見ていたレンタル料よりかなり高い。パンフのレンタカー屋に直接行けばもっと安く借りられるかも、ということでひとまず行ってみたが目当てのカローラ(セダンで一番安い)に空きがない。あるのは4WDの高い車のみ。近くにある別のレンタカー屋を教えてもらって行ってみたのだが、やはりカローラはない。同サイズのVW POLOがあったのだが、レンタル料が高過ぎる。
仕方なくもう一度エージェントに戻って相談。エージェントの話によると、そもそも4人の場合カローラは不向きらしい。重さで車が沈み、保険対象外の下回りをヒットしてお金を請求されるようなことが過去に何件かあったらしい。エージェントがしきりに進めるのはダイハツ・テリオス。レンタル料は一日620N$で、他の4WDに比べれば安い。日本のテリオスを思い浮かべてちょっと小さすぎるのではと思ったのだが、荷物をレセプションで預かってくれるらしいので、いらない荷物を置いていけばまぁ何とかなるだろうということで借りることに決定。
宿代として3泊分前払いしてあったのだが、1泊分を帰ってきた日の宿代に当ててくれるということで一件落着。
宿に荷物を預け、10:00にレンタカー屋の迎えにピックアップしてもらう。レンタカー屋で車を見てみたら、日本のテリオスと違ってかなり大きい。RAV4くらいある。これなら何の問題もない。レンタル料の620N$も納得だ。
その場で各種の手続き。レンタルするのに、国際免許証の他に日本のオリジナルの免許証も必要だった。万一と思って持ってきてよかった~。一日190N$のfull excess coverの保険にも加入。保険対象外のフロントガラスにひびが入って6万円請求されたなど色々話を聞いていたので、まぁ4人で割れば安いもんだろう。
車の説明をしてくれるときに、ソスススレイの最後の砂漠はこの車では走るなと言われたが・・・現地で見てから考えよう。車にはスペアタイヤが2本、ブースターケーブルに牽引ロープまで装備されていて心強い。
11:00に出発、まずは給油して、REHOBOTHまで幹線道路のB1を南下。キレイな舗装路で制限速度は100km/hくらい(けっこう目まぐるしく変わる)。ずっと110km/hくらいで走っていたが、土地の人はほとんどが140km/hくらいで走っている。
REHOBOTHから右に折れてC24に入ると、いよいよダートが始まる。日本では絶対にお目にかかれない広いフラットダートがどこまでもどこまでも延々と続く。フラットなところは70~80km/hで走っていたのだが、慣れた土地の人はやはり100km/hくらいで走っている。対向車とは1時間に1台くらいしか出会わない。
天気も目まぐるしく変わる。今は雨季のためか随所で入道雲が発生していて、雲の下に入るたびに大粒の雨に見舞われる。道路の両脇のサバンナをダチョウが普通に歩き、インパラだかガゼルが草を食んでいる。うぅぅむ、アフリカだ!
C24、C19、C27と乗り継いでセスリムに着いたのは16:00過ぎ。今日はゲート内のキャンプサイトに泊まる。驚くほど小奇麗なキャンプサイトである。レセプションのある建物にはバーもあり、こんな砂漠の端でキンキンに冷えたビールも飲める。
一人一泊125N$。ナミブ砂漠のパーミットは一人80N$、加えて車一台につき10N$。
車でテントサイトまで行ってさらにビックリ。大木が一本あり、その周りの広い区画を1パーティーで独占できる。日本ならテントが何張り張れることか・・・おまけに隣のサイトとはこれ以上ないくらい離れている。専用の水道にゴミ箱、ベンチにバーベキュー用の網まである。シャワー&トイレは中で十分寝られるくらい広くてキレイ。
テントを張ってしばらく寛いでから砂丘に出かける。なんとゲートの先はソススフレイの手前まできれいな舗装路が延びている。道路の両側に赤い砂丘が山脈のように連なる。砂丘の山脈の間にサバンナが広がり、そのど真ん中を道路が走っている感じだ。サバンナにはインパラより大型のオリックスの姿も見える。
目指すDune45はよく絵葉書なんかになっている有名な砂丘だ。Dune45の45はセスリムから45kmという意味だ、たぶん。ゲートからちょうど45kmくらいだったから。
夕暮れ時の砂丘、それはもう言葉にならない。ナミブ砂漠の砂はとても珍しくそれ自体が赤いのだが、太陽の角度によって色が千変万化し、朝と夕にはさらに赤みを増す。
裸足で砂丘を登る。昼間の強烈な太陽の熱を蓄えた砂はとても暖かい。表面を砂が風に吹かれて流されてゆく。人の足跡も一晩たてば消えてしまう。
Dune45の頂上まで歩いて30分ほど。すでに人はまばらで、頂上は4人の貸し切りだった。赤い砂丘の峰々が目の前に広がる光景は実に不思議で、猿の惑星にでもいる気分になる。写真にうまく表現されていればいいのだが・・・。
徐々に色を失っていく日没後の光景も素晴らしく、いつまでも見ていたい気分なのだが、ゲートが20:30に閉まるため急いで戻る。
砂漠の上空は雲ひとつないのだが、ちょうどセスリムあたりまでは雨が降る。夕方ザーッと降ったらしく、道路や砂が濡れていた。フライを掛けてなかったテントもほんのり濡れてしまったが、風があるのですぐに乾く。
キャンプサイトのバーでキンキンに冷えたビールを飲みながら土地の人やトルコからという旅行者と楽しくおしゃべり。砂漠の中でこんなにキンキンに冷えたビールが飲めるとは幸せだ。
砂漠にはトカゲがたくさんいて、おそらく彼らの鳴き声だと思うのだが、一晩中「ケッケッケッケッケ・・・」とキレイな声で鳴いている。テントの外に出しておいたゴミは、夜中やって来たジャッカルがガサゴソやって持って行ってしまった。

1mar2010 セスリムへ3 1mar2010 dune45 1

1mar2010 dune45 2 1mar2010 dune45 35

2010/3/2 火
ナミブ砂漠ドライブ DAY2
朝5:30に起きて日の出の砂丘を見に行く。ゲートは6:00にオープン。まずは昨日と同じDune45へ。
まだ砂丘に登ってる人は誰もおらず、自分らが一番乗り。すっかり足跡の消えた砂丘に自分の足跡をつけていくのは実に爽快だ。まだひんやりとした砂の感触も気持ちいい。登っている途中で日が昇る。朝は朝でそれなりにキレイではあるのだが、昨日見た夕暮れほどの感激はない。季節によって違うのかもしれないが、少なくとも今の時季は夕暮れ時の方が圧倒的にキレイであると思う。日が昇った後は、強烈な日差しに照らされてあっという間に黄色みを帯びてしまう。
人がどっと押し寄せてきたところで自分たちは退散。いよいよ最奥のソススフレイに向かう。ソススフレイの手前5kmまでは完全舗装でキレイな道が続いているが、その先は砂漠の中を走ることになる。通常、クロカン4WD以外の人はここに車を置いて、乗り合いジープでソススフレイまで行く。一応、自分らのテリオスは4WDではある。レンタカー屋にはここから先は行くなと言われたが・・・見ると轍もついていて行けそうである。何より一生のうちに砂漠を走る機会などそうあるもんじゃない。デフロックも付いてるし、4人いるからスタックしてもまぁなんとかなるだろう、ということでそのまま突っ込む。
幸い一度もスタックすることなくソススフレイに辿り着いた。車を停めて目の前にある大きな砂丘に登る。ちょうど団体が下りてくるところで、またまた頂上は自分ら4人の貸し切りだった。ここからの眺めはまさに絶景!なんだこりゃ、って感じである。360°赤い砂丘が波のように延々と続く。何でこんなに赤いのか?実に不思議で壮大な眺めだ。ぜひともここで夕日を眺めたいものだが、そうも言っていられない。
次の団体と入れ違いに砂丘を下りて、ちょっと戻ったところにあるDeadvleiという大きな砂丘に向かう。灼熱の太陽の下、車から30分歩いてようやく砂丘に取り付ける。意気揚々と取り付くが・・・登ろうとした斜面はちょうど太陽と直角に対峙した形になっていて、砂がありえないくらい熱い。冗談抜きで火傷する。たまらずサンダルを履いてみるが、砂が足とサンダルの間に入るとさらに熱くてどうしようもない。リッジまでは残り5mほど。気合を入れて裸足で駆け上がったら、足の色が変な風に変わってしまった。これはヤバイ。厳密に言うと火傷している。
リッジの逆側の斜面はなんとか耐えられそうな熱さのため、行けるところまで行ってみる。登るにしたがってリッジがなだらかになってきて太陽の方を向いてきた。次第に耐えられない熱さになってくる。頂上ははるか彼方・・・運良く登れたとして下りられなくなるかもしれない。ちょっとした生命の危機を感じる。
まさかの敗退!こんなことがあり得るのか?自然の力、恐るべし。自分の足跡を辿って下りていくと、太陽の角度がちょっと変わったためか、登るときは何てことなかった砂が耐え難い熱さに変わっていた・・・あのまま行ってたら冗談抜きに下りられなくなっていたかもしれない。自然の力、恐るべし。
行きに登った地獄の斜面を一目散に駆け下る。日に当たる角度がちょっと変わっただけで砂の温度がこんなに顕著に変わるとは・・・自然の力、恐るべし。砂丘を下りたところには木やブッシュが生えているのだが、こんなところに根を張っているのが信じられない。植物の強さ、恐るべし。
自然に打ちのめされて帰路に着くが・・・行きはよいよい帰りは怖い~灼熱の太陽に照らされて朝に比べて砂はサラサラ、轍もぐちゃぐちゃで形を成してない。おかげで帰りは3回もスタックする羽目に・・・1回目はバックで脱出、2回目は前に脱出、3回目は奮闘しているところでソススフレイに向かう乗り合いジープが通りかかり、運ちゃんが駈け寄ってきてくれて難なく車を脱出させてくれた。感謝!感謝!
キャンプサイトに戻ってバーで飲んだキンキンに冷えたコーラは最高に旨かった。カラカラに乾いたテントを撤収し、一路ワルビス・ベイに向かう。セスリムで20Lだけ給油したのだが・・・。
ワルビス・ベイに向かうC14(もちろんダート)は眺めが素晴らしい。空と雲と緑・・・何度雄叫びを上げたことか。とにかく雲がダイナミックで、そこかしこに入道雲が湧いている。雨はピンポイントに降り、雨の降っているところは一目でわかる。入道雲の一部から縦の線が地上に伸び、煙ったようになっている。雨の降っているポイントである。そんなポイントがそこかしこに見られる。実にダイナミック、実にアフリカらしい光景だ。
自分がそのポイントに入ると当然大粒の雨が落ちてくるので、運転は要注意。途中、横転したらしい車の現場検証を道路脇でしていた。車は自分らと同じテリオス、おそらく廃車だろう。ナミビアでの横転の話はよく聞くのだが、実際頻繁にあるのね・・・くわばら、くわばら。明日は我が身、気をつけねば。
ワルビス・ベイまで近づいたところで燃料があやしくなってきた。燃料計が残り1ゲージで点滅を始めた。はたしてワルビス・ベイまであと何キロあるのか、この状態であと何キロくらい走れるのか、ドキドキしながら延々と続く広くて真っ直ぐなフラットダートを80km/hで走り続ける。こんなことならせこいこと言わず、セスリムで満タンにしておけばよかったと思ったが後の祭り。対向車も1時間に1台くらいしか来ないし、こんなとこでガス欠になったらその場で野宿になること必至。気休めにエアコンも切って走った。
点滅しだしてから50kmは走っただろうか、ようやくワルビス・ベイに入りスタンドに滑り込む。後で考えたら、かなりきわどいところであった。
ワルビス・ベイはヨーロッパ風で(逆に言えばまったくアフリカらしくはない)、キレイな町である。海沿いのごく狭いところに人が集まって住んでいて、すぐそこまで砂漠が迫っている。町を一歩出ればそこは砂丘である。小奇麗な町の後ろにすぐ砂丘が見える、これもまた奇妙な光景であった。
ワルビス・ベイはフラミンゴの飛来地としてガイドブックに紹介されている。せっかくなので見に行くと、海の中に鳥が立っている。かなり白っぽいが確かにフラミンゴだ。
海沿いのB2を北上して宿泊予定地のスワコプムントへ。この道路(舗装路)も走っていて雄叫びが上がること間違いなし。左に波立つ日暮れ時の大西洋、右に黄色い砂丘の山脈が連なる。
19:00過ぎにスワコプムントに到着。ここは宿代が高いので、唯一の安宿と聞いていたユースホステルに向かう。噂どおりのユースだった・・・ちょっと寂れていて、どう見ても宿泊客などいなさそうなのに満室という。レセプションが閉まっているため、おそらく留守番のおばちゃんは「満室と言え」と言われているのだ。
キャンプならOKと言うのでキャンプすることにした。一人20N$。明日の朝8:00~9:00の間はレセプションが開いているので、その時宿泊費を払えという。レセプションの開いてる時間が異様に短いというのも聞いたとおりだ。20:00~21:00の間はキッチンが使えると言うのだが・・・本当かよ?と半ば諦めてたら本当に使えた!しかもかなり広くてキレイなキッチンだった。
海に近いので潮風でちょっとべたつく感じはするが、静かで快適なキャンプサイトであった。

2mar2010 朝のdune45 19 2mar2010 朝のdune45 21

2mar2010 ソススフレイ11 2mar2010 スタックから脱出

2mar2010 セスリムのテントサイト2 2mar2010 ワルビスベイへ9

2010/3/3 水
ナミブ砂漠ドライブ DAY3
朝スーパーで買った朝食を海辺で食べてからウェルウィチアを見に行く。ウェルウィチアというのは、砂漠の真ん中で何千年も生きるという不思議な巨大植物だ。和名は「奇想天外」だそうだ。
上下左右にうねるテクニカルなダートを行くと、ムーン・ランドスケープと呼ばれる場所がある。ゴツゴツした岩が一面に広がり、言われてみれば(当然見たことないけど)月面世界のような光景だ。
ダートをさらに奥に進む。重機のキャタピラ跡が固まった路面の振動がすごい。車が空中分解しそうだ。車にとっては過酷な使用環境である。それにしても、一日に400km以上ダートを走ることなど日本にいたらまずあり得ない。貴重と言えば実に貴重な体験だ。
ウェルウィチアは何の前触れもなしに突然姿を現した。道の両脇の砂漠に群生している。何を好き好んでこんな過酷な環境で生き続けているのか・・・大自然の驚異である。ウェルウィチア云々の看板は何もない(もう少し行けばあったのかもしれない)のだが、キャンプサイトと書いてある古ぼけた看板があった。ホントかよ?こんなとこでキャンプなどしたら死ぬのではなかろうか・・・。
今日は16:30までに車を返さねばならない。のんびりしてもいられないので、一路ウインドフックに向かう。すでに12:00を回っており、時間節約のため幹線道路のB2→B1とつないで帰ることにした。
舗装路のB2は実に快適!制限速度は大部分が120km/hである(走っていると時々倍くらいの速度で抜かれるが)。KARIBIBまでは実に快適であったが、その先は工事のための車線規制が続く。所々80km/hくらいまで速度を落さざるをえず、時間的にやばくなってきた。時々車線の1.5倍はあるトレーラーがパッシングしながら対向車線を走ってくるのでビックリする。工事中のダート部分に緊急避難だ。
今回は満タン返しではないので、難しいのはガソリンだ。ほぼ空の状態で借りたので、無闇に満タンにすると損してしまう。よって最初出るとき満タンにした後は、20L、30L、そして10Lとせこく刻んで給油した。
B1に入ると工事は終わり、順調に距離を稼ぐが、今度はガソリンがあやしくなってきた。燃料計が点滅しだしたが、昨日の感じからするとこのままウインドフックまで行けそうな気がする。時間もギリギリなのだ。
無事にウインドフックに入りそのままB1を南下。時間もガソリンもピッタリか、などと思った矢先にガス欠!やっちまったなぁ~もうレンタカー屋は目と鼻の先なのに。結果的に燃料計が点滅してから60kmほどしか走らなかったことになる。
さて困った。とにかくまずはレンタカー屋に電話しよう、ということでマユミと二人で近くのカントリークラブに行く。たまたま客として来ていた白人夫婦に事情を話して携帯電話を借りる。レンタカー屋に電話すると、お前らを待っているところだという。そりゃそうだ、16:30までに車を返して宿まで送ってくれることになっていたのだから・・・。事情を説明すると処置は迅速かつ的確で、誰かをよこすからそこで待ってろという。よかった~とりあえず何とかなりそうだ。電話を貸してくれたおっちゃんに「幾らか払わせてくれ」と言うと、すかさず微笑みながら「No Thank you」。おっちゃんは紳士だった。
車のところで待っていると、しばらくしてお助けマンのおっちゃんがガソリンを持って到着。即給油してそのまま宿まで送ってもらう。1kmくらい走ると、そこには立派なスタンドがあった・・・惜しい!もうちょっとだったのに・・・。
宿に着いたところで「エクストラ・チャージは必要?」と聞くと、「必要ない」という回答。これぞフル・カバレッジの威力!入っててホントよかった~。
宿に再びチェックインすると、今日の部屋はあるが(行く前に予約済み)明日は満室だという。うぅぅむ、迂闊だった・・・バスは金曜までないからもう二泊せねばならぬのに。事前に二泊分予約しとけばよかった。まぁ明日のことは明日考えよう。
スーパーが18:00で閉まるので、荷物を置いて即買出しへ。夕飯は肉を焼いてビールで打ち上げの乾杯となった。

3mar2010 ウェルウィチア1 3mar2010 最後に無念のガス欠

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Trackback [0] | Comment [5] | Category [■ 014_Namibia / ナミビア] | 2010.03.05(Fri) PageTop
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ウインドフック その1

2010/2/27 土
夜が明けて間もない6:30過ぎ、ウインドフックに到着。どんだけ暑いのかと思ってバスを降りたら、なんと肌寒かった。ウインドフックは標高が1,700m近くあり、過ごしやすいらしいのだ。タクシーの運ちゃんに声を掛けられ、カメレオン・シティまで20Rと言うので、まだ寝ぼけていて歩くのも億劫だったので乗っていくことにした。後で歩いてみたらとても近かったのでちょっともったいなかった。
ウインドフックはナミビアの首都で随一の大都市であるが、それほど高いビルもなく、小ぢんまりとしていて過ごしやすそうな町だ。人口も24万人に過ぎず、滞在するのにちょうどいい感じだ。
世界最高レベルのバックパッカーズと言っていいカメレオン・シティは、市街からちょっとだけ離れた高台の上にある。いかにも欧米人が好きそうな造りで、敷地内は広々としていてプールやバーもある。ドミが1ベッド100N$というので、250N$出して個室に泊まることにした。ナミビアの通貨はナミビア・ドルだが、南アフリカ・ランドもそのまま使えて等価交換されている。聞くところによると、ワールドカップに便乗して今年の1/1から南アフリカ周辺では宿代が軒並み上がっているらしい・・・ずいぶん気の早い話だ。せめて4月くらいからにしてくれと言いたい。
宿泊客はほとんどが欧米人。日本人のカップルが一組いたのだが、「俺たちに話しかけるな」的なオーラをプンプン出していたので、挨拶だけして特にこちらから近づくことはしなかった。レンタカーのシェア・メンバーを探したいところだが致し方ない、他を当たろう。と言っても宿帳を見る限り、ケープタウンと違って日本人の宿泊者はそうそう来そうにない。諦めて二人で行くことになりそうだ。
しばらく二度寝してから街に出る。ウインドフックはちょうどケープタウンをきゅっと小さくしたような、そんな街だ。違うのは海とテーブルマウンテンが見えないことと、白人が少ないこと。おそらくここに住んでいる白人はほとんどいまい。街はとてもキレイで、とてもここがアフリカだとは思えない。ヨーロッパの地方都市にでもいるような気がしてくる。街行く人は小奇麗な格好をしていてとてもお洒落だ。
似ているのは見た目だけではなく、システムも同じらしい。今日は土曜日のため閉まっている店が多い。せっかく情報収集にと思ってたのに、土日はインフォメーションも休みだ。辛うじて大型スーパーは開いていたので、自炊用の食材の買出しをする。物価はケープタウンと同じくらいだろうか、決して安くはない。街中は、物資は溢れかえっているがいたる所にゴミ箱がある所為か、驚くほどキレイだ。
少し歩くと町の見物は終わってしまう。キレイではあるが、気候的にも過ごしやすくて何でも手に入るのだが、ちょっと退屈な街かもしれない。欧米人は一体何をやっているのかというと、日がな一日宿のプールサイドで水着で日光浴かバーでおしゃべり。確かに快適な宿だが、何日もそうやっていられるほどのところとも思えないのだが・・・。
シェア・メンバー待ちも含めて3日くらい滞在しようと思っていたのだが、もう少し早く砂漠に行くかもしれない。
日が暮れてから雨が降った。

27feb2010 ウインドフックの街4 クリストゥス教会

2010/2/28 日
ここの宿は朝食付きなので快適だ。トースト、シリアル、フルーツジュースにヨーグルト、ゆで卵などを朝から腹いっぱい食べられる。見ていると、欧米人はシリアルをちょっと食べるくらいなのだが、自分らはここぞとばかりに朝から食べまくりだ。
朝食後に待望の日本人単独旅行者が来た!既にいるカップルと違ってフレンドリーな普通のパッカーだ。レンタカーのシェアについて声をかけたら、むしろ向こうが望むところでトントン拍子に話が決まった。
よし!早速レンタカーの手配、と思ったのだが・・・宿の人に聞いたら、日曜で敷地内にあるエージェントは休みだった・・・。後で街にあるレンタカー屋ものぞきに行ったのだが、当然ながら休み。昨日なら午前中だけは開いてたらしいのでこんなことなら昨日のうちに手配しておけばよかったと思ったものの、後の祭り。明朝出直すしかない。
昨日に増して日曜の今日は軒並み店が閉まっていて、街中も閑散としている。まさにヨーロッパ並み。危うくスーパーでの買い物もし損ねるところだった。
そんなこんなで今日は一日することがない。買い物の後は宿の中庭でまったりしてしまった。

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ケープタウン その3

2010/2/25 木
乗車時間の23:10を過ぎても一向にバスは来ない。どうやら全てのバスが遅れているらしい。23:00を過ぎてバスが次々やって来たのだが、ケープタウン行きはなかなか姿を現さない。ようやくバスが来たのは1:00近くになってから・・・一緒に長い時間待っていた地元のばあちゃんがケープタウン行きが来たと親切に教えてくれた。運悪くちょうど大粒の雨が降り出したところで、濡れながら荷物をトレーラーに積み込んでもらい、バスに飛び乗る。
今回は1階の最後列の席。他の席より背もたれが深く倒れるらしく、寝るのに最適な席だった。とにかく疲れていたので席に座るとすぐ、寝る、寝る、寝る・・・朝になっても気兼ねなくシートを倒しておけるので実に快適だった。
延々と続く荒野の中を走っていると、南アフリカも大きな国だなぁと感じる。どこまで行ってもあまり景色が変わらない。
途中は雨が降っていたがケープタウンに近づくにつれ晴れてきた。ゴツゴツした岩山が見えてくるとケープタウンも近い。ケープタウンには14:00に着いた。1時間半遅れて出発したのだが、途中でだいぶ取り返したようだ。
そのままバスステーションにあるインターケープの窓口で明日のウインドフック行きのチケットを取った。ちょうど何かのキャンペーン中なのか、幸運にも破格の380Rでチケットが取れた。通常より100~200R安いことになる。窓口で対応してくれたのが親切で感じのいい女の子だったこともあってとても気分が良かった。
そのまま歩いてCAT&MOOSEへ。やっぱケープタウンはいいなぁ。ちょっとツーリスティックではあるが、街が断然キレイだし、テーブルマウンテンの眺めも素晴らしい。今日のテーブルマウンテンは頂上付近が雲に覆われており、ちょうどコップから溢れる水のように、平らな山頂から横一線に雲が流れ落ちていてとても神秘的だ。
宿には、レソトに旅立つとき入れ違いで来た人が何人か残っていた。ブログのアップや買い物など何かと忙しく、今回はあまり話す時間がなかったのだが、それでも貴重な情報をまた色々いただいた。

2010/2/26 金
朝食を食べて8:30にチェックアウト。さすがに今回は一晩だけだったので去りがたいということもなかった。
9:00前にバスステーションに行くと既にバスが来ていて一番乗り。ちょっとレソトに寄り道したが、いよいよこれからアフリカ縦断のスタートだ。
時間ピッタリに出発、今回も1階の席だ。バスは空いていてとても快適。同じバスに、ワーキングホリデー・ビザでドイツに住んでいるという日本人の若い夫婦がいた。ドイツにもワーホリがあるとは知らなかった。ナミブ砂漠に行くレンタカーをシェアできるかと期待したのだが、残念ながらウインドフックからそのままスワコプムンドに向かうということだった。
長距離バスに朝から乗るのは実に久しぶりな気がする。青い空と白い雲と茶色い大地、そんな景色をのんびり眺めながら一路ナミビアへ。こんなところで村上春樹の「遠い太鼓」など読んでいると一体自分が今どこにいるのかわからなくなる。
国境に近づくにつれ明らかにブッシュが少なくなってきた。ここはもう大きな括りでは砂漠ということになるのかもしれない。平らなのに人の住んでいない土地(住もうと思えば住めそうな気がする)というのは、日本人である自分の目にはなんとなく奇異に写る。
国境には20:00に着いた。バスを降りてまず驚いたのはその暑さ。当に日は沈んでいるというのに何なんだこの暑さは!これから先が思いやられる。
イミグレで南アフリカの出国スタンプをもらってまたバスに乗り込む。そのままバスでオレンジ川に架かる橋を渡ってナミビア側のイミグレへ。ナミビアは3ヶ月以内の滞在であればビザ不要。1ヶ月と申請して90日間の滞在許可をもらった。
再びバスに乗り込んでひたすら北上。ウインドフックまでもう起こされることはないので腰をすえて寝に入る。車窓から真横に見える南十字星がとてもキレイだ。

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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