イグアスの滝

2010/10/28 木
昨日に続き雲ひとつない快晴!気合を入れて7:30過ぎに宿を出る。
プエルト・イグアスからイグアスの滝まではバスで30分ほどかかる。バスはターミナルから頻発していて、運賃は往復15$A。
朝のターミナルは閑散としていて、滝行きのバスに乗る人もそれほどいない。意外と滝に行く人は少ないんだなぁなどと思っていたら、公園に着いてビックリ!なんだこの人はぁぁぁ・・・!
人、人、人、人・・・既に入園ゲートには人がいっぱいで、しかも次から次からやって来る。どうやらツアーバスで来る団体客が圧倒的に多いようである。
滝はともかく人の多さにウンザリだ、イグアスの滝は。
入園料は85$Aで、公園内を走る列車の運賃も含まれている。
まずは「悪魔ののどぶえ」と呼ばれる最大の滝を見に行く。グリーン・トレイルを歩いて列車の駅まで行くと、既に鬼のような行列・・・ホント嫌になるなぁ。
暫し列車でトコトコ移動し、着いた駅から遊歩道をしばらく歩く。この遊歩道は鉄骨でできており、イグアスの滝のアルゼンチン側にはこれでもかというくらい鉄骨の遊歩道が張り巡らされている。いったい総延長はどのくらいになるのやら・・・。
遊歩道から滝の上流の川面を眺めていると、あちこちの石の上で亀が甲羅干しをしている。下流に滝があるとは思えないのどかな光景である。
さらに進むと薄っすらと前方に水煙が見えてきて、やがて「悪魔ののどぶえ」が目の前に現れる。おぉぉ・・・と言いたいところだが、自分らの正直な感想は「こんなものか」という感じ。
如何せん落差がないので緊張感に欠ける。迫力ではジンバブエのビクトリア・フォールズに百歩ほど譲る。だいたい立ち昇る水煙の量からして全然違う。
イグアスの滝というのは大小300ほどの滝の総称で、個々の滝にはそれぞれ別の名が付いている。最大の滝である「悪魔ののどぶえ」にしてこの有様だから、他の滝については推して知るべし。確かにキレイではあるが迫力には欠ける。そもそもキレイとか思ってしまう時点で迫力はないということなのだ。
おぉぉ・・・と言いたいのはむしろ夥しい人の数だ。ここまで人が押し寄せる場所というのもこれまでそうそうなかったのではあるまいか・・・。
遊歩道を戻ったところから帰りはゴムボートに乗って川を下る。のんびり川を下りながら動植物を観察するというツアーなのだが、残念ながら動物はあまり見られなかった。カイマンというワニ2匹(しかも1匹は子ワニ)と数匹の小型のサルだけ。ボートの頭上で木の枝を揺すって威嚇している(つもりの)サルの姿がとても可愛らしかった。
続いて「悪魔ののどぶえ」の下流に連なる滝群を、滝の上と下に張り巡らされた遊歩道から眺めてみる。どこへ行っても人、人、人、だ。
横一線に滝の連なる光景はキレイではあるが、落差がないのでまったくと言っていいほど迫力はない・・・。というわけで、もしこれから世界三大瀑布を見たいと思ってる人がいたら、イグアスの滝⇒ビクトリア・フォールズという順に見ることをオススメする。先にビクトリア・フォールズを見てしまうと、イグアスの滝を見たときの感動が相当薄れてしまうことになるだろうから・・・。
公園内にはアナグマがたくさんいる。けっこう人に馴れていて、人が何かを食べていると鼻をヒクヒクさせながらどこからともなく現れて近くに寄ってきたりする。愛嬌のある顔をしていて仕草も可愛らしい。サルやバブーンと違って人の食べものを強引に奪おうとはしないので、あまり身構える必要はない。もちろん食べものを与えるのは禁止である。
15:00からスピードボートに乗った。人気のアトラクションのためいつも人でいっぱいだ。僅か15分ほどで終わってしまうのだが、これは予想外に面白かった。
予想外に、と言うのは考えていたものと違ったからだ。「悪魔ののどぶえ」の本体にグッと近づいて、あくまで滝を下から間近に眺めるのが目的なのかと思っていたのだが、さにあらず。ボートで滝の下に突っ込んでずぶ濡れになるのを楽しむアトラクションだったのだ。
水しぶきで真っ白のため、「悪魔ののどぶえ」の本体にはそれほど近づけるはずもなく、手前の滝の下にボートは突っ込む。ホントに滝の真下まで突っ込む。水圧で目も開けていられない。
ここまでずぶ濡れになるとは全く予想してなかった。水しぶきでびしょ濡れになるのかなぁくらいに思っていたのだが、まさか滝自体に打たれようとは・・・。パンツから何から水浸しである。
これは単純に面白い!安くはないけど、せっかくここまで来たからには試してみて損はないと思う。
それにしても朝から夕方までホントにものすごい人だ。
濡れた服を日向で乾かしてから帰路に着く。行きと同じバスに乗り17:00頃プエルト・イグアスへ帰ってきた。
宿に荷物を置いてさっそく明日のバス・チケットを取りに行く。昨日もちょこっと探りを入れて愕然としてたんだけど、とにかくバス代が高いんだよなぁ・・・。
プエルト・イグアスからコルドバまで23時間くらいなんだけど、昨日聞いたところだとカマで397$A、約$100!もうちょっと安いはずだと思って聞きまわったが、それほど変わらず・・・。ようやく見つけたセミ・カマのバスが345$Aだった。
うぅぅむ・・・一気にメンドーサまで行っちまうかとも考えたのだが(35時間くらい)、これだとセミ・カマで590$Aもする。590$Aといったら$150近い。距離もそれなりにあるんだけど、感覚的にはスペインあたりのバスより高いのでは・・・という感じだ。
とりあえず一度コルドバで刻むことにした。

28oct2010 悪魔ののどぶえ 28oct2010 悪魔ののどぐち 落口のアップ
イグアスの滝最大の「悪魔ののどぶえ」

28oct2010 滝に群がる人たち 人垣の向こうが悪魔ののどぶえ
滝に群がる人たち・・・人垣の向こうが「悪魔ののどぶえ」

28oct2010 愛らしいアナグマ 28oct2010 人の近くまで餌をねだりにやって来る
愛らしいアナグマ・・・人の近くまで餌をねだりにやって来る

28oct2010 悪魔ののどぐち下流の滝群 28oct2010 悪魔ののどぐち下流の滝
「悪魔ののどぶえ」下流の滝群

28oct2010 滝壺に向かうスピードボート 28oct2010 ツアー終了時は皆びしょ濡れ
滝壺へ向かうスピードボート              ツアー終了後はびしょ濡れ

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エンカルナシオン ~ ポサーダス ~ プエルト・イグアス

2010/10/27 水
エンカルナシオンからプエルト・イグアスへ移動。
当初、シウダ・デル・エステまでパラグアイ国内を北上し、そこからプエルト・イグアスへ抜けようと思っていた。このルートだと一瞬だけブラジルを通ることになる。
で、真偽の程は定かでないが、ブラジルのイミグレでせっかく取った90日のビザが30日とか45日に短縮されてしまうという噂を聞いていた。
せっかくエンカルナシオンまで来て取った90日のビザが短縮されてしまっては元も子もない。
やむを得ない、エンカルナシオンから直接アルゼンチンのポサーダスへ抜け、パラナ川の対岸をプエルト・イグアスまで北上することにした。パラグアイ国内を抜けた方がバスは安いし、プエルト・イグアスからの復路も同じ道を通らねばならないのが癪なのだが、無用なリスクを犯すのはやめにした。
エンカルナシオンのバス・ターミナルからポサーダス行きのローカルバスに乗る(5,000G)。パラナ川に架かる長い橋を渡るとアルゼンチンだ。
パラグアイ人だかアルゼンチン人だかはわからないが、地元の人はパラグアイの出国スタンプは不要らしい。自分らだけイミグレで降ろしてもらってスタンプをもらう。
イミグレといってもキチンとした建物に入るわけではなく、高速道路の料金所のようなところでポンッとスタンプだけ押してくれる。
またバスに乗って少し移動するとアルゼンチンのイミグレ。ここでは全員下車してイミグレへ。
特に何事もなく、パスポートを差し出すと即座に入国印を押してくれる。一応、X線による荷物検査あり。
この間、バスは降ろした人を待たずに行ってしまう。手持ちのチケットで次に来たバスに乗れるシステムになっている。
アルゼンチン側に来ると、(ポサーダスは大きな町ではないが)急に整然として都会的になる。イミグレでの手続きも含め、エンカルナシオンからポサーダスまで1時間ほど。
バス・ターミナルに着いてすぐプエルト・イグアス行きのバスを当たると、バスはある。が、困ったことにこの日はアルゼンチンの休日であるらしい。どこもかしこも徹底して閉まっている。当然カンビオも開いてない。どうりで来る途中町中が閑散としてたわけだ・・・。
アルゼンチン・ペソがない・・・。国境の町とは言え、バスのチケットの支払いもペソ以外は受け付けてくれない。誰に聞いてもカンビオも銀行も休みだと言う。困った・・・。
ターミナルの外をウロウロしていてATMを発見。試してみると国際キャッシュカードも使える。が、愕然としたのはその手数料・・・なんと15.9$A(アルゼンチン・ペソ、$1=4$Aくらい)も取られる。アルゼンチンよ、お前もか!
通常なら即却下するところだが、背に腹は変えられん・・・泣く泣く現金を引き出す。
プエルト・イグアスまでは4~5時間、運賃は50$A。バスは有無も言わさずセミ・カマだ。
高いだけあって、さすがにアルゼンチンに入ってバスのグレードは格段に上がった。
ターミナルのカフェで何気にコーヒーを飲んだら、一杯10$Aもしてこれまたビックリ!物価が高いというのはホントに恐ろしい。それだけで意気消沈してしまう。
乗客はほとんどいなかったが、バスは時間通り出発。車内では軽い昼食やジュースも配られいたって快適。
赤土と緑の森の中の一本道をプエルト・イグアスへ向けひた走る。道はアップ・ダウンの連続で、自転車だとちょっとキツイかなぁという感じ。途中で頻繁に乗客の乗り降りがある。
16:00前にプエルト・イグアスのバス・ターミナルに到着。プエルト・イグアスはイグアスの滝の観光で成り立っているような町で、いかにもツーリスティック。
さっそく宿探しに歩き回るが、ここでまたやられた・・・一見町の中は閑散としているように見えるのだが、当たった宿はことごとく満室。しかも宿代が高いのなんのって・・・ドミが一泊45$Aもする。まったく有り得ない状況だ。
1時間ほど歩き回ってようやく見つけたのが、一泊35$Aのオステル・ニュー・サン・ディエゴ。やたらと明るいおばちゃんのやっている宿で部屋はドミなのだが、空いているため完全にWとして使える。
周囲にこれだけ満室の宿がある中で何故空いているのかというと、それなりの理由がある。欧米人の好みそうなものが何もないからだ。
どこの国でも、こういうリゾートチックな町で欧米人客を集めるのは簡単だ。プールとバーさえあればいい。キッチンがあればベターで、WiFiまで使えれば完璧だ。
アルゼンチンはやたらとWiFiが普及していて、ネット環境には事欠かない。カフェはもちろん会社によってはバス・ターミナルの待合室でも使えるし、車内で使えるバスさえある。当然どこの宿でも大抵は使えるのだが、奇跡的にこの宿にはない・・・。
宿が決まった後でターミナル内にあるインフォメーションへ行ってみた。イグアスの滝の公園内のことについてあれこれ親切に教えてくれ、アトラクションのチケットもこの場で買えると言うので購入。
滝の上流をのんびりゴムボートで下るのと、スピードボートで滝壺に突っ込む人気のアトラクションがセットになって145$A也。
この後、明日の公園の入場料が手持ちのペソでは足りないことが判明し、また泣く泣くATMへ。やはり手数料は15.9$A・・・あろうことか今日一日で$8ものお金が手数料に消えたことになる。
食事も高いので、夕飯は宿でヨーロッパ以来の自炊となった。

27oct2010 プエルト・イグアスへ向かうバスの車窓から
プエルト・イグアスへ向かうバスの車窓から

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エンカルナシオン その2 トリニダ&ヘスス

2010/10/26 火
「ミッション」という映画をご存知だろうか?イグアスの滝の上流に暮らすグアラニー族に宣教を挑んだイエズス会宣教師の話で、十字架に磔にされた人が滝を落下するシーンは当時衝撃的だった。
ミッションというのはイエズス会宣教師たちの造った宣教村のことである。彼らはここで原住民たちに宣教し、植民と共同生活の実験を遂行した。映画はこの宣教村、ミッションを舞台に描かれている。
ミッションは17世紀にパラグアイを中心に広く形成されたが、トリニダとヘススはその中で最も保存状態がよい。共に(パラグアイで唯一)世界遺産にも登録されており、パラグアイ最大の、かつほとんど唯一と言っても過言ではない観光資源である。
エンカルナシオンのバス・ターミナルからローカルバスでトリニダまで30分強。運賃は5,000G。
シウダ・デル・エステ行きのバスを途中下車する形になるので、トリニダに着いたら教えてくれるよう乗務員のおっちゃんに頼んでおいたのに・・・いい加減通り過ぎたんじゃないの?と思って確認してみたら、やはり通り過ぎていた。「着いたら教えてやるよ」って言ってたのにぃ・・・。
この辺がバスを途中下車するときの難しさである。まぁ夜行バスでもないし国境を乗り越したわけでもない・・・今回のはダメージが小さくてまだよかった。
すぐにバスを降り反対方向へ向かうバスに乗りなおす。今度のバスの乗務員の兄ちゃんは、ちゃんとトリニダの前で教えてくれた。15分くらい戻ったであろうか。
バスを降りてしばらく歩くとトリニダの入口がある。入場料はトリニダとヘススとサン・コスメ・イ・ダミアンが三点セットになっていて25,000G。サン・コスメ・イ・ダミアンはトリニダから遠いので行かないんだけどなぁ・・・。
トリニダの第一印象は、空いている・・・。こんな人の少ない世界遺産はこれまではじめてだ。
かと言ってショボイのかと言うと、さにあらず。スバラシイ!これまでに見た遺跡の中でもかなりいい線いってる。
遺跡自体は17~18世紀のものだからさほど古くもなく特にグッとくることもないのだけれど、ロケーションが最高!白い花の咲き乱れる緑の広い草原の中に、赤レンガ造りの遺跡が静かに佇んでいる。心地いい風が常に草原を吹き抜ける。
何も考えずボーっとしてるには最高の場所だ。もっと時間があって昼寝できれば尚最高!やはり人が少ないというのは実にスバラシイことだ。
そんな静かな場所で遺跡を眺めながら思うことは、「数ある宗教の中で何故キリスト教だけそんなに遮二無二布教したがるのだろう?」ということ。
そういう教えだ、と言えばそれまでなんだけど、わざわざ未開の地や他の信仰が支配的な地へ出向いて布教したがるのはどういった訳か?ムスリムにしろ仏教にしろ、他の宗教ではそこまで執着する話は聞いたことがない。ハッキリ言って大きなお世話である。自分にはお仕着せのようにしか思えないんだけど・・・。
ご存知の通りキリシタン禁制の江戸期の日本にも続々とやって来て、敗退している。その信条、執念には恐るべきものがある。
日本で敗退したのは、キリシタン禁制というお上の取り決めが大きかったのだろうけど、そうでなくとも根付きはしなかっただろうと個人的には思う。遠藤周作の「沈黙」にもそれとなく匂わせてあるけど、唯一絶対神という一神教の考え方は日本人の宗教観と合わんのだ。八百万の神の国の人ですから・・・。
・・・そんなことも考えつつ、心地いい時間を過ごす。
昼食の後ヘススへ移動。トリニダからヘススまでは12kmほど。バスもあるらしいのだが、かなり待つようだと言われたのでタクシーにした。運賃は片道20,000G。
ヘススはトリニダに輪をかけて静か・・・訪れる人がほとんどいない。まだトリニダには地元の小中学生が課外授業か何かで来てたりしたんだけど、ヘススはそれすらない。実に静かでいい場所だ。
白い花は咲いていないが、やはり広大な緑の草原の中に赤レンガの遺跡が静かに佇んでいる。遠くには緑の森や畑が見える。やはり心地いい風が吹いていて、とにかく静かでいい場所だ。こんな世界遺産もあるんだねぇ・・・。
気候といい、人が少ないことといい、実はパラグアイはとても住みやすい国なのではないかとふと思ったりする。山、雪、温泉、海といったものとは無縁の国だけれど・・・。
帰りは奇跡的に後から来た二人組とタクシーをシェアできたので、行きの半分の10,000Gで大通りまで戻ることができた。そこからバスに乗ってエンカルナシオンまで帰ってきた。

26oct2010 トリニダ遺跡 26oct2010 白い花咲く緑の草原の中に赤レンガの遺跡が佇む
トリニダ遺跡・・・白い花咲く緑の草原の中に赤レンガの遺跡が佇んでいる

26oct2010 ヘスス遺跡 26oct2010 やはり緑の草原の中に赤レンガの遺跡が静かに佇む
ヘスス遺跡・・・やはり緑の草原の中に赤レンガの遺跡が静かに佇んでいる

26oct2010 遺跡の周りは一面の森と畑
ヘススの周りは一面の森と畑

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エンカルナシオン その1

2010/10/25 月
居心地がいい・・・なんにもないけど実に居心地がいいぞ、エンカルナシオンは。
このまったりとした空気がたまらない。何もせずボーっとしてるのが最高!
晴れると日中は34、35℃ほどになるが、カラッとしている上常に川から心地いい風が吹いているためそれほど暑さを感じない。町中を歩いていてもほとんど汗をかかない。
パラグアイは日系人が多く、ここエンカルナシオンにも日系人の営む店が何軒かある。
昨日は閉まっていたけど、まず気になったのが「スーパーマーケット清美」。入ってみるとやはり日系人のおっちゃんとおばちゃんがやっていて、店の中で二人で会話するときは普通に日本語で話していた。
店には日本の食材も多く売っている。しょうゆはもちろん、カレーのルーやふりかけ、桃屋の「ごはんですよ!」まで売っていた。今どきインスタント・ラーメンは世界中どこでも売っているが、みそ味やしょうゆ味が売っているのは珍しい。同じく世界の「味の素」はどこででも買えるが、「ほんだし」が売っているのは珍しい。
もう一軒、たまたまタバコを買いに入った店も日系人のおっちゃんとおばちゃんがやっていて、アルゼンチン入国前にまとめ買いしておこうと思っていたタバコを安く譲ってくれた。パラグアイ産の一番安いやつをカートンで買うと一箱1,300G、およそ21円くらい。ボリビアでも一番安いやつが4Bsくらいしたから、その半分以下ということになる。
エンカルナシオンはアルゼンチン国境にある町で、食に関してはもうほとんどアルゼンチン。アスンシオンと比べても明らかにアルゼンチン色が濃い。アサードにしろステーキにしろ肉の量が半端ない・・・。
ここのところ完全に肉食と化している。赤身主体で脂身のほとんどない南米の牛肉はとても旨いのだが、中でもアルゼンチンは格別だ。前にパタゴニアへ行ったときにも思ったのだが、これなら毎日食べても飽きない。
アイスクリームもだいぶ豪快になった。通常のようにコーンに盛ってくれるだけでなく、発泡スチロールの容器に入れて500gとか1kg単位で売ってくれる店がある。こういうパターンは初めてだ。
パラグアイはまた(自分の独断と偏見によると)美人の産地でもある。スタイルがよく、整った顔立ちの人が多い。今朝方行ったカンビオの受付にいた女の子など、まるでスーパーモデルのようであった。やはり混血は美人を産む要素なのだろうか???
エンカルナシオンのインフォメーションはアスンシオンに輪をかけて親切だった。行くと次から次へと資料を出してくれるし、PCで国の紹介映像(しかも日本語版!)も見せてくれた。
さて、今日は朝一でブラジル領事館へビザの申請に行ってきた。ブラジル領事館はバス・ターミナルの目の前、宿から歩いて5分足らずのところにある。
訪れる人が少ないことが大きいのだろうが、とてもアットホームな領事館である。職員は皆明るく親切だし、こういうところでコーヒーを勧められたのも初めてだった。
申請に必要なのはパスポートと写真一枚、それと申請費用だけ。申請フォームに記入するのではなく、PCに必要事項を入力するだけで90日のマルチプル・ビザが即日発行される。
申請費用は事前情報では300,000G(およそ$60)で、今日も最初そう言われたのだけれど、カンビオでドルを両替えしてから費用を払いに行くと二人で300,000Gということであった。ビザ代値下げしたの???詳細は不明である。いずれにしても安くビザが取れたのはラッキーだった。
それにしてもエンカルナシオン・・・金儲けとか、損得勘定とか、人間関係のトラブルとか、そういった世の中の喧騒とは無縁の世界のように思えてくる。

25oct2010 昼のアサード 25oct2010 独立200周年?か何かのカウントダウン
昼のアサード・・・この潔さ、肉だけ!         独立200周年のカウントダウン?

25oct2010 スーパーマーケット清美 25oct2010 500gのアイスクリーム
スーパーマーケット清美                 これが500gのアイスクリーム

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アスンシオン ~ エンカルナシオン

2010/10/24 日
日曜日のアスンシオンはさらに輪をかけてひっそりしている。店は全て閉まっているし、旧市街は道行く人もほとんどなくさながらゴースト・タウンといった様相だ。
9:00過ぎに宿を出、昨日インフォメーションで聞いたとおり路上で31番の路線バスを拾って郊外のターミナルへ。運賃は2,100G。日曜はバスもガラガラだ。
旧市街から新市街へ出ると、人通りも現われだいぶ賑やかになる。車のディーラーや郊外型の大型店舗が道路沿いに建ち並ぶ。
アスンシオンの町は大きくその姿を変えつつある。旧市街の外側に新市街が形成され、郊外型へ移行するとともに徐々に旧市街は寂れてきている。
アメリカにあるような郊外型の町・・・日本の多くの地方都市がそうであるように、こうなってくるとその町本来の魅力は加速度的に失せてゆく。時代の流れとは言え、ちょっと寂しい気がする。アスンシオンの場合は人口が少ないことがまだ救いだ。
30分ほどでバス・ターミナルに到着。中に入るとやはりバス会社がたくさんあり、エンカルナシオン行きも嫌というほど出ている。あー面倒クセー・・・バス会社がありすぎるというのも毎回面倒なことだ。
一応、一通りのバス会社に運賃と出発時間を確認してみる。運賃は50,000~65,000Gほど。運賃の差はバスのグレードと直通かどうかといったところ。
ほとんどのバスが12:00発という中、一社だけ10:15発のところがあった。5分後の出発であるがまだ乗れるらしいので、このバスに決定!運賃は50,000G、当然セミ・カマでもなんでもない通常のバスであるが、5~6時間の移動ならどんなバスでも問題ない。
ちなみに、ターミナルの使用料は特に取られなかった。パラグアイでは無料らしい。
乗客がほとんどいなかったのでしばらく出ないだろうと高を括っていたら、自分らが乗り込むと即出発したので驚いた。途中で客を拾っていくらしい。
後でわかったのだが、結果的にエンカルナシオンへ着く時間は10:15のバスでも12:00のバスでも変わらなかった。12:00のセミ・カマのバスは運賃が高いだけあって直通で、その分エンカルナシオンに早く着くということである。
アスンシオンからエンカルナシオンまでは1号線をひた走る。さすがに道路もキレイで快適だ。
車窓の外は緑の原野一色。ただボリビア国境からアスンシオンまでと違うのは、道路沿いにパラパラと民家があることだ。乗客の乗り降りのためバスが止まるたびに物売りもバスに乗り込んでくるので助かる。
売っているのは主にチパと呼ばれるパンで、これが抜群に旨い!アルミドンという、マンジョーカ(ユカ芋)のでんぷんをこねて焼いたものであるらしい。
5時間半でエンカルナシオンに到着。小ぢんまりとしていて緑の多い、一見して居心地のよさそうな町である。
旅行者が少ないためだろう、宿の数も少なく所謂安宿の類は存在しない。1時間ほど探し歩いて一番リーズナブルだったホテルにチェックイン。Wが一泊80,000Gと言うところを二泊するからということで75,000Gにディスカウントしてもらった。コン・バーニョでWiFiはフリー。
荷物を置いて町の中をブラブラしてみる。日曜のためやはり店はほとんど閉まっているが、エンカルナシオンはいい感じだ。ひっそりとした小さな町で、どことなくゆったりした、のんびりとした空気が流れている。せかせかした忙しない空気とは無縁ののどかな世界だ。
エンカルナシオンに限らず、パラグアイ全体にこの桃源郷のようなゆったりとしたのどかな匂いが満ちている。気候や地勢の影響もさることながら、何より人口が少ないことが幸いしているのだと思う。ひとえに人口が少ないということはスバラシイ。
アスンシオンのところであれこれ書いたのも、言ってみればこののどかさの裏返しだ。ネガティブな言い方をすれば、何もやることがなくて暇、ということになる。受け取り方によって印象の大きく異なる国であると思う。

24oct2010 アスンシオンのターミナルへ向かうバスの中 24oct2010 エンカルナシオンのアルマス広場
ターミナルへ向かうバスもガラガラ・・・        エンカルナシオンのアルマス広場

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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