キューバへ

明日から2週間、キューバへ行ってきます。
ネットは厳しそうなので、しばらく音信不通になりそうです。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 123_旅先からの近況報告] | 2011.03.30(Wed) PageTop
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カンクン その1

2011/3/28 月
検問のほか人の乗り降りのため途中ちょくちょく止まっていた割りに驚くほど順調で、ちょうど明るくなった頃カンクンに到着。
バスが止まるたび明かりがついたり検問があったりで、ほとんど眠ることはできない。
着いたのはバス会社の事務所前?現在地を教えてもらうと意外とセントロに近い。面倒だけど歩いて移動。
町は既に動き始めている。
カンクンと言えば一般的にはカリブ海屈指のリゾート地。が、それはホテル・ゾーンと呼ばれる海岸沿いのエリアだけで、セントロはちょっとツーリスティックな普通の町だ。ホテル・ゾーンにある高級ホテルやレストランで働く人の多くがセントロに住んでいる。
セントロとはいえ、物価はメキシコの中でも尚高い。
如何せん朝早いのに気が引けて、ちょっと時間を潰してから宿へ向かった。キューバ情報を得るためだけに久々の日本人宿へ。
今カンクンには日本人宿が二軒あるが、長期旅行者はロサス7(ちょっとだけ安い)の方へ行く人が多いみたい。ドミが一泊100N$。朝食つき。WiFiも別料金だけど使える。ドミが男女別なのが夫婦やカップルで旅行してる人には甚だ不便。

勝手にラパスのエルソラみたいなところを想像していたのだが、ロサス7は完全な日本人宿だった。つまり、大々的に看板を掲げているわけではなく、基本的に日本人以外は泊まりに来ない。今泊まっているのも全員日本人だし(後になって韓国人が一人来たけど)。
何を隠そう、自分ら二人はこの日本人宿ってのがけっこう苦手だったりする。特別情報が欲しいとか、何か特別な理由がない限り普段すすんで行くことはない。
情報ノートがあったり日本語の本があったりするのはとてもありがたい。ありがたいけれど、あまり慣れてない所為もあって(すぐに慣れるんだけれど)、気を遣っちゃったりしてかえって寛げないように思えるのは自分らだけ?

宿で情報ノートに目を通してから早速航空券を当たる。
旅行会社3軒ほどとクバナ・エアのオフィスにも直接行ってみたが、高い・・・。しかも混んでる。$280くらいかと思っていた航空券が一番安いとこで$349もする。
この路線は決してクバナ・エアの独占というわけではないのだけれどそれに近いものがあって、クバナ・エアにとってはドル箱路線である。
そのクバナ・エアで直接買うよりTMCというカンクンでよく知られたエージェントが一番安かった。4/6以降なら$280のチケットがあると言われたけど、そこまで待っておれん。3/30発の便も残り2座席。
うぅぅむ・・・やむを得ん。意を決して3/30に飛ぶことにした。航空券のほかにツーリスト・カードが$18。出国税や空港使用料は別。最近になってドル払いが不可になった。

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フローレス ~ パレンケ ~ カンクン

2011/3/27 日
移動の日。パレンケで夕方のバスに乗り継げたので、そのまま一気にカンクンまで移動した。

フローレス ~ Bethel : ツーリストバス3時間
昨日と打って変わって5:00ピッタリに迎えのバスが来た。人をピックアップしながらぐるりと島を一周し、5:30にBethelへ向けて出発。
利用者は意外といて、総勢13人。
やっぱりつまらんねぇ、ツーリストバスってのは。目的地まで直行するから早いには違いないけど、ローカルな空気など微塵も感じられず。同じバスに乗っているツーリスト同士で喋ってお終い。土地の空気と隔絶された完全に内輪の世界。この手の移動には魅力がないなぁ・・・。

Bethelにあるグアテマラのイミグレで出国手続き。出国税として40Q取られたけど、これが合法なのか非合法なのか微妙。国境によって出国税の不要なところもありそうだし、賄賂的な意味合いが強いような気がする。
メキシコ人はフリーらしい。が、外国人はブツブツ言いながらも皆払っているので、渋々払う。出国スタンプは押していた。
イミグレから同じバスに乗って10分弱で船着場に着く。川が国境となっていて、ボートで対岸のコロザルへ渡る。
船着場には誰もいない。こりゃ自力で来たら最悪ボートをチャーターすることになるな・・・。
20分ほど川を下って対岸に上陸。メキシコのイミグレまでは歩いて5分ほど。
ツーリスト・カードに記入して窓口で手続き。カードがスペイン語表記のみで所々よくわからないところがあり、同じバスのチェコ人のおっちゃんに逐一教えてもらった。
いきなり180日の滞在許可をくれる。

コロザル ~ パレンケ : ツーリストバス3時間
別のミニバスに乗り込んで一路パレンケを目指す。手際が良くて無駄はないんだけど、やっぱつまらんねぇ、ツーリストバス。陸路を移動してはいるんだけれど、完全に点と点の移動という感じ。
コロザルを出るときに、国境使用料だか村税だかで一人15N$(メキシコペソ、$1=12N$くらい)徴収される。こちらはちゃんとした領収書もくれるので本物。
パレンケまでの途中、一回荷物検査があった。

パレンケ、暑っついなぁ・・・。銀行を求めて小さな町中を歩き回ったが、久々に暑さにやられた感じ。
一等バスで学割が利くという噂があったので窓口へ行ってみたが、あっさりNo。夕方のローカルバスでカンクンへ移動することに。
メキシコは物価が高い。特に交通費が高く、カンクンまで一等バスに乗ったりするといきなり700N$くらいかかったりする。
人は良くて飯も旨い。タコスを考えたやつは天才だね。

パレンケ ~ カンクン : ローカルバス13時間、250N$
久々に長時間のバス移動。エアコンはないけどシートはちょっとだけリクライニングするし、空いてて一人二座席使えて快適だった。
バスがボロボロというわけでなし、基本は二等だか三等と言われているローカルバスで十分だ。
一度バスが停車したときにそのままエンジンがかからなくなり、乗客の2、3人で大型バスを押しがけしていた。さすがに大型バスの押しがけってのははじめて見た・・・。
手馴れたもんで一発でエンジン始動。
ルート上に検問がいくつかあるのもちょっと面倒。目的は荷物検査で、検問のたびに夜中だろうと明け方だろうと荷物を持ってバスの外に出ねばならない。
南米の国々のなんちゃって荷物検査に比べると、遥かに真面目にチェックしていた。ま、それはそれで面倒なんだけれど・・・。
チェックしてたのは手荷物だけだから、片手落ちなのは相変らず。

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フローレス

2011/3/26 土
「すいか」のWiFiを借りて半日情報収集。
やはり去年の5月より、建前上キューバ入国には保険加入が義務付けられているらしいことはわかった。やっぱ先にキューバへ行こう、海外旅行保険が残っているうちに。
これまでの人生でおよそ保険というものの恩恵にあずかったことのない自分ら二人(ま、幸いなことなんだけどね~)。今こそ保険加入のメリットを活かしてやろう(保険の恩恵にあずかるわけじゃないけど)。
現役バリバリの社会主義国家、キューバ。高齢のカストロが亡くなられたらガラッと変わっちゃうかもしれないけれど、今のところ自由主義の世界とはまったく違うワンダーランドだ。
今でもアメリカの経済封鎖を受けていて、敵性国家アメリカ臭のするものは全て使えないというお国事情。旅をするにはかなり不便な国だったりもする。
通貨のこととかいろいろ面倒なことがあるのだけれど、その辺はカンクンで情報収集することにしよう。
まずはメキシコへの越境。
今いるフローレスから近いのはナランホ-パルマかBethel-コロザルの国境。どちらもボートで越境することになるが、ナランホの国境は今スムーズに通れるのかどうか不明。
元々ここはほとんどツーリストしか通らない国境で、Bethel-コロザル間の道路が整備されたため、現在ツーリストバスはBethelの国境を通っている。よってナランホの国境が今機能しているのかどうかは不明だ。
必然的にBethelの国境に絞られる。
できればローカルな交通手段で移動したかったのだが、「すいか」のママさんに聞いたところ場合によって高くつくかもしれん・・・。
問題はボートだ。地元の人が使うことはまずない国境だそうで、もしかしたらボートをチャーターしなければならないかもと・・・。1時間もチャーターしたらそれなりにかかるだろうな。
それと、最近になってイミグレの場所がちょっと変わったらしく、手続きの間ローカルバスが待っててくれるのかどうか・・・(ま、待っててくれんだろうね、普通)。
やむを得まい。今回はツーリストバスを使ってサクッと越境することにしよう。
夕方、隣のエージェントにチケットを買いに行った。朝5:00発のパレンケ行き、運賃は200Q。

話ついでに、自分らは行かないけどベリーズのビザについて。
前は国境で即日発行されていたが、最近は身元照会に時間がかかり一日程度待たされるらしい。
これ、何故かっていうと、日本人の偽造パスポートで不法入国する中国人が最近多いらしく、防止のための措置らしい。これもママさんから聞いた情報。

土曜の今日は湖岸にタコスなんかの屋台が出ている。
夕食時に行ってみたが、ひっそりと地元の人たちで賑わっていてなかなかいい感じだった。

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ティカル遺跡

2011/3/25 金
ティカル遺跡は気合が入っていて、毎日6:00~18:00まで開いている。ミニバスも始発は5:00である。
7:00のバスで行くことにしていたので、言われたとおり6:45から宿の前で待つが、バスが来ねぇ。30分待っても来ねぇ・・・。
隣の宿の前にもそわそわしてるおっちゃんが一人。やはり7:00のバスを待っているとのことだった。
旅行会社に聞いてみると、他のホテルに寄って来るから遅れてるんだという話。どうやら置いてけぼりを食ったわけではなさそうだが、これじゃ8:00のバスに乗るのと変わらんじゃないか・・・。
7:30頃になってようやくバスが来たら、誰も乗ってねぇ・・・。単に遅れただけかよ!
その後他のホテルに寄って残りの人たちをピックアップ。皆さんやはりそわそわしながら待っていた。そりゃそうだ、気合を入れて遺跡を見に行こうとしてたんだから。
途中で地元の人を拾いつつ、1時間半でティカルに到着。
入場料はグアテマラ人が25Qに対し外国人は150Q。値上がりが激しい。
同じバスに日本人のユミコさんがいて、一緒にのんびり遺跡を回る。

ティカルはコパンより規模が大きく、ジャングルの中に50~70mくらいの階段ピラミッドの神殿がポコポコ林立している。見どころはこの神殿群で、彫刻を施したのは主に石灰岩だったらしく、コパンのような美しい彫像やレリーフはあまり残っていない。
神殿の幾つかには上ることができ、そこから見ると背の高い樹木の上に神殿がポコポコと顔を出している。緑の樹林の上に顔を出す神殿の様が、巨神兵の残骸みたいだ。絶えず咆哮しているホエザルの鳴き声が巨神兵の雄叫びのように聞こえる。
敷地内にはけっこう動物もいて、あまり人を恐れないらしく(慣れているのとは違って餌をねだりに来たりするわけではない)、ホエザルやハナグマの群れも人を意に介さずに姿を見せてくれる。
贅沢を言えば、ちょっとキレイに復元されすぎなのかなぁ・・・。思ったほど人も多くないし(特に朝と夕方はほぼ貸切状態になる)、なかなか見応えはあるのだけれど、インパクトという意味ではコパンの方が上だったかなぁ。もっとも最初に見たのがコパンだったからかもしれないけれど・・・。
神殿の階段はけっこう急で、素晴らしいことに上には柵も何もない。特にⅤ号神殿は高さがあって、上り下り用に設置された木造の階段が笑えるほど急だった。年に何人か死んでいるのではあるまいか・・・。
こういう大らかさは日本にはないなぁ。神殿の上にも第一に柵が設置されちゃうだろうし。いや、それ以前にもし日本だったらそもそも神殿に上れないか。
一足先に帰るユミコさんと別れて敷地内をブラブラ。
団体客は引き上げるのが早く、15:00になるとほとんどガラガラの状態。じっくり遺跡を見るには最適の時間かもしれない。どこもほとんど貸切状態だ。

17:00のバスで帰るべく遺跡の入口に戻る。と、来たときには気付かなかったが、入口近くの工事現場に日の丸が翻っている。「おっ!」と思って写真を撮っていると、日本人らしき作業者が二人、現地の作業者と一緒に歩いてきた。
声をかけたらやはり日本の建設会社の人たちだった。JICAの仕事を請け負って遺跡の入口近くに研究センターを建てているとのことだった。来年1月の完成予定らしい。さすが仕事が早い。工事現場の看板の前で一緒に写真を撮らせてもらった。

ティカルは夕日のキレイなところだ。地表近くが塵っぽいのか、空が信じられないほどオレンジ色に染まる。太陽も大きく見えるな。
今日の夕日はひと際キレイだった。

さて、フローレスには「すいか」という日本人女性がやっておられる日本料理屋があるらしい。カレーや親子丼が30Qほどで食べられて値段も手頃。
今もあるのかどうか定かでないが、宿から歩いてすぐなので行ってみることにした。
ちゃんとあった!
一階には座敷もあるが、二階は湖からの夜風が吹き抜けて気持ちいい。
二階のテーブルで料理を待っていると・・・「こんばんは」と女優の原沙知絵さんが連れの女性二人とやって来て隣のテーブルに座った。
自分はすぐに気付いたが、マユミは気付かなかったらしい。とびきりキレイな人が来たなぁとは思ったらしいが・・・。
実に気さくで素敵な人だ。
が、やはり独特なオーラがあってなかなか話しかけられないなぁ・・・。
食べ終わって店を出ようと階下へ行くと、先ほどお会いした建設会社の二人、コーダさんとスズキさんが飲んでいた。そのまま合流。
バイタリティーがあって実に面白い人たちだ。話が尽きん。
ティカルで会ったときは、てっきり年配のコーダさんが上司で若いスズキさんを連れているのかと思ったのだが(ヘルメット姿も板についてたし)、コーダさんの方は現地で採用されたばかりだという話。
激動の紆余曲折を経て今に至っているわけだけど、すごいなこの人。世の中にはすごい人がいるもんだ。
で、話をしているうちに、「NHKの撮影で今日日本の女優さんが来てるらしいんだよねぇ」という話になった。誰かに聞いてきた二人は、「三人組らしい」とかけっこう詳しい情報を持っている。が、コーダさんがメモってきた名前はお付きのスタイリストさんか誰かの名前。肝心の女優さんの名前は知らないらしい。
「上にいる人たちじゃないかなぁ」と話すと、「どれ、どれ」という感じでコーダさんが出撃。
「あれ?どこかでお会いしませんでしたか?」・・・普通言えんよなぁ・・・。やっぱすげーわ、この人。
正真正銘原さん本人で、気軽に写真撮影にも応じてくれた。素敵な人だ。一瞬でファンになってしまった。
いつもは飯を食いに行くのにカメラなど持っていないが、ティカルから帰ったばかりのこの日はたまたま持っていた。こういうのも何かの縁なんだね、きっと。

すごい一日だった。
久々にティカルで日本人に会ったなぁと思ったら、帰り際に建設会社の二人に会い、たまたま行った日本料理屋で二人に再会、そして原沙知絵さんとばったり会う。
ティカルの感動などすっかり飛んでしまった素晴らしい一日だった。

25mar2011 巨神兵のように顔を出す神殿 25mar2011 失われた世界
巨神兵のように神殿が顔を出している        失われた世界

25mar2011 神殿の幾つかには上れる 25mar2011 Ⅴ号神殿
上れる神殿が多い                    Ⅴ号神殿

25mar2011 横に設置された急な木造階段を上る 25mar2011 年に何人か落ちる人がいそう
横に設置された木造階段は笑えるほど急      年に何人か落ちてるだろ、これ?

25mar2011 夕方のⅠ号神殿 25mar2011 工事現場の看板の前で
夕方のⅠ号神殿                     工事現場の看板前で

25mar2011 原沙知絵さんと@すいか
原沙知絵さんと@すいか

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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