イスタンブール到着

月曜にイスタンブールに到着しました。寒いです、イスタンブール。海峡の影響なのかな。
ただいまツリーオブライフに投宿中。

トルコ以降の国はビザがとにかく面倒。
その情報収集をしたり、必要なものの買い物に行ったりで、毎日暇なような忙しいような・・・。

トルコからの予定は、トルコ→グルジア→アルメニア→アゼルバイジャン→イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタン→タジキスタン→キルギス・・・という感じで、ひとまず夏のパミール・ハイウェイを目指します。
ちなみに、この国の中でビザが必要なのは、グルジアとキルギス以外全部。
特に厄介なのが、中央アジアの北朝鮮と言われるトルクメニスタン。
いまだに旧ソ連邦然としていて基本的に観光ビザは取れず、取れるのはたった五日のトランジット・ビザ。
それでも五日取れればまだ運がいい方で、人によっては三日しかくれなかったり。その辺は運次第。

その五日のトランジット・ビザの申請に出国先、つまり自分らの場合ウズベキスタンのビザが必要だったり、本国への照会やらでビザの取得に1、2週間かかったり・・・。
でも、アフガンは通れないから中央アジアを陸路移動するにはトルクメニスタンを通らざるを得ない。

五日のビザを取れたとして、自転車の場合、灼熱の中五日で国境まで走破できるのかも問題だったりする。
ビザが三日とかだったらその時点でアウト。
ちなみにオーバーステイの罰金はかなり高額。

ちなみにこのトルクメニスタン、日本に大使館や領事館はないはずだから、日本でビザを取るのは不可能。
観光ビザは、宿泊先や交通手段を全部指定して現地のガイドをつけたりしないと取れない、つまり自由な動きが制限される上高額。
いまだ遠い国ですね・・・。

ウズベキスタンのビザをイスタンブールで取るのをやめたので、来週にはイスタンブールを発つ予定です。

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これからオフリドを発ちます

一路イスタンブールを目指します。
すでに心はトルコの東へ・・・。
マケドニアとブルガリアはスルーするつもりですが、山越えが続くのでけっこう日数かかりそう。

次の更新はたぶんイスタンブールで。

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クロアチアの光と陰・・・BIH国境沿い横断 その1

2012/1/1 日
始:9:20 ~ 終:15:30 走行:80km
~ Ivankovo ~ Vodinci ~ Novi Mikanovci ~ Stari Mikanovci ~ Strizivojna ~ Vrpolje ~ Đonji Andrijevci ~ Garčin ~ Trnjani ~ Bukovije ~ Slavonski Brod ~ Brodski Varoš ~ Sibinj

元旦も休まず営業しています!

昨晩も今朝も気温は-4℃。無風快晴の素晴らしい一日。テントから初日の出も拝めた。(林の中だから見晴らしがいいわけじゃないけど・・・)
霜だか霧氷で白くなった木々が青空に映える。すごくきれい。
元旦の今日は出歩く人もほとんどおらず、国中がひっそりした感じ。もちろん店はどこも休みだし(GSも休み)、バスも運休。ベオグラードとザグレブを結ぶ大動脈のアウトバーンも午前中はほとんど車が走っていなかった。とても健全な社会であると思う。

昨日に続いて46号を西に走り、Stari Mikanovciで46号を外れてVrpolje方面へ。道路を走る車はほとんどなく快適の一言。
「Đakovoには壮大な大聖堂がある」とミリエンコが教えてくれていたけど、そのためだけに遠回りするのもなんなのでパス。アウトバーンのA3に沿ってボスニア・ヘルツェゴヴィナ(BIH)国境沿いを西に走る。
クロアチアの中央をPapuk山地が走っていて、平地は前回走ったハンガリー国境沿いか、今回走っているBIH国境沿いにしかない。

BIHは三つの地域から成る連邦国家である。
カタカナの「フ」の字の形をしたセルビア人のスルプスカ共和国(セルビア人共和国、RS)と、ムスリム人とクロアチア人のボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦。
ボスニアとヘルツェゴヴィナの違いは、ミリエンコたちの教えてくれたところによると、オスマントルコに最後まで抵抗を続け、オスマン朝に支配された後も比較的オスマン朝の影響を受けなかった古くからの人たちが住んでいるのがヘルツェゴヴィナ。簡単に言うと、RSに「フ」の字に囲まれた部分の北部がボスニア、南部がヘルツェゴヴィナということになる。
ちなみに、ムスリム人というのは旧ユーゴ独自の民族で、セルビア語=クロアチア語を話すイスラム教徒のこと。イスラム教はオスマン朝によってこの地に持ち込まれた。

民族問題というのは日本人にとってなかなか理解し難いが、口で言うほど簡単ではない。
国や民族の歴史や成り立ちといったものに深く根ざしているからだ。
そういった歴史や背景を無視して「友愛」だの「人類愛」だのと偽善めいたことを声高に叫ぶ人たちがいるが、無理に馴れ合う必要はないのだと思う。
殺し合いに発展するような虐めや喧嘩がなければそれでよい。動物界でも同じことだ。ジェノサイドだの民族浄化だのといったことは人間だけが犯す愚行である。
「友愛」だ「人類愛」だなどと言っていると、その国や民族のアイデンティティはどんどん失われていく。
世界中がどこぞの国のような人工国家ばかりになったらどうする?考えただけでもゾッとするわ・・・。
動物界だって同じ。サルやオオカミが縄張りも持たず馴れ合っていたら気持ち悪いわ。
価値観は多様で当たり前。だから世界は今でも面白いのだ。

さて、いたるところで爆竹が鳴らされていて少々耳障り。
セルビアでもクロアチアでもクリスマス前後あたりからそうだったのだけれど、元旦の今日は特に激しい。
今日は途中までは迷うほどテン場があって天国のようだったのだが、Bukovijeのあたりから道路脇の山が迫って平地が狭まると見つからなくなった。
地図を見て嫌な予感はしていたのだけれど、国によらずそういう地形のところは得てして人家が途切れなくなる。クロアチアも例外ではなく、急に人家が途切れなくなった。
テン場を探す時間になって今日もはまった・・・。
林に幕営することなど望むべくもなく、畑の中の木立ちの間になるべく人家から離れて幕営。もうしばらくこんな状況が続きそう。
このあたりはサヴァ川がクロアチアとBIHの国境になっていて、妙に国境が蛇行している。

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2012年は快晴で明けた                  花が咲いたように霧氷がきれいだった

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大動脈のアウトバーンもガラガラ・・・          畑の中の木立ちの間

2012/1/2 月
始:9:30 ~ 終:15:20 走行:66km
~ Brodski Stupnik ~ Oriovac ~ Lužani ~ Batrina ~ Nova Kapela ~ Vrbova ~ St. Petrovo Selo ~ Rešetari ~ Nova Gradiška ~ Medari ~ Okučani

昨晩の気温-2.5℃、今朝-5℃。
今日も無風快晴の素晴らしい一日だった。日が出ると暖かくて、朝からイヤーバンドも不要だった。こんな天気がずっと続いてくれると楽なんだけど・・・。

今走っている国境のサヴァ川沿いの道は「Ruta Sava」となっている。つまりクロアチア独自のサイクリングルートに指定されている。
サヴァ川(国境)からはだいぶ距離があって川沿いを走るわけじゃないけど、特別に自転車道が整備されているわけでもないけど、車が少なくて快適である。おそらくこのままサヴァ川沿いにザグレブまで続いているのだと思う。
このルートの難点はテン場を得にくいこと。使ってる地図には出ていない小さな集落が道沿いに途切れることなく続いていて、まったくつけ入る隙がない。あんなにあった林はどこかに消えてしまった。

Nova Gradiškaでスーパーを見つけ食料と水の買い出し。水は2Lだけ買った。
Nova Gradiškaの西、道沿いに急に廃墟が目立つようになる。家々の壁に夥しい数の弾痕が残っていて生々しい・・・。
そんな光景がOkučaniの先まで延々と20km以上続く。
国境に近く、サヴァ川の向こうはBIHのセルビア人共和国。このあたりは独立戦争当時、セルビア人の居住地域だったのかもしれない。

人口のおよそ12%にあたる57万人のセルビア人を抱えたクロアチアは、民族問題が未解決のまま独立に踏み切った。
クロアチアが独立を宣言するとセルビア人の多くが武装して国内に自治区を設定、クロアチアからの独立、もしくはセルビア本国への併合を求めた。
紛争はこのセルビア人地区から始まって、その後ユーゴ連邦軍が参入して泥沼化。'92年に停戦が成立して、当時のECがクロアチアの独立を承認した。
'95年になってクロアチア軍がセルビア人地域に攻撃を再開、'97年までに全土がクロアチアに統合された、というのが簡単な事の経緯。

道沿いの家々に残る弾痕がセルビア人によるものなのか、クロアチア人によるものなのかはよくわからない。
いずれにしても今は、ほんの20年前に民族に分かれて血みどろの抗争を繰り広げていたことなど嘘のように平穏である。少なくとも傍目にはそう見える、クロアチアもセルビアも。

Medariで自転車を止めて破壊された教会の写真を撮っていたら、道を歩いてきたおばちゃんに声をかけられた。
「酷いでしょう。でも私はずっとここに住んでいるけど生き残ったわ」
笑みを浮かべながらおばちゃんはそう話していた。
おばちゃんがクロアチア人なのかセルビア人なのかは知らない。

Okučaniを過ぎても尚、道沿いの家々にはときどき弾痕が見られる。
なんとなく気分が暗くなる。そして相変らずテン場はない・・・。
本当はこんなエリアを脱したところに幕営したかったのだけれど、時間切れ。
まだしばらく集落は途切れそうになく、道をちょっと外れて昨日と同じような畑の中の木立ちの陰に幕営。
夕日がとてもきれいだった・・・。
夕暮れ時、仕事を終えたトラクターのおっちゃんがテントの近くの畦道を引き上げてきたので、こちらから率先して笑顔で手を振る。おっちゃんも明るく笑顔で手を振り返してくれた。
ここに幕営することに問題はなさそうだ。

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快晴のテン場を後にして・・・               Ruta Savaをゆく

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沿道には弾痕の残る家や・・・              廃墟になってしまった家が目立つ

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昨日と同じような畑の中の木立ちの陰に幕営・・・夕日がきれいだった

2012/1/3 火
始:10:15 ~ 終:15:15 走行:51km
~ Rajić ~ Novska ~ Bročice ~ Jasenovac ~ Drenov Bok ~ Krapje

昨晩は晴れていたのだが、5:00頃トイレに起きるとすっかり曇っていた。
6:00を過ぎると突然風が吹き始め、雨も舞い始めた。停滞か・・・?シュラフにくるまって暫し様子を見ることに。
8:00を過ぎるとピタッと風がやみ、雨もほとんど上がったので行動することにした。相変らず曇っているが、所々明るくなってきた。
昨晩の気温3℃、今朝は5℃もあり、気持ち悪いくらい暖かい。

引き続きRuta Savaを西に向かう。
昨日に続き弾痕の残る家や廃墟となってしまった家が目につく。Novskaの先まで延々と。
いい気分ではない。心なしか道行く人たちの顔もくもって見える。

雨が強くなってきた。
NovskaでLiDLを見つけ、雨宿りがてら食料の買い出し。水は7L買う。
12:30過ぎに雨がやみ、薄日が差し始めた。
次はガソリン。実は昨日からGSを探しているのだが、道沿いにGSがまったくない・・・。Novskaの町中を探せばどこかにあるのだろうが、面倒なので先に期待。
NovskaからはRuta Savaを離れ、47号でサヴァ川に向かう。国境も近いし、47号を走ってりゃさすがにGSの一軒くらいあるだろ。

47号に入ると、GSは見当たらなかったが、これまでなかった待望の林がそこかしこに現れ出した。
テン場には困りそうにない。あとはガソリン。ガソリンさえあればどこにでも幕営できそうなのだけれど・・・。

GSが見当たらないままサヴァ川沿いのJasenovacに着いてしまった。
ここからサヴァ川を渡ればもうBIH。ただし、ここの国境にはチェック・ポイントがなく、一般人は越境できない。
Jasenovacからはサヴァ川沿いを走るつもり。ちょっと行ってみたけど、ここから先にはGSなどありそうにない。はて、困った・・・。
道路脇の家で作業していたおっちゃんに身振り手振りで聞いてみる。
おっちゃん曰く、「おぉベンジーナか。それならノブスカだ」
ノブスカ?それじゃ10kmも戻らねばならない。
「こっちの道沿いか、そっちの道沿いにどこかないでしょうか?」サヴァ川沿いの道と、ノブスカと逆方向に続く47号を指差して聞いてみる。
「ねぇなぁ・・・BIHまで行かないとないよ。ここから12kmだ」
うそ?
「こっちはどうでしょうか?」サヴァ川沿いの道を指差して聞いてみる。
「シサクまでねぇなぁ・・・」
Sisakというのはここから60km以上の彼方である。
BIHまで行かないとないの・・・?さすがにコケそうになった。

おっちゃんに礼を言って仕方なくノブスカに戻り始めたが、途中で思いとどまった。ガソリンのためだけに今から往復20kmも戻る?こんな馬鹿げたことはない。
やめた、やめた。ガソリンは諦め。ギリギリ今晩くらいはもつんじゃないか、ということにしてJasenovacに戻った。
Jasenovacからはサヴァ川沿いを走る、本当の意味でのRuta Savaを行く。
川沿いにはどこまでも森が広がっていた。ちょっとジメジメしてそうだけどなんとかなるだろ、などと話しながら車のほとんど通らない快適な道を走っていると・・・

それは突然現れた。
「地雷・立入禁止」・・・ドクロ・マークの入った警告板。
一瞬目が点になった。幕営どころの話じゃない。こんな警告板を見たからには川沿いの森はもちろん、道路以外のところに足を踏み入れる気にならない。

サヴァ川はJasenovacから国境を離れ、蛇行しながら北西のザグレブへと流れている。もう少し走れば集落が出てくるし、国境からも離れるから危険地帯を脱するだろう。
最初の集落はDrenov Bok。まだ安心できない。
Drenov Bokから、道は北に向きを変え国境からどんどん遠ざかる。
次の集落はKrapje。この集落の家屋は木造の立派なもので、今まで見てきたクロアチアの家屋とはまったく違っている。古い木造の家屋がズラリと並ぶ様はどこか日本の宿場町のようで落ち着く。って今はそんなことはどうでもいい。
このあたりまで来ればよかろう、ということにしてテン場を探し始める。確実に人が足を踏み入れている場所を・・・。

Krapjeを抜けたところでノブスカ方面行きの道が分岐する。ルートから外れるけどサヴァ川沿いよりよかろう、と思いそっちの道に入る。
正解。サヴァ川の支流であるLonjaに架かる橋を渡る手前、枝道を入ったところに格好のテン場を発見。
釣り場になっている川岸の奥の林で、キッチリと人の手の入っている雑木林。これなら安心して幕営できる。
林の中は広くて平ら。橋の架かる道路はほとんど車の通りもないし、何泊でもできそうな快適なテン場である。

それにしても・・・BIH国境沿いの地域と、ルードブレクみたいなスロヴェニアに近い地域とでは同じ国とは思えないくらいの差があるように感じる。
こっちはどことなく暗く、そして貧しく見える。遅れている、と言うかここだけ取り残されてしまったようなそんな感じ。言わばクロアチアの光の部分と陰の部分・・・おそらくこれはアドリア海沿いの地域と比べるとさらに明確なのではないかと思う。
BIH内をルートにとらなかったのは賢明であったと改めて思った。ミリエンコたちのアドバイスを聞いておいて本当によかった。

この晩は晴れて上空に月と星が輝いていたが、林の中は霧が立ち込めていて、そのコントラストが幻想的だった。

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昨日に続き弾痕の残る家や廃墟が目につく       "MINE"てのは地雷のこと

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左側が未処理の地雷原・・・畑のこんな近く      どこか日本の宿場町を思わせるKrapjeの集落

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テン場にはすごく気を遣った・・・確実に人が足を踏み入れている林

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クロアチア再び

2011/12/31 土
始:9:15 ~ 終:15:50 走行:52km
~ Gibarac ~ Šid ~ 国境 ~ Tovarnik ~ Ilača ~ Banovci ~ Orolik ~ Slakovci ~ Stari-Novi Jankovci ~ Mirkovci ~ Vinkovci

昨晩の気温1.5℃、今朝0℃。
朝のうち雲が出ていたが、その後快晴となった。一日中冷たい西風が向かい風となって辛かった。

国境の町Šidで残ったセルビアのお金をタバコとワインに替え、いざ再びのクロアチアへ。
国境までは15kmほどだった。セルビア側もクロアチア側もガラガラ。
セルビアも出国スタンプは省略だった。11:00に快晴の国境を越える。クロアチアに入るときはいつも快晴だな・・・。
ちなみに、前回もそうだったのだけれど、何故かクロアチアのイミグレ係官はいつも女性で、しかも美人。感じのいい美人の係官に見送られて入国(もしくは出国)すると、なんかそれだけで気分がよくなる。(単純だけど・・・)
旅行者にとってイミグレの係官というのはある意味その国の顔であるから、係官の印象ってのはとても大切だと思う。

国境から続く46号をひたすらまっすぐ走ってVinkovciへ。
クロアチアに入った途端、林が目につくようになった。
クロアチアも前回テン場には苦労させられたのであるが、林が溝で隔てられているだけの話であって、林自体は存在する。それだけでセルビアに比べて天国のように見える。
セルビア(北部)はどう考えても木を伐りすぎだ。だから地面があんなにグチャグチャになってしまうのではないのか?
クロアチアに入るとあまりグチャグチャした感じがなくなった。決して天気のせいばかりではないと思う。

林はあるけど相変らず溝で隔てられていて、中に入るのが困難ではある。
Vinkovciはこのあたりでは一番大きな町。ようやく大型スーパーが現れて、ここでお金を下ろして食料の買い出し。
元旦の明日は祝日でどこも休みだから、二日分の食料をまとめ買い。水も7L購入。

引き続き46号を辿り、Vinkovciを出て道路が分岐するところに雑木林を発見。森や林を見つけたらそこに向かって走る、というのが鉄則。
偵察すると林の中を林道が走っていて、容易に中に入れる。ラッキーだ。
車止め(と勝手に思い込んでいる)ゲートの脇をすり抜けて林の中に入り、平坦地を見つけて幕営した。
久々にテン場探しがスムーズだった。

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久々の快晴!                        ま、快晴でも畑しかないんだけど・・・

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クロアチア再び                       やはり森や林は快適、そして何より落ち着く

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陽気な人たち、そして木を伐りすぎじゃないのか?・・・セルビア北部周遊 その2

2011/12/29 木
始:11:15 ~ 終:15:20 走行:42km
Zemun ~ Batajnica ~ Ugrinovci ~ Šimanovci ~ Prhovo ~ Pećinci

朝から濃霧。
ホテルのチェックアウトは11:00で、宿代に含まれている朝食を腹いっぱい食べてからもう一度シャワーを浴び、せっかくの宿代をしゃぶりつくしてから宿を発つ。(貧乏臭い)
自転車も洗濯室に入れさせてもらえたし、実に快適なホテルだった。

この荷物でベオグラード市街に入ることはまったく考えられない。22.1号も不快だけど、いったんBatajnicaまで10kmほど戻ってそこから西へ横断することにした。
Ugrinovciのミニ・マーケットで食料の買い出し。水はホテルで汲んできたので今日は足りる。
車が多くて不快だったけど、Ugrinovciあたりまで来てようやく車が減った。と同時に道路標識も町に入ったことを示す標示もなくなった。
どこを走ってどこに向かっているのか確信が持てず、コンパスを見ながら走る。しばらくしてキリル文字の標示が現れるようになった。止まって解読。地図にキリル文字の表示がないのが悪い。
同じ言葉をクロアチアではラテン文字表記しているように、セルビア語もラテン文字で完全に表記することが可能だ。
例えば「Beograd」は「Београд」、「Novi Sad」は「Нови Сад」といった具合。

それにしても町と畑しかないなぁ・・・帰るべき森とか林といったものがまったくない。林はおろか木がほとんどない。どう考えても木を伐りすぎじゃないのか?
14:00過ぎからは霧雨も降ってきてずいぶん濡れた。先の状況も絶望的・・・。
Pećinciでアウトバーンを渡った先、道路脇の畑の中に藪を見つけそこに幕営。
テン場としては悪くなかったのだけれど、問題は藪までのアプローチ。畑の中の道が泥でグチャグチャ。
この泥、恐ろしく粘度が高く、足を踏み入れようものなら春先の山で雪がアイゼンに団子になるような状態になる。靴が高下駄のような状態。一度くっつくと叩いたくらいでは落ちず、木の棒で削ぎ落とさねばならない。
泥道の端の草の上を伝っていったのだが、それでもけっこう酷いことになった。バイクも荷物も靴も泥だらけ。ちょっと身の危険すら感じる性質の悪い泥だった。
昨晩の寝不足がたたってか(ネットをやっていて・・・)、濡れたのが悪かったのか、この日は寒気がして体調が悪かった。

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快適なホテルをしゃぶりつくして後にする    ミニ・マーケットの店員の女の子と客の兄ちゃん

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テン場に関しては完全なる不毛地帯          ようやく見つけた畑の中の藪

2011/12/30 金
始:9:30 ~ 終:14:40 走行:57km
~ Đobrinci ~ Kraljevci ~ Ruma ~ Voganj ~ Sremska Mitrovica ~ Laćarak ~ Martinci ~ Kuzmin ~ Kukujevci ~ Bačinci

昨晩もずっと霧雨が降っていたがどこかで雪になったらしく、朝テントの外を見ると雪が薄っすら積もっていた。今朝の気温-2℃。
昨日よりは薄いがやはり霧も出ている。セルビア北部は内陸の平地で、おそらく霧が発生しやすい。冬はほぼ毎日こんな天気であろう。

藪から昨日と別の退路を確保して道路に出る。もっとグチャグチャだろうと思っていた畑の上は意外とそうでもなく、昨日もこっちからアプローチしていればあんな不快な思いをせずに済んだのかもしれない。
Rumaで休憩したついでにディスカウント酒屋でタバコを買う。この先の状況が不透明なので安いセルビアでまとめ買い。昨日と今日合わせてまずは3カートン入手。
ちなみに、厳密にはどの国にもタバコの持ち込み制限があるが、自転車で陸路国境を越える者に対して荷物検査をする国境などヨーロッパにはない。

Sremska Mitrovicaでセルビアに入って初めて大型スーパーを見かけ、ここで食料の買い出し。水は2Lだけ購入。
スーパーの告示を見ると31日は営業している(1日は休み)ようであるが、明日は皆さん出かけず家でのんびりするつもりなのか、今日のうちにまとめ買いをしている人が多かった。

セルビアは行き違う車が頻繁にクラクションを鳴らして手を振ってくれる。
そんな国は他にいくつもあったけれど、ここまで頻繁に挨拶してくれる国ってのもなかったような気がする。
それはそうと今日もまったくないなぁ、テン場・・・。昨日のこともあったから早くも14:00前から真剣に探し始めたが、どこまで行っても町と畑しかない。
本当にこんなに木を伐っちゃってどうするんだよ~
どこまで行ってもありそうにない。これ以上走ると国境に出てしまうというタイミングで、林はないけど道路脇に廃屋を見つけた。
偵察すると幕営できそうなところがあったので、今日はここに幕営。
あまり快適なテン場じゃないけど仕方なし。結局セルビアではずっとテン場に苦労したなぁ・・・。

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今日も霧                           ま、霧が晴れても畑しかないんだけど・・・

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セルビアの道路標識と                   よく見かけた旧ユーゴ製のYUGOというメーカの車

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今日は子豚を丸々一匹買っていく人が多かった    どう考えても木を伐りすぎだろ・・・

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ようやく見つけた廃屋                   屋根が一部残っていて雨風凌げる

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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