河西回廊 その8

2012/11/7 水
始:9:50 ~ 終:18:20 走行:98km
~ 南華 ~ 新華 ~ 新華の先10km(線路を渡る手前)

東の風、晴れ。8:00の気温-6℃。
いいテン場だった。昨晩寝不足だったせいもあり、久しぶりによく眠れた。

晴れてはいるが、どことなく霞んで白っ茶けている。これぞ想像していた支那の空、という日が続いている。
東の向かい風は強くはないが、十分走行の支障となるレベル。
東風のときは、経験的に天気は問題ない。西風が吹くと崩れる兆候である。
南の祁連山脈が少々遠のいたせいか、だいぶ暖かくなったように感じる。それとも今日がたまたま寒くないだけだろうか?

このあたりにはまだまだムスリムが多い。ムスリムといっても回族の人たちだから漢人なのだけれど、まだまだ店は清真のところが多い。
荒野で羊を放牧している人もよく見かける。羊というよりヤギ(山羊)に近い。羊とヤギ・・・何をもって区別するのか知らないのだが、境界がかなり曖昧である。
ここらで見かけるやつは毛が長くてストレート、ふさふさでとても暖かそうである。
こんなところに食べられる草なんてあるのか?という場所なのだが、羊たちはムシャムシャと一心不乱に茶色い草を食んでいる。

15:00頃、南華にて昼食兼夕食にした。
一日の中で最大の楽しみ。家常豆腐とナスの炒め物を米飯でいただいた。
食堂で水も6Lほどもらい、近所の商店で行動食の買い出しも済ませる。

南華から先はいくぶん人が増える。テン場がないわけではないが、道路脇が畑だらけになって少々見つけにくい。まだ早いからもうちょっと走ろう、などと言っていると見つけるのに苦労する破目となる。
新華を過ぎて10kmほど走ったところ、線路を渡る手前でルートを外れテン場を探す。
土盛りがいくつかある平らな場所を畑の脇に見つけたのだが、よくよく見たらお墓だった。さすがにお墓のすぐ脇ではまずかろう。少し奥にある整備された果樹畑の中に幕営させてもらった。
すぐ近くを線路が走っている。一瞬だが列車からはテントが丸見えだ。
21:00の気温-5℃。

余談63 中国の犬
走っていてまた一つ気付いたことがある。中国では犬というものをほとんど見かけない。
たまに見かける犬は、飼い犬でも野良犬でもチワワくらいの大きさで、どれも鼻が低い=あまり可愛い顔をしていない。
「チン」という犬種がいるが、どれもこのチンの血が混じっているものと思われる。今まで気付かなかったけど、「チン」というのは中国のことなのか?
見事なまでにチワワくらいの大きさのやつしか見かけないんだけど、中型犬以上の犬はやはり食べられてしまって繁殖できなかったのだろうか???

IMGP6919_サイズ変更  IMGP6923_サイズ変更
東の向かい風 強くはないが走行の支障となるレベル     羊かヤギ(山羊)か・・・微妙なやつら

IMGP6932_サイズ変更
晴れてはいるがどことなく霞んで白っ茶けている・・・これぞ想像していた支那の空

IMGP6933_サイズ変更  P1170178_サイズ変更
人民の電動バイク・・・ペダル付きのやつもある         果樹畑の中に幕営させてもらった

関連記事
スポンサーサイト
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 108_China1 Gansu / 中国1 甘粛省] | 2014.01.31(Fri) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

河西回廊 その7

2012/11/6 火
始:10:40 ~ 終:17:50 走行:74km
~ 総寒 ~ 上坝 ~ 清水 ~ 清水の先6km

朝から一日薄曇り。
テントで生活しているいつもの日は20:00過ぎには寝てしまうのだが、昨晩は久々に宿に泊まってやることだらけ。寝たのは4:00だった。
時計を北京時間に合わせたので日の出は8:00過ぎ。いったい冬至の頃の日の出は何時になってしまうんだ?こんな内陸の地で北京と同じ時間を使うのは、ハッキリ言って無理がある。

宿代には朝食が含まれている。
朝からボリューム満点すぎる中華のビュッフェ。メニューは昼食や夕食と何ら変わらない。
人民は朝コーヒーを飲んだり、トーストや玉子焼きを食べたりすることがないようだ。そういったものはない。勝手が違うので少々戸惑うが、朝から美味しい中華を腹いっぱいいただいた。
こんな季節、しかも平日で客はほとんどいない。にもかかわらず、料理の数が半端ない。客の有無に関わらずこれだけの料理を毎日準備しているのであろうか?
ビュッフェって無駄じゃないか、と毎度思う。余った料理はどうするのだろうといつも考えてしまう。ま、この国では従業員が食べているのだと思うけど。
朝一番から長々と食事をしていたが、その間食事に来たのはおっちゃん一人。しかもサッと済ませて帰ってしまった。
給仕をする従業員だけが何人もいて、自分らだけ五回も六回も料理を盛りにいくのがちょっと恥ずかしい・・・。

毎度貧乏くさくも、せっかくのホテル滞在をしゃぶりつくしてから宿をあとにする。
10:40、まずは公安へ。
昨日も会った二人組の台湾人パッカーがいて、待っている間しばしお喋り。一人は英語が上手。
台湾人もビザが必要だから、やはり手続きのため公安に来なければならない。そのくせ中国の地図ではことごとく、台湾はすっかり中国の一部、台湾省とされている。
地図の上では南沙諸島もすべて中国領、南シナ海もすべて中国の領海。フィリピンやマレーシア、ベトナムのごく近傍に勝手な国境線が引かれている。
ちなみに、自分らの持っているこの時点の地図では、尖閣諸島を含む東シナ海には国境線を引いていない。

ビザの手続きは、今日も胡さんが担当してくれた。
なにやら朝一からシステムの調子が悪そうでヒヤヒヤしたが、30分ほどしてどうにか延長の手続きが完了。
他国のように延長のスタンプを押すだけだろうと思っていたのだが、新たなビザを再発行するという形だった。そりゃ手続きに時間がかかるし、有効期間が発行日からになっちゃうわけだわ・・・変に納得してしまった。

すっかりお世話になりました。胡さんに礼を言って11:20に公安をあとにした。
これでしばらくビザの心配はいらない。ひたすら走るだけだ。

片側四車線の道路というのは、嘉峪関と酒泉の間だけだったらしい。酒泉を抜けると、G312は対面通行の普通の田舎道になった。
交通量は少ない。大型がほとんど走っていないのがありがたい。

酒泉を出てすぐに料金所があり、その先にあったGSでガソリンを購入する。
対応してくれた今日の女性は、溢れさせることなくMSRのボトルにうまく給油してくれた。
日本のGSなら例外なく誰でもできるこんなことにいちいち感動してしまう。一歩日本を出ると、こういう微妙なことができるのは奇跡的である。できないのが世界標準であって、むしろできる日本人のほうが特異であることが海外に出るとよくわかる。

その後しばらく小さな集落が連続するが、上坝の先からまた無人の荒野となる。
朝から日が出ていないが、今日はそれほど寒く感じない。
16:00頃、清水で行動食の買い出しを済ませ、久々に清真の店で食事。
今晩もテントでは自炊しない作戦にする。外で安く食べられるし、一度これに慣れてしまうと自炊するのが億劫になってしまう。
自炊をしなければ水もそれほど必要ないから楽チンだ。この日など、補給せず手持ちの水だけで済んでしまった。

清水を出て6kmも走ると人家が途切れ、どこでも幕営可能な状況になる。
道路からちょっと入った畑の脇の平坦地に労せず幕営した。土手があるため道路からは見えない絶好の場所。
少々湿気がある。しばらく乾燥したところばかり走ってきたので、久々の湿気が不快に感じる。風に次いで湿気というのは寒さも助長する。
20:00の気温-5℃。

IMGP6906_サイズ変更  P1170173_サイズ変更
滞在した酒泉飯店                  台湾人パッカーの二人と@公安の事務所前

IMGP6908_サイズ変更  IMGP6912_サイズ変更
酒泉を抜けると普通の田舎道になった(十分だけど)      身を隠せる場所はほとんどない

IMGP6915_サイズ変更  P1170175_サイズ変更
久々に清真の店で食事                       日陰にはまだ雪が残る

関連記事
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 108_China1 Gansu / 中国1 甘粛省] | 2014.01.30(Thu) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

河西回廊 その6 酒泉でビザ延長(一回目)

2012/11/5 月
始:9:05 ~ 終:17:00 走行:17km
~ 酒泉

無風快晴。7:00の気温-9℃。
G312で酒泉へ。道路はずっと片側四車線+一車線分の路側帯。舗装もキレイですこぶる走りやすい。思わずこのまま酒泉もスルーして走り続けたい気分になる。が、ビザの件があるので、ルートを外れ酒泉に立ち寄る。
酒泉もなかなかに大きな町であるが、嘉峪関なんかに比べると生活感があっておもしろい。

路上にいた警官に公安の場所を訊くと、親切に地図を描いて教えてくれた。
果たして酒泉でビザの延長ができるのか・・・半信半疑で教えられた公安へと向かう。
大きな建物が見えてきた。立派な門のところで門番の人にビザ延長の旨を尋ねると、どうやらできるっぽい。
外事処にあたる業務を行っているところは、目の前の大きな建物ではなく、門の外の通りに面した別の事務所ということだった。門番の人が事務所の中まで案内してくれる。
そこは中国人のパスポートの発行なども行っているところで、そこそこ人がやって来る。
外国人のビザの延長業務には手馴れていないらしく、確認するのに時間がかかったが、どうやらここで問題なくできるらしい。よかった!これで蘭州やら西寧までバスで行くという手間が省けた。

まずは向かいの写真屋で写真を撮る、という話。証明写真なら手持ちの物があったのだが(もちろん中国特有の病的なフォーマットのものではないが)、ここで必要なのは写真をデータで貼り付けた申請書。事務所に来ていた人民も皆、写真のプリントされた申請書を提出していた。
事務所で対応してくれた職員の一人、胡さんが親切に写真屋まで付き添ってくれた。
撮影の前に鏡の前に座らされ、髪を整えてくれたりするところがいかにも中国っぽい。胡さんによると、延長できるのは30日、今日の午後には手続きが完了するらしい。
たまたま客として写真屋に来ていた張さんは、大学時代に日本語を少し勉強したということで、ちょっとだけ日本語を話すことができた。申請書が完成するのを待っている間、楽しくお喋り。

あいにく待っている間に昼休みとなった。12:00~14:30の間が昼休みであるらしい。
付き添ってくれた胡さんと一緒に事務所へ戻る。事務所には科長さんがいて、一緒にどうだと食事に誘われた。そしてなんと!近くの食堂で牛肉麺(いわゆる蘭州ラーメン)をご馳走してくれた。ビックリ・・・。
なんだか皆さんとても感じがいい。

食事の後、科長さんが公安の門番の部屋へ案内してくれた。「ここで待っていていいよ」と仰ってくれる。
が、しばらく時間があるので、この間に本屋や宿を当たることにした。
ちなみに、自転車は親切に事務所の中に置かせてくれた。昼休みの間、事務所は施錠してシャッターが下ろされるのだ。

門番の人に本屋の場所を教えてもらい、まずはそこに行ってみる。
なかなか大きな本屋だった。店員の人も実に親切で感じがいい。丁寧な対応がどこか日本人ぽい。意外だな・・・。
甘粛省の道路地図と中国全土の道路地図帳を入手できた。
どの国でも本屋の中を見て回るのは楽しくて、あっという間に時間が過ぎた。

帰りがけに、道路沿いにあった小奇麗で自転車の入れられそうな招待所を当たってみた。二人部屋が一泊50元。問題なく普通に泊まれるっぽい。
というのは、中国の宿泊事情はちょっと複雑で、建前上外国人が宿泊できるのは、公安局指定の宿(つまりは中~高級ホテル)に限られる。
ちょっと触れておくと、中国のホテルには大きさや設備によりグレードの低い順に、飯店、大飯店、酒店、大酒店、賓館、大厦などといったものがあり、これらが中~高級ホテルに相当する。ただし、名称に明確な規定があるわけではなく、商店が超市と名乗るように、小さなところも賓館などと名乗っていたりする。一応、中国政府は1~5☆までランク付けをしている。
一方、いわゆる安宿の類には、旅社、旅館、招待所などの名称がある。

パスポートが公安に預けたままになっているので、あとでまた来る旨を伝えていったん公安へ戻った。
いやにトントン拍子に事が運んだなぁとこの時は思っていたのだが・・・。

14:30ちょうどに公安の事務所が開いた。
手続きに必要な申請書の記入にあたり、パスポートのビザとスタンプのページのコピーが必要、ということで隣のコピー屋へ。ここも胡さんが親切に付き添ってくれた。
午前中の写真撮影が38元(高い!)、コピーが2元。

さて、ここから少々面倒な問題が次々と起こった。
申請書には、宿泊先の名称のみならず部屋番号まで記入する必要があるらしい。つまり、先に宿泊先が決まっていないと申請すらできない。
ちなみにこれは、「今日発つのか?」と最初に訊かれたときに、「はい」と答えていれば記入の必要などなかったかもしれないし、延長手続きすら今日中に完了した(結局翌日受取りとなったので)かもしれない。
この日はすっかり酒泉に泊まる気満々だったので、発つのは明日と答えてしまっていた。
先ほど当たってみた招待所の名前など覚えていない。部屋番号まで必要だから先にチェックインしないとダメか、ということでマユミに走ってもらったのだが・・・。
結果は、外国人は宿泊できない。いや、先ほど当たったときも筆談してたんだから外国人とわかったはずなんだけど・・・。

そうですか。やっぱダメですか・・・。
町中には招待所が腐るほどあるのだが、どこも宿泊不可。いくつか当たってみたのだが、どこもダメ。酒泉は徹底しているようだ。
外国人は公安指定の宿に限られる・・・胡さんはそんなことお見通しで、最初から近所の酒泉賓館を勧めてくれていた。ここは、中国政府の付けている星のランクでは最高級の5☆。立派な外観の、見るからに高級そうなホテルである。とても泊まる気にならない。

いったん申請を中断し、歩いて宿探しに出かける。
招待所はダメ、それならと酒泉賓館ほど高級ではない、賓館と看板を掲げているところを片っ端から当たってみるが、どこもダメ。外国人は宿泊不可。徹底している。
困った・・・。
一縷の望みを託し、旅行人に載っている金泉賓館を当たってみることに。住所を頼りに探したのだが、どうにも見当たらない。
人に訊き訊きようやくたどり着いたそこは、酒泉賓館以上に高級そうな大酒店に生まれ変わっていた・・・。
万事休す。

胡さんが教えてくれたのは、酒泉賓館のほかにもう一つ、酒泉飯店。星で言えば3☆であるが、堂々とした立派なホテルであるため後回しにしていた。
最後の物件。
フロントに掲げられた料金設定によると、一番安い部屋が388元。仕方ない・・・一泊だけだしここで手を打つか。
フロントで筆談を交わすと、オフシーズン料金であるのか、一泊268元だった。そりゃありがたい。ここに決定!

即チェックインを済ませ、パスポートを持って公安に舞い戻りたいところだったのだが、ここでまたも問題発生。
「ビザが切れているから最初に公安へ行け」という。チェックインできない・・・。
ビザが切れているはずはない。実際今、延長の手続きだってスムーズに進んでいるのだから。
問題は、パスポートのビザに表記された日付けにある。中国のビザはわかりにくいことに、ビザの有効期日が書かれていない。発行日(実際には申請日)と入国の期限のみが表記されている。30日とは書かれているのだが、いつから30日なのかは入国スタンプの日付けを見ないとわからない。

ホテル側は入国期限をビザの期限と思い込んでいる。いろいろ説明を試みるも、これを筆談でやり取りするのは不可能だ。
実際、筆談はかなり難しい。中国人の書いてくれる字はほとんど読めない。相手の書いてくれたことが一つもわからない、ということもしばしば。

マネジャーの女性が長々と電話でどこかへ確認してくれて、ようやく宿泊できる運びとなった。
中国は、このあたりのお役所仕事的な手続きが非常に面倒くさい。ホテルの人も皆さん感じはいいのだけれど・・・。
400元をデポして(差額をチェックアウト時に返してくれるシステムらしい)、部屋の鍵を受け取る。

急ぎ公安に舞い戻る。18:00に閉まると聞いていて、戻ったのが17:30を過ぎていたから、ギリギリセーフ。
胡さんは自分らのことをちょっと疑っていて、一泊いくらだったと訝しげに聞いてくる。
268元と正直に答えると、「うん、そんなもんだ」と納得していた。
ホテルに提出してしまった申請書の一枚をもう一度書いたり、胡さんがデータを打ち込んだり領収書を切ったり、けっこう時間がかかった。
18:00きっかりに帰っていく女性職員たちを尻目に、胡さんには20分ほど残業をさせてしまった。お世話様でした。

手続がいろいろと面倒なのだけれど、延長中である旨の証明書を出してくれたり、領収書をきちんと切ってくれたり、仕事はしっかりしている。
ビザの延長にかかる費用は、これもえらく半端だが168元。
誤算だったのは、てっきりビザの切れる日から30日延長してくれるのかと思っていたのだが、手続きをした日から30日の延長となること。
ビザが切れるのは11/9だから、四日間ほど失ったことになる。
致し方なし。どこで延長可能なのかもわからない状態で、ビザの切れるその日に延長手続きするなどという危ない橋は渡れない。万一、その日に公安が閉まっていたりしたら、その時点でアウトだし・・・。
二回目の延長ができるのかどうか、定かでない。胡さんによると酒泉では可能であるらしい。
明日から30日でどこまで走れるかわからないが、この先は特に観光する予定もないし、脇目もくれずひたすら走るしかあるまい。

結局、のんびりするつもりがなんだかんだで忙しい一日だった。
公安やホテルの時計はもちろん北京時間になっている。
ややこしいのでホテルに帰ってから時計を一時間進めた。今後は北京時間で生活だ。

夕飯は、近くの食堂で小籠包と海苔のスープを食べた。もちろん旨いし、店の人も感じがいい。
酒泉は大きすぎず、滞在のしやすい町だ。
食事や買い食いをするところにもまったく困らない。町にどことなく生活感があり、何日か滞在したら楽しいだろうなと思った。

帰りがけ、ライトアップでもされているかと鐘鼓楼に行ってみたが、特に何もされていなかった。観光スポットでありながら余計なことをされておらず、人民の生活に溶け込んでいる姿がむしろ好印象。
ずっと気になっていた焼き芋を路上で買って食べてみた。8元/kgという安さ。今どき日本で食べたらいくらすることやら・・・。
なんだかんだで今のところ中国はとても居心地がいい。人は感じがいいし、食べ物が豊富で何を食べても旨い。

ホテルに帰って浴びた今回のシャワーは何日ぶりだったのか・・・垢すりで擦るとすごいことになっていた。
ホテルにはWiFiがあるのだが、遅くて使い物にならない。ま、それ以前に規制がかかっているから、普通の状態では閲覧できないサイトが多いわけだが。日本語のブログの類はまず見られない。
バッテリーを充電したり、洗濯したり、シュラフを干したり・・・宿でもやることが目白押し。
あぁぁ一日くらいのんびりしたい・・・。

IMGP6903_サイズ変更  P1170172_サイズ変更
大学で日本語を勉強したという張さん               夕飯は小籠包と海苔のスープ

関連記事
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 108_China1 Gansu / 中国1 甘粛省] | 2014.01.29(Wed) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

河西回廊 その5 嘉峪関通過

2012/11/4 日
始:9:15 ~ 終:17:00 走行:73km
~ 嘉峪関 ~ 嘉峪関の先6kmほど

無風快晴。7:00の気温-16℃。めちゃくちゃ寒い。
昨晩も寒くてほとんど眠れず。お茶とコーヒーの効果で夜中トイレに二回も起きた。
山に近いせいか、珍しくテントが真っ白だった。日に当てても一向に融けたり乾いたりしないが、その代わりバサバサやるとキレイに落ちる。中でMSRを使うことで一度は融けたテント本体の霜も、日に当てておくと乾くどころか再び凍ってしまう始末。
本当に寒い。いったい十二月とか一月なんてどうなっちゃってるのだろう。

テン場をあとにしてS215を20km弱行くと、G312に合流した。いったい赤金から先はどこを走っていたのよ、G312・・・。
さらに3kmほど行くと料金所がある。こんなふうに一般道にも時どき料金所があるのだが、もちろん自転車はタダである。

万里の長城の西端の砦として明の時代に築かれた嘉峪関。東の山海関から続く長城の西の端が嘉峪関である。観光ポイントが市街地へ行く途中に何ヶ所かあるので寄ってみることにした。
まず行ってみたのが長城第一墩。嘉峪関から南へ延びた長城が、川に落ち込む断崖に阻まれて終わる場所。
ちなみに、万里の長城のことを支那では単に長城という。中国のどの地図を見ても長城が書き込まれているからおもしろい。東は渤海から西は敦煌のあたりまで、ところどころ途切れつつも、地図上ずーーーっとつながっている。
長城の関としては嘉峪関が最西端であるが、地図を見る限り長城自体は敦煌のあたりまで続いている。
もっとも、清の時代になると版図がウイグルにまで広がったから、西域の長城の重要性は薄れたのであろうが。そもそも清朝自体が、漢族ではなく北方のツングース系・満州族の王朝である。

第一墩はルートから2、3km離れたところにある。入場料を払って中に入らないと見ることができない。一人21元。
入場料を払って門をくぐると、第一墩に向かって土の壁が延々と続いている。高さはなく、数メートルの土壁に過ぎない。言われなきゃ万里の長城と気付かないかもしれない。
が、延々と続くこの土壁にはなにやら感動した。第一墩自体ではなく、むしろそこに続く土壁にグッときた。

第一墩自体は、中国お得意の半ばアトラクションのような見世物になっている。崖に張り出した観覧台の床がガラス張りになっていて、眼下を流れる川を眺められるようになっているとか、そんな具合。
中国の観光地というのは何にしてもやりすぎだ。余計に整備しすぎ。おそらく人民の趣向に合っているのだろうが、まるで関係のないものをその場に造ってしまうセンスにはうんざり。

嘉峪関は第一墩のあたりからも遠くに霞んで見える。
ほぼルート上にあるのだが、ここは外から眺めるだけで満足してしまった。たぶん遠目に眺めるに留めておくくらいがちょうどいいのではないかと思う。近づくにつれ、あまりにキレイに修復されすぎた姿が顕著になる。ちなみに、入場料はけっこう高額。

嘉峪関の8kmほど北に、懸壁長城と呼ばれている場所がある。黒山の山腹に長城が延びている様が壁に懸かっているように見えることから、その名がついたらしい。
ちょっと寄り道して行ってみた。
勝手に想像していたものと違い、長城のスケールが小さくて肩透かしを食った。それに加え、やはり近づくにつれ、あまりにキレイに修復されすぎていて興醒めする。たぶんここも遠目に見ているくらいがちょうどいいと思う。
ちなみに、入場料を払えば長城の上を歩くことができ、目の前に見えるピークまで上ることができる。外から見ている分にはタダである。

時季のせいだと思うのだが、日曜だというのにどこも人民が数グループいる程度。団体客で賑わっていたり、外国人観光客がいたりするわけではなく、なんとも寒々しい。いかにも場末の観光地といった風だった。

その後嘉峪関の市街に出て、食事にありついた。
清真の店は避け、中華食堂に入る。食事をするのが一日のうち最大の楽しみ。
今日のメニューは炒飯と水餃子、それから青菜麺。相変らず早い!安い!旨い!と三拍子揃っている。麺なら一杯五、六元で食べられる。
毎度ながら食堂で水をもらい、隣の商店で行動食の買い出し。

現在の嘉峪関の町自体は新しく、1960年代頃から造成された工業都市である。街区は真新しく整然としており、面白味には欠ける。が、道路が広く交通量も程ほどで、自転車で走りやすい。
(どのみち今日は日曜で休みだが)ビザ延長の件を嘉峪関で当たるのはやめにした。このまま酒泉に向かう。

嘉峪関から先は、G312が広くてやたらキレイになった。町中など片側四車線もある。路側帯も高速並みに広い。
町を出て6kmほど走ったところで枝道に入り、道脇に広がる広大な土地の一角に幕営した。何のための土地なのか、このように遊んでいる土地?がそこかしこにある。
今晩も夕食いらずだった。20:00の気温-9℃。

IMGP6891_サイズ変更  IMGP6893_サイズ変更
テン場の朝・・・めちゃくちゃ寒い                   長城第一墩への入り口

IMGP6896_サイズ変更
わかりにくいが、向こうに続く土壁が万里の長城

P1170155_サイズ変更
ここでいったん長城が途切れる

P1170158_サイズ変更
長城を逆へたどると嘉峪関・・・遠目に眺めるくらいがちょうどよい

P1170160_サイズ変更
懸壁長城・・・ここも遠目に見ているくらいがちょうどよい

P1170161_サイズ変更
近くで見るとこんな感じ

P1170165_サイズ変更
スケールが小さく、キレイに修復されすぎていて興醒めする

IMGP6900_サイズ変更  P1170170_サイズ変更
炒飯と青菜麺                             道路脇の広大な空き地の一角

関連記事
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 108_China1 Gansu / 中国1 甘粛省] | 2014.01.28(Tue) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   

河西回廊 その4

2012/11/3 土
始:10:35 ~ 終:16:40 走行:46km
~ 玉門東(嘉峪関の30km手前)

快晴、無風のち東の風。7:00の気温-16℃。
昨晩は寒くてほとんど眠れなかった。だのに・・・日の出前から起き出してお湯を沸かそうとしたら、MSRが絶不調。分解と着火を繰り返す。こうなったら意地でもコーヒーを飲んでやる。
いや、朝のコーヒーはともかく、MSRが夕飯時に使えなかったら大ピンチだ。
着火してはダメで、一度冷ましてからまた分解。そんなことを何度繰り返したろうか、ようやくどうにか使えるようになってコーヒーが飲めた。
そんなことに朝の貴重な時間を二時間近く費やしてしまった。

テントの中も荷物も、すべてが埃まみれ。これにはまいった。
テントを撤収したあとで、死亡したスタンドを外してアスファルトに押し付け、強引に曲げる。これまでよりさらに厚いスペーサーが必要になったが、どうにか荷物の積み降ろしだけなら使える状態になった。

そんなこんなで出発は10:35。日なたは凍った路面もすっかり融けた。
テン場から2、3kmも走ると、もっと快適そうなテン場がいくらでもあった。わからんものだ。一昨日もう2、3km走っていれば、あんな不快な思いをせずに済んだのに・・・。
緩い上りがしばらく続く。上り終えたところでまた玉門市に入った。
玉門はとっくに通り過ぎたはず・・・わけがわからん。が、人に訊いても道は合っているし、向かっている方角も間違っていない。

しばらく行くと小さな町があった。商店で買い出しを済ませ、隣の食堂で昼食にする。
久々に清真の店だったのだが、すっかり中華に慣れてしまったため選択肢が極端に絞られる。ここに来て羊肉はもう御免だ。
65元と、このところの相場より安かったので、久々に大盤鶏を食べた。すごい量だった・・・今まで食べた大盤鶏より肉の量が多い。最後はちょっと無理して平らげ、すっかり満腹。いやー大盤鶏はもうしばらくいいや・・。
大盤鶏の欠点は、調理するにも食べるにも時間のかかるところ。結局今日も一時間以上店にいた。
帰りがけに水を5L分けてもらう。

気を取り直して走り始めるが、寒い!寒すぎる。
日陰は大型に踏み固められた雪が残っていて危険。これがまた汚れて黒くなっていたりするから判別しにくい。
屋根の雪が日差しに融けて軒下に滴り落ちているのだが、滴るそばから再び凍って氷柱になっている。
町を抜けると平原になり、東風が強くなった。寒すぎる・・・晴れて日が出ているにもかかわらず、いくら漕いでも体が温まらない。この感覚は久しぶり。
要するに、冬のヨーロッパ並みだ。まだ11月に入ったばかりだというのに・・・。
このあたりは北に黒山、南に祁連山脈という二つの山脈に挟まれた地形となっていて、おそらく標高もそれなりにあると思われる。とにかく寒い!

嘉峪関の手前30kmほどのところまで来て、風の避けられそうなところがあったら今日はもう幕営しようということになった。
道路脇にある瓦礫の山が目に入った。道から外れて行ってみると、瓦礫の山の間にテントが張れそう。すかさず幕営した。
17:00には早くも祁連山脈の向こうに日が沈む。ちょうどよかった。

今朝分解整備したMSRは絶好調。水もふんだんにあったのだが、昼の大盤鶏ですっかり満腹になっていて、この日の晩はお茶とコーヒーを飲みながらサーダーアンダギーのようなお菓子をつまんだだけだった。
19:00の気温-6℃。
走っていた道路は452多道から215省道に変わった。手持ちの地図には出ていないので、今日はどこをどう走ったのか今ひとつわからない。

IMGP6880_サイズ変更  IMGP6883_サイズ変更
朝・・・雪は融けたのではなく風で飛ばされた          ものすごい量の大盤鶏・・・もうしばらく見たくない

IMGP6884_サイズ変更  IMGP6890_サイズ変更
午後になっても日陰は雪が残っている              寒すぎる・・・漕いでも体がまったく温まらない

P1170149_サイズ変更
あまりの寒さに早々に幕営

関連記事
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 108_China1 Gansu / 中国1 甘粛省] | 2014.01.27(Mon) PageTop
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。
記事が面白かったときはポチッとお願いします!
 ↓   ↓   ↓
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ    
   
   


 Web Page Translation
 You are here / ブログ内の現在地
なかっぴー通信NEO
 トップページ
  └ 月別アーカイブ
        └ 2014年01月
 About Me / プロフィール

nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

 名言集
すばらしい一日でありますように・・・
 ランキングに参加しています
押してもらえると嬉しき哉

にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ
 Latest Diary / 最新記事
 Category / カテゴリー
 Search Form / 検索フォーム
 にほんブログ村
 アクセスランキング
   
   
i2iポイントサイトへのご招待です♪
 Links / リンク
 Mail Form / メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

 Latest Comments / 最新コメント
 アクセスカウンター
 Monthly Archives / 月別アーカイブ
 RSSリンクの表示
 ブロとも申請フォーム