中国最後の野宿

2012/12/18 火
始:10:00 ~ 終:16:05 走行:50km
~ 胶州 ~ 胶東 ~ 棘紅灘 ~ 棘紅灘の先5km

まったく気付かなかったが、夜中に雪が降ったようだ。夜が明けると薄っすら積もっていた。久々に晴れて朝日が見える。
7:30の気温-7.5℃。久々に晴れたと思ったら、今度は寒気がガンガン入ってめちゃくちゃ寒い。
北風も強いし、北のほうには巨大な雪雲があって、それが流れてくるたび空が曇って雪が降ってくる。昨日のような細かい雪ではなく、本格的な乾いた雪。
頭上は晴れているのに激しく雪が舞っていたり、非常に不安定な天気である。
雨じゃないからまだいいのだけれど、とにかくめっぽう寒い。あの雪雲に飲み込まれたら大変なことになるな・・・。

朝、テントから遠くに見える道路が渋滞していた。路面凍結によるものか、それによる事故だろうと30分くらい様子を見て、それからテントを撤収した。
雪道の上を自転車を押して道路に出てみると、路面はまたもスケートリンク状態。すぐそこで小型トラックが一台事故っていた。
一寸、戻ってテントを張りなおそうかと思った。
そんなテッカテカの道路を、もちろんスタッドレスもチェーンもはいていない大型トラックやバス、乗用車などが走っている。もちろん徐行はしているけど・・・。

中国というところは交通ルールはけっこうめちゃくちゃなのだけれど、バカみたいに飛ばしたり、無謀な運転をしたりする人はほとんどいない。
よって、自転車に乗っていてキルギスみたいに怖いことはないのだが、さすがに雪とか路面凍結の日には突っ込まれはしまいかとヒヤヒヤする。
小型のオートバイや電動バイクも普通に走っているわけなのだが、危ないから無理せずやめておけと言ってやりたくなる。

ハンドルをまっすぐ保ったままノロノロ走ること10kmほど、雪がなくなり、路面も乾いてきた。
どうやら昨日幕営した場所付近が一番雪が降ったようである。またずっとこんなスケートリンク状態なのかと思っていたから、緊張から一気に解放されてホッとした。
晴れたり、雪が激しく舞ったり、天気がコロコロ変わる。どちらにせよ、北風のせいでめっぽう寒い。

胶州はやたらとキレイに整備された町だった。いけいけどんどんで町の開発を進めている。
ここで昼食兼夕食とした。
山東省に入ってから、メニューの置いてあるいわゆる普通の食堂がなくなった。
今日も最初にニ、三軒のぞいてみたが、どこも同じスタイルで、食材がズラリと並べられていてその中から選んで調理してもらう。海産物が多く食材は豊富だ。
ちょっとビクビクしながらむきエビとブロッコリーを選んで炒めてもらう。定番の麻辣豆腐も一緒にご飯二杯、おいしくいただいた。
一見高そうで、日本やヨーロッパだったらちょっと引いてしまうスタイルであるが(まず入らないであろう)、別段高くはなく、これまでの食堂と変わらない(選ぶ食材によるのだろうけど)。単にこのあたりではこれが普通のスタイル、ということのようである。

水を6Lもらって続きを走る。
胶州からは、胶州湾をぐるりと回りこむように道が東へ向きを変える。そして胶州の先は人家や工場がまったく途切れなくなる。
途中の超市で夜食のパンと行動食を買い出し。
棘紅灘の先で道路脇に人工林を見つけて幕営。青島からフェリーに乗るのなら、今日が中国最後の野宿ということになるか・・・。
19:30の気温-11.5℃。夜になって風はやんだ。

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夜が明けると薄っすら雪が積もっていた(まったく気付かず)  晴れたと思ったら、今度は寒気が入ってめちゃくちゃ寒い

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まずは自転車を押して道路に出てみる・・・

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いきなり事故ってるじゃねーか! 路面はまたもスケートリンク状態・・・一寸、戻ってテントを張りなおそうかと思った

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けっこう怖いです 突っ込まれはしまいかとヒヤヒヤ 徐行はしてるけど、もちろんスタッドレスもチェーンもはいてないから・・・

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危険域脱出!                              ホッとしたところでメシ

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食材を選んで調理してもらうスタイル  これは蝉だな(さなぎみたいなのがよくわからんけど)中国の蝉はさなぎになるの?

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天気はコロコロ変わって不安定                    心は青島へ・・・

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中国最後の野宿!最後のテン場!

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心は青島へ・・・

2012/12/17 月
始:10:25 ~ 終:13:55 走行:27km
~ 黄山 ~ 王台 ~ 王台の先5km

曇り時どき雪。
7:30の気温-0.5℃。朝晩の冷え込みはなくて助かっているが、日中もここからほとんど気温が上がらない。

テントの中で荷物をまとめ、さて出発という段になって細かい雪が舞い始めた。
しばらく様子を見る。
一時間ほどで雪はやみ、薄っすらと明るくなってきた。テントを撤収して出発。

珍しく出だしからアップダウンが続く。
一時間も走ると、また細かい雪が降ってきた。空は暗くなったり薄っすら明るくなったり・・・。
雨じゃなく雪でまだ助かっているわけだが・・・ダメだこりゃ。黄山でさっそく幕営に備える。
GSでガソリンを買い、大包子で控え目に腹ごしらえ。
大包子と言うだけあって、ちょうど日本の肉まんくらいの大きさがある。三つも食べるとそこそこ満腹になる。店は客の労働者たちで大盛況!
近くの超市で食料をしこたま買い出し、水も6Lもらった。
これでいつでも幕営可能。

雪の吹きつける中、早くもテン場を探しながらのんびり走る。
王台の付近には高速のICがいくつかかたまっていて、大型トラックが増える。
賑やかなところをやり過ごしてからルートを外れ、道からちょっと入った人工林の中に幕営。時間をかけて選定しただけあって今日のテン場は快適だ。

さて、中国内の最終目的地としてなんとなく煙台を目指していたが、この天気ではこれ以上北上しても不快なだけである。
煙台まであとたったの230kmくらいなわけなのだけれど、心は青島に傾きつつある。
煙台に何か特別な思い入れがあったわけではない。渤海海峡を挟んで対岸は遼東半島・・・ただなんとなくそれだけの理由で目指していた。
遼東半島と言えば・・・旅順、大連、二〇三高地、などなど・・・日露戦争の旅順攻防戦の激戦地。いつか見てみたい場所。
北朝鮮があんなじゃなければ遼東半島から陸路で朝鮮半島に入れるのに・・・。
ま、満州の地はまた次回のお楽しみということで・・・。
本当は、できればこの地は'80年代に見ておきたかった。今じゃ北京と並んで中国で最も公害の酷いところになってしまっている。

それにしても・・・こう毎日毎日地図を眺めていると、いろいろなことを再認識させられる。
もし日本が満州そして朝鮮半島に進出していなかったら、もし日本が日露戦争に敗れていたら・・・満州も朝鮮半島もロシア領となっていたことは間違いない。当時の日本の危機感は凄まじかったと思うね。中国人や朝鮮人はそのへんのことをよく考えてみたほうがいい。
周回遅れでやって来た帝国主義なわけだけれど、戦略上の意味からは中国が尖閣諸島に固執する意味もよくわかる。列島線を突破しない限り、この国は太平洋へ出られないわけだから・・・。
そんな中で、ただ単に沖縄の米軍に出て行けと言っている左翼の連中は狂っているとしか思えない。どんだけお花畑なんだか・・・。

ちなみに、実家(栃木県大田原市)の近くに乃木神社というのがある。乃木希典を祀った神社である。
乃木希典は日露戦争の後、この地で晴耕雨読の生活を送った。そんな縁から神社がある。
神社の中に乃木希典の資料館があり、なかなか充実した展示内容でオススメです。
19:30の気温-4℃。

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珍しく出だしからアップダウンが続く

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細かい雪の舞う天気 空は暗くなったり薄っすら明るくなったり・・・

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ダメだこりゃ・・・さっそくテン場を探す

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時間をかけて選定しただけあって快適なテン場(写真じゃどこも一緒に見えるでしょうが・・・)

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一向に本調子に戻らない

2012/12/16 日
始:9:15 ~ 終:15:40 走行:70km
~ 河山 ~ 两城 ~ 信陽 ~ 泊里 ~ 乜家庄 ~ 小馬家瞳 ~ 張家楼 ~ 浜海 ~ 胶南 ~ 胶南の先5km

相変らずどんよりした空。いつ雨が降ってもおかしくない天気。
昨晩も晴れていたのは一瞬だけ。夜中トイレに起きたときには既に曇っていた。
7:30の気温+1℃。日中も+2℃くらいまでしか上がらず、寒い一日だった。
寒さを感じるのは体調が悪いせいもある。商丘の手前で風邪をひいてからずいぶん経つが、一向に本調子に戻らない。

いつも通りパンとコーヒーの朝食を食べてから出発したのだが、やたらと腹が減っていて、信陽で包子を食べた。
これがまた適度な量にしておけばいいのに、ついつい旨くて腹いっぱい食べてしまう。以後は胃がもたれて体調が悪化した。

G204は広くてキレイで走りやすいのだが、めっぽう退屈な道である。景色はどこまで行っても変わり映えせず、その景色がまた恐ろしくつまらない。
坦々と北へ走るが、寒気は増すばかり。すこぶる体調が悪い。

走っていて腹はそれなりに減るものの食欲はなく、今晩はテントで自炊することにした。
買い出しをしようと思っていた胶南は、市区を通らないため道路沿いに店がない。買い出しのタイミングを逸した・・・。
ようやく一軒だけ見つけた小さな超市で買い出しをし、水も5Lもらえた。これで準備万端。
さらにちょっと走ってからルートを外れ、ため池のそばにある人工林の中に早々に幕営した。

かなり辺鄙な場所なんだけど、こんなところにもけっこう人が住んでいる。中原の地で人気のないところに幕営しようなんてのは土台無理な話である。
人工林はどこも個人のものではなくて国や自治体の所有物であると思われる。が、そんなところでもちょっとしたスペースさえあれば畑になっている。
何度も書いているが耕しすぎだ。土地さえあればどこもかしこもとにかく耕してしまう。
おそらくそのせいで、中国という国は広大な国土に比して野生動物が異様に少ない。目にすることもなければ気配もまるで感じられない。道路で車に轢かれている、なんてのもまず目にしない。
唯一、鳩くらいの大きさの尾の長い鳥だけ見かける。こんな環境でも繁殖していて、人工林の中には時どきその鳥の巣がある。
この鳥、中国に入る前から見ていたのだけれど、どこから見かけていたかなぁ・・・ヨーロッパの途中あたりから目にしていると思う。イランや中央アジアにもずっといた。もしかするとユーラシア全土で大繁殖しているのかもしれない。
19:30の気温-0.5℃。

余談72 リサイクルなんて夢のまた夢
それにしても汚い国だ。どこもかしこもゴミだらけ。
町中にはゴミ箱もある。リサイクルの可否でゴミ箱が二つに分けられているところもある。が、たぶんどういったものがリサイクル可能なのかは決められていない(笑)。
結局は外面だけ。外国の見よう見まねでとりあえず作ってみただけ。そんな雰囲気がプンプン漂う。
自分らも捨てるときに迷うのだけれど、見るとどちらのゴミ箱にもまったく同じゴミが捨てられている。結局どっちがどっちなのか判断がつかない。
それでもゴミ箱に捨ててあればまだマシだ。せっかくゴミ箱があるのに、そのすぐ近くにもゴミが捨ててあったりする。
リサイクルなんて夢のまた夢の話だ。そもそも処理する施設が整っているとは到底思えない。
この国は万事がこの調子である印象だ。見映えだけを気にして中身はゼロ・・・。
つくづく日本というのは奇跡の国であると思う。

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いつ雨が降ってもおかしくない天気                 旨くてついつい食べ過ぎてしまう包子

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これは何だったかな?思い出せない              ちょっとルート沿いにはテン場が得られない雰囲気

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ため池のそばにある人工林の中

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山東省突入

2012/12/15 土
始:10:00 ~ 終:16:45 走行:64km
~ 柘汪 ~ 嵐山区 ~ 虎山 ~ 涛雒 ~ 奎山 ~ 日照 ~ 日照の先10km

曇り。7:30の気温+4℃。
昨晩もシュラフカバーだけで寝てみたのだが、どうにも寒くて結局夜中にシュラフを出した。以後はぬくぬく・・・。
今日も天気が悪い。テントを撤収していると雨がパラパラ・・・いつ本格的に降り出してもおかしくない天気。

出発の準備をしているとき、キャノンデールのメータが作動しなくなっていることに気付いた。
雨に濡れるとろくなことがない。お決まりのセンサの不調で、昨日の雨でセンサに水が入ったものと思われた。
センサを分解すると、案の定基盤が濡れている。ちょっと拭いたくらいでは復活せず、念入りに拭いて基盤を乾燥させる。
その間にテントやマットを干す。が、天気も悪いし、もちろんそのくらいのことで乾くことはない。すべてのものが湿っていてえらく不快である。
メータはどうにか復活。筐体の隙間をビニールテープで塞いでおいた。

そんなこんなで出発は10:00すぎ。
テン場から18kmほどで山東省に入った。いよいよ中国最後の省だ。
嵐山区で早々に買い出しを済ませ、次の虎山にて昼食兼夕食にした。
海が近いせいもあって、多少なりとも海産物が増えた。寄った店にメニューはなく、具材を選んで「炒めて」などとお願いすると適当に調理してくれる。
イカの炒め物に麻辣豆腐、それから炒飯をいただいた。二人揃って体調が本調子ではないので、いつもに比べて量は程ほどに。
帰りがけに水も6Lもらい、これで早くもいつでも幕営可能な態勢になった。

ここから日照まで30kmちょっと。いくぶん天気もよくなってきたし、今日のうちに日照を越えることにした。どうやら天気は回復基調。
そう言えばもうすぐクリスマスであるが、支那ではクリスマスなんぞまったく関係なし。クリスマスの飾り付けをしている店なんて皆無である。
なんというか、世の中の風潮に流されず我が道を行っているこんなところには好感が持てる。

日照は久しぶりに活気のある賑やかな町だった。
あまり食欲はないのだが小腹が減り、焼いもでも売ってないかなぁと思っていたら、タイミングよく焼地瓜を売る三輪バイクのおっちゃんがいた。
即自転車を止める。相変らず旨い!食傷気味のときとか小腹が減ったときなんかにちょうどいいんだな、これが。

テン場を探しながら先を走る。人家や工場が途切れなくなってしまって少々テン場が得にくい。
ちょっとルートを逸れて、小川沿いの並木道の脇にスペースを見つけて幕営。
19:30の気温-2℃。夜になって晴れると気温が下がった。

ここへ来てドーズのワイヤロックも壊れた・・・。
スペアのリムにロックしたまま開錠できなくなてしまったのであるが、これまた自転車をどこかに固定したときじゃなくてよかった。不幸中の幸い。
ワイヤロックが壊れるなんて日本じゃ考えたこともなかったけど、意外とあっさり、しかも唐突に壊れるもんだというのが今回の旅で得た教訓。
しっかりしたメーカのものを使わないとヤバイです。
日本で通勤にも使っていたABUSのワイヤロックなんて、五年も六年も使っても何ともなかったけどなぁ・・・。

余談70 中国を旅して・・・
中国という国は、食や人民の生活を垣間見るのは楽しいが、旅行して楽しいところではないと思う。なんというか、琴線に触れるようなものが何もない・・・。
中国四千年の歴史などと俗に言われるが(そんなもの本当はないのだけれど)、実際にはそういった歴史の重みとか荘厳さといったものをまったく感じられないんだよね。
そういった場所や建造物がまったくない、と言うと語弊があるかもしれないが、それにはいくつか理由がある。

まずは一言で言うと支那の文化。易姓革命という文化。
易姓革命というのは、天子の血筋以外の者が天子となり、天子の姓が易わる(かわる)こと。支那の歴史においては、常に前王朝を完全否定する(根絶やしにする)ところから次の王朝が始まる。古いものを破壊し、新たなものを造りなおすということが綿々と繰り返されてきた文化だ。
つまり、前の時代のものが継承されない。一番新しいところでは、文化大革命によって徹底的に破壊されてしまった。

そして、そんな流れの延長なのだろうが、大多数の人民は国のありようとか政治といったもの、さらに言えば歴史にてんで関心がないように見える。
政治に参加できるわけでなし、日々の生活だけで精一杯というところなのかもしれないが、おそらく昔から、貧しいなりに生活さえできれば他に文句を言うことなどない従順な人たちだったのではなかろうか(そんな風に飼いならされてしまったのではないか)、そんな風に見える。昔から支配者が人民を支配するのは案外楽だったのではないか、などと思えてくる。
今だったら中共が好き勝手なことを言い出しても、大多数の人民はそんなものかとなんとなく信じちゃうような、そんな感じ。

ちょっと話が外れてきたが、なんでもかんでもやりすぎてしまうのも歴史を感じられない大きな理由。
古い建造物を修復したりするとき、どうにもこうにもやりすぎてしまう。結果、何の重みも感じられないチープなものに見えてしまう。

余談71 他人のことに無関心
支那人は利己的で他人のことに無関心、ということを以前にどこかで書いた(ような気がする)。それがために野宿がしやすい、ということも書いた。
関連して興味深いことがあったので記しておく。

実は中国では「物乞い」というのをほとんど目にしないが、これも少ないながらゴミを漁っている人は何度か見たことがある。周囲にいる人たちの反応が興味深い。
人通りのある店の前でゴミを漁っている人がいる。そんなのを目にしたとき、何らかの反応がありそうなものだ。
煙たがったり嫌な顔をしたり、追い払ったり、反対に何か施しをする人がいたり、普通は何らかの反応があって然るべきだと思う。
が、ここではどうか・・・無関心。まったく関心を示さない。ゴミを漁っている人などまるで空気のような存在だった。目をやることさえしない。
えっ・・・?
これには驚かされた。まるでその人が見えているのは自分たちだけなんじゃないかと思ってしまった。
たまたま一度だけそういうことがあったということではなく、いつ見てもそうだった。

いやーこれにはちょっと怖くなった。
事故に遭った人がそのまま放っておかれる、日本にいてもそんなニュースを見ることがあると思うけど、誇張ではなく現実だ。
あぁここではそうなるだろうな、支那にいるとそう納得させられる。
「物乞い」というのを目にしない、と書いたが、そもそもここでは「物乞い」という行為が成立しないのだと思う。

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山東省に入った

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中国最後の省だが・・・                         どうにもパッとしない

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海が近いせいか多少なりとも海産物が増えた           山東半島北上中・・・

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トヨタ???!                              少々テン場が得にくい

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雨と停滞

2012/12/13 木
始:9:15 ~ 終:15:20 走行:59km
~ 沙河 ~ 墩尚 ~ 贛楡 ~ 海頭 ~ 海頭の先10km

夜が明けるとどんより曇っていた。が、気温は高く寒くない。7:30の気温+0.5℃。
何日か前に商丘で見た天気予報によると、今日あたりからしばらく天気が崩れる。気温は高いようで、青島の予報は雪ではなく雨となっていた。
ちなみに、山東半島の中ほどに位置している青島と、突端にある威海や煙台とでは、ずいぶんと天気が異なる。渤海に近い半島の突端部はずっと寒そうである。商丘に滞在していたときも威海や煙台の大雪のニュースがTVで流れていた。青島との間には山もある。

どこから韓国へ渡るか・・・天気と積雪の状況次第だ。
できれば威海か煙台まで走りたいところであるが、状況によって青島から渡ることになる。
韓国の仁川行きの船はたくさんの場所から出ていて、渡ろうと思えばもうすぐそこの連雲港から渡ることもできる。

テン場を出てちょっと走ると、集落が現れて賑やかになった。昨日は絶好のタイミングで幕営したものだ。
18kmほど走ると墩尚。より賑やかになる。
腹は減っているのだが食欲がない。油ものはまったく受け付けそうにない。
運よく見つけた焼いもで腹ごしらえ。町中の小さな書店で、これまた運よく山東省の地図も手に入った。

中国で焼いもにされているのは、地瓜という種類のもの(芋のことを地瓜と言うのかもしれないが)。焼いもは焼地瓜という名で売られている。
日本のサツマイモに比べて黄色く、かつ水っぽくて軟らかい。これを巨大な壷の中で、石炭もしくは練炭の熱でじっくりと焼く。

町中には探せばたいてい公衆便所があるのだが、これがどこも驚きの汚さだ。
水洗でもなけりゃ穴が掘ってあるわけでもない。広いスペースに足場がいくつか並んでいて(もちろん仕切りはない)、コンクリート造りのそこに大量のウ○コがしてある。
こんなことならむしろ穴を掘ってそこにすればいいのに・・・。
これはいったいどうやって処置するつもりのものなのだろう???疑問に思わずにおれない。まぁたぶん何も処置しないということなのだろうけど・・・。
そんな便所が町の一角の、それも人家のすぐ隣にあったりする。まさにミソクソ一緒としか言いようがない。

墩尚で連雲港を見送り、G204に入って山東半島を北上する。
昼頃になって北風が強くなり、13:00頃から雨となった。
天気予報通りということか・・・。北のほうはもっと早い時間から降り出していたもよう。

海頭で食料の買い出しをし、水とガソリンも手に入れて停滞に備える。
風雨ともだんだん強くなり、全身びしょ濡れ。

海頭まではテン場の宝庫だったというのに、海頭から先は集落が途切れなくなった。ずぶ濡れになりながらテン場を探す。
ルート沿いはしばらく人家が途切れそうにない。東側は海、西側はちょっと離れたところを高速が並走している。
ルート沿いは諦め、交差する細い道を西に入り高速のほうへ走る。疎林がいくつかあるのだが、近くにけっこう人が住んでいたりする。
どうしようもなく、高速のすぐ下の疎林の中に幕営した。

しっかり雨の降る中テントを張るのは久しぶりだ。
テントはもちろん、マットから何からすべてびしょびしょ。ものすごく不快。
こんな状況ではシュラフやダウンジャケットを出すことはできない。ズボンはもちろん中のタイツやパンツまで濡れているが、着替えるのも無駄。どうせ濡れてしまう。
風上側はフライの下にビニールを入れてみたが、それでもテント内に水が溜まる。拭きとっては鍋の中に絞るを繰り返す。

炊事中に濡れたものを乾かそうと奮闘するが、焼け石に水。また長くて辛い夜が始まった。
フリースを着てシュラフカバーにくるまる。用足しにすら行けない。
マットもびしょびしょだし着ているものも濡れている。当然寒くて眠れやしない。
ちょっと眠っては寒くて起きて、溜まった水を拭きとって鍋に絞る。そんな作業を繰り返す。

2:30頃になってようやく雨風ともにやんだ。
結局、鍋に溜まった水は一杯きり。アゼルバイジャンやカザフスタンでのことに比べればずいぶんマシだった。
ただ、その時と違うのは今が冬だということ。
雨が上がったからといって濡れたものが乾くわけでなし、シュラフカバーにくるまって夜が明けるのをひたすら待つ。

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今日あたりからしばらく天気が崩れそう・・・           焼いも、もとい焼地瓜

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日本のサツマイモに比べて黄色く、水っぽくて軟らかい     久々にテン場探しに苦戦・・・全身びしょ濡れ

2012/12/14 金

曇り、ガス。行動可能な天気であるが停滞とする。
何もかもがびしょ濡れで、とても動く気になれない。かと言ってカラッと晴れているわけではないから、停滞したところで濡れたものを乾かす術はないのであるが・・・。
気温だけは唐突に高く、7:30の気温が+6.5もある。
標高が0mに近いところだから雨で済んでいるが、標高が1,000mもあれば確実に雪だろう。
正直言って雪より雨のほうが不快であるが、気温が高いのだけはありがたい。

結局、その後一日雨は降らなかった。
日はまったく出ずとも風が多少あり、夕方までにはテントもマットも着ているものも、どうにか現実的な湿り具合にまではなった。
18:30の気温+4℃。日中もまったく寒くなかったし、急に季節が変わったかのように暖かい

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二日間お世話になったテン場(12/15朝撮影)

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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