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中央アルプス縦走 北部編

天気図を見るに、今がまさに梅雨ではないでしょうか???
当初言われていた通り、今年はやはり冷夏のようです。お盆休みはどこも散々だったのではないでしょうか。
それまでほとんど雨の降らなかったここ伊那谷でも、二つの台風のあと連日の雨。まさに梅雨真っ盛りといったところ。
そんなお盆休みに中央アルプスに入ったのですが、荒天のため途中からエスケープとなりました。

当初の予定は中央アルプスの北部縦走。木曽駒に上がって主稜線を南下、奥念丈岳から鳩打峠に下りるつもりでいました。
ニ、三泊の予定で入山したものの、結局一泊だけで檜尾岳からエスケープ。
ちなみに中央アルプスの北部というのは、木曽駒~越百山あたりのことを言います。中央アルプスの中でわりかしメジャーな区間です。
登山道があるのは南越百山まで。そこから南、安平路山までは藪こぎになります(安平路山から摺古木山までは道があります)。
藪こぎと言ってもシャクナゲなんかの灌木帯ではなく笹薮っぽいから、それほど困難な藪こぎではないと予想しますが、北部と南部ではずいぶん性格が異なります。無雪期縦走の核心部は南部でしょうね、明らかに。個人的にそそられるのも静かな南部のほう。
が、楽しみはあとにとっておくとして、ひとまず今回は北部を歩く。なにせ北部すら縦走したことがない。
北部にしても南部にしても、難しいのはアプローチ。どこから入山してどこに下りるか。
伊那谷に住んでいる自分らは、伊那谷側から入山して伊那谷側に下山する必要がある。

参考までに今回の計画を記しておくと、入山は伊那スキーリゾートから。ここが一番アプローチしやすい(駅から近い)。
飯田線で下島駅まで移動し、そこから歩く。
権現づるねを登って木曽駒に上がり、頂上山荘に幕営。中央アルプスの稜線上は、少なくとも無雪期は幕営禁止とされていて、ここがテントを張れる唯一の場所。
翌日、一気に越百山まで南下する。越百山と南越百山の間のコルから中小川に20分ほど下りると秘密の場所(ってほどのところでもないですけど・・・)があり、水がとれてテントも張れる。ただし厳密に言うと、ここも幕営禁止の範囲に含まれていると思うので、大手を振って幕営できるわけではありません・・・。
翌日稜線に登り返し、奥念丈岳まで藪こぎ。奥念丈岳で主稜線を外れ、念丈岳へ向う。ここは運がよければ踏み跡がある。
念丈岳の先は道があり、池ノ平山、烏帽子岳経由で鳩打峠に下りられます。池ノ平山の先は適度にテン場が得られる。
鳩打峠からは上片桐駅か、清流苑経由で伊那大島駅に出られる。ちなみに、清流苑~伊那大島駅の間は土日と祝日以外は松川町営のバスがあります。

そんな計画で入山したわけですが・・・実際は檜尾岳からエスケープ。
以下のような山行となりました。

日付: 2014/8/13(水) ~ 14(木)
ルート: 8/13 下島駅 ~ 伊那スキーリゾート ~ 権現山 ~ 板沢ノ頭 ~ 八丁立 ~ 西駒山荘 ~ 駒ヶ岳頂上山荘 ~ 木曽駒山頂ピストン
      8/14 駒ヶ岳頂上山荘 ~ 中岳 ~ 宝剣岳 ~ 檜尾岳 ~ 檜尾尾根 ~ 檜尾橋

【一日目(8/13 水)】
二つの台風のあと、急に天気予報が悪くなった。
しばらく前線が居座るらしい。この気圧配置、実は今が梅雨ではなかろうか・・・。
前日8/12の伊那谷は、一日ひどい雨だった。13日だけはどうにかなりそうだが、その後はまったく期待できない空模様。

3:00に起きておにぎりを作り、4:00過ぎに家を出る。
まずは伊那大島駅まで歩かねばならない。駅まで歩いてちょうど一時間ほど。
だいぶ日の出が遅くなった。5:00近くになってようやく明るくなる。
意外にも駅で寝ている登山者が二人いた。9:00のバスで塩見に行くのだろう。

飯田線の始発で下島駅まで移動。
駅がやたらとある飯田線の移動は、車の移動よりはるかに時間がかかる。
一時間ほどで下島駅に到着(6:30)。
駅から伊那スキーリゾートまでは2~3kmほど。農道を横切ると坂が急になる。

スキー場に近づいてみると・・・なにやらイベントをやっている。
下の駐車場で交通整理をしていた人に聞いてみると、よりによって韓国人や中国人の団体らしい。教会がどうたら言っていたから、統一教会だろうか。
う~ん、なんでこんなとこで・・・。
けっこうな人がいるのだけれど、聞こえてくるのはハングルだけ。
なんだかなぁ・・・見たところ、要するに単なる野外フェスか。そんなノリ。

ゲレンデトップまで急な坂道が続く。一応舗装はされているが、斜度があるうえ苔むしていてツルツル滑る。ここを上ってこられるのは一部の車種に限られそう。
水は、(こんなイベントをやっていなければ)たぶんスキー場の駐車場でもとれるし、その先の沢でもとれる。
ゲレンデトップに着いたのが7:50。その先に登山道の分岐がある(林道自体はそのまま先へ延びている)。

ようやく舗装路を離れ、ひと登りすると権現山(1,749m)、9:25。
天気が回復してきて伊那谷が見える。下から音楽がガンガン聞こえてくる・・・いやに響く。
シラビソの茂る単調な登りが続く。
五合目を過ぎると、いったん広くなだらかな尾根になる。地面が緑で覆われていて美しいところだ。

ときに、権現山から将棊頭(しょうぎかしら)山へと続くこの尾根を登ったり下りたりする人はほとんどいない。お盆のこの時期でも皆無。
静かな山歩きが楽しめます。
木曽駒に登る人の多くは千畳敷のロープウェイを利用する。
下から歩くなら木曽側か、伊那谷側なら一本南の北御所(地元の学校登山で利用される)もしくは一本北の桂小場からが多い。
静かな山に浸りたい人には、権現づるねから登ることをオススメします。

その先でいったん急登になり、七合目を過ぎるとようやく樹林帯を脱する。
急に視界が開け、疲れも吹っ飛ぶ。南に伊那前岳から宝剣、中岳、木曽駒が望める。
中央アルプスの最高峰は木曽駒(2,956m)ですが、実はこの山は伊那谷からは見えない。一つ西側に聳えている伊那前岳が大きすぎて、完全にその背後に隠れてしまう(だから木曽駒ヶ岳というのだろうか???)。
ちなみに、全国的には木曽駒ヶ岳ですが、伊那谷では西駒ヶ岳と呼ぶ。頑なにそう呼ぶ。西駒と言われても、一寸どこのことだかわからない・・・。
同様に、甲斐駒ヶ岳は東駒ヶ岳。確かに伊那谷から見れば甲斐駒は東に、木曽駒はその真西に見えるのですが。

気持ちのいい稜線歩きとなって足も軽やか。
これだよ、これ。この感じ。めちゃくちゃ気持ちいい~。なんだかとても久しぶり。
主稜線に出るところにある西駒山荘は目下リニューアル中。
水は本日のテン場となる頂上山荘でもとれるが、たぶん天水だろうから、西駒山荘のちょっと下にある湧水を汲んでおくことにする(めちゃくちゃ冷たい!)。
それぞれ荷物が4kgずつ増える。

主稜線に出て、木曽駒に向って南下。
東の方角に南アルプス。鋸から聖の先まで全部見えている。一つ一つの山が大きい南アルプスも、さすがにこの高さからだと山脈に見える。
おっ!塩見の北に富士山も見えているではないか。
西には、雲の上に御獄が頭をのぞかせている。デカイぞ、御獄!ぜひとも自転車アプローチで登りたい山だ。

馬ノ背あたりまで来ると、パラパラ人と会うようになる。
ひと登りしたところで頂上山荘が見えてくる。さすがにけっこうテントが張ってある。
15:00、頂上山荘に到着。
テントの受付を済ませて驚いた。せいぜい一張り1,000円くらいだろうと思っていたら、一人900円!二人で1,800円!
「トイレの使用料も含まれてますから」ってそりゃそうだろ・・・。
まだ新しいのか、トイレはビックリするくらいキレイです。
とてもおおらかなところで、テン場代を払った証のテントにつける札などはありません。完全に利用者の自己申告。ヨーロッパのようだ。

場所を定めてテントを張る。
ここのテン場、他の山とちょっと毛色が違います。家族連れとか、単にキャンプ目的で来ている人が多い。
下界のキャンプ場か、ここは。そんな雰囲気がある。
なんてったってロープウェイでピューッと来られてしまう。考えようによっては涼しくていいキャンプ場だ。

テントを張ってから木曽駒の山頂を空身で往復してきた。山頂まで10分ほど。
山頂からの眺めはなかなか素晴らしい。
だいぶ曇ってきたものの、まだ南アルプスが全部見えている。
宝剣のあまりの小ささに笑ってしまう。千畳敷から見るともう少し切り立って見えるのだけれど(やはりあまりに小さいけれど・・・)、木曽駒から見るとまったく存在感がない。
テン場に張られているテントは、それでも30~40張りくらいか。このくらいならまだかわいいものだ。

テン場に戻って、あとはひたすらテントでまったり。
17:00を過ぎた頃から時どき雨が降るようになった。
暗くなってからは、幸いほとんど雨は降らなかったが、風はけっこう吹いた。一晩中吹き荒れた。
夜遅くまでうるさいテントが周りにいくつか。キャンプ目的で来ているからねぇ・・・。
天気が悪く外で飲み食いできないだろうから、それがせめてもの救いだった。

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権現づるね・・・静かな山歩きが楽しめる               ようやく樹林帯を脱する(標高2,600mくらいある)

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これだよ、これ この感じ めちゃくちゃ気持ちいい~       南アルプスが全部見えている(さすがに山脈に見える)

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その奥に富士山                            木曽駒からの眺め・・・正面に宝剣

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・・・あまりの小ささに笑ってしまう                  木曽駒山頂

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テントで寝るの、旅から帰って以来です・・・

【二日目(8/14 木)】
疲れすぎたのか、よく眠れなかった。
3:00に起きてコーヒーを飲み、ラーメンを食べる。
周りのテントに動き出す気配がまったくないのがさすが。
天気は悪い。ガスって何も見えない上、風も強い。
夜のあいだ雨がほとんど降らなかったのがせめてもの救い。

びしょ濡れのテントを撤収し、5:05に出発。
まずは中岳(2,925m)へひと登り。何も見えない。
ちょっと下ってそのまま南へ歩くと宝剣山荘。どのくらいの人が泊まっているのだろう?すぐ手前に並ぶ天狗荘ともども、ほとんど人気が感じられない。木曽駒周辺は山小屋がありすぎ???

小屋の脇をスルーして宝剣に取り付く。まだ雨は本格的に降っていない。
あくまで一般道ですからどこでも登れるわけですけど、濡れたり風があったりするとけっこういやらしい。というか、場所によってスパッと切れ落ちているから注意が必要。万一落ちたら確かに助からないかも。
重荷を背負っているときは風に煽られたり、荷物を岩角にちょっとぶつけたり引っ掛けたり、思わぬところで足もとをすくわれかねないので特に注意が必要。
こういう落ちるとダメージの大きいところは慎重に。コンディションの悪いときはザイルがあると安心ですね。
ちなみに、逐一鎖が設置されていますが(しかも真新しくしっかりメンテされている)、鎖というのは登りやすいところではなく、岩が安定していて設置しやすいところに設置されるものなので要注意です。
登りやすいラインと鎖の設置された場所は必ずしも一致していません。
濡れると鎖が滑るし、鎖の設置されたところは案外登りにくかったりするので気をつけましょう。ザイルを出さずとも鎖でセルフビレイをとるだけで、ずいぶん安全が確保されます。
・・・などと言いつつ何もしてないですけど。

5:40宝剣山頂。
もうしばらく危険箇所が続く。
6:10三ノ沢岳への分岐。ここまで来ればひとまず危険箇所は脱したことになる。
ちょうど?雨が激しくなってきた。木曽側は風もすごい。
早くも靴の中もパンツもびしょ濡れ。

岩っぽい主稜線をひたすら南下。
ちょっとでも木曽側に出ると暴風雨。
真っ白で、もちろん展望などまったくない。
晴れていれば爽快な眺めだろうに・・・こんな日に歩いてしまうのがもったいない。
こんな中、越百山まで行くのは無理だろうな・・・お互いまだ言葉にはしないが、うすうすそう感じ始める。
越百山まで行くのが無理というより、こんな風雨の中で幕営するのがいやだ。風は稜線を伊那谷側へ外れれば避けられるだろうけど。

7:10濁沢大峰。
こんなコンディションの稜線上ではのんびり休むこともできない。
どうにか岩陰で休もうと試みるが、風は多少防げても雨は避けようがなく不快なだけ。止まらず歩いているほうがまだマシ。
体もかなり疲れている。さて、どうしたものかな・・・。
こんな中でも逆方向から来た二人とすれ違った。
軽装だから小屋泊まりだろうけど(昨日は木曽殿山荘あたりかな?)、こんな風雨の中を歩くのは不快には違いない。

8:40檜尾岳(2,727m)。
休憩と同時に考えどころ。伊那谷側に10分ほど下れば避難小屋がある。そしてそのまま檜尾尾根を下れば駒ヶ根に下りられる。
ひとまず避難小屋に行って考えることにした。
無人の小屋で、空木平ほどではないがやはりキレイな避難小屋だ。トイレもある。水は、天水でよければその場でとれるし、小屋からちょっと下れば水場もある。泊まる場合は協力金1,000円也。

さて、これからどうしたものか・・・。
天気は明日からもしばらく悪い予報。
今日のうちに越百山まで行くことは可能だろう。が、明日もこんな天気と考えると、幕営するのが甚だ不快だし、何よりこの視界で翌日奥念丈岳まで藪こぎするのは無理だろう。
予定通り越百山まで行って一泊、翌日そのまま中小川沿いにシオジ平に下りるか。ただ、ここは渡渉ポイントが何箇所かあり、この雨だと増水していてたぶん渡渉できないだろう・・・。
外は相変らずの雨。小屋の中で寛いでいると、このまま泊まってしまおうかという誘惑に駆られる。
ただ、時間はまだ9:00だ。
空木岳まで行って、空木岳から下りることも可能。でも、結局その場合は檜尾尾根を下りた場合と変わらない場所に下りることになる。
ちょっと休んでこのまま今日のうちに檜尾尾根を下りよう。なんとなくそんな結論に達した。

しばらく小屋の中で休んでいると、一人の登山者がやって来た。
檜尾小屋に、しかもこんな天気の日にまさか人が来るとは思わなかったから、少々驚いた。
京都からの登山者で、朝一のロープウェイで千畳敷に上がってここまで来たらしい。そうだよな、まさかこんな日に檜尾尾根を登ってくる人はいないよな・・・。
おもしろい人だったので、小屋の中で暫し歓談。山の話であれこれ盛り上がった。

10:05に小屋をあとにして檜尾尾根を下る。
この尾根は急だった(特に上部)。おまけにグチャグチャだし、場所によってツルツルよく滑る。
次回続きを縦走するときはこの尾根を登ることになると思うのだけれど、この尾根は登りたくないなぁ・・・。
まったく予想だにしなかったのだが、途中で二組と出会った。一寸まさかと思ったけど、やはり登ってきたのではなく下っている人たちだった。

けっこうヘロヘロになって檜尾橋まで下ってきたのは13:10。
さらに駒ヶ根駅まで歩く覚悟だったのだけれど、バス停でバスの時間を確認すると、30分に一本の割合で頻発している。
さすが全国区の観光地である千畳敷!駅までバスで行くことに即決。
バスはロープウェイの駅であるしらび平と駒ヶ根駅の間を往復している。バス代はかなり割高(檜尾橋~駒ヶ根駅が660円)。
ちなみに、黒川平より上部は一般車通行禁止です。

飯田線で伊那田島駅まで移動。
駅から自宅までの最後の歩き(やはり一時間ほど)は拷問のようだった。

山から下りてから17日までずっと雨だった。山は雲に覆われたまま、まったく見えず。
14日に下りてきたのは正解だった。
秋になったら続きを歩くつもりです。

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翌朝                                    真っ白・・・

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宝剣の登り                       濡れるとちょっといやらしい

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宝剣山頂                                  もうしばらく岩場が続く

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濁沢大峰(すでに全身びしょ濡れ)                   檜尾山頂(すでに気分はエスケープ)

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檜尾避難小屋                               中はこんな感じ

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檜尾尾根は急だった・・・                       中アも南アも屋久島と比べてなんら遜色はない、と思う

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もちろん屋久杉ほどの巨木はないですが・・・            今日もいたヒキガエル(大物)

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 中央アルプス] | 2014.08.17(Sun) PageTop
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益虫と害虫

「益虫」「害虫」というのは、人間による勝手な区分です。
その境界は紙一重で、例えば「テントウムシ」は幼虫も成虫もアブラムシを食べてくれるので益虫です。つまりテントウムシは肉食なんですね。
パッと見テントウムシに似た虫で、「テントウムシダマシ」という虫がいます。数ある葉っぱの中でジャガイモの葉っぱが大好きで、幼虫も成虫もよくジャガイモの葉っぱに取り付いています(つまり草食です)。ジャガイモの葉っぱを食べるので害虫ってことにされています。

有機野菜づくりの本なんかを見ていると、複雑な心境になることが多々あります。
「害虫」とされる虫に対する記述がすごいんですよね・・・。
例えばジャガイモのところに登場する先ほどの「テントウムシダマシ」に関するものですと・・・「早期発見、早期駆除します」とか「葉の表に産みつけられた卵はこすりつぶします」とか「幼虫を潰すとオレンジ色の体液が出て気持ち悪いです」とか「成虫になったものはつまみます」など。
害虫とされる虫の立場になってみると世にも恐ろしいことが平然と記述されています。
ま、確かに農家の人なんかにとっては切実な問題なんでしょうけどね・・・読んでいて非常に複雑な心境になります。

このテントウムシダマシ、あまりひどいとジャガイモが枯れてしまうので、うちでもなるべく駆除するようにしていました。
が、収穫の段になって、枯れたものでも遜色なくジャガイモができている・・・ということがわかりました。
来年からは血眼になって駆除することもないのではないか、と思ってしまった。
テントウムシダマシもジャガイモなんかではなく、もし雑草とされる草を好んで食べていたら、害虫どころか益虫とされていたことでしょう。

こんなこともありました。
今年は、このあたりでは何故だか毛虫が大発生したんですよね。近所の人と立ち話をすると、よくそんな話題が上りました。
うちの木にもたくさんついていましたが、うちでは駆除なんてしないんです。
コナラの木にも毛虫の集団がついていて、一ヶ所食べつくすと他の枝にまとまって移動する、という行動をしていました。
毛虫に食べられたところは葉脈を残してきれいさっぱり葉っぱがなくなってしまうんですけど、何日かして気付くと、また葉っぱが出ているんですね。すぐに元通りです。
自然はそんなにヤワじゃない、ってことを実感しました。
しかも、たくさん発生したからたくさん成虫になれるかっていうと、そういうことでもないようです。
今年は例年に増して毛虫が死んでいたような気がしますね。地面で、踏まれたり何らかの理由で死んでしまうもの、水の溜まったところに落ちておぼれてしまうもの、などなど。
気付くと毛虫はどこへやら、いつもの状態に落ち着いていたような気がします。

世界のあちこちを旅して思ったんですけど、おそらく日本人は、世界の中ではズバ抜けて生命(生きとし生けるもの)をいつくしむ民族です。(それとも、でしたってことになるのだろうか・・・最近周りを見ていてあまり自信がなくなってきました。)
これは宗教観によるものだと思われる。あくまでも人間中心の一神教と違い、神道にしても仏教にしても自然崇拝が根幹にありますから。
それでも、日々ずいぶん勝手な都合で生きものを殺しているもんです。特に小さな虫たちですかね、食べるわけでもないのに。

時どき愕然とするようなものがあります。
例えば「アリの巣コロリ」。すごいですよね、これ。
わざわざアリに毒エサを運ばせて巣ごと退治!
アリにしてみれば信じられない殺傷兵器です。いったいアリが何をしたと言うのでしょうか???

我が家ではアリは友だちです。
白アリの場合そうも言っていられないでしょうけど、よく見る黒アリはまさに友だち。掃除屋さんです。
家の外に掃き出した虫の死骸とか、きれいに全部片付けてくれますからね。ありがたいもんです。
しかも、(少なくとも我が家の場合)庭のあちこちに巣は作りますが、家の中には上がりこんできませんから、見事に共存できます。

同じような理由でクモも友だち。我が家での愛称はクモ吉です。
蜘蛛の巣を張るようなのは蚊を含む羽虫を、歩き回っているのはダニなんかを食べてくれるのですから、我が家ではこれ以上ない益虫です。
だのに・・・世の中には「クモの巣消滅ジェット」などというものまであるんだから信じられない。

虫以外にもカエルやカナヘビや鳥たち。虫を食べてくれるものたちは我が家にとってありがたい存在です。
しかもなんというか、とても癒される・・・。
生きものってのは見ていて飽きませんね。
機会があったらぜひ、小さな生きものたちを観察してみるとおもしろいですよ。

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庭のコナラにやって来たカブトムシ  木にボコボコ穴を開けてるのはたぶんこいつ↑(カナブン)なんですけど、いったいどうやって開けてるんだろう・・・?

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秋葉街道サーキット

久しぶりに純粋なトレランの記録です。
以前から走りたいと思っていたコースを走ってきました。
名付けて”秋葉街道サーキット”!
車少なくアップダウンに富んだコースです。ぜひたくさんの人に走っていただきたい。

日付: 2014/8/7 木
コースと距離: 中川 ~ 大鹿 ~ 分杭峠 ~ 長谷 ~ 高遠 ~ 駒ヶ根 ~ 中川 = 86km

晴れ。久しぶりにスッキリ晴れて、日差しが強烈。朝、畑に水遣りしただけでクラクラする。
いきなり家で休憩してから、8:40に出発。

まずは小渋川沿いを走って大鹿へ。毎度ながら、平日はダンプが多いのが玉に瑕。
これ、リニア新幹線の工事が始まったらさらにすごいことになるのだろうか・・・。
秋葉街道(R152)に出たら北上。ひとまず分杭峠を目指す。
それにしても晴れた日の大鹿ってのは・・・のんびりしていて実に平和な感じだ。なんかもう世の中の喧騒などまったく関係ない、そんなような空気が満ちている。
夏の、今日みたいに天気のいい日だと、隔絶感もまったく感じられない。

しばらく日当たりのいい道が続く。日当たりがいいと言えば聞こえはいいが、要はずっと直射に晒される。
小渋川沿いも日当たりがよく、しばらくのあいだ直射に晒されっぱなしになる。
こんな日は注意しないといけない。そう思う間もなく早くも熱中症か、ちょっと気分が悪くなってきた。ヤバイ、ヤバイ。
道路脇の木陰に避難してしばらく座り込む。引き返すかな、引き返したほうがいいのかな・・・という考えが頭を巡る。
実は自分、本人が思っている以上に暑さに弱い。そう自覚したのは旅の間だったか、まだそんなに前のことじゃない。
年を追うごとに顕著になってきたような気もする。年を重ねるごとに体が衰えている、そういうことになるんですかね。あー年はとりたくないものだ。

休んだついでにエネルギーも補給すると、ちょっと復活。
そのまま先へ。
ようやく道も木陰になった。徐々に体調がよくなる。
11:50に分杭峠(1,424m)に到着。30kmの上りが終了!ここまで3時間。
平日のため、さすがに前回のようには人がいない。が、それでもシャトルバスでそれなりに人が来るからすごい。
ゼロ磁場ってことですけど、別に何があるわけでもないんですけどね。ヒーリングってのは、自分が思ってる以上に流行っているのかもしれない。
それにしてもいい天気だ。ここのところスッキリしない天気が続いていたから、実に久しぶりのように思える。
でも、山には入道雲がモコモコ湧いている。雨に降られるのは時間の問題。先を急ぐ。

分杭峠から一気に下る。
道路はキレイ。車はほとんど走っていないし、直線部分がけっこうあるからスピードが乗る。久しぶりに70km/h出たわ。
自転車ってのは下りでは驚くほどスピードが出る。エンジンブレーキがないから、下りはへたな車より速かったりする。
条件がよければ素人でも80km/hくらい出ますよね。もちろんコケたらえらいことになりますけど・・・。
ちなみに、ツール・ド・フランスのようなレースの山岳ステージでは、100km/hくらい出てます。ですが、これはプロ選手のやっていることですし、しかもレース中(対向車が来ない(はず))の出来事ですから、くれぐれもスピードの出しすぎには注意しましょう。

市野瀬あたりまで下るとほぼ下りきった感じで、その先はほぼフラットになる。
県道212号を分けてさらにちょっと下ると、柏木集落へ延びる枝道が現れる。仙丈の地蔵尾根に取り付くにはここを入っていけばよい。
この分岐を確認するのも今回の目的の一つだった。柏木の集落まで詰めてみようかと思ったのだけれど、橋を渡ったすぐ先が激坂なのでやめにした。
ちなみに、特に何も標示はないですが、橋を渡った先に「孝行猿の家資料館は閉館しました。」という看板があれば正解です。

市野瀬から道は三峰川沿いとなる。
さらに北上すると懐かしの戸台口。
何年ぶりだろう・・・昔はよく来たもんだ。アイスクライミングが多かったかなぁ。大きな氷を求めてはるばる通ったものです。
今はこんなに近くに住んでいるのに、すっかり登らなくなってしまったのだから皮肉なもんだ。またそのうち、熱が上がってきたら復活しようと思う。

戸台口の先に美和湖があり、長谷の中心部となる。湖越しに先日登った戸倉山がキレイに見える。
時に、長谷ってこんなに開けていて家もたくさんあったっけ・・・?どうやら頭の中で寒村のイメージが勝手に膨らんでいたようだ。
まったく変わってないように見える道の駅がなんだか妙に懐かしい。

美和ダムを過ぎてしばらく行くと白山トンネルがある。600mのトンネルをくぐると高遠だ。
長谷は幹線も広いし、周りの山も低い。伊那にすぐ出られるから、大鹿のような隔絶感はないな。勝手に似た感じだと思い込んでおりました。こりゃまた新たな発見だ。
トンネルの先のT字路を左へ。国道を外れて県道209号に入る。
少々賑やかなところを過ぎると、一面の田んぼ。このあたりでこれだけ広い田んぼは珍しい。こんなだったっけ・・・?なんだか妙に新鮮な気分だ。
ここまで来ると前方に中央アルプスが(今日は雲に隠れている)、そして伊那谷が見えてくる。

しばらく行くとまたT字路になる。ここは左に行って、そしてすぐまた右に入る。要するに県道209号を辿る。
そのうち富県で県道18号と合流する。あとは18号をひたすら南下。
アップダウンが続くが、大きな上り返しは火山峠があるだけ。と言っても峠の標高が853mだし、勾配も緩い。車なら軽でも3速以上で上れるような、そんな普通の道。
火山峠の先は駒ヶ根。緩い下りを行くと県道49号と交差する。ここからはおなじみの道。

駒ヶ根あたりまで来ると、雲行きがだいぶ怪しくなっていた。強い風も吹き始めた。
15:00に自宅に帰りついた。
一時間ほどするとザーッと来たから(30分ほどだったけど)、今日はうまいこと逃げおおせた。
本日の走行距離=86km、行動時間=6時間半ほど。

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分杭峠(1,424m)                            ちょうどシャトルバスがやって来た

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地蔵尾根取付きへのアプローチ・・・この看板があれば正解   市野瀬まで来るとほぼ下りきった感じ 道がフラットになる

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懐かしの戸台口                             正面が戸倉山

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高遠の田んぼ・・・このあたりでこれだけ広い田んぼは珍しい    中央アルプスと伊那谷が見えてくる

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Theme [自転車旅行] Genre [旅行]
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塩見岳(3,052m)でアプローチについて考える

日付: 2014/8/4 月
ルート: 鳥倉口 ~ 三伏峠 ~ 三伏山 ~ 本谷山 ~ 山頂ピストン

伊那谷は雨の降らない日が続いております。
台風12号が九州の西を北上してからというものスッキリしない天気が続いておりますが、それでも雨は降らない。降ってもパラッと5分くらい、という感じです。
いつものことですが、もう何日まともに雨が降っていないのだろう。そもそも梅雨の時季からしてほとんど雨が降らなかった・・・。
と言っても、晴れているのは伊那谷だけ。山はおそらく連日雨ではないでしょうか。
中央アルプスも南アルプスも、もう何日もまともに姿を見せておりません・・・。

塩見に登った昨日もそんな天気でした。晴れているのは伊那谷だけ。
本当は、自転車でアプローチして翌日に登るつもりだったのですが、都合により車でアプローチして日帰りとなりました。

3:00起床。珍しく霧雨が舞っている。
予報からしても天気はまったく期待できない。
おにぎりなどをこしらえて、4:15に自宅を出発。日の出がだいぶ遅くなった。

鳥倉のゲートまで、自宅から車で一時間ほど。
大鹿村の大河原から、鳥倉林道を上る、上る・・・。広くはないですがキレイな林道です。
1,600mほどのところにゲートがあり、そこまで車で入れます。
現在、塩川口の手前は土砂崩れの復旧工事をしていて(もう何年もやっているようですが)、塩川口からは入山できないようになっているのですが、塩川口から入れた頃から、既にメインの入山口は鳥倉口になっていました(少なくとも2007年頃には塩川口のバスは廃止されていた)。

1,600mまで上がれるのだから、車を使うとだいぶ楽をさせてもらえる。
バスを使えば、ゲートのさらに先にある登山口まで入れるのでさらに楽ができてしまう・・・。
ちなみに、バスは7月、8月の期間運行で、一日に9:00と14:00(だったか)の二本だけです。伊那大島駅との間を往復しているもよう。

毎度思うのですが・・・ここまで車で入れる必要がはたしてあるのだろうか???
もっと下のほうから山に取りついて然るべきなのではなかろうか。
自転車でアプローチする場合を考えると、例に漏れずここも登山口までのアプローチが核心であろう。

ここでちょっとアプローチについて考えてみる。
夏山というか無雪期の山に一般道から登るという場合、たいへんなのは(労力を要するのは)実はアプローチなのではなかろうか。
自転車以外に、たぶん公共機関を使ってアプローチする場合も同様だと思う。バスの時間を調べたり、それ以前にそもそもどうやってアプローチできるのか調べたり、調べた時間に合わせて現地まで移動したり、予想外にお金がかかったり・・・なにかとたいへんなもんです。
これが海外の山になるともう想像を絶する難作業で(もちろんお金に糸目をつけなければなんとでもなるのでしょうが)、入山口までアプローチできれば半分成功したも同然、そんな気分にさせられます。先進国ならまだしも、それ以外の国だとなおさらです。

日本の場合、へたに上部まで(山奥まで)道路が延びているのがアプローチを困難にしている要因の一つではないでしょうかね。
道路があれば、できるだけ上まで(奥まで)車で入りたくなるのが人の心理ってもの。
そんなの気にせず下から歩けばいいのでしょうけど、他の人がバスや車でスイスイ行き過ぎるところを歩くってのはなかなか癪なもんです。
道路ってのは勾配を考えて妙にくねくねと大回りして通されるものですし、舗装路を歩くのも妙に疲れる、というかだるい。
やはり入山口をもっと下にすべきだ。
そうすれば登山自体はもっと時間がかかるようになるけれど、アプローチはグッと楽になる。
登山時間が長くなって文句を言う人はそういないのではないか。なぜなら登山自体が目的なのだから。
登山をする人にとって入山口から先、つまり山に入って以降はお楽しみタイムなわけです。対してアプローチってのはあくまでオマケ、言ってみれば余計な行程です。
どこか集落の生活道路から入山できる、というのが理想。個人的にはそう思う。

さて、鳥倉のゲートに着いて驚いた。
けっこうな数の車がとまっていたからだ。
ゲートの手前に20台ほどの駐車スペースがある。平日の今日はちらほら空きスペースがあるが、それでも八割がたは埋まっている。
この土日はすごいことになっていたのであろう。入りきれなかった車が数台、路上に駐車されている。ちなみに付近は路上駐車禁止で、そうデカデカと標示されている。
駐車された車のナンバーを見るとさらにビックリ。北海道から九州、四国まで、日本全国から来ている。
やはり南アルプスというのは別格であるようだ。ここは完全に全国区ですね・・・。
ここまで来て日帰りで入山する人は稀で、ほとんどの人が一、二泊の予定で入山しているものと思われる。

駐車場にはキレイな水洗トイレがあり、外には流し台まであって水もとれます。
靴を履き替えて5:40に駐車場を出発。ゲートを越えて舗装された林道を30分ほど歩く。
雨は降っていないが、山の中腹から上はスッポリ雲の中。

登山口のあるところは広場のようになっていて、バス停がある。ここにも仮設トイレがあります。
バスが回れるように広いスペースをとってあり、格好のテン場である。
バスは7月、8月の期間運行で、しかも一日二本だけだから、その時間を外せば車が入ってくることはまずない。
ちなみに、自転車はゲートの脇から入れます。

塩見に登るのは12年半ぶりになるだろうか。
雪のない時季に登るのは初めてだし、鳥倉口を使うのも初めて。
6:15入山。先行が5パーティーほど。三伏峠までにすべてパス。
途中からすっかりガスに包まれる。

塩川口への分岐(現在立入禁止になっている)を分け、8:15三伏峠。
三伏峠は標高が2,600mあり、日本一高い峠とされている。
「峠」というのは読んで字のごとく、地形的にはコル(鞍部)のようなところを言うのだと思うが、何らか人の往来があったところだけそう呼ぶのでしょうかね。
地形だけを見るなら、もっと高いところは他にいくらでもあると思うから。

小屋はこんなだったっけ。雪の有無で様子もまったく変わるし、まったく記憶にございません。
小屋からちょっと行くと分岐がある。ここは南アルプスの主稜線上(と言っても南アルプスの場合、まったく稜線上っぽくないけれど)。南へ行けば赤石、聖、北へ行けば塩見から長大な仙塩尾根へと続く。

今回は北へ。
さらにちょっと登ると三伏山。本来は360度、絶景が広がっているはずが、ガスって何も見えない・・・。
三伏山によらず、晴れていれば塩見までの稜線歩きは眺めのよいところだ。南アルプスの峰々に富士山、そして何より壁のような中央アルプスの眺めが素晴らしい(はず)。
中央アルプスというのは眺める分には素晴らしい山で、南アルプスと対照的に一つ一つの山がハッキリしていないから、かたまって一つの壁のように見える。雪が着くと特に迫力があり、その昔見たモルゲンロートに輝く中央アルプスの雄姿をよく覚えている。

朝のうちは回復傾向に見えた天気も気のせいで、だんだん悪化してきた。
最初のうちは霧雨が風に流されて叩きつけてくるだけだったが、気付くと本格的な雨になっている。
風と雨、ガスって何も見えない稜線上。晴れていれば気持ちのいい稜線歩きも、こうなるとただの修行だ。
それでも登っている人がけっこういる。多くは三伏小屋か塩見小屋に泊まって山頂をピストンする人たち。
こんな天気でもせっかく来たのだから登りたい、そう思うのが人の心理。
でも、(天気のせいもあって)中にはもうヘロヘロになってしまっている人もいる。見るからに危ない状態だ。
勇気ある撤退とはよく言ったものだ。こういう場合、撤退という勇気ある選択も考えたほうがいいのだと思う。
(が、それは本当に勇気を要する選択で、その場に立ってみるとなかなかそんな選択はできない、ということも個人的にはよくわかります。)

塩見は、遠望するとピラミダルで見映えのする山である(よく目立つ)。
そのピラミダルな部分は岩場。
山によってはいかにも鎖やハシゴが設けられていそうな感じのところであるが、ここはペイント以外何もなく、好感が持てる。
そしてあまりに微妙すぎて遠望からはよくわからないが、実は双耳峰である。西峰が3,047m、東峰のほうがちょっと高く3,052m。

余談ですが、西峰の標柱にはなぜかハングルの表記がある。
まったく意味がわからない・・・。
九州など、場所によっては道路標識などにもハングルが併記されているのだけれど、まったく意味がわからない。
韓国、北朝鮮の人にしか読めないハングルを併記することにどれほどの意味があるんだ?英語表記だけではなぜダメなんだろう?
わざわざお金をかけてやる意味がまったくわからない。
ちなみに、韓国で日本語表記なんてまったくされてませんけど・・・。

11:20に登頂。せっかくだから東峰にも。
何も見えなきゃ山頂は狭くて風当たり抜群の不快な場所でしかない。
写真だけ撮って即下山。
雨が強くなり、すっかりびしょ濡れになった。こんなに濡れたのっていつ以来だろう・・・。
塩見小屋のあたりまで下るとハイマツにとどめを刺される。それまであまり濡れてなかった下半身もびしょ濡れ。靴の中には水が溜まる。
久しぶりの不快さだ。
ま、装備も悪いんだけど・・・。
古いゴアのカッパは雨に対して防水効果ゼロだし、下は面倒でそんなカッパすらはいてない。スパッツなどもちろん持っていないし、靴もなんちゃってトレッキングシューズ。日帰りだから、ザックの中身もビニール袋に入れていない。
自業自得な部分もある。

14:00に三伏峠に下りてきた。ここから先は樹林帯だ。
午後になっても下から登ってくる人とずいぶんすれ違った。塩見小屋まで登るのだと思う。塩見、恐るべし。百名山、恐るべし。
さらに、三伏峠から登山口へ下る途中にもずいぶんたくさんの人とすれ違った。どうやら14:00のバスで登山口に着いた人たちらしい。今日は三伏小屋に泊まるのだろう。
この人数・・・バスはほとんど満席なのではあるまいか。
本当に恐ろしい。夏の塩見には近づけないな・・・。

ところで、そんな全国区の人気の山ですが、どうにもそんな気がしない。
以前は、「南アルプスに来ている」「遠くまで来たもんだ」と感慨深いものがあったのですが、長野に引っ越してきてから「自宅の裏山に登っている」くらいの感覚しかない。
ワクワクするような、気持ちが昂るような、そんな感覚がまったく湧かず、どうにも複雑な気分。なんだか残念です。

15:25登山口、15:55駐車場。
登山口から登り5時間、下り4時間。往復9時間。ゲートから歩くなら、プラス往復1時間。
自転車でアプローチするなら、やはりアプローチは前日。完全に1dayでこなすのは無理だな。少なくとも自分には無理そうだ。
ちなみにエアリアマップのコースタイムだと、登山口から山頂往復が13時間半~14時間です。

山ではこんなに雨が降ったのに、伊那谷では今日もほとんど雨が降ってない。
毎度雲が谷まで届かないのです。特に天竜川の左岸(南アルプス側)は・・・。

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鳥倉の登山口(バス停がある)                    下部は気持ちのいい苔むした樹林帯

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三伏峠を訪れたのは七年ちょっとぶり                何も見えない稜線歩き

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マユミの撮った花の写真でも載せておこう             相変わらず名前も知らないのですが・・・

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もはやただの修行です                         西峰と・・・

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そこより5mだけ高い東峰                       オマケ・・・若かりしころ@一月のたぶん東峰

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 南アルプス] | 2014.08.05(Tue) PageTop
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トノサマガエル

先日、窓を開けてゴミを外へ掃き出すときだったろうか、「わっ!何あれ?」とマユミが声を上げた。
見てみるとトノサマガエルだった。
デカイ・・・10cm以上ありそうな立派なやつだった。もしかしてこんなにデカイやつは自分も初めて見たかもしれない。

アマガエルやシュレーゲルなどと違って動きが敏捷なトノサマガエルはあまり見る機会がない。
近くに田んぼがあるから、まだ子どもの小さなやつは庭でもたまに見かけるのだけれど、立派に成長したトノサマガエルというのにはそうそうお目にかかれない。
田んぼの近くを通っても、いつも声はすれども姿は見えず・・・。

時に、全国的に数が減っていると言われるトノサマガエルですが、実は関東周辺にはもともといないって知ってました???
自分も図鑑を見て数年前に知ったんですけど、関東平野から仙台平野にかけては生息していないらしいです。
でも、関東の人だって子どものころ見たり捕まえたりしましたよね、トノサマガエル。
実はあれ、「トウキョウダルマガエル」という別のカエルなんです。
今でもパッと見て識別できるかどうか怪しいんですけど、トノサマガエルに比べてずんぐりしたダルマ体形で、後ろ足が短く、皮膚の表面に隆起が少なく比較的滑らかなのが特徴です。
トノサマガエルと同じようにやはり生息数が激減しています。
ちなみに、ダルマガエルは名古屋以西にもいて、こちらは「ナゴヤダルマガエル」という亜種です。自分は見たことないと思うんですけど、写真を見ると皮膚の茶色の部分がゴツゴツした感じです。

それにしても・・・子どものころ、いや、つい数年前まで「トノサマガエル」と信じて疑わなかったものが、実はそうではなかったと知ったとき、少なからずショックでした。
ごく一部分ですが、自分の中で何かがガラガラと崩れ去るような気持ち。
そんなことっておそらく、知らないだけで他にもけっこうあるんでしょうね・・・。

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我が家の庭にやって来たトノサマガエル              比較物がないですが、かなりデカイ立派なやつです

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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