一月の折草峠(楽しい雪上走行)

12/10までの予定だった舗装工事が、さすがに終わっているだろうと出かけてきました。
雪上走行の楽しいこと・・・。
除雪されているため自転車で走れる状態にあり、朝のガチガチの時間帯は厳しいでしょうけど、日当たりのいいところなので晴れて雪が緩めば、最高に楽しい雪上走行が期待できます。

日付: 2015/1/20 火
コースと距離: 自宅 ~ 小渋湖 ~ 四徳(しとく) ~ 折草峠 ~ 駒ヶ根 ~ 自宅 = 50km弱

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快晴!7:00頃の中央アルプス

9:30に家を出た。
晴れてはいても、気温がそれほど低くはなくても、さすがに下りや平坦なところでは手の指が痛い。でも、すぐ上りになるから大丈夫(笑)。

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小渋湖から西伊那線を奥に入っていくと、路上に雪が出てくる。幸い、氷だけでなく雪もあるので楽しく走れる。
ここは道幅が狭く、ただでさえ交通量が少ない。冬場などほぼ皆無。それでいて一応、除雪はされているから(本当にありがたい)、ある意味、自転車で走るのに打ってつけ。

折草峠まで、緩い上りがずっと続く。写真を撮ろうなどといったん立ち止まると、再発進するのが一苦労・・・ホイルスピンしまくりで前に進まない。

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峠に近づいて斜度が増すと、さすがに押しです。

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折草峠にて。
峠から陣馬形山へ延びる道は、ご覧の通り除雪されておりません。自転車で入るのはちょっと無理ですね・・・。

工事のためか、峠より駒ヶ根側は徹底して除雪がされており、路上にはほとんど雪がなかった。ところどころにパッチのように残る程度(日によってテッカテカのスケートリンク状態だろうけど・・・)。
とは言え、路面はシャーベット状で、タイヤをロックさせるとコケルから、ブレーキをずっと引きずったまま、長~い坂を下る。指がジンジンと痛いこの感じ、なんだかとても久しぶりだ。荷物満載だったら間違いなく下りも押しだな、これは。
自転車が汚れてすごいことに・・・。

しばらく下って中沢の集落が見えてくると一安心。
県道49号(駒ヶ根長谷線、中沢峠側は冬期閉鎖)に合流し、天竜川に向ってなおも下る。

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天竜川に向って下る

いつもの通り、天竜川沿いを走って中川まで帰ってきました。
おなじみのコースで、トータル50km弱、三時間半ほど。さすがにいつもよりかなり時間がかかった。
走ったあと洗車しなければならないのは(塩カルをきれいに落とそう!)、言うまでもありません・・・。

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復活!LXのフリーハブ(ベアリングのボールの話)

シマノの素晴らしいところは、各アッセンブリのパーツが、ネジ一個から買えるところ。シマノ以外ならこうはいくまい。本当に素晴らしい。
もちろんLXのフリーハブ(FH-T660)についても、シャフトや玉押し、スチールボールなどなど、構成部品をバラで求めることができる。

ユーラシア横断に使った部品には思い入れがあり、「わざわざお金をかけてそこまでする必要ないんじゃないの?」というもう一人の自分をねじ伏せて、玉押しとボールが完全に死亡したハブを復活させることにした。
ま、1,500円くらいのことだから、そんな大袈裟な話じゃないんですけどね・・・。

求める部品は玉押しとスチールボールだけでよさそうだったのだけれど、調べたらハブ軸組立品というセットがあり、価格がそれほど変わらなかったので、軸ごと新調することにした。

ここでちょっと、ハブ(ベアリング)のボールの話を。
少々マニアックな話なんですけど、雑学と思ってお付き合いください。

「ハブ」と呼ばれている部品は、要するに軸&ベアリングのことです。そのフランジにスポークを固定するようになっている。
構造は、バラ玉を使ったカップ&コーン式(カップ=玉受け、コーン=玉押し)がオーソドックスで、上位機種になると、ボールがリテーナーにセットされたベアリングを使っているものもあります。
たぶん、今でもロードなら105、MTBならLX以下のグレードはバラ玉を使っていると思います。

ボールのサイズは、フロントは3/16in(4.76mm)、リアは1/4in(6.35mm)が一般的。
最近の上位機種は、リアにも3/16inを使っているようです。

さて、ここで部品のグレードについてですが、昔からロードでもMTBでも、トップグレードの部品は桁違いに高価なものになっています。
試しにフリーハブの価格を見てみましょう(ともにネットの実売価格)。
LXが3,400円くらい。これに対し、XTRは23,000円ほど。まさに桁違い。
ロードでも見てみよう。105が5,000円くらい。これに対し、デュラエースが26,000円ほど。やはり桁違い。

ひとつ断っておくと、この価格差は、旅の自転車に求められる耐久性や整備性とはほとんど関係がありません。
どこにそれほどの価格差が生じるのかというと、あくまでレース用機材ということを念頭に置いた部分で、主には重量(軽さ)、それから精度(スムーズさ、と見た目)です。

ときに、フリーハブというアッセンブリにはこれだけの価格差があるわけですけど、実は、そこに使われているボールにはあまり差がありません。
せいぜい鋼球がステンレス球になるくらい。

ハブが軸&ベアリングであるということを考えると、ベアリングの構成部品であるボールは重要な要素と言えなくもない。が、それにもかかわらず、実際にはグレード間でそれほどの差がない。

これはどういうことかというと、自転車くらいのことにはそれほど高精度のボールは必要ない、ということです。
冷静に考えれば当然ですね、工作機械などのように高速回転するわけではないのですから。
詳しくは知らないですが、デュラエースやXTRでも、使われているボールはG20等級かそれ以下でしょう。

ベアリングのボールは工業製品ですから規格化されています。サイズと精度によって規格化されていて、精度で言えばG3等級が最高精度。
用途を考えてみると、自転車のハブに使われるボールなら、本来G20等級でもオーバースペックなくらいです。
とは言え、G20、G10、G5、G3とある中で、G20とG3のボールの価格差は、一個あたり5円ほど。
18個や22個といった、自転車のハブに使うくらいの数でばら売りしてくれるところもあるので(例えばここ)、高精度ボールを試してみるのも酔狂かもしれません。玉押しや玉受けの精度がそれに見合っているとは思えないですけど・・・。


LX復活の話に戻ります。

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これが今回購入したハブ軸組立品=軸と玉押しとボールのセット

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幸い、ハブ本体の玉受けは無傷だった。

ハブを組み立てます。
最初に、ひとつ注意点。
玉押しはダブルナットで軸に固定されるわけですが、左右の玉押しのどちらか片方だけをいじるようにしたほうがいいです(通常、フリー側はいじらない)。
両方いじってしまうと、後でセンター出し(ロックナットからの軸の出代を調整)をしないといけません。

今回購入したハブ軸組立品では、フリー側の玉押しは予め最適位置に固定されているので、この部分はいじりません。
あとでハブを分解整備する際も一緒、フリー側のロックナットは通常いじりません。

ハブの玉受けにグリスを塗布し、スチールボールを並べる。
まずは反フリー側から。
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LXの場合、使われているボールは、サイズが1/4in(6.35mm)、数は片側9個です。
グリスはたっぷり塗るくらいでちょうどよい。

ボールをセットしたら、こぼれないようにシールを被せ、玉押しで蓋をする。玉押しにもグリスをたっぷり塗っておきましょう。
ちなみに、シールはハブ軸組立品に含まれていないので、古いものを使い回します。

フリー側も同じようにグリスを塗布し、ボールを並べる。
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やはりシールを嵌め、そこへ玉押しのついた軸を差し込む。玉押しにグリスをたっぷり塗っておくとともに、予め軸にも薄くグリスを塗っておきましょう。
反フリー側には玉押しを被せてあるので、時計回りに回すと(右ネジ)軸が入っていきます。

ブッシュやワッシャを入れて、反フリー側のロックナットを組み付ける。
(分解した際は、予め、部品の組み付けの順番がわからなくならないようにしておきましょう!)

部品がすべて組み付いたところで必要になるのが、玉当たり調整。
緩すぎるとガタが出ますし、締めすぎるとゴリゴリ感があります(さらに締めると回らなくなる)。
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ダブルナットのうち、玉押しを回す(押さえる)のにハブスパナのような薄いスパナが必要です。ロックナットのほうは通常のスパナやモンキーでも代用できます。

調整の加減は、ゴリゴリ感がない程度にきつめ、にしておけばいいと思います。
最初はコツを掴むまで少々手間取るかもしれませんが、それほど難しいことではありません。
決戦ホイールを組むわけじゃないから、ガタが出る一歩手前、みたいなシビアな調整は要らないでしょ。それほど神経質に調整する必要はないと思います。

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復活したLXのフリーハブ・・・今のところ、特に用途なし(笑)

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ようやく組めたマビックA319

新しいLXのフリーハブを手に入れて、A319でホイールを組みました。

今回、LXの型番が新しくなっていた。
(旧)FH-T660から、(新)FH-T670へ。

既に、(旧)のほうの寸法に合わせてスポークを準備していたので、新しくなって寸法関係が変わっていたら、困る。
たぶん変わってないだろうと思いつつ、ちょっとドキドキしながら部品を手配したのだが、幸い、寸法関係は変わっていなかった。
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新旧LXのフリーハブ・・・写真ではわかりにくいが、色が変わっている(笑)

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前回のように怪しく振れることもなく、スムーズにホイールが組み上がった。

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一日寝かせて自転車に組み付け

これにてキャノンデールも完全復活!
一刻も早く試し乗りをしたいところだけど、暖かくなってからにしておきましょう。
今だと、もれなく自転車が真っ白になってしまうから・・・。

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久しぶりの冬山・・・仙丈岳 地蔵尾根(敗退) その2 南岸低気圧

2015/1/15(木) 雪
地蔵尾根2,000m弱 8:00 ~ 尾根通しに10:00まで下って登り返し ~ 林道出合 11:20 ~ 柏木 13:10

夜中、上空で風がゴーゴー唸っていたが、樹林の中のテントにはほとんど当たらず。
乾燥していて、テントに霜もついていない。本当にゼロ。フライさえ凍っていない。
冬山で、こんな快適なことってあるのか???
ゾウ足もはかずに、暖かく眠らせてもらいました。

5:00過ぎに起床、まだ雪は降っていない。風も収まり、嵐の前の静けさといったところ。
冷え込みもなく、6:30の気温が-4℃もあった。
昨日といい今日といい、本当にすごい日だ。いつもの自宅の朝のほうが寒いではないか・・・。

7:30頃から雪が降り始めた。
ラーメンを食べ、コーヒーを飲んで、のんびり8:00に出発。
この日は日差しがなく、すっかりいつもの冬山に戻った。ワカンに雪が団子になることもない。
サラサラした軽い雪のラッセル。下りは楽だ。

下りは林道を使わず、尾根を忠実に辿ることにした。
広い尾根を、コンパスで方向を修正しながらズンズン下る。
どこかで適当に、登りに使った林道と出合うだろうと思っていたのだけれど・・・一向に出合わない。いや、二度ほど林道に出たのだけれど、自分たちのトレースがない。
登りで歩いていない区間なのか、それとも別の林道なのか・・・二万五千図にも五万図(エアリアマップ)にも林道が出ていないから、ハッキリしない。そもそも二万五千図のほうは、松峯のちょっと下で切れて別図になっているから、肝心なところがないし・・・。
木を伐った跡があったり、防獣ネットがあったり、雰囲気的に里までもうそれほど距離がない感じなのだが、果たしてどのあたりに出るのか・・・里に下りてから車まで戻るのが大変なような気がする。

視界も悪くなってきたところでさんざん迷った挙句、林道の出合いのところまで登り返すことに決定(10:00)。
ふぅ~・・・一時間の登り返し。

林道に出てから自分らのトレースを辿り、柏木まで下りてきた。
登るときにはほとんど雪のなかったところも、すっかり真っ白。雪に覆われて氷がみえなくなってしまったのが厄介だ。ずぼらに足を置くと、ツルツルと滑ること・・・。
車にもすっかり雪が積もっていた。あと一、二時間遅かったら、かなり埋まっていたな・・・。

下界もかなり降っている。
車に戻ってもまだまだ、少なくとも国道の走る市野瀬に下りるまで安心できない。
除雪のされていない新雪の道を、ずっと一速で走る。これだけ長い距離を一速で走ったのは初めてかもしれない(笑)。

市野瀬まで下ってホッと一息。柏木集落のように、山に住んでいる人ってすごいなと、改めて思った。
秋葉街道を北上。長谷もすっかり雪国の様相だ。
白山トンネルを抜けると、高遠。雪がだいぶ弱くなった。さらに伊那谷へと、県道を下る。
伊那まで来ると、雪はやんでいた。気温が高く、道路にはシャーベット状の雪。
このシャーベット状の雪ってのがすごく滑る。車が乗ると雪が固まり、とにかく滑る。パジェロも、四駆であるのが信じられないカニ走りっぷりだった。

伊那谷はあまり雪が降らない、と以前書きましたが、その伊那谷の中でも場所によってずいぶん差があります。
伊那谷というのは、木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)に挟まれた広い平坦部、厳密に言うと木曽山脈と、赤石山脈の手前に連なる伊那山地に挟まれた平坦部のことです。「谷」とは言ってもいわゆる谷地形ではなく、地学的に言うと「地溝」です。
その地溝であるところの谷は南北方向に広がっており、中央を天竜川(水源は諏訪湖)が南下しています。一般的に、北は辰野町から、南は飯田市の天竜峡までの間を伊那谷と呼ぶらしく、長さが南北に約70キロ、幅が東西に約5キロほどということになるようです。
普段、谷から出ることはあまりなく、生活圏はほぼこの範囲内、ということになります(笑)。

南北に広がる谷の中を移動してみると、雪の量が如実に変わるからおもしろい。
今回、伊那のあたりは道路にシャーベット状の雪が大量にあった。そこから南下していくと・・・駒ヶ根まで来ると如実に雪が減り、路上にはほとんど雪がなくなる。南下するにつれさらに雪は減り、中川まで来ると積雪ゼロでした。雪の降った形跡がほとんどない。
北から南へ、絵に描いたように雪の量が変わっていくのが見ていてすごく興味深かったですね。

それにしても・・・伊那谷では、どちらかと言うと南岸低気圧で雪が降るわけですけど、真冬のこの時季にこんなに南岸低気圧が来るというのもちょっと異常ですね。
雪は多いが暖かいという今シーズン、アイスにとっては最悪なのではなかろうか・・・。

以上、久しぶりの冬山は予定通りの敗退、ということになりましたが、登れないとなると悔しいものですね。
一方で、山にどっぷり浸かるのってやっぱいいな・・・と再認識できました。
これは再挑戦しないといかんな。次回は二月ということになりそうです。

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尾根通しにズンズン下る                         灌木に捕獲されて一人で起き上がれないの図

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一時間の登り返し(涙)                           登り返しを終えたところ

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無事下山・・・すっかり真っ白

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久しぶりの冬山・・・仙丈岳 地蔵尾根(敗退) その1 春山のような冬山

久しぶりの冬山です。
数えてみると、最後に泊まりで本格的に冬山に入ったのは旅に出る前の話になるから、6シーズンぶり。ずいぶん久しぶりのこととなりました。

今シーズンを迎える前、昨年の10月末に、これまた久しぶりに冬山装備をまとめてメンテしました。
旅に出るときにですね、アイゼンは家の中に保管しておいたのですが、なぜだかピッケルやバイルの類はガレージに置きっ放しにしてしまったんですね・・・何考えてたんだか。
直接水をかぶることはなかったものの、ピックや石突きが錆びてしまっていて、けっこう大変なメンテ作業となりました(ヤスリとピカールが大活躍!)

身につける装備は、山行直前になって確認。
もしかしてコフラックのプラブーツがまだいけるんじゃないか(6シーズンぶりだけど・・・)、と淡い期待を寄せたのですが、さすがにダメでしたね。
下駄箱から出して確認してみると、心配していたアウターはまだまだいけそうな感じでしたが、インナーが・・・靴底が溶けてベトベト、かつボロボロと剥がれてしまう状態。完全にゴミですね、これは。
仕方なく、今回は革のシングルブーツで、ということに。

プラブーツというのはすっかり流行らなくなってしまいましたが、圧倒的に暖かいので自分は好きなんです。
湿雪で、気温も比較的高い日本の山には一番向いている、と今でも思いますね。

さて、6シーズンぶりのターゲットにしたのは、仙丈の地蔵尾根。特にこれといった理由はなく、単に家から近いからなんですけど・・・。
翌日に南岸低気圧が通過するとわかっていたので、登頂は無理だろうという腹積もりで入山しました。残念ながら、二日前くらいになって予報が悪くなってしまったんですね・・・。
とは言え、予想よりもぜんぜん上まで行けませんでした・・・orz。
もちろん南岸低気圧の通過による荒天というのがありますが、それ以上に、とても一月とは思えない暖かさと、雪の状態の悪さに撃退された感じです。自分の体力が落ちていることは、この際、棚に上げておきましょう(笑)。

2015/1/14(水) 晴れのち曇り
柏木 6:50 ~ 地蔵尾根2,000m弱 12:50

5:10に自宅を出た。中沢峠、分杭峠とも冬期閉鎖なので、伊那から高遠経由で長谷へ。
秋葉街道の市野瀬から、三峰川を渡って柏木へ上がる。ここは狭く急な上りで、特に駐車スペース手前の最後の上りが激坂なので、車が上がるかどうか心配だったのだけれど、幸いにも道路が乾いていて事なきを得た。

6:25到着、準備を整えている間に明るくなり、6:50に歩き始めた。

地蔵尾根は、取り付くのがなかなか難しい。
なるべく末端から取り付きたいのだけれど、まず、尾根自体がそれほど顕著じゃない。山がデカイから尾根は長大で、特に下部は複雑な形をしている。
ま、それでも適当に詰めれば尾根上に出られそうなのだけれど、雪が少ない(場所によってゼロ)からブッシュがうるさくて、簡単には取り付けない、というか取り付きたくない。
たぶん、途中まで夏道を詰めるのが正解だと思う。今回もそうした。

夏道には薄っすらと雪がある程度。山仕事の作業道が錯綜しているから、迷走しつつ、孝行猿の墓を通過。その上で林道に出る。
夏の記録のところで述べたとおり(地蔵尾根から仙丈岳)、このあたりは現在、尾勝谷林道を通すための工事中。夏道はとことどころで林道を横切り、また一部では林道を歩かされる。
ブッシュがうるさいので、まだ尾根には取り付かず、もうしばらく林道を辿る。

朝のうちこそ寒かったが、西から南岸低気圧が近づいており、予報通り今日は気温が高いらしい。みるみる気温が上がってきた。
何時頃だったか(山の西側にいるので遅い)、日が当たり始めると、とても一月の山とは思えない状況に・・・まるで春山みたいだ。
ヤッケを脱いでラッセル、なんてのは冬山でもある話だけれど、休憩中もヤッケがいらない。体がお湯ではなく水を欲する。
何だこれ?本当に一月なのか???

足下が最中雪となった。つまり、表面のほうが一度、融けたということだ。
膝下の深さになったところでワカン着用。

冬山とは思えない暑さ(決して誇張じゃないですよ)に喘ぎながら歩を進めると、直射の当たるところは雪が腐ってきた。
雪が腐るって・・・ホント、春山かよ!
雪は、基本的には踏んでも締まらないサラサラの雪なのだけれど重い!という、ちょっと摩訶不思議な雪質だった。

適当なところで尾根に取り付き、締まらない雪に苦戦しながら高度を稼ぐ。
なんというか、スキーには最高の雪質だ。ものすごく浮遊感が得られそうな、そんな感じの極上のパウダー(注:いつもの通り気温が低ければの話)。
もっとも、快適に滑れるような広い斜面はなさそうだけれど・・・。

ラッセルを続けていくと、突然、頭上にゲートのような人工物が見えた。
そこへ着いてみたら、また林道だった。まだあったのか・・・。
これは萎えますよ。すっかりやる気をそがれる。
しかも、最悪なのは、尾根が林道でスパッと分断されていること。突如として行く手を阻まれる。
削られている部分は、3~5mほどの崖となっている。いわゆる崖です。一見、何事もなく登れそうに見えるのだけれど、ちょっと蹴り込んだだけで雪が全部落ちてしまい、土壁が露出してしまう。
林道の先のほうへ回り込んで弱点を探るが、どこも登れない。僅か3mほどのところが、脆い土壁のため登れない。いや、無理すりゃ登れるんだろうけど、そんなことしたくない。
あまりにくだらなくて、だんだん嫌になってくる。あぁぁいったい何てことをしてくれるんだ・・・。

11:00頃になると早くも曇ってきて、中央アルプスはすっかり見えなくなってしまった。
ようやく崖を突破。サラサラ雪のラッセルをしていくと、広い尾根上に出た。
直射の当たるところの雪は少々腐っていて、ワカンに激しく団子になる。重くて股が攣りそうだ・・・(涙)。

現在地は、松峯の手前、標高にして2,000m弱のところにある平坦部だと思う。
(キルギスでプロトレックを失って以来、高度計がないんですよね・・・新しいソーラーのプロトレックが欲しい。)
時間はまだ12:50、だが、ここで考え込んでしまった。
悪い雪質にすっかり辟易していた。特に、ワカンに団子になる雪が重くてしようがない。
休憩中もヤッケが要らない暑さにもうんざり。すっかり気力が萎えてしまった。
何より、明日は荒天であることがわかりきっている。さらに上へと登ることが、急に無意味なことに思えてきた。

幕営してのんびりするか・・・ということになった。
ふぅ~結局、アイゼンは重しとして背負ってきただけということか・・・。

広く平坦な樹林は格好のテン場だった。
風も当たらないし、一見どこにでもテントが張れそうなのだけれど、雪が締まらず、なかなか場所が定まらない。
締まらないなりにワカンをはいたまま整地をするが、ワカンを脱いだ途端に膝上までズボズボ埋まる。どうやら雪の下はブッシュ帯のようだ。
そんなわけで、広いところがいくらでもあるのに、ようやく確保できたのは少々窮屈なスペース。山仕事の物置か何かと思われる小屋が建っていて、その隣。
ま、そんなところでもテントさえ張れてしまえば極楽である。

この手の締まらない雪は、水を作るのにも効率が悪い。
しかも、雪の少ないところだから、あまりきれいな雪が得られない。掘っても木の皮や葉っぱだらけ。ホント、春山かよ!
いつもの、フィルター付きのジョウゴを使っても、細かいゴミまでは取り除けない。冬山とは思えない水の汚さだ。

大相撲の初場所をラジオで聞きながら、水作りと飯炊き。
ちなみに、今、徐々に相撲ブームが来ています!相撲女子と呼ばれる若い女性もいるらしく、初場所は初日からずっと満員御礼!
さすが(九州や名古屋と違って)、東京は客が入るなという感じなんですが、実際、今年の初場所は大相撲ファンとして目が話せません(喜)。
夕飯は、三合の炊き込みご飯を二人でペロリ。

それにしても・・・19:00の気温が-2.5℃もあるって、どういうこと???
まったく寒くない。寝るときに、ダウンジャケットを着ようか着まいか迷ったほどだ。あり得ない。
シュラフはいつもの通り、羽毛400gの3シーズン用。久しぶりで多少不安があったから、フリース地のインナーシーツも持ってきたのだけれど、結局これは使わなかった。
冬山にゾウ足を持ってきて、使わなかったなんてのも今回が初めて。あり得ないわ。
いやはや、ビックリ・・・。

つづく

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おなじみの柏木の駐車スペース                     夏道には薄っすらと雪がある程度

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うんざりする林道歩き                           間違いなく一月です!(笑)

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頭上にゲートのような人工物が・・・萎えます             林道で分断された尾根・・・すっかりやる気をそがれる

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重くて股が攣りそう・・・だめだこりゃ                   標高2,000m弱のところにある平坦部だと思う

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nakappie

Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

 名言集
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