庭の樹林化とその効用について

各地で猛暑日が続いております。
暑中お見舞い申し上げます。

このあたりも日照り続きで、まったくといっていいほど雨が降っておらず、あらゆるものがカラカラの状態・・・もはや災害といってもいいレベル。
中央アルプスにも南アルプスにも毎日のように入道雲が湧いているのだけれど、その間にある伊那谷には不思議なくらい雨が降らない。
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毎日のようにゴロゴロ、雷鳴だけは聞こえるのに、谷までは雲がかからない。(写真は8月6日の空)
長野県内でも北信や東信では災害警報が出るくらい雨が降っているというのに・・・。
ちなみに、我が家があるのは天竜川の東岸(南アルプス側)で、中央アルプス側の雲がかかってくることは稀。南アルプス側の雲が張り出してくれない限り雨は降らない。

雨はともかく、全国的に厳しい暑さが続いている。
そんな中で今回は、ちょっとでも暑さをやわらげるために木を植えればいいんじゃね?という話。
我が家で着々と進めている(勝手に進んでいる)庭の樹林化計画についてです。

木を植えるといっても、実際問題として住宅密集地のようなところでは難しいだろうから、田舎限定の話になってしまいそうだけれど、加えて好き嫌いがわかれるところだろうけど、個人的に、そうすることでのマイナス面というのは今のところ特に思い浮かばない。

以下にその効用を列記してみる。

1.木陰ができて涼しい
なんといってもまずはこれ。実際にかなりの効果を実感できる。
樹種はなんでもいいと思うけど、冬に葉っぱが落ちてスッキリする落葉樹がオススメ。
ちなみに、ここは冬寒いところなので、落葉樹であることは必須です。冬も暖かいところなら、常緑樹でもまったく問題ないと思う。
土着の木というかその土地に自然に生えている木なら、特に手をかけずとも勝手にすくすく育つはず。
何か実のなる木なら、さらに重宝します。

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樹林化計画進行中・・・だんだん秘密基地のようになってきた。
勝手に生えてきたクルミ(オニグルミ)が中心。秋に収穫できるクルミの実はかなり重宝している。
夏場はこんな鬱蒼とした状態でも(こう見えても木の下は広く普通に歩ける)、冬には葉っぱが落ちてスッキリする。
ちなみに写真は7月23日に撮影したもので、これ以降ほとんど雨が降っていない・・・。

2.家の目隠しになる
実はこれこそが最大の効用かもしれない。外から自宅が丸見えにならないことで、とても落ち着く。

3.鳥や昆虫をはじめ、多様な生きものが集まってくる
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カブト&カナブンタワー(笑) 甲虫を呼ぶならクヌギがオススメ
ちなみに、樹液が染み出す部分を工作しているのは、カミキリ&テッポウムシ(涙)

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(左)あまりに無防備すぎるカナブンと、(右)ホオジロの卵

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そのホオジロの卵を食べてしまったのは、このアオダイショウかもしれない・・・
アオダイショウは主に樹上で生活している。庭にたくさん住んでいるであろうネズミの天敵になっているはず。
ちなみに、地上ではヤマカガシをよく見かける。

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一番頻繁に見かけるのは、やっぱケロ(アマガエル)だな・・・

我が家の庭の写真(主に生きもの)はこちらにたくさんあります。
小さな菜園のある暮らし
あわせてご覧ください。

4.下草が生えなくなる
木が生長して樹冠が閉塞すると、地面まで日光が届かなくなるから、下草が生えなくなる。日の当たっているところが嘘のように、特に背の高い草が生えなくなる。
これによって草刈りから解放されるわけだけれど、これは想像以上にありがたい。

5.地面の湿気が保持される
これも、夏場カラカラになるこのあたりではうれしい効用。

6.防風林にもなる
このあたりは比較的年中風も強く、ここでも防風林として木が活躍する。
ポツンと単独で生えていると暴風で倒れるなんて恐れもありそうだけど、ある程度密生しているとその可能性も減る。

こんなところだろうか・・・。
マイナス面は特に思い当たらず、いいことづくめのように思うのだけれど、こんな田舎でも木を植えている家が少ないというのは、日当たりを考えてのことなのか、見た目か、それとも単に昔はこんなに暑くなかったのか・・・。
いずれにしても、木があるだけでずいぶん涼しくなると思う。
生き物がたくさん集まるから観察しているだけで楽しいというか、そんな癒しの効果も絶大である。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 庭] | 2015.08.09(Sun) PageTop
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猛暑日に打ってつけなのがこれ=わさびの収穫

連日暑い日が続いています。
さすがに自宅の付近でも最高気温が30℃を超えるようになりました。
といっても、連日のようにどこそこで38℃だの39℃だの言っているのだから、このあたりなんてまだまだ可愛いものだ。
日中も日陰に入れば凌げるし、日が沈めば涼しくなるから熱帯夜というのとも無縁。少なくともクーラーの必要性はまったく感じない(そもそも我が家にはエアコンどころか扇風機さえないわけですが・・・)。

前に住んでいたところが時として40℃を超えるような日本一ホットなエリアだったから(しかも湿気があって気温以上に暑く感じる・・・)、ズバリ、これくらいの暑さは暑いうちに入らない。
が、それでもやはりこんな日に、外で直射を浴びながら何かするのはとても辛いですし、時として危険でさえあるわけです。

そんなときに打ってつけなのが・・・わさびの収穫!
山懐にある標高の高い場所で、冷たい沢の水でわさびを洗う。これはもう最高に涼しい、逆に真夏以外はやりたくない作業です。
ちなみに、わさびというのは日本原産。

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このような場所で収穫している・・・標高800mほど、ちょうど目の前に摺鉢窪カールが見える

わさびというと思い浮かぶのは、安曇野にあるようなわさび田であろうか。このようなところで育てるものを水わさびと呼ぶ。
この場合、目的としているのは主に根茎を得ること。根と茎の間の芋の部分です。
わさびといえばここですよね・・・主に生食用で、言ってみれば高級品。
芽かきをしながら最低三年、根茎を育てる。要するに、こんにゃく芋などと同じです。

わさびといえば根茎を連想するわけだけれど、実際にこの部分を食べているのかというと、おそらく多くの場合、否。
練りわさびとかスナック菓子などなど、要するによく口にするわさび風味の加工食品の場合、その原料となっているのは主に茎や葉の部分(特に茎)だったりする。

わさびというのは捨てるところのない、ある意味でとても効率の良い作物である。
収穫のとき白い根っこの部分は捨ててしまうのだけれど、実は根っこもしっかりわさびの味がする(かなり辛い)。これを細かく刻んで味噌にあえたりすると美味しい。
葉っぱから根っこまで、わさびというのはどの部分もわさびの味がして辛い。

さてもう一つ。自分も今回はじめて知ってちょっとした衝撃だったのだけれど、わさびというのは畑で普通に栽培できる。
わさび田というのがまず思い浮かぶから、てっきり水生植物(もしくはそれに近いもの)と思い込んでいたのだが、本来は土で育つものだったんですね。驚きました。
この場合、水わさびに比べて根茎が大きくならないから(わさびの自家中毒による)、目的としているのは主に茎の部分。
また、水わさびと違って一年で収穫してしまう(もちろん根茎も収穫します)。
品種自体には多くの種類があるけれど、わさび田で栽培されるのも畑で栽培されるのも品種に違いはない。

「畑で普通に」と書いたけれど、わさびは強い日光を嫌うので、一般的な野菜と違って場所的な制約がある。山間の樹林の中に作った畑で栽培されることが多い。
わさびというのはおもしろい植物で、しっかりした緑の葉っぱで光合成をしているわけだけれど、日陰を好み、日のあたる場所ではうまく育たない。
わさび田でも畑でも、日射を避けるため寒冷紗(日よけ)を施すのが普通。
同じ畑の中でも日のあたり方によって生長に差があるが、一般的な野菜と違って、日あたりのよいほうが生長が悪いからおもしろい。
ちなみに、わさびの葉はふきの葉と似ている(ふきも日本原産)。

今収穫をしているのは、中央アルプスの山懐にある畑。自宅から車で15分ほどのところ。
標高800mほどで、人間界か自然界かでいえば、その境界にあたる場所、というか、本来は完全に自然界で、そこに人間が強引に住んでいるといった形。
もちろん動物がいる。猿も鹿も猪も、そして熊も天竜川の左岸(東岸)より影が濃い。
作業しているすぐ横を、猿の群れがなにやら地面から拾いながら、のんびり移動していたりする。
当然、普通ならこんな場所で畑などできない。通常の野菜や果樹であれば、猿や鹿のために栽培している、なんてことになるのは火を見るより明らか。
が、こんな場所でもわさびは栽培できるんですね。葉っぱを食べる虫はいるけれど、獣害に遭うことはまずない。

わさび、無敵ではないか。
株ごと収穫してきて捨てる部分はないから(根っこは捨ててしまうのだけれど)、非常に効率的な作物であるようにも思う。
が、採算が合うのかどうかはまた別な話。
根っこをむしり、根茎も葉っぱも茎もきれいに水洗いするというのはかなり手間のかかる仕事で、果たして割に合うのだろうか・・・と思わなくもない。

標高が高く、ただでさえ涼しい場所であり、ここで冷たい沢の水に手を入れていると、日が翳ったときなどちょっと寒いくらい。
巷で猛暑猛暑と騒がれているのとはまったく無縁の世界・・・こればかりは非常にありがたい。

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わさびの葉っぱ(左)と収穫してきた株(右)

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根っこをむしって水洗いするとこんな感じになる・・・根茎の部分がちょっとわさびっぽく見えるかな?

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 田舎暮らし日記] | 2015.08.02(Sun) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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