わさび畑でアカザ抜き・・・師走だというのに、いくらなんでも暖かすぎる

今年はエルニーニョで、暖冬だろうといわれてはいたけれど、いくらなんでも暖かすぎだろう。
師走だというのに、なんだろうこの暖かさは・・・。

庭ではシロツメクサをはじめ、草たちが青々としているし、暖かさのあまり花を咲かせてしまった木や草もあちこちで目にする。
リンゴのできも今年はあまりよくなかった。いつまでたっても暖かいので、リンゴがなかなか赤く染まらなかったのだ。実の締まりも例年に比べるとよくない。
反対に、柿は暖かかったので豊作。が、収穫したあと雨ばかりだったので、干し柿を作る農家にとっては最悪。
干すときはいつものように晴れて寒くなってくれないと、かびてしまうのだ。もしカビが出てしまったら、せっかく皮をむいて干したのに、そのものは廃棄処分となってしまう。

暖かくて、野菜も育ちすぎ。
大根などは価格が暴落して廃棄している農家もある、とニュースで聞いたけど、こりゃ確かに無理もないなぁ・・・。
ここ伊那谷ですら大根は育ちすぎていて、11月の終わりだったか、近所の農家の畑に残っていた大根を全部抜いてきたのだが、どれもこれも「なんだこれは・・・」というくらいに巨大に育っていた。

価格の暴落以前に、こんなのはそもそも箱に収まるまい・・・ま、日本の農産物の規格というのは、そもそも極端すぎて利より害のほうが大きいとしか思えないけど。
ただ、これとて元をたどれば、大根や白菜といったものだと、あまり大きいものは味云々ではなく、おそらく食べきれないとか保存に困るといった理由で消費者側から敬遠されてしまう。つまりはそういうことがあるのだろうけど・・・。

さて、あまりに暖かいので、9月中旬に苗を移植したわさび畑もアカザだらけになってしまった。
アカザは一年草だから、このあと寒くなれば今生えているものは枯れるはずだけど、あまりにアカザだらけでアカザ畑のようになってしまっているので、抜くことに。

ときに、わさびは連作障害があるらしく、来シーズン用の畑は今シーズンの畑とは違う場所である。
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来シーズンのわさび畑。今シーズンより山の中にあり、畑からすぐのところに獣避けのフェンスがある。サルの鳴き声がにぎやかな場所だ(こんな場所ではもはやわさびくらいしか作れないだろうな・・・)。
中央アルプス側は樹林に遮られて展望がないが(右)、南アルプスはよく見える(左)。

わさびの植えてある畑だけ青々としている、ちょっと異様な光景。こりゃ動物たちも気になるわな・・・。
森を切り開き、わざわざ田んぼにしたところなんだけど、今では米を作っている田は一枚もない。わさびの植わってる畑以外は、夏場はすべてソバ畑です。

ちょっと話が逸れるけど、連作障害というのはいつも不思議に思う。
毎年同じ場所に生えるというのは自然界では半ば当たり前のことであり、それで生育不良となってしまうというのは、種の保存というものを考えたときに致命的なことなのではあるまいか、と思えてしまう。
原因はいろいろあるのだろうけど、最たるものは施肥に基づいている、つまりは人為的なものだろうとは思うけれど・・・。

アカザは、場所によっては目にしなくなったということを本で読んだことがあるが、このあたりにはこれでもかというくらい生えている。
一年草だが、草丈が150cmほどにもなり、ほとんど木のような草である。昔はアカザから杖をつくったそうだ。
シロザとは頭頂部の種の部分が赤いか白いかだけの違いで、ほとんど一緒。今どき食べる人は稀かと思うが、アカザもシロザも若葉のほかに、花や果実も食べられる。
大きな株では秋になると30万個もの種をつける。しかも、種の寿命が長く、30年以上であるらしい。これがいっせいに発芽せず、毎年少しずつ発芽していくというから驚きの生態だ。

アカザは(シロザも同じ)、真下に根を伸ばす性質があり、とても簡単に根っこから抜ける。
今回のようにまだ小さなものなら、それこそつまむだけで簡単に抜けるし、1m以上に生長したものでも、ちょっと力を入れれば根っこからごっそり抜ける。横に根っこを伸ばす草とは違い、大きいわりに簡単に抜ける。

アカザはまた、大根、人参の生育を助け、トマト畑では虫の食害を防ぐといわれる。
根っこが真下に伸びることから、硬い土を耕してくれる働きもある。

抜く必要がないのではないか、と思わなくもない。

特に今生えているやつはこの先枯れるはずだから、まったく抜く必要がないのではないか・・・。
アカザはわさびより背が高くなるが、わさびは強い日光を嫌うから、むしろ日光を遮ってくれるのは好都合なのではあるまいか。春になったら、わざわざ日射を避けるために寒冷紗(日よけ)を施すくらいなのだから・・・。
さらに、生態系を考えれば、アカザだけ選んで抜いたりすると、どこかに影響が出るのではないか。どこかに歪が生じて、特定の虫が大量に発生したりするのでは・・・。

・・・そんなことを考えつつ、アカザを抜いた。

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畝のビフォーアフター・・・(左)アカザを抜く前の畝と、(右)アカザを抜いた後の畝

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結果が視覚的に明瞭なので、けっこうやりがいはあったりする

暖冬で暖かすぎると冒頭に書いたけれど、ここは千人塚。
中央アルプスの懐で、標高は800m以上ある。
わさびは涼しいところを好み、日光を嫌うから、わざわざそういう場所を選んで栽培しているわけなのだけれど、やはり寒い。
午後二時ともなると、樹林に遮られて完全に日が翳ってしまう。地面が冷たくて、足先が痛い。

ちなみに、伊那谷に来てからというもの、我が家は二人揃って足の指が霜焼けです。
贅沢に暖房器具を使っていればそうそうならないと思うので、今どきちょっと恥ずかしい(笑)。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 田舎暮らし日記] | 2015.12.14(Mon) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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