冬の野宿遍路 33日目 いよいよ松山

2016/2/27 土
晴れのち曇り、夕方雨、朝-6℃
始:7:30 ~ 終:16:30 歩行:27km
(仰西休憩所)0730 ~ 0825(明神休憩所) ~ (三坂峠) ~ (桜) ~ (榎) ~ (槙谷) ~ 1200(46番浄瑠璃寺)1220 ~ 1230(47番八坂寺)1250 ~ (スーパーえばら) ~ (久谷大橋) ~ 1420(48番西林寺)1450 ~ 1600(49番浄土寺)1620 ~ 1630(日尾公園) ~ 17:30(幕営)

昨晩は冷えた。
霜が降り、3:00頃トイレに起きたときはテントが真っ白だった。
朝、MSRの熱でいったん融けたものが再び厚く凍る。こいつが性質が悪い。
そのままたたんでしまうとフライが切れてしまいそうなので、緩く丸めてザックの外にくくりつけて歩く。後で日に当てて乾かすつもり。

コーヒーとパンを食べてからテントを撤収。出発したのは7:30であったが、既に昨日言葉を交わした工事の交通整理のおっちゃんたちが出勤してきていた。
寒い中、早くからご苦労さまです。

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(左)凍ったフライはザックにくくりつけて
(右)もしかして久万ではリンゴがとれるのか?

明神休憩所で休んでいると、大阪からというお遍路が追いついてきた。昨日、八丁坂の上り口ですれ違った人である。
話をすると今日が26日目というから、33日目の自分らより7日も速い。
ルートにもよるけれど、宿泊まりだとやっぱ速いな・・・。

今日も寒い。9:00を過ぎても日差しの暖かさがまったく感じられない。
が、天気予報によると昨日が寒さの底らしく、今日は気温が上がる見込み。
何よりこの先の三坂峠を越えれば一気に標高が下がるから、これ以降もう昨日のような寒さはないだろう。
こう寒いと自宅の水道管が心配になる・・・。

三坂峠からは、江戸時代には松山平野がよく望めたようだが、現在は木が邪魔でよく見えない。
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(左)寛政12年(1800年)の三坂峠の絵図と、(右)現在の三坂峠(杉の人工林の向こうに松山平野が広がっている)

日本の歴史上、今がもっとも緑が濃いのではなかろうか。
少なくとも江戸時代よりは間違いなく濃い。江戸期はここに限らず、どこの山も禿山である。

三坂峠から桜の集落あたりまで下ると、だいぶ暖かくなった。のどかな山村風景の広がるいいところである。
お地蔵さんの前を借りてテントとフライを日に当てて乾かしていると、近所のお爺さんがやって来て(80も半ばのお歳だったが、背すじがぴんとしていてとてもそんなふうには見えない)、いよかんを接待してくれた。
言葉を交わしているうちにお爺さんの話に火がつく。
いろいろおもしろかったけど、話が延々と終わらず一時間近くもテントを干す破目に・・・おかげでテントもフライもすっかり乾いた。

「あそこに見えるのがお城でしょうが」
と、お爺さんは指しながら教えてくれた。
いかにも松山っぽい話し方が耳に心地よい。

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下界へ下る

桜のあたりはのんびりしていていい感じだったのだが、下るにつれて車が増え、だんだん不快な世界に。

46番浄瑠璃寺(じょうるりじ)、47番八坂寺(やさかじ)、48番西林寺(さいりんじ)と続けざまに打つ。
ここからはもう寺が次々に現れ、納経している人にとってはスタンプラリー状態だろう。

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46番浄瑠璃寺

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(左)47番八坂寺  (右)その先はもう住宅地ですよ

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48番西林寺

町部にある寺は人も多い。
寺自体も急に俗っぽくなってしまう。
そこには岩屋寺のような荘厳さはもはや感じられない。
実質的にお遍路は45番岩屋寺で終了だ(札所の数でいえばまだ半分だけど・・・)。あとは消化試合といったふうだろう。

西林寺の先からは不快指数がMAXとなる。
道が狭いのに車が多くてどうしようもない。
早く松山市街を抜けたいものだ・・・。

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不快指数MAXの図

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完全に住宅地の中にある49番浄土寺(じょうどじ)

浄土寺に着いた頃から雨がぱらつきはじめた。
暫し様子を見てから寺をあとにする。

もうね、こんなところにテントなど張れるのだろうかという場所なんだけど、意外にも日尾八幡神社(立派な神社である)に隣接した日尾公園は素敵なテン場だった。
立地条件を考えると奇跡のような場所である。

公園は広く、見回っているうちに本格的な雨となってしまった。
東屋の下で暫し雨宿りをし、雨が弱くなったところで石を探し集め、17:30過ぎに一段上の広場に幕営した。
広場のさらに上には東屋のある展望台があり、ここにも幕営可能(ただし水、トイレは近くにない)。
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ときに、久万から松山にかけては大師堂がたくさんあった。
そりゃオリバーも泊まるわけだ。
お堂に泊まるということに対し、おそらく日本人より外国人のほうが抵抗がないように思う。
自分らが外国で教会やモスクに泊まるようなものだろう(あまり抵抗がなかった)。

明日は道後温泉に入りたいところだが、時間的にどうだろう。朝早くて開いてないだろうか?
道後温泉までは二つの札所を挟んでもう5kmほどしかない。
明日が日曜というのもタイミングが悪い・・・。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 003_Iyo / 伊予 26札所 360km] | 2016.05.26(Thu) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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