旧道を歩く・・・中仙道妻籠宿と馬籠宿(自転車アプローチ) 【一日目】

長らくのぐずついた天気が一段落した秋の日、タイミングよくまとまった時間がとれたので、そのうち行こうと思いつつなかなか行けずにいた妻籠宿と馬籠宿へ行ってきました。
自転車で妻籠宿へ出て、中日に妻籠宿から馬籠宿まで歩いて往復するという二泊の旅です。

日付: 2016/10/10(月)
行程: 自宅(0800) ~ 飯田峠(1220) ~ 大平峠(1310) ~ 妻籠宿(1410) ~ 南木曽駅前 ~ 妻籠宿(1710) ~ 妻籠城址幕営(1810)

8時に家を出た。
天竜川西岸の県道(飯島飯田線)に出て飯田まで行き、飯田で大平街道(飯田南木曽線)に入る。
この道は県道8号ということになっているのだけれど、交差点付近に標示が何もなく、入口が少々わかりにくい。ま、今日日スマホを持ってりゃまったく問題にならないのだろうけど・・・。

決して勾配がきついわけではないのだが、長~い上りが延々と続く。樹林帯で見晴らしはまったくないから、単なる修行以外の何者でもない。
マユミの右膝が調子悪く、「サドルの高さが合ってない」とのたまうので、サドルの高さを何度も微調整しながら上る。
出発前から1cm以上もサドルが上がってしまったぞ、おい!

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(左)飯田峠への上り  (右)なぜか路上にいたモリアオガエル

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野良になってしまったと思われる柴系の犬。一家と思われる6、7匹がいた。
今どきの日本でこういう犬は珍しくなってしまったが、こんな山の中で食べものはどうしているのだろう?しっかり繁殖しているところが逞しい。
最初はこちらを警戒して吠えていたのが、おにぎりを食べ始めると人懐こく寄ってきて、どうにも食べづらくなってしまった。
が、彼らの先々のことを考えて、食べ物を与えるのはやめておいた。

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(左)飯田峠と、(右)大平峠

飯田峠(1,235m)から大平宿までいったん100mほど下り、そこから上り返したところが大平峠(1,358m)。木曽との国境である。
木曽谷と伊那谷の行き来については、今は中央道が恵那山トンネルで中津川と阿智の間をズドンと抜けているが、下道で抜けようと思ったら、今でも大平峠か清内路峠を越えるしかない。その北は中央アルプスの主脈が鎮座しているので、遥か伊那の権兵衛峠まで道がない。
ここを歩いて越えていたわけだから、つくづく昔の人ってのはすごいなぁと思う。同時に、木曽谷と伊那谷ではまったくの異世界であったろうと簡単に想像できる。

ちなみに、大平宿や大平峠の様子についてはこちらをどうぞ。
旧道をゆく・・・大平街道
中央アルプス縦走 南部編 4/4 安平路山 ~ 摺古木山 ~ 飯田駅・・・おまけの大平街道旧道がディープだった件

大平峠の木曽側には兀岳の登山口があり、東屋もトイレも水もある。
小休止をして一気に南木曽へ下る。
下りつつ誰もが思うであろう、「ここを上り返すのはご免だな・・・」。

R256に合流して、さらに下る。木曽川に向ってひたすら下る。
木曽川、つまりはR19に突き当たる直前、ほぼ下りきったところにあるのが妻籠宿。

前を素通りしたことはあるのだが、宿場の中を見るのは今回はじめて。
はっきり言って、ここはすごいです。思わず唸ってしまうこと請け合い。
徹底した保存ぶりがなんともすごく、一見の価値ありです。
屋根や壁や戸はもちろん、雨樋まで木製のものが残っているのには正直驚いた。
道が舗装されているのが少々残念ではあるけれど、完全に江戸時代にタイムスリップできます。
往時の面影を残す宿場として、ここと比肩できる場所はそうはないと思う。

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妻籠宿・・・徹底した保存ぶりがなんともすごい。雨樋まで木製のものが残っている。

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江戸時代にタイムスリップした気分になる

最初は自転車を押して宿場の中を歩いていたのだけれど、予想以上におもしろく、かつ人も多いので自転車が邪魔になり、途中で自転車をデポして歩いて宿場の中を散策した。
連休ということもあってか、けっこうな人出だった。海外からの旅行者がこんなにもいるというのも新鮮な驚き。

妻籠宿を堪能したあとは、今宵のテン場探しと食事。
今回、ちょうどエスパースを修理中であったので、テントは久しぶりに二人では狭すぎるICIのゴアライト(1~2人用)。
よって、テントで自炊するつもりはさらさらなく、お湯を沸かせるようにガスコンロと小さなコッヘルを一つしか持ってきていない。
食事は適当に外食で済ませばいいやと思っていたのだが・・・木曽を甘く見すぎていたようだ。
そのまま旧道を辿って南木曽駅に出てみたのだが、食事できるような店は皆無。駅の近くに小さなスーパーがあったので、とりあえず明日の行動食を買う。

R19に出れば何かしらあるのではないか、かすかな期待を寄せてR19へと下りてみたのだが、左右を見晴らしてみてもなにもない。辛うじてセブンがあったが、食事のできそうな店は一軒もない。
スーパーのおばちゃんが教えてくれた通り、なぜか喫茶店が一軒だけあったが、どうにもそこで食事をする気にはならなかった。

R19は、やはり記憶にある通りのR19で、ここは自転車で走るには日本一危険で不快な道路ではないかと思う。
道路が狭い上に大型トラックが多い。中央道の恵那山トンネルを危険物積載車両は通行できない、というのがこれだけトラックが走っている理由の一つだと思うけど、いずれにしても自転車なんぞで走っていたら、そのうち轢かれると思う。

仕方ない。食事は諦め。
幸い腹もそれほど減ってないので、先ほど買ったパンとコーヒーで凌ぐことにした。

そんなことより、時間も押してきたのでテン場探しだ。
妻籠宿の観光案内所でもらった地図を頼りに、天白公園に目をつけていたのだが、木曽川を渡って行ってみたら、「キャンプ禁止」だった(泣)。
R19というのは木曽川沿いを走っているのだが、天白公園以外に、木曽川沿いは狭すぎてまったく取り付く島なし。
これはもう、先ほど途中で偵察を諦めた妻籠城址に賭けてみるしかない。

不快極まりないR19を走って妻籠へ戻る。
妻籠宿を出て、旧道をそのまま南木曽駅のほうへしばらく行ったところに妻籠城址がある。
自転車を押し上げるのが大変そうだったので先ほどは途中で諦めたのだが、再度偵察してみると、やはり曲輪が絶好のテン場だった。ホッ・・・。
薄暗くなってしまった中、自転車を一台ずつ二人がかりで押し上げる。即座に場所を定め、最後はヘッドランプをつけてテントを設置。

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妻籠城址の曲輪の隅に快適に幕営させてもらった(翌朝撮影)。
ちょうどエスパースを修理中だったので、今回は久しぶりにICIゴアライト。1~2人用というのは実質一人用で、エマージェンシーで二人寝られるという大きさ。ご覧の通り二人で使うには狭すぎて、互い違いにどうにか寝られる程度。荷物を置けるスペースなど到底なく、今回不要な荷物はテントの外。
このテントはフライを持ってなくて、今回は念のため冬用の外張りを使った。ま、フライも外張りもたぶん材質は一緒だと思うけど・・・。

<つづく>

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ トレラン、ショートトリップ] | 2016.10.13(Thu) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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