旧道を歩く・・・中仙道妻籠宿と馬籠宿(自転車アプローチ) 【二日目】

日付: 2016/10/11(火)
行程: 妻籠宿第3P(0850) ~ 馬籠峠(1010) ~ 馬籠宿(1100) ~ 馬籠峠(1310) ~ 妻籠宿第3P(1410) ~ 南木曽駅前 ~ 妻籠城址(1620)

昨晩は19:30には寝てしまったのだが、疲れていて今朝は6:30まで寝ていた。
相変らず食欲はなく、お湯を沸かしてコーヒーだけ飲んでテント撤収。
距離にして300mほど下ると旧中仙道と出合い、そこにトイレがある(なんと水洗!)。

城址をあとにして妻籠宿へと戻る。

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昨日と打って変わって観光客が一人もいない妻籠宿。こりゃいいね~。

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まさに江戸時代にタイムスリップした気分!朝一に訪れることをオススメします。

妻籠宿を抜けて、第3駐車場に自転車を置かせてもらう。ちょうど係の人が来たので声をかけると、気持ちよく置かせてくれた。
8:50に駐車場をあとにする。

馬籠宿まで7kmちょっと。
大妻籠を越え、馬籠峠まで緩い登り。峠から下ったところに馬籠宿がある。

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一部に当時をしのばせる石畳などが残っている。

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馬籠峠は車道と合流する場所にあり、誠に残念な感じである(右)。

旧道を歩いていておもしろいのは、行き会う人のほとんどが外国からの旅行者ということ。
確認したわけじゃないけど、フランス人が多いように感じた。次いでスペイン語圏の人たち。いずれにせよほとんどが白人で、日本人は一割も歩いていない。
いったいここはどこ?という気分になってくる。身近なところにもこんな場所があったんだねぇ・・・非常におもしろい。

馬籠からの帰りに三人組のおばちゃんに追いつき、「こんにちは」と声をかけると、
「日本の方ですか?」と訊かれた。
「そうですよ」と答えると、
「あら、よかった~。ようやく言葉が通じた」と、おばちゃんたちは堰を切ったように喋り始めた。
いったいここはどこなの?と、おばちゃんたちも大いに感じていたようである。

もちろん、妻籠や馬籠といった宿場へ行けば日本人のほうが多い。が、旧道を歩いている人はほとんどいない。
今の日本人は歩かないからなぁ・・・と痛切に感じる。特に田舎へ行くほど顕著であるように思う。どこへ行くにも車だ。
一方で、欧米人は歩くのが好きであり、実際によく歩く。

行き会う人が明らかに日本人でないので、「ハイ」と挨拶すると、「コンニチハ」と返してくれる人も少なくない。
「オラ」と自国語で返す人もいたりして、そんなのに接すると、ラテン系の大らかさというのが羨ましく思える。

馬籠宿へ下りる直前に展望台のような場所があり、そこからの眺めはなかなか。
馬籠の先に中津川の市街地が広がっている。その南東に恵那山が聳えているが、残念ながら上部は雲に覆われていた。
山裾にスキー場と思しき禿た場所が目立つが、あれはどこのスキー場だろう???

さて、言わずと知れた馬籠宿は島崎藤村の出身地であり、小説「夜明け前」の舞台である。
坂に広がる宿場というロケーションもあり、どちらかというと今回、妻籠宿より馬籠宿への期待のほうが大きかったのだが・・・完全に肩透かしを食ってしまった。
失礼ながら、妻籠宿には比肩すべくもない(もちろん個人的偏見です)。

理由はいくつかある。
まずは宿場の保存・復元が、妻籠宿と比べるといかにも中途半端。妻籠宿の保存事業に触発されてやってはみたものの、どうにも付け焼刃という感じになってしまっている。
雨樋が金属製であるのはまだしも、アルミサッシには萎えるわ・・・。
いかにも観光地っていう土産物屋ばかりやたら目につくのも気分を萎えさせる。
そしてロケーション。周りが開けていて明るく、中津川の市街がすぐそこに見える。
木曾路はすべて山の中・・・という妻籠宿に顕著であった暗さや隔絶感はまるで感じられない。
開けているからこそ妻籠宿のように取り残されはしなかった、とも言える。

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坂に広がる馬籠宿。むしろ妻籠宿より期待していたのだが・・・

もし行くのなら、妻籠宿を先に見てしまうと肩透かしを食うので、馬籠宿→妻籠宿の順に回るのがよいかもしれない。
ちなみに以前にも書いたように、馬籠は2005年2月まで長野県の山口村であったが、越県合併により中津川市に編入され、現在は岐阜県となっている。
馬籠峠が長野と岐阜の県境である。

軽く腹ごしらえをして(馬籠宿の近辺も観光客相手の店以外はない)、来た道を引き返した。
十返舎一九狂歌碑の近くの民家で、婆ちゃんが干し芋を作って売っていたので、明日の行動食用に少々まとめ買いした。

馬籠宿(600m)→妻籠宿(430m)は基本的に下りなので、行きほど時間がかからない。
妻籠宿の駐車場に戻って自転車に荷物を積んだら、南木曽駅前の昨日と同じスーパーへ買出しに。
旧道の往復は骨が折れるので、諦めてR19を往復した。
明日の行動食を買い、レンジでチンした惣菜をスーパーの前で食べて早すぎる夕飯とした(実に寂しい・・・)。
南木曽の人はちょっとした買い物なんかは中津川まで出るのかな?もしくはその手前の坂下あたりで用が足りるのか?
いずれにしても北へ行くということはなかろう。南木曽町の北は大桑村だし・・・。

昨日と違い、幕営場所が決まっているので気が楽だ。
妻籠城址へ戻り、やはり二人がかりで自転車を押し上げ、昨日と同じ場所に幕営。
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今日は明るいうちに幕営できた。

せっかくなので、すぐ上にある主郭まで上がってみた。
すると・・・そこは平らで広い別天地だった。
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まるでキャンプ場!巨大な東屋があるので、雨が降ろうが嵐が来ようが大丈夫。
自転車の場合ここまで上げるのが無理だが(荷物を外して別個に担ぎ上げるしかない)、歩きだったら迷わずこちらに張っていただろう。ま、下の曲輪でも何の文句もないけれど・・・。

主郭からは眺めがまた絶品。妻籠宿が箱庭のように見え、その先に馬籠峠が見晴らせる。
ここから眺めると、まさに「木曾路はすべて山の中である」。

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箱庭のように見える妻籠宿の正面奥、南の方角に見えるのが馬籠峠。左手(東の方角)が伊那谷方面となり、遥か先の山奥に大平峠や清内路峠がある。

<つづく>

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ トレラン、ショートトリップ] | 2016.10.15(Sat) PageTop
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2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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