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熊野古道から 2017冬 7日目 熊野本宮大社から大日越

2017/2/7 火
始:7:50 ~ 終:16:40 曇りのち晴れ 朝-6℃
0530起/0750発(果無観音堂) ~ 0825(果無峠) ~ 0920(三十丁石) ~ 1055(八木尾橋) ~ (道の駅奥熊野古道ほんぐう)1220 ~ 1250(三軒茶屋) ~ 1330(熊野本宮大社) ~ (大斎原)1420 ~ 1510(鼻欠地蔵) ~ 1540(つぼ湯) ~ 1640(渡瀬温泉隧道手前)

昨晩は風が強く、一晩中ゴーゴー唸っていた。
が、観音堂とその後ろの杉の木が盾となってくれてテントにはほとんど風が当たらず。本当にありがたかった。
風は朝になってもおさまらない。朝までに2cmくらいの積雪。
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昨晩23:00頃トイレに起きたのだが、またまたフライのジッパーが凍ってしまって開かなくなった。あまり気温の低くない場所で雪になったりするとこんなトラブルが頻発する。
どうにか融かしながら開けはしたが、またしても閉まらなくなった。1/3くらい閉まってないが、夜中にあれこれやるのも面倒なので末端のマジックテープだけ留めてそのまま寝た。
そのせいばかりではないけど、寒くてあまり眠れず。

フライのジッパーは鬼門だ。
エスパースの場合テント本体の出入り口はジッパーでなく、吹き流しを紐で絞るタイプだからその点はよく考えられているのだけれど、フライばかりはどうしようもない。
ま、そもそもこのフライは冬山で使うことを想定したものではないのだけれど・・・。
エスパースの場合、冬山用に準備されているのは外張りではなく内張りなんですね。外張りならたいてい出入り口は吹流しになっているからこういうトラブルは起こらない。
内張りは、もっと標高が高くて乾燥したヒマラヤのようなところだと威力を発揮するのだろうけど、日本のような湿雪地帯ではまったく使えない。水気を吸って濡れ、霜でまっしろになるという不快な状況を招くだけ。この内張りを昔、山岳会にいるとき使っていたのだが、あまりに使えないことがあったのである時点から使わなくなった。自前のものも持っているのだけれど、これは買ってから一度も使ったことがない(笑)。
吹流しの外張りがあればそれを使うのだが、残念ながらエスパースにはないので代わりにフライを使っている次第。

ちなみに、今使っているフライのジッパーは純正品ではなく、ヨーロッパで壊れてマユミが交換したもの。
晩秋から初冬にかけての季節だったが、壊れてしばらくは安全ピンをいくつか使って留めるという苦肉の策で乗り切った。オーストリアでようやく必要な長さのジッパーを見つけ(2011/11/28)クロアチアでミシンを借りてようやく縫い付けることができた(2011/12/10)
そんなフライをまだ使っている。
ジッパー以外にもあちこちボロボロなので(本来ならとうに限界を超えている)、そろそろ新しいフライを買おうと思っている。
現行のフライが旧モデルのテントに適合しているあたりはさすがエスパース!ただ、2万円以上する高価なもの(少なくとも自分らにとっては)なんですよね・・・。

いきなり脱線しました。話を戻します。
凍ったテントの撤収に手間取って出発が少々遅れた(壊れたフライはひとまずそのまま)。
相変らず風が強い。

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果無峠への登り。途中で果無集落やその下の柳本が遠望できたが、下界はまったく雪が降らなかったようだ。

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果無集落のアップ。ここから見ると山上の集落というのがよくわかる。

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8:25、果無峠に着く。幕営はちょっとキツイかな。

峠の反対側へ出るとピタッと風がやんだ。
雪の道をガンガン下る。600mほどまで下ると雪がなくなる。
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三十丁石のあたりまで下ると本宮の町が望める。旧本宮町であるが、町といっても人口四千人に満たない山村である。
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なにより熊野川の広い川原に驚く(二津野ダムの下流なので水量は極めて少ない)。
ちなみに、熊野川というのは十津川の下流部の呼称で、同じ川のこと。十津川が和歌山県に入って熊野川と呼び名を変える。

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七色茶屋跡から。下に見えているのは七色の集落。

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10:55に八木尾へ下りた。八木尾橋より果無峠を望む(右)。

昔は八木尾から本宮まで船で渡るのが普通だった。
もちろんその頃の熊野川は水量が豊富だったが、今では上流に三つもダムがあり、悲しいくらい水が少ない。広大な川原だけが昔の面影を伝えている。
古道は川の右岸をたどっていたが、しばらくは国道(R168)によって消されており、国道を歩く以外にない。

しばらく国道を行くと道の駅がある。
道の駅に用はないのでスルーして、道路の反対側にあるはずのAコープへ直行。
が、近づいてみると、どうも閉まってるっぽい。まさか・・・と思ったが、貼り紙によると道の駅へ移転していた。
ホッ・・・。

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左にあるのが道の駅奥熊野古道ほんぐう

道路を渡って道の駅へ。
すぐに食料の買出し。まだ真新しくきれいで、たいていのものは揃うAコープだった。
米2kgに、まだストックがあるけどふりかけと玉子スープも買い足す。
手持ちの分で那智勝浦までどうにか行けそうだったが、念のため行動食も少々買い足す(カンパンとアーモンドチョコ一箱)。
売り場に並んだ弁当に当然のように引き寄せられ、とんかつ弁当を食べる。
屋内の一角に飲食のできるスペースがあり、テーブルがいくつか並んでいて電子レンジもある。なんと!熱いお茶までいただける。素晴らしい。

弁当を食べたら買ったものをパッキング。いらない包装類はその場で捨てさせてもらう。
12:20に道の駅をあとにした。
道はこの先まだしばらく国道をたどり、平岩口から国道を外れて古道に入る。

平岩口に着いてみると、すぐ先の国道沿いにGSが見えた。
ガソリンの残量が微妙なので、もしGSがあればガソリンを買おうと思っていた。これはラッキー。
いったんルートを外れてGSへ。ガソリンを0.6L買う。これで何があっても大丈夫。

平岩口に戻って国道から山のほうへ入る。
舗装された林道をしばらく行き、三軒茶屋の手前で山道に入って中辺路と合流する。

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三軒茶屋跡には素晴らしい休憩所がある。時季によってすごい数の人が通るだろうけど、休憩所の外のスペースに幕営可能だ。

山道を登って下り、林から出ると祓所団地がある。熊野本宮大社はそこからすぐ。
祓殿王子を過ぎると本宮大社の裏鳥居がある。
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小辺路や田辺方面から中辺路を来ると、裏口から本宮大社に入るような形になる。
こちらに手水はないので、ひとまず社殿の横をスルーして表参道の手水のところへ。荷物を下ろし、手と口を清めて改めて参拝。

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神門より先は撮影禁止。本殿は四殿から成っている。

熊野権現、熊野三所権現、熊野坐(くまのにます)神社などとも呼ばれる熊野本宮大社の歴史は古い。
草創伝説はいろいろあり、創建されたのは第十代崇神天皇の御代ともいわれる。
このあたりのことになるともう神話の域を出ず、崇神天皇というのが果たして実在されたのかどうかも定かでないが、事実とすれば社殿が創建されたのは有史以前となる。
明白なことはわからないが、創建がそうとう古いということだけは間違いない。

ちなみに、熊野権現などというときの権現について。
権は仮という意味で、仏が仮に神の姿で現れたということである。これは、日本にもとからおられる「かみ」と大陸から招来した「ほとけ」を一体とする、奈良時代から唱えられた神仏混淆という考え方に端を発する。

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こちらが表参道の鳥居

現在の本宮大社は台地の上にあるが、これは明治二十四年に再建されたもの。
もともと本宮大社があったのは熊野川と音無川、岩田川の三つの川が合流する中洲で(もとの社殿はずっと大きかった)、その場所は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる。これが明治二十二年の未曾有の大洪水で流失した後、二十四年に流失を免れた社殿の一部を移築し復元したものが現在の本宮大社である。
明治以後の急激な山林の伐採により引き起こされたともいわれるが、いずれにせよそれまで二千年も問題なく鎮座していたものが明治になって突然流失した。
人知の及ぶ範囲なんて所詮そんなもの。
想定外のことが起こるのは、最初から想定が間違っているから。
我々は何ひとつわかってはいないのだ。
地球温暖化を例にとったって、46億年の地球の歴史の中で僅か数百年のデータだけ見て温暖化だ、寒冷化だと言われてもねぇ・・・46億年の中の数百年なんてゴミにもなりませんから。

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現在の大斎原。川の形が変わり、中州の形は明確には見てとれない。
日本一の巨大鳥居(高さ33.9m、平成十二年完成)の向こうにある、木の繁っているところ一帯がもとの社殿のあったところ。いまは中四社と下四社という位の低い神様が小さな石の祠におさまっているだけ。

大斎原から橋を渡ってR168に出る。ここから請川まで、現在はほとんどの場合そのまま国道を歩いていると思う。
昔は本宮から新宮まで熊野川を船で下るのも普通だったが、本宮と那智大社を結ぶ道ももちろんあり、小雲取越、大雲取越と呼ばれる道(中辺路)がそれ。
小雲取越には請川から取り付くが、大斎原から請川の間は古道が消失している。道は熊野川沿いに通っていたとされるが、現在は国道によって消されてしまっている。
距離的にも川沿いを行くのがもっとも近いが(現在は国道を歩くことになる)、江戸時代の記録(三熊野参詣道中日記など)によると、請川から本宮まで湯峯温泉経由で歩いている。
幹線のR168を歩いても退屈で不快なだけなので、我々も江戸時代の旅人に倣い湯峯温泉経由で請川へ抜けることにした。

本宮から湯峯温泉への道は大日越と呼ばれる。
R168を南下するとすぐ大日越の登り口がある。

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月見ヶ丘神社付近。確か杉だったと思うが、ツルッとした幹が印象的な巨木が何本も茂っている。

鼻欠地蔵までけっこう登る。
そこから先は下りとなり、15:30頃湯峯王子に着いた。ここまで山中にいいテン場なし。
湯峯王子のすぐ下に温泉街がある。長い歴史を誇る湯峯温泉だ。
今は観光用となった「つぼ湯」から公衆浴場まで、昭和の香りの色濃い小ぢんまりとした素敵な温泉街が川沿いに広がっている。
こんなところに一週間くらい滞在してのんびり湯治したい・・・そんな衝動に駆られる温泉地である。

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(左)湯峯王子と、(右)その下にある「つぼ湯」

つぼ湯は室町の頃の伝説に登場し、その薬効を謳われている由緒ある温泉である。
グループ単位で借り切る形となっていて、一人770円、1グループ30分までとなっていますが、興味のある方は熊野詣の後にでも浸かってみてはいかがでしょう。もしかして時季によっては順番待ちになったりするのかな???

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公衆浴場の付近・・・きっとお湯もいいんだろうなぁ。ホント、ここに一週間くらい滞在したい。

たぶん付近では随一の秘湯であるが、今は国道(R311)も通っていて本宮からも田辺方面からも比較的簡単に来ることができ、こんな時季でもけっこう観光客がいる。
我々は後ろ髪を引かれつつ今回はパス。そんなことよりテン場を探さないと・・・。
つぼ湯の前のトイレで水を汲み、請川方面へと歩く。幕営態勢は整ったので、適当な場所さえあればどこでも幕営可能。

湯峯温泉から先は古道が定かでなく、舗装の車道を歩くしかない。
思いのほか人家があったりしてテン場を得るのが厳しい。ずるずると歩いているうちに渡瀬温泉に着いてしまった。
渡瀬温泉は湯峯温泉やさらに先にある川湯温泉と違って、数十年前に掘削された新しい温泉である。国道からかなり下ったところにある平地にホテルのような巨大な施設も見える。そしてここにも思った以上に人家がある。

タイムリミットが迫ってきた。
渡瀬温泉のすぐ先は川湯温泉だし、このままだと請川まで抜けてしまいそう。請川ということはつまりR168に出てしまうということだから、ど嵌まりしそうな予感・・・。

川湯温泉へ抜けるトンネルの手前に温泉スタンドがあった。どうやら故障していて使えないもよう。
その奥は行き止まりとなっていて、そこにどうにか幕営できそう。
玄峰老師の墓というのが山の上にあり、空身でそこも偵察してみたのだがどうにも厳しい。
この場所がラストチャンスと見て、行き止まりとなったところの手前に幕営。
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昨晩壊れたジッパーは今回もすぐに直った。

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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