高遠の奥のほうを巡る旅 一日目

久しぶりに自転車旅の記事。
一月の走り初め以来となるだろうか?

今年は夏以降めっぽう天気が悪く、中央アルプスも南アルプスも、山の見えた日が数えるほどしかなかった(特に中央アルプス側が悪い)。
伊那谷の中だけは晴れていたりするのだが、出かけようとすると山は毎度雲の中で、出かける気分をそがれていた。
ここへきてようやく晴れるようになり、休みのタイミングが合ったので、気になっているルートのひとつをマユミと走ってきた。

日付: 2017/10/8(日)
行程: 自宅(0840) ~ (0940)駒ヶ根・新宮河岸交差点 ~ (1030)県210分岐 ~ 大曽倉 ~ (1205)女沢峠分岐 ~ (1230)女沢峠 1290m ~ (1250)新山峠 1290m ~ 上新山 ~ (1415)高遠城址 ~ 美和ダム ~ 非持 ~ 山室 ~ 荊口(ばらぐち) ~ 芝平(しびら) ~ (1720)山室川の川原
走行: 68km

天竜川の東岸、南アルプスとの間、中川村から伊那谷を北へ縦断する主なルートは二つある。
一つは秋葉街道・杖突街道であるR152、もう一つは地元で竜東線と通称される県道(県18(伊那生田飯田線)・県19(伊那辰野線)・県14(下諏訪辰野線)とつながっている)。
この二つは言わば幹線であるが、これとは別に、しょっぱい三桁の県道と林道をつないで諏訪・茅野方面へ抜けることが可能だ。
前から気になっていたこのルートを今回走ってきた。

10月8日、三連休の中日。土曜が雨だったので日曜に決行。
いつも通りラジオ体操をやって、8:40に出発。
本来なら小渋湖から県210(西伊那線)に入り、四徳川沿いに北上、折草峠を越えて駒ヶ根の中沢へ抜ければより充実度が増すが、この区間は何度も走っているので、今回は割愛。楽をして竜東線で迂回する。
すぐ西に「かっぱ館」のある、新宮河岸交差点で竜東線を外れ、県49(駒ヶ根長谷線)に入って、いったん中沢峠・分杭峠方面へ走る。

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道は広くなったり、狭くなったり。

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しばらく上ると、左に県210(西伊那線)の分岐。戸倉山とか信州駒ヶ根CCといった標示があるので、これを左に入る。

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さらにしばらく上ると、大曽倉の集落。交通量がそれほどあるとはとても思えないが、ここまで道路はえらく広い。
大曽倉の集落には、目を見張るような大きく立派な家が多い。いったいこのあたりの人たちは、どのようにしてこれだけの財を築いたのであろうか。興味津々。

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大曽倉集落の先は、交通量に見合った本来の広さの道になる。

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そして、(ミスコースしたあとでわかったのだが)新山峠方面と女沢峠方面の分岐。

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新山峠への道(左)と、女沢峠への道(右)。新山峠への道にはゲートがあり、高鳥谷山(たかずやさん)と矢印が示されている。

分岐で地図を見て検討していると(果たしてどの分岐にいるのか、地図からはいまひとつ読み取れない)、運よく右の道から地元のおっちゃんが車で下ってきた。
これ幸いと道を訊く・・・が、この場合、訊き方が難しい。
もちろんこれも後になってわかったのだけれど、どちらも峠越えの道である上(地元の人は地図にある峠の名称など知らない(使っていない)ことが多い)、どちらを行っても高遠へ抜けられる。女沢峠を越えて林道を下っても、美和湖の手前でR152に出るから、長谷経由で高遠へ抜けることができるのだ。
で、伊那エースCCがあるかとか、いろいろ訊き方を変えて尋ねたのだけれど、結果的に答えの引きだし方を間違えてしまった・・・。

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で、右の分岐に入って、着いた先がここ。カーブミラーに辛うじて女沢峠と書かれていた。
ようやく事情が飲み込めた・・・。
走っている方角がおかしいとはうすうす感じていたのだが、この標示がなければそのまま進んでいたかもしれない。峠の先はダートだった。
ちなみに、自分の愛用している1997年版のツーリングマップル(縮尺12万分の1、リング綴じでお気に入り)では、分岐の入口からすでにダートになっているのだが、分岐から峠まではとうの昔に舗装されている。

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いったん分岐まで戻って上り返し。こちらが新山峠。
1997年版のツーリングマップルでは、やはり峠前後ダートとなっているが、今ではきれいに舗装されている。
峠で登山道と交差していて、高鳥谷山や三界山(みつがいさん)に通じている。

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峠から少し下ったところにある新山峠の大岩。広場になっているところから見上げると、確かに大岩がある。
東の方角に新山の集落と、その先に伊那の町並みが望める。

麓まで下り、そのまま集落を抜けて北上。
三峰川の手前で右に折れて東へ行くと高遠。
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(左)三峰川沿いに自転車道があり、車道を走らずに済む。右手の道路が県209。
(右)高遠中心部の町並み。左手の道路がR152。城山は右手にあり、写真に写っていない。

高遠城址をチラッと散策。
ここは桜で有名なところで、桜の時季はあまりの人込みで近づく気にならない。
曲輪にはこれでもかというくらい桜が植えられていて、単なる桜公園といった様相だ。伊那谷でもっとも大きな城だというのに、ちょっと残念な感じ。
桜の時季でなくとも、三連休のこの日はけっこうな人出だった。

高遠城址から県211に入り、いったん南へ戻る。
R152と合流してさらに少々南下、右手に美和ダムが現れると非持の信号があり(道の駅(南アルプスむら長谷)のちょっと手前)、ここから県211(芝平高遠線)が分岐している。
これをひたすら北上する。道はまたも上り。

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原、新井、山室、などなど・・・道に沿って集落が点在している。
思ったより開けていて明るく、美しいところだ。右の写真は山室の集落を振り返ったところ。

道は山室川に沿って奥へと延びていて、道場のあたりまで来ると、川のすぐ隣を道路が並走するようになる。
湿っぽい道を奥へ奥へと上っていく。

人が住んでいるのは、荊口(ばらぐち)、その奥の赤坂くらいまでだろうと思っていた。
少し離れてさらに奥に芝平(しびら)があるが、ここは住民が集団移住して廃村になったと聞いていた。

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その芝平。廃墟も多いが、新たに移住してきた人が住んでいる家もある。
芝平から先はどこでも幕営可能だろうと思っていたのだが・・・。

ひとまず、山室川へ流れ落ちる沢の一つで水を汲む。生活用として二人で5L。
水が確保できたので、これでどこでも幕営可能。
が、芝平は広い。行けども行けども家が途切れない。
廃墟が多かったのだが、奥へ行くにつれて様子がおかしくなってきた。
・・・どうやら新興の別荘地となっているらしい。ログハウス調の小洒落た小屋が川沿いに並んでいる。
どうしてこんなところが???

今日は三連休の中日であり、人のいる小屋も少なくない。
そこにとめられているのは他県ナンバーの車ばかり。何台かすれ違った車もすべて他県ナンバー。
まさかこんなことになっていようとは・・・。

こんな山奥すぎる、道も狭くてアプローチもしにくい辺鄙な場所に、別荘を買った人はある意味すごいと思う。
別荘は自宅の近く(遠くても車で30分以内)にないと意味がない、というのが自分の持論だからだ。ヨーロッパの人たちのウィークエンドハウスを目の当たりにして、そう確信した。
余計なお世話ながら、こんなところ、年をとったら来られないのでは???
ましてや定住するなんて、よほどの覚悟がないとできないだろうし・・・。

何はともあれ、こんな人のにおいのするところに幕営するわけにはいかない。
道路に沿って電柱が立っていて、電線が引かれている。少なくとも電気の引かれている範囲はダメだろう。
もしかして、このまま茅野まで電線がつながっているのでは・・・と嫌な予感もしつつ、薄暗くなりはじめた中、自転車を奥へと走らせた。

ホッ・・・。
最悪のことにはならず、しばらく走った先で電線は終わっていた。
そして、電線が終わってすぐのところにテン場も得られた。

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山室川の川原、広い平坦地。標高1200mほど。
なんだかリバー・ランズ・スルー・イットを思わせるような素敵な場所だった(翌朝撮影)。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ トレラン、ショートトリップ] | 2017.10.11(Wed) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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