雨漏り騒動

今回の台風21号の仕業ではないけれど、我が家は現在、雨漏り騒動のまっただ中。
高遠の奥のほうを巡る旅から帰って以降、仕事のない日は雨漏り対策に忙殺されていた。

玄関の上がり口にはじめて雨漏りを確認したのは、今年の8月8日。
忘れもしない、台風のため一日遅れた夏の甲子園の開幕日。その日の朝だ。
これまでなんともなかったのに、なぜいきなり・・・?

ま、伏線はないこともなかった。
中古で買った家だが、家を建てた前のオーナーが手を加えた跡が屋根のところどころに見られる。
その前のオーナーってのが、いろいろやるのはいいんだけど(ところどころセンスはいい)、作業がとにかく雑で中途半端。
ま、それはいいや・・・。
バブルの絶頂期に建てられた家で、出来もあまりよくない。
それでも、これまで雨漏りなんてことをにおわせる予兆は何もなかったのに・・・。

雨漏りといってもたいしたものではなく、雨が降っても風向きによって漏れなかったり、激しい雨でも漏れなかったり、よくわからないけれど、あまり深刻な状況ではなかった。
真夏のクソ暑い時季にトタン屋根の上に上がるなんてできないし、暑さが和らいでから手をつけようとのんびり構えていた。
8月と9月は天気の優れない日が続き、暑さが和らいでも相変らず天気は優れず。
ようやく晴れた日が続くようになり、雨漏り対策に手をつけられるようになったのは、10月になってから。

経験のある人ならわかると思うが、雨漏りというのは実に難しい。
水というのは摩訶不思議な動きをする。
小さな物置から母屋まで、雨漏りの原因を特定するのは至難の業である。
(雨漏りに限った話ではないけど)原因さえ特定できれば、問題は九割がた解決したも同然。
我が家ではこれまで、物置、ガレージと雨漏り対策をしてきて、三度目にいよいよ母屋となった(泣)。

小さな物置ですら、原因をピンポイントで押さえるのは至難の業、ほぼ不可能だった。
だいたいこのあたり、ということまでは特定できても、なぜ浸水するのかがわからないのだ。
臭い物に蓋をする方式で、原因と思しき箇所を地道に潰していくが、何度繰り返しても収まらず、物置のときは結局、屋根を全部はがして新しいものに張り替えた。
物置のときはこれで完全に解決。

ガレージのときはさらにたいへんだった。
物置と同じように屋根を張り替えてしまえば簡単なんだけど、面積が広いため、金銭的にも労力の上からも無理。
トライ・アンド・エラーを何度も繰り返してようやく解決した。

そのときに得た教訓
1.原因が壁にあるということはまずない。壁に硬貨くらいの大きさの穴が開いていたとしても、そこからの浸水なんて実はたいしたことない。
2.屋根の場合も、たとえ穴が開いていたとしても(そんなことが原因なら話は簡単なんだけど・・・)、それだけでは深刻な浸水などない。そこに水が集まるという条件が重なって、はじめて雨漏りの原因となり得る。
3.それよりも、重ねてある屋根材の継ぎ目から、なんらかの条件で水がしみこむとか、たまたま水の通り道となるところに釘やスクリューが打ってあるとか、一見そうとは思えない些細なことが原因だったりする。

そんなところを踏まえて、今回の母屋の対策。

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まずは屋根に上がって様子を見てみる。雨漏り場所に一番近い、一階部分の屋根。
ところどころに前のオーナーが施したと思われる、シリコンコーキングやアルミテープがある。
穴や隙間を塞ぐ常套手段であるけれど・・・それにしても汚い、雑だ。コーキングなんてヘラでならすことさえしてない。

ところどころに劣化してほころびた箇所があり、安直だが、まずはその部分を疑う。

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外れかけたコーナー材を、一度外して固定し直し、屋根と壁の接続部のほころびた箇所を、シリコンでコーキングしてからアルミテープで覆う。
コーキングを乾かしてからアルミテープを貼るので、二日がかり。

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処置を終えた状態がこれ。

翌日は一日雨だったが、夕方帰ると雨漏りはなく、ひとまずこれで大丈夫ではなかろうかと、一寸安堵してしまった。
その翌日も雨がぱらついたが、雨漏りはなし。そのまた翌日も一日雨だったが、やはり雨漏りはなかった。
ところが・・・やはり朝から一日雨だったその次の日、夜8時近くになって雨漏りしていることが発覚(泣)。
室内の漏れている箇所を見る限り、水の流れが前と少々変わったようだ。

その翌日も雨。
昨晩からずっと、朝になっても雨がダダ漏れ。
なぜか前より悪化している・・・。

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状況を詳しく確認し、濡れたところを乾かすためにも、壁紙を剥がし、石膏ボードを切り抜く。
どこから、どのようにして浸水しているのか、それでもよくわからない。

恐る恐る、その他の場所も天井裏をのぞいてみる。
ホッ・・・雨漏りしている箇所の直上にあたる二階部分の屋根、その他にも浸水の形跡なし。

夕方になって雨が上がったので、屋根に上がってチェックしてみる。
マユミとあーだこーだいいながら検討した結果(マユミは一時期、建築関係の仕事をしていたことがあるので、こういうとき頼りになる)、いくつか見えたことがあるので、翌日試してみることに。

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まず、実はこんなところ塞いではいけなかったのでは?塞いでしまったが故に、逃げ場を失った水が浸水したのでは・・・?ということで、疑わしい部分のアルミテープとコーキングを、古いものも含めて全部剥がす。

このあいだ二日かけて作業したことがすべて無駄、どころかむしろ改悪になったということか・・・我ながらすごいと思った。
臭い物に蓋をする方式だと、こういったことが往々にして起こり得る。

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中二階の屋根の雨水は、樋に集めて一階の屋根に排水しているが、これが悪さをしているのでは・・・?ということで、たて樋を延長。

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ついでに、壁と壁の凹角部に貼ってあったアルミテープを剥がしてみたら、パネルの一部が窪んでいた(左)。
そのパネルは下のパネルとの合わせも外れており、たぶん前のオーナーが梯子か何か重いものを壁にぶつけて壊したのだと思われる。
おそらくこれ自体は雨漏りとは関係ないと思われるが(雨が降っても壁自体はほとんど濡れてないから)、気になるので修復(右)。後ほどアルミテープで補修した。

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その間に、マユミが室内の石膏ボードを追加で剥がす。
やはり水の流れはよくわからないが、新たに剥がしたほうからの浸水はなかった。

さぁどうだ・・・

夜中から予報通り雨となったが、朝起きると再び雨漏り(泣)。
状況はまったく変わってない。
雨の中、外に出てチェックしてみると、壁はまったく濡れてなかった。やはり壁は無関係、屋根からの浸水と見て間違いない。

翌日は曇り時どき雨。その次の日は雨時どき曇り。

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あと考えられるのは・・・トタンの重なり部に雑に充填されたシリコンのコーキング。
トタンは、もちろん雨水が逆流しない方向に重ねられてあり、重ね代も十分にある。屋根にも十分な傾斜があるから、こんなところから浸水するわけがないのに、なぜかコーキングされている。しかも大雑把に。
これが臭い。これが呼び水となって浸水しているのかもしれない。
それと、凹角部に残したアルミテープ、さらにはその下にある古いコーキングとアルミテープ(パテ、シリコン、ブチルゴム)。

つまり、前のオーナーが臭い物に蓋をしたこと、そのほころびたところを今回補強したことはすべて、完全に無駄か、もしくは改悪になったということだ。
雨漏りというのは難しい。そして奥が深い。

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二日間の中で雨のやんだ(弱まった)ときを狙い、これらを除去して、できるだけきれいにクリーニング。

一時はこれで収まったかと期待したが、夕方になってやはり雨漏り(泣)。

室内から調べてみると、思っていたところとは違い、斜めに通してある板を伝って上のほうから流れてきていた。
屋根の上で作業していたとき、なぜかその部分の壁のパネルの末端から、内側を伝って水が滴り落ちていた。

どうやら、これまで手を加えていた一階部分の屋根ではなく、その上の中二階、もしくは二階部分の屋根に原因がありそうだ。
実は、屋根で作業をしているとき、中二階部分の屋根にも前のオーナーが手を加えた跡が見え、嫌な予感がしていた。
いよいよこいつが臭いが、それは台風一過後に、上に上がって見てみないとわからない。
二階の屋根となると、まずはどこから上がるかが問題だ。

・・・ということで、こんな状況で超大型の台風21号を迎えることになった。
今年はまだ麦播きもできていないというのに、雨ばかりで本当に気が滅入る。

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2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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