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チェーンラインの話ついでに・・・内装変速(Rohloff内装14段)のこと

ドッペルの話からちょっと飛びますが、チェーンラインの話ついでに、RohloffのSPEEDHUB(内装14段)のことを書きます。

チェーンラインのことを考えるなら、優秀なのは内装変速。
オートバイと同じように、チェーンラインを車輪の回転面と完全に平行にすることができる。
内装変速というものは自転車にもあり、これはハブの中に変速機構が組み込まれている。シマノからも現状なら最高で11段のものが製品化されている。

いかんせん重いので、レース機材として使われることはなかなかないのでしょうけど、旅の自転車には強力なアイテムとなり得る。
実際にヨーロピアンのバイカーには使っている人が少なからずいて、旅をしていたとき、見るたびにこれはいいなと思っていた。
彼らが使っていたのは、ドイツのRohloff(ローロフ)製の内装14段。

自分らのドーズとキャノンデールはオランダのユトレヒトにあるSNELというショップで買ったのだが、このSNELというのはオリジナルの旅用バイクも作っていた(クロモリフレーム)。26inも700cもあり、このSNELのバイクは欲しかったですねぇ・・・結局買えませんでしたけど。
いくつかグレードがあり、最上級グレードのものにやはりローロフの内装14段が使われていた。

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小さくて見にくいですが、正面の二台のバイクはローロフの内装14段搭載車。
ちなみに、小さくてまったく見えないですが、ブレーキも油圧ブレーキです。油圧ブレーキといってもディスクじゃなくてリムブレーキ。油圧式のリムブレーキというのも日本では見たことないですね。

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SNELの店内はこんな感じ(店内の旅用バイクのエリア)。すごいの一言。品揃えに圧倒されて完全に舞い上がってしまう。

スネルの前のおっちゃんの店_サイズ変更
こちら、SNELの向かいにある自転車屋。店主のおっちゃんがとても親切だった。
自転車屋は無数にあるが、それぞれにある程度すみわけができている。
おっちゃんといろいろ話をしていたら、「ちゃんとしたやつが欲しいんなら、そっち(SNEL)に行ったほうがいいよ」と勧めてくれた。

チェーンラインのこと以外にも、内装変速にはいろいろメリットがある。
まずは耐久性。一番トラブルの発生しやすいディレイラーがないので、走行中にしろ輪行中にしろ、ディレイラーが壊れる心配がない。
ハブに内蔵された変速機というのはシンプルな構造であり、そうそう壊れることはないと思う。
一番心配されるのはリムが割れるといったトラブルだけど、これはまぁ内装変速でも外装変速でも一緒ですね。ただ、内装変速の場合は、ホイールごと丸ごと交換といった荒技は使えない。

消耗品であるチェーンは特殊なものを使用してないから(普通のシングルスピードのチェーン)、世界中どこでも手に入る。
それから、防塵・防水性は最強だ。特に防塵性については強力な武器になると思う。
旅中に会った人の中でより防塵に気を使っていた人は(確かオランダ人だったと思う)、チェーンすら使っておらず、ローロフの内装14段をカーボン製のベルトで駆動していた。
交換用のベルトなどもちろん途中で手に入らないから携行する必要があるけど、チェーンに比べて圧倒的に軽い。
停車中に変速できるのも何気に便利なのではないかと思う。

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マット(ポーランド人バイカー)の手作りバイク。
ローロフの内装14段搭載。ブレーキは上に書いた油圧のリムブレーキ。
この油圧ブレーキに関しては、SNELではじめて見たとき「これはいらないわ」と思ったけど、改めてマットのをいじらせてもらったらあまりに操作が軽くて驚いた。指一本で、しかも力をいれず楽々引ける。
荷物を満載したときリムブレーキって死ぬほど効かないから(Vならまだいいけどカンチは本当に効かない)、長い下りとか冬場は指が攣りそうになる。これが油圧になったからとて効き味はそう変わらないと思うけど、操作が軽いから楽できるのは確か。これはこれであれば重宝するなと思いなおした。
このブレーキ、油圧系統が壊れたらどうしようもないけど、ブレーキシュー自体は普通のVブレーキのものが使える。

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彼女のアナの自転車もマットの手作り。仕様は基本的に同じ。
二人のバイクで特徴的なのは、自作のデカイ鉄の籠がフロントフォークに取り付けられているところ。
実はこのバイク、分解可能だ。トップチューブとダウンチューブが分割できるようになっていて、コンパクトにまとめられるようになっている。折りたたみ自転車ならぬ分解可能自転車というわけ。そして、分解した自転車が鉄のケージにスッポリ収まるという寸法。大事な自転車を安全に輪行できるわけだ。走行中はそのケージをラックとして使うことができる。これはなかなかのアイデアだと思った。

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こちらの右側の彼の自転車は、ローロフの内装14段をベルトドライブしていた。
こういう埃っぽいところでもトラブルフリーというわけだ。すばらしい。

それにしても・・・今でこそシマノにも11段の内装変速があるけど、ローロフの内装14段はシマノですら8段だか9段が限界だった時代からあるのだからすごい。
まさに精密な歯車の結晶といった製品で、ドイツ魂を感じますねぇ。
お値段は張りまして、日本円にすると部品代だけで16万円以上します。これを高いと感じるか安いと感じるかはその人次第。
その価値はあると思いますね、もちろん自分には買えないですけど・・・。

ローロフの内装14段や上に書いた油圧ブレーキはさておき、チュブスのキャリア、シュワルベのタイヤ、オルトリーブのパニアなど、旅用バイクに必須のアイテムはすべてドイツ製というところがすごくもあり、ちょっと悔しくもありますね。
これらのようなものが日本に出てこないのは、単純に文化的な背景の差だと思います。旅とかキャンプに対する距離感というか親しみの度合いというものがもうぜんぜん違う。そういったものの長い積み重ねが成せる業なのだと思う。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ DOPPELGANGER 260 Parceiro] | 2018.02.22(Thu) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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