隣政寺から吉田山(自転車アプローチ)

吉田山(1,450m)へ行ってきました。
吉田山というのは、中央アルプス主脈の前衛峰となる念丈岳(2,291m)から伊那谷へと伸びている尾根の末端付近にある小さなピーク。
自宅からも遠望できますが、果たしてどれがそうなのかハッキリと同定できない、まったく顕著でないピークです。今回登ってみて、あれがそうかとはじめてわかりました(笑)。
自宅付近から見ると、小さな起伏が三つ連なっているのが見え、その一番右側のピークが吉田山。

ところが、この山は展望がすばらしい!
伊那谷と南アルプスの最高の展望台となっていて、南アルプスは鋸(甲斐駒は仙丈の陰になってしまって見えない)から聖までずらっと見える。
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吉田山頂から展望する伊那谷と南アルプス。仙丈はもうかなり黒い。
見てると久しぶりに行きたくなってきますね。縦走するなら今の時季が一番いいですし(稜線上も好きなところに幕営できる)。

日付: 2018/4/13(金) 快晴!
行程: (自宅)0820 ~ 隣政寺 ~ 1020(登山口)1045 ~ 1115(戒壇不動) ~ 1135(奥の院) ~ 1210(吉田山頂)1310 ~ 1340(奥の院) ~ 1355(戒壇不動) ~ 1415(登山口)1435 ~ 隣政寺 ~ 1600(自宅)
走行: 34.5km

自宅を出て、まずは天竜川まで下って対岸へ渡り、前沢川沿いを走って県15へと上がる。
県15をしばらく南下してから、さらに一段上を走る農道へと出る。
このルート、眺めがすばらしい上に車が少なく、何気にすばらしいサイクリングコースである。

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前沢川沿いの緩い上りを上がる。正面は烏帽子岳と中央アルプスの主脈。
時間のとれた日に、天気を見て、じゃあ○○へ行ってみるかと気軽にこんなところを走れるのだから、つくづく恵まれた環境にいるなと思う。

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農道に出てしばらく走ったところに忽然と東屋があり(左)、さらにそのちょっと先にトイレもあったりする(右)。
なんだかすごいな高森町。お金があるんだねぇ。

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さらにしばらく行くと、隣政寺へと続く道が分岐する。ここを入る。
静かで明るく、いいところだ。ここまでも静かだったけど、ここから先はさらに静か。

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天台宗隣政寺(帰りに寄った)。手前の分岐を入って登山口へ。
ちなみに、隣政寺の手前は勾配がキツイです。

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しばらく詰めると分岐があり、案内に従ってダートの分岐に入る。
勾配がきつくて、ひたすら押しです。どうせ下りてくるんだから、もうどこかに自転車置いてっちゃうか・・・と思ったあたりに登山口の広場がある。

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立派な東屋があり(すごいな高森!)、ここに自転車をデポして歩き始める。

道は明瞭で、基本的に尾根上につけられている。
ところどころに展望所があり、伊那谷と南アルプスの眺めがすばらしい。
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登山口から30分ほどのところにある戒壇不動明王。

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さらに15分ほどで奥の院。落書きがすごいのはどういうわけなんだろう?
それから、お供えされた紙パックの日本酒が空になって散乱していた(マユミが片付ける)。穴がいくつかあけられて中身が空になっていたが、鳥の仕業だろうか?
一緒にお供えされた瓶の日本酒は無事だったから、こういうところに置いていくのなら、紙パックはやめて瓶入りにしたほうがいいですね。

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奥の院から先も道は明瞭で、痩せ尾根につけられている。
そうそう、この山は自然林が残っているのがすばらしい。ブナやミズナラの木が目立つ。
人工林は歩いていてつまらないけど(生き物の影も薄いし)、広葉樹の自然林は歩いていてとても気持ちいい。
たぶんこれは動物としての自然な感覚だと思う。

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山頂直下はけっこう急。

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吉田山頂。けっこう広い。

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そしてこの展望ですよ。
先にも記したとおり、南アルプスは北から南までずらっと見える。八ヶ岳も霞んで薄っすら見える。
伊那谷でもっとも眺めのよい山の一つであろう。
1,450mという標高は、ちょうど1,445mの陣馬形山と同じくらい。
中川村にある陣馬形山から中川村はほとんど見えないのだが、吉田山からは一望の下。松川町もよく見える。
(高森町にありながら、同じように高森はほとんど見えない。)

自分の普段住んでいるところが一望の下という、こういう状況というのはとてもおもしろく、テンションが上がる。
あれが何処であれが何処だと、眺めていて飽きない。
そして例によって自宅探しが始まる。
残念なのは今回双眼鏡を持ってこなかったことだが、南向発電所など目印となるものがいくつかハッキリ見えるので、自宅を見つけるのは造作もない。
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吉田山には別ルートがあり、堂所からも登れる。
たぶんそちらのルートはおもしろくないだろうが、そっちのほうが道は広くなだらかで一般的である。山頂から下るそのルートを確認できた。
山頂から尾根を逆に登れば、前高森山へと通ずる。前高森山から大島山へは以前つなげたことがあり、これで烏帽子岳からグルリと縦走するルートに目処がついた。
近いうちに実行したいと思います。

同ルートを下って登山口に戻った。
短いけど充実の山行。とてもいい山だった。

帰りに隣政寺に参拝した。
「山の寺」と通称される隣政寺は、鎌倉時代に日得上人により開山された天台宗の寺。

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立派な山門と、本堂。
こういうところに参拝していると、ふと四国遍路のことを思い出す。

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本堂前の見事な竜の彫刻は、諏訪の名工立川和四郎の作と伝えられているそうな。

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麓から眺めた吉田山。三つ連なった小さな起伏の一番右が吉田山。

白沢山のときのようにほとんどこがずに、とまではいかないけど、基本下りで自宅まで帰れるところがありがたい。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 伊那谷の山] | 2018.04.16(Mon) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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