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大萱山から高森山まで往復(自転車アプローチ) 

伊那山地は、地形的には諏訪湖の南から、愛知と静岡の県境にある佐久間ダム(天竜川)あたりにまで及ぶ長大な山脈である。
山脈は谷(川)によって大きく南北四つに分断されている。
四つのブロックを北から順に挙げると、

1.諏訪湖 ~ 三峰川
2.三峰川 ~ 小渋川
3.小渋川 ~ 遠山川
4.遠山川 ~ 天竜川

ということになる。

大萱山(おおがやさん)、高森山(たかもりやま)というのは、小渋川のすぐ北に位置している山。
南から延びてきた山脈は大西山、白沢山の先でストンと小渋川に切れ落ちる。小渋川を挟んでまたすぐに山脈が立ち上がり、最初に現れる大きなピークが大萱山(1,478m)、その北にあって次に三角点のある山が高森山(1,541m)。

大萱山には大鹿村の塩泉院から登れます。
かつて中山沢(滝沢で小渋湖へ注ぐ)の上流にあった中山集落の人たちが、鹿塩などの集落と行き来するのに使っていた生活道が途中まで残っています。
中山集落は昭和三十六年の三六豪雨災害で全戸が村外へ移住となり、無住となりました。
二万五千図を見ると、滝沢橋を過ぎたところから入る道も確認できるので、こちらからも登れるかもしれません。ただし、このあたりは崩れやすい上、リニア関係の工事で現在どうなっているのか定かではありません。

台風21号一過後の晴れ間に塩泉院から登ってきたので、以下に記録します。

日付: 2018/9/6(木) 晴れのち曇り
行程: (自宅)0650 ~ (小渋湖) ~ 0820(塩泉院)0900 ~ 1125(大萱山)1150 ~ 1305(高森山)1330 ~ 1430(大萱山)1445 ~ 1705(塩泉院)1720 ~ (小渋湖) ~ 1830(自宅)
走行: 36km

アプローチは小渋川(小渋湖)沿いを走る県59(松川インター大鹿線)で。
ここは現在、リニア関係のトンネル工事でダンプ街道と化している。現在はリニア本体のトンネル工事ではなくその前段、トンネル工事で大量に出るであろう土砂を効率よく運搬するために、県59に新たなトンネルを掘っているところ。
日曜と休日以外はダンプがひっきりなしに走っています。かなり不快ですので、日曜、休日以外に走られる方は覚悟しておいたほうがいいです。

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8:00前ならダンプがいないんじゃないかと淡い期待を寄せていたのですが、既にガンガン走ってました。おそらく7:00頃から稼働しているのではないかと思われます。
ちょうど工事関係者等の出勤ラッシュとも重なり、普段ではまったく考えられないくらいの交通量でした(涙)。

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四徳大橋のすぐ先に新たなトンネルを掘ってます。

先日の台風21号の影響で、道路脇の斜面のあちこちから水が流れ出ている。
何かあるとすぐに崩れて通行止となるところなので、こういうときはちょっと不安になる場所です。小さな崩落跡はあるし、ところどころ道路は水浸しです。

桶谷トンネルの先にある桶谷の湧水で水が汲めます。

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大鹿トンネルを抜けてR152に出れば危険地帯を脱出。

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鹿塩川を渡る手前で左に入る。
鹿塩川が増水して怖いことになっていた。規模がぜんぜん違いますが、川の色といい、タジキスタンやパキスタンあたりの峡谷を流れる激流のようになっている。

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さらにすぐ左に入って、狭い急坂を詰める。大鹿に住んでいる人はやっぱすごいと思う・・・。

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案内が何もないので少々不安になってきたころ塩泉院に着く。
無住になってしばらくたつみたいですが、なかなか感じのいい寺です。

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直射がきつかったので、建屋の陰に自転車を置かせてもらった。

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寺から直接上がれそうだったがよくわからないので、二万五千図通り寺から少し戻った沢から取り付いた。

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少し登るとしっかりした道に出る。
台風の影響で散乱した枝と倒木がすごい。

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野生の梨(と思われる)や様々なドングリが散乱している。

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それから、茸もポコポコ出てきていた。
茸はわからないので眺めるだけですが、観察しているだけで楽しいですね。
果たして今年の茸の出来はどうだろう?皆さんそろそろそわそわし始める頃ですね。
今のところ良さそうに思えるけど、このあと雨が続くと去年みたいにまったくなんてことになるのかも・・・。

ちなみにこの時季、伊那谷の山は茸の止め山になるところが少なくない。
9月1日から11月30日まで止め山となるところが多い。
この期間は登山といえども立入禁止ですので、無用なトラブルにならないよう注意が必要です。
・・・たぶん大鹿村はよほど変なところに行かない限り大丈夫だと思います。

道は今では主に山仕事の人たちが使っているように見受けられる。
登るにつれ細く怪しくなってくるけど、P1369の基部あたりまではトレース可能。

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P1369の基部。大鹿線No.21、No.22(送電線の鉄塔)の標示板がある。
ここまで詰められれば、P1369に上がって尾根上を歩いてもよい。
今回はP1369を巻いて、鞍部から左に巻き気味に最後の尾根を登った。

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大萱山頂。予想に反し、三角点以外山頂を示す標示は何もない。
比較的目立つ山なんですけど、山仕事以外に登る人はあまりいないようです。

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終始樹林の中で基本的に展望はないが、時どき樹間に二児山が見えたりする。

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大萱山から北へ。主稜線は顕著で、ところどころ踏み跡もある。
気持ちのいい広葉樹林が続く。

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目立つのはブナとミズナラ。特にミズナラの巨木がたくさんある。
実に気持ちのいいところです。
(右)はブナとミズナラが合体した木。自然は逞しい。

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P1440、P1522を越えて高森山の手前まで来ると、急に足下が笹原になる。
誰かが刈っているわけでもないのに、不思議と笹はこれ以上大きくならないらしい。
稜線上は広くて明るく、ちょっと日本離れした景色。(笹はさておき)ヨーロッパの森を歩いているような気がしてくる。

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唐突に高森山の山頂に出る。こちらはしっかり標示がありました(笑)。
ちなみに、伊那谷には高森山というのがいくつかありますが、ここの高森山は高森町とはまったく関係なさそうです。
こういう風にこんもりと森に覆われた山を高森山と呼んだんですかね。

高森山の北にもまだまだ稜線はなだらかに続いている。
次回は北の折草峠から入って、高森山まで南下してこようと思ってます。

さて、帰りは来た道を戻るわけですが、途中までは方位を確認しながら尾根上を下ればよいので容易ですが、問題は塩泉院からジグザグに上がってきている道に出られるかどうか。
道が微妙だけにけっこう難しいだろうなと思ってましたが、やはり迷いましたね。
気付くとP1369を越え、そのまま登りでは歩かなかった顕著な尾根を下っていた。
こちらの尾根上にもピンクのテープがあるし(おそらく山仕事用)、下に鹿塩の集落が見えているので、このまま尾根上を下っても下にはおりられるだろうけど、うまく自転車のところに下りないと、下りてからがえらくたいへんなことになる。

道が微妙なので、変なところで道を横切ってもおそらくそれとは気付くまい。
確実なのはP1369の基部。大鹿線No.21、No.22の標示板があった基部まで戻れば、登ってきた道に出られる。
ということで、面倒だがP1369の先まで登り返して、標示板のあった基部まで戻った。
30分くらいロスしたけど、無事に戻れてよかった・・・。

そこからは道を外さずに下って塩泉院へ。

IMGP0356_サイズ変更
帰りは下りなので自転車は楽チン。
塩泉院を出たのは17:20。遅くなったのが幸いして、帰りはダンプがいなかったので快適だった。さすがに夕方は17:00には上がっているらしい。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 伊那谷の山] | 2018.09.09(Sun) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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