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折草峠から高森山(自転車アプローチ)

前回、鹿塩の塩泉院から大萱山に登り、伊那山地を北上して高森山まで往復してきました
その続きで今回は北の折草峠から入り、伊那山地の無名峠から南下して高森山まで往復。
これで小渋湖の北は、大萱山から笹尾の北の無名峠までつながりました。

日付: 2018/9/18(火) 曇りのち晴れ
行程: (自宅)0630 ~ (南陽) ~ (桑原) ~ (四徳) ~ 0840(折草峠) ~ (自転車デポ地点=高森山林道途中)0930 ~ 1040(伊那山地の無名峠)1055 ~ 1155(笹尾) ~ 1340(高森山)1400 ~ 1600(笹尾) ~ 1635(無名峠) ~ 1730(自転車デポ地点)1745 ~ (折草峠) ~ (四徳) ~ (小渋湖) ~ 1850(自宅)
走行: 37.5km

天気は予報より悪く、朝のうちはガスっていた。
まずは自転車で折草峠を目指す。

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自宅の近くを北上中。ちょうど稲刈りの時期です(今年は少々早い)。
正面に見えているのが陣馬形山。

四徳川沿いの西伊那線(県210)に出るには、自宅横の坂道を上って柳沢経由で桑原までダイレクトに抜けるのが距離的には近いが、これだと少々上りすぎてしまって桑原へ下りでアプローチすることになるので、少し遠回りになるけど沖町までいったん北上し南陽経由で桑原に抜けた。
桑原の集会所の近くで知人に会ってしばらく立ち話。その人の知り合いも通りかかり、高森山林道は途中にチェーンが張ってあるかも、と教えてくれた。
桑原から四徳川に向かって下り、イエルカの家の下で西伊那線に出る。

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桑原から小渋湖を見下ろす。中央に見えているのが四徳大橋。

四徳川まで下ったら、あとは川沿いの道を折草峠に向けて延々と上る。
途中何箇所か道路脇のスペースに軽トラがとまっていたのは、たぶん茸採りだろう。

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久しぶりの折草峠。自宅から17km、二時間ほど。
意外にもマユミは初めてらしい(車では何度か通ったことがあるはずだが・・・)。

折草峠は駒ヶ根市との境界となっており、そのまま西伊那線を下れば駒ヶ根の中沢へ下りられる。
中川側から見て左から入ってきている道を上れば陣馬形山頂へ。引っ越してきた頃はまだ未舗装の道だったが、数年前に舗装されて今では快適に走れるようになっている。
そしてもう一本、右から入ってきている林道がある。林道というか治山運搬道で、こういうことになっている。
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そんなわけであまり大手を振って入るわけにはいかないけど、地元の人は時どき入っているので通行させてもらった。

道は中川村と駒ヶ根市の境界に概略沿って東の伊那山地へと延びている。

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勾配がキツイので上り方向ではとても乗ってられないけど、

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勾配が緩くなれば時どき乗れる。

が、予想していたよりガレていて、どう考えても自転車を置いて歩いたほうが早い。
結局あとで同じところを下りてくるわけだし・・・。

というわけで、適当なところに自転車をデポ。
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折草峠から800mほど入った地点。

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かなりガレていて四輪で入るのはけっこう厳しい。二輪なら余裕でしょう。
通行する場合はあくまで自己責任で。

自転車をデポした地点から一時間少々歩くと峠に出た。
峠には非常に広いスペースがあり(道を通すときや山仕事で使ったのだろう)、広場の先から林道が南北に延びていた。

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無名峠の広場。左が北の大松尾山方向、右が南の高森山方向。広場の先から林道が延びている。

これまで歩いてきた林道と違って、広場の先の林道はとてもフラット。
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(左)北へ延びる林道、(右)南へ延びる林道

二万五千図によると、北は延々と分杭峠まで延びている(分杭峠の南でR152につながる)。南は途中で終わっているが、もしかすると現在は大鹿村のどこかにつながっているのかもしれない。
ちなみにGoogleマップには、広場から分杭峠へと延びる林道は表示されない。
それから二万五千図には(Googleマップでも)、峠の手前から伊那山地の稜線の西側を南下する道があるが、実際にはそんな道は確認できない。

広場から適当に尾根上に上がり、ひたすら尾根上を南下する。
出だしはこんな感じ↓
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脛の高さくらいの笹原が続く。

今回も茸がポコポコ出ていた。
マユミが熱心に写真を撮っていたので、茸のことはそちらのブログに譲るとしよう。
 → 小さな菜園のある暮らし きのこいろいろ

樹林はカラマツと、それから前回に続いてブナとミズナラが多く見られる。
特に今回はブナの巨木が目についた。ブナの巨木をたくさん撮ってきたので、今回はその写真を載せることにしよう。

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ブナは生長が遅いので、ここまでなるにはそうとうな年数が必要。三百年は下らないと思うが、果たしていかほどだろう?
(右)はブナの実。たぶん去年のもの。

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すごい・・・ただただ圧倒される。

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それから、残置されたワイヤーを尾根上でいくつか見かけた。
山仕事といってもヒノキやスギが植林されていた形跡はまったくないから、ミズナラなどを切り出して炭焼きでもしていたのだろうか?

1,549m、1,642mのピークを越え、三つ目の1,689mのピークが笹尾。
二万五千図には標高以外記載がないが、地元では笹尾と呼ばれている。

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笹尾山頂

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三角点以外何もないだろうと思っていたが、近くのミズナラの木にプレートがあった。

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笹尾の先も笹が茂っている。丈がちょっと高くなって膝下くらいになる。

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ブナの巨木も相変らずたくさんある。

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大きな洞のできたブナが半分くらい折れていた。先日の台風の影響だと思う。

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これも一部が折れている。いやー風の力ってのはすごいですね。

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もちろんブナ以外の木もそこかしこで折れてます。
というか前回もそうだったけど、むしろカラマツなんかの針葉樹のほうがバキバキ折れている。
足元の笹原には大小さまざまな枝が落ちていて、すこぶる歩きにくい。

辿っている尾根は中川村と大鹿村の境界となっており、ところどころに境界の石柱や杭が設置されている。
その作業のために人が入っているので踏み跡があるが、笹に埋もれてあまり顕著でない。
特に笹尾から先は不明瞭で、ほとんど獣道と化している(実際、利用しているのはほぼ動物たちだけだろう)。

笹尾から南下して、1,668m、1,618mとピークを越えていく。
境界の尾根はそのまま南にやや西寄りに向きを変えながら延びていくが、高森山へ行くには(いわゆる伊那山地の主脈は)、P1618から東南方向へ派生する尾根に入らなければならない。
樹林で見通しがまったく利かない上、そもそも尾根の分岐点のP1618より南にそれより高いピークはない。
辿るのが容易な尾根だったので、ここまでコンパスをなんとなく確認するだけで現在地を厳密に特定しないまま来てしまった。いつものごとく高度計は100m近くずれているので、数値自体はまったく参考にならない。
今いる場所が果たしてP1618なのか、確信が持てない。ほかに似たような場所がないかどうか、しばらく地図と地形とにらめっこ。
まず間違いなかろうということで、東南方向へと向きを変えて進む。

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尾根の分岐点のP1618。ミズナラの巨木がある。
ミズナラの巨木の向こうに境界の尾根が延びており、北から来るとどちらかといえばこちらの尾根のほうが顕著。ボーッと歩いていると境界の尾根のほうに吸い込まれそうになるが、ここで進路を変えないといけない。

いったん大きく下ってから小さなピークに乗る。その先でまた大きく下ってから登り返すと広いピークに出た。
地形図にある高森山の手前の広いピークで間違いない。ここへきてようやく正しい尾根を辿っていると確信が持てた。
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そこには目印のテープがあり、ほとんど消えかけていたがこう書かれていた。
・・・「高森山最高点1560m」
いわゆる高森山というのは、ここからやや南にある三角点の設置された小さなピークのことだが、付近一帯は非常になだらかで広々としている。このなだらかな、遠くからは台地のように見えるに違いない山全体を指して高森山と呼んでいるのかもしれない。

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この先が高森山の山頂

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12日前と同じ山頂に立った。(右)は三角点。

さて、帰り。ここは気をつけないといけない。
「高森山最高点1560m」と印のあった広いピークから、やや東寄りに顕著な尾根が延びており、ボーッと歩いているとこちらへ引き込まれる。
実際に引き込まれた・・・。
あとは来たところを戻るだけだと、緩み切って地形図もろくに確認せずに歩いてしまった。登ってきたときには気付かなかった踏み跡を見つけ、「なんだこっちを歩いたほうが楽じゃないか」と安易にトレースしたのもまずかった。そして何より、お喋りしていて注意散漫だったのがいけなかったと思う。
しばらくして、「なかなか西の方へ進路を変えないなぁ」とふと思った。
そういえばこんなに笹のないところも登らなかったような気がするし、何よりこんな急なところ登らなかっただろ・・・そう気付いたときには既に標高差にして100mほど下っていた。
その先も踏み跡は明瞭に続いているが、冷静に見てみればどう考えても獣道だ。

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違う尾根をズンズン下る・・・

地形図を確認し、こっちの尾根に入ってしまったのだろうと結論した。

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広いピークまで登り返す。

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こっちの尾根が正解。

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しばらく下ると前方に吊り尾根が見えてきた。

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鞍部まで下りると、登るときにも見かけた目印があった。
何の目印だろうと登るときも思ったが、地形図を確認してみるとどうやら儀内路から登ってきている道だ。斜面をトラバースしている踏み跡がうっすら見える(右)。

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鞍部から登り返したところがP1618の手前にあるマイナーピーク。そこに鹿の寝床跡と思しきものがあった(右)。
他の場所でも木の陰などにこういった跡をいくつか見かけた。こういうところで寝てるんですねぇ。

P1618で境界の尾根と合流。

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夕方になって晴れたので、P1618の付近から塩見が望めた。
ただし尾根上は終始樹林の中なので、晴れていようが基本的に展望はない。

しっかりと現在地を確認しつつ、広場のある無名峠まで下りてきた。
さらに林道を下ること一時間、ようやく自転車をデポした地点に到着。
時刻は17:30。既に薄暗くなっていたのでそそくさと準備して折草峠まで下りる。

折草峠から西伊那線を下り、上り返すのが嫌なのでそのまま小渋湖まで下った。
とっぷり日が暮れ、途中からすっかりナイトランとなってしまった。18:50に帰宅。

小渋ダムに点々と明かりが灯っていて綺麗だった。
夜はこんな風になっているとは知らなかった・・・まるで要塞のような迫力だった。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 伊那谷の山] | 2018.09.21(Fri) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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