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マジカル・ミステリー・ツアー(プエルト・オバルディア ~ パナマ・シティ)

マジカル・ミステリー・ツアー・・・5日で着くと聞いていて、カルティに着いたのはプエルト・オバルディアを発って10日後だった・・・。
お陰でサン・ブラス諸島を満喫(しすぎ)。
パナマは北海道より小さい。そこでどうしてこんなに時間がかかるのかと言うと、もちろん船が進まないから。
一日に長くて3時間ほどしか走らない。短いとたったの30分で終わりだし、停滞も何日かあったからだ。
最後の方はもう「いい加減この船から解放してくれ~」ってな感じだった。

おまけに今回の船旅はメンバーが最悪だった。
アルヘンティーノのカップルとチレーノ1人のラテン・トリオ・・・。
いや~合わねぇ合わねぇと思ってたけど、ほんっっっ・・・とに合わねぇわ、スペイン系白人。もはや接点が一つもないと言っていい。
ガサツで大雑把で徹底的にだらしなく、うるさくて、うるさくて、うるさくて、うるさくて・・・毎日毎日うるせーよバカ野郎!とにかく死ぬほどうるさくて、小声で話すということを知らないためホント死ぬほどうるさくて、周りのことなど一切気にしない、デリカシーのかけらもない人たち。
決して悪い人たちじゃないんだけど、こればかりは良い悪いの問題ではなく、生理的に受け付けない。本能が拒否反応を示す。
特にアルヘンティーノの二人は最悪で、マジで四六時中馬鹿デカイ声で話をしている。ホント、寝てるとき以外フル・タイム。よくそんなに話すことがあるなーと呆れるくらいだ。
中でも男の方はこれまでの人生で見かけた中で一番うるさい。
話し始めると自分の話に勝手に興奮してくるのか、だんだん声のトーンが上がってきて、最後はもうほとんど発狂している状態。コイツ息継ぎもしてなくねぇ???
「ペロ~・・・ペロ~・・・ポルケ~・・・ポルケ~・・・ペロ~・・・」死ね!アンタ一等賞だよ、しかもダントツ!
さらに性質の悪いことに、夜の11時過ぎから夕飯を食べる国の人間だから、夜なかなか寝ない。で、朝はいつまでも寝てる。
あぁぁ寝てる間にカリブ海に投げ捨ててやりたい・・・。

そんなこんなはあったけど、2/16に無事パナマ・シティに到着。
船は電源はおろか明かりも一切なかったから、日記も溜まりに溜まって10日分。
ここまで溜まると書く気も失せるが、ここまで一日も欠かさず書いてきたから今さらやめられん・・・。

2011/2/7 月
昼前の11:00頃、待望のバルコがやって来た!宿の掃除のおばちゃんが教えてくれた。
早速船着場へ行き、なかなか下船してこない船長を待ちに待って乗せてくれるよう懇願、晴れて乗せてもらえる運びとなった。
出港は早くて明日かと思っていたら、夕方4時か5時には出ると言う。急に忙しくなった。
飯食って水浴びしてパッキングしてネット屋(1時間$1)行って・・・15:00過ぎに船着き場の近くに行って待機。
一緒に船待ちしてたコロンビア人の女の子は、この期に及んでもいつ来るかわからない別の船を待つと言う。この子は何故か端から船名指定で船待ちしていて、今日の船は待ってた船じゃなかったみたい(ま、結果的にはこの子の選択が正解だったのかもしれん・・・)。
結局、乗客は自分ら2人の他にアルヘンティーノのカップルとチレーノ1人、スイス人のおっちゃん1人の計6人。
4日も船待ちした自分らを尻目に、他は全員今日着いた人たち。何も狙って来たわけではなく、全員何の考えもなしに何となく今日来ただけ・・・なんとラッキーな。
チレーノなど船に乗る直前にランチャで着いていた。ジャスト・イン・タイム!

17:00にようやく、カプルガナへ向かうランチャに乗せてもらって我らがドン・ルイス号に乗船。17:30過ぎに晴れて出港と相成った。
さらば、プエルト・オバルディア!もう一生来ることはなかろう。
来たときより明らかに波は低いけど、それでも揺れるわ、揺れるわ・・・。ランチャのように爆走はしないから飛ぶわけじゃないけど、この振幅の大きい揺れの方が船酔いに対しては辛い。
コイツは完全に船酔いモードだ。自分ら二人は普段乗り物に酔うことはないのだが、油断してるとヤバそうな感じ。炊事の匂いと廃ガスの臭いがまたヤバイ。なるべく体勢を低くして遠くを見つめてやり過ごす。
パナマ本土を左手に見ながら木の葉のように揺られ続けること2時間。海沿いのちっちゃな集落の見える沖合いに投錨して機関停止。今晩はここで寝るらしい。
夕飯はなしっぽいので(あってもたぶん食べられなかったけど・・・)即寝る態勢に入る。全員で床に雑魚寝。アルヘンティーノの二人が屋上へ行ったので、まだこの日の晩は平穏だった・・・。
船に明かりは一切なく、船員は全員ヘッドランプを装着。乗客の中で明かりの類を持っていたのは自分らだけだった・・・。
暫らくして船員は食事をしていたが、客は誰一人起き出さず。

7feb2011 ここから船にアプローチ 7feb2011 やっと船に乗り込んだ
ここからランチャで船に移る               ようやく船に乗り込む

2011/2/8 火
6:00を過ぎて明るくなり始めると、海沿いの集落からたくさんの人たちがカヌーで船にやって来て、船上で商売が始まる。船から降ろす物資は、米や砂糖、ジュースといった食料がほとんど。
商売は8:00過ぎまで続いて、集落の人たちが蜘蛛の子を散らすように帰って行った後9:30近くになってようやく出港。
本土が右手に見えるからおかしいなぁと思っていたら、1時間ちょっとしてプエルト・オバルディアに到着!
えぇぇ・・・何でぇぇ?見覚えのある景色に一瞬我が目を疑ってしまった。
船員たちが床下の倉庫から大量のセメント袋を出している。プエルト・オバルディアに降ろすらしい・・・。
声を大にして言ってやりたい「何で昨日降ろさなかったんだよ~!」。行動の意図がまったくわからん。
船は投錨することなく、機関も停止することなく、沖合いで波に流されては逆の方向へ走り、流されてはまた走りの繰り返し。
機関も停止しないからすぐ出るだろうと思っていたら、結局作業に2時間以上かかった。船が牽引している上陸用ボートというか救命ボート?にセメント袋を載せて、ただの板切れで岸まで漕いでって降ろすんだから、そりゃ時間もかかるわな。
一往復では降ろし終わらず二往復。その間船は沖合いを行ったり来たり・・・。
それなら声を大にして言ってやりたい「今日乗せてくれりゃよかったじゃんよ~」。
12:45にようやく再出発。
いい加減腹減ったなぁと思っていたところで飯となった。でも、この揺れの中で食べるのは大変危険なような気がする・・・。
食事は一日二食。米の上に肉か魚が乗っていて、豆のスープがかかっていたりたれがかかっていたり、時々バナナがついていたり。
たぶん米は海水で炊いているからちょっとしょっぱいのだが、味は悪くない。
これが洗面器やでっかいボールに入って渡されるから量は嫌と言うほどある。
飯ができると呼ばれて洗面器を渡される。洗面器に入った飯を食うのはスーダン以来か?だんだん犬の餌のように思えてくる。

ここでちょっと乗客のメンバー紹介。
スイス人のスティーブンは年がいってることもあって落ち着いていてキチンとしている。ドイツ語圏の人間に共通の印象で、日本人の目から見ていたってまとも。
ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語の4ヶ国語を自在に話し、ロシア語もちょっと話せる。フランス語とスペイン語が話せるからポルトガル語もわかると言っていた。
スイス人なのにアメリカのパスポートを持っていたり、パキスタンやチリに住んでいたこともあったり、ちょっと謎な感じの人である。
いやに老けて見えたが実は28歳だったチレーノは、名前を聞いたが忘れてしまった。レイザーラモンHGに似ているので、自分らは勝手にラモンと呼んでいた。
アルヘンティーナの二人は名前も何も知らない。女の子の方はシュレックのような体型をしている。

飯を食って相変らず揺られていたら気持ち悪くなってきた。体勢をできるだけ低く、床に横になってどうにかやり過ごす。
2時間も走ると、早くも島が現れてきた。船員に聞くとサン・ブラス諸島らしい。
サン・ブラス諸島には350以上の島がある。そのうち人が住んでいるのは40ほどで、クナ族の人たちが暮している。
島はどれも小さく、大きなものでも周囲数百mしかない。小さなものだとヤシの木が数本生えているだけ、というマンガに出てきそうな南の島、亀仙人のじいちゃんがアロハを着て「ハロー!」とか言ってそうな感じである。
島は本土から数百m程度の距離に点在している。本土に近すぎて、通常の縮尺の地図だと島の地名が完全に本土に乗ってしまっている。
そして人が住んでいる島にはあり得ない密度で家々が並んでいる。
このあたりの地形はとても面白い。言わば、ボツボツと凹凸のついたスポンジの裏側みたいなところに末切りまで水を満たした感じ。
島はどれも真っ平らで、どこも標高は海抜1、2mしかない。こんな海面スレスレのところに木が生えていたり家が建っていたりすることに一瞬目を疑う。ちょっとでも高い波が来たら完全にアウト!でも、もう何百年、ことによると千年以上住み続けているのだから問題はないのだろう。
ちなみに、北アルプスがそのまま日本海に沈み込んでいるように、島の周囲は海に沈みこんで急に深くなる。
本土と島の間に入ると急に海が穏やかになり(ちょっと沖では白波が立っているけど)、16:00に最初の島に寄港。名前は忘れてしまった。
サン・ブラス諸島、海の水はキレイだ。キレイだが、残念ながら人の住んでる島の周りはゴミだらけ。ゴミは全て海へ、というのが島の人たちの常識だからだ。
海沿いはグルリと掘っ立て小屋のトイレが並び、糞尿も全て海に垂れ流し。これはまぁいいだろう、母なる海に還るのだから。このくらいの人数であればまったく問題ない。
食べ残しを海に捨てるのもいいだろう。魚なんかがキレイに食べてくれるから。
でも、空き缶やペットボトル、ポリ袋なんかはどうしようもない。島の周りはそんなゴミで埋め尽くされている。誠に残念だ。
島の人たちが島の中を掃いていたりするが、集めたゴミの行き先はやはり海である。まぁどこにも持って行きようがないのだけれど・・・。
ちなみに、船やヨットの糞尿も海に垂れ流し。食べ残しも海に捨てるのが常識である。そんなわけで、停泊している船の周りはウ○コがプカプカ浮いていたり、油が浮いていたりするのだが、島の人も泳がぬそんな場所で船から海に飛び込んで喜んでいるのはラテン馬鹿トリオだけである。もちろん、海から上がって体を流せる真水などない。
1時間ほど停泊してからまた移動。20分ほど進んだ別の島に船を係留して本日は終了。先に着いていた船に横付けする形となった。
夜は島でちょっとしたお祭があり、夕方着いたときから隣の船から大量のビールを降ろして飲んだくれていた。島の人の何人かはもうベロベロで、ドリフのカトちゃん状態であった。
この夜もアルヘンティーノの二人が屋上で寝ていたためまだ平穏だった。

8feb2011 こんなちっちゃな島もある 8feb2011 我らがドン・ルイス号@最初に着いた島
こんなちっちゃな島もある                我らがドン・ルイス@最初に寄った島

8feb2011 二日目の停泊地 8feb2011 既にできあがってる人たち
二日目に停泊した島                   既にできあがってる島人たち

2011/2/9 水
朝8:00頃、隣の船は出発していった。自分らの船もエンジンを始動したので出発か?と思ったら、船を係留しなおしただけだった・・・。
船員は朝からビールを飲んでいてまったく動く気配なし。
9:00頃朝食を食べたものの、昼を過ぎてもまったく動く気配がなく、もしやと思っていたらこの日はまさかの停滞だった・・・。
そう言えば船長の姿が朝から見えん。3日目にして早くも停滞かよ!してこの島でいったいどうしろと???
島は周囲が数百mしかなく、船から島の向こうの海が見える。砂浜があるわけでもなく、例によって島の周りはゴミだらけ。海に入る気などまったく起こらない。
ラテン馬鹿トリオは意外にもインドア派で、一歩も船から出ずにずーーーっと喋りっぱなし、か寝てるか。
島には木があまりないから木陰がない。仕方なく島の中をブラブラしたり、家の陰に座って本を読んだり。まぁ贅沢っちゃ贅沢な時間ではある。

クナ族の人たちは小柄で、男はいたって普通の格好をしているが、大人の女性はたいてい「モラ」という鮮やかな伝統衣装を身につけている。
この狭い島にちょっと異常な密度で家々が建っていて、子供がたくさんいる。
すぐに気付くのは、どの島も同様であるが、子供は女の子が多いこと、そして知能障害を持った子と色素のない子がいること。
血縁的に比較的近い間で交配を重ねている結果、血が濃くなってしまっているものと思われる。
強烈な南国の日差しの下、色素のない子は目も開けていられないような感じで、見ていてちょっと可哀想ではある。でも、特に差別もされずに他の子と元気に遊んでいる姿に救われる。

毎日雲が多く(特に本土側)、朝晩は雲で星の見えない日が多いが、この日の星空はすごかった。夜中トイレに起きると満天の星空で、長く尾を引く流れ星がいくつも流れていた。
この夜もアルヘンティーノの二人は屋上。まだ平穏であった。

9feb2011 クナ族の女性 9feb2011 停滞中の図
クナ族の女性                       停滞中の図

2011/2/10 木
だいたいいつも明るくなる6:30には起き出して、トイレに行ったり顔を洗ったり。
朝、船長が大荷物を抱えて島の中から帰ってきて、8:15に出発。どうやらこの島には船長の家があったらしい。
船員はほとんどがどこかの島の人で、後になって気付いたのだが、毎回航海の度に持ち回りで家に帰っているらしい。だから荷物を降ろしたりするわけでもないのに島に停滞したりする。
この島から、どこか近くの島へ行くらしい女の子2人とおっちゃんが1人船に乗り込んだ。
30分ほど走って別の島に寄港、荷物を降ろして10:00前にまた出発。
途中、船の周りにイルカの群れが現れて暫らく船と併走していた。思わず感激!
それにしてもパナマって山深かったんだねぇ、何も知らなかったけど。
本土側にはずーーーっとサン・ブラス山脈が連なっている。高くはないけど人跡未踏のジャングルで、人の痕跡は一切ない。この山脈の向こうには一応コロンビア国境へ道路が走っているはずであるが・・・。
12:50、また別の島に寄る。ここではミリタリーのパスポート・チェックがあった。
アルヘンティーナの男の方が屋上で寝ていて風邪をひいたようで、ここで二人揃ってハンモックを買ってきた。ずっと屋上で寝ててくれりゃよかったものを、この日から下に引っ越してきて夜が爆発的にうるさくなることとなる・・・。
16:00過ぎに再び島を離れ、17:20に別の島に係留してこの日は終了。朝乗り込んできた女の子たちはこの島で降りた。
この日からラテン馬鹿トリオの本領が発揮され出す。昨日まで話し相手がなくて静かだったラモンも加わってうるせーこと、うるせーこと。耳栓をしてるのが嘘のように突き抜けてくるコイツらの声はすごい。
スペイン語のマシンガン・トークで何を言ってるのかわからない自分らはまだしも、言葉のわかるスティーブンはさぞ不快なことだろう。
でも、後から考えれば風邪をひいて本調子じゃなかったこの日はまだまだマシな方だった・・・。

10feb2011 再び我らがドン・ルイス号@4日目の停泊地 10feb2011 食事は毎回こんな感じ
再び我らがドン・ルイス@4日目の島         飯は毎回こんな感じ

2011/2/11 金
この日はちょっと気合が入っていて、7:30前に船が出た。
8:00にアリガンディ島に着き、スティーブンがこの島で下船。僅か30分の距離のために昨日も船に泊まる破目になっていたわけか・・・。
アリガンディはもっとローカルでいいところだ、とスティーブンは言っていたけど、特にこれまでの島と変わらんけど・・・。この島に滞在していったい何をするつもりなのか、謎である。
ちなみにアリガンディでようやく全工程の半分くらいである。今日でプエルト・オバルディアを出て5日目、試しに船員の一人にいつカルティに着くのか聞いてみたら衝撃の答えが・・・何と!月曜だと言う。
聞かなきゃよかった・・・全身の力が一気に抜けた。いったいいつまで俺たちを拘束するつもりなんだぁぁぁ。

アリガンディからまたたくさん島の人が乗り込んできた。
10:45に島を出て1時間半で別の島に着いたが、この島にはタッチ&ゴー状態でエンジンも止めずにまたすぐ出発。そこから1時間15分走ったまた別の島で本日は終了。
まだ13:00過ぎだってのに、しっかし進まねぇなぁ・・・。こりゃ月曜までかかるわけだよ。
と思ってたら、先ほど月曜と教えてくれた船員からまた衝撃の事実が・・・「明日もここに泊まることになったから、カルティに着くの火曜だね」。
嘘だろ、おい。明日ここに停滞なのかよ!何か俺たち悪いことでもした???お願いだから早く開放してくれーーー。

あまりの馬鹿さ加減に半ばどうでもよくなってきた。
まだ時間も早いので島の中をブラブラ・・・つっても周囲数百mの島だからすぐ見終わっちゃうんだけどね~。
それにしてもラテン馬鹿トリオはこの事実を知ってるんだろうか???自分らより暇そうなのによく平然としてるなぁ・・・今日も船から一歩も出ないでずーっと船の中だよ。
後でラモンに聞くとこの衝撃の事実を知らなかったから教えてやったが、「ふ~ん、じゃああと4日か」ってな感じで別に意に介していないようであった。あと2週間しか休みがないって言ってた割りにアンタいったい何やってんの???

プエルト・オバルディアを出てから初めて島で金を使ってみた。思わぬ持久戦になりそうでタバコが切れそうだったからだ。
島には本土から船や飛行機で物資を運んでいるわけで、さぞ高かろうと思っていたのだが、これが意外や意外、タバコ一箱$1である。えっ!なになに?パナマってもしかしてそんなに物価安いの???
ちなみにタバコを売っていたのは別に店でもなんでもない、普通のおっちゃんの家だった。
店で買って飲んだ缶入りのジュースも一本$0.75。船で持ってきてることを考えれば信じられないくらい安いんだけど、いったいどうなってんの?パナマってそんなに物価安いの?

この日は先に着いてた船と後から着いた船にサンドウィッチされる形となった。
夜になって隣の船が発電機を回し始めたんでやたらとうるさかったが、ラテン馬鹿トリオの声に悩まされるよりずっとマシだった。
発電機の騒音にもめげずいつも以上の声を張り上げて話し続けていたが、これならお前らの声は気にならん。はっはっは、ざまーみろ。

11feb2011 マンガに出てきそうな南の島 11feb2011 停泊した島のメイン・ストリート
マンガに出てきそうな南の島              停泊した島のメイン・ストリート

2011/2/12 土
今日はお約束の停滞。別の船員の家がこの島にあるらしい。
また島の中をブラブラしたり、本を読んだり。昼の暑い盛りに店でジュースを買って飲むのが唯一の楽しみだったりする。
それにしてもラテン馬鹿トリオはまた一歩も船から出ねーよ。いったいお前ら何やってんの???島の人の生活とか、そういうことにはまったく興味がないらしい。
よくもまぁ毎日毎日馬鹿デカイ声張り上げて喋ることがあるもんだ。しかもアルヘンティーノの二人は昨日今日会ったわけじゃなく、これまで何ヶ月も一緒に旅してきた上でだよ、それも酒が入ったりしてるわけじゃない素の状態で。まったくもって信じられん生態だ。

どの島にも、もちろん車やバイク、どころか自転車すら存在しない。まぁこんな小さな島で使いようがないってのもあるけど・・・。よって子供たちは車を見たことがない。車なんてものは教科書の写真でしか見たことがない代物だ。
各家にソーラーパネルが設置してあって、最低限の電力は確保されている。が、もちろんTVなんてものはない。
そんなのどかな島々である。
そんな島でも自分たちはチナ呼ばわりだ。よく見りゃ島の人たちだって色黒の日本人、つまり今の自分らとたいして変わらない顔つきをしているのであるが、アジア系の顔をした外国人は総称してチナってことになるわけだ。
話してみると中国がどこにあるのかも知らないし、中国の何を知っているわけでもない。おそらく中国人を見たこともないのに、「チナ」って言葉は知っているところがすごい。おそらく世界中で「チナ」と「ジャッキーチェン」の知名度に勝るものはないであろう。
そんなわけで、たいていの人は悪意を持って自分らに「チナ」と呼びかけているわけではない。そうとはわかっていても、日本人として「チナ」呼ばわりされるのはなんとなく不愉快だ。
「チナ」って響きが馬鹿にされてるようでよくないし、中には自分たちより下に見てチナ呼ばわりしている節のある人もいるからなおさらだ。
この自分たちより下に見ているってのがまた滑稽だ。何の根拠もないのにだ。中国の何を知ってるわけでもないのに、何となくイメージでそう思っている。
おそらく中国人に言わせりゃ「お前らに言われたかねーよ」って話だと思う。
いずれにしても、これから世界中に出て行くであろう中国人旅行者は各地で不快な思いをすることになるのだろうなぁ・・・。

夕方、縛ったイグアナをぶら下げた女の子が歩いていた。あっ、イグアナもここじゃ食べられちゃうわけね・・・。
今晩も隣の船の発電機はうるさかったけれど、ラテン馬鹿トリオの声には悩まされず眠りに就けた。
ちなみに、途中で船に乗ったクナ族の人たちはどこか島に寝られる場所があるらしく、船の中では寝ていない。

12feb2011 島のメイン・ストリート 12feb2011 二隻にサンドウィッチされたドン・ルイス
島のメイン・ストリート                   二隻にサンドウィッチされたドン・ルイス

2011/2/13 日
この日もちょと気合が入っていて7:00に出発。が、クナの人たちが乗ってねぇ・・・乗ってないのわかってて何やってんだか。いったん停止してボートでクナの人たちを迎えに。
気を取り直して7:30に出発。
ちなみに昨日家に帰ったと思われる船員は、そのまま島で船を降りた模様。だったら何で昨日停滞したのよ???
ラテン馬鹿トリオは船が動き出すと急に本を読み出すという習性がある。そんなのは彼らの勝手だが、島に停泊してるときは全く読みもしないで読みにくい状況になると何で急に読み出すの?と自分らの感覚では不思議で仕方ない。
船が止まっているときに読んで動き出すと景色にかぶりついている自分らとは全く逆の行動パターンである。
どうやら自然を愛でるとか、美しい景色を楽しむといった感覚は基本的にあまり持ち合わせていないらしい。まぁこれは彼らに限った話ではないのだけれど・・・。
10:00にNIADUP島に到着。クナの人たちは全員ここで下船。
島の沖には各国のヨットが10隻以上停泊している。
ここまで来ると家々の密集具合がだいぶ現実的になってのんびりしたかなりいい雰囲気を醸し出している。島の周りは相変らずゴミだらけには違いないのだけれど・・・。
1時間ほど停泊して11:00に再び出発、11:30にTIGRE島に到着。
やはりなかなか感じのいい島である。意外に安いとわかってから島に寄るたびジュースを飲んでいるが、昼の暑い盛りにはこれが実に旨い。
それにしてもラテン馬鹿トリオはどんだけ船の中が好きなんだ???一歩も外に出やしねぇよ・・・。島の様子などには全く興味がないようで・・・。
13:20に三たび出発。14:00にナルガナ島に係留してこの日の移動は終了。
早速島の中を散策。この島には小さな発電所があって24時間電気が使える、というのを島の人たちは誇りにしている。こんなに必要あんの?ってくらいある電灯も一晩中点きっ放しで、ハッキリ言って伊那谷の村よりずっと明るい。
島に建っている巨大なアンテナで受信しているらしく、何と!TVも見られる。
ここまで来るとクナ族の民族衣装を着た人はほとんど見かけなくなるが、人口密度はますます低くなって逆に居心地はよくなったりする。
ナルガナ島は隣のコラソン・デ・ヘスス島と立派なコンクリートの橋で結ばれている。橋は一晩中煌々と電灯に照らされていて、もちろんコラソン・デ・ヘスス島でも24時間電気が使える。
でも、逆にこの二島では水の便が悪かった。
船に近づいただけで「ペロ~・・・ポルケ~・・・」と張り上げた大声が聞こえてくる船にいるのが苦痛で、夕飯の後も島に降りて広場で夜風に当たってのんびり。
再び船に戻ると、飽きもせず「ペロ~・・・ポルケ~・・・」とやってる。死ね!
この日は他に船着場に着く船もなく、静かな分だけラテン馬鹿トリオの声が響き渡る。耳栓が全く役に立たねぇ・・・あぁぁコイツら3人とも夜中寝てる間に海に投げ捨ててやりたい。
自分らが寝た後は静寂に包まれるわけだから、おそらくコイツらにはストレスなど全くないに違いない。
一瞬会話がピタッとやんだときに、自分らの声の馬鹿デカさに気付いてくれ!と願うのだが、まぁ願うだけ無駄だわな・・・そんなんで気付くくらいならもうとっくに気付いてるだろうし。
また同じ調子で「ペロ~・・・ポルケ~・・・」と始まるわけである。死ね!
ようやく静まった23:00過ぎ、今度は突然の雨に起こされる。最初は無視していたが、すぐに暴風雨となって大粒の雨が襲来。とても寝ていられる状況ではなく、いったんマットを持って船室というか倉庫に避難。
雨は30分ほどで上がり再び眠りに就く。あぁ何と踏んだり蹴ったりな・・・。

2011/2/14 月
もしかしたら今日奇跡的にカルティに着くかも、と期待していたのだが、この日はのんびり出発の準備をしていて、どうやらその線はなくなった様子。
10:20にようやく出発。この日は島の沖に17隻ものヨットが停泊していた。カナダ、フランス、ドイツなどの国旗がはためいている。
(島の人には悪いけど)揃いも揃って何故こんなところに停泊しているのか理解できん。
30分でリオ・アスーカル島に到着。
今日はどこまで進むのかなぁと思っていたのだが、昼食を食べ終えてからも一向に動く気配なし・・・何か嫌な予感。
試しに聞いてみたら、やっぱりか・・・今日はこの島で寝るらしい。嘘だろーーー嘘と言ってくれーーーだって今日30分しか走ってないじゃん。すっかり意気消沈・・・。
停泊している我らがドン・ルイス号の横に他の貨物船やヨットが次々と横付けしてきて荷物を降ろしたり水を補給したりしている。
・・・ハッキリ言ってお前邪魔だぞドン・ルイス。
当然ながら他の船は荷降ろしや補給が終わると足早に去って行く。
・・・お前だけだぞもたもたしてるのドン・ルイス。

横付けしてきた貨物船の船員に一人のコロンビア人がいた。脚にカタカナの刺青をしてたので話しかけてみたら、これがまた無茶苦茶いいやつだった。
そうそうこんな感じだった、こんな感じだった。ボゴタのコロンビア人はこんな感じだったよー。久々にボゴタにいたときのことを思い出した。
エクアドルで買ったというケーナをくれたり、パナマのコインをくれたり。
「日本のコインを持ってるか?」と聞かれたので、なけなしの10円玉を見せてあげた。5円玉の方がインパクトがあるのだけれど、とっくの昔に手持ちなし。
返そうとするので「やる」と言うと、とても喜んでくれ大事そうにウエストバッグの中にしまっていた。
その後も冷えたジュースを買ってきてくれたり、持ってた粉ジュースをくれたり。ホントに何でそんなによくしてくれるの?ってくらいいいやつだった。
こちらはお返しにあげられるような物がなく、近々子供が生まれると言うのでマユミが鶴を折って渡すと、また大事そうにウエストバッグの中にしまっていた。
そんな彼、フアン・ガブリエルの船も荷物を降ろし終わると、足早にコロンビア方向へ去って行った。
あぁぁドン・ルイスだけいったい何をやってるのよ・・・。

売るほど時間があるので、島の中を散策したり、ベンチに座って本を読んだり、島の子供と遊んだり。
この島も子供は圧倒的に女の子が多い。見慣れぬアジア系の顔に興味があるのか近づいては来るが、恥ずかしいのか最初は声をかけてもモジモジしている。
そのうち慣れてくると、色々聞いてきたり、逆に教科書を持ってきて見せてくれたり。写真を撮ってとせがまれて、カメラを向けると大人びたポーズをとったりもする。
最後まで話をしていた女の子はニウリカという名前だった。ニウリカの持ってきてくれたパナマの地図で現在地を教えてもらうと、まだカルティからけっこうな距離がある。
・・・本当に明日着くのかドン・ルイス。

夕飯の時間になったのでニウリカにバイバイして憂鬱な船に戻る。
・・・あぁなんでこんなに憂鬱なドン・ルイス。
ラテン馬鹿トリオだよ!お前らがうるせーからこんなに憂鬱なんだよ!
家に帰りたくないどこかのサラリーマンのようになってきた・・・。
しっかしまぁ何度も言うけどよくもまぁ毎日毎日話すことがあるもんだ。
トリオの中でも最大の癌なのがアルヘンティーノの男の方なんだけど、トリオ以外の人と喋ってるのを聞いていて薄々気付いたことがある・・・もしかして頭悪いの???
どう見ても一の言葉で済むところを十の言葉を使って答えている。常に相手の一の言葉に十の言葉で返している感じ。
しかも前にも聞かされたような話を繰り返ししている・・・。
まぁそんな話を毎回聞いて毎回マシンガン・トークに持ち込む残りの二人も似たもの同士で気が合うんだろうけど・・・。
・・・いい加減解放してよドン・ルイス。

14feb2011 リオ・アスーカル島 14feb2011 フアン・ガブリエルと
リオ・アスーカル島                    コロンビア人船員フアン・ガブリエル

14feb2011 島の子供たちと 14feb2011 ポーズを決めるニウリカ
島の子供たちと(見方によっては三人の島人)   ポーズを決めるニウリカ

14feb2011 地図で現在地を教わる 14feb2011 ほのぼのとした時間
地図で現在地を教わる                 ほのぼのとした時間

2011/2/15 火
今日は前に船員の一人が教えてくれたカルティ到着予定日の火曜。
いつも通り6:30に起きて身支度を整え出発を待つ。が、船員が起きてこねぇ・・・こりゃ早く出発する日の行動パターンじゃねぇ。またしても嫌な予感。
また船員に聞いてみた、今日カルティに行くのかと。
船員曰く、一度ナルガナ島に戻ってから今日行くよ。
船員は今日行くと言う。行くというがまったく動きそうな気配がない。そうこうしてるうちにまた飯が準備され与えられた飯を食う。昼を過ぎる・・・。
やっぱ行かねーじゃねーかよー!
完全に諦めモードとなってまた島に降りる。
船員が船の行動予定を全く把握してないところが信じられん。
いったいいつまで拘束しとく気なんだよーーー頼むからいい加減解放してくれーーー!

ニウリカはマユミの名前を覚えていて、自分らを見つけると「マユミー!」と叫んで駆け寄ってくる。
いやー実は今日も島にいるんだよ・・・。
またタバコが切れそうになって買ってみたら、今度は一箱$0.5だった。

今日も一日中船の中にいたラテン馬鹿トリオ・・・勝手に人の水飲むんじゃねーよ!人の荷物の上にお店を開くな!使った食器はちゃんと片付けろ!
あぁぁもう行動の一つ一つが鼻につく。

あーもう着くのいつでもいいや・・・と開き直っていると、夕方船長のマリオに告げられた。
「明日はカルティに行くから」
遅ぇーよ!
ここまで来ると「明日行くから」と言われても、うれしくもなんともない。明日は行くから・・・当たりめぇだ!
船長直々に言うのだから、明日こそはホントに行くのだろう。

今日こそ天空の雷を下してやる!そう思いながら眠りに就く。
最初トリオは屋上でくっちゃべっていた。屋上で騒いでる分にはまだいいだろう。
そのうち寝床に下りてきて大声でくっちゃべったり歌を歌ったりしていたが、今日は「いつもよりは」静まるのが早く、堪忍袋の緒が切れるには至らなかった。

15feb2011 再びニウリカたちと
再びニウリカたちと

2011/2/16 水
今日は行くと言っていながら気合の入った日の行動パターンとは違って、のんびり9:00過ぎに出発。
ホントに今日行くんだろーね!
11:00に島に着く。カルティ?いやいやまだ違うらしい。
本土に延々と連なっていたサン・ブラス山脈の山々がここへ来てだいぶなだらかになってきた。これなら道路も通っていそうな感じ。相変らず人の住んでる形跡は全くないけど・・・。
30分ほど停泊して再出発。そこから45分ほどしてまた別の島にアプローチ。今度こそ?何故か素通り。
さらに45分ほど走って13:00、ようやく、ようやく、ようやくカルティに到着!
カルティというのはこの辺一帯を総称して呼んでいて、カルティ○○という島がいくつかある。
着いたのはカルティトゥピレという島。

さて、気になる船賃の方は一人$75だった。$50~60と予想してたのでちょっと高い気もしたが、トリオも素直に払っているので仕方ない。
船賃を払い、船員に別れを告げて意気揚々と船から降りたものの、本土へ渡るボートがねぇ・・・。
14:00にボートが戻ってくると言うので、暫し待ちぼうけ。
が、島のおっちゃんはパナマ・シティへ行く車はないとか何とか言っている・・・何となく嫌な予感。
14:00近くになってバナナを満載したじいちゃんのボートが戻ってきた。おっちゃんがじいちゃんと話をつけてくれ、無事本土へ渡れることとなった。
船賃は一人$3。満載したバナナを降ろし終えるのを15分ほど待ってボートに乗り込む。
ようやくドン・ルイスから解放された~チャオ!
でもラテン馬鹿トリオとはまだまだ一緒。
海は穏やか、ボートもゆっくり走ってくれたので荷物が濡れることもなく、15分で本土のカルティに到着。
ドン・ルイスを降りるとき、ラモンは自分のゴミも持ち帰ってボートに乗り込んだ。
おっ!コイツなかなか見どころあるかも、と一瞬思ったのだが、ボートにそのまま置いて去った・・・。
してその行動の意味は???ボートのじいちゃんに対する嫌がらせかよ!

カルティには町があると勝手に思い込んでいた。ガイドブックの地図を見ると道路も通っているし、小さな町くらいありそうに見える。
が、何もなかった・・・。ミリタリーの待機所と閉まっている小さな食堂以外何もねぇ・・・。
こりゃホントにパナマ・シティに行く足がないかも・・・あの辺に止まってるピックアップに上手いこと乗せてもらえるだろうか・・・。
ひとまずミリタリーに呼ばれる。
プエルト・オバルディアのフレンドリーな兵士たちと違って、ここの兵士は何やらとても偉そうにしている。
3人いた中の1人がとても威張り散らしていて、「何で飛行機で来ない?」とか「ここはミリタリー関係が使うところで旅行者の来るところじゃねぇ」とか「船の名は?はぁ?ドン・ルイス?そんな船知らねーな」とか「パナマへ行く車はねぇ」とか・・・何やら険悪な雰囲気。
アルヘンティーノの二人が十の言葉を使って応戦。
おぉぉこんなヤツらでもいてくれて助かった!と一瞬思ったのだが、実は逆だったかもしれん・・・。
コイツら相手を逆上させてねぇ???何か相手の語気も強まってきたけど・・・。
とにかくパスポートと荷物のチェックってことになった。
名前と生年月日を聞かれて本人確認がなされ、別の一人がNo.などを控える。
荷物チェックは執拗にやっていた。最初のシュレックはザックから中身を全て出し、小分けの袋も全て提示、シュラフまで広げてた。
今しがた荷物を運んできた四駆が荷物を降ろし終わり、来た道を戻ろうとしている。何となく自分らを待ってくれているような気がしたのでマユミがラモンに聞いてみた。
「あの車に乗れるのかなぁ?」
「いや、荷物チェックだよ」・・・ダメだこりゃ。コイツは人の話を全く聞かんのでいつも話が噛み合わない・・・。
次の男の方がザックを広げ始めたところですぐにその四駆に乗れって話になった。荷物チェックも即中止。
中止になったのはありがたいんだけど、こういうところが理解に苦しむところで、だったら最初からそんな詳細な荷物検査始めるなよ!と言いたい。
何はともあれパナマ・シティへの見通しが立った。ふ~。

車が走り出した途端、パナマへ行けることに余程興奮したのか、アルヘンティーノのテンションがMAX。
「ペロー・・・ペロー・・・ポルケー・・・ポルケー・・・」これまででも最高のハイ・トーン。おそらく1分以上息継ぎしてない。しかも狭い密室。
車の客は自分ら5人の他にクナの親子2人。親子も唖然としたに違いない。
誰かこの二人をポアしてください。二人に天空の雷を!(ラーマーヤナではインドラの矢とも言うがね・・・by ムスカ)
道は所々路肩が崩れてたりするけど全線舗装の一本道。恐ろしくアップ・ダウンが激しい。こりゃ確かに道路通すの大変だわな・・・。
アルヘンティーノは延々とハイテンションで喋りっぱなし。
クナの親子2人を途中の町で降ろし、2時間半でパナマ市内に入る。遠くに林立する摩天楼が見えたときはちょっとした猿の惑星状態だった。
急に最先端の文明社会に連れて来られた感じ。こういう現代的な大都会を見るのって実に久しぶりだ。

パナマの宿には当たりをつけてあった。が、先に自分らの目当ての宿へ行くと、ラテン馬鹿トリオがついてきかねない。それはなんとしても避けねばならない。もしこんなヤツらと同じドミにでもなったりしたら、たぶん発狂するだろう。と言うかその前に他の人に怒鳴られると思うけど・・・。
当然ながらトリオには何の考えも情報もない。運ちゃんに宿を聞いて色々案内してもらっているが、コイツらがあーでもねぇこーでもねぇと始まるもんだから、市街地を散々引き回される破目になった。銀行なんて宿決めてから後で勝手に行けよ、まったく!
すっかり暗くなってしまったが、いよいよトリオと別れられる時が来た!
とある宿の前でトリオを降ろし、自分らは運ちゃんに目当ての宿の近くまで乗せてってもらう。
チャオ!お願いだから二度とコイツらと会いませんように!

コンチネンタル・ホテルの前で降ろしてもらい、Zuly'sまで歩く。
ホテルの入口はこっちだぞ、って運ちゃんが教えてくれたけど、いやいやこんなホテルに入れないから・・・。
情報ノートの地図を頼りにZuly'sがあると思しき場所まで歩いてみるが、そこには別のホスタルが建っている。近くの屋台のおっちゃんに聞いてようやく判明。宿の名前が変わったらしい。今見た宿が目当ての宿だった。改装したとは聞いていたけど、まさか名前が変わっていたとは・・・。
というわけで、Zuly'sは改装されてHOSTAL CASA RIKAと名前が変わりました。宿代も値上がりしてドミが一泊$12.5です。
自分らは今回迷わず$30のWをチョイス。部屋に入ってようやく一息つく。
管理人は代わったけど、今の管理人のおっちゃん連中も親切で居心地はいい。ちょっと高いけど・・・。
宿で久々にごく普通の旅行者を見て安心した。そうだよなぁ、やっぱ普通このくらいの声で話すよなぁ。
飯を食いに行ってパナマの人たちを見て安心した。そうだよなぁ、スペイン語だって普通このくらいのトーンで話すよなぁ。
やっぱりヤツらが異常だったのだ。

16feb2011 ザッツ南の島・・・天気が今ひとつだけど 16feb2011 バナナを降ろし終えたら本土へゴー!
ザッツ南の島・・・天気が今ひとつだけど       バナナを降ろしたら本土へゴー!

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Trackback [0] | Comment [3] | Category [■ 054_Panama / パナマ] | 2011.02.19(Sat) PageTop
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No title

こんばんは。また質問させて下さい。
パナマまでヨットで渡られた際、パナマ出国の航空券は必要でしたでしょうか?
同じルートを進んでいるので、お時間ある時にでもお返事お願いします。

2011.04.12(Tue) 13:07 | てら [URL] | 編集 | ▲PageTop

No title

どうも。キューバから戻りました。
自分らはヨットではなく貨物船で渡りました。
その場合出国チケットは不要だと思います。
ヨットの場合はおそらく必要です。もっと大きな町に着くはずなので。

2011.04.16(Sat) 10:15 | なかっぴー [URL] | 編集 | ▲PageTop

No title

おかえりなさい。
お返事ありがとうございます。
あの後、ブログをきちんと読ませていただき、
出国チケット不要とわかったのですが、
ネット環境がなくコメント削除できませんでした。
次回質問させていただく時は、
よく読ませていただきます!

2011.04.18(Mon) 07:47 | なかっぴー [URL] | 編集 | ▲PageTop

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現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
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