秋葉街道北上

2013/5/23 木
始:10:55 ~ 終:17:40 走行:66km
~ 犬居 ~ 佐久間 ~ 水窪 ~ 西浦 ~ 兵越峠手前7kmほど

晴れ。
ぐっすり眠らせていただき、おいしい朝食をいただく。
お茶どころの静岡はお茶が旨い。渡辺君もしきりに話していたけど、いつ来てもお茶がおいしいと感じる。
再びご両親とお話をしたり、日記を読ませてもらったり、すっかりのんびりさせていただいた。
最後に仏壇に手を合わせ、ご両親と再会を約して三倉の家をあとにする。ご両親があれやこれやと持たせてくれた。

旅のラストランは、前から気になっていた秋葉街道と決めていた。
浜松から南アルプスのすぐ西側を茅野までまっすぐ北上するルートで、雪のため冬場は通行止めになる。地図を見るたび一度走ってみたいと思っていたルートだ。

三倉からしばらく上りをこなして枝道に入り、気田川沿いに下る。カヌーをやる人には名の知れた清流だ。
今日も日差しが強烈で暑いのだけれど、道路まで迫り出した木々が木陰を作ってくれるからありがたい。
しばらく走ると天竜川に出た。
秋葉街道であるR152が天竜川の右岸を走っている。そちらも交通量が少ないのだけれど、橋を渡らずにより静かな川の左岸の狭い道を行く。

午後になってキャノンデールの前輪がパンク。
空気の抜け方が鈍かったからそのまま空気を入れつつ走ったのだが、やはりパンクはパンク。空気が抜けただけではない。
左前のパニールの固定部のビスも一本紛失していた。
なんだかいつもよりぶらぶらするなぁと思ったら、ビスが一本なくなっていた。ちょうどいい大きさのビスがなかったのでパニールもそのまま。
自宅を目前にしていろいろなところにトラブルがでてきた。グッドタイミングというかなんというか・・・。

それにしても山深い・・・この山の懐の深さが懐かしく、一気に帰ってきたなぁという気分になる。
山深いのもそのはずで、右手に連なっている緑の山塊の向こう側は南アルプスの深南部である。いやー帰ってきた・・・。
秋葉山を回り込み、秋葉ダムを過ぎると、天竜川は緑色の水を満々とたたえている。
水の豊かなところはいいわ・・・もはや水に困ることは一切あるまい。

佐久間でR152に合流し、そのまま北上。
水窪で買い出し。水窪から先は長野県境の兵越峠へ向かって本格的な上りになる。

17:00を過ぎた頃、ラジオをつけてみた。今日は相撲の大一番があるのだ。が、まったく受信できず・・・。
もう少し上れば入るかと、汗だくになって必死に上る。南アルプスのほうには入道雲がモコモコ湧いている。
テントも張れるかと思えるところで自転車を止め、雑音だらけのラジオを耳に当てていると、スクーターに乗ったおっちゃんが通りかかり、あと300mくらい行けばトイレのあるいい場所があると教えてくれた。
そこまで移動してテン場は決定!大相撲中継もどうにか聞くことができた(稀勢の里が日馬富士に勝っていよいよ盛り上がってまいりました)。

標高が上がったおかげで日が暮れると肌寒かった。
テントのすぐ近くで鹿がしきりにキンキン鳴いている。警戒されているのか?これまた懐かしく、帰ってきたなぁという気分にさせてくれる。

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三倉をあとにする                       天竜川に出た・・・旅のラストランは前から気になっていた秋葉街道

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秋葉ダムを過ぎると緑色の水を満々とたたえている     秋葉街道は川の対岸を走っている

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ここへきてパニールのビスも紛失                秋葉街道に合流しそのまま北上・・・山深い

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兵越峠の手前 トイレのある快適な場所

2013/5/24 金
始:10:10 ~ 終:13:00 走行:20km
~ 兵越峠 ~ 遠山郷

快晴の一日。
旅立って以来四回目の誕生日。旅の間に四つも年をとったということか・・・。

テントに日が当たらないのをいいことに、今朝も7:30まで寝ていた。外は真っ青な空である。
テントを撤収してからキャノンデールのチューブ交換。今回は珍しく、チューブにワイヤの破片が突き刺さったままになっていた。そのため空気の抜け方が鈍かったようである。

出発の準備を整えて一服していると、先ほど林道に入っていった二台のスクーターが戻ってきた。
テン場はちょうど青崩峠へ続く林道の分岐点にある。
ツーリングの二人組曰く、「激坂を上った先で通れなくなっている」ということだった。
青崩峠という字のごとく、このあたりは地質が脆く、よく崩れて通行止めになる。ちょっと前までは他にルートがなかったから大変だったのだけれど、今はここにトンネルができていて、よほどマニアックな人以外青崩峠は通らない。
ちなみに、現在秋葉街道沿いに三遠南信自動車道というのを造っていて、ここの草木トンネルもその一部である。今のところ無料で通行できるが、完成した暁には有料になるのだろうか?さらに、自動車道というくらいだからそのうち自転車は通行できなくなるのだろうか???
もう一つちなみに・・・実は秋葉街道(R152)というのは完全につながっていない。南からだと地蔵峠の手前で国道が途切れていて、しらびそ高原のほうから林道で迂回する。ここが冬期通行止めになる(というか地蔵峠の北も長谷までずっと冬期通行止めである)。
その間にある大鹿村(自宅のある中川村の隣村)は、村の外に出る三本の道のうち二本が冬期通行止めになるという隔絶感のあるところだ。中川へ抜ける残りの一本が冬場の生命線。

兵越峠への上りはキツかった。滝のように汗が流れる。
途中、高負荷をかけたときにスプロケからチェーンがすっぽ抜けるようになった。原因はもちろんチェーンが伸びきっていることと、スプロケが減っていること。
これまでにも時どきすっぽ抜けることがあって騙し騙し乗っていたのだけれど、ここまで頻繁にすっぽ抜けることはなかった。最後の最後に来てチェーンもスプロケも限界・・・いや、むしろよくここまでもってくれたと思う。
この状態だと10%を超えるような坂はスムーズに上ることができないが、兵越峠の先は大きな上りは地蔵峠を残すのみ。問題ない。

上りの途中でサルがお出迎え。サルといい、シカといい、いやー帰ってきたなぁという気にさせてくれる。
一時間ちょっとで兵越峠に上りついた。標高1,168m。峠の先は長野県だ。
いやー帰ってきた・・・。

兵越峠では、静岡の水窪町と長野の南信濃村の間で毎年綱引きが行われ、その結果で県境が決められている(もちろん行政上の県境はきちんとありますが・・・)。
長野版のニュースでは毎年綱引きの結果が報道される。
兵越峠や青崩峠というのは、武田信玄にゆかりのある峠であるらしい。上洛のため武田の大群がこれらの峠を通ったと由来書にあった。

兵越峠から遠山郷まで一気に下る。
木々に覆われた緑の山並みが見事だ。いやーやっぱ山は長野だわ・・・このスケールはちょっと他では見られない。懐の深さが段違いである。
このあたりの山域は森林限界が高く、優に2,000m以上あるだろうから、見渡す山はどれも木々に覆われて濃い緑色をしている。この景色が妙に落ち着く。
クルミの木も目につくようになった。いやー帰ってきたなぁとつくづく思う。
クルミの木は葉に特徴があるから、すぐにそれとわかる。南信州はクルミの木が多い。というか、クルミの木だらけなのだ。

山に見とれながら九十九折を下って遠山川に出ると、和田宿。道は南アルプスと伊那山地の間を川に沿ってさらに北上している。
和田には道の駅があり、そこには温泉もある。ここまで来ればもう庭といっても過言ではない(と言いつつ・・・実はこんなところに道の駅があることすら知らなかったのだけれど)。
ちょっと頑張れば今日中に家に帰れるのだけれど、付近にテントも張れそうであるし、今日はもう行動を切り上げて温泉に浸かってのんびりすることにした。理由の半分は、実は大相撲をテレビで見たかっただけである。
ロケーションのいい道の駅で、山を見ながら温泉に浸かってまったり。
(今日も勝った稀勢の里!明日白鵬と直接対決)

18:30過ぎに道の駅の裏手、遠山川の川岸に幕営した。テン場はクルミの木のたもと。
いやーいいところだ。すごく落ち着く。
帰ってきたなぁと、そんなことばかり思っていた一日だった。

20:00を過ぎると山の背から月が昇った。今日は満月である。
山はここからだと池口岳や光岳が近い。

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この旅最後のパンク修理                     原因はコイツ

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背後の林道が青崩峠へ続く・・・                が、今はこんな立派な道路ができている

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そのうち自転車は通行できなくなるのだろうか???    兵越峠への上り・・・キツかった

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毎年綱引きが行われる兵越峠                  峠の先は長野県 

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木々に覆われた緑の山並みが見事              やっぱ山は長野だわ・・・懐の深さが段違い

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いやー帰ってきたなぁ・・・そんなことばかり思っていた一日だった

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この旅最後のテン場は遠山川の川岸(クルミの木のたもと)

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Trackback [0] | Comment [2] | Category [■ 122_Chubu,Nagano / 中部,長野] | 2014.05.24(Sat) PageTop
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一日遅れですがお誕生日おめでとうございます!!ちなみにうちの朔子と同じ誕生日です。
早く長野に遊びに行きたいです!

2014.05.25(Sun) 08:01 | しんたろう [URL] | 編集 | ▲PageTop

No title

こんにちは。メッセージありがとうございます!
そういえばそうでした。サクちゃんと同じ誕生日でしたね!
サクちゃんもお誕生日おめでとう!

年を追うごとに確実に時間が加速していてビビッてます。

長野もようやく田植えの時季になりました。
再会を心待ちにしております。

2014.05.25(Sun) 16:29 | nakappie [URL] | 編集 | ▲PageTop

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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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