自転車アプローチ登山12 鬼ヶ城山(鬼ヶ城神社奥の院 1,483m)

日付: 2015/5/2 土
ルート: 鬼ヶ城沢 ~ 山頂ピストン

「鬼」つながり、というわけでもないのですが、今回は鬼ヶ城山(おにがじょうやま)へ。
先日登った鬼面山のすぐ南西にあり、伊那山地の主稜線からは若干外れた位置にあります。
鬼面山から、主稜線を南へ辿ると氏乗山(うじのりやま)があり、その氏乗山の西にあるのが鬼ヶ城山。
鬼ヶ城山の北西には毛無山、南西には喬木山がある。入山口を工夫すれば、氏乗山を含め、これら近所の山をグルリと回ってくることも可能。

最近は、伊那山地がマイブーム。
伊那谷から直に立ち上がる中央アルプス(したがって懐が浅い)と違い、南アルプスは山懐が非常~に深い。伊那谷から南アルプスの主脈までの間には、それこそ緑の地獄と言っていい山塊が延々と広がっている。
このエリアを踏査して回るのが実におもしろい。その中で、アプローチの容易な伊那山地が今のところのマイブーム。
地の利を活かした自転車アプローチだと手軽な上、お金がまったくかからないというのがポイントです(笑)。

8:40に自宅を出発。
アプローチは喬木村から。竜東線を南下し、先日のパルムを越えてさらにしばらく行くと、小川の交差点がある。ここを左(東)に入る。
道は県道251号(上飯田線)。この道をずっと詰めた先に、矢筈トンネルがある。

ちなみに、小川の交差点のすぐ手前に、椋鳩十記念館があります。動物ものの児童文学を多く書き、小学校の図書室には必ず全集が置かれていた、あの椋鳩十です(小学生の頃、シートン動物記と並んでよく読みました)。そのうち行ってみようと思いつつ、自分は未だに行けてませんが。
さらに、交差点から緩い上りを少し行くと、小川乃湯がありました。過去形なのは、数年前につぶれてしまったから。
自分らが旅に出ている間につぶれた、と知人から聞いてはいましたが、今回前を通ったら、本当につぶれていました(涙)。
前に一度だけ浸かったことがあるのですが、泉質は伊那谷随一。病気後の療養にもよく、昔は陸軍も使用していました。歴史は古く、平安時代にまで遡れる温泉だったのですが・・・残念です。

途中から道が狭くなりますが、気にせずガンガン先へ。小川川の渓流に沿った気持ちのいい道です。
さすがGW。今日はいつにも増して他県ナンバーの車やオートバイが多い。
が、上氏乗で林道大島氏乗線に入ると、途端に人気がなくなる。GWでこれだから、いつ来ても人に会うことはまずないでしょう。
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林道の入口はわかりづらいですが、「鬼ヶ城神社奥の院入口」と標示された小さな案内板があります。

林道は、鬼ヶ城沢に沿って延びている。緩い上りが続く。
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奥のピークが鬼ヶ城山。新緑が実に気持ちいい。

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やがて今日も、人間界の境界を告げる獣避けのフェンスに林道が遮られる。場所は、小松樽沢橋の手前。
(右)妙に説得力のある案内板・・・

自転車を通し、フェンスを閉めて、林道をさらに詰める。
どことなく獣臭が濃い。道路横の崖から滑落でもするのだろうか、干からびた動物の亡骸が路上に転がっている。
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(左)鹿  (右)たぬ吉

しばらく走ると、道脇に「八丁」の標石があり、そこからすぐのところに登山口(鬼ヶ城神社奥の院入口)がある。標石で言うと、十丁の少し上ということになる。
10:45、距離にして自宅から27km。
グーグルマップで見ると林道はこのあたりで終わっているが、目下建設中であり、かなり先まで延びているもよう。ひょっとしてどこかにつながるのだろうか???

いつもの通り自転車を木に縛りつけ、靴を替えて出発(11:05)。
登山口からは沢を離れ、尾根をグングン上がる。
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山頂に鬼ヶ城神社奥の院があるこの道には、標石が置かれている。
現在では紛失してしまったものも少なくないが、基本的には一丁ごとに標石が置かれている。
登山口のところが十丁ちょっと(道路のすぐ下の鳥居のところに十丁の標石がある)、沢沿いにさらに下った旧道の入口に一丁があり、山頂が五十丁。
ちなみに、「丁」=「町」というのは、尺貫法で長さにも面積にも用いますが、長さの単位で用いる場合は、一丁≒109m。今回の入山口から山頂までは四十丁あるので、およそ4,360mということです。

尾根は、上部がけっこう急。登りはともかく、下りは注意しないと転げ落ちかねない。要注意です。
道はまぁ明瞭。ところどころに標石もあるし。上部が一部不明瞭、というより自然にかえりかけていますが、尾根を外さない限り、どこを登ってもまず問題はない。
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展望はほとんどありません。今回は、上部がまだ芽吹き始めたところだったので、時どき木々の隙間から伊那谷や中央アルプスが望めましたが、芽吹いたあとではほとんど何も見えないと思われます。中腹くらいまではカラマツ林で、上部は広葉樹との混交です。
(右)カラマツの新芽

それから、熊棚がすごい・・・。
熊と対面する可能性がけっこう高いように思われる。心して入山したほうがいいです。
毎度ながら、木の枝に腰掛けてドングリを食べている姿を思うと、可笑しくなってしまう。

12:20登頂。下から、鬼ヶ城神社奥の院の瓦屋根が唐突に見えてくる。
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本殿は天文九年(1540年)の建立とされる。文化、文政の頃(1800年代前半)の札が掛かっていて、文字があまりに鮮明なのに驚いた。

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山頂も展望はほぼゼロ。唯一、氏乗山方面がチラッと見えます。
でも、のんびり座れる場所があり、木陰で気持ちのいいところです。

暫し寛いで、13:00に山頂をあとにした。同ルートを下山。
四十二丁の標石が抜けて倒れていたので、大きさを測ってみる。縦、横20cm弱、高さが70cm弱。
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花崗岩の比重を調べると、2.5~2.8とあるから、単純計算で70kgほど。これを下から担ぎ上げるのは大変ですわ・・・。

14:00に登山口まで下りてきた。
同ルートで中川へ帰る。
毎度ながら帰りは楽チン。今日は上り返しもなく、竜東線まではまったく漕がずに下れる。
自宅着15:55、総走行距離=54km。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 伊那谷の山] | 2015.05.06(Wed) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
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