天龍から遠山郷へ(オススメ!)

所要10時間、死ぬほどアップダウンを満喫できる充実のトレランコースのご紹介。
温田の南、十方峡にかけての天竜川沿いの道は、息をのむほど美しい。
遠山郷も徐々に道路が整備されつつあるとは言え、相変らずの山深さで、緑の地獄のような秘境。
景色の素晴らしいオススメのサイクリングコースです!

基本的には全線舗装で、路面の状態も悪くなく、ロードでもOK。唯一の難点は、土砂崩れ等により通れなくなることがあることでしょうか。
最新の状況を書いておきますので、脚に覚えのある方はぜひ!

尚、大鹿から中川へ抜けず(小渋川沿いのルートもオススメですが)、さらに秋葉街道を北上して分杭峠を越え、長谷、高遠に抜けてぐるりと回ってくると、よりいっそう充実のサーキットコースになります。
この場合、総距離は200km弱になりますかね。ほぼアップダウンに終始する200km。一日で走破するのは厳しいかもしれません。
そちら側のコースについては、こちらをご参考に・・・【分杭峠】【秋葉街道サーキット】

日付: 2015/5/23 土
コースと距離: 中川 ~ 天竜峡 ~ 温田 ~ 羽衣崎 ~ 十方峡 ~ 遠山郷 ~ 和田 ~ 上村 ~ 地蔵峠 ~ 大鹿 ~ 中川 = 131km

8:20、自宅を出発。
温田駅の先で天竜川を渡るところまでは、前回と同じ。こちらをご参考に・・・【下伊那サーキット2】

阿南高校の先で、分岐を県道1号のほうへ入る。天竜川右岸の険しい地形のところを走る。道はキレイです。
ここ、景色がなかなか素晴らしい。
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下流に平岡ダムがあるので、天竜川に流れはなく、緑色の広い川面に新緑が映える。羽衣崎にかけて、絶景と言っていいのではないでしょうか。

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道路脇にあった案内板によると、羽衣橋の付近には、曹洞宗自慶院の住職の寄贈により花桃と紅葉の苗木を植樹したらしい。よって、紅葉の時季も絶景らしく、そのうちぜひとも見てみたい。

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飯田線が、俄かには信じ難いところを走っている。
対岸の左岸を走っていて、ほとんどがトンネルなのだけれど、ところどころ鉄橋の見える箇所がある。これでいいのかと、ちょっとビックリさせられる。
これまで飯田駅の南は列車に乗ったことがないけれど、そのうちぜひ、この区間だけでも乗ってみたい気分になった。

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羽衣橋を渡り、天竜川の左岸をしばらく行くと平岡ダムがある。
その先の十方峡でR418にぶつかる(12:00)。左に折れて、遠山川に沿って遡ると、遠山郷に入る。 (右)遠山川と大町の集落

和田で秋葉街道(R152)に合流。
バイパスのほうに道の駅があり、寄ってみたら、オートバイが100台くらいとまってた。いや、誇張でなしに・・・。
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道の駅には温泉もあるので、あまりに混んでいると嫌になるけど、のんびり温泉に浸かってみるのもいいもんです。
道の駅から上村のほうへ少し行ったところにミニスーパーがあり、ここでアイスを食べるのが自分の定番。もし道の駅に泊まるのなら、買出しはここで可能です。

その先で嫌な標示を見た。どうやら通行止の区間があるらしい。
バイパスから旧道に合流してすぐ、果たして通行止になっていた。
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崩落の為、当分の間、全面通行止・・・これ、おそらく去年の夏頃から通行止になっているのではあるまいか。
通行止の区間は、遠山中学校~大島集会所。

迂回路がある。
ここは現在バイパスを通す工事をしていて、どうやら工事中のトンネルを片側交互通行させているらしい。
通行可能なのは7:00~20:00の間。それ以外の時間帯は通行できないので要注意。
嫌なことが追記されている。
「歩行者・自転車 迂回路の通行はできません。」
できませんたって・・・じゃあ自転車はどうすりゃいいんだ???家に帰れないではないか。
ここまで68kmくらい。来た道を引き返すのはちょっとあり得ないわ。最悪は通行止のところを強行突破か・・・。
一瞬、冷や汗がタラリ。

とりあえず、迂回路のほうへ回ってみる。
すぐにトンネルがあり、交互通行のため、車が列をつくって待っていた。
ここが日本でなければ、特別に自転車を通してくれる国もあるだろう。でも、ここではまず無理だ。いかにもそんな雰囲気。
幸い、交通整理の人がいた。
自転車はどうすればいいのか、聞いてみる。
「そちらの山から越えられます。上っていくとお地蔵さんのところで二俣になっているので、そこを右に入って川のほうへ下りると国道に戻れます」

よかった。とりあえず道が開けた。
言われたとおり、林道と思しき道を上る。途中で明後日の方向へ走ったりするので、少々不安になる。
3~4kmくらい上っただろうか。林道脇にお地蔵さんがあった。
二俣というより、右に入る道があり、林道自体はその先もずっと続いている。飯田上村方面と手書きされた標示があるので、ここを右に入れば間違いない。
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しばらく下ると、眼下に国道の橋と思しきものが見えてくる。
その先も二箇所くらい分岐があり、もはや標示は何もないけれど、下へ下へズンズン下りていく。もし間違ってたらものすごい上り返しになるので、ちょっとドキドキする・・・。

無事、秋葉街道に合流。
秋葉街道にさえ出れば、あとは勝手知ったる道。上村川に沿ってグングン上る。
ちなみに、現在、池口岳の登山口へは車でアプローチ不可(と思う)。

14:00に上村に着いた。通行止区間の迂回のために、ずいぶん余計に時間がかかった。
予定では、上村から県道上飯田線に入り、赤石トンネルを通って伊那谷(喬木)へ抜けるつもりでいた。
が、そちらへ行ってみると・・・すぐに全面通行止のお知らせ。ここもかよ!
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災害復旧工事のためであるらしい。
標示が三つあって、「当面の間」「自26年12月15日~至27年4月23日」「自27年4月23日~至27年8月31日」とみんなバラバラだが、どうやら8月31日まで通行止というのが最新情報であるらしい。
ここはこれまで走ったことがなく、今回楽しみにしていたのだが、残念ながらまた次回ということで・・・。

そうすると、残された選択肢は二つ。
矢筈トンネルで喬木に抜けるか(自転車が通行できればの話だが)、地蔵峠を越えて大鹿へ抜けるか。

引き続き、上村川に沿って秋葉街道を北上。上りがじりじりと脚に効いてくる。
相変らず山深い。遠山郷から大鹿にかけて・・・このあたりの山深さはちょっとすごいです。緑の山々が幾重にも連なっている。
もし、犯罪組織か何かがこの山域に潜伏したら、絶対見つからないだろうなと、毎回そんなふうに思う。
自分の経験上では、ここと同等に山深いところと言えば、飛騨の神岡の奥のほうくらいしか思い浮かばない。

矢筈トンネルの分岐のところに着いてみたら、やはり自転車は通行不可だった。
残された選択肢は一つ。地蔵峠越えだ。
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この先は国道が途切れていて、地蔵峠まで、しらびそ峠のほうから林道で迂回せねばならない。
あまりの崩落の激しさに、世界一の日本のトンネル技術が敗退したのがここ、R152。地蔵峠と、南の静岡県境の青崩峠の二ヶ所で国道が途切れている。

果たして地蔵峠まで抜けられるのだろうか・・・一抹の不安がある。
いや、間違いなくしらびそ峠には行けるだろう。名の知れた観光地であるしらびそ高原に行けないはずがない。
が、大鹿へ抜ける道は、しらびそ峠の7~8km手前で分岐する。果たしてこの道が無事通行できるか・・・。
というのも、矢筈トンネルのある今、わざわざ大鹿からしらびそ高原に行く人は少なかろう。地蔵峠を越える林道が通れなくても、大勢に影響がなさそうであるからだ。
ここが通れなかったら、どこかでビバークだな・・・。

15:00過ぎ、ループ橋の上りからスタート。
いい加減だいぶ脚にきている。そのせいもあって、なかなか分岐に着かない。こんなに距離があったっけ・・・。
自転車で前回走ったのは二年前。そのときはキャノンデールの前後に荷物を満載し、フロント30T×リア27Tのギアで上ったのだけれど、よく上れたものだと思う。
今はフロント22Tをクルクル回す。さすがにこんなギアだから立ち漕ぎする必要はないのだけれど、なんだか妙に辛く長く感じる。

分岐に着いた。何の標示もない。
大鹿へ抜けられる!
しばらく走って、大鹿側からやって来る車やオートバイとすれ違い、間違いなく大鹿へ抜けられると確信した。
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(左)しらびそ高原への分岐、小屋のあるところはヘリの着陸場    (右)行けども行けども緑、緑、緑・・・

地蔵峠は、ルート上で一番高いところにあるわけではない。
上村側から北上すると、峠には下りでアプローチすることになり、大鹿側から南下すると、峠のあともしばらく上りが続くことになる。
ルート上の最も高いところ、すなわち双方にとってここからは下りというところで、大鹿側から上ってきたローディーのおっちゃんとすれ違った。今日行き会った唯一の自転車。
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こいつはなかなか大変そうな工事・・・このあたりがルート上の最も高いところ

16:20、地蔵峠着。
狭い上に平らなところもないので、休憩するスペースすらありません。
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鬼面山の登山口にもなっているのだけれど、当然ながら車をとめられるスペースなど皆無。

地蔵峠からは下り。一気に下る。
大鹿側も基本的に全線舗装なのだけれど、上村側と比べると道が狭く、舗装の状態も良くない。
よって、ここを走る際は、大鹿側から上って、道のきれいな上村側へ下るようにしたほうが快適です。

大鹿の上青木あたりまで下ってきたところで、道路脇の斜面が崩落していた。
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ザッツ大鹿!
今は通行に支障はないけれど、この道はいつ通れなくなっても不思議はない。いつどこが崩れてもおかしくないところなのです。
本当にこんなところにリニア新幹線を通せるのか???

現在、大鹿でもっとも賑やかなのは大河原地区。
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その大河原にある、小渋川に架かる小渋橋から、中央構造線博物館越しに大西山の崩壊地が見える。

橋の反対側、小渋川の上流を見て驚いた。
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赤石がドーン!
こんなによく見えるとは知らなかった。これまで山が晴れた日に通ったことがなかったのだと思う。
とても新鮮な気分。新たな発見をしたようで、なんだか嬉しくなった。大鹿がいつもと違って見える!

さらに、小渋湖に沿って中川へ帰る途中、四徳大橋の上から横を見ると・・・
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湖越しに赤石がドーン!(写真が不鮮明ですが・・・)
ここからも見えたのか!今までまったく知らなかった・・・。
新たな発見に、これまた小躍りしたい気分になった。

赤石には、小渋川から登るルートがある。その昔、ウェストンが登ったルートだ。
自分はこれまで長野側から登ったことはないが(去年計画したけど天気が悪くて中止した)、これはやはり登らないといかんだろう。
山を見ながらテンションが上がった。

自宅に帰り着いたのは18:00過ぎ。大相撲も見られなかった(涙)。
本日の総走行距離=131km。
景色といい、アップダウンといい、実に素晴らしいルートであると思う。太鼓判を押しておきましょう。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ トレラン、ショートトリップ] | 2015.05.26(Tue) PageTop
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1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
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