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大萱山から高森山まで往復(自転車アプローチ) 

伊那山地は、地形的には諏訪湖の南から、愛知と静岡の県境にある佐久間ダム(天竜川)あたりにまで及ぶ長大な山脈である。
山脈は谷(川)によって大きく南北四つに分断されている。
四つのブロックを北から順に挙げると、

1.諏訪湖 ~ 三峰川
2.三峰川 ~ 小渋川
3.小渋川 ~ 遠山川
4.遠山川 ~ 天竜川

ということになる。

大萱山(おおがやさん)、高森山(たかもりやま)というのは、小渋川のすぐ北に位置している山。
南から延びてきた山脈は大西山、白沢山の先でストンと小渋川に切れ落ちる。小渋川を挟んでまたすぐに山脈が立ち上がり、最初に現れる大きなピークが大萱山(1,478m)、その北にあって次に三角点のある山が高森山(1,541m)。

大萱山には大鹿村の塩泉院から登れます。
かつて中山沢(滝沢で小渋湖へ注ぐ)の上流にあった中山集落の人たちが、鹿塩などの集落と行き来するのに使っていた生活道が途中まで残っています。
中山集落は昭和三十六年の三六豪雨災害で全戸が村外へ移住となり、無住となりました。
二万五千図を見ると、滝沢橋を過ぎたところから入る道も確認できるので、こちらからも登れるかもしれません。ただし、このあたりは崩れやすい上、リニア関係の工事で現在どうなっているのか定かではありません。

台風21号一過後の晴れ間に塩泉院から登ってきたので、以下に記録します。

日付: 2018/9/6(木) 晴れのち曇り
行程: (自宅)0650 ~ (小渋湖) ~ 0820(塩泉院)0900 ~ 1125(大萱山)1150 ~ 1305(高森山)1330 ~ 1430(大萱山)1445 ~ 1705(塩泉院)1720 ~ (小渋湖) ~ 1830(自宅)
走行: 36km

アプローチは小渋川(小渋湖)沿いを走る県59(松川インター大鹿線)で。
ここは現在、リニア関係のトンネル工事でダンプ街道と化している。現在はリニア本体のトンネル工事ではなくその前段、トンネル工事で大量に出るであろう土砂を効率よく運搬するために、県59に新たなトンネルを掘っているところ。
日曜と休日以外はダンプがひっきりなしに走っています。かなり不快ですので、日曜、休日以外に走られる方は覚悟しておいたほうがいいです。

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8:00前ならダンプがいないんじゃないかと淡い期待を寄せていたのですが、既にガンガン走ってました。おそらく7:00頃から稼働しているのではないかと思われます。
ちょうど工事関係者等の出勤ラッシュとも重なり、普段ではまったく考えられないくらいの交通量でした(涙)。

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四徳大橋のすぐ先に新たなトンネルを掘ってます。

先日の台風21号の影響で、道路脇の斜面のあちこちから水が流れ出ている。
何かあるとすぐに崩れて通行止となるところなので、こういうときはちょっと不安になる場所です。小さな崩落跡はあるし、ところどころ道路は水浸しです。

桶谷トンネルの先にある桶谷の湧水で水が汲めます。

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大鹿トンネルを抜けてR152に出れば危険地帯を脱出。

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鹿塩川を渡る手前で左に入る。
鹿塩川が増水して怖いことになっていた。規模がぜんぜん違いますが、川の色といい、タジキスタンやパキスタンあたりの峡谷を流れる激流のようになっている。

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さらにすぐ左に入って、狭い急坂を詰める。大鹿に住んでいる人はやっぱすごいと思う・・・。

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案内が何もないので少々不安になってきたころ塩泉院に着く。
無住になってしばらくたつみたいですが、なかなか感じのいい寺です。

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直射がきつかったので、建屋の陰に自転車を置かせてもらった。

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寺から直接上がれそうだったがよくわからないので、二万五千図通り寺から少し戻った沢から取り付いた。

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少し登るとしっかりした道に出る。
台風の影響で散乱した枝と倒木がすごい。

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野生の梨(と思われる)や様々なドングリが散乱している。

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それから、茸もポコポコ出てきていた。
茸はわからないので眺めるだけですが、観察しているだけで楽しいですね。
果たして今年の茸の出来はどうだろう?皆さんそろそろそわそわし始める頃ですね。
今のところ良さそうに思えるけど、このあと雨が続くと去年みたいにまったくなんてことになるのかも・・・。

ちなみにこの時季、伊那谷の山は茸の止め山になるところが少なくない。
9月1日から11月30日まで止め山となるところが多い。
この期間は登山といえども立入禁止ですので、無用なトラブルにならないよう注意が必要です。
・・・たぶん大鹿村はよほど変なところに行かない限り大丈夫だと思います。

道は今では主に山仕事の人たちが使っているように見受けられる。
登るにつれ細く怪しくなってくるけど、P1369の基部あたりまではトレース可能。

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P1369の基部。大鹿線No.21、No.22(送電線の鉄塔)の標示板がある。
ここまで詰められれば、P1369に上がって尾根上を歩いてもよい。
今回はP1369を巻いて、鞍部から左に巻き気味に最後の尾根を登った。

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大萱山頂。予想に反し、三角点以外山頂を示す標示は何もない。
比較的目立つ山なんですけど、山仕事以外に登る人はあまりいないようです。

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終始樹林の中で基本的に展望はないが、時どき樹間に二児山が見えたりする。

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大萱山から北へ。主稜線は顕著で、ところどころ踏み跡もある。
気持ちのいい広葉樹林が続く。

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目立つのはブナとミズナラ。特にミズナラの巨木がたくさんある。
実に気持ちのいいところです。
(右)はブナとミズナラが合体した木。自然は逞しい。

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P1440、P1522を越えて高森山の手前まで来ると、急に足下が笹原になる。
誰かが刈っているわけでもないのに、不思議と笹はこれ以上大きくならないらしい。
稜線上は広くて明るく、ちょっと日本離れした景色。(笹はさておき)ヨーロッパの森を歩いているような気がしてくる。

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唐突に高森山の山頂に出る。こちらはしっかり標示がありました(笑)。
ちなみに、伊那谷には高森山というのがいくつかありますが、ここの高森山は高森町とはまったく関係なさそうです。
こういう風にこんもりと森に覆われた山を高森山と呼んだんですかね。

高森山の北にもまだまだ稜線はなだらかに続いている。
次回は北の折草峠から入って、高森山まで南下してこようと思ってます。

さて、帰りは来た道を戻るわけですが、途中までは方位を確認しながら尾根上を下ればよいので容易ですが、問題は塩泉院からジグザグに上がってきている道に出られるかどうか。
道が微妙だけにけっこう難しいだろうなと思ってましたが、やはり迷いましたね。
気付くとP1369を越え、そのまま登りでは歩かなかった顕著な尾根を下っていた。
こちらの尾根上にもピンクのテープがあるし(おそらく山仕事用)、下に鹿塩の集落が見えているので、このまま尾根上を下っても下にはおりられるだろうけど、うまく自転車のところに下りないと、下りてからがえらくたいへんなことになる。

道が微妙なので、変なところで道を横切ってもおそらくそれとは気付くまい。
確実なのはP1369の基部。大鹿線No.21、No.22の標示板があった基部まで戻れば、登ってきた道に出られる。
ということで、面倒だがP1369の先まで登り返して、標示板のあった基部まで戻った。
30分くらいロスしたけど、無事に戻れてよかった・・・。

そこからは道を外さずに下って塩泉院へ。

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帰りは下りなので自転車は楽チン。
塩泉院を出たのは17:20。遅くなったのが幸いして、帰りはダンプがいなかったので快適だった。さすがに夕方は17:00には上がっているらしい。

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リンゴの木にヒヨドリの巣・・・

6月中旬に庭のクルミの木にメジロが営巣した、という記事を以前書きました。
この巣がその後どうなったかというと、残念ながら卵が孵るということはありませんでした。
観察していると、つがいが交替で卵を温めていたので、あと一息というところまで順調に来ていたように思うのですが、7月初旬に一週間ほど雨が続いたときがあり(まさに西日本豪雨のとき)、雨の上がった7月8日に確認すると、巣が空になってました。
残念ながら巣を放棄することにしたようです。
ここらでは雨量はたいしたことありませんでしたが、断続的に続く雨の中で卵を温めるのは難しかったもよう。
営巣した場所は悪くなかったので、ヘビなどの天敵に襲われることはありませんでしたが、天候不順により卵が孵りませんでした。
いやはや自然は厳しい・・・。

その雨のあとはご存知の通り猛暑となりました。
そんな猛暑のさなかの8月1日、リンゴ園で少々遅い摘果をしていると、鳥の巣を発見!
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中をのぞくと卵が四つありました。
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こんな迂闊なところに営巣するのは、たぶんヒヨドリ。
巣の形態や大きさ、卵の感じからしてもおそらくヒヨドリであろうと思いましたが、近くで見ているとしばらくして親鳥が戻ってきました。
・・・やはりヒヨドリ。

うちの庭には既に子連れのヒヨドリが毎日のように来ていたので、ここの巣はタイミングとしてはかなり遅い。
おそらく一度失敗して、二度目(か三度目)の産卵であろう。
それなのに、やはりヒヨドリというのはあまりに迂闊すぎるところに巣を作る・・・。

自然界において、例えばツバメはわざわざ人目につくところに巣を作る。
そうすることで天敵に襲われるのを防いでいるわけですが、そういった行動はヒヨドリなどにも見られる。
ヒヨドリも比較的人のにおいのするところに営巣する傾向がある。
あまりに迂闊すぎると思うことがしばしばですが、あれでもヒヨドリなりに考えて人間を利用しているわけです。

ま、いくらそんなヒヨドリでも、人がもっと頻繁に足を運んでいるリンゴ園なら決して営巣することはなかっただろう。
ここに営巣したのは、ここのリンゴ園がちょうどいい具合にずぼらだから。
たまたま摘果に入りましたが、そうでなければこのタイミングではSSによる防除(という名の農薬散布、写真でリンゴの葉っぱが白いのはそのため)以外に人が入ることはなく、うまく間をつけば卵が孵ってから巣立つまで防除にも遭わずに済む(実際そのようになった)。

上の写真を撮ったのは、8月1日の17:00頃。
次の日、摘果の続きをやりに来て、卵は無事かなぁとのぞいてみたら・・・雛が孵ってました。

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ええっーーー!
昨日の夕方まで卵だったのに・・・。

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どうやら今朝孵ったらしい。
一つはダメだったのか、まだ卵のまま。孵った卵の殻は親鳥がきちんと片付けるんですね。

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その日はこんな日。
39℃とか40℃といっているところには及びませんが、このあたりも猛暑日となったもよう。
とてもリンゴの摘果などやってる場合ではなく、昼で上がりました。

帰り際にもう一度巣をのぞく。
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ちょっと日が当たっているけど大丈夫か・・・?
外敵に見つからないよう音も立てずじーーーっとしてるんですね。
まだ目は開いておらず、近くに気配を感じると親鳥と思って無言で口を開ける。

その後も観察を続けましたが、三羽とも無事に成長(卵ひとつはやはり孵らず)。

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8月7日の巣の様子。

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針のように羽毛が生えていた。ちょっと気持ち悪い。薄目が開いているか?

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やはり音もたてずじーーーっとしてますが、気配を感じると声も出さず口を開ける。

8月8日、
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目が完全に開きました。

8月10日、
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羽毛が広がりました。もう飛べそうですね。

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それでもまだ物音ひとつたてずじーーーっとしてます。

そして8月12日の夕方17:00頃、
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マユミが巣を確認しに行くと、もぬけの殻になっていた。
何かに襲われた痕跡もないし、無事に巣立ったのでしょう。おそらく巣立ったのはこの日の朝。
1日の朝孵化して12日の朝巣立ったとすると、孵化から巣立ちまで11日間。二週間くらいかかるのかなと思っていたので、予想より三、四日早かった。

残念ながら巣立つ瞬間というのは見られなかったけど、三羽とも無事に巣立てたようで何より。
秋にはリンゴをつつきに来るんだろうな・・・。

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自転車で馬原山

「ばばらやま」と読む。
松川町最奥の峠地区にある標高1,044mの里山で、小渋湖のすぐ南に位置している。
自転車で、と書きましたが、1,000m近くのところまで車で入れてしまうので、もし車でアプローチしたとなれば、僅か10分歩けば山頂です(笑)。

日付: 2018/8/26(日) 快晴!
行程: (自宅)0830 ~ 部奈 ~ 峠 ~ 0950(観陽丘) ~ 1015(馬原山展望公園)1030 ~ 1040(馬原山頂) ~ 峠 ~ 部奈 ~ 1210(自宅)
走行: 26km

自宅を出て部奈経由で峠へ。
数ヶ月ぶりに来たので知らなかったが、松川大鹿線(県22)は現在上部が全面通行止となっており、大鹿へは抜けられない。
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10/9まで通行止らしいので、利用する方は要注意。
通行止標示のすぐ上で県道を逸れるので、今回のルートは問題なし。

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県道を逸れてこちらの道に入る。

ひとまず「観陽丘」というのを目指します。
この先二箇所ほど曲がるところがありますが、「観陽丘」と標示されているので矢印に従う。

県道の分岐から30分ほど上れば観陽丘に到着。
途中人に会うことはほとんどないでしょう。

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ベンチとテーブルがあり、水道もあります。道をさらに少し行けばトイレもあります。
こんなポイントに幕営するシチュエーションはまずないでしょうが、いいテン場です(笑)。

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観陽丘からの眺め。伊那谷と中央アルプスが遠望できます。
夕暮れ時は確かにきれいでしょうね(信州サンセットポイント100選であるらしい)。

それにしても・・・峠集落はいいところだ。
今となっては住む人も減り、空き家も目につきますが。
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世の喧騒から完全に離れ、時がとまっているかのように感じる。

観陽丘からさらにしばらく上ったところに分岐がある。
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ちょっとわかりにくいですが、よく見るとモルタルで固められた法面に「馬原山展望公園入口」と標示されている。

分岐を入るとすぐ獣避けのゲートがあり、
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ゲートの先をしばらく下ると公園がある。
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ここもいいテン場です(笑)。
水道は止められており、トイレも今となっては使えませんけど。

展望公園とありますが、特に展望はありません。
できた当時はここから飯田方面が望めたのかもしれませんね。
昭和四十年頃、小渋ダムと遊歩道でつないで公園をつくったらしいですが、そっちの道は今は廃道となってます。今回は行きませんでしたが、そのうち付近を踏査してみたいと思います。

公園から10分歩くと山頂。いい道がついてます。
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山頂は赤松林となっており、展望はなし。樹間に僅かに小渋湖が望める程度。
赤松の樹齢から察するに、公園ができた当初は展望がよかったんでしょうね。

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東の樹間に大鹿の黒河牧場?が望めた。
牧場の上部は馬原山頂より1,000m以上高い。

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峠集落から望む塩見。
雪がないとなんだかよくわからないですね。

身近なところにもまだまだ知らない場所がたくさんあって、興味が尽きない。

帰りは来た道を戻った。
この日も気温が上がり、下るに従って暑くなってきたけど、帰りは自宅までほとんどこがずに帰れるのがこのあたりのいいところ。

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木曽駒@信州 山の日 その2

翌朝は4:00に起きて木曽駒の山頂へ。
日の出を見るなんてのも実に久しぶりだ。
しばらくするとテン場から人がぞろぞろ上がってきて、山頂は大賑わいとなりました。

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山頂で日の出を待つ人たち

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この時季は八ヶ岳の背後から日が昇るようだ。
が、残念ながら八ヶ岳の後ろにちょうど雲があり、そのものズバリは拝めなかった。
伊那谷もすっかり雲海の下。

木曽駒からの眺望はなかなかすばらしい。
東に伊那谷を挟んで長大な南アルプスが連なっている。深南部から鋸まで全部見渡せる。
長大な山脈の背後にひときわ高い富士山が鎮座し、山脈の北にそのまま連なるようにして八ヶ岳から蓼科山の山塊がある。蓼科山の北に見える双耳峰は浅間山。
北の方角には北アルプスが延びている。一番近い槍・穂高の山塊がよく見える。その少し南西のところに独立した乗鞍の山塊、さらに先に御嶽の山塊が雲海に浮かぶ。
西側に見える山々はよくわからない。白山が見えてもよさそうなんだけど・・・ちょうど御嶽の陰になっているものと思われる。

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雲海に浮かぶ御嶽山。久しぶりに見ましたが、もう煙はまったく出ていないようです。

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木曽駒山頂から見る朝のテン場

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テントが多いのはもちろんなんですが、テン場自体もけっこう狭いんですよね。

さて、予定では午前中に三ノ沢岳をピストンしてくるつもりだったんですけど、日の出を見に行ってすっかり出遅れたので却下。
また小屋の前のテーブルでのんびり朝食を食べ、お喋りしてからテント撤収。
早々に下山するまるちゃんたちを見送ってから、ボーッと景色を眺めたり、付近を散策したり。
稜線上には日差しを避けられるような場所などいっさいないので、強烈な日射に焼かれて酷いことに・・・。

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三ノ沢岳。中央アルプスの木曽側は花崗岩の露出が目立つ。

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10:00を過ぎると時どき積乱雲も出ましたが、大きく発達することはなく、あいにく今日は日差しを遮ってくれることさえなく・・・。

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北東の馬ノ背のほうから見た木曽駒。ピーカン!

ときに、殺人的な日差しに晒されながら何故時間を潰していたかというと・・・昼に山頂でライブがあるから。
今回2号氏が木曽駒に来た主な目的が、実はこのライブを見んがため。
加賀谷はつみさんの木曽駒山頂ライブがあるらしい。
他にもいろんな山の山頂でライブをやっているらしいですね、2号氏から聞いてはじめて知りましたが。

昼前に木曽駒の山頂に戻ると、しばらくしてライブの関係者が登ってきて、山頂にいる人にドーナツを配り始めた。
加賀谷さんが宮田村のPR大使をやっておられるとかで、今回のライブは宮田村とのコラボ企画らしい。信州 山の日のためのイベント。
この日が信州 山の日であったことをここではじめて知りました(笑)
加賀谷さんのサイン入りの登頂証明書までいただきましたよ。

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加賀谷はつみ 木曽駒山頂ライブ
気持ちよさそうに歌っておられました。
はじめて聞きましたが、宮田村の歌はいい歌でした。

ライブは30分ほどで終了。
そのままのんびり下山です。
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乗越浄土から千畳敷へと下る。

予想はしてましたが、九十九折りの登山道は大渋滞。抜くことも敵わず、流れに身を任せてだらだら下る。
千畳敷がだんだん近づいてくると・・・ホテルの前に黒山の人だかり。そして聞こえてくるスピーカーからの声。
「ただいま下りのロープウェイは一時間半待ちとなっております」
・・・これはさすがに予想を超えてましたね。

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千畳敷は花々が咲き乱れてきれいでした。

ようやくホテルの前まで下り、ロープウェイに乗るための整理券を受け取り、チケットを買う。
ロープウェイはおそらく最速のピッチで運行されていたが(確か9分間隔だった)、待ち時間はアナウンス通り一時間半だった。
殺人的な日差しの下、ほとんど唯一の日陰であった駒ヶ岳神社の陰で待たせていただいた。

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駒ヶ岳ロープウェイに乗るのはこれが二度目。十年ほど前に親を連れて乗ったことがある。
その時は11月の初旬だったか、ここまでの混みようではなかったが・・・駒ヶ岳ロープウェイ恐るべし。

ロープウェイでしらび平まで下り、そのままバスに乗り込んで(もちろん補助席まで満席)黒川平まで。
温泉に軽く浸かり、マユミも連れて一緒に食事をしたあと、2号氏は20:00ころ駒ヶ根インターから京都へと帰っていきました。
つくづく今の自分には真似できんなぁと思います。

強烈な日射のせいか、久しぶりの高所だったからか、はたまたロープウェイで一気に下ったのが悪かったのか、山から下りた翌日は顔がパンパンに浮腫んで朝青龍のようになっていた。しかも、行動中はずっと手拭いをかぶっていたので、額にくっきりと線が入ってツートンカラーに。顔の赤いこういうサルがアマゾンあたりにいそうだ・・・。
三日目には顔の皮が剥け、これまた酷いことに。完全に火傷ですね。
顔のほうが落ち着いてようやく人前に普通に出られるようになった頃、腕の皮も剥けました。

こんなのも実に久しぶりのことだった。同じように日焼けしたと思われる2号氏は果たして大丈夫だっただろうか・・・?
ちなみに、額にはまだくっきりと線が入ったままです。

(おわり)

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木曽駒@信州 山の日 その1

いわゆる「山の日」とは別に、「信州 山の日」というのがあります。
七月の第四日曜日がそうみたいですね、よく知らんけど・・・。

だからというわけではまったくなかったんですけど、友人に誘われて7/21、22で木曽駒に行ってきました。
以下、その記録です。

7月21日の5:00過ぎに友人の2号氏が車で我が家に到着。
京都の自宅を昨晩出て、途中のパーキングで仮眠してきたみたいですけど・・・もう自分にはそんなことできませんねぇ。サラリーマンてのはタフだなぁ、すごいなぁと心底思います。
昔は自分らも金曜に仕事を終えたら準備してそのまま山へ・・・なんてことを毎週のようにやっていたわけですけど、とてもじゃないけど今そういうことをやる気にはなりません。
今思えば、昔あれだけ狂ったように山へ通っていたのは、町に住んで忙しく働いていたからなんでしょうね。あれは要するにある種の現実逃避だったのだと、今になって思います。
山の近くに引っ越してのんびり暮らすようになってからは、そんな気はまったく起こらなくなりました。
人出の多い土日や祝日に、人でごった返すメジャーな山や観光地へ出かける・・・今となってはとてもそんな気にはなりません。

2号氏の車に乗せてもらって菅ノ台へ・・・行ったのだけれど、既に駐車場が満車で、さらに先にある黒川平の駐車場へ回されました。
我が家から菅ノ台までは30分ほどの距離。まさかこんな早朝から満車になっていようとは・・・シーズン中の駒ヶ岳ロープウェイ恐るべし。

黒川平の駐車場の前からバスに乗り換えて、北御所登山口まで。
当然ながらバスも臨時便がガンガン出てますが、菅ノ台が始発のバスはそれでも満席で、途中の黒川平から乗れる人数は限られている。しかも乗客のほとんどがロープウェイに乗るため終点のしらび平まで行くので、変なところに乗ってしまうと途中の北御所登山口で降りるのにえらい苦労します。
北御所登山口まで運賃は580円(菅ノ台から乗っても580円)。細かいお金を準備しておいたほうがいいです。

北御所登山口は伊那谷側から木曽駒へ登るメインルートですが、それでも下から登る(といっても登山口まではバスですが)ような人はほとんどいないので、上に上がるまでは静かな山歩きを楽しめます。
ここは登山の人も含め、ほとんどの人がロープウェイで千畳敷までワープします。以前に権現づるねを登ったことがありますが、ここなどいつ登っても貸切状態だと思います。

蛇腹沢登山口までは林道歩き。未舗装路なので不快感はない。
その先の清水平で冷たい沢水がとれます。

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清水平。テン場としても快適な場所。

清水平からようやくまともな登りとなり、尾根上に出たところが五合目のうどんや峠。
もうしばらく樹林帯が続き、七合目を過ぎたあたりで森林限界となる。余裕で2,500m以上・・・中央アルプスは森林限界が高い。
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日を遮ってくれるものがなくなるので、晴れていたら殺人的な日差しに晒されるところ。
折りよくガスってくれたので、涼しいことこの上ない。下界の猛暑を思うと天国のよう。

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伊那前岳を望む(奥のピークが伊那前岳)。
伊那谷から見ると伊那前岳は大きく、よく見える。冬にはいち早く真っ白になるので、より目立つようになる。
地元の人の多くがこれを木曽駒と勘違いしていそうだが、実は木曽駒は伊那前岳の陰となってしまって伊那谷からは見えない。
ちなみに、木曽駒のことを伊那谷では西駒と呼ぶ。甲斐駒が東駒で、それに対し西駒。伊那谷を挟んで東と西に見えるから。

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完全にガスの中ですが、晴れていれば谷を挟んで一本北にある権現づるねがよく見える。雲間から西駒山荘も見えた。

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八合目から望む伊那前岳

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伊那前岳山頂(左)と、山頂から望む宝剣(右)。
伊那前岳まで来ると急に人が増えたりするけど、これは乗越浄土、宝剣山荘からすぐのところに伊那前岳があるから。そっちからピストンする人がけっこういる。

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乗越浄土と宝剣山荘。
千畳敷から次々人が上がってくる。

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中岳から見る駒ヶ岳頂上山荘とテン場・・・14:00過ぎくらいで既にこの状態。すごいことになっている(涙)

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一見しただけで、もはや平らなスペースは期待できそうにない。こんなところにわざわざお金を払って幕営しなければならないのかと思うと、ため息しか出ない。

テン場まで下り、ここで2号氏の友人夫妻と合流。
そういう話を事前に聞いていたわけですが、その友人夫妻というのがまるちゃんだった。なんと20年近くぶり?!
いやーびっくり。山の世界、人の世界というのは案外狭いものなんだなと改めて思いました。

斜めってはいるけれどどうにか快適に眠れそうな場所にテントを張り、既に小屋の前のテーブルで酒盛りを始めていたまるちゃんたちに合流。下から担ぎ上げたビールで乾杯。
今回テントは久しぶりに一人用のゴアライトでしたが、テン場のあまりの不快さもあって写真は撮り損ねました・・・。
テン場代は4年前から100円値上がりして、一人1,000円になっていた。

さて、今回ストーブはイワタニのカセットガス ジュニアコンパクトバーナーを持っていった。
燃料にカセットコンロ用のガスボンベが使えるあれです。3,000mの高所で果たして使えるのか、試してみる目的で持っていきました。
結果・・・夏山なら何の問題もなく使えることが判明!予想をはるかに超え、パワーダウンもほとんど気にならないレベルで快適に使えました。夏山ならもうこれ一本でOKですね。

・・・夜のテン場の不快さは予想通り。メジャーどころのテン場ってのはやはりすごいですね。
そもそもテントの数が異常。自分らが幕営したときからテントの数はさらに増え、もうほとんど足の踏み場もない状態。
夜通し話し声と足音が聞こえ、ヘッテンの明かりに照らされる。どこを見て歩いているんだか、張り綱に足を引っ掛ける人もちらほら。
手拭いをアイマスクにし、耳栓をして眠ってみたものの、とても眠れたもんじゃないですねこれは。

(つづく)

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Theme [山登り] Genre [趣味・実用]
Trackback [0] | Comment [0] | Category [■ 中央アルプス] | 2018.07.30(Mon) PageTop
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Author:nakappie
1970年生まれ。妻と二人信州伊那谷在住。
2009年10月~2013年5月の旅を記録するために”なかっぴー通信”をスタートさせました。
現在は伊那谷にて節約生活をしながら充電中。
2014年4月、ブログのタイトルを”なかっぴー通信NEO”に改めました。
信州伊那谷より~旅のこと、山のこと、自転車のこと、そして田舎暮らしのことなどなど・・・気ままに綴ってゆきます。
”おもしろきこともなき世をおもしろく”そんなふうに生きていけたらいいですね。

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